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良いテーマを見つけたのですが・・・。手持ちに、載せるイラストがない;ってことで、さらさらさら~っと即興で描いたものを載せてみます。鉛筆デッサンのみ、着色料ゼロwいかがなものでしょうか?少年&動物という。苦手なものを二つ同時に描くというのは難しいものです。これもまた、改めて時間を掛けて描きなおそうかなぁ・・・。
2007年05月29日
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昨日の話と矛盾しますが。今書いている「探偵狂想曲」は、話を書きながら設定を作っていくという手法を取っています。(前にも言ったかな?)なので、登場キャラの顔も全員はボクも把握していない状態です。それじゃあ、困るということで。休日や、仕事の休憩時間などを使って自分のイメージを元に顔を描いたりしています。今日お見せするのは、ジオ君のラフです。帽子は当初から、このような形にしようと思っていました(キャスケット?)苦労しているのは、「少年」というモチーフ自体描いたことないものなので。顔を小さく、目を大きく可愛らしくを念頭に、とりあえず描いてみました。美少年が好きという方、いかがなものでしょか?もちろんラフなので、完成ではないです。週末にはこれを元に清書をして、色付けして改めて発表できたらなぁと思います。
2007年05月28日
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手作りになるかわからないので、(?)ですが。物を作るのは全般的に大好きです。習い事でも、絵とか陶芸を経験しましたし。料理も好物は、たいてい作れますし。冷蔵庫のあまりもので創作したりしますしね。(ま、そんな大掛かりなものは作れないけど・・・)最近、裁縫箱を手に入れて縫い物を始めようかなぁ~とか思ったりしています。そんな、ますます女性への縁が遠くなりそうな、ボクですが。。。子供の頃からの趣味は、マイキャラ(自分オリジナルのキャラクター)を作ること。幼稚園の頃からかなぁ?漫画、キン肉マンの影響か、自作の超人を作って、紙人形作って密かに戦わせたりして遊んでいました。その後、小学校に上がってからは、ファミコンゲームのロックマンに出会ってから、ますます加熱。ボスキャラの応募に何度か投稿して、そのたびに見事に落選しましたwそして中学生になり、プロフィールにもありますが。ソードワールドという、テーブルトークRPGに出会い。キャラに細かい設定をつけるようになり、やがて現在のような作ったキャラを物語の中で動かすようになっていったのです。だから、ボクの小説はまず第一にキャラクターですね。マイキャラ作りの延長に、小説があるといってもいいかも知れないです。キャラクターを作り、細かい設定をつける、さらに自分でもそのキャラのイメージがつかめるよう絵も描きます。そうしたものも今までは、ただ書き溜めて部屋の隅に眠るばかりでしたが・・・。こういう場を借りて発表できるのは、実にありがたいことです。今後も、手作り(?)感のあるブログにしたいなぁ。。。
2007年05月27日
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「探偵狂想曲」 #13 今、できること「これを君はどう判断する?」 ウィルがパイプを指してそう言った。「ど、どう判断するといっても・・・」 オレは言葉につまった。 すると澄ました顔をしながら得意げに、ウィルの奴は自分の推理を始めた。「僕の記憶が確かならば、これはジェイド・ロックフォード氏の愛用のパイプのはずだ。老舗パイプメ―カーとして有名なメルキャ社製の、すでに20年前に製造中止になった型で、おまけにイニシャルもある」「・・・」 そんなことわざわざ教えてもらわなくても、一目見てわかった。そのパイプは親父のものだ。