つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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2016.10.29
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カテゴリ: SF
「熊が火を発見する」
むかしむかし、火を恐れていた人間が、実は有用なものだと気がついた。同じように熊も…語り手の母と熊たちとの交歓が見もの。

「アンを押してください」
ATM考える、ゆえにATMあり。翻弄される男女のペア。

「未来からきたふたり組」
そのふたりは、芸術品を損傷から守るためにやってきた。画家は目の前にいるのだが、絵はまだできていない。締め切りが迫っているのに…

「英国航行中」
本当にイギリスが大西洋を横断したら、アシモフ氏も簡単にクラークに会えただろうにね。あ、スリランカが太平洋を横断したら、かな。

「ふたりジャネット」
トマス・M・ディッシュ つうSF作家もだ。これいったいどうしたことだんべ?

「冥界飛行士」
その世界に行けば(夢を見ることができるように)あなたも目が見えるようになりますよ、と言われた画家。確かに「その死者」は死後の生を生きていた。そこへ行くこともできた。戻ってくることもできた。生きてさえいれば…

「穴のなかの穴」
「宇宙のはずれ」
「時間どおりに教会へ」
妙ちきりんな数式を繰り出す中国系アメリカ人ウー(烏?)の行くところ珍騒動が起こる。いや、彼が起こすわけではないのだけれど。洞窟と月がつながったり、宇宙が縮小し始めたのをまた逆流させたり、宇宙の時空がいつの間にか盗まれていたり、いや、彼がしたことではないのだけれど、そうしたことに振り回される語り手とのやり取りが可笑しい。ビッスンの喜劇的ほら話の最たるものだろう。


【中古】 ふたりジャネット / テリ・ビッソン、中村融








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Last updated  2016.11.13 22:40:43
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