つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

PR

Calendar

2022.01.07
XML
カテゴリ: SF
五丈原までは時代小説だが、それから先はSFである。なぜなら、そこで孔明が死ななかったらどうなったか、という歴史改変小説になっているから。

史実としてはともかく、​ 『三国志』 ​によって、諸葛亮孔明はスーパースターとして蘇り、今もなおその地位は健在である。それだけに五丈原で死んでしまうのを悼む気持ちはよく分かる。結果的に蜀が滅んでしまったことから、日本人特有の判官びいきの心理もそこに働いているのかもしれない。

作者は「泣いて馬謖を斬る」「死せる孔明、生ける仲達を走らす」の故事を踏まえ、それを改変する形でもう一つの物語を読者に提供する。本編さながらの伝奇小説的要素もあり、また、本編では妻または女、母親の役割を超えなかった女性たちが、その規を超えて活躍しているのも本作の大きな魅力である。


【中古】 三國志孔明死せず / 伴野 朗 / 光栄 [単行本]【ネコポス発送】


【中古】 孔明死せず 三国志 / 伴野 朗 / 集英社 [文庫]【宅配便出荷】





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2022.01.12 02:52:56
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: