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古畑任三郎(2) :三谷幸喜漱石と倫敦ミイラ殺人事件 :島田荘司殺人者の健康法 : アメリー・ノートン 1段目左から『ダイイング・アイ』 東野圭吾『都筑道夫少年小説コレクション(3)』 都筑道夫著 /日下三蔵編『田舎の刑事の趣味とお仕事』 滝田務雄『東京バンドワゴン』 小路幸也『幻惑密室』 西澤保彦2段目左から『聖遺の天使』 三雲岳人『鬼警部アイアンサイド』 ジム・トンプスン『アクロイド殺し』 アガサ・クリスティ『チョコチップ・クッキーは見ていた』 ジョアン・フルーク3段目はコミック『あぶな坂HOTEL』 萩尾望都 『海街diary(1)・蝉時雨のやむ頃』 吉田秋生 画像がないもの 『古畑任三郎(2)』 三谷幸喜『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』 島田荘司『殺人者の健康』 アメリー・ノートン東野さんの『ダイイング・アイ』 は、先月読んだ『流星の絆』 と違ってかなり怖い思いをしました。『都筑道夫少年小説コレクション(3)』 は副題が「蜃気楼博士」 、少年向けのミステリです。『田舎の刑事の趣味とお仕事』 はややブラックなユーモア・ミステリ、『東京バンドワゴン』 は老舗の古本屋が舞台のほのぼのとした話、どちらも面白かったです。『幻惑密室』 は超能力を扱った本格ミステリ、可愛いキャラクターが出てきます。『聖遺の天使』 ではダ・ヴィンチが探偵役を務め、『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』 は留学中の漱石とホームズがロンドンで出会って事件を解決します。『鬼警部アイアンサイド』 と『古畑任三郎(2)』 はテレビドラマのノベライズ。『アクロイド殺し』 はトリックがフェアかアンフェアかの論争が起きた、クリスティの有名な作品です。『チョコチップ・クッキーは見ていた』 は甘い香りが漂ってくるような、気軽に読めるコージー・ミステリ。『殺人者の健康法』は、病んだ大作家と若い女性記者の鋭いやりとりが印象に残る、異色のフランス・ミステリでした。感想が1か月遅れているので、これからやや短めにしてでも なんとか追いつきたいと思います。やはり新鮮な方が味がいいと思うので……。
2008年06月30日
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息子は 大泉洋さんが好きです。毎週 「水曜どうでしょう」の再放送を 欠かさず見ているくらいです。最初は、口から先に生まれてきたようだとか、うるさい男だとか思っていた私も、一緒に見せられているうちに だんだん情がわいてきました。彼が主演する 「アフタースクール」を見に行こうと、勢いで約束したのですが、意外なロングランのおかげで なんとか果たすことができました。これは面白かったです。まず、ストーリーがミステリー仕立てで 最後まであきさせません。うまく作ったなぁ、と感心します。とにかく 気持ちよく騙されます。見終わってすぐに、検証するために初めから見直したくなります。私は多少わからない(ついていけなかった?)ところがあったので、確認の意味でも、もう一度見たいと思いました。すると、パンフレットに袋とじでシナリオがついているではありませんか!字は小さかったのですが、初めから読み通して、やっとすべてがわかりましたwさらに、個性的な主演の3人が素晴らしい。大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人。よくぞこのメンバーを集めた、と思いました。それぞれが魅力的で、いい仕事をしています。ドラマ「新撰組」で知った堺さんの、不思議な微笑みに出会えたのも嬉しかったです。内田監督が言うように、この3人はいい人にも悪い人にも見えます。「甘くみてるとダマされちゃいますよ」その通りです。いよいよ上映も終わりそうな時に言うのもなんですが、これはおすすめです。
2008年06月30日
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幸せな人は、入店お断り? 「隅のお婆ちゃん」が解き明かす、不思議な恋愛ミステリー。(「MARC」データベースより)ケーキと指輪の問題/走る目覚まし時計の問題/不作法なストラップの問題/靴紐と十五キロの問題/ベレー帽と花瓶の問題/ロボットと俳句の問題柴田よしきさんのブログで紹介されていて、読みたいと思った作品。図書館で予約して本が届いて、初めて気づきました。この作品の最後の短編、「ロボットと俳句の問題」は、アンソロジー 『不思議の足跡』(感想)に収録されていて、つい先日読んでいました。ということで、設定はすっかりわかっていましたが、それでも楽しく読むことができました。寺坂真以(てらさかまい)、28歳。彼女はかけだしのフリーライター。いつも仕事場代わりに使っているファミレスは、従業員もお客もなぜか幸うすくて 元気がありません。そこ出会ったのが 「僭越ながらお力になれるかもしれないと思いまして」と声をかけてきた、ちょっと不思議なお婆ちゃん、ハルさん。どんなふうに不思議かは、読んでからのお楽しみです。バロネス・オルツィの「隅の老人」ならぬ「隅のお婆ちゃん」が探偵役で、日常の謎を解いていきます。後半はやや恋愛話に重心がいってしまいましたが、読後感がいい、お洒落で軽めのミステリーです。ユニークな安楽椅子探偵であるハルさんが、とってもチャーミング♪またどこかで出会いたくなります。ハートブレイク・レストラン :松尾由美2008年文庫化ハートブレイク・レストラン :松尾由美