――ったく、嫌味ったらしい奴だなぁ~!「んで、それが親父のものだとして、だったら何だって言うんだ?」「これがどこで発見されたと思う?」「質問に質問で答えるな! 腹立たしい!」 怒鳴りつけると、ウィルは少し面を食らった顔をした。「・・・すまない。僕も多少ショックが落ち着かないという感じでね」「ショック?」「あぁ! だってそうだろう、何であのジェイドさんが・・・。でも、昨夜博物館に向かおうとする彼の態度は、怪しいものだったし・・・」 そう呟くウィルの顔は、気のせいか口惜しそうでもあり、寂しそうにも見えた。 ――こいつ、なんでこんな顔して・・・? 何だか気まずくなり、オレはそこに居たレイの方を見た。「パイプは、問題の魔法アイテムが保管されていた部屋がある階で発見されたのだよ、ぼうや・・・」「んな!?」 だいたい既に予想をしていた展開ではあったが――ズバリ言われるのは、やっぱりショックなものだ・・・。「しかし、昨晩、落としたとは――」 「限らない」と言いかけるオレを、レイは首を横に振って制した。「――いいや、昨晩落ちたものであることは間違いがない・・・。というのは、保管室は博物館の地下2階にあり、普段は一般人が立ち入ることの出来ない空間だ。そんな場所にパイプが落ちていた理由として考えるのは、昨夜侵入した賊の中にジェイド氏が混じっていたというものくらいだ」「で、でも・・・!」 ファラが身を乗り出しながらレイたちに悲痛な声で訴える。「それだけで、ジェイドさんが犯人だなんて・・・!」 そんなファラに後押しされたように、それまで傍観していたヒューも口を開いた。「そうだ、そうだ。お前たちは、ジェイドさんに普段から世話になっているくせに、よくそんなことが言えるなぁ!」 と、そんなヒューのことを、レイはギロリと刺すような視線で見た。「・・・あ、ごめん。言い過ぎましたです。ハイ」 睨まれたヒューは、直ぐに尻尾を巻いてしまった。 ――情け無い奴・・・。 同じ男として、オレは思わず顔を手で覆いたくなった。 「うん、ヒューさんの言うことはもっともだよ」ウィルがしばらく閉じていた口を開いた。「確かに、ジェイドさんにはボクやレイチェルさんも、事件捜査のときは、もちろんのことプライベートでも、大変お世話になっている。だがしかし、事実を見過ごすわけにはいかない。僕は、個人である以前に探偵なのだから。探偵として、この事件を解決に導くことが僕の使命だ」 思わず殴りたくなるような台詞を、臆面もなく言ってのけたウィル。 するとそれを聞いていたマリノが言った。「ウィルの気持ちはわかるけどな。お前、よくそれをシャトルの前で言うなぁ。少し無神経すぎるぞ」「え?」 予想もしていなかった人間に、予想外のことを言われてウィルは面食らった顔をした。「アタシは、難しいことはよくわからないが。パイプ一個で、ジェイドさんの立場がマズイってだけはわかった。で、アタシたちがするべきことは、ここでお互いの意見を言い合うことか?」「あ・・・」 マリノの言葉に、その場の全員がしばらく押し黙った。 ――意外とまともなことを言うんだよなぁ、マリノの奴・・・。「・・・確かにマリノの言うとおりだ。ここで話し合うよりも、まず親父の行方を捜すことが先決だ」 オレが沈黙を破ってそう主張すると、レイも頷いた。「うむ、そうだな。私達は肝心なことを見失っていたようだ。まずはジェイド氏を探し出そう」 レイがそういうと、促されるようにしてウィルも頷いた。「・・・ですね。今朝から行方がわかっていないということだし。そういえば、シャトル君。門のほうは全て確認したのかい?」「ん、あぁ・・・。でも、収穫はなしだったよ」「そうか、ということは街の外には出ていないのか・・・」「よし、自警団で捜索隊を組んで、街中をくまなく捜すことにしよう」 レイはそう言って、そばにいた団員を捕まえて指示を出す。すると、たちまち事務所の捜索をしていた団員のほとんどが街中へと散らばっていった。 