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北村さんは、斉藤道三の家臣、飯沼七兵衛役。随分前にテレビで見て、かなり長文の感想を書いたのだが、ここぞとばかりにパソがフリーズして、ぶっ飛ばし。がっかりして以来ほかしてしまっていたもので、テレビだとカットされたシーンもあるかもしれないし、時代劇を中心に見ようとしている今日この頃、改めてDVDを借りた。映画自体は恐ろしくぬるーいSFで、萎えどころ満載。そんなことは、この際、もうどうでもいい。とにかく早々に、七兵衛殿、ご登場。馬上、鎧兜、背中には槍まで突き刺さったもののふ、ずりりどたっとアスファルトに落ちたと思ったら、あら、北村さんだ、気絶寸前、焦点の合わない瞳、流血。おおう、いけるっ!そのお姿、最高です!駆け寄って「もし、おさむらいさん、お気を確かにっ」とか言って、抱き起こしたいぃぃ。あれ?まさかこれで儚くおなりになってしまったりするのでは?不吉な予感に、慄くわし。これで終わったら、一揆だわ打ち壊しだわ、蘆谷道満召喚して呪ってやるからねと手ぐすね引いたのだが、杞憂だった。あー、よかった、Yシャツ姿で、歩いてきなさる。歩き方、変(笑)大魔神の中の人のよう。お洋服着ていても、中身は武士なんでございまするな。鹿島さん「普通に喋れよ」て、そんなこと言われてもねぇ、「これがそれがしの普通じゃ」と心の中で突っ込み入れたかしら?その先も出るわ出るわ、いや、よもやこれほどいい役とは!要じゃ、わっしょい自分の時代に戻れた時、懐かしそうにうっとりと周囲を眺める様子、とか。刀をきりっと構えて正対した、まっすぐで涼やかな視線、とか。命を賭けて鹿島達の助命を殿に嘆願する情け深さ、とか。初めて乗ったであろうヘリコで助けに飛んでくる勇敢さとか、炎上し崩壊し続ける天母城バックに濃姫を庇う男らしさとか、颯爽とした騎乗ぶりとかとかとか、かっこいいわ美しいわ見せ場いっぱいだわ、心拍は限界に振れ、感動は臨界に達し、これじゃ、こっちが先に死にそうじゃ。信長か。七兵衛殿なら、ほととぎすを殺したりしない、別のキャラになるな。それでも、最期は、本能寺で裏切られるのか。切ねぇなぁ。以下、文句。オン・パレード。「理論的には同じ時代にタイム・スリップできるはずです。」はあ?どんな理論だ?なにが理論的だ?!実弾指示してほんとに大丈夫なの?SFのタイム・トラベル物なら、宇宙飛行士のようにエア背負って、呼気も持ち帰る神経質さでもいいくらいだ、戦国の民を殺傷するなんてとんでもない!森三佐って、犬死志願なの?自衛隊の階級から名乗りを上げちゃうのは時代劇の見過ぎだろうが、単騎特攻かける意味がわからない。マシン・ガン持った隊員がいるんだし、退却しつつ戦闘を続ける隊形とか作戦とかないのか?フルメタル・ジャケットでも見てよ、これじゃ絶対米軍に負けるぞ。あー、書くのめんどくさくなってきた。やめやめ。致命的で許せないのを、一発だけ。電池爆弾のカウンターは止まっているのに、どうしてヘリコプターは、平然と、飛んでいるのか?これだけでも、なんとかしてくれていたら。
Sep 30, 2006
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北村さんは、公認会計士(でいいのかしら?)の草柳明役。これが、伝説の、1%の選ばれし男、か。今週、仕事はくそ忙しいわ、付近地直行なのに送別会はあるわ、他部署の新人のトレーナーを取締経由で頼まれて断れないわ、さくっと行くかとのお誘いで飲み出したらタクシー帰りになるわで、全然時間がなく、今日(9/29)になって初めて見ることができたのだが。なんとタイミングの悪いことか。元々わしの運が悪過ぎるのか。中込→前園の直後に、初めて見ちゃだめだ、クサヤナギは、萌えん!