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中国熱がなかなか覚めやらぬさくらです。一昨日の夜、お布団の中で雑誌『FIGARO japon』の12月5日号を読んでいて、化粧品メーカーさんのクリスマス・コフレ(クリスマスシーズンにボーナス需要を当て込んで発売する、複数の化粧品とポーチなどをセットにした期間限定のキャンペーン商品)の記事の中に「M・A・C中国上陸記念」という文字を発見してしまった。そういえば、昨年までは「M・A・C」って見なかったような気がする。自分の専門分野ではないし、前にも書いたことがあるが、私は服を買うお金を捻出するためコスメにはあまりお金をかけないようにしている(^^;;;ので、そこまで注意して見ていなかったんだけどね。この間、上海の「セフォラ」内で見た「M・A・C」は、進出したてのホヤホヤだったんだね。ご承知の通り、「M・A・C」はメークアップアーティスト系のブランドとして、個性的なカラーの商品を揃えメーキャップ手法のカウンセリングで差別化を図っているブランドである。今秋の立ち上がりの時期、停滞気味の化粧品業界のムードを反映してかどのブランドも似たり寄ったりの打ち出しに終始している中、コントラストの強いアイメークと、エスニックテイストのコスチューム(制服)に身を包んだカウンセラーさん達の出で立ちで異彩を放っていたことは記憶に新しい。そういうブランドだから、私の故郷・岡山にはもちろん売り場はまだない。日本でも百万都市クラス以上のところにしか出店していないのだ。そんな「M・A・C」も、ついに上海に出てきた、という状況が、先日も書いたが、外資の先発グループの乗ったバスは今年を持って発車済みとなってしまったのではないか、という私のカンの根拠の一つなのだ。上海の「セフォラ」には、完全なセルフではなく複数のブランドがカウンセラーやメークアップアーティストを配置していたが、「M・A・C」にも、イケメン男性のメークアップアーティストさんがおり、若い女の子にメイクを施しておられましたよ。人にメイクしてもらうのって、すごく嬉しいものなんですよね(^^)。自分でやるとどんなに上手な人でも、メイクは絶対に左右対称にはならないしうまくはできないものだから。寂しい時や時間が余っている時には、コスメ売り場は女性にとって最高に楽しめて元気になれる場所だ。ネットやケータイがいくら発達しても、カウンセリングの魅力、街中で暇つぶしができる魅力、というのは、決してなくなりはしないだろう。少し高くても、買いたくなる気持ちはすごく良くわかるなぁ・・・。Googleを簡体字で検索すると、「M・A・C」さんが最近上海でイベントを行っておられることがわかった。シノワズリ調のこのメイク、実際の中国の若い女性はもっと西洋的な雰囲気の方が好きだと思うので、まあ、中国上陸記念として、チャイナテイストを仰々しく表現されたのだろうけど・・・。テイストの問題は別として、ボディペインティングでチャイナドレス、という方法論そのものは、時代性をついていて、すごく面白いと私は思った。前にも書いたことがあるが、今の時代、服と人間の皮膚、肌とは、ある意味で一体化しつつあるように思うのだ。しかし、そういう時代は、太古の昔にもあった。刺青を入れたり、体にボディペインティングを施していた時代が。そういう土着的、民俗的な要素と、それこそ先日のauと吉岡徳仁氏のコラボケータイ「メディア・スキン」のような、IT時代の最先端の皮膚感覚が融合したような、ユニークなプレゼンテーションではなかろうか。何号か前の繊研新聞さんのフリーペーパー『h』で、スライの植田みずきさんも、フォトシューティングのコーナーで刺青っぽいボディペインティングを打ち出していたが、同じような発想でメチャメチャ先鋭でオシャレですよ。中国の皆さんも、この強烈な表現手法には、かなりショックを受けたでしょうね。PS.おまけネタ。「M・A・C」って検索エンジンに入れると、アップル社のMacばかりがヒットしてしまうので、コスメブランドの「M・A・C」さんもさぞかし大変だろうと推察してしまう。賢明な皆さんは検索エンジンに2つ以上の単語を入力すればよいことをご存知だろうから、例えば「M・A・C 化粧品」と入れれば、ちゃんとコスメの「M・A・C」の方がひっかかります。それと、ちゃんと「・」=中黒(なかぐろ)、を入れてやること。それでも違う方のMacがかなり多いようだが・・・。感心したのは、中黒なしの「mac」をGoogleで検索すると、右側のアドワーズ広告の上から3番目に、そごうさんのコスメサイトが出てくること。これは、賢いやり方です。1位にする必要はないんですよ。間違えて入力してしまう人がいるだろう、という前提の下に戦略的にやっておられるはずだ。1ページ目を見て、「あれれれ、コンピュータのMacばかりだわ・・・」と途方にくれる女の子達がクリックする確率が高いと踏んでの仕掛けだろう。ネット広告は、暫くやってみて成果が上がらなければ止めればいいんですよ。さて、成果の程やいかに?人気blogランキングへ
2005年11月30日
うちの会社の中国語講座基礎・入門編の講師、K先生に、「上海でなかなか発音が通じませんでした(^^;;」と話したところ、「通じなくて当たり前ですよ。上海語と北京語は、フランス語とイギリス英語と同じくらいの差ですよ」と言われ、のけぞってしまった。確かに、東京ー大阪間の距離とは比べ物にならないほど離れているもんね。とはいえ、北京語の発音もまだまだまだまだ相当怪しいレベルだし、2つの言語をマスターし使い分けなれるほど器用ではないので、まずは普通語=北京語で頑張ろう、と決意を新たにしたさくらでありました。先週はうちの受講者の皆様も、北京や上海などに何人か出向かれていたようである。皆様本当によく働かれますね。頭が下がりますm(__)mさて、今日の本題です。デザイナーの宇津木えりさんが表紙の洋服をデザインしておられる(^^)・・・(宇津木さんご自身もブログに書いておられましたね。リンク&トラックバックさせて頂きました)文化出版局さんの『装苑』1月号の特集は、「new comer 2006 装苑が注目する 期待の新人 新しいデザイン」ということで・・・さくらが応援しているデザイナーさん、そして展示会などいろいろなところでご挨拶させて頂いたことのあるデザイナーさん達が、ワンサカ登場しています・・・ので、是非買って読んでチョ(^^)/かなり人数が多いので、万一漏れがあってもいけませんから、ここでその方々のお名前をご紹介することは差し控えさせて頂きますm(__)mまあ、新進クリエーターさんの支援が私の仕事の一つなので、当たり前といってしまえばそれまでなんだけど。それから、もう一つお知らせが。このブログでもちょくちょくご紹介しているファッション・コミュニティ・サイトのOpen-Clothes(オープン・クローズ)さんの通販サイト、OC2さん主催のイベントが2つ開催されるとのこと。1つは、『装苑』P106にもご紹介されている、瀧定大阪さんの子会社テクスタイル・デポで開かれる展示即売会「OC2 with TexStyleDepots」。大阪のテクスタイル・デポでは12月8日(木)から20日(火)まで、東京の同所では12月14日(水)から26日(月)までの会期である。もう1つ、JR立川駅ビルのグランデュオ立川でも、11月のイベントに続いて、12月にもクリスマスギフトをテーマにした即売会が行われるらしい。両方共、さくらがお付き合いさせて頂いているデザイナーさんが何人か出展しているので、最低でもどちらか一つには必ず顔を出すつもりでおります。『装苑』1月号の話題は、ブログ仲間では善工房さんもちょっと前に書いておられた。善工房さんの商品にもイベント会場でお目にかかれると思うので、楽しみにしています(^^)(リンクさせて頂きました)。人気blogランキングへ
2005年11月29日
昨日に続いて、今回の上海行きで感じたことを書きます。今日は、ファッションやらライフスタイル全般のお話。1.アパレルは今年が外資大手先発隊としての最後のチャンス!?なんてことを何の数字的根拠もなしに書くと、関係者の皆様から怒られそうなのだが・・・。この4年間、年1回ずつ上海を見てきた私の、これは単なる直感である。皆様ご承知の通り、90年代前半から、フランス、イタリアの主たるラグジュアリーブランドは早々と出店を始め・・・。日本勢では、イトキンさん、ダーバン、ワコールさん辺りが比較的早く、続いてこの2、3年の間にほとんどの勝ち組大手アパレルさんが中国内販を開始している。昨年くらいからは、ぐんと手ごたえが出てきた、という声も聞かれるようになり・・・、そして、今年。上海の街の、少し経済成長率が鈍化し落ち着いたのではないかという様子、そして、ラグジュアリーブランドのエッセンスを落とし込みプライスダウンしてマスを集客する「ZARA」がついに店舗開設の準備を開始し始めたのを見て・・・たぶん、富裕層、と呼ばれるあるひとかたまりの階層は、ある程度明確にグルーピングされるようになり、安定的に消費を牽引するようになってきたのではないか、と感じたのである。もちろん、アパレルビジネスの新規参入に、遅すぎる、ということはない。個性的なブランド、ニッチマーケットはいつでも狙える。しかし、新しい売り場も増設されてきているとはいえ、百貨店、ファッションビルの有力店らしきものがどうやら形成されてきており、しかも、特にレディスアパレルでは中国のブランド、中国内香港発、台湾、韓国、そして欧米系など、有り余るくらい既に存在する今は、パイが拡大しているから参入が容易なのではなく、既に誰かを押しのけなければ良い面=売り場が取れなくなってきていると見るべきではないだろうか。特に、「日本国で有数の大手アパレル」を自認する企業さんならば、堂々たる態度で王道を歩むマーケティングを行わなければ、力を疑われるだろう。来年では、最早、人の何歩も後ろをついて歩くフォロワー(追従者)の地位に甘んじるほかないのでは、参入が遅れれば遅れるほど、経営の現地化及びMDの現地化を深めざるを得なくなるのでは、というのが、今回上海を見た私の直感だ。逆に、今は、消費財=モノ売りではなく、サービス業の方にとっては、先駆者となれる出店のチャンスだろう。シュークリームのビアードパパさん、カレーチェーンのココ壱番屋さんの店舗などが既に進出していた。2.クリスマスのVMDはイマイチとはいえ、まだまだまだまだ上海の小売業は発展途上だなぁ、と感じさせられるのが、ショップのVMDである。今回は、初めてクリスマス1か月前の時期に上海入りしたので、どんなディスプレイが施されているかと楽しみにしていたのだが・・・。大衆百貨店さんは、まだ何も準備していない、という感じ。私が見た中でツリーやPOPを飾り、クリスマス風のデコレーションを施していたのは伊勢丹さんだけだった。恒隆広場(プラザ66)さんは、店内外とも「ただ今準備中」だったしね。一部のサービス業関連の方が、むしろ準備が早いのかもしれない。ピザハットさんは、デコレーションと合わせて、ウエイター、ウエイトレスが全員サンタクロースの帽子着用で応対してくれた。ファッション系で面白いな、と思ったのは、恒隆広場内の2F、「マルニ」や「ドルチェ・アンド・ガッバーナ」などを置いているインポートセレクトショップ「ZUMA」。こちらは、クリスマス風の装飾を施した大きな鹿と御車を置いていた。すごく迫力のある造作物であった。3.マンダラ・スパ体験記遅ればせながら、地下鉄人民広場駅近くに約2年前に開業したらしいJWマリオットホテル(5つ星ホテルである!)の中にある、マンダラ・スパで、マッサージを受けてきました(^^)マンダラ・スパの話題は、ひところかなり女性雑誌の上海特集で取り上げられていたから、既にご存知の方も多いと思うが・・・。何と言っても、内装が素晴らしいですね。木と大振りな陶器を基調とした、オリエンタルなデザイン。間接照明主体の、ほの暗い灯り。薔薇の花弁を浮かべたフットバスの暖かさと少しひんやりとした空調の絶妙なバランス。私は60分の中国古式マッサージを受けてみたのだが、正直、マッサージ慣れしていて強い施術を好まれる方には物足りないかもしれない。というか、私の体がセラピストにとっては揉み甲斐のありすぎる、かなり厚みのある体だったからかもしれないが(^^;;;お値段は、15%のサービスチャージ込みで520人民元。確かに、日本国内の一流エステ、スパに比べると格安、である。最後に出てきたジャスミンティーも、得も言われぬ美味しさでしたよ(^e^)ところで、同じJWマリオットホテルで、最後の夜には中華料理も食べたのだが(ゴメンナサイ、店名は忘れてしまいました)。そこでは、白菊のお茶、というのを生まれて初めて頂いた。ハーブティーほどのくせはない、しかし、ほんのりとスーッとしたサワヤカ系のお茶である。ポットのふたを開けてみると、本当に白い小菊の花が沢山入っていた。葉っぱじゃなくて花のお茶で美感も大満足、であった。ちなみに、私は海外では節約のため余り高くはないホテルに宿泊して、大半はコンビニで買ってきたものやら安い食堂で節約し、1食だけは一流ホテルに出向いて食べたりするワザを良く使います。恥ずかしながら、かなり貧乏なので(^^;;; JWマリオットさんの中華も、39階からの夜景の眺望が素晴らしく、食事の内容も非常にハイグレードで大満足でした(^e^)4.母と娘家族4人で恒隆広場の前で写真を取ろうとしている一団に出くわした。お父さんとお母さんは、50代前半か60歳前くらい。いわゆる、日本の昔の田舎のオッチャン、オバチャン、農協主催のツアーなんかに良くいたような、少し袖長の茶系のジャケットに、ウエストゴムのパンツ、首からスカーフを垂らして精一杯お洒落したつもりになっている、丸顔で人の良さそうな風貌だ。ところが、その娘さん(お嫁さん?)、息子さんが、親御さんとは雰囲気が180度違うんだよね。特に娘さんの方、30過ぎくらいの女の人は、スラリとしたスタイル、いっぱしのキャリアウーマン風のスーツにブランド物のバッグを肩から提げて、デジタルカメラを持っている。「さあさあ、お父さん、お母さん、並んで並んで・・・」と声をかけ、シャッターを切っていた。彼女達に気付かれないようにさりげなくその光景を写真に撮ろうと試みたのだが、実は、26日の土曜日1日の間に、3組=3回も私はそういう微笑ましい光景にシャッターを押したんですよね。この親子は、本当に今、毎年確実に生活が良くなってきている、という幸せを実感しているのだろうな、と思った。娘さん息子さんの代で、頑張って生活レベルを上げたのだ。これからも頑張れば頑張っただけ豊かになれる!まるで昔の日本のような、現在の中国を象徴する、典型的な家族の姿。こういう、お母さん層=旧来型の消費者と、娘さん層=新人類が共存するところが、中国市場の難しくも面白いところなのであろう。おまけ:25日(金)に書いた、ジーンズをブーツインして履く着こなし、信じてもらえないといけないので、ご参考までにコレやコレをご覧下さい。私が写した写真も、後日何枚かアップしご紹介致しますネ。人気blogランキングへ
2005年11月28日
さくらイン東京で~す。上海から戻って参りました。いつも思うことだが、飛行機に乗っている時間より降りてから自宅までが結構時間を要するんだよね。まあしかし、岡山へ帰省するよりははるかに楽、ということで、元気一杯の状態で帰宅致しました(^^)忘れないうちに感じたことを色々書きとめておこう、ということで、今日はそのパート1、まずはIT編から。1.ホテルにLANケーブルが用意されていた。昨年と違うホテルに宿泊したので、これが上海のホテルの標準的な装備かとうかは不明なのだが・・・。昨年は「インターネットカード」を購入しパスワードを入力して無線LANでパソコンをネットに接続したのだが、今年宿泊した国際飯店(Park Hotel)は、各部屋にADSLのルーターとモデム及びLANケーブルが用意されていた。100人民元で1日使用か、もしくは1分当たり1人民元の時間使用かを選ぶようになっている。価格的には、昨年のインターネットカードと変わらない相場だ。私は前者を選択した。試しに、と思って、いわゆる回線速度のスピードテストをやってみた。11月25日(金)夜日本時間で23時27分45秒(上海では1時間早い時間となる)の時点で、下り回線が173Kbps、上り回線が216Kbps。ちなみに、アッカの8M(めんどうなので、そのうち光ファイバーかCATV付きのマンションに引っ越すまで、と思ってそのままにしているのだ・・・)のADSLを使っている東京・大田区内の某所の自宅では、下りが1.54Mbps、上りが854Kbps。まあ、それに比べると遅いが、それでも画像や音楽のダウンロードのは十二分に耐える速度であったので、ネットワーカーには朗報だろう。2.中国でもiPodブーム!?毎回中国に行く度に思うのだが、若年層のIT熱には、日本に勝るとも劣らないものがある。今回繁華街で目についたのが、iPodの広告。やはりiPod video来てますか、という訳で、面白いことにチャレンジしてみた。11月26日(土)に、朝から晩まで、つまり、ホテルの部屋を出てから、ショップリサーチや夕食に出向き、またホテルの部屋に戻るまでの間に、何人、中国人と思しき人で耳にイヤホンをつけて歩きながら音楽を聴いている人を見かけるか数えてみたのだ。ジャジャジャジャーン。結果は、37名でした。歩いた経路は、昨日のエントリに書いたいわゆる上海一の繁華街近辺だ。はっきりいって日本よりはかなり少なめだが、それでも、確実にイノベーターの間には広がっているのだろう、ということが見て取れた。ざっくりいって、約6割が白のiPod系、残りがその他のブランド、という感じだ。男女は約半々である。面白かったのは、年齢層だ。どうみても30代以上に見えたのはたったの2人で、残りは10代もしくは20代。1人、10代の女の子で、ピンクのブーツ、ピンクのミニスカート、白のトップス、ヘアアクセにも少しピンクを使っていてすごく目立つとんがった雰囲気を醸し出している子もいた。ただ、ご存知の方も多いと思うが、上海の交通マナーはあまり良くないので、耳を塞いで歩いていると危ないのではないかと私は感じたのだが・・・。上海に慣れていない方は音楽を聞きながら歩くのは止めた方が安全かもしれない。3.ケータイ熱は一段落iPodの華々しい看板とは対照的に、ケータイ関連で目を引くものがほとんどなかった。唯一、ソニーエリクソンの「音楽walkman」の広告が目立っていたくらいだ(これは、店頭で現物を確認したが、いわゆるポータブル・ミュージック・プレイヤーではなくて、ちゃんとした携帯電話だった)。1年前にも既に「ケータイを使うのが嬉しくて嬉しくてしょうがない」といった雰囲気は沈静化していたが、今年は売り場にもほとんどお客様が入っていないくらいだったので、ちょっとびっくりだったが・・・。既に、持つべきレベルの人には行き渡って、次の仕掛けがないと買い替え需要は喚起できない、という状況なのだろうと思った。ノキア、モトローラ、サムソン等々、従来型のデザインの延長線上の機種しか出していないようだったし、日本と違い、技術面での進化もちょっと止まってしまっているのかもしれない。しかし、変わったな、と思うことが1点。去年はほとんど見なかったのだが、今年は半分くらいの人がケータイストラップをつけていたのだ。特に女性が!さくらみたいに3個付けの人も見た。どの人のものも大振りなものではなく、中国の伝統的なモチーフやら小さなキャラクターの人形やら、といった感じだったが・・・。自分のケータイを可愛くしたい、というココロは、どうやら日中共通の思いのようである。ちなみに、地下鉄人民広場駅の地下街には、ケータイに油性の絵の具でペインティングしてくれるショップもあった。蝶やら花やら、いろいろな図案が用意されていた。但し、日本のデコ電のようなスワロフスキ使いのものはなかったですね。4.中国にファッション系ブログは存在するのか?と、いろいろなことを考えているうちに、ふと気付いたことがある。中国にも、ファッションについて特化した内容を発信しているブログというのは、存在するのであろうか?、ということに。という訳で、25日(金)の夜、中国であれこれ検索して調べてみた。もちろん、中国にも日本同様多数のブロガーは存在した。典型的なのは、この「博客堂」さんのような、IT系の情報を発信している専門家ブログだ。日本でもこのタイプの、「私が知っているIT系の最新情報を、皆さんにお知らせし、ネット上で情報交換しよう」といったタイプの方は多いと思うが・・・。残念ながら、ファッションに関しては、ファッション好きの一般人のブログも、プロやセミプロのブログらしきものも、どうも見あたらないようなんですよね・・・。まあ、中国ではまだ雑誌などのマスコミも発展途上だから、私がもし上海か北京在住の中国人でもブログ書いている暇があったらそういう所にさっさともぐりこむだろうから(笑)、無理もない。もしそういう方がいたら、是非お友達になりたいと思って意気込んでいたのだが・・・。しかし、これは私の探し方が悪いからかもしれないので、皆様、もしそういう中国のファッションブログをご存知でしたら、是非両国さくらまでご一報下さいませ。蛇足だが、そうやって中国のブログを検索していると、いろいろと面白いことがわかった。1つは、中国には日本と違い、結構、英語でブログを書いている人がいるようですね。恐らく欧米への留学経験のある層だと思うが、世界とネットでつながるには、やはり英語、なのだろう。最近感じるのだが、ネットが世界を網羅する、といっても、言葉の壁、言語による非関税障壁、文化障壁、というのは、実はものすごく大きい。裏を返せば、語学が出来れば、欧米、IT関連だと特にアメリカの動向をダイレクトにキャッチしたり、チャンスと見たら即英文でアメリカにメールを送って新たなビジネスモデルを自国に取り込んだりできる、ということになる。日本でも、伊藤穣一さんという、日米両国に人脈を持つバイリンガルの経営者のご活躍が話題になっているが、中国にもそういうタイプの人材が育ちつつあり、しかもその層の厚みが厚いとなると、将来的には非常に競争力が高まる可能性が大だろうね。もう1つは、今月、上海で、「Chinese Blogger Conference 2005」という催し物があったらしい、ということを、「Hithat Blog」さんのブログで知った。日本でもこのような催しが最近ちょくちょく企画されているようだが、いずこも同じだなぁ、と、微笑ましい気分になりましたよ。おまけ:中国のヒットソングが視聴したい方、最近リニューアルしたばかりのYahoo Chinaからどうぞ♪人気blogランキングへ