これで少しは落ち着いたというものだ。「・・・シャトルさん」 散っていた自警団の連中を見送った後、ファラがオレの袖を引っ張りながら言う。「今、私達にできることはないでしょうか?」「ん。あぁ、そうだな・・・」 考え込もうとするオレ。 と、いきなり背中をマリノが叩いてきた。「いってぇ~!」「何をちんたらしてるんだ、てめぇは。自分の父親が大ピンチなんだ。罪を晴らすために、とっとと行動しやがれ!」「こ、行動たって・・・、何をするんだよ?」「ん? そりゃあ・・・」 オレに言い返されて、マリノは言葉につまった顔をする。 さっきの名台詞は、やはりまぐれか・・・。「あー、オレ思うんだけどさ・・・」 と、控えめにヒュー。「現場ひゃっぺん、とかって言うじゃない。だったらオレたちも一度、現場を見せてもらうのがいいじゃないのかな?」 なかなか、まともな意見だ。しかし問題は、一度でも見せてもらえるかどうかである。 多少なりとも期待の目で、レイの方を見ると。彼女は少―し難しそうな顔をした。 が――、「――わかった。良いだろう、私も、親しい知人から罪人を出したくはないのでな。君たちが、ジェイド氏の無実を証明しようというのであれば、協力しよう」「な、マジかよ! いいのか? 民間人に現場を見せても?」 レイに対しては愚問だったが、一応形だけ聞くと。「民間人なら、こいつもそうだ」 と、笑みを浮かべながらレイは、わしゃわしゃとウィルの頭を撫でながらでいった。「ちょ! 頭撫でないで下さいよ、レイチェルさん!」 若干背が低いことを気にしているウィルは、人に(とくに女に)頭を撫でられるのが苦手だったりする。 意外と可愛らしい弱点だ。「ま、とにかく。現場を見るというのであれば今からでも構わないぞ。どうする?」 そんなもの、答えは決まっている。「当然、今から行くさ!」
2007年05月26日
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またまた絵を描いてみました。落書きならぬ、楽描きです。お題は、「探偵狂想曲」の登場人物より3人です。誰が誰だか、わかるでしょうか?左から、マリノ、ソーニャ、アイリーン・・・のつもりです。マリノはどぉ~見ても男w(一応、胸はあるんだけど、手で隠れてしまった)。もうちょっと、可愛く描いて上げれるかなぁと検討中。ただ、この髪型はすんごい考えて、考え抜いた結果このようになりました。なので、お気に入りです。ヘアカラーもです。実は(ってほどでもないけど)、12人の登場人物はみんなヘアカラーは変えようと思っているんです。で、マリノの色を決める前に、既に何人か決まっていて・・・最初は赤にしようかと思ったんですが・・・、赤はレイチェルと、もう表記してしまったのでこの色(モスグリーン)に落ち着きました。ちなみに、緑色も決まっています。ソーニャはこれでほぼ決定。いかにも気難しそうな、本好きの女の子って感じが出せた・・・ような気がします。こだわったのは、おでこを見せること(あんまり出てないけど)。それと眉の形かな。大きなつり目に合わせて、太めにしました。髪の色、目の色は、濃いブルーと紫。これは最初に決まっていました。アイリーンは描き上げてから、シャトルの髪型と大差がないことに気づきましたw最近、横に跳ねた髪型に凝っているもので(そーいや、マリノも跳ねてるし)。服装は、自分的にはかなり今回冒険しました。露出の多い服装、スカートには前にスリットが入っています。ちょっと寒々しいので腰に上着を巻いています。十字のアクセサリーで、一応教会の娘であることをアピールw実は、ぶっちゃけちゃうと、アイリーンには(というか「探偵狂想曲」そのものもなんだけど)モデルが存在してまして。髪長くするとそれがわかっちゃうかなぁとも思ったんですが。(分かる人いますかね?)開き直って、長髪版のアイリーンものっけちゃいます。この際だから、目などの色も変更してみました。うーん、まだまだ未熟ですねぇ。もっと精進しないとぉ!
