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ひゃー、2009年も今日で終わりですか。早かったなあ。最近、1年経つのがあっという間だ・・・。 今年は相対的に言って、私にとってはいい年だったような気がしますね。科研費をとって夏休みをアメリカで過ごせたし、本も一冊出したし。大きな病気もせず、事故にも遭わず。これで不満を言ったら神様に叱られますな。 さて、来年はどうなるか。来年は、私にとっては勝負の年。ここ数年の仕事をまとめるべく、半年ほど大学をお休みしますのでね。ここで成果を出さなかったら、意味ないですから。頑張ります。 本ブログをご愛読の皆様にとって、今年はどのような年でしたでしょうか。そして来年の抱負は? 本ブログをご愛読の皆様だけに素晴らしい幸福が訪れますようお祈りしつつ、今年最後のお気楽日記とさせていただきます。それでは皆さま、良いお年をお迎え下さいませ。
December 31, 2009
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釈迦楽家でもようやく年越しの準備が始まりました。母はお煮しめを作り、姉は栗きんとんづくり。そしてかく言う私も、これから黒豆を煮る準備に入ります。そう、毎年黒豆作りだけは、私の担当なのでございます。ちなみに私の価値基準から言いますと、この世で最もおいしい黒豆は「榮太楼」の黒豆、その次が「鈴波」の黒豆ですが、不肖・私・釈迦楽作の黒豆は、この二つに次ぐおいしさです。 で、それに先立ちまして、ほとんど一家総出でいつもより遠方の大型スーパーに出向いて正月用品を買いに行ったのですが、最近は元日から開いているスーパーも多いことから、かつてのような切羽詰まった買い物客の姿がとんと見えませんなあ。10年くらい前までは、それでもやっぱり三十日、大みそかあたりのスーパーでは、それこそ「ごった返す」という表現がふさわしいほど、皆、こぞって山のような買い物をしていた姿が見られたものですが。 ま、それはともかく、やれ数の子だ、やれ伊達巻だ、と買い漁る中、ふと「干し芋」のパッケージが目にとまりまして。良く見ると、普通の平べったい干し芋ではなく、丸のままのサツマイモを干した「丸干し芋」とのこと。ふーむ、最近はこういうのが流行りですか、旨そうですなあ・・・。 と思って値札を見ると、これまた結構なお値段で・・・。どうしようか、買おうか、買うまいか・・・。 結局、買えませんでした~。ま、今日の買い物は実家の負担なので、何となく申し訳なくてね。 で、家に帰って皆でお茶を飲んでいる時にこの話をすると、家族から「買えばよかったのに~」と諭されたという。でまた、そんなやりとりを聞いていた父が、「そんなもの自分の家で作れるんじゃないか? 干し芋なんて、昔は自宅で作ったもんだぞ」とのたもうた、と。 で、「そうだそうだ、芋をふかして適当に切って、後は干せばいいんだ」などと、本当かどうか分からない相の手も入り、かくして明日は自家製干し芋を作ってみることになったという。既に父は乗り気です。 さてさて、果たして干し芋ってのは、そんなに簡単にできるものなのか。干し芋好きなワタクシとしては、明日の父の実験が楽しみになってきたのでありました、とさ。今日も、いい日だ!
December 30, 2009
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毎年この時期に、京王百貨店・新宿店では古本市を開催するので、私は帰省の楽しみの一つにしているのですが、今日はその古本市に行ってきました。 が、その前にちょいと野暮用がありまして、青山・骨董通りにある「ヴァルカナイズ・ロンドン」というお店に立ち寄ることに。一昨年買い求めたグローブ・トロッターの鞄に一部不具合が生じたので、修理に出すことにしたんです。 で、その用事はすぐに済んだので、とりあえず近くでお昼を食べようということになり、適当なところはないかとウロウロしていたところ、たまたま青山通り沿いに「豊後水道の魚と豆腐彩々 青山 かまはち」という看板が見えたので、お、これはどうかなと。すると、たまたまお店から出てきたカップルの女性の方が「おいしかったわね~」と口にしていたので、これ以上の確証はない、と判断。早速店に入ることに。 入ってみると、地下にあるお店のせいか、通りの喧騒からは隔絶されたいい感じのお店で、入った途端、お、これは当たりだったかなと確信。私は「四季弁当」、家内は「季節の丼(今日はブリ丼)」を注文しましたが、どちらも実においしかった! しかも二人で食べて2300両ですよ。これはコストパフォーマンスから言っても絶品の部類でしょう。スパイラルビル近くにある「青山 かまはち」、教授の熱烈おすすめ!です。 さて、青山での用が済んだので、渋谷駅から新宿へ向かい、今日のメイン・イベント、京王百貨店の古本市へ! 私は都内各所で行われるデパートでの古本市のうち、京王百貨店のものが一番好きなんですけど、やっぱりこういうものは、開催初日に行かないと目ぼしいものは粗方同好の士に取られてしまうんですかね・・・。今日はあまり収穫なし。もちろん、いい本も何点かあったのですが、既に持っているものばかりで、探し続けている本があった、という感動はありませんでした。 でも、古本市ってのは、別に収穫があったから良し、収穫がなかったからダメ、というものでもなく、血眼になって夢中で古本の山に目を晒す、その2時間の無我夢中の時間が楽しいんですけどね。そういう意味では、もちろん今日も堪能しましたよ。 で、私が古本の山と格闘している間、バーニーズ・ニューヨークなんてところでショッピングを楽しんでいた家内と合流、京王百貨店の食料品売り場でジーゲス・クランツの時間限定の栗のパイを買って帰宅の途についたと。 というわけで、今日は仕事も放棄してすっかり遊んでしまいましたけど、これも実家に戻った気楽さと言う奴でして、明日からはちょいと気を引き締めて卒論の添削をしなくては。それでは、皆さま、お休みなさーい。
December 29, 2009
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このところテレビはどこもスペシャル番組ばかり。こういうのはつまりませんなあ。ま、テレビ局の方にも都合があるのかもしれないですけど、どうせスペシャルにするなら、昔のいい映画を放映するとか、あるいは昔の面白かったドラマや評判の良かったドキュメンタリーの再放送とか、そういうのにしてくれればいいのに。お笑い芸人を総動員でワイワイがやがややるだけのスペシャルなら、もう食傷だ、と声を大にして言いたい! ま、それはともかく、今時のお笑い芸人さんたちを見ていると、一つ顕著に感じることがありまして。 それは何かと言いますと、彼らの着ているシャツ。このシャツがものすごくお洒落になった、ということです。 一昔前まで、お笑い芸人と言えば、変な格好をするものでして、林家ペーさんのピンクの衣装とか、テツ&トモのジャージ姿とか、それが普通でした。で、そのうちバリっとしたスーツを着る芸人さんがちらほら出てきましたが、それでもスーツの下のワイシャツは、いかにもワイシャツ然としたものだった。 しかし、最近のお笑い芸人の着ているシャツときたら、まあ、えらい凝りようで、実に格好がいい。シャツのオシャレ度を互いに競い合っているかのようではありませんか。今は、お笑い芸人=カッコいい、という捉え方なんでしょうな。で、それを本人たちも自覚しているところが、ちょっとカッコ悪い。 というわけで、スペシャル番組に登場する芸人さんたちのシャツの格好良さに惚れ惚れしつつ、皆が皆、シャツに入れ込んでいる様が、ちょっと何だかなあと思っているワタクシなのであります。 それはともかく、今日、東京に戻りました~。東名はまったく渋滞もなく、ほぼ時間通りに到着。さて、明日から、この東京で何をして遊ぶか。楽しみです。それでは今日はこの辺で。
December 28, 2009
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ひゃー、年も押し詰まって参りました。 本来なら、この辺で大掃除でもしてないといけないのですけど、ワタクシは今日も今日とて卒論指導。ゼミ生からメールで送られてくる卒論の草稿を片端から添削していくというハードな作業でございます。 しかし、どう頑張っても一日二人分を見るので精いっぱいだなあ・・・。 それにしても、最近の学生の文章の書けないこと。主語と述語の掛かり結びからしておかしいのばっかり。そんなヘンテコな日本語を山のように見させられると、なんだか眩暈がしてきます。文章だけでなく、文全体の構成力もまったくなってないし、日本人の文章力の低下ぶりは目もあてられません。 自慢じゃないけど、小学校2年生の時のワタクシの方が、今の大学生よりは文章力がありましたよ。少なくとも、ワタクシはそのくらいの年齢の時ですら文章を書くことに意識的でしたからね。同級生たちが「僕は昨日、お父さんとお母さんとデパートに行きました」的な文章を書いていた頃、ワタクシは「やっぱり作文の良し悪しは冒頭の一文で決まるよな・・・」などと考え、いきなり「火事だっ!」なんて刺激的な叫びで、隣家が火事になった時の恐怖体験を書き出したりしていましたから。 しかも、こういう書き方が大向こうには受けるだろう、という計算すらしていましたからね。実際、この時の作文は○○作文コンクールの1位だかに選ばれたのでしたっけ。 ま、そんなプチ自慢をしても始まりませんよね・・・。問題は目の前にある卒論草稿の山。さて、どこから手をつけりゃーいいのやら・・・。 と言いつつ、実はワタクシ、明日から東京の実家に戻ります。帰省の方向が逆だから、さほど渋滞はしないだろうと思うのですが、どんなもんでしょうか。とにかく、明日からは東京からのお気楽日記、またお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
December 27, 2009