2005年11月27日
朝10時頃、地下鉄の人民広場駅から、まずは黄淮南路駅前の太平洋百貨へ向かう。昨日のJFFイン上海でワールドさんのブースにいた中国人スタッフの方に、「OZOC」の中国1号店がこの百貨店に入ったばかりだと聞いたからだ。このお店、伊勢丹さんほどの高級感はないが、まずまずの若さがあって、いつも買う気満々のお客様で溢れている。日系のアパレルさんも、イトキンさんの「ミッシェルクラン」や「iiMK」、オンワード樫山さんの「ローズブリット」などが入っており、「OZOC」の1号店を出すには恐らく最適のロケーションなのだろう。ご存知の方も多いだろうが、中国ではそこかしこで常時バーゲンが行われている。今日は太平洋百貨さんは10周年記念のセール期間中だったようで、それもあってか「OZOC」も全品1割引、300元買うと60元引き、というセールを行っていた。商品もサイズ展開も、日本と全く同じようである。40代と思しき女性2人連れが、ニットのストールを広げて、「これすごくいいわね~」といった風情で商品を物色しているなど、必ずしも「OZOC」が狙っていないような客層も来ている。果たしてこれが、直ぐに受け入れられるのかどうか、MDのどこをどう直すべきなのか、はっきり言って日本在住の日本人である私にはちょっと判断しかねるところが大なのだが・・・。それなりの額の売り上げを作るには、やはり様々なメディアへの露出、インターネットでの情報発信が必要だろうし、日本同様、一気に数店舗立ち上げて知名度を上げなければ難しいのではないか、という気がする。モノそのものの力や販売力もあろうが、やはり、ブランディング命、であろう。続いて上層階へ。いつも上海の百貨店を見るたびに思うのだが、まだまだ出せば売れる市場だからか、ボリューム陳列で売り場が汚い。商品のMDも、日本とはかなり違っていて、鮮やかな赤やピンク、グリーン、ブルー、そして黒、白といった色がトレンドとは関係なくどうやら常に好まれるようだ。確か4階の売り場だったかと思うが、婦人服で「ICICLE」というブランドを見つけた。お互いたどたどしい英語と中国語でやりとりし何とか聞き出したので間違っているかもしれないが、上海の企業さんらしい。エスカレーターサイドの小さな売り場しか与えてもらえていないようだったのだが、日本人の感覚から言うと、そこそこイケている商品群である。今年らしいベロア使いの少し丈が短めのジャケットに始まって、ウールに洗いをかけたような素材使いのカジュアルなテーラードジャケットや、大きなUネックのハイゲージのニットと白のシャツのコーディネートとか。買おうかどうかかなり迷ったのだが、袖が2重重ねになっていて、上袖が7分丈で切れており袖口に三重に刺繍でステッチをかけてある。フラップポケットにも刺繍でアクセントを加えており、色あせた感じの生地のブルーの色合いといい、非常に面白い味がある。しかも、裏地がプリント柄になっているのだ!しかし結局、今着るには既に季節はずれだということで、このジャケットではなく、キャメルの、片襟にボタンがついたハイネックのハイゲージニット(436元)を購入した。太平洋百貨から向かいの「ユニクロ」へ。すごく売れている、という感じではないが、一等地の店舗のなので、それなりにお客様が入り、それなりに売れている、という感じだ。上海に来ると、この「ユニクロ」さんのお店が非常に綺麗で上品な売り場に見えてくるから不思議だ。それぐらい現地のアパレルさんの売り場や、商品そのものの色があまり綺麗ではないんですよ、正直言って。「ユニクロ」さんのお店には日本人や欧米人の観光客らしき人もかなり入っている。あと、やはり「GAP」とか好きな人には受けるようですね。今日もやはり女性で「GAP」のトレーナーを着た方が商品を物色しておられましたよ。いろいろなショップを見ながら淮海中路を西へ。店頭にセール用のテーブルを用意し商品を山積みにしていたのが奏功しているのか、「高商(COBRON)」のショップに人がたかっている。メンズ、レディス、キッズのカジュアルウェアだ。ケーブル編みのたっぷりしたシルエットのミドルゲージのニットが約4,900円(日本円相当にして)。悪くないが、買いたい色の紫のSサイズがなかったのでやめて次へーー。「ベネトン」まで行こうか、と思って歩いていると、ややっ。「ベネトン」の隣に発見してしまった。日本では今はなき店舗になってしまったルイ・ヴィトングループの「セフォラ」があるではないか!私はセフォラのアイペンシルが大好きだったんだよね。今でも黄色1本はポーチの中に残っているが。早速店内に入る。日本と違って「ランコム」やら「M.A.C」やら外資系のメジャーなブランドもてんこ盛りだ。日系の企業さんも、資生堂とコーセーが入っている。これならばすぐに、多店舗展開は可能だろうな、と思いつつ、グリーンのアイライン用のペンシルを選び、更に面白いグッズを発見。それは、木製の、爪の甘皮を削る用具だった。先がへらのような形にかずられておリ、約10本くらいが束になって売られている。日本では木製と言うのはあまり見ないような気がするので、これも買おう、と思いレジに向かったところ・・・。ショップスタッフの方が英語で、「お客様、申し訳ございませんが、まだPOSに登録していない商品を売り場に出してしまっておりました。恐れ入りますが、この商品ではない違う商品をお選び頂くわけには参りませんでしょうか?」と言うではないか。「それはどういうことですか?」と私が聞き返したので、スタッフの1人が店長と思しき男性を呼びに言った。この方は日本語も出来るようで、やはり日本語で同じことを説明するので・・・。「こういう商品は日本では珍しいので、是非買わせて頂くことはできないでしょうか?バーコードがついているシールを置いていきますから、後からPOSに登録してもらうということではいけませんか」と食い下がったところ・・・。彼は暫く考えた後、おもむろに10本の束から1本を抜き取り、「それでは、申し訳ないので、この1本を差し上げますから、無償でお持ち帰り下さい」といって1本だけ渡してくれた。私は一瞬、「ひょっとしたら1本抜いた残りをそのまま売り場に出して売られるかも?」とも思ったのだが、彼らなりの最大限の顧客満足の気持ちなのだろうと善意に解釈し(笑)、有難く頂いて帰ることにした。従って、「セフォラ」でのお買い物は、アイペンシル1本49元のみ。国泰電影院の辺りまで行って、タクシーを拾い、梅龍鎮伊勢丹を目指す。途中、四季酒家(フォーシーズンズ・ホテル)の横を通る。さっきの「セフォラ」はオープンして約半年らしいが、この高級ホテルはタクシーの運転手さんの話だと開業1年程らしい。伊勢丹。ここ上海では、日本と違い、明らかに「高級百貨店」らしき佇まいである。ストリートでも感じていたのだが、1年前に比べ、靴がやっとかなりお洒落になってきているようだ。昨日の展示会同様、ブーツの中にジーンズを入れているお客様、クロップドパンツ着用の方もかなりいる。それから、さすがにキャミソールの中国人は見なかったが、ベアショルダーの女性(この人は「Naturaly JOJO」の紙袋を持っていた。やはりちょっとフェミニンでセクシーな服が好きなのであろう)と、へそ出しルックの女性も、伊勢丹さんの中にはいましたよ。中信泰富広場、そして恒隆広場へ。やはり、「ルイ・ヴィトン」強し。いつ見てもタントツの来店客数である。1階の「Tod's」では、イタリアから職人さんを呼んできて実演販売中。それを取材するカメラマンが3名。ファッション系メディア、特に雑誌の過熱振りが感じ取れるヒトコマであった。3階に最近オープンしたばかりだという「ディーゼル」は、たぶん上海でも既にかなり人気のあるブランドだと思うのだが、「今日の夜はイベントがあるので、一般の方はゴメンナサイ」状態だった。何人もの一見さんが追い返されていたが、しかし応対は気持ちよく、こういう仕掛けをしっかりとやっているから実績につながっているんだろうな、と感じさせられた。それから、香港の著名セレクトショップ「I.T」も新しく入居していた。今日、淮海中路でも「I.T」の別の店舗を見たのだが、そこよりも「マルタン・マルジェラ」や「ステラ・マッカートニー」「コスチューム・ナショナル」「ジョン・ガリアーノ」など、ヨーロッパの一流ブランドが多く、価格帯は全体に高め。それらに、イギリスのSPA「フレンチ・コネクション」、香港の「5cm」と、日本の「コム・デ・ギャルソン・シャツ」「ツモリチサト」「as know as de base」「トゥー・ア・クー」「プードゥードゥー」などで構成されている。想像通り、日本でいうとギャルソンの南青山のお店の客層のような、トンガった子達が来店していた。これだけ日本のブランドが入っているのを見ると、何故これを日本のセレクトショップさんなり、アパレルさんの直営でやれないのか、という疑問がわいてくるのだが、やはり、上海に人脈があり、また、「I.T」のブランドは既に中国本土にも知られているから売っていける、という現実があるのだろう。しかし、いつまでも日本国内に閉じこもっていたら、永遠に人脈はできない、という考え方もあり、かもしれない。ひょっとしたら日本の企業に最も欠けているのは、意欲と勇気、なのかも?最後は「GUCCI」。いつもながらに客層が良いね。それと、日本ではあまり土日に上顧客を店頭で見ることはないが、中国は共働きが多いからかもしれないが、土曜日でもしっかりお客様が入っている。既に幾つもの紙袋を抱えた方が更に買う・・・。タクシーでホテルへ。恒隆広場の向かいに、「ZARA Coming Soon」の文字が。やはり来ましたか、「ZARA」。これまた、確実に売れること間違いなしであろう。ひょっとしたら「H&M」も日本を通り越して上海にアジアの橋頭堡を築くかもね。人気blogランキングへ
2005年11月26日
さくらin上海で~す。上海まで来て、ホテルにこもってネットやってる場合じゃないよ、という訳で、急いで書いて夜の街に繰り出しますが・・・。今日ここに来た目的である日本時装精品展in上海2005(ジャパン・ファッション・フェア・イン・上海2005)について簡単に触れておこう。この催しは、今年で2回目。元々は社団法人日本アパレル産業協会さんの強い意向によりスタートした事業だ。それに、大阪、名古屋のアパレル関係の組合さんもジョイントする形で運営されている。主催者は日本のジェトロ及び上海市経済委員会、上海市国際貿易促進委員会、経済産業省と上海百貨商並行並協会が後援し、国のバックアップも得て、2次製品、アパレルブランドの輸出を推進しよう、というプロジェクトである。私は昨年は本展は見ておらず、今回が初めてなのだが、最終日の午後というせいもあってか、来場者数は少なめ(バイヤーさんが初日、2日目とそれぞれ約1,000名強の来場だったらしい)、ゆったりとブースを見て回れる、という感じであった。商品そのものは、大多数の企業さんが中国向けの仕様にはしておられないので、珍しいものでも何でもない。主として今日はお客様の反応の方に関心があったのだが・・・。何となく、はったりしない様子なんですよね。ただダラダラと人が流れている、という感じ。何に関心があるのか、何を目的に来場しているのか、というのが、ちょっと掴めないな、という感じがした。ただ、思った以上に、来場者のバイヤーさんらしき人、というのは、総じて若かった。ミドリフ丈のダウンジャケットとセーターとブーツインのジーンズのレイヤードルックで決めていたりなんかして、かなりファッション感度は高めのように思った。大手企業さんに関しては、直営店や有力百貨店インショップへの出店戦略を既に着々と進めておられるので、国としてまとまって行動することで日本のアパレル業界全体のイメージアップと、ビジネスへの真剣な姿勢のアピールにつなげる、というJFFの趣旨に共鳴したお付き合い、という感が否めないような気がした。今日のようなイベントの場合、私は必ずしもお付き合いが悪いとは限らないと思う。というのは、中小企業だけでこれだけの規模のイベントをやりきるのには資金的にもマンパワー的にも、また中国側との政治的折衝の点でも、無理が伴うと思うからだ。ただ、どうせやるのなら、それなりのレベルの高さ、完成度の高さを見せて欲しかったなぁ、という気がちょっとしましたね。中堅企業さんでも、椅子にのんびりと腰掛けて、暇そうにしておられる姿が目立った。中国人の通訳さんは一生懸命立って接客しているのに、日本人スタッフの方にも最後まで生き生き溌剌として頂きたかったですね(まあ、私が日本人だったから接客されなかっただけかもしれませんが・・・ちょっと辛口でスミマセン)。しかし、そんな中でも、小さな企業さんでびっくりするくらいのエネルギーを放っているところがあったのである。今朝の繊研新聞さんの1面トップにも掲載されていたから、皆さん既にお読みになられているかもしれないが、1社は、さくらも旧知の、山形の佐藤繊維さん。最近若々しいテイストに変更した「エムアンドキョーコ」に、早速中国の企業さんから引き合いがあったとのこと。私が佐藤専務と話している間にも、どんどんどんどんお客様がブースに入ってくる。やっぱりわかるんですよ、商品がいいことや、出展者が本気かどうかってことは、国を問わず。もう1社は、佐藤繊維さんの隣のブースのビズ・カンパニーさん。こちらも東北は仙台の企業さんだ。失礼ながら、さくらは知らなかったのだが、全国の有力なセレクトショップに卸を行っており、これまでは「知る人ぞ知る」企業さんだったそうである。社長のChengさんは、在日華僑の2世で、これから上海にセレクトショップを出店する準備を進め、「逆上陸」を目指すことになる。2社共、個性的で価格的にもかなり高く、「これが果たして売れるのか?」と思えるような商品に見えるが、佐藤繊維さんの佐藤専務がいみじくも「新聞報道等ではマスの話題しか出ない。自社のブランドのマーケットがどうなのかは、来てみて初めてわかった」とおっしゃられていた通り、自分のブランドのことは当事者が一番よくわかるのだと思う。本当に、リスクや出費、時間のロスもあるが、考えているだけでなく実際に行動してみたからこそ得られた結果なんだと思う。これは、いつもここでも書いていることだが、中国や海外に限らず、日本国内の合同展示会にも言えることなんだよね。今後のJFFイン上海のあり方については、「日本企業のみでの展示会よりは、集客力のある既存の大型アパレル展に合流した方が良いのでは」という声もちらほら聞こえた。「次回は単独開催なら出展社数は減るのではないか」という予測も飛び出したりしていたが、海外進出はやはり日本国内だけで販売するのとは違い、海外事情に詳しい人材のいない中小企業にとってはハードルの高いものであるため、誰でもが気軽に出展できる、といった類のものではないだろう。正直、私も今回1回見ただけでは、どういう展示会の方式が最も効果的なのかは判断しがたいところがある。今回の出展者の意見を集約しベストな形を探りながら努力を続ける、ということしかないと思う。少なくとも、本気でやるのならば、秋冬展だけでなくまずは春夏展も必要になってくるのではないかという気がする。人気blogランキングへ
2005年11月25日
今、成田第二空港行きの電車の中です。これから上海に行ってきまーす。
2005年11月24日
すみだ産業会館のサンライズホールで開かれた、東京商工会議所墨田支部さん主催のセミナーに参加してきた。講師は、墨田が誇るIT社長にしてTシャツメーカーの3代目社長である、久米繊維工業(株)の久米信行社長だ。(どんな方かお顔が見たい方は、Googleでイメージ検索してみてチョ。Tシャツ姿の久米社長の写真が一杯出てきますので)。今日は本当は、セミナー会場で久米社長の新著『ブログ道』が配布される予定だったのだが、出版が遅れているとのことで、その楽しみは先延ばしになった。私は、たぶんこれまでに最低でも10回くらいはいろいろなところで久米社長のご講演を伺ったことがあると思う。5年前にはうちの会社主催のセミナーでも2度程お願いしたこともあるし。しかし、今日のセミナーは、今まで聴講させて頂いたどのセミナーよりも、ゆったりとした語り口で、非常に気持ちよく伺うことができた。たぶん、最大の理由は、時間が3時間だったこと。久米社長はいつも非常に数多いスライドをご用意なさっておられるので、ものすごく早口で話されても大概時間が足りなくなるのだ。久米社長のお話の内容に慣れるまでは、消化不良気味のことが多かったのだが、今日のセミナーくらいのペースだと、たぶんご参加された皆さんはメモもゆっくりと取ることができたのではないだろうか。今日のお話の中で、一番印象に残ったのは、「ブログ道の心得その1」ということで久米社長が力説しておられた、「人のためより自分のために書く」という部分である。これは、決してエゴイスティックな自己主張を意味するものではなくて、自然体で続けるための秘訣なのだと思う。ただ、それが、個人の趣味のブログと、経営者の場合とでは、かなり意味合いが違ってくるような気がする。個人の方でブログを長く続けておられる場合は、意図せずして自然と、楽しみながら書く=自分のため、というスタンスになっていて、毎日の生活の中で良いリズムが形成されているからだと思うのだが・・・。経営者が「社長ブログ」を始められる動機は、やはり普通は当然「会社のため」なんですよ。会社=自分、とは単純に言い切れるものではなくて、株主さん、社員さん、仕入先、お客様、地域社会の近隣の方々等々、会社を取り巻く利害関係者のことを常に考えざるを得なくなる。そうなると、「自分」以前に、そういう種々諸々の「人」、その方々へのアピールに主眼が置かれてきて、「何とか自社を良く見せよう」という作為の心が生まれてくる。ブログの目的の中には、「売り上げを上げたい」「取引先を増やしたい」という欲も含まれてくるから、どうしても文章に力みが入る。また、成果がすぐに見えなければ、焦りも出る。それから、経営者は一般の人と違って暇ではない。正直、ブログを書くための時間の確保だって大変なのではないかと思う。久米社長のおっしゃられるところの、「人のためより自分のため」というのは、そういう心の葛藤を乗り越えた上での言葉だと思うので、すごく含蓄があるなと私は思った。「ブログに書けない悲しみを抱えて縁者と共に歩く」というくだりもあった。私もつくづく痛感しているが、日々の商売って、必ずしもいいことばかりではなくて、本当に腹が立つことややるせないこと、胃が痛くなるような出来事の方が多かったりする。そういうことがあっても、悪いことは水に流して、読む人の心に灯りを点すような、元気の沸く話題を淡々と書く、というポリシーは、本当に素晴らしいことだと思う。これは本当に、中々真似の出来ないことである。社長業の中で磨かれた社長の人徳ですね。ところで、今日の講演会だが、そういうお話をただ伺う、ということだけでは終了しなかったのである。久米社長の方から、情報発信途上区(^^;;;の墨田区の魅力を世間の皆様に知って頂くための具体的なご提案があったのだ。日本財団さんのCanpanブログを活用して、例えば、「地元社長が選ぶ手土産ブログ」やら「名店会の若旦那が行く店ブログ」やら「自転車でめぐる旅ブログ」等々、墨田区の有志によるブログでの情報発信を始めよう、というものである。セミナー終了後、早速東商墨田支部さんの会議室に14名ほどが集い、第1回目の打ち合わせと相成ったので・・・。間もなく墨田の有志ブログデビュー、ということになると思います。と書いちゃっていいんですよね?実は、さくら、夜の勉強会のため、午後5時15分頃泣く泣く錦糸町を後にしましたので、結論を聞いていないのです。誰か今日のこと、書ける範囲でブログに書いて下さいませ。フォローのエントリに、私のブログからトラックバックして下さると、非常に嬉しいです。お待ちしております。人気blogランキングへ
2005年11月24日
