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テレビをザッピングしていたら、NHKの日曜フォーラムで「子育て支援とワーク・ライフ・バランス」というシンポジウムをやっていて、横浜で子育て支援のNPOをやっている奥山千鶴子さんが出ていたので、そのままチャンネルを合わせて見ることにした。「ワーク・ライフ・バランス」って、変な新語だと思う。ここでのライフはpersonal lifeとかhome lifeという意味でのlifeで、workでない部分ということだろうけど、仕事だって人生の一部だものねえ。そういう分け方ってしっくりこない。だいたいこの手の話になると、女性の「結婚・出産・育児・家事」対「社会的キャリア」という問題になりがちだけど、シンポでは男性の社会的キャリアと家庭、それと企業の生産性という話題にも触れていた。時代はようやく動き出したか。お父さんは残業で帰ってこない。 ↓保育園には待機児童が山のようにいて、専業主婦は働けない。 ↓お母さんは密室育児になる。こういう論理で話を進めると、現に困っている母親のほうから話が進むことになる。厚労省は保育園の待機児童のゼロ化の対策を講じてきたし、未就園児のいる母親への育児支援も10年前より量・質ともに格段によくなってきた。でも、「お父さんは残業で帰ってこない」が前提になる議論は、やっぱりおかしい。だいたい、残業ありきで働いている人みんなが、保育園へのお迎えに遅れないために必死の形相で働いているお母さんと同じ効率で働いたら、日本の残業はそうとう減るのだ。私もなあ、会社員を辞めるときは下の子が4歳で、保育園のお迎えのため、5時までしか働けなかった。毎日必死こいて5時で終わらせていた仕事は、二人が引き継いだ。新人だったけどね。「なに、さくさく堂さんが一人で定時まででできた仕事、残業できる二人で分けるの?」って、みんなの話題になったものだよ。蛇足だが、残業代のなかった私は、あの頃給料が安かった。下の子が4歳になるまで働いて、小学校入学も目前なのに、なぜ今更会社を辞めるのかっていろいろな人に聞かれた。理由は一つではなくて、幾つもの条件が揃ったからなのだけれど、キャリアに関してだけ言えば、こう考えた。保育園のお迎えがなくなるまであと2年。でも、小学生のあいだは夜7時ぐらいには家にいたいとなると、プラス5年は残業1~2時間が限度。よい上司に恵まれて順当に昇進したとしても、管理職になれるのは45歳か……。やっと子育てが落ち着いた45歳で、残業バリバリの企業戦士に戻るというビジョンは魅力的か?というわけで会社を飛び出したのだけど、これはネガティブというのかな、ポジティブというのかな。フリーランスで働くということは、メリットもデメリットもたくさんあるのだけれど、これも本人の取りようだ。家で働くようになったけれど、二人の子供は小学校時代も学童保育に通った。保育園で、たくさんのきょうだいとたくさんのお母さんの中で育ったように、学童保育でも、たくさんのきょうだいとたくさんのお母さんの中で育っている。子供にとっては、楽しいことばかりではない。親にとっても、保護者会活動に携わらねばならないということだ。この秋も、パザーや署名活動などが幾つか待っている。親の親は、そろそろ介護という年になってきた。ワーク・ライフ・バランスをコントロールしやすいという点では、フリーランスは恵まれている働き方だと最近思う。
2008年09月24日
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先日の仕事で出てきた言葉。あんまり仕事の話するのはあれだが、これぐらいはいいでしょう。文字通りの言葉です。日々の悩みは、その日のうちに解決できるものばかりではない。いや、一日で解決できることがわかっているものなんか、悩みのうちに入らないよな。いつ解決するかわからない問題、どうやって解決したらいいかわからない問題、自分だけでは解決できない問題、そういうものを幾つも抱えながら、それでも日々を楽しんで生きていく。しょうもない話をしてしまうと、こういうフリーの仕事は、「終わらなかったらどうしよう」「失敗したらどうしよう」という心配と年じゅう向き合っています。「一日5時間×5日間」の仕事ならば、ある程度は調整可能。「一日8時間×4日間」の仕事だったら、途中にイレギュラーな事件が一つ起こると、もうスケジュールが破綻します。面白くてノリノリの仕事でも、仕上がるまでの時間が劇的に短縮されるわけではありませんしね。だいたい、「面白くてノリノリの仕事」=「やりがいがあって難しい仕事」であると、かえって時間はかかります。心配性なのに機動力がないので、「昨日出来なかった分は、今日2倍やって穴埋めする」という仕事の仕方ができません。毎日毎日、「今日はノルマ達成」「今日もノルマ達成」と、淡々と仕事していきます。昨日は、身内の具合があまりよくない話が聞こえてきました。体じゅうの血がボコボコするような気分になり、下痢を起こし(尾籠な話ですみません)、ああこんなときに仕事が忙しくなくてよかったと安堵します。こういう、すぐには解決しない、しかも自分が頑張ってもどうにもならない問題を抱えて、洗濯して、掃除して、メールチェックして、育児して、テレビなど見て笑って、子供にちょっと愚痴る。「今日はちょっと調子悪い」「『調子』ってメンタルなこと?」とすぐ気づく息子と、「うん。でも、自分のことは自分でなんとかしていかないとね」「ママ、甘えていいんだよ」とさらっと言う娘との日常。いつも何かを抱えて、先が見えないままで眼前の一つ一つをこなしていくとそのうち幾つかは解決していることもある、という生き方もわりと好きです。ちょっと暗い日記ですね~。ブログに書くことも「淡々と」のうちかな。
2008年09月09日
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