2008年06月29日
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よっく思い返してくれ。おれが今まで損をさせたことがあったか因業な金貸し婆、お吟の前に突然現れた謎の若い男、浅吉。お吟のもとに押しかけ居候を始めた浅吉は、次々と客が焦げ付かせた借金をきれいにし、斬新な方法で儲けを増やしていく。浅吉には、目的があったのだが……。相棒の烏、勘左とともに、浅吉が街の仲間を救う!『金春屋ゴメス』の著者が放つ超・時代エンターテインメント。面白ついでにあなたも数字に強くなる(出版社より)『金春屋ゴメス』 (感想)と 続編『芥子の花』 (感想)の作者である西條奈加さんの作品。今回は架空の江戸を舞台にしたファンタジーとは違って、普通の時代劇です。タイトルの烏金(からすがね)とは江戸時代の日銭貸しのこと。明烏のカァで借り、夕方のカァで返すことからこう呼ばれたそうです。深川三軒町に住むお吟は、おもに烏金を扱う金貸しで、ごうつくな鬼婆と評判です。ひょんなことからお吟を助けた浅吉という若い男は、住み込みで取り立てを手伝うことになります。さて、ここからが面白い。浅吉はただ借金の催促をするだけではなく、返済が滞っている人たちがお金を返しつつ、生活も立て直せるような方策を考えるのです。まさに「お江戸の企業アドバイザー」運も味方するものの、知恵で借金問題を解決していくところが痛快です。ところがこの浅吉、どうやら訳ありです。お吟のためこんだお金を狙っているようにも思えるのですが……。さてどうなることか。感心して、笑って、最後には ほろりとさせられました。安心しておすすめすることができる作品です。そうそう、畠中恵さんの「ちんぷんかん」(感想)にも出てきた、和算も登場するので、数学に興味のある方には さらに楽しめるかと思います。烏金(からすがね): 西條奈加
2008年06月27日
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海をのぞむ美しい眺望で人々を魅了する“ジプシーが丘”。が、同時に呪われた地として皆から恐れられてもいた。この地で男女が出会い、恋に落ちた。だが、まもなく乗馬に出かけた女は馬から落ちて死亡してしまう。果たして、“ジプシーが丘”の呪いなのか?斬新な手法を駆使し、著者が自信を持っておくる異色作。(「BOOK」データベースより)shovさん に教えていただいた、ウィリアム・ブレイクの詩のことを話していたら、娘が確かこの作品にもブレイクの詩があったと教えてくれました。冒頭に書かれていたのはこれ夜ごと朝ごとみじめに生れつく人あり朝ごと夜ごと幸せとよろこびに生れつく人あり幸せとよろこびに生れつく人あり終りなき夜に生れつく人もあり……ウィリアム・ブレイク『罪なき者の予言』より訳は違いますが、まさにshovさんに教えていただいた「無心のまえぶれ」の一部でした。この詩の意味は最後に噛みしめることになります。金持ち相手に観光案内をする運転手・マイケル・ロジャースは、世界で六番目の大富豪の娘エリーと、呪いの伝説を持つ「ジプシーが丘」で出会い、恋におちます。結婚して、運命の場所に邸宅を構えた二人でしたが……。たぶん読んだことがあったのだと思います。読み始めて間もなく結末がわかりました。ここにはポアロもミス・マープルも登場ません。そして、独特の視点で描かれた作品です。ミステリであると同時に、とても美しく残酷なラブ・ストーリーでもありました。何とも言えない切ない余韻が残ります。文庫解説にありましたが、クリスティー自身もこの作品を気に入っていたようです。終りなき夜に生れつく: アガサ・クリスティ
2008年06月25日
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「赤いマントと青いマント、どっちがいい?」戦中の東京中の少年少女を恐懼せしめた怪人・赤マントは実在したのか?『肉付きの面』『歌い骸骨』『魔女の箒』―「奇し物」の蒐集家たちが完全会員制「第四赤口の会」に集う。昔話に秘められた真実とは?凡百の都市伝説と一線を画す、奇才が贈る民俗学ミステリ。(「BOOK」データベースより)「第四赤口(しゃっく)の会」のメンバーは ちょっと変わった蒐集家たちです。彼らは毎回、欺瞞、抑圧、色欲、死など、それぞれのテーマに沿った奇し物(あやしもの)を持ち寄り、発表し、謎について語り合います。たとえば 「赤いマントと青いマント」の赤マントのようなもの。私が子供のころ住んでいた福岡でも、それに似た話はありました。(もちろん戦中ではありませんw)学校のトイレに入ると 「赤い紙と青い紙、どっちがいい?」