祝日の前のニュースで恐縮だが、11月22日(火)付けの繊研新聞に、レディスアパレル「Mプルミエ」の売り上げが非常に好調だという記事が掲載されていた。これって、レディスアパレルに現役で勤めておられる方なら、様々なルートで情報が入ってくるだろうから当然知っておられただろうけれど、素人さんでも頻繁に有力百貨店さんの店頭に通っている方なら、おおよそ察知していたんじゃないだろうか。さくらが伊勢丹新宿店を見に行っても、最近はいつも店内に数多くのお客様が入ってザワザワとした雰囲気がある。伊勢丹さんのような繁盛店さんでは、土日はいつでも人が多いのが当たり前になっているが、お客様の滞留時間が長く、試着しておられる方が多い、というのが特徴だ。繊研新聞には、「いわゆる“赤文字系”向け商品を排除したことで、大人客が大幅に増えたのが好調の理由」と記されていた。赤文字系と呼ばれるブランドが急伸してきたのは、ここ2年程だが、白やピンクなどを基調とした色使いや、フリフリ、リボンやファー付きの甘口なディテール、スカート丈の短さなどに特徴がある。非常にベタで分かりやすい服で、むしろ服単体ではなく、ヘアやメイク、ネイル、ケータイアクセ、サマンサタバサなどのバッグやブーツなどを含めたトータルのイメージ演出でコーディネートが完成するところがミソだ。ただ、世の中には当然、こういうテイストは好きでない、という人達も当然いるだろうから、皆が赤文字系を狙っている時にそうでない層をめがけて逆張りの発想で企画する、という戦略は、非常に正しいと思うね。それと、どう見ても赤文字系の服を30歳以上が着るのには無理がある。赤文字系は、基本的には25歳以下のモテたい、早く素敵な彼氏→お婿さん候補をゲットしたい女子が合コンやデートで着用する服なのだ。この間、銀座の某所で、いわゆる大手企業さんのマーケティング担当者やら広告代理店系の企業の方々やらが数多く参加していると思しきセミナーに顔を出してきたのだが・・・。非常に面白かったのだが、女性で赤文字系ファッションの方は1人もいなかったんですよ。20代後半から30代、40前後の女性達のファッションは、やはり、「Mプルミエ」「セオリー」「ICB」や「アンタイトル」のようなキャリア系ブランドのスーツか、もしくは「ノーリーズ」や「ユナイテッドアローズ」「トゥモローランド」なんかで買ったと思われるちょっとかっちりしたジャケットとスカートのトラッドベースの単品コーディネートである。セレクト系ファッションでも「アクアガール」や「ドゥーズィエム・クラス」なんかの商品から漂ってくるような、フェミニンな匂いはほとんどといっていいほど感じられなかったんですよね。年収は同年代の女性達に比べてそれなりに高い人が多いだろうと推察されるのだが、皆さんのファッションがあまりにも普通っぽく見えて、さくら、ある意味でガーンと頭を打ちぬかれるくらいの衝撃を受けてしまった。「ああ、普通の人ってこうなんだ~。さくらが毎日お会いしているようなファッション業界の皆さんは、やはり特別にオシャレな方々=オシャレ番長ばかりなんだ」って(笑)。大きな企業さんになると、制服がなくても暗黙のドレスコードのようなものがあったり、たぶん制約がかなりあるのだろう。ただ、話は戻るが、キャリア向けのスーツを必要とする客層が一定数存在するからといって、そこを狙うブランドがかなりの数存在する訳で、その中で競争に勝ち抜く強さがどこにあるのか、冷静に分析する必要があると思う。「Mプルミエ」さんの場合、阪急百貨店さんに登場した初期の頃から、絞り込んだ品番でシャープなデザイン、パターンの服を展開、着ると非常に細くカッコ良く見える、ということで人気を博していた。かつては、「かっこ良い割りに、凄く安いね」というのがウリだったのだが、ここにきて「素材も工場も変え、価格も2割上げた」(繊研新聞)という思い切った手を打っている。4~5年前からの「Mプルミエ」のファンも年をとってきているのだ。当時23歳だった人は、今は27~8歳。勤め続けていれば、それなりにお給料も上がっているはず。加えて、今は、世間全般は景気が良い時期だ。「勝ち組キャリア」を対象としたブランドとして今の時期にプライスを上げた、というのは、非常に的を射た戦略なのではなかろうか。人気blogランキングへ
2005年11月23日
午前中は両国の中をゴソゴソ動いて、午後からは外苑前のTepiaで開かれているテキスタイル・ネットワーク展を見学、その後会社に戻り、「メーカーのための実践的ファッションマーチャンダイジング(2005年版)」パート1など3つの講義を開講、更に講座の打ち上げの飲み会へ。最近飲み会が続く。胃袋は元気なのだが、やはり睡眠不足気味だ。勢い、移動の電車の中では爆睡してしまう。最近あまり本を読んでいないので、ちょっと欲求不満気味だ。年末年始はネットから離れて読書に励もうっと。さて、眠いので、今日は小ネタ2つでご勘弁を。その1:CanCam25周年記念ファッションショーのネット配信例によって、シブヤ経済新聞で知ったのだが、明日六本木ヴェルファーレで開かれるCanCamの25周年を記念したイベント、「New Elegance Fashion Show」が開かれるのだが・・・。その模様が、今月26日からエキサイトで動画配信されるそうだ。今をときめくモテ系ブランドがずらり勢ぞろいしているこのファッションショー、早速さくらも自宅のパソコン(PC)の小さな画面で楽しみたいと思います。その2:会社の私のPCに、スカイプ(Skype)を導入致しました(^^)私とスカイプでやりとりしたい方は、ご一報下さい。グローバルには非公開にしているスカイプ名をお知らせします。電話代が無料ですし、なかなか音質が良いようですよ♪試しに誰かと話してみたい、という方も是非どうぞ。但し、会社のPCですので、ファッション業界関係者の方、ファッション業界への就職を希望される方、墨田区近隣の中小企業の方、及び、リアルで既にご面識のある方に限らせて頂きますので、その他の皆さんはゴメンナサイ。人気blogランキングへ
2005年11月22日
昨日の拙ブログのエントリに対し、NORRYさん、桑田さんから早速コメントを頂いた。実は、「ロングテール現象」については、私も半年かもう少し前から強い関心を持っているのだが、商品寿命が極端に短いアパレルにおけるロングテールの成功事例らしきものがまだ思い浮かばず、自分の中ではもう少し研究を要するな、と思っているので・・・。すみませんが、その問題は保留とさせて頂きm(__)m、昨日の続きを書きます。世の中の企業は、ざっくり言って、「コンテンツ(情報コンテンツもしくは物的コンテンツ)を作っている企業」と、「コンテンツのためのインフラを提供する企業(コンテンツを売る売り場を提供する企業)」に分類できると思う。出版社及び作家の先生とか、レコード会社やミュージシャンとか、アパレルや雑貨卸、製造メーカー、デザイナーなどは前者、百貨店、量販店、専門店や昔からある総合通販企業、楽天さんやYahoo Shoppingなどのネットショッピングモールは後者に属する。アマゾンも、後者の企業だ。だから、同社が物販の取り扱いカテゴリーを広げることは、後者の企業にとっては、普通に考えてもライバルが1社増える訳で、当然脅威となる。しかし、ネットの世界では、例えば百貨店業界である地区に新店舗が一店増えたのとは異なる様相を呈してくる。1つの強者に、ユーザーの大多数が吸い寄せられてしまうという、一強多弱の状況が生まれてくるからだ。技術革新の方向性を先取りし、先手を打った企業が勝つ。そして、ある時期に栄華を極めた企業が、先を読み損ねたためにあっという間に新技術に基づくインフラを普及させた企業に追い抜かれる。過去の経済史において、ここまで短期間にめまぐるしく勝者が入れ替わった時代があっただろうか。最近の事例を考えても、ソニーの凋落、一旦は競争の埒外に置き去りにされたかと思われたアップルの復活、アメリカの本社はチャプターイレブンを申請したが、優良企業としてこれまで頑張ってきたジャパン社がNTTドコモの傘下に入り連合を組むことで生き残りを図ろうとしているタワーレコード等々、本当にNORRYさんのおっしゃられる通り、この競争の激しさ、その変化のスピードの凄まじさには戦慄を覚える程である。アマゾンとて、その例外ではない。というか、以前このブログでも書いたことがあるが、書籍やCD、DVDという、信号化してネット上で流通可能なテキスト情報、音楽や映像コンテンツが主力商品である同社自身が、一つ間違うと取り扱い商材の多くを失いかねない、危機的な状況におかれていると言えるだろう。間もなく、同社の巨大な物流センターの中から「本」が消え、大きな倉庫はカラッポになる。実は、同社こそが、既に追い詰められた手負いの獅子に変貌しているのだ。本の代わりに売るものを!アマゾンは、死に物狂いで物販の取り扱い商品を拡大してくるだろうね。しかし、これまで述べてきた話は、「コンテンツのためのインフラを提供する企業」の話であって、「コンテンツを作っている企業」の場合は、立場がかなり違うのではないか。要するに、新しいお店が1店舗増える=売り場が増える=チャンスが増える、なんですよ、基本的には。ただ、昨日も少し書いた通り、アマゾンは恐らく低価格販売でシェアを取る戦略で来ると思う。低価格にしてインパクトが出るのは、実は有名なブランドである。そういうブランドさんに対しては、あの手この手で交渉してくるだろうね。仮に年中値引きを突っぱねたとしても、わが業界の弱みである、過剰在庫、売れ残りの問題を突いてくるだろう。それこそ今、書店と古書店を一緒に開業しているように、プロパーショップとアウトレットを同時に開店する、という方法も考えられるだろう。大手アパレルさん、大手の服飾雑貨卸さんなどは、いかに安売りによるブランドイメージの低下を防ぐか、ということを常に考えておかれる必要があるように私は思う。一方、中小のアパレルさんや、中小の製造メーカーさん、クリエーターさんは、ネット上ではオンリーワンとして、安売りではなく、むしろ高くても買って頂けるような、こだわりのある商品を開発し大事に売っていかれることが可能だと思う。リアルでの評価より、頑張ればネット上での評価を上げることは容易だと思うのだ。それこそ、地方の安全で美味しい食材などが、高くても一定数のファンを獲得し、しっかりと売れていっているように。ブロガーやアフィリエイター同士のネットワークを活用し、「ママゾンキャンペーン」と称して、新発売の書籍の売上高を瞬間的に1位にするようなことが、衣料品や服飾雑貨の世界でも展開できるかもしれないし。新たな面白い販促方法がアマゾンから出てくる可能性は大いにあると思うので。要するに、アマゾンでの販売は、必ずしもマイナスになるとは限らないということだ。というより、特にネット販売のウエイトを重視される企業さんの場合は、ノウハウを習得するためにも、本店と楽天店、ヤフー店など以外に、新規売り場としてつながりを作った方が得策だろう。但し、問題が1つある。ネットニュース等には、今回のスポーツカテゴリーの商品約10万点をアマゾンが「調達」と書いてあった。はっきりしない表現だと思ったが、恐らく、取引形態の基本が委託になっているのだろうと推察できる。自社物流を活用するアマゾンのビジネスモデルは、ネットショッピングモール型よりもテレビ通販型の取引形態に近いと推察される。そうなると、「お金さえ出せば誰でも売り場が持てる」のではなく、「アマゾン側が欲しい商材を選ぶ」「初期在庫の負担能力がある企業が選ばれる」という要素が強くなるはずだが。今日付けの日経MJに、ケンコーコムさんは一部商品を自社の物流センターから出荷する、と出ていた。これは多分、きちっとした情報システムと物流センターを構築している企業さんはアマゾンとの条件交渉が有利に運べるという先駆的な事例となっているのだろう。一方の、「コンテンツのための売り場を提供する企業」さんの方だが、リアルの百貨店さん、量販店さん、専門店さんや、昔からある総合通販企業さん、ネット上での大小のショッピングモールさんやネットセレクトショップ、メーカー・卸系でなく、小売業の方が営んでおられるネットショップさんなどは、強大な強者への対抗、確かに大変だと思う。小売業のネット販売の場合、メーカー系に比べて利益率の点でもそもそも不利でもあるし。「総合」で「一強」に勝てない場合は、品揃え、VMD(ネット店の場合はサイトのデザイン、レイアウト)、販促方法、サービス(特に、エンターテインメント、癒しなど、人間の五感、喜怒哀楽に訴えかけるサービス)、ショップスタッフやネット店長などのヒューマンコンテンツなどので自社ならではの特徴を出していくほかないだろう。商品を絞り込むか、顧客を絞り込むか、あるいはその両方を絞り込むか。商品に関しては、やはり、小売業の原点に立ち返り、無名の良品佳品を発掘し世に出していくことや、自社自身がプライベートブランドを開発し販売するなどの努力が必要だと思う。アパレルや雑貨のブランドに全面的に頼らない、小売業のストアブランドの確立。これができている企業さんは、必ず残っていくと私は思います。もう1つは、自社サイトをそっくりそのままアマゾンに丸投げ=提携もしくは身売りするか。アメリカもそうなっていますので、これは大いにあり得るはずですよ。水面下で既に交渉が始まっているかもね。人気blogランキングへ
2005年11月21日
皆さ~ん、さくらで~す。昨夜、私のブログの更新を楽しみに待っていて下さった方、ゴメンナサイm(__)m 実は、2つの飲み会(「儲かる会社にするために!中小企業IT経営者研修会」の打ち上げ&昨年工場見学でお世話になった東北のある工場の社長さんを囲む会)をハシゴして、自宅に帰って大急ぎでパソコンを開けエントリしようとしたのだが・・・。楽天広場のメンテナンスが午後1時から始まってしまったので、そのエントリは、私のPCのメモ帳の中に入ったままです(^^;;;残念だが、その原稿はボツ、ということで、昨日、一昨日とプライベートに忙殺されていて書けなかったこのネタを。日本のアマゾンも、本屋さんから総合商店への鞍替えを始めたようだ。17日から「スポーツ」のカテゴリを新設、ネットニュースや新聞の報道によると、日本ではまずは17分野、、600社の10万点の商品の販売を開始したそうである。この楽天さんは以前からアマゾンのサイトにはリンクは貼れない仕組みになっているようだから(最強最大のライバル、と見ているだろうから、まあ当然であろう)、まだご覧になっておられない方はご自身でアマゾンのサイトを開けて頂きたいのだが・・・。早速活況を呈している様子がありありと見てとれた。まずは、日本の大手メーカーの商品がどのくらいアップされているのかを見たのだが、今日の午後8時の時点で、ミズノ166件、アシックス152件、デサント51件であった。そのうち、デサントさんの検索結果1ページ目の商品が、なんと全部完売になっている。ハーフパンツやスポーツTシャツの類だ。実は、私自身、最近ネットやリアルの店頭でかなりハーフパンツを探していたので、これが売り切れになっているのが非常によくわかる気がした。ヨガを始めてから、洗い換え用が必要なので何枚か買いたいのだが、秋だからかどこでもロングパンツばかりしか品揃えされていないんだよね。実際体を動かしていると、私は結構汗かきなのでハーフパンツの方が丁度良いのだが。私と同じく、常時スポーツをやっておられる方で寒がりではない方が、「この際だから買っとこう」と思ってバンバン発注されたんでしょうね。それと、初期在庫の量が少なすぎた、ということの両面があるのだろうが、さすがにアマゾンさんですよ。既に知名度もあり、書店業で構築したアクティブユーザー500万人という顧客の層が厚い。予想していたことだが、外資系の有名ブランドの品揃えは、日本のブランドよりもっと多かった。ナイキ1,785件、アディダス1,697件、プーマ425件である。アマゾンでこれまでに本を購入したことがある人には、ログインすればお勧めのスポーツ関連の商品の情報のページが用意されている。女性向けのダイエット食品やらヨガマット、ランニングシューズなど、確かにどれも私が買ってもおかしくないようなアイテムばかりである。amazon.co.jpは、日本の書籍を販売する際には、再販制の規制があるため、アメリカのようにネット販売のコスト安をうまく生かした低価格販売の戦略を取れなかった。品揃えの豊富さ、検索のしやすさ、レビューの面白さ(初期の頃はレビューの執筆者への謝礼もガンガン出していたし)で、本のヘビーユーザーを掴むことに成功したのである。その後も、アフィリエイトの導入や、中古本の販売を自ら行うなど、リアルの書店業者ならば絶対にやらないであろうビジネスも開始、最近もなか見検索を始めるなど、ネット特有のビジネスモデルの強みを徹底して追及している。また、少し前に日経MJも取り上げていたが、巨大な物流センターを整備し、取次経由ではなく自社物流の体制を取っている。だから、これと思う商品はしっかり備蓄しておき注文後1~2日で発送できるのである。実は、その日経MJの記事を見て思ったのが、「近々アマゾンは取り扱いカテゴリーを広げるのではないか」ということだった。新聞記者がいろいろな筋から企業さんの新しい動きを察知して取材に赴く、ということはよくあることだ。これは私の推測だが、日経の記者さんも情報を察知して取材したのだが、「将来は書籍以外の商品も販売したい」程度の公式コメントでお茶を濁されてしまったので、あれ以上は書けなかったのかもしれない。非常にガードの固い企業さんだという噂もありますしね。考えてみると、スポーツウェア、スポーツ用品は非常にネット販売に向いている商材だ。登山、野球、サッカーなど、用途別、機能別の分類、アイテム名もはっきりしていて、カテゴリー分類=検索がしやすい世界である。更に、特定の著名ブランドが強く、ブランド名から商品を探す客層もかなり多い。昨今ではファッション性もかなり出てきたが、老若男女を問わず、幅広い客層にアピールできるジャンルでもある。しかも、書籍の時とは違って、値引きも可能だ。常時10~20%の値引き、ということが新聞やネットニュース等には書かれていたが、さっきアマゾンのサイトを見ると、自転車で68%引きの商品があるなど、かなり安くなっているものもあった。スポーツウェアは家電製品などと同じく、ブランド名や商品スペックによる比較購買がしやすい世界なので、すぐに価格比較サイト等で消費者の厳しい選択に曝されるとは思うが・・・。物流とセリングパワーで、スポーツメーカーとの交渉も有利に持ち込み、コストダウンも徹底して、アマゾンのスポーツサイトが勝ち組の名乗りを上げるのは相当早いのではないかという気がする。この動きに一番神経を尖らせているのは、まずはネット上でのショッピングモールを運営している楽天さんやYahoo Shoppingさんなど、そして、スポーツ用品のネット店さん達だろう。いつも感じるのだが、ネットビジネスの業界の一大変化に対して、概してリアルでしか商売をなさっておられない方、もしくはリアルが売り上げのほとんど中心を占めておられる方々は、反応が鈍いような気がする。どのくらいの脅威か、ということが、ピンときておられないように思うのだ。その点、ネット販売をなさっておられる方は、いかにアマゾンが優れた仕組みを構築しておられるか、自社にない強みを持っているか(特に物流)が身にしみてわかるのではないかという気がする。次は当然、スポーツ専門店さんだろう。アルペンさんやゼビオさん、イオン・グループ系列のスポーツ・オーソリティーなどの大型店さんも然り。なんせ、アメリカのアマゾンには「300以上のランニングマシン、2,000以上のテント、700以上のスイスアーミーナイフ」(Japan.internet.com)が品揃えされているそうだから。100万アイテムなんて、確かに全てをリアルの店舗の店頭に置くことは不可能だ。一部をカタログもしくは、PCの画面で見せることは出来るとしてもーー。次にやりやすいのは、やはりブランドやアイテムの指名買いが多い子供服、そして下着、ジーンズ、紳士服の重衣料などだろうが・・・。婦人服だって、大手さんのブランド、有名ブランドならば、ブランド名で飛びついてくる客層というのは確実に存在する。アマゾンの堅固で優秀なシステムに載せれば現在発売中の店頭在庫の全てをサイトにアップしてもらうことだって可能だろう。この楽天さんなどに、小さな専門店さんや中堅、中小のアパレルさんがギャザリングやセールなども活用しながら頑張って単品訴求型のサイトを掲載しているのとは訳が違う。完全な形でのMDを持ち込むことが可能なのだ。多品種少量型のビジネスモデルを取っているブランドほど、実は、アマゾン型のビジネスモデルの魅力を強く感じるはずだ。アマゾンからお声がかかれば、日本の百貨店業界などとは何のしがらみもない同社のサイトに参画したい、というアパレルさん、専門店さんが続々と出てくる可能性は大いにあるのではないか。ただ、その際、アマゾンお得意の、ネット販売の強みを生かした顧客サービス=値引き、の問題で、激しい駆け引きが行われると思うが。日本はアメリカとは違い、完全買い取りがほとんどと言っていいほど行われておらず、リアルの世界ではまだ値引きは常態化はしていないので。とは言え、アメリカから外資を連れて来るって手をアマゾンは持っていますからね。次は間違いなく、アパレル全般、に進出しますね、日本のアマゾンは。人気blogランキングへ
2005年11月20日
午後7時半頃、大急ぎで「ビームス ジャパン」の6Fへ。私の友人で、アートのキュレーターであるリュストゥール・キエロフスキさん(注:れっきとした日本人の女性です)と、彼女のパートナーであるアーティスト、PS3ことペドロ・サンチェス氏が、増山士郎氏の展覧会のオープニングパーティーに誘ってくれたので。展覧会そのものは、12月26日(月)までの開催らしいが、今日のみのインスタレーション「行くっきゃナイ♪人気のBEAMSで観る!美難逃避行展」が行われていた。旗を持った増山氏らしきキャラクターの後ろに、何人(何匹)ものキャラがぞろぞろとついていっている。ロールプレイングゲーム風の映像に、来場者が持参した招待状についている色によって違ったキャラがどんどん加わったり、途中で銃に撃たれて死んだり、の繰り返し。ファッション業界の皆さんもご承知の通り、新宿のビームスさんのワンフロアの面積って狭いんだよね。そこにそこそこの人数の方が集まってワインやジュースを片手にわいわい、というより、ぼそぼそと話したりしているもんだから、すっかりその雰囲気に飲まれてしまった。正直、私にはこの内容をどう評価してよいものか、ちんぷんかんぷんだったのだが・・・。しかし、以前キエロフスキさんがキュレーションしたこともあるアーティストの柴田ジュン氏のお顔が見えたり、芳名録をぱっと見ると、中ザワヒデキ氏のお名前が書かれてあったりしたので、恐らく、美術界の著名人の方々も集まっておられたのであろう。キエロフスキさんは、やはり何人かの方に挨拶を交わしておられた。暫く展覧会を観た後、3人でマイシティ内の居酒屋へ移動し、日本語&英語交じりの飲みニケーション、である。実は、来年1月に、お二人はスペインへ移住してしまうので、少し早いかもしれないが、今日はささやかな送別の意を込めてのお食事会だった。3人で話していると、会話が縦横無尽にあちこちに飛び交って、本当に楽しいんですよね。マインドヨガと禅に始まって、映画「Takeshi's」のこと、それぞれの仕事やプライベートのこと、お二人が応援しているスペインの新進ファッション・デザイナー、A・Dさんのこと、などなど。ペドロさんは、既に渡欧した後の活動の内容について相当具体的なビジョンをお持ちのようで、来年は益々の飛躍の年になるのではないかと私は思った。キエロフスキさんの方は、まずはスペイン語を覚えることから始まって、生活のリズムを確立されるまでが少し大変かもしれないが、持ち前のポジティブな生活とバイタリティーで、すぐに新たなアクションを起こしていかれるのではないかという気がする。でも、つくづく思うんだけど、彼女達のように優秀な人は、必ず自らより高い山を探して登っていくんですよね。今はインターネットもあるし、私も年に1度はイタリアへ行くので、その時にでも会うことは可能だ。また、キエロフスキ氏は来年6月に東京の某所でのプロジェクトも準備中なので、半年後にはまた会えるし。寂しいですが、再会の時、益々キュレーターとして、アーティストとして飛躍なさっておられることを期待しています。お二人の門出に乾杯!人気blogランキングへ