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今日ニュースを見ていて、太宰治の『斜陽』のモデルとなった小田原の某邸宅が火事で全焼と聞き、非常に残念に思いました。大磯にあった旧吉田茂邸が焼失したのは、今年の春のことでしたっけ? おそらく今度の斜陽邸の火災も付け火でしょうけど、どうもあの辺の文化財は危機に瀕しておりますな。 危機に瀕しているという意味は、文化財を狙った放火魔が野放しである、ということもさることながら、このような文化財がほとんどノーガードで「放置」されているということ自体、文化国家のとるべき道としてどうなんだ、という意味ですが。 もちろん税金を使って管理人を置いて、というのは、財政危機に陥っている自治体にとって無理な話かも知れませんが、それにしても、他にやりようがないんですかね。 家なんてものは、使わずに無人で放置しておく方が早くダメになる、と言うではありませんか。そしてその一方、職がなくて路上で冬を越そうとしているホームレスが沢山いるわけでしょう? だったら、そういうホームレスの中から責任感のある奴を選び出して、文化財守にするとか。そういうアイディアはないんですかね? ま、ホームレスでなくても、家賃タダで住まわせる代わりに、責任をもって家を実質管理する、というような形で、無償の管理人を募ることはできないのだろうか。例えば、近くの大学の学生なんか、そういう無料の下宿があれば喜ぶのではないの? ちなみに、アメリカはシカゴ近郊のオーク・パークというところにある文豪・ヘミングウェイの生家を見に行ったことがあるのですが、その時、この家の屋根裏に、ヘミングウェイを研究している若手研究者が実際に住んでいたのでビックリしたことがあります。しかし、ヘミングウェイの研究者がヘミングウェイの生家に住みながら、ヘミングウェイの研究をする、なんてのは、良く考えてみれば素晴らしいアイディアですよね。 だったら、斜陽邸にだって、太宰治の研究者を住まわせればよかったのに! ま、もう焼けてしまったものは仕方がありません。しかし、小田原とか湯河原とか大磯の周辺ってのは、案外文豪ゆかりの建造物が多いところで、これからも放火の被害にあうところが出てくるかもしれない。そうなる前に、今言ったようなアイディアで、専属の家守を募り、放火を未然に防ぐ手立てをした方がいいのではないか。ワタクシはそう思いますなあ。 それにしても、文化財に火をつけて喜ぶ人がいるということを思うにつけ、うすら寒い世の中でございますな。やれやれ・・・。 追記:新聞の詳細な報道を読んで、当該の家が個人所有のものであり、市としてはどうにも手の打ちようがなかったことを知りました。公共のものとして保存してはどうかという市民の提案も随分あったようですが、個人の財産となれば、他人は手の出しようがありませんね。 それにしても、このような歴史的価値のある動産が(あまりにも容易に)失われたことは、残念としか言いようがありません。
December 26, 2009
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今年は例年になくよく風邪をひく年で、また風邪をひいてしまいました。秋から3回目ですよ。どうなっているんだろう? ま、前回が「咽喉風邪」だったのに対し、今度は「鼻風邪」で、さほど重症ではないのが救いですが。 で、昨日のクリスマス・イブは、そんな調子で体調も悪かったのですが、おまけに無粋な会議なんかも入ってしまって、結局クリスマスらしいことも出来ず。その代り、今日、家内と二人だけでクリスマスを祝いました。 ちなみに我が家では、クリスマスの当日にどこぞのレストランなんかに行って、恐ろしく高いディナーなんかを食べたりはしません。クリスマスってのは家で過ごすもんだ、というのが我が家の鉄の掟でもありますので。 で、例年通り「q.e.d.」のケーキを食べた後、今年もワタクシが独自のレシピに基づき、腕に撚りをかけてパエリアを作り、それをワインとともに食したという。BGMも「グレゴリオ聖歌」ですから、なかなか荘厳なもんです。今年も上手に出来て、おいしかったですよ~。 で、ささやかなご馳走を食べながら、ふと思ったんです。この世の人がすべて、争いをやめて、それぞれの分野でそれなりに勤勉に働けば、誰もが平和に不足なく、そして時にはちょっとしたご馳走が食べられるくらいの生活ができるはずなのに、と。地球の恵みはそれほど大きいものなので、60億や100億くらいの人間の食べ物くらい、ちゃんと毎年確保出来るはずなのに。それなのに、どうして世界のどこかで人が飢え、世界のどこかで人が争っているのか、と。 あらま、皮肉屋のワタクシとしたことが、何をトチ狂ってまともなことを言っているのかしら? クリスマスのワインが効きすぎましたかね。 まだ体調も本調子でないものですから、今日はクリスマスを祝う以外に大した仕事も出来ませんでしたが、隠れキリシタンのワタクシとしては、それで上出来ということにしておきましょう。 それでは世界中の人にメリー・クリスマス! 今日の恵みをすべての人に!
December 25, 2009
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さて、本年も残すところ1週間ほど。ということで、今日は「何でもベスト」と称して、今年買ったもの、食べたもの、行ったレストランなどのランキングを相撲番付形式で発表しまあす。横綱:アルファロメオ156 金額から言っても今年買ったものの最高額ですが、そんなことより今年はアルファで喜怒哀楽のすべてを味わい尽くしたという感じ。このブログでも再三愚痴ったように、驚くような故障をしてワタクシを嘆かせる一方、その懐の深い乗り味を存分に味わわせてくれたという点で、印象的な買い物となりました。横綱に選ぶ以外、ないでしょう。大関:ジレット・フュージョン5+1 カミソリ負けする肌質のワタクシにして、もう電気シェーバーは必要ないかと思わせるほど滑らかな剃り味。毎日の髭剃りの習慣を変えてしまったこの製品、教授の熱烈おすすめ!です。これこれ! ↓ジレットフュージョン5+1パワー(替刃1個付) 関脇:ETC こんなに便利でお得なものだったのなら、なんでもっと早く装着しなかったのかと悔やむことしきり。もはや現代のカーライフの必需品ですね。小結:カリモク60のソファー ミッド・センチュリーの味わいを今に蘇らせる逸品。座り心地もグッド!前頭筆頭:ループ・タイ 夏の装いとして、ワタクシのトレードマークともなったループ・タイ。男子学生の間でも追従者が出そうな勢いです。これこれ! ↓ メール便なら送料無料■クレストループタイ♪ループタイ揃えてます【クレストボタンループタ...二枚目:イタリア料理店「トペ」(名古屋市・栄) 名古屋・栄の片隅にこじんまりと佇むイタリアンの名店。値段はリーズナブルだけど、味とサービスは一流。今年見つけたレストランの最高峰はここです!三枚目:ビストロ&ビアカフェ「カンカル」(JR名古屋高島屋内) 遠方からの友人をもてなすのに使って大ファンに。ちょっと他では食べられないような種類の料理がずらり。特にここで食べたクスクス料理、絶品でしたね。ビールの種類も豊富です。四枚目:さわ寿司(緑区・滝ノ水) 住宅地のど真ん中に、江戸前寿司の名店が。いい仕事してます。五枚目:Jenny Bakery Cookie (香港のクッキー) お土産でいただいた香港のクッキー。あまりにおいしかったのでググってみたところ、知る人ぞ知る香港土産の定番と知りました。独特のサクサク感がたまりません!六枚目:フランス料理店「ラパン」(刈谷市) 鄙にも稀なフランス料理の名店。冬に行った時もおいしかったですが、夏限定の「桃の冷製スープ」が絶品との噂。今度は夏場に行ってこれを注文してみましょう。七枚目:洋菓子店「ミロアール」のシブースト この店の絶品シブーストは、このケーキに対するワタクシの偏見を一掃してくれました。八枚目:タパス料理店「ティピン」(名古屋市・塩釜口) 先日訪れたスペイン風小皿料理の店。「あ、これは家でも作ってみたいな」と思わせてくれるような、こちらの創作意欲を掻き立ててくれる料理の数々が魅力です。九枚目:ビストロ「ラシェット」(名東区・東山公園) 気軽にランチが楽しめるビストロ。小さいながらも、なかなか小粋な店内のしつらえも心地いい!十枚目:フジパン あずきこっぺ 北海道ミルク アンパンとクリームパンのいいとこどり。パン自体もクリーミーで一度食べると病みつき。十一枚目:すぱげっ亭オーニヨン(名東区) 名古屋名物あんかけスパの店。有名なヨコ○のものとは違って、万人に受ける味ですね。十二枚目:「おじゃが やみつきのチーズ味」(明治製菓)と「かるじゃが」(グリコ) 両方とも病みつきになるスナック菓子。ついつい一箱空けてしまいます。 とまあ、こんなところかな? ちなみに、逆に「買って失敗した~!」と思ったものの横綱は、と言いますと、これはもう何と言っても au のケータイ「Sportio」です。カッコはクールなんですけど、とにかく使い難い! やっぱり、ケータイってのは実用品ですから、使い勝手で選ぶべきでした・・・。 さて、来年はどんなお気に入りの逸品をゲットし、どんなステキなレストランに行き、どんなおいしいものに出会うのでしょうか。読者の皆さまも、何か今年ゲットしたおススメの逸品等ありましたら、是非教えて下さいね~!
December 23, 2009
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政権交代して、高速代がタダになるかと思ったら、なかなかならないし、暫定税率も廃止になってガソリンが大幅に安くなるのかと思ったら、結局別な名目の税金がかかって値段変わらずだそうですし、なんだか騙されたような感じですなあ。ちっとも変わり映えがしないじゃないの? ワタクシ思うに、食糧品以外の消費税を北欧なみに一気に20%くらいにし、大幅増収になる税金を湯水のように使って国の借金をどんどん返済しつつ、必要なところに金をガンガン投入すりゃいいんじゃないかと。かつかつのお金をしみったれて使うから、「なーんも変わらない」という閉塞感が解消されないのでありまして、ね。 ま、それはともかく、今日はワタクシにとってはちょっといい話がありましたよ。 実は某出版社から仕事のオファーをいただきまして。とあるムックを作るのに執筆依頼があったんです。担当の編集者の方が私の本やら論文やらをチェックしてくれていて、この人しかいないだろうとの一本釣り。もちろん、悪い気はしませんなあ! それにしても、スケジュールを聞いたら結構なハードスケジュールで、え、そんなタイトな日程でムックって作れちゃうの? と思いましたが、とりあえず「乗りまーす」の返事をしておきました。ちょうど卒論指導も終わる頃ですし、新年しょっぱなの軽い筆馴らしにちょうどいいかと。 ということで、今日はいささか気分のよろしいワタクシなのでありました、とさ。頑張るぞ~!