「1%」というバリバリ選民思想な台詞の噂を小耳にはさんだ時から、わしの中で草柳は、なぜか霧島軍司と重なってしまったのだ、一方的に(笑)あの、インテリ霧島があの風貌のまま、あくまでクールなまま、隠微に壊れて、どこまでも自分のまぬけさを認めない様を見せ、そこが視聴者を笑わせるのだろうと想像し、うおほほほ、最終回手前までは好きだった霧島、あのテイストをもう一度?と、実は結構楽しみにしていたのである。役どころはおおまかそんな感じでもあったんだ、が、ぜんぜん霧島じゃなかった。知的な冷たさがないんだね、草柳は。こりゃちょっと。薄味の軽焼き過ぎだ。つか、公認会計士、監査法人に所属してるなら、茶髪は無理だろうよ。個人でも、まっとうな企業がクライアントで、それ大丈夫なのか?ここら辺はリアル社会のやぼな認識があるから、違和感があるのだ。いや、違和感は別にいいとしても。ベーシックはリアルに地味に、その上で壊れるなら、どんどん壊れて欲しいわけなのだけれど。前を見たことがないからなんとも言えないけど、先に草柳を見てから、それぞれに行くべきだったんだろう。その場合、草柳を踏まえた上で、霧島も中込も前園も見られるわけで、なんの誤解もなく、北村さんのお芝居の進捗状況もわかるし。物事の理解に、時系列は大事。自分がにわかファンなことがとても残念だ。これじゃいくらなんでもあんまりなので、ちょっと書いとこ。えーと、白馬がアンドレっつうのは、ベルバラ好きですか、社長?その場合、声が本田さんなのは、自分的にはすごく困るんですけど、社長?つか、乗馬で「ハイドー」ってほんとに言うんですね、社長?「ハイホー」は違うわ、仕事が好きな七人の小人でしたね、社長?99%の、しかも底辺の庶民にはわかりませんです、すいません、社長。はるかさん、地方のホストクラブは楽しそうですね。ジョージさんは好みじゃないけどまあイケメンの部類だしいい人だから、ちょっとだけ遊びに行きたいと思ってしまいました、10万で遊べる?歌舞伎町ロミオの聖也さんは、貧乏人のわしには手が届かないですし、遼介みたいにえらそうじゃないところが、いいですね。草柳、なぜそこで与作なのか、まったくわかんないっすけど(笑)「がぁーお」と飛び上がって、紺(か?)のぱんちゅ履いてるのが見え。生なら素晴らすぃー場面でしたけど、あれは萎(ryミムラさん?わし、あなた知らないけど、綺麗な方ですね、好みです。いいヤンキーっぷりでした、もっと、ばっしばしカツアゲしていいです、草柳はお金持ちみたいっすからねー。恐がってすごすごと退く草柳が見たかったっす。まあ、ねぇ。所詮、から騒ぎSPだもんな、これ。こんなもんなんだろうってくらいで全然いいのかもしれない。実は飛ばしたい誘惑にしょっちゅうかられたが、わしは頑張った、えへん(爆)つまんなくて展開が読めて、倍速でも脈絡大丈夫だったと思うけど。「すべての仕事は、雑用なしには成立しない。」 by 俺。
Sep 26, 2006
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北村さんは、引き続き、徳川家定役。だからさー、そういうことは、最初からちゃんと言っといてくれ、と。いや、いいんだけどさ、家定公がたっぷり見られたから。でも、これじゃ、まるの立場がないし。手水蜂の亀のインパクトも半減し。「瀧山、聞いたか、初めて夫婦らしい言葉を」の嬉しさも薄れ。あ、家定が会ったのは、ペリーじゃなくてハリスだというのは、よーくわかった(笑)ちゃんとカステーラも作っていて、二人してお尻ふりふりしててかわいい。「浦賀の大砲の返礼じゃ。」は、とってもよかったな、実際はほんとに病気のせいで、ついでにこの後頭を後ろに反らしたらしいけど、日本人としては、そのくらい言ってくれたら、ファンになっちゃうぞ、家定の。せっかく北村さんの家定なのに、なんだかSP作った思惑がみえみえで、とっても白けた。電車男といい、ほんとに節操がないな、この局は。
Sep 24, 2006