2005年11月18日
先般、このブログに、プレス担当のプリマクレール・森野さんからわざわざ書き込みまで頂いたので、行って参りました。原宿のSTART LINEで今日まで開催されていた、「翡翠」の来春夏向け展示会である。同ブランドの商品は、何度かこのブログでもご紹介させて頂いている通り、東京コレクションや、大規模な合同展示会の「Rooms」、そして、ビームスさんなどの店頭でもちょくちょく拝見している。しかし、単独の展示会、というのは、やはりいいですね。MDの全体構成と、1点1点の商品のデザインやディテールを、つぶさに見ることができる。さくら、あつかましくも何点か試着させて頂き、「翡翠」の魅力を改めて再認識致しましたよ(^^)ご参考までに、JFW in 東京の公式サイトにアップされている「翡翠」のコレクションフォト及び、MSN-Mainichi Intarativeをご紹介しておこう。JFWの方には、写真が2列に並べて掲載されているが、左の列の上から3番目のブラウスが、今日展示会場ではボディに着せてあった。「ショップさんによってお勧めしたい商品は違いますから・・・」とおっしゃられる伊藤さんに無理やり伺ったイチ押し商品は、やはりこの商品であった。綺麗な朱赤と、バルーン・シルエットが、非常に印象的である。バルーンは、スカートではちょくちょく見かけるが、トップスでは結構珍しいのではないか。これと、同じJFWの写真の、右列の上から2番目の商品は、実はデザインは同じだが、素材のドレープ感が違うので、これだけ雰囲気、シルエットが違っているのだとか。いずれも、コレクションでは同系色でコーディネートしてあったが、インナーの色を変えてもお洒落ですよね。何点か麻素材の面白い商品もあった。「翡翠」といえば、プリントのイメージが強いが、麻のジャケットで、ペイズリー柄を和調のモチーフと組み合わせてアレンジしたプリント柄の中に、実はものすごく小さく、日本地図を逆さにしてポツンと入れ込んであるのだ!これは、聞いてびっくり、なかなか楽しい趣向である。「ストレートな和のイメージだと皆さん引いてしまうだろうから、自分なりに和というテーマをどのように表現しようか知恵を絞りました」と伊藤デザイナーは語っておられたが、色だったり、プリントだったり、素材だったり、デザインディテールの一部だったりにひょっこりとどこかしら懐かしく、また新しいイメージでもある「和」が顔を覗けている、という風に、ほど良いミックス感が出ているように思う。ジャケットは、丈の長いものでも6万円、短いものだと4万円くらいだから、デザイナーズブランドにしては買い易い価格だと私は感じたのだが(若い人にとってはそれでも高いでしょうけどね)。「翡翠」らしい、サルエル風パンツや、ロングのラップスカート、ベアショルダーのワンピースとしても着られるアシメトリーなデザインのチューブスカートなどに混じって、茶系のカラーデニムに、箔をプリントしたカジュアルパンツがあったり。身頃が茶もしくは黒で、小さく白のスタンドカラーがついているTシャツは、上、下、前、後ろの4方向をどのようにひっくり返しても着用可能だという。そのうち2通りを試させて頂いたが、なかなか可愛らしかったですヨ。同ブランドの取引先店舗数は現在32店舗になっているとか。デビューされて6年、順調に販路を拡大なさっておられるというのは、本当に凄いことである。ファッション業界の中で、「続ける」ということは、本当にものすごく大変で、エネルギーがいることだ、というのを、私は日頃からいろいろな企業さんとお付き合いしてきて、強く感じているので。来週から、デザイナーの伊藤さんご自身が地方のセレクトショップさんを回って、受注会を開かれるのだとか。そうやって、直接ファンの方とのコミュニケーションを図っておられることも、ブランドイメージの確立に繋がっているのだろう。このブログを、ひょっとしたら、地方のショップの方やファンの方もご覧になって下さっているかもしれないが、本当にいろいろな着こなし方が出来る、一筋縄ではいかない服(^e^)が揃っていますので、是非その味を堪能して頂ければと思います。着ると元気が沸いてくる、そんな服達ですから、どうかお楽しみに。人気blogランキングへ
2005年11月17日
やはり、「ファッション流通ブログde業界関心事」のtakaさんも、今日は同じテーマのエントリでした。昨日を持って、大手アパレルメーカー、ワールドが上場廃止になった、ということに関して、的を射た解説をなさっておられます。皆様にも是非お読み頂きたいので、リンク&トラックバックさせて頂きました。ワールドさん自体は、今期の中間決算も大幅増収増益、ということで、非常に財務内容も良いし、今後もこれまでと変わらず情報を積極的に開示して下さるそうなので、ほとんど心配のない企業さんだと思うが・・・。そういう、日本の超優良企業さんが激しい危機感に駆り立てられている問題の方が、私は強く気になっている。それは、国内生産を行っている繊維製造業の多くが、経営的に極めて厳しい状況におかれている、という問題である。横編みのニットのように、既に95%が海外からの輸入になっている業種、元々加工賃商売中心で利幅が薄いところに持ってきて、昨今の原油高で大打撃を受けている染色業のような業種もある。ワールドは、数年前から、ワールドプロダクションパートナーズ(WP2)を立ち上げ、趣旨に共鳴する国内工場を募集したり、ニットの糸染めを行う本多染色工業を傘下に収めるなど、生産面での体制構築を進めてきた。特に、直接工場を傘下に収める、という行為には、私は多大なる衝撃を受けた。これは、他産業の製造業、例えば自動車業界と、そこに製品や技術を納める金型の設計、制作や金属プレス、メッキ加工業などの製造業で最近起こっている、「系列の崩壊」という現象よりも一歩先を行く現象だ。国際競争、特にコストの安い中国を筆頭とするアジア地域の製造業との競争に曝された日本の製造業は、まずは、より技術力やコスト競争力等の高い企業との取り引きを求め、従来の系列内の下請けとの取り引きに拘らなくなる。インターネットの普及で、取引先探しが容易になったことが、この動きに拍車をかけている。年間5兆円以上の取引が成約しているらしい製造業向けのビジネスマッチングサイト、NCネットワークさんのサイトを見れば、そのことはよくおわかり頂けると思う。しかし、繊維製造業においては、技術の高度化、拡張、転用、といったことが、産業用資材を除いて極めて難しい分野である。また、日本の企業自身が、早くから国際競争力の乏しさを自覚し積極的にアジアに進出、ライン契約に始まって合弁や独資などで工場をどんどん建設していったため、当然それと引き換えに国内製造業のシェアはシュリンクしていった。ここにきて、日本の状況は、かなりアメリカに近いものになってきている。非常に書くのがつらいが、「ゼロにはならない。だが、限りなくゼロに近い」工場しか残れない、というミニマムのラインである。最早、わが業界では系列を離れて自由闊達に活動する製造メーカーさんの自立心などという甘っちょろい幻想では経営が成り立つような段階はとっくに通り越してしまっているのかもしれない。自前で存立できなくなった製造業のうち優秀な技術を持つところをアパレルが抱え込み、日本国内の母工場として垂直統合するしかないのか。ワールドさんも、上場廃止後は、本多染色工業の事例に続いて、更に複数の企業さんを垂直統合していく可能性が高いのではないか、というのが私の予想だ。ただ、日本国内の繊維製造業がそれでも一定数は元気で頑張っている理由として、特に機屋さんや優秀な染工場さんに多く、一部の紳士服や婦人服プレテの縫製工場さんもそうなのだが、高付加価値型のものづくりが行われておいるということがある。他産業の製造業における差別化のキー概念である技術力に該当するものが、わが業界の場合は、単純に数値化できるような技術力ではなく、「デザイン」や「色」「風合い」というものと分かちがたく結びついた極めて高度で難易度が高い「感性工学」の領域に達している。ただ、難易度が高い商品になればなるほど、売れる量が知れている、というのが、わが業界のこの上ない不幸だ。自動車やケータイ、IT家電の商品のように、新商品が一定の数量、しかも長い期間に亘って売れる、という業界とは違う。だからこそ、是が非でも、日本の繊維製造業は、アパレルやクリエーターのブランド、それも場合によっては日本国外のアパレルやクリエーター、ラグジュアリーブランドに対して製品供給する形でも量を売っていく=輸出を行う必要が出てくるのだ。国内マーケットだけで十二分に生きていける企業さんが多い他産業とは、輸出に対する切迫度が全く違うのである。しかし、この苦しみは、以前にも書いた通り、いずれは必ず繊維以外の他産業にも及ぶのではないかと、私は中国に行く度に思って帰って来るのだが・・・。もう1つ、蛇足だが書いておくと、アパレルビジネスの場合、特にヤングの婦人服の場合は、商品のライフタイムサイクルが現在異常に短くなってしまっているので、生産工場に対してクイック・レスポンスが強く要求されるようになってしまっている。幸か不幸か、そのお陰で、日本国内の工場さん、特に一部の縫製工場さんがまだ生き残れている、という側面がある。しかし、そこまでの物流を伴うスピードが要求されない業界の場合、技術力が失われたとたんに海外移転が一挙に進む、という危険性は極めて大きいと思う。その典型が、ITのソフトウェア開発の分野らしい、ということをこの間ある先生から伺った。中国では今、内陸部の地方政府がSEの育成をやっきになって進めているらしいね。製品開発に関わるやりとりも納品もネットで行える業種だから、内陸部にぴったりなのだ。そういう企業が成長してくれば、日本の中小ITベンダーは壊滅的な危機を迎えるのではないかと、その先生は憂慮しておられた。どんな業界であっても、強弱の差はあれ、国際競争はやはり厳しいんですよ。確かにうちの業界の厳しさは、異業界より常に先にやってきて、その風当たりの強さもハンパじゃないけれど。だから、私は、身近にいる若い人には、「はっきりいって安易なことは言えない。頑張っても報われない可能性はかなりある。それでも、ファッションが好きで好きでたまらないのなら、一緒に頑張ろう」と言っています。産業用資材でなくても、半端じゃないファッション馬鹿なら頑張れば勝てる、そういう戦略はいろいろ持っているつもりですので(笑)、そういう皆さんは、是非うちの会社に来て下さい。人気blogランキングへ
2005年11月16日
展示会に行ったついでに、某百貨店さんのプレタ特選売り場を覗いてみた。ちなみに、この百貨店さんは、ミセスの固定客が多い、「老舗系」と称されるお店である。平日の午後2時半過ぎ、お買い物には最適の時間帯なのだが、本当にお客様の数が少ない。1人も店内にお客様がいないブランドが大半である。たまにお客様がいらっしゃっても、どうやら目的買いの様子だ。それもそのはず、昨今は、早いお店だと特選の売り場に対しても6月からもう秋冬物の投入をブランド側に要請しているらしいので。もともと、富裕層の上顧客と呼ばれる方々の、買い物の出足は早い。それに輪をかけているのが、雑誌やインターネットなどでのファッション情報の普及だ。流行に敏感なお客様は、へたをするとネットで業界人並みに半年前には情報を入手している。シーズンの立ち上がりには、めぼしい商品はガンガン売れていってしまう。今の時期は、「もう2005~06年秋冬商戦は終わった」という感じなのだろう。「時計の針をもっとゆっくり回そう」と呼びかけても、時代の流れはもう元へは戻せそうもない。こういう現実を見ると、やはり、クルーズラインは今の時代には不可欠なものだと言わざるを得ないだろう(「クルーズライン」の意味がわからない方、井上和美さんが書いておられる「ファッション・トリビア」に素晴らしいご説明がございましたので、是非読んでチョ。井上さん、大変ご無沙汰致しておりますが、お元気でいらっしゃいますか~っ!)商品の物色を始めたが、すぐに気分が萎えてしまった。確かに素晴らしい商品が目白押しなのだが、どうみてもちょっと価格が高い。ほんと、ここ何年かずっと続いているユーロ高には頭が痛い。商品価格の為替連動性をとっているルイ・ヴィトンも、今年2回目の値上げを行うらしいし。この調子で行くと、来年2月のイタリア行きは、今年以上にもっと節約旅行にしないと相当な出費になってしまいそうだ(>
2005年11月15日
今日2本目のエントリです。先に下のエントリからお読み下さい。しかし、上記の4条件以外に、これからの日本においては、注意深く対処すべき問題がある。それは、移民や外国人労働者をより多く認めるなど、社会政策の変更がない限り、日本社会がこれから超高齢化社会、人口減少社会に突入する、という問題である。その際、大きく言って、商業立地は次の3タイプに分類できるのではないか。1.地方の過疎地で、既に高齢化が徐々に進行し、若年層の都市部への流出も既定事項となっている。このようなエリアでは、ある意味で地域の住民も粛々と心の準備が進んでおり、意外と大きなパニックや変化は起こらないのではないかと予想される。こういうエリアでは、1都道府県か、もしくは2都道府県に1つのRSCくらいがあれば十分で、MDもこれまでの地域MDの流れを参考に発展させていけばよいだろう。2.首都圏、名古屋圏、大阪圏などで、マンションや新興住宅地が最近開発されたか今後開発される地域で、ここにきてもまだ小学校の生徒数が増えているような地域。ファミリー層が多く、人口は増えているかもしくは横ばい、微減。若い住民の多い地域には、超高齢化社会を迎えてもやはり活気があるだろう。RSCの出店地としてはここは好立地だ。どちらかというと、これまでの時代の従来型のMDが通用しやすい立地だと言える。3.3大都市圏等で、これから急激にリタイアする層が増えてくる地域。2007年問題に直面し、地域社会にドラスティックな変化が起こると予想されるエリア。この、3のタイプの商圏が、実は一番対応が難しいエリアではなかろうか。これから大挙して定年退職する団塊の世代のうち、毎日向かうことのできる田んぼや畑を持っている地方在住者ではない人達、これまで都心部でサラリーマンをやっていた人達が、一挙に仕事から解放されて暇になるのである。彼ら、そして彼らのパートナーである奥さん達が、これからどのようなライフスタイルを過ごすのかは、ちょっとまだ予想しにくい部分がある。間違いないのは、1日ゆったり過ごすことができる郊外型SCは、彼ら、彼女らにとって、居心地の良い場所にできる可能性は高いということだ。ただ、問題は、そこで、彼ら、彼女らは、物販、特に衣料品に飛びついてくれるかどうかだ。ひょっとしたら、プラズマTVなどの家電や、少量でも美味しいお惣菜や、孫へのプレゼントなんかの方が、衣料品よりも余程買いたいものかもしれないし。実は、アパレルさんの郊外型SC向けブランドも、30~40代のファミリー層や、OL向けのものばかりで、リタイアする団塊の世代を狙ったものはまだない。鍵を握るのは、やはり、シーン、だという気がする。旅行とか、趣味とか、同窓会とか、葬儀や法事とかの、何かしら服を着て出掛けなければならない場。モールの専門店ゾーンとの差別化を図る上でも、やはりSCの核店舗を成す百貨店さんは、アパレルさんとも協力して、アクティブシニア層向けの衣料品を充実させるべきではないかという気がする。マーケティングリサーチが急がれる分野だろう。人気blogランキングへ
2005年11月14日
先週末の11日に、三越とダイヤモンドシティがショッピングセンター(SC)の共同開発を行う、というニュースを発表していた。2006年に開業する日産自動車村山工場跡地の案件を皮切りに、今後も、北海道から静岡県までの東日本エリアについては、ダイヤモンドシティは三越に対し優先的に出店交渉を行う、というものである。武蔵村山の事例は、百貨店さんがGMSさんと共に大型のリージョナルショッピングセンター(RSC)の核テナントとなる、いわゆる2核1モール型のSCの事例としては、同じダイヤモンドシティが大阪・堺に阪急百貨店と共に出店した「ダイヤモンドシティ・プラウ」に次ぐものである。特定の企業さん2社の連携の成否について、ここで取り沙汰するのは不謹慎だと思うので差し控えさせて頂くが、一般論として、百貨店さんがRSCの2核の1つを形成する場合の成功のポイントについて考えてみたい。それ以前に、まずはデベロッパーさん側にとってはどうか、ということについてだが、百貨店さんの出店は集客にとってプラスになるので、まずは誘致できた時点で大成功ということなのだろうと思う。それが単純に売り上げ、利益につながれば良いのだが、苦戦するGMSさんの衣料品売り場同様に、都心で売れている知名度の高い百貨店さんだからといって、そう簡単に行かないのではないか、幾つか留意すべき点があるのではないか、というのが私の考えだ。1.ローコストオペレーションの徹底。これは大前提である。客単価は都心店より下がるので、仕組みとしてきちんと構築する必要があるだろう。2.交通アクセスが良くない立地は集客数が伸びないので改善を求めること。過去のダイヤモンドシティさんの開発事例を見ても明らかである。土日祝日に渋滞の迂回路がない店舗は非常に苦戦するようだ。逆に、SCが自己負担で工事を行ったとたんに来店客数が伸び売り上げが急進しているケースも出ている。道路事情に問題がある場合は、SC全体として対策を講じてもらうべきであろう。3.足元5キロ商圏に富裕層が少ない場合、百貨店サイドの食料品売り場で高価格品は売れない。衣料品以上に、実は食品のMDというのは難しい面があるような気がする。超広域から集客するRSCと言えども、食品の商圏は他のカテゴリーより当然狭くなる。この分野が、実は一番GMSさんの強いところで、美味しいものならば高くても購入してくれる客層のいる地域ならば百貨店らしいMDで勝負できるが、そうでない地域ならば惨敗、ということになりかねない分野である。勝てる見込みがないのならば、初めから思い切ってカットするか、もしくは北辰水産などのカテゴリーキラーを投入しリスクを避ける方が無難だろう。4.衣料品の差別化にはアパレルの協力もしくは自主MDゾーンの充実が不可欠衣料品に関しては、今やGMSさんの衣料品部門はガタガタの状況だが、その代わり、モール内のアパレルの郊外型SC向けブランドやら大手専門店、地方の有力専門店のショップやら強豪がひしめいている。こちらとの差別化も、現状の百貨店さんのMD力では、かなりしんどい部分が大きいのではないか。理想を言えば、ラグジュアリーブランドやプレタのブランドは無理としても、アパレルさんの協力を得て、ブリッジ、ベターゾーン以下のナショナル・ブランド(NB)に出店してもらう、というのが一番だが、協力してくれるブランドと、断るブランドと両方が出てくるだろう。仮に出店してくれたとしても、明らかに売れ筋を投入しない、死に筋を多く回す、といったケースが続出することが予想される。これは、昔、私が中四国や九州の百貨店さんを回っていた時に実際に売り場を見て強く感じたことだ。そうなると、売り場に魅力を出すには、やはり、自主MDの充実が不可欠となるだろう。長くなってきたので、この辺で一旦切ります。人気blogランキングへ
2005年11月14日
ヨガのせいで、腰回りと、背中の両端の部分と、お尻の筋肉が異常に痛く、おまけに右目にものもらいまで出て、絶不調なので、今日は小ネタ2つのご紹介で勘弁してチョ。その1:ステラ・マッカートニー・フォー・H&M去年のカール・ラガーフェルドとのコラボレーションに続いて、またまた大騒動になったようである。11月10日に、世界22か国、400店舗で発売された「ステラ・マッカトニー・フォー・H&M」、予想通り、発売1時間と経たない間に完売アイテム続出となった模様だ。去年書いたことと同様のことをまたここに書いても仕方ないと思うので、今年はFashiontribes.comの「STELLA MCCARTNEY BRINGS ABSOLUTE MAYHEM TO H&M'S ACROSS AMERICA-FASHIONTRIBES POP CULTURE BLOG」(ステラ・マッカトニーがH&Mにもたらしたものすごい大騒ぎ、アメリカのポップ・カルチャーブログ、ファッショントライブスがお送りします=筆者訳)をご紹介しておこう。このエントリはサイトの一番下に出ているのだが、テキストによるブログだけでなく、ポッドキャスティングで、10分41秒この話題についての英語でのトークが聞けるので、ご関心のある方はご自身のPCかiPodにダウンロードでもしてリスニングしてみてチョ。さくらも早速聞いてみました。話の落ちは、予想通り、オークションサイトeBay(買えなかった人はそこへ走るのは目に見えているんだよね・・・笑)と、「来年は誰が?」ってところに落ち着いているようだ。その2:「チャールズ&レイ・イームズー創造の遺産ー」展目黒区美術館で、10月8日(土)から12月11日(日)まで開催中である(月曜日、祝日の翌日が休館日)。最近忙しいので、私自身が行けるかどうか、かなり微妙なところなのだが・・・。何せ、ハマトリ(横浜トリエンナーレ)にも行けるかどうか、という感じで、焦っている状況だったりするので(^^;;;イームズに関して、大分前から気になっていることがある。昔このブログにも書いたことがあるが、うちの会社でパターンメーキングの講座を教えて下さっている安達市三先生が、「イームズがアメリカで初めて工業用ボディを開発した」とおっしゃっておられるのだが、ネット上ではそれらしき記述が見当たらないのだ。展示会に行けば、何かヒントになるようなものが見つかるかもしれない、という気もするのだが・・・。何かご存知の方、いらっしゃったら、是非教えて下さいm(__)m人気blogランキングへ
2005年11月13日