December 22, 2009
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昨日、M1グランプリをちょこっと見てしまいました。私としてはハライチが一番面白かったんですけど、残念ながら最終3組には残れなかった・・・。 しかし最終審査に残った組は、結局どれも「俺はこういうシーンを演じたいから、お前、相手役をやって」という「架空の設定」をした上で展開する、ある意味古典的な漫才ばかり。それに対してハライチの芸は、そういうのとはまったく違うオリジナルな芸ですからね。やっぱりそういう「新種の芸」を評価しないといかんのじゃないかと思うのですが。ま、古典的な漫才は幾らでも続けられるけど、ハライチの芸はいつまでもやっていたら飽きられるという点で、不安定なところはありますけどね。 で、今日は今日で踊るペンギンを主人公にしたアニメ映画『ハッピー・フィート』を見てしまったという・・・。何だかんだ言って、テレビっ子なワタクシ。 ま、プリンスがエンディング・テーマを歌っているということだけに惹かれて見たのですけど、それにしてもこれはツマラナイ映画だったなあ・・・。踊るペンギンが面白いからという理由で、人間が南極付近での漁業乱獲を止めるようになるだなんて、なんというリアリティのなさ。これ、ほんとにアカデミー賞獲ったの? 何賞よ? で、点数的には34点かな。到底合格ラインには到達せず、『グラン・トリノ』に代わって今年観た映画のワースト5にランクイン。 さてさて、明日は年内の授業としては最後の山場。明日が終わると、ようやく冬休み目前、という感じがします。よーし、頑張って乗り切るぞ~!
December 21, 2009
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「2009年を振り返る」シリーズ第三弾、「今年買ったジャズCDベスト10」を発表しまあす。 と、その前に。 ワタクシ、やたらに「ベスト何とか」ということを発表しますが、実はこれ、別に年末に限ってやっていることではなく、年間を通し、あらゆる事柄に対して、ベスト10の順位を決めているんです。その時々、そのジャンルにおいて、自分は何をベストだと思っているか、常に意識しているということですね。 なぜそうするかというと、私は自分が何者であるか、常に知っておきたいからです。 己を知る、というのは、おそらく誰にも難しいことでありまして、死ぬまではっきりは分らないというのが本当のところでしょう。しかし「自分は何が一番好きか」ということを決めるのは、さほど難しいことではない。 で、その時々で自分は一体何を最も高く評価しているのかを意識し、それが時間の経過とともに変わっていくことをチェックしていれば、そのことによって自分がどういう人間か、少しだけ分るし、また自分の価値観の変化にも気付くことが出来ます。それはおそらく「自分は何者であるか」という問いに対する、近似値的な回答ということになるでありましょう。だから私は、常に自分の中でベスト・ランキングを作っていて、「このジャンルで何が一番好きか」と問われれば、ほとんど即答できるのであります。 ということで、2009年中に買ったジャズCDの中で何がベストだったか。発表いたしまーす。第10位:ベネット&エバンス『The Tony Bennett Bill Evans Album』第9位:チェット・ベイカー&クルー『Chet Baker & Crew』第8位:ジュニア・マンス『Junior』第7位:ウィントン・マルサリス『Standard Time』第6位:ジェリー・マリガン『Night Lights』第5位:アーマド・ジャマル『But Not For Me』第4位:ビル・エバンス&ジム・ホール『Intermodulation』第3位:チャック・マンジョーネ『feels so good』第2位:ラルフ・タイナー&ゲイリー・バートン『Matchbook』第1位:ビル・エバンス『From Left to Right』 1位の『フロム・レフト・トゥー・ライト』は、ピアノの名手ビル・エバンスがエレクトリック・ピアノを弾いているということで、モノの本によると「エバンス唯一の汚点」だそうですが、ワタクシにしてみりゃそんなこと知ったこっちゃない。大体、このアルバムを「汚点」と言ってのけた評論家とエバンス本人と、どっちがジャズのことが分っていると言うんじゃい! とにかく、今年一番惚れ惚れと聴いたのは、このアルバムでした。「釈迦楽アワード2009」受賞、おめでとうございます! 2位の『マッチブック』は、ギターとビブラフォンのインタープレイなんですが、ビブラフォンと言えばMJQのミルト・ジャクソンしか知らず、しかもあまり好きではなかった私にして、ゲイリー・バートンのビブラフォンは良かった。レコードの発売元である「ECM」というレーベルは、洗練された独特のサウンドを持ち味とするのですが、このアルバムはいかにもECMっぽい音で、とてもスッキリしています。特に4曲目の「イカルス」の美しさ! 月にある「イカルスの海」は、とある宇宙飛行士がこの曲にちなんで命名したそうですが、さもありなん、という感じです。 3位の『フィール・ソー・グッド』は、70年代フュージョン・サウンドの代表格。一般にフュージョンが大嫌いな私にしては珍しく、このアルバムは許せる(何様?)と思います。ま、目の前に70年代が広がる音だ、と言えば、当たらずといえども遠からず。70年代に青春していた方にお勧め。 以下、コメントは省略しますが、そんなところで。 さて、光あれば影がある。ワーストの方も発表しましょう。 「2009年度・買って失敗したジャズCDアルバム」第1位は・・・ チック・コリア『The Mad Hatter』でーす。これを褒めている評論家が多いので買ってみたのですが、一曲目を聴いた瞬間、「嗚呼、失敗した~」と思ったワタクシ。やはり、ワタクシ以外の人の推薦するものって、信用できないね。 ということで、以上、今年買ったジャズCDのベスト&ワーストでした。来年もまた、ステキなジャズに巡り合えるとイイナ!これこれ! ↓Bill Evans ビル・エヴァンス / From Left To Right: +4 輸入盤 【CD】マッチブック【Aポイント+メール便送料無料】チャック・マンジョーネ Chuck Mangione / Feel So Good (輸入...
December 20, 2009
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今は卒論指導で本当はそれどころではないのですが、しかし25日までに出さないと元旦に届かない(届く保証がない)と聞き、今日は慌てて年賀状書きを始めました。ほとんど丸一日費やしたおかげで、100通くらいは書いたかな? 私の場合、裏書きはすべて手書き、しかも送る相手に合わせて文面を変えていますので、100通書くのでも結構大変なんです。 ところで、今日年賀状を書いていてふと思ったのは、アレ? ワタクシ、こんなに女性の友人・知人がいたんだっけ? ということ。100通のうち、半分以上は女性宛てじゃないかと。あら~、ひょっとしてワタクシ、密かに艶福家だったりする? ま、一つには卒業生に年賀状を書く場合、うちの科は女子学生が圧倒的多数を占めるので、必然的にそうなる、ということもあるのかな。あと、やっぱり一般論として女性の方が筆まめなことが多いので、一度始めた年賀状のやりとりがいつまでも続く、ということがあるかもしれません。 とにかく、これだけ沢山のステキな女性たちに囲まれて今日のワタクシがある、と。そういうことにしておきましょうか。わっはっは! さて、今日一日頑張ったおかげで、年賀状問題は大体先が見えました。先が見えないのは、卒論指導の方。明日の日曜日は、卒論添削に掛かりきりになりそうです。ま、これも私にしかできない仕事のうちですから、頑張ります。
December 19, 2009
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給料も入って少し懐が暖かくなったこともあり、今日は家内を連れて外食することに。 で、我らお気に入りのトルコ料理の店「オリエンタルの青い月」に向かったのですが、店に到着してみると中はお客さんで満杯、どうやら忘年会の集団が入っているらしい・・・。あらま、どうしましょう。 そこで急遽プランBを採用することにし、このお店のすぐ隣にあるタパスの店「ティピン」に入って見ることにしました。ここ、前からちょっと気にはなっていたんですよね。 で、「タパス」ですが、タパスというのは、私に理解が正しければ、スペインの居酒屋風小皿料理を指すのではないか、と。要するに酒のつまみになるような料理、例えばイベリコ豚の生ハムとか、生野菜を温かいディップにつけて食べるバーニャカウダとか、スペイン風オムレツ、はたまたムール貝の白ワイン蒸しとか、そういった類の料理を好みに応じてちょこちょことオーダーしながら酒を楽しみ、締めにがっつりパエリヤを食べる。ま、そんな感じのお店ということですな。 で、この店にも何組か予約が入っているらしく、テーブル席はとれなかったので、カウンターに座って上に述べたようなタパスを色々とって食べてみたわけですが、結論から言うと、どの料理も相当おいしかった。うん、なかなかのレベルなんじゃないでしょうか、このお店。 ま、注文したものはどれもおいしかったですけど、とりわけバーニャカウダのディップは旨かったなあ! 一種の万能ソースですから、これに浸してしまえば、野菜だろうがパンだろうが、何でもイケるという感じ。オムレツもおいしかったですしね。それから、スペイン風魚介のシチューというのもいい味でした。 で、このスペイン風魚介のシチューを食べながら、これは自宅でも作れるかな、と。 以下、私が勝手に想像した手順ですが、まずニンニクのみじん切りと玉ねぎ(4分の1くらいで十分)のざく切りをオリーブオイルで炒め、そこにアサリやらホタテ貝柱、小エビの剥き身やタコの足のぶつ切り、さらに白身魚の切り身なんかを入れてさらに炒める。で、ある程度炒まってきたら白ワインを入れてフランべ。アルコールが飛んだら、水を2カップほど注いでひと煮立ちさせる。煮立ってきたら、塩加減を見ながら固形コンソメを1個か1個半くらい入れ、さらにサフランを投入して強火で煮詰める。そしてサフランの色が十分に出たスープが当初の量の半分くらいまで煮詰まったら完成。味付けはちょっと濃いめ、ということで。 ・・・ってな風にしたら、近いものが出来るのではないかと。どうかしら? アサリやホタテの代わりに、今の季節だったらカキなんかを入れてもおいしいかも知れません。そして、この簡単なシチューにフランスパンで作ったガーリックトーストか何かをちょっと浸したりしながら食べたら、結構、いい感じなんじゃないかなあ? というわけで、タパスの店「ティピン」でスペインの居酒屋料理を食しながら、心の中で作り方を盗んでいたワタクシだったのでありました、とさ。 ティピンは、名古屋郊外・地下鉄八事駅近くにあります。お近くにお住まいの方、是非一度お試しください。我々のように適当にオーダーしていくも良し、それが面倒臭ければ2,000円のコースなんてのもありましたよ。ちなみにこの店員さん・・・というか、バーテンダーさんたちはイケメン揃いですので、それ目当てで覗いてみる、というのもアリかもしれませんよ~!
