《クリスチャンになろう Day 33》
主の晩餐式(The Lord's Supper)のQ&A
Q. どのような準備をしたらいいの?(パート2)
A.自分自身をよく見つめながら臨みましょう。 (前回 DAY32 「自分自身をよく見つめて」
からの続き)
主の晩餐に必要な準備:四つの吟味のうちの三つ目です。
3.再献身
主の晩餐式は、 再献身の絶好の機会
です。聖書が「ふさわしくないままで、パンと杯を受けてはならはならない」と教えていますが、時々、「 最近罪を犯してしまいました。だから今はふさわしい状態じゃないから、今日は受けません
」と言って、主の晩餐にあずかることを拒否されるクリスチャンの方がいます。自らの罪を認める姿勢はとても信仰的だとは思いますが、パンと杯そのものを拒否することは正しい考え方ではありません。これは、主の晩餐を拒むことで、キリストの食卓への招きそのものを拒否していることになります。
「ふさわしくないままで主のパンを食べたり、その杯を飲んだりする者は、主の体と血に対して罪を犯すことになります。だれでも、自分をよく確 かめたうえで、そのパンを食べ、その杯から 飲むべきです
。(1コリント11:27-28)
この1コリント11:27の後半の一語一語によく注目して見てください。 「絶対にあずかってはいけません」とは、言ってはいません
。むしろ、 「だれでも、自分をよく確かめたうえで、そのパンを 食べ
、その杯から 飲むべきです
。」(1 コリント11:28)
と憐れみを持って勧めているのです。どういう意味かと言えば、「ふさわしくないまま」であずかってしまうことがないように今一度自分を吟味し、告白すべき罪は告白してから「 もう一度主に従います
」 という再献身の決意と信仰告白を、その晩餐にあずかる態度をもって神様に示す
のです。
クリスチャンとは、イエスを人生の主として迎え入れ、その僕(しもべ)となって 生涯仕えていく決意
をした者たちのことを言います。王の王、主の主であられる救い主イエス・キリストの「 記念して行いなさい
」という ご命令ですから、それを拒むことは本来ならできないはず
です。もちろん、主の晩餐にあずかることは、本人の信仰による自由意志と決意にもとずくものですから、強制ではありませんが、神様はあなた自身の決断をもって歩みだす一歩を待っていてくださっているのです。
裏切りのユダは、自分が主イエスを売って敵に引き渡したことを後悔はしたものの、その後に主イエスのもとに立ち返ろうとはしませんでした。同様に、主の晩餐を拒否することは「 自らの罪を認めつつも、主に立ち返ろうとしない傲慢
」がそこには見え隠れしていると言ってよいでしょう。
こういうわけで、兄弟たち、神の憐れみによってあなたがたに勧めます。 自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい
。これこそ、あなたがたのなすべき礼拝です。(ローマ 12:1)
主イエスは既にあなたのために、十字架で苦しみを受け、その憐れみによって今日もあなたを招いてくださっています。ですから、その 主の食卓の席にただただ着かせていただくこと以外に、私たちクリスチャンの応答方法はない
のです。むしろ、罪の告白と再献身を通してあなた自身の体を神様への最高の供え物として捧げることができる、素晴らしい機会としましょう。
にほんブログ村
DAY34へつづく