藤原ヒロシ氏、SOPH.の清永浩文氏、VISVIMの中村ヒロキ氏によるWeb Magazine「ハニカム」を、今日初めてじっくりと見た。スタートしたのはもう少し前らしいのだが、先月末からブログも始まり、本格的な内容にリニューアルしたそうだ。同サイトには、「リンクフリーだが、事前に連絡してもらいたい」趣旨のことが書かれてあるので。面倒だから(笑)URLのみご紹介しておきます。お手数だが、ご覧になりたい方はご自身でURLを打ち込んでチョ。◆honeyee.com | Web Magazine 「ハニカム」http://www.honeyee.com「女オタク」を自称するさくら的には、情報のレベルが高く、非常に面白いコンテンツだな、と思って拝見したのだが、ちょっと気になるのはネット上での同サイトへの反応なんだよね。Googleにいろいろなキーワードを入れて検索してみたのだが、一般の人のブログでの紹介やら反応が、非常に少ない。もちろん、「楽しみです」というコメントも幾つかあるにはあったのだが。それと、藤原氏を始め、複数の著名人で立ち上げられたブログへのトラックバックも皆無、という状況だ。「ハニカム」のブログは、トラックバックのみ受け付ける体裁にしてあり、commentやBBSの欄はない。知名度が高い方々だけに、コメントスパムの問題や、ネガティブなコメントへの対処法、返事を書くのが困難であることなど、いろいろ熟考された上でのことだろうから、それは止むを得ないとは思うが、しかし、トラバが全然かかってないっていうのには、ちょっと驚いた。ブログの存在がまだまだ知られていない、ということもあるのだろうが、それだけではなく、このブログ、恐らく、大多数の方々には敷居の高い雰囲気なんだろうね。「ハニカム」のサイト上ではっきり宣言してある通り、同サイトのターゲットは「都市部に生活する30~40代の生活者」であり、記事の内容を見る限りその軸はブレていないと思う。ただ、清永氏、中村氏はさておき、同サイトの主宰者の中で最も知名度が高いと思われる藤原氏のファン層を分析すると、「藤原ブランド」のポジショニングが、今非常に微妙な位置にあって、どっちつかずな状況にある、だからサイトにガンガン集客できていないのではないか、ということが見えてくる。1990年代後半に裏原宿ブームに熱中していた当時の高校生、大学生達は、それから7~8年の年月を経て、20代後半から30歳前後に差し掛かっている。もちろん、昔と変わらず裏原系のブランドを愛している人達もいるだろうが、ある者はサラリーマンになり、ライフスタイルが変化し、忙しさもあってカジュアルを時間をかけて買いあさる日々からは遠のいているはずだ。また、自由業、フリーター系の職種の中の勝ち組層は、ファッションに相変わらずお金をかけられるが、そうでない者は古着や安い服中心、東京の都心まで出掛けることはなく地元中心での買い回り、という生活に落ち着いてきていると思う。要するに、顧客の年齢がアップし、それに伴って、藤原氏も、顧客ターゲットの年齢層を上げざるを得ない状況になってきている、ということだ。むろん、一般のアパレルさんの方法論と同じで、「ブランドの顧客ターゲットは常にヤングとし、顧客と共にブランドが年をとらないようにする」という方法論も考えられなくはない。だが、「Head Porter」とは違って、「藤原ブランド」は一種のタレントに近い。外見も年をとっていく訳だし、ご自身もいつまでもヤングの相手だけでは物足りなくなってきている、というところもあるだろうから、やはり、ターゲットの年齢は上方修正するしかないだろう。次に、今の30~40代の男性のライフスタイルがどうなっているかを考えると、ばくっと言って以下のように分類できるではないか。・忙しい、もしくはお金がないのでファッションにあまり関心がない、お金がかけられない・・・たぶんこの層が7~8割・リッチゴージャス、派手好き、『LEON』系・・・1割・建築、アート、ガジェット好きのカタカナ職業、クリエイティブ系・・・1割あまりにも大雑把なので、メンズのご専門家の皆様には叱られそうですが(笑)、注目して頂きたいのは、どちらかというとお金持ちでファッションにお金をかけることができる層の中にも2タイプがあって、『LEON』系オヤジには、たぶん藤原氏はウケないし、藤原氏のこれまでの生き様からしても、ここに媚を売る、という路線は考えにくい、ということになる。そうなると、やはり、カタカナ職業、クリエイティブ系狙いにならざるを得ない、という結論に達するのだが・・・。藤原氏のこれまでのファンは、正直、こういうインテリジェンスの高い層よりも、本当はそんなにはお金のない層の方が圧倒的に多かったのではないかと私は思うのだ。もしくは、本当にモノへの拘りがあるのではなく、「雑誌で見たから」とか「ブランドだから買う」とかいう、ミーハーなフォロワー達だ。サイトの情報提供の部分では、カタカナ職業、クリエイティブ系に受けるようなレベルの高いコンテンツを打ち出しておきながら、物販の部分になると、これが急にまた、昔の客層向きにクルリと後ろを向いちゃっているんですよね(笑)。この点を、一部のブロガーは鋭く見抜いていますよ。確かに、藤原氏の稼ぎが大きい、ということに対する一種のねたみもあるとは思うのだが、「商業色が強いサイトだ」というコメント、あるいは、藤原氏が最近推奨しておられる画家のゲルハルト・リヒターについても、リヒター氏の従来のファンから「ああいう人にリヒターのことを語ってもらいたくない」云々言われたりとか・・・。私は、藤原氏が日本のヤングファッションやカルチャーに対して与えているプラスの影響というものは、高く評価している。リヒター氏のことだって、金沢21世紀美術館のキュレーター、長谷川祐子さんの力もあるが、藤原氏が商業系メディアで取り上げなければ認知度は高まらなかったと思う。一生懸命頑張った人がしっかり収入を得ていることへのねたみというものも、気持ちはわからないではないが、筋違いなのではないかと思うし。ただ、今同氏が置かれているポジションが非常に微妙なところに来ておられるのではないかと思うので、僭越ながら敢えて書かせて頂くことにしたのだが・・・。「ハニカム」のサイトに企業さんの広告のバナーを貼っておられることは、正しい戦略だと思う。何らかの形で資金を得られる仕組みを構築しておかなければ、ビジネスとしてのホームページ、ブログは続かないし、あれだけのクオリティは維持できないだろう。問題は、物販の内容にあるのではないか。藤原氏は、依然としてアメリカ発のアメカジ、ヒップホップの流れを汲むファッションスタイルをアピールし、そういうクリエーターとのコラボを続けているが、このサイトで狙うべき新たなターゲットは、ネクタイ着用、グレーや紺のテーラードスーツは着ないまでも、あまりスニーカーを履いては職場には赴かない層だと思うのだ。靴はワラビーだったりタッセル付きのスリッポンシューズで、アンコン型のスーツの下には、マオカラーのシャツだったり、「コム・デ・ギャルソン シャツ」のようなちょっと雰囲気のあるシャツを着ていたりするような気がする。ボトムスはジーンズやチノも有り、だが、ジャケット、そしてデザイン性は高いが、ドレスシャツから派生したシャツ、といったアイテムを通販では打ち出すべきではなかろうか。そういうアイテムの中に、従来から藤原氏が蓄積してこられたカジュアルのエッセンスを落とし込んでいけば、これまでにない、非常に面白いスタイルが生まれるのではないかという気がする。まあ、最後のところは、ご自身がやりたいことを楽しんでやられるのが一番だとは思いますが。人気が落ちたとしても、やりたいことがやれるのならば幸せだろうから(笑)。すみません、売れっ子の方に向かって、相当生意気なエントリでした。PS.ついでにご紹介しておきたいが、LOWERCASE代表で、「ビームス」さんのクリエイティブ・ディレクターを務めておられる梶原由景氏のブログ「LOWERCASEblog」を、この間ネットサーフフィンしていて発見した。このブログは、非常に読み応えがあります。それと、コメントもトラックバックも一切受け付けず、言い切り御免、にしておられる潔さも評価できる。ご自身が有名人である、という自覚と、それだけのハイレベルなコンテンツを打ち出せる、という自信の程を伺わせる。あっち側(IT業界側)に行かれたら、とたんに激烈な競争にさらされるのは目に見えていると思うのだが、「ファッション業界内のIT達人」という際をついたポジショニングが○、でしょう。人気blogランキングへ
2005年11月12日
ジャパンファッションウィークイン東京(Japan Fashion Week in Tokyo)が9日に終了した。業界紙各紙も、早速総括の記事を掲載し始めている。日本の繊維ファッション史上初めて、官によりデザイナーのコレクションの海外発信が支援されたという歴史の転換点に立ち会ったという高揚感からか、各紙ともいささかボルテージが上がり気味の論調が目立っている。私自身も、何回も神宮外苑に足を運び、非常に素晴らしい事業だと思ったし、単なる願望ではなく現実に2005年が日本のファッション史のエポックになるよう、頑張っていかなければ、ということを強く感じている。これからの数日間、どのような記事が掲載されるか、あるいは、経済産業省や東京ファッションデザイナー協議会(CFD)さんなどから、どのようなコメントが出てくるか注視したいと思うが、その前に少し考えを整理しておくべきではないか、と思っていることがある。それは、経済産業省の石毛博行・製造産業局長の発言の中に度々登場している「ブランドコンテンツ」という言葉の意味するところについてである。(ご参考までに10月31日付けの「繊維ニュース」さんの記事をご覧頂きたい)。私の記憶する限りにおいて、この言葉の意味について説明してある記事、もしくは深く掘り下げてある記事を見た記憶がないのだが?もしどなたかご存知なら、是非教えて頂きたいのだが、ならば、という訳で、ちょっと自分で考えてみることにした。「ブランドコンテンツ」--この語をそのまま素直に訳すと、「ブランドの中身、内容」ということになる。わがファッション業界の場合で言うと、まずは商品そのもの、プラス、ショップのサービス、ショップスタッフのファッションセンス、VMD、広告宣伝等々、ということになるのだろうか。それが広義のブランドコンテンツビジネスの意味するところだとすると、それは最近一般的に良く使用されている「コンテンツビジネス」の意味とはかなり異なるのではないか。今、ネットで検索してみて、わかりやすいページに行き当たった。あずさ監査法人著『コンテンツビジネスの会計』(税務経理協会著、定価2,800円)をPRしておられるページだが、その中に、「コンテンツビジネスとは、情報の内容を活用したビジネスである」云々のくだりがある。具体的に言うと、映画、音楽、出版、ゲームなど、ネット上で流通可能なコンテンツを指す。これらのコンテンツは、2次利用、3次利用、4次利用が可能で(映画はその典型である)、更にそのコンテンツに登場するキャラクターがらみの物販、そして、日本独特のオタクやアニメカルチャーとして、輸出競争力も高い商材である。ネット時代にふさわしい将来性の高いこれらのコンテンツ産業の振興に、国は今、非常に注力している。先般このブログでご紹介した「東京コンテンツマーケット」などのイベントも、その一環だ。今、「コンテンツ」という言葉を使えば、世論を見方につけ予算を獲得しやすい、イメージも非常に良い、という判断があって、石毛局長は「ブランドコンテンツ」という言葉を連発しておられるのだろう、ということは、容易に推察できる。しかし、残念ながら、ファッションブランドと、上記のコンテンツ産業には、決定的な違いがある。それは、洋服や服飾雑貨そのものは、ネット上で信号化して流通することは不可能な、実体的な“物質”で、必ず物流を伴う、ということである。そうなると、2次利用、3次利用、などということは無理に決まっているから、それに代わる経済的な波及効果をどうやって上げていくか、という戦略が必要となってくる。とりあえず、コレクションに登場した商品そのものが売れる、という1次効果を着実に上げた上で、更に狙うべきなのは、次のような市場ではなかろうか。1.輸出(これは、国も、業界関係者も度々口にしておられることである。輸出振興については、また日を改めて考察したい)。2.国内市場における、他産業への波及効果a.ライフスタイルビジネスへの拡張国際的に見ても、ブランドビジネスの成功事例の王道は、ここにあると言えよう。以前、日本繊維新聞紙上で、三井物産と三菱商事のトップが対談しておられた際に、この話題が俎上に上っていたことを記憶しているが、ラルフ・ローレンとかジョルジョ・アルマーニ型のデザイナーが、衣料品及び服飾雑貨のみならず、香水や、インテリアビジネス、あるいはホテルのプロデュース、といった分野くらいまでを手掛けているのが好例だろう。いわゆる成熟した大人をターゲットとした、一過性のトレンドではなくスタイルを打ち出すタイプのデザイナーである。基本的には、衣料品とマテリアルが共通するインテリア、ホームファッションの分野が、最も実力を発揮しやすいジャンルになると思われる。ライフスタイルビジネスへの波及を考える時、実は見過ごせないのが和装の分野である。今回の東コレにも、斉藤上太郎氏や、永澤陽一氏と小泉清子さんのコラボレーションが登場していたが、こういう動きは大切にすべきではないか。日本のマーケットの中で、特にインテリアの分野で和が消滅することは現時点では考えにくい。むしろ、ストレスフルな社会の中で、和を懐かしむ意識というのは高まっているのではないかと思える部分もある。輸出を考える際にも、日本独自で他国にはないものとして、売り方によっては可能性が大きい分野だ。私は、JFWに意欲を持って参加して下さる和装業界の方は大切にすべきではないかと考える。b.ストリート発の若手デザイナーによる、カルチャーの創造及びメディアコンテンツの展開今回のコレクションでも、「マスターマインドジャパン」「ドレスキャンプ」「タイシノブクニ」らに一般のヤングの関心と人気は集中していたが、これこそが、現時点では他国から一番注目されている日本独自の強みかもしれない。めまぐるしく変化する日本のヤングのストリートファッション、その中から登場してきた若手デザイナーのクリエーションである。これらのデザイナーズブランドの特徴は、デザイナー自身に強いカリスマ性がある、という点にある。それは、プロダクトデザインと違い、より個人の趣味嗜好に負うところが強いファッションという分野ならではの現象かもしれない。彼ら若手デザイナーの面白さは、前述のライフスタイル発信型のデザイナーと違って、非常に自由な発想で鋭く時代性を切り取るようなアクションを起こせるところにある。カフェ、美容室のプロデュース、ケータイ電話のデザイン等々、基本を知らなくてもその道のプロと組めば感覚だけでデザインのアウトラインはこさえてしまう、怖いものしらずの強さと勢いを持っている。これらの若手カリスマが登場する雑誌は、少なからずその恩恵で部数を伸ばしているはずだ。私自身、例えば『Popeye』を買う理由の一つが信國太志氏の「“異形のススメ”Popeyeビザール研究所」を読みたいことにあったりする。その延長線上で、彼らが自分の好きなアートや音楽、食べ物、旅行の話等々をファンに向けて語る番組をネット配信したとしたら?あるいは、デザイナーがプロモートしたショートムービーは?それから、ファッションショーそのものも、ズバリコンテンツとして通用するものだ。有料でもコアなファンがそこそこは集まる可能性は大きいと思う。ある意味では若手デザイナーの皆さんの存在は、ミッキーマウスとか、ミッフィーなどのキャラクタービジネスにおけるキャラクターの存在に近いようにも思える。その生き様自体が、一つのストーリー性を持って、消費を後押しするエンジンになっているのである。今後、ITに強い次世代のデザイナーがデビューしてくれば、これまで考えられなかった斬新なビジネス手法で、新たな消費を生み出す可能性もあるだろう。以上挙げたような経済的な波及効果を生み出すには、デザイナー個人の努力、国のバックアップだけではなく、大手アパレルによるデザイナー育成、デザイナーズブランド育成の努力が欠かせないと思う。現在の日本に、ミラノ・サローネを席巻するような優秀なプロダクトデザイナーが続々と育っているのは、自動車、IT家電、広告代理店などの大手企業が優秀な人材との協業を進めてきたからである。そして、短期的な人気商売としてデザイナーズブランドを捉えるのではなく、中長期的に通用するブランドコンテンツを、デザイナーと二人三脚で進めようという意欲とマーケティング戦略が必要なのではなかろうか。そういうビジネスモデルをデザインする、「ビジネスモデルデザイナー」の育成もまた、今後のジャパンファッション飛躍のためには不可欠なのではなかろうか。人気blogランキングへ
2005年11月11日
今日はまたまた2本エントリ致しました。先に1つ下のエントリを読んでからこちらをお読み下さい。ちょっと、ファッション業界で働いておられる皆様や、ファッションに関心のある皆様向けの話題じゃないかもしれないが・・・。わが業界では、何故まだ「新聞社ブログ」や「記者ブログ」が始まらないんだろうね。ご承知の通り、既に先行事例がいろいろ出ているので、方法がいろいろある、ということはそこから学べるはずだ。例えば、実名でやるのか匿名でやるのか、取り上げる話題を広くするのか、あるターゲットやテーマにフォーカスするのか、トラックバックやコメントへの対処法等々。ただ、わが業界の業界紙だけでなく、一般紙や異業界の業界紙の皆さんも含めてまだまだ対応が鈍い理由は、昔その世界にいたので何となく想像できる。まずは、業界紙の場合、一番に出てくると思われる理由として、「そんなことやって、本紙の部数や広告が伸びるのか」という議論だ。これ、たぶん紙の新聞の部数増は難しいと私は思う。それどころか、現在都心部で全国紙さんが直面している問題、「新聞は読まない。ネットニュースで良い」という人々は益々増えていくと思う。Google Newsなどを見ても如実に感じるが、これは時代のメガトレンドだ。アメリカで50年後には新聞がなくなると言われているが、崩壊への序章は、私のカンでは恐らくこの10年以内に起きるだろう。というか、既に始まっている。逆に、ネットニュース、ネット上での新聞や、あるいはケータイ新聞(というのも登場するかもしれない)が、まだまだ影響力を増すはずだ。多くの記者が職を失う時代が足音を立てて近づいてきている。それへの対応のためにネット新聞やらブログを?たぶん、今からそうやってシコシコ書き続けていたからと言って、どうにもならないかも、というのが私の実感なのだが・・・。それでも、ITリテラシーの高い新聞社&記者とそうでない新聞社&記者の生き残れる確率は全く違うと思うので、サバイバルしたい皆様、次への針路を見つけられたい皆様は、なるべく早く着手された方が良いのではないだろうか。次に、一般紙さんと業界紙の場合は、ちょっと違う面もあると思うんだけれど、新聞社さんって、特に一般紙さんには、口では「インタラクティブ(双方向性)」とか、読者とのコミュニケーションを謳いながら、実際は、高所から庶民を見下すような空気がありありとあったりするような気がする(もちろん、そうでない記者さんも沢山いらっしゃいますけどね)。今日は書くのをやめておくが、前職の日本繊維新聞の記者だった時、私は今はなき岡山の中国支局にいたので、時々一般紙の方ともご一緒する機会があったのだ。いろいろと面白い経験をさせて頂きましたので(笑)。その点、元身内をかばう訳ではないが、業界紙の記者さん達は苦労人が多く(^^;;、中小企業や、個人で一生懸命頑張っている人達に対して非常に暖かい目線を注いでいる人が多いと思う。ただ、紙面にはそれが、ほとんどと言っていい程反映されないんだよね(笑)。以前書いたように、広告主=取材対象者=読者の、三位一体の世界だから、読者の投稿欄すらない。阿吽の呼吸の世界、というか、言わなくてもわかるでしょ、の世界なんだ。肝心のことは書かずに噂話としてささやくだけとか。だから、ブログを初めて読者、それも業界外の方からコメントやトラックバックが来るのがちょっと怖い、というか、すごく怖い、というところはあるんじゃないだろうか。質問には全部答えられるだろうか、とか。そんなもん、答えられなくて当たり前だとさくらは思います。読者同士で教えあってもらえばいいんですよ。最後に、これは社長ブログでも一般の方の趣味のブログでも同じなんだけど、実は、「毎日書けるか」---これが大問題だったりするんだ、新聞社さんや記者さんの場合は!要するに、恥書きたくない訳なんですよ。実は、私の中にもかなり今でもそれはあります。己の知識見識のなさに愕然としてしまうのだ。ただ、職業柄、中身が薄いとか、文章がヘタ、なんてことがバレバレになってしまうと超ヤバイ、ということになる訳で・・・。しかし、さくら的にはいろいろブログの切り口は持っているのだが、1つだけ悩める子羊のファッション関連業界紙の記者さんにおこがましくもアドバイスするとしたら・・・。異業界の記者さんに比べ、わが業界には、たぶん、デザインとかビジュアルのセンスはまあまあ、という方が多いと思うんだよね。写真で魅せる、という手も、ブログにはありますので、それで差をつけたりなんかしてはいかがだろうか。という訳で、当然記者の皆様は既にご存知だろうが、先発組のブログをここにご紹介しておきます。今日このエントリを書こうとして初めて私も知ったのだが、異業界の業界紙の若手の皆さんの中にも、既にブログを始めておられる方がいらっしゃるのだ。素晴らしいことである。さあ、勇気を出して、Go!Go!Go!<一般紙のブログ>◆カナロコ(神奈川新聞)◆夕刊フジBLOG◆信濃毎日新聞 週刊ポプリの『webポプリ』<一般紙の記者・元記者のブログ>◆ネットは新聞を殺すのか◆ガ島通信◆理系白書ブログ<業界紙のブログ>◆新聞記者の本音◆住宅ジャーナル ブログ版人気blogランキングへ
2005年11月10日