December 18, 2009
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やれやれ、今年もなんとか「きゅうり」と「なす」がもらえたゾ! もちろん、「きゅうり」=給料、「なす」=ボーナスという意味ですが・・・。 もっとも、きゅうりもなすも当然銀行振り込みですから、私の手元に届くのは「給与明細」という名の薄っぺらいものだけ。昔の人のように、現ナマでもらうともう少し有難味があるのかも知れませんけどね。 ところで、たいていの勤め人はワタクシと同様、毎月この給与明細なるものを受け取っているのだと思うのですが、皆さん、これ、どうしてます? 「取って置く派」? それとも「捨てちゃう派」? 実はワタクシは「取って置く派」なんですが、それも別に深い意味があるわけでもなく、どうしていいのかよく分らないので、とりあえず取ってある、という感じです。 しかし、長年勤め人をしていると、当然、チリ・ツモで給与明細も増えていくわけでありまして、それを入れている抽斗も、もう溢れそうです。これ、どうしたらいいのかしら。 たとえば、将来、完全に世間から引退した時に、「俺は一体、今までに幾ら給料を稼いだのだろう?」という興味が生じた時、すべての給与明細がとってあれば、計算出来ますよね。そういう風に考えると、取って置いても面白いかなあ、とも思います。ある意味、それは私が「生きた証」の一つですから。 しかし、そんなこたぁどうでもいいか、という気もしなくもない。 その他に、給与明細を取って置く積極的な意味って、ありますかね? あるいは逆に、給与明細をこまめに捨てることの積極的な意味って、あるのでしょうか。場所ふさぎなものが無くなる、ということの他に。 ま、それはともかく、普通のご家庭では給与明細ってどうしているのか。もし差し支えなければご教示下さい。参考にしたいと思います。
December 17, 2009
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昨日の検査から一夜明けて、すっかり元気になったワタクシ。今日は大学での仕事も一杯こなしたし、ちょいと遊ばなきゃ、ということで、夕食後、家内をつれて映画を見に行きました。タランティーノ監督の話題作(?)、『イングロリアス・バスターズ』です。 で、いきなり得点ですが、84点でーす。かなりの高得点。私の周辺ではあまりいい感想を聞かなかったのですが、実際に見てみたら結構面白かった。同じタランティーノ作品の中では、『キル・ビル』なんかよりよっぽど好きかも。先日発表した「今年見た映画ランキング」の、3位くらいには割り込ませてもいいかな、と。 ま、現在ロードショー上映中なので、あらすじは書きませんが、この映画にナチスの将校・ハンス・ランダ役で登場するクリストフ・ヴァルツという俳優さんが出てくるのですが、これがものすごい存在感。一応は主役格(?)のブラッド・ピットなんてどこへ行ったの?ってなくらいの圧倒的な演技でした。 彼が登場するすべてのシーンが圧巻ですが、例えば彼がクリームを乗っけたパイを食べるシーン。意図的にパイを咀嚼する音をすべて拾ったそのシーンのすごいこと。天晴れの一語。素晴らしい! ま、タランティーノの映画ですから、やたら人は死にますし、それをジョークと思えない人には残酷なシーンに見えるだろう部分も多々ありますので、好き嫌いはありましょう。しかし、映画と割り切って見れる人にとってはかなり面白い作品だと思います。その意味で、用心しながらではありますが、教授の熱烈おすすめ!と言っておきましょう。
December 16, 2009
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今日は心臓の検査のために藤田保健衛生大学に行ってきました。検査は二項目。心臓のエコー検査と造影剤を使ったCT検査です。 で、エコー検査の方はごく簡単なんですが、CTの方は結構太い針をぶっ刺して造影剤を入れたりしますので、それなりに緊張します。でまた、造影剤が体内に入ると、まず胸が、次に喉元、その次にはあらぬところがかぁーっと熱くなりましてね、なんだか変な気分。 そして何かがぐるぐる回転しているドーナツ状のものの中に入ってX線撮影がなされるらしいのですけど、結構大きな音がしたりして、コレ大丈夫?って感じ。 しかし、まあ、なんとか無事に検査終了! ところが・・・。 身体につけられた機器をはずしてもらい、検査着を着換えようと台から立ち上がった途端、ふらふらっとして・・・。 アレ? どうしたんだ? と思いながらも、なんとか着換えを済まし、ふらふらしながら会計まで行って支払いを済ませたところでついにダウン。近くの椅子にヘナヘナと座り込んでしまったのでした。頭がくらくらして、まっすぐ歩けない。 おお、これが造影剤の副作用か? それともニトロ・スプレーを使って血管を拡張したことによる貧血か?? しかし、20分ほども椅子に座ってじっとしていたら、少しめまいが改善してきたようなので、そっと立ち上がり、とりあえず病院の外に出て駐車場に向かって歩いてみた、と。 で、なんだかまだふらふらするような気がするけれど、駐車場で私の帰りを待っていてくれたアルファロメオの顔を見たら少し元気が出てきたので、そのまま運転して家まで戻った次第。もし何でもなかったら大学に顔を出そうかと思っていたのですが、ちょっと自信がなかったので、今日はもう一日休むことにしました。 家に帰ってからは一生懸命水を飲み、なるべく早くヨード造影剤を体外に排出することに努め、今のところ吐き気・発疹・頭痛などの副作用には襲われずに済んでおります。もっとも、造影剤の副作用は検査後1時間から数日の間に出るそうですから、まだ油断は出来ないのですが。 というわけで、ちょいと弱っている今日のワタクシ。幸い先日注文しておいたジャズのCDが数枚届いていたので、今日は無理せず、それらを聴きながらリラックスして過ごすつもりです。それでは、皆さま、今日はもうお休みなさーい!
December 15, 2009
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今日、たまたまNHK衛星放送の「青春巡礼」という番組を見たんですが、これが実に面白いものでありまして。 スペインのとある高校で、毎年、キリスト教の聖地を巡る巡礼をやる、と。で、これがなかなかハードなもので、250キロの道のりを9日間かけて歩くというのですな。1日平均30キロ弱の道のりですから、エネルギーの有り余っている高校生だからこそ出来る芸当かもしれません。ちなみにスペインには巡礼のための「巡礼宿」というのが全国各地にあって、そういうところは1泊1,000円くらいで泊まれるらしいんですな。で、その高校生たちも、野山を超え、村々を超え、あちこちの巡礼宿に泊まりながら延々歩いていくわけ。 もちろんこれは巡礼ですから、一義的な目的は信仰を固めることにあります。実際、そういうつもりで参加している子たちもいる。また、そこまで信仰深くなくとも、こういう旅をすることで、色々な意味で見聞を広め、自分なりに成長したいという思いで巡礼に参加している子たちもいる。その一方、そこはそれ青春まっ只中の子たちですから、仲間とわいわい騒ぎながら旅をすることを純粋に楽しもうとしている子たちもいるわけですよ。 とりわけ恋人同士で参加している子たちとなると、これは親御さんの目を離れて羽を伸ばすための旅行ということにもなる。一方、最近、うまくいかないことが多くなってきたカップルにとっては、9日間の旅の中で二人の関係が良くなるのか、逆に悪化するのか、不安を抱えながらの道行きであったりする。その辺の関係も実に面白い。 というわけで、このドキュメンタリーは、スペインの若者たちが「巡礼」という大きなイベントの中で少しずつ成長していく様を追おうとしているわけですな。 で、この番組は一日15分の放送で、何日間かに分けて彼らの旅を追って行くらしく、今日はその一日目だった、と。ですから、明日はこの旅の二日目の様子が見られるのでしょう。いやあ、これは当分楽しめそうです。 というわけでNHK衛星放送の『青春巡礼』という番組、教授の熱烈おすすめ!です。朝8時から15分、そして夜7時45分からその再放送がありますので、チャンスがあればぜひご覧下さい。
December 14, 2009
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今日は10年ほど前に卒業したゼミ生のMさんが遊びに来ました。 彼女はまだまだ独身のバリバリOLさん。で、私の知らない実社会の話を聞いて面白かったのですが、ようやくアラサーを卒業しようかという彼女にして、このところ若い新入社員との間にジェネレーション・ギャップを感じ始めたのだそうで。 まず若い人たちに対して違和感を感じるのは、日常的な会話の中で若い人たちが「うん」と返事をすることなんだそうです。先輩社員であるMさんに対する返事として、「はい」ではなく、「うん」と返事をする。つまり、「タメ口」ですな。 Mさん曰く、Mさんの世代では、さすがに先輩に対して「うん」などと返事をすることはなかったと。それどころか、なんにせよ先輩には気を使って、先輩が掃除をしていたら、「あ、それ私がやります!」という感じで仕事を引き取るのが常識だったというわけ。ところが最近の新入社員は、たとえMさんが社内の公共の場所を掃除していたとしても、別に気にも留めずに、自分は自分の仕事をするのだそうですな。人は人、自分は自分、という感じで。で、Mさんとしては、そういう若い人たちの唯我独尊の態度に相当カチンと来ているらしい。 わっはっは! ついにMさんも「こっち側」の人間になったか! しかし、さすがMさんは出来ている人なので、そういう新入社員の振る舞いにも、「この連中にとっては、これが普通なんだ。別に失礼なことをしようと思ってやっているわけではないんだ」と自らに言い聞かせて、カチンとくる心を抑えているのだとか。 ま、確かにMさんの言うとおり、説教してもその意味が通じない人たちに説教したって仕方がないんだよな・・・。 というわけで、Mさんとも「大人の話」ができるようになったなあ、と思いつつ、そういう唯我独尊の連中が社会人になったとなると、日本はこの先どうなっちゃうのかしらなどと思ったことでございます。 ちなみにMさん、そろそろそんなOL生活ともおさらばしようと考えなくもないようで、「地デジ化」までには結婚したいとのこと。そのココロは、「自分のために自分のお金で大型テレビを買うのは寂しすぎる。どうせ買うなら、結婚生活をスタートさせるに当たって、ご主人になる人と一緒に家財道具として買いたい」ということなのだとか。なるほどねえ・・・。 さて、そうなると地デジ化まであと1年半だ! Mさん、頑張っていい人見つけなよ!