2007年05月20日
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「探偵狂想曲」 #12 父、疑われる カランコロン、カラ~ン♪「ありがとぉございましたぁー! また二人一緒に来なさいよぉ!」 というアイリーンの全く余計な冷やかしを背に、海象亭で腹ごなしをしたオレとマリノは、事務所へ帰ることにした。 その途中、忘れかけていた親父の失踪の話をすると、なぜかモーレツに怒られた。「何だってぇ!? お前、そういうことは早く言えよ!」「な、何を怒っているんだよ?」「何を怒っているって? てめぇが、ろくに自分の父親のことを心配もせずに、のんびりしているのが、腹立たしいんだよー!」 と、こぶしを握りしめる怒りに真っ赤に燃えるマリノの目を見たオレの脳裏に――「死」の文字が過ぎる・・・。「ま、待て! 別にのんびりしていたわけじゃないぞ・・・!」「問答無用――!」 こぶしを振り上げるマリノ。 いつの間にか、腕をつかまれて逃げることも出来ない。(やばい――! これはマジで殺られる!) が、救世主というものは現れるものだ。「おーい、シャトル~!」 という男の声に、マリノの手が止まった。「ん・・・? ヒューか」 声がしたほうを見ると、確かにヒューが切羽詰った様子でこちらに向かって走ってくる。「ヒュー! た、助かったぁ~~!」「シャトル。お前、こんなところで何をイチャイチャしているんだ?」「イチャイチャなんかしてねぇー!」 殺されかけていたというのに、一体、どこを見れば、そう見えるというのだ。「ま、まぁ、そんなことはどうでも良い! とにかくお前、今すぐ事務所に戻れ!」「あん? 事務所には今から戻るとこだったが・・・。お前、何そんなに切羽詰っているんだよ?」「戻ればわかる! ファラさんが大変なんだ!」 いつになく真剣なヒューの表情に、なにやらかなり深刻な事態が起きていることを察した。「ファラが? わかった直ぐに戻る!」 とりあえず命拾いしたことに感謝しつつ、事務所に向かって駆け出すオレ。「あ、待てよ。オレも一緒に行く!」「あ! ちょっと待て、アタシを置いていくなぁー!」 と後から追いかけてくる二人を、オレはとりあえず無視することにした。 シルバームーン探偵事務所に着くと、直ぐにいつもと違うその様子にオレは気がつき立ち止まる。 大勢の自警団の連中が事務所に何度も出入りをしていて、その様子は博物館の前で見た様子にそっくりだった。 そして、そんな自警団の連中を、事務所の外で不安そうな顔をして遠巻きに見ているファラが居た。「ファラ! どうした?」 声を掛けると、不安そうな彼女の表情がわずかに安堵をしたように変わる。「あぁ、シャトルさん。大変なことになってしまいましたぁ!」「一体、何が大変なんだ?」「そ、それがその――」 ファラが答えるようとしたその時、丁度、事務所の入り口からレイが出てきた。と、オレを見つめるレイの目は、実に複雑そうな表情を浮かべていた。「レイ! これは一体? なんでうちが自警団の手入れを受けなきゃなんないんだ?」「・・・坊や。実は、非常に言い難いことなのだが。ジェイド所長に逮捕状が発行されたのだ」「は? 逮捕状だって?」 逮捕状とは、まぁ、特別な説明をするまでもなく。街で罪を犯した可能性のある人物を取り調べるため、その身柄を自警団が拘束するために、町議会や自警団の長などの手によって発行される書類のことである。 しかし元々、逮捕状など発行を待つことなく、街から罪人を拘束する権利を与えられている自警団が、わざわざ逮捕状を用意してきたというのは、事態がかなりやばい状況であることを示しているようなものだ。「い、一体、何の罪で逮捕状が!?」「それは――・・・」 口を濁すレイ。その後を引き継ぐように、また別の顔見知りが事務所から出てきた。「それは君も知っている、博物館の盗難事件の容疑者として、だよ」「ウィル!」ヒューが目の前に現れたその人物の名を、驚いた声を出して呼ぶ。 オレも、多少驚いた。そいつは、ウィルフレッド・ライアンだった。「やぁ、シャトル君。その様子だとあれからもずっと今まで父親探しのために、街を奔走していたようだね」「あぁ・・・」 相っ変わらず、嫌味な口ぶりのウィルを睨みつけながら、オレは頷く。「ん? なんだ、シャトル。ジェイドさんのこと探していたのか?」 と、後ろでマリノが気の抜けるようなことを言う。「だから、そういったじゃないか」「そー、だったか?」 ますます気が抜けそうだ・・・。 何度も首を傾げているマリノをよそに、オレはウィルに質問をぶつける。「大体、何か証拠があってのことだろうな?」「もちろんだよ」ウィルは頷き、おもむろにコートのポケットから小さな紙包みを取りだす。「・・・君も、こいつに見覚えがあるだろう?」「何だよ――、・・・えっ、これは!?」 広げられた紙包みの上に現れたもの、それは親父の愛用のパイプに間違いなかった――。