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北村さんは、CYBER NEXTの社長、前園役。同じアキバのIT社長だけれど、すかっとスーツ着ていて、あー、別の感じでやってるんだなーと、思いきや、だんだんずんずんどんどん中込化していき、その後、チャーリーとチョコレート工場に至る。完敗宣言と、お終いのスネオっぷりが素敵だったー。まー、でも、あれですよ、いきなりヤマトのBGMしょって北村さんに登場されたら、あっしらはどうしようもないですよ、掴まれるがままだ。北村さんの後に、地球に向かって宇宙空間をぶっとんでくる、不吉に燃ゆる白い彗星が見えてしまいますがなー。スターシアのテーマが流れると、画面がなんであれ、涙腺が緩むし。もともと主題歌が ELO の TWILIGHT だ、いい曲だよなー、今聴いても。電車男の着メロはダースベイダーだったような気がする。末の妹がマチルダってのは知らなかった、どんな親だよ(笑)ああ、アムロの絶叫が聞こゆる。しっかし、ふざけてるよな、この展開。電車男を晒し者にして金を儲けようとしてる企業、サイバー・ネクストのモデルって、フジテレビそのもの、でしょ?恥知らずと言わせてもらう、断固(笑)
Sep 22, 2006
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北村さんは、お菓子職人の新三郎役。人生最初の「牡丹燈籠」は、多分、古賀新一氏かさがみゆき氏の、あまりに古過ぎて自分でもどちらかよくわからないのだが、コミックスだったと思う。怪談好きだった子供心に、結構恐かった気がする。にやっと笑うお露の顔、とくに目が異形だったのを、今でも思い出せる。魔夜峰央氏の「パタリロ!」に収録されているのも、あったような気がするが、内容は覚えていない。最後の燈籠の絵だけ、なぜかわしのデフォルトになっている。まあ、パタリロはかなり好きだったからな。円朝さんのは太古に読んだだけだが、これはあんまり恐くなかった。お江戸の名残っぽく仇討ち話とかお金がじゃんじゃん絡んできて、純粋に怪談だけで成り立っているというものではなく。が、すべての今の「牡丹燈籠」は円朝に始まっているのだろう。上田秋成にあるように、元は中国産の怪異譚だったと、ああ、現役離れて久しいから超うろ覚えだ、調べるのもめんどくて「気がする」とエクスキューズするこの卑怯を、お許しくだされ。そんなことはどうでもいいづら、これこれ。リインカネーションを導入しちゃって。勿論お江戸だって、というか近世の方が、七代祟るわ、親の因果は子に報うわ、伏姫は玉飛ばすわで、いろいろとんでもないわけだが、これはとんでもないところまで行ってもいず。結局純愛仕立てになっていて、お露がちっとも恐くないので、怪談枠としての迫力はない。女性の執着とか怨念が霊になっちまってひたすら恐いというのは、どう見ても時代遅れだもん、誰の共感も得られまいが、カラーンコローンの音が恐くないと言うのも、あたら拍子抜けすることではありませんか。でもでも、よかったです、これはこれで。女子目線臭いが、上手く造ってくれている。瀬戸さんが、お露にしてはあまりに元気に見え過ぎるし、徹底的に風情に欠けるのが難なのだが、お米さんがいい。所作もきまってるし、つかこれ、初島さまじゃん。竹中さんと佐野さんが絡むと弛みがない、さすがに。以上を踏まえまして、また言っちゃいますが、北村さんは、とってもいいー。いつものお菓子の代わりに連れて行かれてしまって、おどおどするところが、かわええし。とりつかれてからの顔と震えが恐えぇ、屍抱くより、恐い。他がちっとも恐くなかった分、これで溜飲を下げた。そしてそして「また別れるのか」さすがに、泣くわね、こんなこと言われちゃー。新三さんはひたすらいい人のままで終始し、最終ショットのお顔がすんげぇ美しい、とってもご馳走様でした♪時代劇の北村さん、かっこいいっす!