December 13, 2009
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「今年を振り返る」第二弾として、今日は「今年見た映画ベストテン」と参りましょう。これは「今年封切られた映画」だけでなく、レンタルDVDで見たものも含め、「今年になって見た映画」をすべて候補と考えて、私にとってのベストテンを決めるものです。2009年度・ベスト10 1位 『バットマン ダークナイト』 2位 『ゴスフォード・パーク』 3位 『Dearフランキー』 4位 『ラースと、その彼女』 5位 『アメリカン・ギャングスター』 6位 『007 慰めの報酬』 7位 『時計じかけのオレンジ』 8位 『アイアンマン』 あれ? 9位と10位は? 残念ながら相当する作品がございませんでした・・・。 第1位の『ダークナイト』は文句なし。バットマンもカッコ良かったし、悪役のジョーカーの演技も素晴らしかった。2位・3位・4位と地味な作品が続きますが、特に2位の『ゴスフォード・パーク』は、イギリス貴族社会の世界を垣間見せてくれたという点でかなりインパクトがありました。5位の『アメリカン・ギャングスター』と8位の『アイアンマン』は、期待しないで見たせいか、案外面白かったな、という好印象。6位に入った007ですが、前作の方が良かったとはいえ、とにかく現在のジェームズ・ボンド、ダニエル・クレイグがカッコいい! 7位は、映画の進行につれて喜劇的になっていく様が面白かった。 さて、次に番外編として、「ベストテンに入れなかった作品」について若干のコメントを。○『スラムドッグ$ミリオネア』 評判の割にあまり感動できなかった作品。作品末の群舞も笑止。○『天使と悪魔』 トム・ハンクスの教授役にもちょっと飽きてきましたね。内容的にもリアリティまったく無し。単なる個人の欲望の物語なのだったら、何もわざわざバチカンの歴史を持ちださなくてもいいのではないかと。○『7つの贈り物』 確かに交通事故を起こしたのはよくないことだったけれど、そのためにそこまで人生を苦にするなんてリアリティ無し。あまりに過激な自己犠牲に、むしろ見ていて引いてしまいます。ウィル・スミスはこのところ、お涙頂戴ものにもよく出るけれど、やっぱり『M・I・B』時代のご陽気な彼が一番よかったなあ。○『ウォーリー』 これも期待した割に、案外退屈してしまいました。もう少し深い内容なのかと思ってたんですが・・・。○『ターミネーター4』 やっぱり『ターミネーター』は1と2だけ見ればいい映画ですね。 さてさて、光があれば影がある。見て損したと思った映画、すなわち「ワースト映画」の方も発表しちゃいましょうか。以下の作品のファンの方、お許し下さい! 個人的な嗜好ですからね~。2009年度・ワースト5 1位 『ルパン』 2位 『トランスフォーマー』 3位 『アドレナリン』 4位 『ハンニバル・ライジング』 5位 『グラン・トリノ』 ま、これらについては語るに落ちる作品ばかり。語らないでおきましょう。 しかし、全般的に洋画方面大不作の年でしたなあ。しばらく、「誰彼問わず薦めたくなる映画」に出会ってない気がする・・・。さて、2010年度はどうなのでしょうか。あまり期待できないですけど、座して待つ以外にはありません。頑張れ、ハリウッド!
December 12, 2009
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昨年11月22日の本ブログに「パリパリ」という新しいパン屋さんのことを書き、ワタクシも結構贔屓にしていたのですが、最近、そのパン屋さんが閉店になったのでは、というご連絡をいただき、今日、近くを通ったので確認に行ったところ、定休日でもないのに重くシャッターが下りておりました。やっぱり、駄目だったんですかねえ・・・。 それにしてもパン屋さんを開業するとなれば、おそらくは数百万から1千万くらいの開業資金がいるだろうと思うのですが、一般庶民にとってそれだけのお金を注ぎ込むというのは、それなりの覚悟があったはず。また覚悟とともに夢もあったはずで、自分の作るパンが売れに売れ、お客さんも幸せに、そして自分自身も幸せになろうと思っていたことでしょう。 しかし、その夢がわずか1年ほどで潰えたとは・・・。店を閉める時は、さぞ悲しかったでしょうなあ・・・。 パリパリは御夫婦での経営で、もくもくとパンを焼く御主人と、いつ行ってもテキパキと愛想良く客あしらいをしていた奥様のペアはお似合いで、また店にお子さんの描いた油絵が飾ってあったりして、なんだか微笑ましい街のパン屋さんだったのに。良質な四つ葉バターの風味たっぷりのパンだって、とてもおいしかったのに。強いて言えば場所が悪かったのかしら。そのお店があった場所は、以前にもレストランが2代ほど続いて閉店を余儀なくされた場所で、食べ物方面にはあまり縁起のよくない所ではあったのですが。 パン屋さんの経営ってのも難しいんですな。おいしければ必ず流行る、というものでもないようですし。逆に、そんなに特別おいしくないのに、いつ行ってもお客が絶えない、というお店もあったりして。 そうそう、悲しいことと言えばもう一つ。ちょっとビックリさせられたのですが、同じ大学に勤める先生が昨日、急死なさいまして。 その方は哲学の教授で、お歳は61歳。定年まであと2年というところですが、いつもお元気で、学生なんかと一緒にスポーツを楽しんだりされていたのに。私も特別親しいというわけではありませんが、つい2、3日前にも廊下ですれ違って挨拶をしたばかり。 で、昨日もごく普通に出勤され、午前中まで普通に過ごされていたようですが、お昼休みに軽くジョギングをされていた時に倒れられ、そのまま帰らぬ人になったとのこと。おそらくは心臓発作でしょう。我々もその話を聞いてビックリしましたが、亡くなられた先生の奥様はビックリどころではなかったでしょうね。朝、いつものように見送った御主人が、遺体で戻ってこられたわけですから。 ちなみに、その先生が救急車で運ばれて息を引き取られた病院で、来週、心臓の検査をするワタクシ・・・。 ま、それはともかく、年末にきて、なんだか物悲しいことを見聞きしてしまったのでした。皆さんも、健康にはお気をつけくださいね~。
December 11, 2009
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さて、恒例「この一年を振り返る」シリーズ第一弾は、釈迦楽カー・オブ・ザ・イヤーでーす! がーん! カー・ガイのワタクシが主にデザイン方面を中心にその年のベスト・カーを選定するという勝手極まりない企画でございます。選定の基準は、ワタクシ釈迦楽のハートに響いたか、というこの一点に掛かっておりますので、同意こそ求め、御意見無用でございますぞ。 では、その前に各カー・メーカーの総括から。国産車編トヨタ&レクサス: まあ、新型プリウスが売れた、という一言に尽きる一年でございましょう。が、その他は割お寒い状況で、昨年鳴り物入りで登場した「iQ」はまったく売れてないようですし、プリウスに続けとばかりに売り出した「SAI」もそんなに売れてないんじゃないでしょうか。ま、後者に関してはネーミングが悪いよね。「何に乗ってるの?」「んーと、『サイ』」「ああ、『カバ』じゃなくて『サイ』ね」という会話が目に見えるようではないですか。レクサスの方ではモーターショーで登場した「LFA」が少し話題になりましたが、デザイン的には悪くはないけどごく普通。これを3750万円も出して誰が買うか、ってなもんでしょう。偉そうなこと言ったって、ちょっと損するとすぐにF1から撤退する根性なしの会社に、スポーツカーなんか作れますかって。今年のトヨタ&レクサスに見るべきものなーし。え? マークX? 論外、論外。ニッサン: 完全なブランニューとしてはスカイライン・ベースのSUV「スカイライン・クロスオーバー」、マイチェンでは「フーガ」、そして機種追加で「フェアレディZ・ロードスター」。ま、そんなところでしょうか。ハイブリッドで完全に後れをとったので、電気自動車で先を行こうとばかり、とりあえず発表してみた「リーフ」のお粗末さ。この会社の戦略のあまりのピンボケ具合に失笑。デザイン部門を何とかしないと、せっかくの技術力が泣きますね。ここもまったく見るべきものなーし。ホンダ: とりあえず「インサイト」の成功で一息ついた、というところでしょうか。でも他には? フィットが相変わらず売れているようですが、利幅の大きいクルマがまるで売れていないので、この先もしばらくは余裕のない状況が続くことでしょう。「インサイト」に搭載されているハイブリッド・システムは、プリウスのそれとは比べ物にならないほどのローテクものですけど、それが一般の人にバレないうちにとりあえず売れるだけ売っちまおうというところですかな。ニッサン同様、ここもデザイン部門が崩壊してるので、現状、ワタクシの目からはまったく魅力のないメーカーでございます。