2007年05月19日
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お休み前なので本日、二本目書き込みです。テーマで、「今日のコーヒー」というのを見つけたので、コーヒーにちなんだものを書いてみます。実はコーヒーなんですが、ちょっと前まで、はまって、いろいろ試していました。その結果、個人的に好きなコーヒーの飲み方は、フレンチとグァテマラを豆で買ってきておいて、大体1:1の割合で混ぜて淹れるというもの。自分でも、かなり大胆かつ乱暴なことしているなぁとは思うんですが・・・。この方法、自分の好みに合わせて豆の割合を変えることで、渋味&酸味を調節できるので、眠いときには苦めのをってことでフレンチを、朝さっぱりしたいという時は逆にグァテマラを多めに挽いて淹れています。このブレンド(?)割と、周りの人からの評判はいいです。グァテマラじゃなく、トラジャ、マンデリンをフレンチでやっても良いです。(ま、この二つならそのままフレンチなしで淹れても美味しいとは思いますが・・・)フレンチを混ぜることなく、そのままで飲んだときは、マンデリン → トラジャ → グァテマラ の順で酸味が強くなるような気が、ボクはします。豆から飲んでみたいという方、良かったら是非、参考にしてみてください。ついでにまた落書きを、名前は書いているので誰だか分かると思いますw一応、これは前のシャトルとは異なり、決定稿ではありませんのであしからず。(髪型、髪の色とかで、まだ悩み中です・・・)ただ、コーヒーがテーマということで、カフェの店主さんのイメージを描いてみました。では×2 みなさん、良い週末を~。
2007年05月11日
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「探偵狂想曲」 #11 聖女、戯れる 一緒に昼食を取ることにしたオレたち。「で、どこにするんだ? ハミングバードか?」 そう聞くと、マリノは顔をしかめた。「うーん、ハミングバードは、割高だからなぁ・・・安い店に行こう」「とすると、海象(セイウチ)亭がいいかな」「そーだな。じゃ、おっさんとこ行くか!」「OK」 ということでオレたちは、昼食を取りに海象亭に向かった。 海象亭は、街の東側のエスター地区では良く知られた大衆食堂兼宿屋である。 元海の男である店主「おっさん」こと、オーゼル・ボナードが、引退後に故郷であるこの町に帰ってきて始めた店で。店の名前は、おっさんがセイウチに瓜二つの容姿をしているところから、自虐的に命名したようだ。 いかにも海の男らしい、日に焼けた赤銅色の肌の恰幅の良いおっさんが作る料理は、ロヴィンとは違い無骨な感じがするが。味はよく、安くてボリュームもあるのでオレたち庶民や貧乏旅行者には実にありがたい店であり。 オレたち庶民にとっての溜まり場にもなっている。 海象亭へとやってきたオレたち。「おーい、おっさん、何か食わせてくれ~!」 カランコロン、カラ~ン♪ カウベルの付いた扉を開きながらそう言うと。てっきり、おっさんのがらがら声が返ってくると思ったら。聞こえてきたのは、うら若き乙女の声だった。「いらっしゃ――、って、あれれ? シャトルにマリノじゃないの。うふふ、仲良く二人でデート?」「な? アイリーン、何やっているんだ、こんなところで?」 デートという言葉に反応して、マリノは不機嫌そうな顔をする。「こんなところで、とはご挨拶だなぁ・・・」 と、今度は間違いなくおっさんの声がして、厨房からのっそりとセイウチが出てきた。「アイリーンちゃんには、最近バイトに手伝ってもらっているんだ」「バイト? 教会の経営が厳しいのか?」 多少、心配してそう尋ねると明るく否定された。「まさか違うよぉ。ただ私が遊ぶためのお金を稼いでいるだけ~」「遊ぶ金を稼ぐって、何だかなぁ・・・」 はきはきした口調でそういうアイリーンに対し、マリノは苦笑いを浮かべた。「・・・なんか教会の娘の台詞じゃねぇな」「教会の娘って・・・」 そういわれて、アイリーンも苦笑する。 アイリーン・セントクロスは、セントクロス教会という街唯一の大きな教会の跡取り娘である。