Sep 18, 2006
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北村さんは、十三代将軍、徳川家定役。 第一声だったかどうか忘れたが「あれが今度来た薩摩のおなごか?」とか言ったところで、おやっ?と思い。声が、違う。時代劇っぽい、いい声を出している。へぇーっ。島津斉彬の最初の謁見の際、東郷に「あちらを向いておれ。あっちじゃ」とか言ったところで、あれっ?と思い。なんだこの人、洒落のわかる人なのか?と。その後、扇でぽんぽんなんてして、ねちっとしっかり、威嚇してくれるじゃないか、おうおう!この人、嫌味で面白そうな人だわ、いいわいいわー、次はどう出るのよ?と。とりあえず、いきなり引っ張られたわけだが。最初のお寝間のバトルで、実は大笑いしちゃった。菅野さんね、わしにはどうしてもいまだイグアナにも見えるので、北村さんも三白眼強調しちゃうと、爬虫類対決って感じで(笑)わしが家定カモーン(←千織さん、パクりますえ)になったのは、「間者か・・・」の一言。信頼している瀧山はそう言うけれど、ほんとにそうなのか、そうあって欲しくない、瀧山の指図は受けないなどと言い放つ彼女を、俺はやっぱり好きになりかけている、でも今までいろいろなことがあった、それを踏まえれば、やっぱりそう考えるのが妥当なんだろう、そうだ、そう思う方が俺は傷つかないかもしれない、でも瀧山の言葉ですでに傷ついてしまった俺がここに、という、書けば長文、これを一発で表現する、抑制された声音と表情。諦観ぎりぎりのところで、淋しさがふと上回ってしまった物言い。冷静なおのおの方は、わしの考え過ぎだとお思いでしょうが、ここで、一挙に感情移入したのは、私的な事実で。その先の「お前は面白い」とか、炎上した大奥で滝山さまを振り切って御台を探そうとしつつ、血ぃ吐いてぶっ倒れるとか、「生きなおせ」とか!もうね、涙なしには、見られない状態になってしまった。いや、自分は、北村さん大好きだから。こうやって文章にしてみると、常軌を逸しているかもしれんと、ちょっと気になる。すでに偏った見方しかできなくなっているのか?うんにゃ、それのどこがいけないというのだ?いいですよね、別に。ファンの見方つうことで、全然いいじゃないか、ははは。愛する柳丈さまに再びお目にかかることはなかったが、無血開城の11話、まじ感動。よくぞここに、島津の養女がいたものだ。歴史って、面白いな。(柳丈ショックで時間が前後してしまったせいで、面白いコメントを頂けました、ありがとうございます。詳細は、ひとつ前の柳丈の項をご覧ください。)
Sep 17, 2006
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北村さんは、如是寺の僧、柳丈役。僧!元人形師!!「人を殺めた男が恐ろしゅうございますか?」で、瀧山さまと、ちゅー!!!気 絶。あ。いかん。気を確かに持って、なんか書かなくちゃ。なんだなんだ、この萌え萌え設定は?いい加減、家定公でくらくらしていたのだが、これはあんまりだ、わしに死ねというのか?好み、過ぎる。そうそう。今「大奥」を地道に見ているところなんです。わしは時代劇は必殺!ですの人間だし、読みきりはいいとしても、連ドラ自体、基本的に苦手な領域で、しかもしかも、大奥ときたわ、女の園でぐちゃぐちゃのはずだわ、きっとねちねちなんだわ、嫌ーっ、ぜってぇー見ねぇ、普通なら。だから、いつでも借りられるしーなどと言って実は、先延ばしにしていたものを、ファン的には見ないといけないんだろうと、敢然と取り掛かった昨今であるが、面白いんですね、これ(笑)瀧山さま、ぐっじょぶだ、かっこいい。篤子も和宮も自分があって凛々しくて、可哀想一辺倒じゃないからいいね。全部見終わってから書こうと思っていたのだが、黙っていられず。この先もう一度、柳丈どのにお目にかかれること祈願、最後まで見るぞ、頑張るぞ、華の乱まで一気に行くぞ。つか、今宵の夢に、出てきてくだされ、柳丈どの。遠島にでもなります、猫耳の刑ぐらいなら何度処されてもいいですから、お願いします。箸休めのような黒紋付の9話、北村さんが出ていないにもかかわらず楽しく見ましたが、この回は今度の「龍が如く」の脚本の方が書いている。期待は膨らむのであった。