ヨーロッパだけで売っていたシビック・ハッチバックが日本でも売られることになったようですが、あのデザインは、ホンダの子供っぽさが全面に出た悪い例ですな。その他、全般にCVT車ばっかりになってしまったのも気に入らないところで、2ペダルMTのシステムを今のうちに研究しておかないと、先行き困ることになるんじゃないか? と苦言を呈しておきましょう。マツダ: アクセラがマイナーチェンジですっかりバランスを崩したデザインになってしまったのが、今年最大の汚点。その他はあまり新味のない一年でしたが、既存のクルマに関しては相変わらずデザインのいいものが多く、「MPV」「アテンザ」「デミオ」「RX-8」「ロードスター」などなど、選ぶべきクルマの多いメーカーではあります。その割に売れない、というのが玉にキズ。頑張れ、マツダ!スバル: 稼ぎ頭のレガシィ&アウトバックが一新。果たして吉と出たのか、凶と出たのか。ま、ここは固定ファンのついているメーカーですから、どんなデザインにしたってそれなりに売れるでしょうが、新型のデザイン、ワタクシはまったく買いません。モーターショーに出していたコンセプト・カー「スバル」は、割といいデザインだったので、先に期待しましょう。三菱: まだいたの? あ、「iMiEV」か・・・。良かったね、一個だけでも話題になるものがあって。ダイハツ: コペン、欲しい!スズキ: 年も押し詰まってVWとの提携を発表。GMと組む愚かさにようやく気付き、こことの関係を断って新たにVWとくっ付いた、ということですが、その選択は正しい! ただ、VWに利用されるだけにならないよう、ご用心、ご用心。外国車編 ベンツ: Eクラスの新型登場。変な顔つきになっちゃった。でもここは、いいデザインとダメなデザインを交互に繰り返すので、次のEクラスに期待しましょう。いずれにせよ、ベンツはベンツ。ポリシーのある会社なので、リスペクトはします。 BMW: 完全なブランニューは「Z4」だけかな? 今度のZ4は女性デザイナーの作品ですけど、うーん、大したことはないね。ワタクシなら中古でZ3を買います。今、安いよ! その他、ミニのカブリオレがマイチェンしましたが、これは相変わらず魅力的。ワタクシにとっても買いたいクルマの一つです。アウディ: A4ベースのSUV、「Q5」が登場。近くで見ると結構デカイ。まあ、今更SUVでもないかな、と。クルマの雑誌などではやたらに「R8」がほめられているようですが、子供っぽいスーパーカーで興味なし。「初代TT」のデザインに見られたセンスはどこへ行ったのか。ポルシェ: 久々に4ドアのポルシェ誕生。「パナメーラ」。しかし、カッコ悪いね・・・。アメリカでは売れるのかもしれないけど。でも、やっぱりワタクシにとってポルシェとは911以外の何物でもない。いつの日か、ワタクシがこいつに乗る日は来るでしょう・・・か?VW: 今年は主力の「ゴルフ」が第6世代に進化。返す刀で「ポロ」まで新型に。機械として正常進化したみたいですけど、デザインとしてはどうなのか。アルファロメオから移籍したワルター・ダ・シルヴァの手はどこまで入ったのか。どうも中途半端な感じですね。また昔の名前で出ていますの「シロッコ」も登場しましたけど、押しつぶしたゴルフ以外の何物でもなく・・・。ただ、モーターショーに出ていたコンセプト・カーの「ブルースポーツ」、ちょっとカッコいいじゃないですか。あれが本当に市場に出たら、結構いい線行くと思いますね。これこそ、ダ・シルヴァの実力じゃないっすか?アルファロメオ: 小型アルファの「ミト」登場! だけど、別にカッコ良くもなんともない。近年のアルファでは、ワタクシの愛車「156」が、やっぱり最良のデザインでございましょう。もっとも、限定500台しか生産されなかった「8C」は、ちょいと迫力がありましたけどね。高くて買えないけど。フィアット: グランデプントと500にアバルト仕様登場。もっともワタクシは興味なし。普通の500でいいよ。フェラーリ・マセラティ: 今のところ縁のないクルマなので、コメントなし。アストン・マーティン: これも値段的には縁がないですけど、「DBS・タッチトロニック2」、惚れ惚れするデザインですなあ。美しい!プジョー: 308の屋根なしバージョン、「308CC」登場。しかし、古の「306カブリオレ」のようなセンスはまったくなし。ああ、前の愛車、306はいいクルマだったなあ・・・。ルノー: トゥインゴ、ルーテシア、カングーなど主力が軒並み新型に。でまた、軒並みカッコ悪くなったという・・・。この先、メガーヌも新型になって、ものすごくカッコ悪くなるので、メガーヌ2のデザインが分る方、今のうちに買うのも手ですぞ! シトロエン: C3とC4がマイチェン。ま、去年のC5といい、頑張ってますよね。ただ、売れてはいないみたいだけど。家の近くにあったディーラーもあえなく撤退。日本にシトロエンのアヴァンギャルドさが受け入れられる日は来るのでしょうか??ボルボ: ボルボ初のSUV「XC60」登場。追突防止装置で、障害物の手前で自動的に止まるすごいシステム搭載。さすがボルボ、安全装置への意識が高い! ベンツ同様、ワタクシがリスペクトする数少ないメーカーの一つ。デザインもいい。が、走り屋のワタクシとしては、ちょっと食指が動かず。人が買うと言ったら、大いに賛成しますけどね。 とまあ、ざっとコメントしてきましたけど、ざっと振り返ってみて、うーん、今年登場したクルマで特に欲しくなるようなのがない・・・。ミニのカブリオレはいいけど、単なるマイチェンだし、ボルボXC60の安全性への意欲は買うけど、しょせんSUVは時代に逆行しています。VWのブルースポーツが市販されていれば間違いなくそれでしたけど、まだコンセプトカーの状態・・・。 ということで、今年の釈迦楽カー・オブ・ザ・イヤーは該当車種なーし! ただ市販化への期待を込めて、VWの「ブルースポーツ」を「釈迦楽カー・オブ・ザ・フューチャー」とし、そのデザインを褒めておきます。VWさん、きっと市販化してよ!
December 10, 2009
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今日はなんだか大学にまつわる「寒~い」噂を色々聞いてしまいました・・・。 まず一つ目。ついにうちの大学のドイツ語・フランス語が危なくなってきた、という話。ま、どこの大学でも昔から「第二外国語」と言えばドイツ語・フランス語と相場は決まっていたわけですが、最近、これらの言語を選択する学生が激減。だったら、そのための専任教員を雇っておくのは無駄ではないか、ということに話が進んでいるらしいんです。 ま、そのことはちょっと前から言われていたことなんですが、今日聞いた噂では、うちの科のドイツ語の某若手教員が、「チャンスがあれば、別な就職先を探し始めたら・・・」と上の方の人からそれとなく勧められたのだとか。 ひゃー、首筋が寒ーい! ま、私は英語系ですから、まだもうちょい先はありそうですけど、これからますますドイツ語・フランス語系の大学の先生方は、厳しい時代に直面しそうですなあ。 しかし、弱小私学なんかですと、英語の先生でもうかうかしていられないようで、これが今日聞いた二つ目の噂ですけど、知人の勤務先大学がこのところ数年連続して定員割れしていて、いよいよお取り潰しになりそうなのだとか。私の知人も、それこそ血眼で就職先を探していて、あちこちの大学に履歴書を送りまくっているのだそうで。とはいえ、このご時世、そううまく就職口が空いているはずもなく、このままでは一家路頭に迷う可能性もなきにしもあらず・・・。 ひゃー、またまた首筋が寒ーい! しかし、冷え切っているのは職場としての大学だけでなく、文化の場としての大学も冷え切っているらしく・・・。これは今日聞いた三つ目の噂なんですが、先週の土曜日、うちの大学の出身の某有名作家を呼んで講演会を開催したところ、お客がほとんど集まらず、300人まで入る大教室に、わずか40人足らずの聴衆しか集まらなかったのだそうで・・・。しかもそのわずかなお客さんも、大半は新聞でこの講演会のことを知った近所のおじさん、おばさんだったそうで、大学関係者は学生も含め、ほとんど居なかったのだとか。 ひゃー、想像するだけで会場が寒ーい! その作家の方も、ガッカリ・・・というか、ビックリされたことでしょうな。わざわざ招かれて母校に凱旋講演しに帰ってきたのに、ほとんど無視された形ですからね。「もう二度と来るかっ!」と思われたことでございましょう。 ま、私も体調が万全であれば聴きに行ったのですが、申し訳ないことをしてしまいました。 それにしても、今、うちの大学でこの種の文化的な催しをしても、だーれも集まらないんだ、と思うと、なんだかうすら寒い感じがしますなあ。大学って言ったって、教員も学生も、作家の話を聞こうとか、何か文化的な刺激を求めようとか、そういう気運はまったくないんですな、今や。 とまあ、寒い噂三連発で、大学という場所の現状を、否応なく知らされた感じがした今日のワタクシだったのでした、とさ。ほんと、寒!