昨日付けの繊研新聞さんのコラム「三面鏡」が、「ブログ考」というタイトルで、ファッションビジネスに関するブログについて触れておられた。何やら、さくらのブログへの書き込みにも注目して頂いたようで、嬉しいやら恥ずかしいやら(*^^*)という感じであったが・・・。そのコラムの書き出しの部分が、ちょっと気になったんだよね。ファッション業界内の、ある大手企業さんの社長ブログを持ち上げておられたのだが・・・。まさかとは思うが、そのブログが「炎上」しちゃった事件を、記者さんはご存知ないのでは???と思ってしまったのである。まあ、知っていても敢えて書かれた、というのなら、その鋭すぎる変化球に敬意を表しますが・・・。この事件、当事者の企業さんが沈黙しておられるし、あまり良い話題でもないので、この場で社名を上げるのは差し控えさせて頂くことにする。ただ、大手マスコミがほとんど取り上げない事案であっても、ブログ界では相当大きな話題になったので、いろいろなキーワードを入れて検索をかければすぐにわかるはずだ。それでもわからないが興味がある、という方は、今月号の雑誌『サイゾー』にも、この事件のことが取り上げられているので、是非買って読んでみて頂きたい。村山らむねさんと、坂野尚子さんなど、著名な女性ブロガーが、この事件については非常に鋭いエントリをアップしておられるので、そちらもご参考になると思う。しかし、この事件を知って、「やっぱり社長ブログにはリスクがある」と思われた社長様、社長様ご自身が既にブログを書いておられるのならば、今回の問題を教訓に記述の内容に工夫を凝らしていかれれば良いと思うのだが・・・。まだ着手しておられない方が、「だからやらない方がいいんだ」と思われたのならば、それはちょっと違うんじゃないの?という気がする。何でもそうなのだが、「知っている」ということと、「実際にやっている」というのでは、100倍くらいレベルが違うのではないか、という気がする。実際にやっている人は、日々ノウハウを体得し、人脈や、更にはビジネスへの引合い等も着々と増やしていっているのだ。仮に失敗したとしても、そこから学んで更に先に進めるのだ。そのことを忘れてはならないと思う。件の企業さんが、収益面でも優良企業さんで、戦略やビジネススタイルにも優れたところが多いというのは以前から有名な話だ。ネットビジネスやITの活用に関しても、ファッション関連の大手企業さんの中ではトップクラスのレベルに位置するだろう。事件後も、新たな商品戦略を打ち出すなど、益々そのレベルは高まってきているように感じる。何もせず「ふんふん、ネット販売が益々伸びているのか」と高見の見物を決め込んでいる社長さんとは、成長のスピードが格段に違うと思うのだ。それからもう一つ、さくらのブログの読者には中小企業の経営者の方が多いと思うので、敢えて書かせて頂きますが・・・。大企業さんの社長ブログは、世間の皆様からいい意味でも悪い意味でも注目してもらえるが・・・。小さな産地の企業さんやらブランドを立ち上げたばかりの新興アパレル、地方の個人専門店さんなどがブログを始めても、最初はたぶん、あまりのアクセス数の少なさに、愕然とされると思いますよ。と、ちょっと縁起悪い話のようで恐縮だが、ビジネスブログや起業ブログの専門家の方々が口を揃えておっしゃっておられるので、まず、それが普通だと思います。「こんなコト書いたら、みんな一杯書き込みやらトラックバックをしてくれるかしら(ドキドキ)」と思っていても、誰からも反応がない。それが、知名度、既にブランド力がある大手さんと、無名の中小企業、下請け企業の差なのである。ブログ開設の目的にはいろいろあると思うが、だから、中小企業の場合、これからブランドのパワーを高めるために書く、というのが、大きな目的になってくると思う。ここからの話は週末起業ブログの中野てるひこさんや、e製造業の会代表の村上肇さんの受け売りになるけれども、中小企業さんの場合は、とにかく深く狭く、「専門性」を極める内容で、毎日書き続けることだと思う。例として、e製造業の会のホームページの右下にあるトラックバック集から、様々な分野の中小製造業の社長ブログをご覧頂きたい。プラス、業種によっては、「地域性」、これも重要だ。自社の商品を全国に売る必要がない場合、ブログのタイトルや内容も、ターゲットとする地域に密着したものにしておくと、3か月か半年後、検索エンジン対策上、非常に大きな効果が上がってくるはずだ。ちなみに、私のペンネーム「両国さくら」も、お気づきの方もあったかと思うが、「両国」という地名をネット上で押さえるためにつけた名前である。お陰さまで、ファッション関連のキーワード検索だけでなく「両国」でも上位にくるようになっているので、狙い通りの効果である。アクセス数を上げるには、まずは書き続けることだろう。次に、最初はリアルでのつながりを最大限に活用すること。自社内の社員さんや友人、知人、信頼関係の深い取引先などに、「ブログを始めたので是非読んで下さい」と頼むのだ。メールの署名にも、ブログのURLと、キャッチコピーを書いておこう。それだけでも、取引先に対する良いPRになる。更に、少し慣れてきたら、自分のビジネスブログと関連性が高いブログや、この方と親しくなりたい、と思えるブログなどにコメントを寄せたり、リンクを貼る、トラックバックをかけるといったことを始めてみると良いと思う。そして、相互リンクをお願いし、ネットワークを広げていくのだ。そうしているうちに、どんどんと向こうからも書き込みやトラックバックが集まってくるようになると思う。そして、次には、ビジネスへの引合いも入り始め、あるニッチな分野ではオンリーワンの存在に飛躍できるはずだ。確かに、大企業さんの場合、攻めと合わせてリスクの防衛の問題も重要な課題になってくる。そう簡単に身動きできないというのもわからないでもないのだが、中小企業さんや個人で起業される方の場合、正直言って、そんなに失うものはないはずなんですよ。失うものよりは、はるかに得られるものの方が大きいな、というのが、私がe製造業の会の優秀な中小企業の社長ブログを見ていて感じることである。中小企業の社長様、他人の書いたブログを読んで「ふむふむ、いいことが書いてあるなぁ」ということだけで満足するのは勿体ないですよ。是非、勇気を出して情報発信を!(by 村上肇さん。名言なので、そのまま頂いちゃいました)。PS.新聞記者の皆様にも、この話題の続きで言いたいことがあるので、ちょっとだけ、別のエントリを書きます。人気blogランキングへ
2005年11月10日
(Please read two articles tonights).It was a splended comeback to the runway.Mr. Takashi Kataoka showed us black and white elegant dresses. All the models wore big prims' straw hats. No-sleeve's silk one-piece with many many pintacks. Semi-transparent knitted tanktop and silk taffeta's baloon skirt. You perhaps felt 50's styles.Many many pleats technique. Some were for plenty volumes' skirts, others were for tops. Puff sleeves as pleets seemed to be very beautiful. Tailored suit which gauge lines were low, and round-necked suits were also established. Some monotone prints.Gathered clothes looked like black flowers for some last clothings.Everything was so fluid and elegant! I wondered as if shoes were more trendy, like Prada or Miumiu.Everyone was fulfiled to see Mr. Takashi Kataoka's collection because we believe in his talent. He is an important designer in Tokyo to express the international season trend as his original, to the contrary many Japanese designers love street fashion or alternative line. His muse is an adult elegant lady.Maybe next season he will make more superior collection. I was very happy to substisute for my boss and see today's show.(今夜は2つの記事をお読み下さい)。ランウェイへの素晴らしいカムバックであった。タカシカタオカのショーは、黒と白のエレガントなドレスを我々に見せてくれた。全てのモデルはつばの大きなストローハットを被っている。ノースリーブのシルクのワンピースには沢山のピンタックが取られている。セミトランスペアレントなニットのタンクトップとシルクタフタのバルーンスカート。貴方は多分50年代のスタイルを感じるのではないか。沢山の沢山のプリーツのテクニック。あるものは分量の多いスカートとして、あるものはトップスに使われている。プリーツ使いのパフスリーブはとても美しく見えた。ゴージラインが低いテーラードスーツやラウンドネックのテーラードスーツは洗練されている。幾つかのモノトーンのプリント。最後の何点かは布をギャザーで集めて黒い花のように見せていた。全てが流れるようでエレガントである。もしも靴がプラダやミュウミュウみたいだったらもっと良かったのになぁ。皆がタカシカタオカのコレクションに満足していた、何故なら彼の才能を確信できたからだ。彼は東京にとって重要なデザイナーだ、というのは、日本人デザイナーの多くがストリートファッションを好んだりオルタナティブなラインに走るが、カタオカ氏はインターナショナルなシーズントレンドを自分のオリジナルに昇華して表現する力量を持っているからだ。彼のミューズは、成熟したエレガントな女性なのである。たぶん次のシーズンはもっと優れたコレクションを見せてくれることだろう。私は今日、上司の代わりにこのショーを拝見できてとても幸せだった。人気blogランキングへ
2005年11月09日
It is the last day of JFW in Tokyo today. I went and see textile exhibition "Creation Business Forum(CBF)".CBF had two parts. One part was for wool, cotton, linen and silk textiles, synthetic fiber fabrics from on the 31th of October to 2nd of November. The other part was for knitted fabrics, lace, pile textile, dyed and prosessed fabrics from on the 7th to 9th of this month. I had only 30 minutes to see part 1, but today I had more than 1 hour, so could talk some companys' presidents about their creations and CBF.My first impression was, "what a colorful exhibition it was!". Almost all the exhibitions, dyeing companys haven't joined because they haven't made clothings and textiles. But CBF's concept is a business matchng between a factory to a designer, or between a factory to another sort of factory. There were many handprinted textiles, inkjetprinted textiles, stonewashed knit, etc.,. You will be able to make many beautiful flower printed fabrics or ethnic patterns' fabrics with these companys for nest spring and summer seasonsAnd some company let fabrics dyed as a Premiere Vision's trend color.(Premiere Vision isthe biggest and most influenced textile exhibitions in the world.) Many towel, towelling, and knitted fabrics were made by casimire, angora, very thin and long cottons. You would know Japanese textiles were very high quality in CBF.A president told me that he was very happy to join CBF because he met many apparel makers for the first time. Mr. Masao Matsuda, the former COO of Osaka textile resource center commented, "It was only the first step today. We consider about Premiere Vision. It took 27 years old. It'll be a long long way after today."今日はJFWイン東京の最終日である。私は素材展「クリエーション・ビジネス・フォーラム」(CBF)を見にいってきた。CBFは2つのパートから成っていた。1つは、ウール、綿、麻、シルクと合繊織物のパートで、10月31日から11月2日までの開催。もう1つは、ニット生地、レース、パイル織物と染色整理に関するパートで、今月の7日から9日までの開催である。私はパート1の方はたった30分しか見ることができなかったが、今日は1時間以上時間があったので、何人かの社長さんから自社のクリエーションやCBFについてのお考えを伺うことができた。私の第一印象は、何てカラフルな展示会なんだろう、ということ。ほとんど大半の展示会には染色メーカーの方は出展されないのだが(というのは、洋服や生地を生産しているのではないから)、(今回出展を促したのは)CBFのコンセプトは、工場とデザイナー、工場と別の業種の工場のマッチングという点にあるからなのだ。 沢山のハンドプリントの生地や、インクジェットプリンターで染められた生地、ストーンウォッシュのニット、等々。貴方はこれらの工場さんと組んで、来春夏向けに、沢山の美しい花のプリントやエスニック柄の生地を生産することが可能だろう。そして、ある会社は、プルミエール・ヴィジョンのトレンドカラーに沿って生地を染めていた(プルミエール・ヴィジョンは世界最大で最も影響力の有るテキスタイルの展示会である)。多くのタオル、タオル生地、ニット生地は、カシミア、アンゴラ、超長綿で出来ていた。貴方はCBFで、日本のテキスタイルが非常に高品質だということを知ることができたはずだ。ある社長さんは、「自分はCBFに参加できて幸せだ。何故なら、数多くのアパレルメーカーの方々に初めてお会いできたからだ」と語ってくれた。また、大阪繊維リソースセンターの前常務、松田正夫氏は、「道はまだ始まったばかりなんだよ。プルミエールヴィジョンのことを考えてごらん。27年かかってあそこまで行ったんだ。今日からが長い道のりなんだよ」と話していた。人気blogランキングへ
2005年11月09日
錦糸町から渋谷に出たついでに、神南のセレクトショップ(「フリークスストア」「シップス」「ne(ネクストエッジ)」「アクアガール」)を覗く。細かいことまで書き出すときりがないので、今日は3つだけ、思ったことを。1.「フリークスストア」のアメカジ・どまん中路線がいいね。非常に新鮮、かつ、何か懐かしいなぁ~と思ってよくよく考えると、岡山にいる時は、ジーンズカジュアル専門店さんでこのテの有力ショップが県内で何店舗か切磋琢磨していたんだよね。そういう匂いのお店なのだ。それもそのはず、「フリークスストア」さんを経営しておられるデイトナインターナショナルさんは、茨城県に本社のある会社だからだ。ただ、このお店の特徴は、新品だけでなく、ユーズド(中古衣料)と新品の両方を取り扱っておられることにある。ちょっと前に「N.ハリウッド」を見た時にも思ったんだけれど、メンズにとってアメカジというのは、トレンドに関係なくいつ何時も一定のファン層がついている基本形、スタイルの一つなんだという気がする。しかし、レディスもこれがなかなかいいんだよね。特に、最近はトレンドがかなりエレガンス寄りに触れているから、そういうテイストは似合わない、という女性、それには飽きた、という眼には非常に新鮮に映る。ブルーのストールとか、ペルーのアステカ柄のような刺繍の入ったベストといったエスニックなスタイルをちょっと取り入れるととても可愛いと思うし、ピンク、グリーン、黄色、ブルーといった、ビビッドなカラーのダウンジャケットを外からも目立つ位置に沢山並べてあったのは、かなりインパクトがあった。ホント、久々に昔を思い出しつつ、アメカジルックで決めてみようかな、なんて思いましたよ。2.今秋から立ち上がった「ne(ネクストエッジ)」。六本木ヒルズで立ち上がりの直後にちらりと見ていたのだが、やはり今日見ても、同店を立ち上げられた元シップスの副社長、中村裕氏や、スタッフの皆さんの店作りへの思い入れの強さ、熱のようなものをものすごく感じた。1階のエントランス部分には、「ne」の顔となるブランド、「マウロ・グリフォーニ」を大きく展開。同ブランドは、「シップス」さんから販売権が移管したものらしいので、固定ファンがついているということもあるし、当然、お店としては力を入れて売っていかなければならないものだろう。1階奥がレディス、2階はメンズになっていたが、特にメンズは秀逸だ。マスコミにもかなり取り上げられていた、中村家の家紋入りのneオリジナル商品「ne2005」のブレザー、ボタンダウンのシャツ、トレーナー、チノパン、ジーンズを始め、「SOMET(ソメ・・・注:以前このブログで読み方をソメットと記したことがあるが、ソメが正しいです。お詫びして訂正します)」のトレーナー、「カラッチ」のウールに洗いをかけてラスティックな表情を出したジャケットなど、こだわりのカジュアルアイテムが目白押しだ。その一方で、レディスについては、今のトレンドがエレガンス寄りになっているということもあり、先発組の人気セレクトショップとの差別化を考える上でも軸をどの辺りに設定するのかが今後の課題なのかな、と感じるところもあった。現状では、量的にも欠落しているアイテム(キャミソール、タンクトップ、カットソーなどのインナー)もあるようだが、走りながら修正が進むことを期待したい。メンズの匂いにあわせる格好で、敢えて丸の内・銀座OL系のキレイ目の通勤着は捨てて、学生さんや、社会人でも自由業系の職業の方にフォーカスしたカジュアルで攻める、という手もあるかと私は思う。売り上げもそこまで大きくされることを狙っておられないだけに、レディスを面白い方向に持っていける可能性は大きいと思うんですよね。ネットで検索したが、「ne」のことを取り上げているブログはさくらのブログの常連さん他数名で、まだまだ知名度の浸透には時間がかかるのかもしれない。しかし、愚直なまでに服づくりを愛する、という中村氏のスピリット、そして、家族を中心に、拡大志向に走らず、心配りの行き届く範囲でショップを運営したいという哲学は素晴らしいと思うし、これまでのご経験と高いノウハウをお持ちなので、セレクト勢の中で一定のポジションはすぐに築かれるのではないかという気がした。3.11月だというのに、どこのお店も、レディスは特に、本当にコートの量が少ないね。ダウンジャケットやピーコート、トレンチをちょぼちょぼ、といった感じで、ウールのロングなんて、2、3点しか出ていなかったりする。年内は暖冬、が当たり前になってしまったから、当然の流れなのだろう。その代わりの売り筋、として考えられるのは、まあ、ジャケットというのは当然として、その次はセミフォーマルのワンピースあたりになってくるんだろうね。今月も結婚式シーズンだし、12月になれば、クリスマスパーティーや、彼氏と過ごすディナー、なんてイベントがあるから、そういう時のキメ服にはもってこいのアイテムだ。エンパイアラインのシルクやベロア素材などのノースリーブのワンピースに、ストールとか、今シーズンだとミドリフ丈のファーのちびボレロを羽織れば、やはり女らしくお洒落に見える。面白いな、と思うのは、ワンピースの色だ。黒、ベージュ、ゴールド系、個性的なところではエメラルドグリーンなどの色目が多いのだが、セレクトさんって、百貨店さんのインショップのブランドと違って、ピンクのワンピースのフェイスはどちらのお店も非常に少なめですね。やはり、モテ服とは一線を画したいんだろうか(笑)。高級感を出したいのか、ターゲットの年齢もやや高めまでを包含したいというものあるのか、なかなか面白いなという気がする。人気blogランキングへ