Sep 13, 2006
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北村さんは、ヤクザの下っ端、チンピラの北爪修役。これは随分前、実はきりとりと同じ日に見たのだが、なかなか書く気にならなくて。無国籍男を見てから、もう一度見直したんだが、やっぱりなんとも、うにゃうにゃと。でもなー、とりあえず初見の感想は、自分にとっては大事。回数を重ねると、記憶が上書きされてしまうから。一期一会という覚悟は、人に対してと同じに、対作品にも必要。で。あえて、最初の細切れの感想(に加筆して説明したの)を、あっぷしまする。これを一度片付けないと、なんだか自分が気持ち悪い。まず、修ちゃんの髪型が、好きじゃない。下手なデザイナーカット臭くて、襟足がぴょんと持ち上がっていて、トサカまで立っていて、遠目には帽子がのっているよう。風で乱れると、林家三平師匠みたい。なんか、可愛げがないのだ、これ。あと、パンツのシルエットが良くない。若いもんのずりさげスタイルまでにはいっていなくて半端。結局スーツがいちばん似合っているかも。予期せぬ時は、色気のないグレーの綿ボクサーで、売りのお仕事の時は、光物のブリーフだから、おしゃれに気は使っているらしい修ちゃんなのだが。出てくる女の人たちは、普通にしていると綺麗なのに、喘いでいる姿が醜い。くすり打たれて頭おかしくなってる時のは、特に無残、目を覆いたくなるほど不愉快。熟女クラブのお姐さんは、さすがの年季と貫禄で素敵(笑)私には、修ちゃんが理解できなかった。理解できなくても、好きになることはあるけれど。わからない時は、とりあえずわかりたいなと思うだけでも、愛の範疇であるはずなのだが、私は修ちゃんをわかりたいとも、あんまり思わず。まずはやくざの兄ちゃんの女、次はやくざの親父の女。最初のも多分、彼女の方が修ちゃんを巻き込んだんだろう。彼女達が修ちゃんを好きになるのは、わかる、簡単だ。おっとこまえで優しく自分を助けてくれる相手だもの。もてる男も辛いんでしょうが、では、一体、修ちゃんは彼女達のどこを好きになったんだろう?という疑問が、頭をもたげる。この人は、ほんとうに彼女達を、両方ともですが、愛している、または、愛していた、のだろうか?そうも思えず。トモロヲさんの船水さんに、惚れていることは確か。彼女達といる時よりも、船水さんと2人でお喋りしている時の方が、嬉しそうで、どこか照れくさそうで、甘えてすらいて。とってもプリティな笑顔になっている。かつて船水さんに助けられて、恩を感じているだけでなく、人間的に慕っているのは明らかで、つられてヤクザの下働きもすれば、付いてくるかといわれて、微塵も躊躇なく「はい」と返事をする。船水さん程の魅力と存在感は、彼女達には感じられないし。修ちゃんはどうも、相手に自分が必要とされていることが至上のよう。より自分を必要とし、より強く求める方へと流れていくのだ、より可哀想な方へと。あ、より若い方へ行ったという見方をすればわかりやすいし、面倒臭くないから、それでいいや。って。いいでしょうか、それで?え~、これで終わるのも芸がないので、もうちょっとがんばろう。優しいんだろうし。放っておけないんだろうが。少女との絡みを見ると、つまりボランティアか、お姫様のナイトか?ビルから落ちそうになっている人を助けに飛んでいく、スーパーマン、とか。