December 9, 2009
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今日は私の元教え子にして舎弟のI君が研究室に遊びに来てくれたので、昼飯を一緒に食べながら色々近況を知らせてもらって、楽しいひと時を過ごすことが出来ました。ま、彼は私が赴任した時には4年生で、直接の「教え子」というわけではないのですが、歳も5つくらいしか離れていないし、舎弟として可愛がっていた奴なんです。 そのI君、その後アメリカに留学、向こうの大学院を出た後、世界銀行に勤め、今は名古屋市内の某大学の准教授に収まっているんですが、専門の「世界経済」の分野ではなかなか勢いがあるらしく、私も弟分の活躍に目を瞠っているというところ。 で、アメリカでの生活歴も私をはるかに凌ぐようになったI君に、色々向こうの情報を教えてもらったのですが、その中で一つ、啓発されたことがありまして。 世界銀行に勤め続ける道もあったにも関わらず、種々メリット・デメリットを勘案した揚句、敢えて日本の大学に就職したI君なのですが、そこはそれ、やはり世界経済学の本場たるアメリカの情報には目を光らせていたいだろうし、その辺の情報収集はどうやっているのか、ということを彼に問うたところ、とりあえず毎朝、『NYタイムズ』の社説には目を通している、というのですな。 で、さすが『NYタイムズ』ともなると、執筆陣がものすごくて、ノーベル賞を受賞した経済学者 Paul Krugman など錚々たる面々がコラムを担当しているんですって。で、その書き方も、決して堅苦しいものではないのだけれど、非常に格調高い英語で実に含蓄のあることを書いていると。で、これを読むだけでも、色々ヒントになることがあるというのです。 で、クルグマンはブログも公開していて、そちらもまた面白いのだそうで、しかもそのブログにリンクしている他のブログも、やはり民主党系リベラル派のバリバリの知識人連中のものだったりして、そういうブログもものすごく刺激的な内容だったりするのだとか。 で、そういう連中の書くブログは、もちろん専門の学問的な内容のものもあるのですが、そういう連中は専門以外にも趣味的な専門があって、ものすごいSFオタクぶりを発揮して、そちら方面の蘊蓄を語っていたりすると。つまり単なる専門馬鹿ではなく、専門馬鹿と呼ばれる分野を複数持っているというのですな。 でまた、経済学の専門家であっても歴史に強く、昔のことを参考に現在のことを考えるとか、逆に現在の最新の知識で持って昔のことを新たな視点でとらえるとか、そういう重層的な思考が出来る人が多い、というのです。 ま、この辺がアメリカの知識人たちの底力なんでしょうな。 ま、そんなことをI君から聞かされると、うーむ、私も専門外とはいえ、『NYタイムズ』の社説くらいはチェックしておいた方がいいのかな、なーんて思わされたりして。 ということで、今日は舎弟のI君から実に色々なことを教わって、大いに啓発されたワタクシだったのでありました、とさ。やっぱり、勉強している奴には敵わないね!
December 8, 2009
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家内の友人が韓国土産にロッテの「ひまわりの種チョコ」というのをくれまして。「ヘバラギ」というらしいのですが、初めて食べてみたところ、これがまた意外に癖になるおいしさなんだ。 要するに殻を剥いたひまわりの種をチョコレートでコーティングしてあるだけのシンプルなお菓子なんですが、独特の風味というか、食感というか、がありまして、飛び上がるほどおいしいわけではないのに、ついつい後を引くような感じです。 で、ちょっとググってみたら、これ、結構有名な韓国土産なんですってね。寡聞にして知らなかった~。ま、ワタクシ、アジア方面のことにまったく興味がないもので、そういうことは得てしてあるのですが。これこれ! ↓ひまわりチョコ(3袋入り) 値段も妙に安いですよね・・・。 ところで、ひまわりの種といいますと、子供の頃に飼っていたシマリス君を思い出します。ひまわりの種はシマリスの大好物でね。種を上手に割って、中の芯の部分を取り出し、両手でしっかり握りしめながらもぐもぐ食べる姿の可愛かったこと! あんまり可愛いので次から次へとあげていると、そのうちお腹がいっぱいになるのか、その場で食べるのは止めて、殻ごと口の中に溜めこむわけ。で、ほっぺがはちきれんばかりになると、巣のところまで行って種を吐き出し、「ひまわりの種貯金」をするんですな。冬眠する動物ですから、本能的に冬の備えをするのでしょう。その辺のしぐさもまた可愛いんだ。 というわけで、ヘバラギを一粒一粒噛みしだきながら、そんなことを思い出しているワタクシなのでありました、とさ。でも、ほんとおいしいですから、教授のおすすめ!ですよ~。まだ食べたことのない方、お試しあれ!
December 7, 2009
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今日は朝からゼミ生の卒論添削で明け暮れました~。一人分見るのに一日がかりだ。まったく疲れるねえ・・・。 というわけで、週末はほとんど家から一歩も出なかったワタクシ。当然、見聞の幅もテレビのニュースくらいに限られるわけですが、夕方、何となくニュースを見ていたら、勤務先大学の学長がテレビにどーんと出ていてビックリ。愛知県内の4つの国立大学の学長さんたちが、民主党の県連に陳情に行ったんですと。 は、はーん。これがアレだな。小沢某が自民党の基盤を弱めるために、民主党の県連経由で陳情させるようになったって奴か。小沢某ってのは、ほんとに権力闘争が好きなんだね。いかにして権力を握るかの勘所をよーく知っとるわ。 それにしても、この十年で大学の学長の役割も変わりましたなあ。十年前まで、学長ってのは学内政治だけやってりゃ何とか務まったもんなんですが、今、学長の役割は対外的な交渉と陳情ばっかり。大学内にいるより、外にいるときの方が多いんじゃないの? 昔は放っておいても、「昨年並み」にはお金をもらえたのですけど、今は放っておくとガンガン交付金が削減されちまうので、それを防ぐための努力をしなくちゃいけない。で、文科省に行ったり、県連に行ったりするわけですけど、果たして効果のほどはどうなのか。しかし、何もしないわけにもいかないので、やっぱり外を駆けずり回る、と。 先日は旧帝大の学長連が文科省だかに陳情に行ったみたいですけど、こんなふうにニュース番組に「学長」なる人物たちがやたらに登場する、ということ自体、異常事態なんだよなあ。 研究だの教育だのってのは、効率やら効果から判断してはダメなんだから、何にも言わずにただ黙って少なくとも従来通りのお金を出せばいいんですって。 とにかく物乞いしている学長がやたらにテレビに映されるなんて状況は、ダメなのよ~と言っておきましょう。
December 6, 2009
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あまり興味はないのですけど、たまたまテレビを見ていたら女子フィギュアスケートの試合をやっていて、鈴木明子選手が会心の演技をしていたので、ついそのまま見てしまいました。 で、なんとかいうロシアの選手、キム・ヨナ選手、安藤美姫選手などが次々と滑ったのですけど、結局、キム・ヨナ選手1位、安藤選手2位、鈴木選手3位となったようで、日本勢としてはまずまずの成績だったのではないでしょうか。 ところで、門外漢として女子フィギュアスケートを見ていて、一つ、非常に疑問に思ったのは、演技が終わった直後の選手たちの表情ですな。 つまり、演技中、転倒したり、予定していたジャンプをこなせなかったりして、納得の行く滑りが出来なかった選手は、演技が終わった直後、ものすごく落ち込んだ表情をするわけ。表情だけでなく、まさに全身で「ガッカリ・・・」ってな思いを表すわけ。 例えばボクシングの試合なんかですと、判定にもつれ込んだ時に、双方の選手がガッツポーズをして「俺が勝った!」的なアピールをするのが普通です。明らかに劣勢の選手ですら、試合終了のゴングが鳴ったと同時に両腕を突き上げて「やったぞ!」という姿勢を取る。ま、それが審判やファンへのアピールになるわけですな。もちろん、それで判定が覆るといことはないにしても。とにかく、自分から負けを認めるような態度をとることはめったにない。 で、そういうのを見慣れているせいかもしれませんけど、女子フィギュアスケートの選手たちが、演技の直後、まだリンクにいるうちから「駄目だった~・・・」という表情をするのが、私にはすごく不思議に思えるわけ。たとえ不出来な演技だったという自覚があったとしても、少なくとも氷の上では満面の笑顔で客席に向かって手を振るなど、アピールをすればいいのに。審査員たちだって、あんなガッカリした表情をあからさまにしている選手に、いい点はあげられないでしょう。 私の世代のまぶたに残るかのジャネット・リンちゃんを思い出しなさいって。尻餅ついたって、あんなステキな笑顔を見せてくれたじゃないの。フィギュアの選手たるもの、かくあるべし、と思いますよ。 あともう一つ、今回久しぶりにフィギュアスケートの試合を見ていて感心したのは、荒川静香さんの解説。引退直後の頃は、なんだか原稿を棒読みしているようなぎこちない解説ぶりで、「名選手、必ずしも名解説者ならず」なのかなあ、と思わされたものですが、今日の解説を聞いていると、舌の回りも滑らかで、かつ内容も公平かつ適切。もう柔道の山口香か、マラソンの増田明美か、というくらい名解説で、あら~、腕上げちゃったわね~、という感じでした。やっぱり才能あるのね、荒川さん。 といことで、久々にフィギュアスケートの試合なんか見て、あれこれと思うことがあったワタクシなのでありました、とさ。さて、すっかりのんびりしちゃったから、もう一仕事して来ますか。
December 5, 2009