だから「教会の娘」というマリノの言葉はあっているのだが。アイリーン本人は、あまりそういわれることを良く思っていないようだ。 というのも、まだまだ遊びたい年頃ということもあるし。活動的で、自分のプロポーションに自信があり。それを見せるための可愛らしい服、露出の高い服を好んで身につけている彼女にとって、きっと教会の中での生活は、質素で、厳しく、退屈なものであるに違いないからだ・・・。 そういえば教会で会うよりも、外で出会うことのほうが多い気がする。 「だいたい、そのちゃらちゃらした服は何だぁ?」 マリノが、アイリーンの着ているメイド服を見て、青ざめた顔をする。「あら、いいじゃない。可愛いでしょ?」 アイリーンが着ている服は、袖や、スカートの裾などあちこちにフリルやリボンをこれでもか~! と施した可愛らしいメイド服だった。 可愛らしい女の子の服なんて生まれてこの方、袖を通したこともないであろうマリノが、拒絶反応を示すのも無理なかった。「ま、可愛いけどな・・・」 とオレ。「・・・けど、な?」 アイリーンは不思議そうな顔をする。「そのメイド服、この店には相応しいとは思わないぞ」「う・・・」 アイリーンはわずかに言葉をつまらせる。「だ、だってぇ、このお店の制服、可愛くないんだもの~」「お前の判断基準は、可愛いかそうじゃないか、なのか?」 マリノは呆れた様子で呟く。「もちろんよ!」 アイリーンは力強く言い切った。ある意味、立派である。「ちなみに、この店って制服あるのか?」「おう、あるぞ! わし特性のセイウチのアップリケの付いたエプロンだぁ!」 ババーン! と、まるで効果音でも付きそうな勢いで、どっから取り出したのか、おっさんは、オレたちの目の前に、派手なピンク色のリアルなおっさんの、いや、セイウチのアップリケが乱雑に縫い付いたエプロンを広げて見せた。 そして、「どぉだ!?」といわんばかりにオレたちの顔を見回す、おっさん。「・・・」「・・・」「・・・ね? それ着るくらいなら、こっちの方がましだと思わない?」 無言になるオレたちに、アイリーンはこっそり耳打ちする。 オレたちが無言で頷きを返したのは言うまでもない――。
2007年05月11日
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久々に、絵を載せてみます。現在、執筆中の「探偵狂想曲」の主人公、シャトル・ロックフォードの似顔絵(?)です。意外とベビィフェイスです。口は悪いけど・・・。色鉛筆でパパッと色付けしたので、ちょい薄いです。小説には書かれていませんが(たしか)シャトルの目はブルー、髪は銀髪です。あと、服がピンク色なのは意味はないです。塗ってしまってから、「しまった! これじゃますます女の子じゃん!」と思ったけど、「まいっか」と開き直ってそのまま掲載。襟(というか首周り)を青くふち取りしたのが、せめてもの抵抗です。ちなみに、この顔の構図がもっとも得意とするもので。これ以外の構図や、全身像は苦手なんです。今後、精進して登場人物全員そろったのを描きたいですねぇ・・・。
2007年05月10日
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オレオレ詐欺風のバトンだそうです。強制バトン(ボクは強制しませんので)◆ルール◆ 見たら絶対やること!(と、いわれたので一応やります)●プルルルー・・・ トゥルル、ガチャ、●オレだよオレ!! ・・・・●わからねぇのか!? ・・・・●オレら友達じゃねェかァ ピィーー、●(名前)だよ!! ヒョロロロロ~●オレちょっと事故にあっちゃって。 ロロロ~●罰金あんだけど。オレ金が無ェんだよ。だから百万円貸してくれないか? ロロ~●嫌? ~●ちゃんと返すから貸してくれよ! ・・・・●とっとと貸せよ!! ・・・・●もう良いぜ、俺が自分でやる。ブツッ!●この役立たずめ! ツー、●またかけるからな!? ツー、●嘘だよ、お前なんかに一生かけねェよ!! ツー。●ガチャ・・・。 ・・・・●プルルルルー・・・。 トゥルル、ガチャ●うるせえっ!さっき電話かけた奴だ! 「ただいま留守にしております・・・、●誰にまわすか教えろ! 御用のある方は、●誰にもらったか教えろ。 発信音の後ご用件をお伝え下さい」●このバトンの感想は? ピィーー・・・!●ガチャ ・・・ガチャ
2007年05月06日