でも、電話ボックスに入っても修ちゃんは変身しないしな。自分から飛んでいこうともしていないし。例えば、修ちゃんは、共依存のデス・スパイラルを下降している、とすると。アルコール依存症の夫を持つ奥さんに見られるような。助けを求められてケアをすることが、目先の目標になり、行動の指針になり、自尊心のよりどころとなる、といったような。きっと彼は、自分1人では何をしたらいいのか、どこに向かったらいいのか、わからないのだ。導いてくれる船水さんに会い心酔し、親と呼び、より困難なハードルを携えた相手に会い、入れ込んでしまうのは、自分の内側の空虚が、他者の目的を必要とするから。無目的に生存し続けることの意識下の苦痛から逃れんがために、依存する相手を梯子し続ける、とかさ、あら、結構近い路線のような気が(笑)ゴルフ練習場前、親父さんの彼女を面前で呼び捨てにする。一見、感動的ではある。愛の表現か、恋の情熱か、彼女を元気付けたい一心で、己が身の末を、省みず。冷静に考えれば、それが与える影響を無視した、予想される不必要なトラブルをわざわざ招聘するような、とても拙い行動であることは明らかだろう。船水さんまでその場にいたにもかかわらず、修ちゃんは、自分を止められない。ここで鉄砲玉が登場しなかったら、どうしようとしていたのか?なにも考えていなかったんじゃないのか?まあ、自分は捨て身だったにしても、船水さんの顔がつぶれることを、本人も自覚していたはずなのに。こんなことしたら、親父に彼女のガードを堅くさせるだけだろうに。この不用意な呼びかけが、彼女に強く逃亡を決意させることになったのだろうから、まったくの無駄な行動だったわけでもないのだが、それは結果論で。この時の修ちゃんには、周囲も、未来も、自分すら、見えていない。この瞬間の、彼女しか見えない、あくまでこの瞬間の。危ない。これは恋の情熱で片付けられないだろう。ロミオとジュリエットだって、もっと慎重で戦略的だったもの。修ちゃんを制御不能にしたものは、アディクションかも、と。結局彼女は、修ちゃんに頼らず、自力で脱出。えらい。もし、彼女が自力で脱出できなかったら、修ちゃんはどうしたか?どうもしようとしなかったんじゃないのか?一緒に暮らしていた女性が肩を押してくれなかったら、あの部屋の扉を、修ちゃんは出ることができなかっただろう。自分から断ち切れはしない。そんな修ちゃんが、彼女を略奪に及ぶことはないだろう。修ちゃんは最後まで、どこからも逃げようとはしない。逃げないからといって、向き合うというのでもない。もともと強い自我や計画性を持ち合わせてはいないから、いきあたりばったりで他人任せで、なんというかつまり、呼ばれて飛び出て、じゃじゃじゃじゃーんな感じ?・・・そうか。修ちゃんには、カンちゃんが必要なのだ。くしゃみで呼び出してくれる、ご主人さまが。どこにでも行けるのに、どこに行ったらいいのかわからないという、見えない壺の中に囚われていて。くしゃみひとつで呼ばれ、くしゃみひとつで掻き消えもする、どおりで、修ちゃんの輪郭は曖昧だ。この後、壺は誰の手に渡るのだろう?今度はどんな女に、自分の肉体を与え、存在を委ねるのだろう?なんちゃって♪あらま、なんか、どんどん混乱してきた。もう、止めよう。意地になってるぞ自分(笑)私は北村さん好きだから、それなりに見どころもあるけれど、それなりに、じゃないわ、わんさか、あるが、普通に映画を見たら、つまんなかったで終わってる、きっと。以下、断片。長門さんが彼女に執着する理由が、自分の死んだ実の娘に似ている(!)からだというのがキショい。吐き気がするから、一遍死んでくれ。上杉さんはその昔飛ぶ鳥落とす勢いで色っぽかったのに、おっちゃんになっちまってる、とほほ。一回二回、つぼでうまく使ったならしみじみするかもしれない、山崎さんによるテーマ曲が、耳にタコができるほどこれでもかとループかと思うほど使われ、食傷した。船水さんは、かっこよかった。自分でも向いてないかもと言っているけれど、どうしてこんな人が、極道になんかなったのか?これに限って言えば、修ちゃんより船水さんに惚れる、かもなぁ。ほとぼりが冷めたら、そのうち、また見るです。