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先日来、排気系の故障で入院中だった愛車・アルファロメオ156の修理が完了したとの連絡を受け、今日の午後、ディーラーまで受け取りに行ってきました。 で、無事、排気管を「溶接」修理したアルファ君と御対面。うーん、やっぱりいいデザインだねえ。ただ止まっているのを見ているだけで、惚れ惚れ・・・。 ところで、せっかくディーラーまで出向いたからには、帰りがけに展示車を見ていきたいではないですか。ということで、外車の中古ばかり百台以上置いてあるその展示場を端から見ていくことに。 で、今日は「ミニ」特集だったのか、BMWのミニがずらり20台くらい展示してある。ミニ・ワンのベース・グレードだと150万円代から、クーパーやクーパーSになると200万円代前半で十分買えます。カブリオレも200万円を切るくらいの値段で買えるとなると、ちょっと心惹かれるものがありますねえ。 それから、レンジローバーの最小モデル、フリーランダーが150万円ちょいか・・・。これも小型SUVとして、かなり魅力的です。 あと、シトロエンC3が99万円ね。ちょっと後部座席が狭いけれど、丸っこくって可愛いクルマではありますな。デザイン的にはプジョー207よりこっちかなあ・・・。 お、あそこにはルノー・メガーヌが128万円で出ているぞ。色がシルバーというところがちょっとフランスっぽくないけど、これなら大きさ的にファースト・カーとして十分使えそうです。トランク部も結構広いし。・・・でも、これにもう30万円足すと、アウディのA3が買えるのか・・・。しかもA3の後部座席は、かなり広いですなあ。A3って、こんなにゆったりしているのか! 後部座席に関しては、むしろA4より広いくらいだ。案外実用性あるねえ! いやいや、待てよ。同じく158万円でBMW3シリーズの旧モデルが買えるぞ。ライト回りのデザインなど、現行モデルよりカッコいいし、A3とどっちがいいのかしら、悩むなあ・・・。 というわけで、色々な外車メーカーの程度のいい中古車をさんざん眺めまわして楽しんでいたのですけど、今日見た中で一番心惹かれたのは、アウディA6でしたね。威風堂々の巨体なんですが、デザインがいいので、うすらデカイようには見えないし、さすがにこのクラスになると内装が豪華! アウディだから、チャコールのメタリックな外装も似合います。これで250万円なら、中途半端な国産セダンの新車を買うよりよっぽど楽しそうだ。 アウディA6をファースト・カーに、BMWのミニをセカンド・カーにして、合わせて400万円。この組み合わせ、どう? あるいは、SUVのフリーランダー150万円とBMWミニのカブリオレ250万円で400万円コースという手もあるか・・・。「クルマの楽しみは、400万円あれば十分堪能できる」って、誰だったか有名な自動車評論家が言ってましたけど、この格言は確かに本当かもしれませんね。 と、まったくどうでもいい空想を楽しんだ後、久々の愛車に乗って帰宅。 うん、やっぱり、アルファの乗り味は十分面白いな! 空想も楽しいけど、現実的には、もうしばらく、元気になって戻ってきたアルファ156との生活を楽しみましょうかね。
December 4, 2009
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例年よりちょっと遅めになってしまいましたけど、今日、人間ドックに入ってきました。やっぱりこの歳になると、年に一度はやっておかないと心配なもので。 で、今回は「中京サテライト」という、人間ドック専門の病院に行って来たのですけど、専門だけあって手際のいいこと。ほとんど流れ作業で、それこそ1時間ちょいで終わっちゃったかな? ただ、腹部エコー検査だけは、たまたま研修医の方の実験台にされましてね。まず先生がエコーをとった後、もう一度同じ作業を研修医の若い女医さんの卵にやってもらったため、随分時間が掛かってしまいました。ま、妙齢の女性に慣れない手つきでお腹をまさぐられながら、「はーい、(息を)吸って吸ってーー」などと言われるのも悪くないもので(爆!) 結果エコーも2度とったのだから、診断もより精密に出たであろうと期待しましょうか。 ところで、一応、すべての検査が終わって会計を済ませたところ、ちょっと意外なことが起こったんです。おつりと一緒に番号札みたいなのを渡されましてね。何かと思ったら、「はい、これ食事券です」とのこと。え? ここの人間ドック、食事付きなの?? で、指示されるまま検査をやったフロアの一つ上の階に行ってみたところ、そこに渋い食堂みたいなのがあって、先ほどの札を出したら、どーんと昼飯が出てきた。それも、焼鮭、天ぷら、シュウマイ、イカと海藻の酢の物、ご飯&味噌汁、それにデザートのヨーグルト付きってんですから、結構なものです。 あれ~、なんだか得した気分。そういや、昨日の夜9時から今まで飲まず食わずだからお腹も減っちゃってますわ。ということで、ありがたく完食! ま、補助金が2万円出ているとはいえ、自腹でも2万円払っているんだから、この位の昼食をいただいたって罰は当たらないわけだ、とは思うものの、今までいろいろなところで受けてきた人間ドックで昼食が出たということがなかったもので、今日は妙に得したような気になってしまったのでした。我ながら、単純~! かくして、充実の人間ドックにすっかり満足のワタクシ。ま、これで結果が出るとね、あっちが悪い、こっちが悪いということになってどーんと落ち込むわけですが、結果が出るまでは、「得した~」という気分に浸っていましょうか。
December 3, 2009
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大学からの帰り道、危うくネズミ捕りに引っかかりそうになりました。 そこは見通しのいい片側2車線の道路で、もちろんバカげた交通規制のために制限速度50キロにはなっていますが、クルマの流れは普通70キロ前後、中には80キロくらい出しているクルマもありますが、歩道とは完全に隔絶されていますので、まあさほどの危険もない、というところ。 私は歩道側の車線を走っていて、交差点で赤信号で止まっていたんです。と、右側の車線のトラックが、先を急いでいるのか、信号が変わるのが待ちきれない様子。まだ前方の信号が赤のうちからジリジリと前に出始めている。で、信号が変わり、そのトラックは猛ダッシュ。私は別に急いでいたわけではありませんが、普通に発進してそのトラックを追いかけた、と。私と先行するトラックの距離は、30メートルくらいでしたか。 と、突然、前方で、歩道から人が道路に飛び出してきた! と思ったら、警官じゃないですか。何とネズミ捕りです。で、私の斜め前方を走るトラックはあえなく御用。 で、そのトラックよりちょっと後方を走っていた私も、ほぼ同じくらいのスピードで走っていたのですから、私も御用かと思って速度を緩めたところ、別の警官が「お前は行っていい」との身ぶり。あら~、助かった~! いやー、あのトラックが先に捕まってくれなければ、私が捕まっていたかも。危ない、危ない・・・。 しかし、捕まったトラックにしても、私の目から見て、そんなに危険な運転をしていたわけではありません。あの程度、普通よ、普通。あれを捕まえるってのは、どうなのかなあ。捕まえるのなら、もっと本格的に危ない運転をしているのを捕まえてくれよ! ましてや、そのネズミ捕りの現場が、数年前、一家4人が惨殺された上に放火された事件のあった場所のすぐ近くなんだ、これが。あの事件、ほぼ迷宮入りの様相ですけど、警察官諸君、こんなところでネズミ捕りなんかやっている間に、迷宮入り事件の解決にでも力を入れた方がいいんじゃないのか、おい。どうなんだ。 話はここでぽーんと変わるようですけど、9月にアメリカに行った時、クルマのスピード減少に役立ちそうな面白いものを見かけました。 レーダーを使って走行中のクルマの速度を測る装置なんですけど、面白いのは、その測った速度を、まさに走行中のクルマ一台一台に電光掲示板で知らせるんですね。ですから、ドライバーは、その道路の速度規制が時速何マイルなのか、それに対して自分は時速何マイルで走っているのか、その差を否応なく目にすることになる。 これはね、効果覿面ですよ。やっぱり、自分のクルマのスピードを電光掲示板ででかでかと公に示されると、「え、そんなにスピードオーバーしてるの、俺?」って思いますもん。だから、別に近くに警官が立っていたり、取り締まっていたりするわけでもないのに、ブレーキを踏んで自制してしまう。 これは人間の心理だと思うんですよね。自分のクルマについているスピードメーターは無視できるけど、公に掲示されたスピードメーターは無視できない。そういうところがあると思うんです。 だからね、日本もネズミ捕りなんかやるより、こういう装置をそこここに設置し、ドライバー自身の意識に訴えてスピード自制を促すようにした方がよっぽどいいと思うんです。大体、スピードを出してもよさそうな道路の脇の暗がりにこそこそ隠れていて、飛ばしてくるクルマがあると、それ、引っかかった! とばかり、そのクルマの真ん前に警官が飛び出してくる、なんて取り締まりの仕方、下品な上に危険ですよ。 ということで、日本のバカげたスピード取り締まりの方法に、猛省を促しておきましょう。少しはアメリカさんを見習ったンさい!
December 2, 2009
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今朝、研究室に入った途端、なんだか「むあ~っ」とした熱気に圧倒されてしまいまして。で、何かと思ったら今日から大学にスチームが入ったのですな。やれやれ、ようやくかよ・・・。国立大学っちゅーところも気の利かんところで、四角四面に12月1日にならないと暖房が入らないんですよね。11月の終わり頃って、結構寒い日もあるのに。 しかし、もう師走か・・・。 この季節になると、何となく1年の締めくくりというか、「今年俺は何をやったのだろう」ということを考えるようになるのですけど、振り返って見るに、あんまり大したことしてないねえ・・・。 ま、業績的には、本を一冊書いて出版したか。でも、それだけだなあ。こうなりゃ3月末に出る紀要に論文の一つも載せるか。 そうそう、毎月、月末になると、過去に発表した自分の紀要論文に、その一カ月でどれだけアクセス&ダウンロードがあったかの記録が出るのですけど、予想外に結構な数のアクセスがあって、自分の書いた論文を読んでくれる人がそれなりにいるのかしら、と、励まされることが多いんです。昨日出た数字も、割と多かったしなあ。 でも、そんなせこい単発の論文出すより、溜めて溜めてバーンと専門書を出した方がいいかしら。 ま、そんな計算を立て始める年の瀬でございます。 ところで、年末となりますと、本ブログでもそれに向けた恒例の企画が色々ありまして、その年に出たベストなクルマを独断で決定する「釈迦楽カー・オブ・ザ・イヤー」をはじめ、その年に開拓したベストなレストランを決定する「釈迦ミシュラン」、また「ベスト・ジャズCD」、「ベスト映画」、「ベスト本」などなど、さまざまなベスト10企画が順次話題に上る予定でございます。その辺のことも含め、今年最後の月の「お気楽日記」、乞うご期待でございますよ~!
December 1, 2009
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