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「探偵狂想曲」 #10 盗賊、破壊する 嫌な奴(ウィル)と分かれたオレは、すっきりしない気持ちを抱えたまま。その後北の門、東の門と回ってみたが、結局親父の足取りを掴むことは出来なかった。 これによって少なくとも、街の外に出ていないことは確認できた――はずである・・・。 ちょっと自信が持てない理由は、果たして親父なら素直に門をくぐって街を出るだろうか? という今更な疑問が湧いてしまったためだ・・・。 ――我が父ながら、かなり普通じゃないからなぁ・・・。 でもまぁ、あれこれ考えてはキリがない。 とりあえず親父は、この街のどこかに潜伏している――、ということにして、ひとまず棚上げしておこう。 それよりも気になるものは、さっきからもう何度も気になっていた博物館の盗難事件だ。 特にウィルの奴の話を聞いてから、どうも胸騒ぎが収まらない。 とても嫌な考えが、浮かんでは消え、また浮かぶ・・・。 その時、オレの目に入ったのは真っ赤なレンガの壁が目印の建物だった。 そこは表向きは遊技場ということになっているが、実は盗賊ギルドである。 まぁ、盗賊と聞いてあまり良い印象を抱くものは居ないが――ま、抱けというのも無理な話だが――街としての盗賊ギルドの存在は、なかなか欠くことのできないものがある。 そもそもこの街の盗賊ギルドの歴史は、街よりも古く。 彼らは、代々この地を自分達のルールを作り、それを厳しく守り続けることで生き残った。 まぁ、手段に関しては・・・あれだが・・・。 しかし、今に至ってもその誇りを持ち続けているため、単純な悪党とは呼べないのが盗賊ギルドである。 特にオレに関して言えば、ここには幼馴染みが住んでいるし、探偵として役に立っている技の数々をここで修行することで習得した――まぁ、恩のようなものもある・・・。 建物の入り口の前に立ち、オレは盗難事件に関してギルドで聞き込みをするべきか考えた。 とっくに自警団が来ていることは間違いないだろうが・・・。 ――まぁ、知らない仲でもないし。それほど気兼ねすることもないだろう・・・。 そう思って、入り口の扉を押し開けようと手を伸ばす、と――、 バキィ! と大きな音を立てて、押し開けようとした扉が内側にいきなり外れた。 開いたのではなく、完全に外れたのである。「んな!?」 急に支えるものがなくなり、オレは前につんのめる。 ぎゅむ・・・! と、顔が何か柔らかいものに受け止められ、辛うじて転倒することは免れた。「い、いきなり・・・。何をしてんだ、てめぇ!?」「え・・・?」 顔を上げる前に、オレは襟を掴まれ軽がると持ち上げられた。「ぐぇ・・・! マリノ苦しい~!」「ん? おー、誰かと思ったらシャトルかよ」「わかったら下ろせって。ゴホ、ゴホ!」「悪い悪い」 と、マリノはいきなり掴んでいた襟から、パッと手を放す。「うぉ!?」 ドサッ!「イテテ・・・」 石畳に打った腰をさするオレ。 と、今度はそんなオレの後ろ襟を掴んで、ひょいっと軽々、引き起こしてくれるマリノ・・・。 まったく、つり上げたり、引き起こしたりと。 こうも簡単に持ち上げられては、男としての立場がないじゃないか・・・。 その女、マリノ・ガーランドは、オレの幼馴染にして、ここ盗賊ギルドのギルドマスターの一人娘である。そう、ま、一応は性別的には女なのだが。一般的な女の子より若干背が高いことや、男みたいな服装や言動を見るとたまに男と間違えられることが多い・・・。 「んで? 今朝、珍しくやってきた理由は、博物館の件だな?」 マリノが言う。オレは黙って頷いた。「ま、とうに予想はしていたと思うが。自警団の奴らも父さんに会いにきていたよ」「レイが来たのか?」「そ、レイさんなら、まぁ嫌味を言ったりしないから良かったけど」「だよな」「まー、お昼近いし。その話をしながらでも、メシにしないかい?」「メシ? あー、別に構わないけど・・・」「よっしゃ! じゃー行こうぜ~!」 と先行くマリノだったが、オレはすかさず彼女を呼び止めた。「ちょっと待った」 振り返るマリノ。「ん? どうした? 財布忘れたのか?」「い、いや・・・そうじゃなく。いつまでそれを持っているつもりだ?」「それ? あー・・・」 と、言われてようやくマリノは自分が握っていた扉を見た。 無論、さっきオレが押し開けようとした扉である。毎度のように、マリノが開くつもりで扉を外してしまったのだ・・・。 ――それを今まで平然と持ちっぱなしで居たのだから大したものだ。 ――まったく恐るべしである・・・。
2007年05月05日
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