2005年11月08日
久々にちょっとJFW in 東京(ジャパンファッションウィーク・イン・東京)の話題から離れます。先月からまたぞろ、アメリカのネット検索最大手企業、Googleの「電子図書館」がらみの話題が再燃してきた。先月、アメリカの出版大手5社が、Googleを著作権侵害で提訴、今月に入ってからは、Googleは一度中断していた書籍のスキャン作業を再開することを発表、続いて、著作権で保護されていない書籍の「電子図書館」での公開を始めた。これに対抗し、アメリカのネット通販大手企業のamazon(アマゾン)が、書籍の中身を電子化し、1ページ単位からのネット販売を来年開始すると発表するなど、競合企業の新規事業も活発化してきている。昨今の一連の報道を見て、次のようなことを感じている。まずは、私もかつては駄文を書き散らして微々たる収入を得ることを生業としていたので、Googleさんの「電子図書館」事業に対して、作家の先生方や出版社さんがナーバスになるのは非常によく理解できる。苦労して書いた著作物からそれなりの報酬が得られなければ、プロの文筆家というビジネスは成り立たなくなると思うので。次に、Googleの「電子図書館」や、amazonの「アマゾン・ページ」(書籍のページばら売り)の普及は、書籍の新規需要を増やすのであろうか?最近の音楽業界の動向を見てもわかるが、価格が下がり(あるいはゼロになり)、バンドル売りしていたものがバラ売りされることで、新しい需要が生まれる側面もあると思う。ただ、その一方で、「活字離れが進むのではないか」という識者の指摘も、恐らく当たってくるのでは、というのが私の考えだ。だって皆さん、ご経験がある方は卒論を書いた時のことを思い出してみて下さいよ?ウン十年前に学校を卒業された方ならば、不肖無精分厚い専門書を何冊か買うか、それがいやなら図書館で一部分をコピーしたりして何とかこなした、というご経験をお持ちかもしれない。が、昨今の学生さんは、ネットからのコピペ(コピーアンドペースト)でサクサクッと仕上げてしまっているらしい、という話を聞いたことがある。「電子図書館」や「アマゾン・ページ」が充実すれば、益々そういうお手軽読書、お手軽勉強法が蔓延することは目に見えているような気がしてならないのだ。第3に、特にGoogleに関しては、「電子図書館」に限らず、種々の事業の領域の広さと展開のスケールの大きさが並外れているため、結果的に全世界の人々のプライバシー情報を幅広く収集しており、そこが悪意ある者によってもし侵害、攻撃された場合のリスクが非常に大きい、という点も私は気になっている。しかし、話は戻るが、ネットで検索してみると歴然と感じるのだが、日本国内においては思いの他この問題への関心はまだ浅い、という気がする。(たまたま、先週の土曜日、うちの会社のIT経営者研修会のために講師として来社して下さっていた株式会社e総研の中村和夫社長とプロセス経営研究所の川内晟宏代表は、昼食をご一緒させて頂いている時にこの話題に触れておられたのでさすがだと思ったが)。理由は、やはり、英語と日本語の間にある言葉のカベ、これが相当なタイムラグになりそうだ、という安心感なんだろうね。京都市図書館の東條朝一館長が、この問題について非常に明快なコメントをネット上で発表しておられるので、是非ご覧頂きたい。「日本語はOCR(光学式読取機)でなかなか正確に読み取りにくい」というご指摘は、おっしゃられる通りだろう。英語のようにはスムースには進まないだろうね。ネットでいろいろな情報に目を通していると、フランスでは、Googleの「電子図書館が英語中心の情報収集に偏っていくのではないか」という懸念を示す声が出ているらしいが、どうやら日本人の多くはそこまでやっきになって日本文化を発信したいという意識も持っていないのかもしれない。日本って、やはりいい意味でも悪い意味でも島国で、文化の輸入は大好きだが輸出への意欲は乏しいのだろう。あまりこれまで論じられていないことで、気になっていることがある。Googleの「電子図書館」は、text情報をガンガンスキャンしていっているのだろうが、学術書のようなものではなく、挿絵のある文芸書や写真集など、文字ではなく、絵や写真というものの保存についてはどのように考えているのだろうか?私は、絵や写真については、デジタルアーカイブにしてしまえば済む、という考え方で保存を考えるのは不完全な方法なのではないかという気がしてならない。その点は、テキスタイルの保存と似ていますよ。例えば、子供向けの優れた絵本を見ればわかることだが、紙の手触りとか、紙に印刷したときの色、そして版の大きさ、文字と絵のレイアウトバランス、等々全てを考慮して作られたものが、デジタル化してしまうとその良さが大幅に逓減してしまうだろう。写真にしても然り。始めからデジタル時代に応じてネット上で公開することを前提としてデジカメでとった写真ではないのだから。だから、予算はかかっても、デジタルアーカイブと共に、現物の保存も進めておくことは必要なのではないだろうか。よく誤解している人がいるが、紙は平面ではなく、立体であり、テクスチャー(触感)と、紙自体の地色が存在する。だから、特に、子供の教育に際しては全てをPCで済ませるのではなく手を使い自分の鼻で紙の匂いを嗅ぐ、ということが感性を研ぎ澄ませるのではないか、というのが私の仮説だ。私は教育の専門家ではないし、教育について立派なことが語れるような存在ではさらさらないが、専門家の先生方には、この問題については真剣に研究して頂きたいな、という気がしてならない。人類の将来に関わるかもしれないくらいの大問題かも、というのは、大げさかもしれませんが。それにしても、間違いなく言えることは、私の元同業者の皆様やら、作家の先生、大学の研究者の先生方(理系は良いが、社会科学、人文科学系は厳しいだろう)など、文章を書くことを生業としておられる方々の多くにとっては、ネット時代は価値逓減の時代である、ということである。音楽、映像と同じく、ネット上で完全に流通可能なtext(文章)の1点単価は下落していくことは目に見えている。そうなると、ネット時代に負けないスピードで情報の収集、分析と発表を行い、カリスマライターとして活躍できない大半の凡人は、さしあたりどうやって収入源を補うか、という課題に突き当たる訳だが(笑)・・・。有望なビジネスとして浮上するのが、実はコレ、アパレルなどの物販系なんですよ。何故かと言うと、衣料品にしても、雑貨にしても、ネット販売はできてもモノそのものはネットでは運べない、という不便なシロモノ。不便だからこそ、淘汰もされにくい業種だからである。アメリカのスター歌手が最近こぞってアパレルや香水などのブランドを立ち上げているのは、iTMSやナップスターなど音楽のネット流通のお陰で新曲のセールスが下がり、それを補うためだという笑えない話があり・・・。そのうち、日本のフリーエディターや業界紙の記者さん達も、「エディターズブランド」をバンバン立ち上げ始めるかも(笑)。他にも、大学が収益源として、カレッジファッション、カレッジグッズを本格的に販売し始めるとか、マジでいろいろ出てくるかもしれないっすよ。やっぱ、物を作ったり売ったり、まっとうな商売をなさっておられる皆さんが、徹頭徹尾強いんです。最近の世の中の動きを見ていると、つくづくそう思いますね。人気blogランキングへ
2005年11月07日
Ambiance is one of the most famous joint exhibitions in Japan, especially for high quality speciality stores. Today's fashion show were not only for fashion companies, but also for genenal people. 9 young designers joined it.Ninita(Tomoyo Nishiwaki)' show started on the Beatle's song, "Black Bird". You could see the small bird on the model's left arm. There are colorful sportive wears, green, orange, blue, etc., Bra tops, hot pants, parkers. Borders made you remember '60's London for a moment. Second, cotton laces. Black and White. I felt very relaxed atmosphere. And at last, printed skirts. Flowers, mono-tone birds' prints.She expressed the nowadays feeling of Tokyo girls. Clean, peaceful,and natural.Perhaps you would know Vanilla(Kimiko Sato)'s name. It is increasing the fans of the brand now. At the start of the part, you were suprised to see a very beautiful stall, with hand-made technique.Patchworks of different printed textiles. Pink and red pointed flower's corsage. Browen, purple, dark orange. Ethnic casual clothings of unknown nationality.I will tell you the other brands. Standing Alone(Yukihiro Nakajima) mades minimal pale-tone colors' clothings. Acetycholine(Takamasa Fukumoto) showed you marine look and pastel colors' layed stylings. Concrete(Hidenori Oe) was a men's brand with piping details. I expect Amu(Asae Misono) to develop her creation becauce she made knitwears.Sissi(Takashi Koike) made some hand-dyed stalls. Greyish-tone's coordinate. S'exprimer....4(Yuta Hosokawa), futuristic image's men's clothings. Mr. Hosokawa used textiles which were covered by shining chemicals. Jackets' lapels were big. Swarovski's chickens on the T-shirt and Jacket. Hallelujah(Yoshihiko Kawasaki) sometimes showed clothings which supposed to be loved young ladies, for examples, a frilled mini-skirts, printed skirts.アンビアンスは、特に高感度なセレクトショップ向けの合同展示会として日本で最も有名なものの一つである。今日のファッションショーは、業界の企業のみでなく、一般の方を対象として開催された。9名のデザイナーが参加していた。Ninita(Tomoyo Nishiwaki)は、ビートルズの曲「ブラックバード」を流しながらスタート。モデルの左腕には、小さな鳥がちょこんと乗っている。グリーン、オレンジ、ブルーなどのカラフルなブラトップ、ホットパンツ、パーカーなどのスポーツウェア。ボーダー柄に、一瞬 60年代のロンドンを想起してしまった。次に、黒と白のコットンレース。私はとてもリラックスした雰囲気を感じた。そして最後に、花柄、モノトーンの鳥の柄のプリントのスカート達。西脇デザイナーは、今日の東京の女の子達の気分をうまく表現していた。クリーンで、ピースフルで、ナチュラルな気分を。たぶん貴方はVanilla(Kimiko Sato)の名を聞かれたことがあると思う。このブランドは現在ファンが増えてきているからだ。Vanillaのパートの最初の場面で、貴方はハンドメイドのテクニックを駆使したとても綺麗なストールを見て驚かれたことだろう。違うプリント柄の生地を縫い合わせたもの。ピンク色と赤色の尖った花のコサージュ。茶、紫、ダークオレンジ。無国籍なエスニックイメージのカジュアルウェアだ。他のブランドについても説明しておこう。Standing Alone(Yukihiro Nakajima)は、ミニマルなペールトーンカラーの服を作っていた。Acetycholine(Takamasa Fukumoto) は、マリンルックとパステルカラーのレイヤードなスタイリング。Concrete(Hidenori Oe)は、パイピングのディテールを使ったメンズのブランド。私は、Amu(Asae Misono) には頑張ってクリエーションを発展させてもらいたいと思う。何故なら彼女はニットウェアを作っていたからだ。Sissi(Takashi Koike) は、何枚か手染めのストールを出していた。グレイッシュなトーンのコーディネイトだ。S'exprimer....4(Yuta Hosokawa)は、未来的なイメージのメンズウェアだ。細川デザイナーは、光るコーティング剤で覆われたテキスタイルを使っていた。ジャケットの襟のラペルは大きく、スワロフスキ使いの鶏のついたTシャツやジャケットが出ていた。Hallelujah(Yoshihiko Kawasaki) には、何点も若い女性に好まれそうな服が出ていた。例えば、フリルで出来たミニスカートや、プリント柄のスカートなどだ。人気blogランキングへ
2005年11月06日
WWDジャパンさんの11月7日号に、ある女性誌の男性編集者の方が会社を辞めて、男性初の美容ジャーナリストに転進した、というベタ記事が掲載されていた。この方、恐らく先駆者として将来引っ張りだこになるのではないかとさくらは思います。メンズコスメ、メンズ美容の分野は、今が起業のチャンスだろう。我こそは、と思われる方は、是非チャレンジなさってみては?さて、今日は本当は、ジャパンファッションウィーク・イン・東京(JWF in Tokyo)の休日企画BFF(文化ファッションビジネススクール)さんの在校生及び卒業生によるファッションショーに行きたかったのだが、「儲かる会社にするために!IT経営者研修会」の第2回目の授業をまる1日かけて両国で行っていたため、残念ながら神宮外苑前特設テントには足を運ぶことが出来なかった。PRの成果もあってか、一般の方の関心の度合いはわからないが、ファッション業界内の方からはこちらがJFFの話題を出す前にちょくちょく「両国さくら(仮名)さん、ショーをご覧になっておられるのですか?」とか、「CBF(クリエーション・ビジネス・フォーラム)は、案内状がなくとも入場できるのですか?」などと聞かれるようになった。東京コレクションに関しては、招待状がない方は入場はできないのだが、素材展のCBFは、繊維ファッション業界の方ならば名刺があればどなたでも入場できますので、皆様是非ご覧下さいませ。それから、このブログの読者の皆様も、東コレの情報を直ぐに見たい、と思っておられると思う。日刊の業界紙は翌日付けか翌々日付けに記事を掲載しているが、それよりも早いのは、やはりネットだ。Japan Fashion Week in Tokyoの公式サイトが、コレクションの写真を掲載している。主催者自身の提供する情報なので、どのデザイナーさんに対しても公平なスタンスで、コメントなし、掲載スペースも同じ分量で、という形式だ。ただ、それだと面白くないとお感じになられる方、もっと他の写真が見たいと思われる方は、JFWの公式スポンサーにもなって下さっている読売新聞さんのヨミウリオンラインも、参考になるだろう。写真だけでなく、記者さんの解説が入っているので、業界のプロの方から見ると文章に物足りなさも感じられるとは思うが、それでも写真のみのサイトよりははるかに見ごたえがある。さくら的には、本当は『VOGUE USA版』のサイト、style.comさんくらいにバーンと取り上げて欲しいな、と思っているのだが。少なくとも、日本の『VOGUE NIPPON』さんとか、『エル・オンライン』さんくらいは、何とかならないのだろうか。『エル・オンライン』さんは、2004年春夏シーズンまでは、東コレも取り上げて下さっていたのだ。その頃東コレに出ていたデザイナーさん達の何人かは、一時期華々しくファッション雑誌に取り上げられていたにも関わらず既にデザイン活動を休止していたり、またある方々はパリコレに転進したりと、様変わりが激しい。モード系の雑誌社さんにとっては、現在の状況に十二分に満足できない、というところもあるのかもしれないが、しかし、今回のムーブメントは、間違いなく若い次世代のクリエーターに勇気を与え、間もなく新しい才能を芽吹かせることと思うのだ。みんなで東コレを応援しましょう!商業系メディアの皆様、ヨロシクお願い致しますm(__)m人気blogランキングへ
2005年11月05日
You would please read the previous entry because I wrote two articles tonights.I went and see Mr. Tokujin Yoshioka's exhibition today. I forgot him present "Stardust" at Swarovski Crystal Palace this spring in Milan Salone. Now we can see it at the Meiji Memorial Picture Gallery, in Tokyo.I felt it was the good place to show "Stardust", an old solemn architecture. I don't tell you details about "Stardust", I hope you would observe it by yourself. I would only say, "It is a shining, talking chandelier."Mr. Yoshioka thought the prototype idea when he was 24 yaers old! How foresighted!The other presentation was "Media Skin", a portable telephone's design idea for au by KDDI. Many IT news sites reported it a few days ago.One Japanese blog, "kagraf techou" told that he didn't know what the material of the body is. I wonder the same thing.At This concept, the texture of the body is very important, I consider.Au announced they don't decide to sell or not. I suppose "Media Skin would be a developing project. Mr. Yoshioka and au would need more paper-like body(light and thin body)? Some special technology(The fourth generation)? The best timing?"Media Skin" didn't look like the ordinary portable telephones, but like Europian stationaries. I felt more familiar than ordinary models.But I wonder as if AU would make and sell "Media Skin", the color variations would be very important, because we would see TV or movie contents, and many people would like black, gray(silver), white.今夜は2つの記事を書いたので、1つ前のエントリも是非お読み下さい。今日、吉岡徳仁氏のエキシビションも見てきた。今春のミラノ・サローネにおけるスワロフスキー・クリスタル・パレスでの氏のプレゼンテーションのことを私はすっかり失念していた。今、東京の明治神宮外苑聖徳記念絵画館で、それを見ることができるのだ。私は、「スターダスト」は、古い荘厳なこの建物に良く合っていると思った。「スターダスト」について詳しく説明するのは避けたい(というのは、皆様ご自身の眼で観察して頂きたいので)が、「シャンデリアが光り、語りかけてくる」とだけ申し上げておくことにしよう。吉岡氏は、24歳の時この原型になるアイデアを考え付いていたのだとか。何という先見性であろう!もう1つのプレセンテーションは、au by KDDIのための、ケータイ電話のデザインのアイデア、「メディア スキン」だ。沢山のIT系ニュースサイトがこの話題を数日前に取り上げていたばかりである。日本の「kagraf手帳」というブログが、ボディのマテリアルはどうなっているのか、という趣旨のことを書いてあったが、私も同じことを考えていた。このコンセプトで行くのならば、ボディの触感というものが非常に重要なのではないかと考えたからだ。auは、発売についてはまだ未定、とコメントしていた。私は、「メディア スキン」は発展途上のプロジェクトではないかと思った。吉岡氏とauは、もっとペーパーライクなボディ(軽くて薄いボディ)が欲しいのか?何か特別な技術(第4世代の!)が欲しいのか?ベストなタイミングを見計らっているのか?「メディア スキン」は、普通の携帯電話には見えず、まるでヨーロッパの文房具のように見える。私は、普通のモデルより、ぐっと親近感を感じるのだが。但し、「メディア スキン」の実生産と販売のことを考えると、カラー展開の問題は非常に重要になってくるのではなかろうか。なぜならば、我々はケータイでTVや動画コンテンツを見るようになる訳だし、多くの人は、黒、グレー(シルバー)、白を好むと思うからだ。人気blogランキングへ