Sep 10, 2006
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北村さんは、詐欺師の赤城小次郎役。小次郎ちゃん、きゃわいいー、大好き。普通にBMWの営業をやっていたのに、と言っても、営業成績は最下位、つうかゼロだったのだが、兄貴に引っ張り込まれて、詐欺師になっちゃう。赤城の血が騒いじゃうらしい、いざとなると。悪事限定でしか、その切れる頭脳が働かないんですと、まあ、誰にでも得手不得手はあるものだが。はちゃめちゃとは言え、頭脳派という役は珍しい。部長に労働基準法を流暢に説明してから、おもむろに張り倒すところ、会社務めのわしとしては、見てて胸がすっきりしちゃったわ、よくやってくれた。普通の地味なサラリーマンスーツなのに、可愛らしいんだな。お兄ちゃん役の人、芝居は大根だが顔はいいので、二人でぷらぷら歩いているのも絵になる。部屋着のスウェットも似合ーう。誰もが絶対に犯罪者づらになるはずの免許証の写真が、とってもハンサムに写っていて、嘘っぽいけど、あれ、欲しいー。やっぱり、弟役はいいな。迷惑な顔しながら、殴り合いながらも、お兄ちゃんに引きずられて、付いていっちゃう。なんだかんだ言って、お兄ちゃんに頼りにされると、嬉しいのかね、弟の人って。結局、あふぉなお兄ちゃんが、好きなんだろう。これには妹も出現するので、優しい小さいお兄ちゃんの顔も見れるし。三池監督演じる4流街金融の人がとっても怪しくてよろし。インテリやくざの中谷さん、えびす橋上の攻防に惚れました、あんなことやっても、かっこいいってなんなんだ?(笑)この監督、コメディのセンスがあるに違いない。早く続きを見たいよー。つか、北村さんは、ヘリウムガス吸っても、あんまり声の印象が変わらん。元々、ヘリウム声なんだよね、ひーっ。
Sep 9, 2006
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北村さんは、殺人で服役後麻薬の運び屋をやっている、草薙役。顔、怖っ!ノー・メイクでバットマンのジョーカーに見えるぞ。草薙は真性の犯罪者で、多分、精神異常者なんだろう。頭にくると自己保身や行動の目的を忘れてしまって、殺すこと自体に囚われる。もうそれ以外に頭がまわらなくなって、間抜けなことになる。「なに死んどるんじゃ?!」とか言って(笑)快楽としての殺人の味をしめてしまっている節もある。刑事の頭に拳銃を突きつけながら、そのおっちゃんの頬にキスするところは圧巻。何度も撃ったあとで、それこそジョーカーのようにあざ笑い続け、逃亡することすら、忘れてしまっている。あの足踏みは、引き鉄を引く瞬間の快感を舌なめずりしながら待っている、悪魔のウォーミング・アップか、鬼畜の貧乏ゆすりか。思い切った悪役っぷりだなぁ。怪演の域。相手の今井さんがまた、ほとんど腐って潰れかかってるダーティなヒーローで、バイオ・ハザード(1)を思わせるような劇伴もあいまって、空気はひたすら暗くて重い。こうゆう救いようがない感じ、結構好み。たださー、最後がねー。今井さんに見えるのは、いい。良心の呵責とドラッグは幻覚くらい楽勝で造りだす。娘の目に、瞼の父がかぶって見えるのもいいだろう。でも、草薙にまで見えちゃうとさー。これ、オカルト物になっちゃったじゃありませんか。ここは今井さんが頑張って、自力で切り抜けてくれなきゃ、つまんなーい。んもう。がっかり。
Sep 2, 2006
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