2005年11月04日
The theme " caribbean" let you remenber the movie " Pirates of Caribbean", who are cruel murders? But Mr. Takumi Hatakeyama, the designer of T・H・D La maison produced pretty lady-pirates' story.Models sometimes wore skull-designed eyepatchs only on the left eyes.Mr.Hatakeyama works for textile companys, local place of textile pruduction, so he know much technical skills.First, he used many gingham check jackets in order to express "grace". Second, the image shifted to "legend", there are many flower printed dresses--beige, pink, paletone's green. Stripe-denim will be popular, I expect. Mr. Hatakeyama makes good knit items every season. This 2006 S/S season he made circle-knit clothings.Last scene he showed us only white! And only one-pieces and skirts.It meaned "cheerful". Especialy one-pieces made of knitted garments and clothes were so beautiful!Many legwarmers and wedgesoles' sandals, bandannas, you would be happier if you wore such casual fashion goods.「カリビアン」というテーマを聞いて、映画「パイレーツオブカリビアン」を思い出される向きもあるだろう。海賊、すなわち、冷酷な強盗か?しかし、「テ・アシュ・デ・ラ・メゾン」のデザイナーの畠山巧氏は 、可愛らしい女海賊のストーリーを演出していた。モデル達は、時折スカル(骸骨)があしらわれたアイパッチを左目につけて登場。畠山氏は織物メーカー、地方の繊維産地との取り組みを行っており、技術面の知識も豊富な方である。最初に、彼は「優雅」を表現するために沢山のギンガムチェックのジャケットを使用した。次に、イメージを「伝説」にシフトし、ベージュ、ピンク、ペールトーングリーンの花柄のドレス。ストライプのデニムが人気を博することを期待したい。畠山氏は毎シーズン良いニットのアイテムを作っている。この2006年春夏向けには、球心編みのニットを打ち出していた。最後のシーンは、白一色のみを見せた!しかも、ワンピースとスカートのみで。それは、「陽気」を意味するものだ。特に横編みのガーメントと布帛の組み合わせで出来たワンピースが非常に美しかった。レッグウォーマー、ウエッジソールのサンダル、バンダナ。もしそんなカジュアルな小物を身につけたら、気分はきっともっとハッピーになるのでは?人気blogランキングへ
2005年11月04日
とうとうヨガマットを購入してしまった。自由が丘の駅前のドラッグストアで、消費税別1,980円の商品が売られているのを見て飛びついてしまったのだ。このブログと同じで、あまり無理せず気が向いたときにチョコチョコっと体を動かすようにしていこうと思いますo(^^)oさて、秋の休日、今更、という話題で恐縮なのだが、2003年11月にオープンした自由が丘スイーツフォレストに初めて行ってみた。食の分野については自分の専門領域でないので、完全に主観的なコメントになってしまって恐縮なのだが、さくら的には、花丸、二重丸、という感じではなく、まあ丸一つかなぁ、という感じですかねぇ・・・。同施設は、8店のショップで構成され自由に買い回り&その場でも食事ができる「スイーツの森ゾーン」と、スイーツ材料・道具店及び、店内にテーブルと椅子が用意され、ウエイトレスが配膳を行ってくれる普通の路面店と同じようにゆったりと食事が出来るショップ計4店から成る「スイーツセレクトゾーン」から構成されている。実は、「スイーツの森ゾーン」のあるショップで購入したケーキを施設内の食事スペースで頂いたのだが、お値段の割に、そんなに美味しい、と思える程ではなかったんですよ。舌の肥えた方は、「スイーツの森ゾーン」には、あんまり期待されない方がいいかもしれないです。人ごみを掻き分けて複数のショップを回遊する、というのも疲れるし、紙のお皿とフォークで単価400~500円前後のケーキを、座り心地の良くない椅子に座って食べる、というのも、どうかなぁ、というところがあった。銘店のスイーツは、商品そのものの味だけではなく、店内のインテリア、接客、使用される食器、BGM、居心地の良さ等々のトータルのレベルの高さで価値が決まってくると思うのだ。ただ、そうは言っても、開業2年を経てもかなりの数の来店客を集めているパワーには、非常に敬服した。ナムコさんの企画設計集団「チームナムコ」さんのアイデア、「横濱カレーミュージアム」池袋の「ギョーザスタジアム」などと同様のコンセプト、有名店のスイーツを一堂に集め、一度に何個も食べ比べてもらおう、というのは斬新で面白い発想だ。デパ地下やホテイチと違うのは、わざわざこの場所を訪ねて食べ比べする、「探検と食」という行為をエンターテインメント化している点にある。ピンク色の実(?)が成った造花の木を沢山並べ、わざと見通しが悪くなるようにデコボコ上にショップを配置したキッチュな内装とレイアウトも、熱気を演出している、と思えば悪くはない。子供の目線で見れば、それなりに楽しくもある。まさに、「スイーツテーマパーク」なのだ。神社の境内に立ち並んだ屋台を覗き込んで、リンゴ飴やとうもろこしなどを次々と買い求める時の感覚を思い出しましたよ。しかし、それにしても、甘~い匂いって、強烈ですねぇ。3つくらい食べる意気込みだったのが(笑)、匂いに負けて、1個になっちゃいましたよ。ところで、今日気付いたことは2つ。1つは、「スイーツの森ゾーン」に、1店舗だけ行列が長く出来ているお店があったこと。それは、マスコミでも度々取り上げられている、「ル スフレ」さんだ。同店だけは、共有の食事スペースではなく、仕切られた同店専用のテーブルと椅子を使用するようになっていた。注文してから焼き上がるまでに30分もかかることが行列が長くなる原因にもなっているようだが、それでも皆、次々と最後尾に並んでいる。知人の話だと、やはり美味しいらしい、とのこと。ブログを検索してみたが、やはり、「並んででも食べて良かった」云々の感想がヒットする。豊かな日本、まずいものを食べたい人はいないが、美味しいものならば並んででも食べたい、という人は多いのである。もう1つ、この「自由が丘スイーツフォレスト」さんには、ネット通販の業界の有名店が2店舗も出店していること。それは、「シリアルマミー」さんと、「お菓子の店クオカ」さんである。この2店が何故、ネットで売れに売れているのか、サイトを見ただけでその実力の程はご理解頂けるだろうから、ここでは解説は割愛するが、商品力の高さを今日リアルで見て改めて実感することが出来た。それがわかっただけでも、今日自由が丘まで足を運んだ甲斐があったというものである(^^)人気blogランキングへ
2005年11月03日
I entried two articles today. Please read last article, too.I respect her boss, President Watanabe, very much. President Watanabe has a sewing factory in Hokkaido. He and the designer, Ms. Chinami Kamishima have lived in Hokkaido, made up their brand by themselves. Tonight the wind was a little bit chilly. It was good to feel the collection's theme, " the North Wind and the Sun".White, White, White. and pale tone's pink, beige, etc., They were all pure, clean, gentle images. Cut-and sawns were very smooth, super-light weight's silk, and I didn't understand, but bamboo clothes were used, I knew to read the press-kit.Many blouses were rolled up cuffs of sleeves. Pants were rolled up, too. Many silhouettes of the tops were big, but she used suspenders, they were very nice accents.Easy to wear, pants. Some spring coats are her good items. White lethers' necklaces were not so hard.BGM included the sounds of the church's bells. Perhaps she wants to believe in humanbeings and the nature. I imagined Hokkaido's spring seasons that I have never experienced.今日は2本エントリしました。もう1つ前のエントリもお読み下さい。私は、デザイナーさんのボスである渡部社長を非常に尊敬している。渡部社長は、北海道で縫製工場を経営なさっておられる方だ。社長とデザイナーのカミシマチナミさんは北海道在住で、自分達の力でブランドを育ててこられたのだ。 今夜は、外の風が少し冷たかった。こういう空気は、今回のコレクションのテーマ、「北風と太陽」にぴったりだろう。白、白、白。そして、ペールトーンのピンク、ベージュ等々。全てがクリーンで優しいイメージだ。カットソーはとても柔らかくて着心地が良さそう。非常に軽い素材のシルク。そして、私は気付かなかったのだが、バンブー(竹繊維)も使われていたようだ。プレスキットを読んで知ったのだが。多くのブラウスの袖口がロールアップされている。パンツもそう。トップスの多くのシルエットは大きめだが、サスペンダーが使われている。これは非常に良いアクセントになっていた。着易そうなパンツ。スプリングコートは彼女が得意とするところ。白いレザーのネックレスは、そんなにハードすぎず素敵だ。BGMの音楽の中に教会の鐘の音が鳴り響いていた。きっとデザイナーは人類と自然への信頼を謳いたかったのだろう。私は、まだ見ぬ北海道の自然を想起した。人気blogランキングへ
2005年11月02日
I went to the Meiji Memorial Picture Gallery at the third times today, twice as a visitor of Tokyo Collection, JFW in Tokyo.This morning I saw Hisui' show, which was designed by Hiroko Ito.I sat on the seat next to the buyer of a famous speciality stores in Tokyo. Maybe Ms. Ito will expands her business, I am very happy because I love her clothings. They have the originality.This season's theme is " Wa(Japanese Style)". There were five scenes in her collection. First, printed clothings. Second, pure, white dresses and set-ups. Third, she showed strong contrast of colors--blue and white, Red and white. Fourth, light black printed silk's one-peaces. those were a highlight of today's collections, I thought. Ms. Ito has made casual clothings everytime. Her many fans love her casuel style. But she has the potency to make elegant clothings.Fifth, moss-green's cut-and sawns.She made many pintucks on the back of the tops. micrmini hot pants and bamuda pants.I guess she would be delighted that Japanese Goverment supports fashion creation, so she chosed the theme " Wa(Japanese Style)". I felt drams sounded like Japanese drams, last scene's guitars like samisens. The back screen became " kurenai"(red) like the dusk of the autumn. it was very dramatic, like Kabuki.今日は1日に3回も明治神宮外苑に行ってきた。うち2階は、JFWイン東京の一環である、東京コレクションを見るためである。午前中は、伊藤弘子デザイナーによる「翡翠」のショーを見た。私の隣席の方は都内の有名セレクトショップのバイヤーさんだった。たぶん伊藤デザイナーはビジネスをうまく広げておられるのだろう。非常に喜ばしいことだ。何故かというと、私は彼女の洋服が好きだからだ。オリジナリティがあって良い服だと思うので。今シーズンのテーマは「和」。コレクションは、5つの場面に分かれていた。まず、プリント物。第2に、ピュアな白いドレスとセットアップ。第3に、彼女は強い色のコントラストを見せたーーブルーと白、赤と白。第4は、軽い素材の黒のプリント物のシルクのワンピース。これらが、今日のコレクションのハイライトだったのではないかと私は思った。伊藤デザイナーは毎回カジュアルな服を作り、彼女のファン達もそういう服は支持されているのだが、伊藤デザイナーにはエレガンスを表現するポテンシャルもあるようだ。最後は、モスグリーンのカットソー。背中にピンタックを取ったトップスや、マイクロミニのホットパンツ、バミューダパンツが多く登場した。私は、伊藤デザイナーは、今回日本の政府がファッションクリエーションを支援したことを非常に喜んでおられるのではないか、だからこの「和」というテーマを選んだのではないかと思った。ドラムの響きが和太鼓の響きのように、ラストシーンのギターの高鳴りが三味線の響きのように聞こえてしまう。バックスクリーンが秋の夕焼けのような"紅"に染まった。まるで歌舞伎のように、ドラマティック。人気blogランキングへ
2005年11月02日
日本繊維新聞他、今日付けの繊維ファッション関連の業界紙が一斉に報じていたが、次回のJIAM(国際アパレルマシンショー)のシンガポール開催が決定した。ついに来るべき時が来たか、という感じだ。前職の業界紙記者時代は、生産が専門分野だったこともあり、OTEMAS(大阪国際繊維機械ショー)時代から同展を定点観測してきた身にとっては非常に寂しく感じられるが、むしろ、ビジネスのことを考えると、日本国内の他の見本市よりも迅速な決断を褒めてしかるべきかもしれない。但し、日本国内の縫製工場などの製造メーカー、アパレルの生産担当者、パターンナーさんなどにとっては、貴重な情報収集の場が1つ失われることになる。今後は、関東以北の場合は、JC(ジャパン・クリエーション)と同時期に開催されるようになったFISMAが、代替のポジションを担うことになってくるだろう。私自身も、自腹で、しかも業務に支障を来さない様に年間何度も海外に出るのは困難な情勢だが、JIAM初の海外開催となる2008年5月には、その年の中国行きは取りやめてシンガポールに赴きたいと思っております。さて、本日のもう1つのお題は、今日明日とラフォーレミュージアム六本木で開かれているニットのヤーン展、イタリアン・ヤーン・ランデブーである。既にこのブログでも少しだけ、7月に開かれたピッティ・フィラッティの話もご紹介済みだし、上海のスピン・エキスポもとっくの昔に終わっているから、今更、という感じもしないではないが、ちょっとだけおさらいを。2006~2007年秋冬シーズン向けにピッティ・フィラッティが打ち出したテーマは、「ニットアート。絵画から糸へ」(前、このブログでは「アートとアーティスト」とご紹介したが、今日の日本語訳は前述のようになっていた)。これは、単なる模倣や、特定の絵画からインスピレーションを受けるのではなく、様々な時代、様々なアーティストの言わんとするところを深い次元で咀嚼、解釈し、ニットという表現方法にリ・デザインしていこう、という、極めて志の高い、そして難易度も高いコンセプトであるようだ。会場には、ゴッホにユトリロ、ピカソにモンドリアンにポロックやらバスキアやら、それこそ著名な画家の絵画のイメージを編み込み、マネキンに着せたディスプレイが。正直、バラバラでまとまりがない、混沌とした印象も受けたが、その猥雑なエネルギーこそが、新しい時代の空気なのかもしれない。色も、各社のブースで目立ったのは、暖色系の赤とオレンジのバリエーション。こういう色使いそのものも、エネルギッシュですよね。2006年春夏はエレガンス志向のシーズンで、その傾向が2006~2007年秋冬も継続すればニットよりは布帛、ということになるのかもしれないが、前述のアーティスト達の名前から想起されるようなアバンギャルド、デザイン、色使いの面での革新的な表現を志向するとすれば、ニットの出番も増えるはずだ。そういう願いを込めて打ち出されたテーマだと見るべきではなかろうか。ヨーロッパやNY、そして東京のコレクションで3~4か月後にどのようなニットウェアが出てくるか、非常に楽しみである。出展各社の商品内容についてだが、ピッティに行った方々が「今一つ面白みに欠ける提案だった」とおっしゃられていたのが、ちょっとわかるような気がした。イタリアの繊維業界は非常に不景気なので、あまり積極的な商品開発が行われていないようだ。目立ったのは、ポリアミド混。ウール95%、ポリアミド5%とか、綿とビスコースレーヨンとポリアミドの混紡とか、かなり多くのヤーンに5%くらいは入っている。あるブースで、イタリア人の方に、「ポリアミドはウールの使用量を減らすために入れているのですか?」と英語で聞いたら、「何とんでもないことを言っているんだい。ポリアミドは、素材同士の結合を良くするために配合しているんだよ。それと、素材が軽くなるからね」と、怒られました(笑)。まあ、実際のところ、カシミアの原毛の値段が上がっている、ということもあるので、いろいろな事情もあると思うのだが・・・。とにかく、市場ではハイゲージで軽いものが益々好まれるようになってきている、というのは事実だろう。最近は秋物の立ち上がり時期がまだ暑いため、色は秋らしい色にして、横編みのニットも綿で展開することも多い。どんな素材、色の商品を、いつのタイミングで展開するのか。ニットはリードタイムが比較的長い商品だけに、アパレルさんは戦略の組み立てを慎重に行う必要があるだろう。人気blogランキングへ
2005年11月01日
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