と尋ねる声がして、赤い紙を選ぶと刺されて血まみれになり、青い紙を選ぶと全身の血を吸われて青くなって死ぬ、というものでした。友だちと 怖がりながら喜んで話していたような記憶があります。民俗学ミステリとありますが、北森さんの蓮丈那智シリーズとはだいぶ趣が違います。ミステリといっても、読者が推理する余地はほとんどなく、ただただメンバーの解釈とこじつけを楽しむのみ。彼らは全員自己顕示欲が強くて、とってもエキセントリックです。こんなに「~」が飛び交う会話は始めてでした。また、短く切れるような癖のある文体は、はまれば結構味がありますが、そうでなければ、多少読みにくいかもしれません。都市伝説に興味のある人には、きっと楽しめると思います。赤きマント:物集高音 楽天ブックスでは品切れ
2008年06月20日
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あらすじとジャック・ニコルソンに魅かれ、これは観たいなぁ、と思っていました。なかなか一緒に行ってくれる人がなく、いつもなら自然にあきらめるところでしたが、パラナガさんの「映画館で見た方がいい」という言葉を思い出し、珍しく一人で行ってきました。一人で行くならば、レディースデイwいそいそとネットで予約して、ちょうどいい時間にでかけたつもりだったのに映画館の最寄りの駅に着いたのは、上映開始の4分前。長い駅のエスカレーターを懸命に上り、小走りで映画館に駆け込み、予約していたチケットを発券し、あせっていないふりをしながら急ぎ足で席に着いたら、すぐに暗くなりました。思わぬ汗をかいてしまいましたが、間に合いました。見逃がさなくてよかったです。家族のために夢をあきらめ、自動車整備の仕事を地道につづけてきたカーター。会社を大きくすることだけを考えて生きてきた 大金持ちの実業家、エドワード。まったく共通点のない二人が、同じ病室でつらい治療を受け、ともに人生があとわずかだということを知らされます。カーターが学生時代に哲学の授業で習った“棺おけリスト”(棺おけに入る前にやっておきたいことのリスト)を見つけたエドワードは、それを実際にやってしまおうと言い出します。エドワードの主治医の忠告も、カーターの妻の制止もふりきって、二人は冒険の旅に出かけていきます。モーガン・フリーマンとジャック・ニコルソンが素晴らしかったです。二人の名優の掛け合いが絶妙で、コミカルな会話に笑ってしまいます。あくが強くて だみ声でしゃべるジャック・ニコルソン、たとえお腹が出ていてもとても魅力的でした。忘れてはならないのは、エドワードの秘書トマス(ショーン・ヘイズ)です。雇い主に何か言われても、ひるまず言い返すのは彼くらい。いつもスーツにネクタイで現れ、無茶な要求にも涼しい顔で対処する。彼なしには この冒険はありえなかったでしょう。スカイ・ダイビングをしたり、ピラミッドに登ったり、やりたかったことやりつくす痛快な話かと思っていましたが、それだけではありませんでした。いくら世界をめぐっても見つからないものもある。最後には意表を突かれ、涙が出ました。美しいラストシーンでした。見終わったあとは、生きることについて考えていました。
2008年06月19日
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1935年、英国ダートムーア。吹雪のため、人々はロジャー・フォルクス大佐の邸に閉じ込められた。大佐、その妻と娘、ゴシップ記者、アメリカ人青年、女流作家、牧師とその妻、女優、医師とその妻。やがてゴシップ記者が全員の秘密を握っていることを示唆し、彼への憎しみが募るなか、悲劇が起こる。密室状況で記者が殺害されたのだ被害者のポケットには不可解なアルファベットが記された紙片が。やがてセイウチ髭のトラブショウ元警部が駆けつけ、大佐が重大な告白を始める。「私の本当の名はロジャー」……ミステリの枠を打ち破る超ミステリ(出版社より)これは2006年に発表された作品ですが、舞台は1935年の英国ダートムアで、吹雪に閉ざされた山荘に、密室殺人、暗号、とまるで黄金期の本格ミステリを思わせます。それもそのはず、この作品の原題は「The Act of Roger Murgatroyd」「The Murder of Roger Ackroyd」(『アクロイド殺し』の原題)こう並べるとわかりますが、アガサ・クリスティーの名作『アクロイド殺し』へのオマージュとして書かれたのでした。先に『アクロイド殺し』を読み返しておくべきだった、と気づいた時にはもう読んでしまったあと。すでに遅かったったのですが、内容を覚えていなくても特に問題はありませんでした。ただ、ミステリ読みへのくすぐりがあちこちに見かけられるので、ミステリをある程度知っている方がさらに楽しめると思います。著者はイギリスの作家で批評家です。解説によると、本書を執筆する前の二年ほどで、クリスティーの長篇全六十六冊をすべて通読あるいは再読し、自分がいわば六十七冊目のクリスティーばりの作品を書いてみる気になったとのこと。とはいえ、密室トリックについては、驚くようなものではなく、日本のある有名な作品を思い出す人も多いのではないでしょうか。ところが、全体のある仕掛けに気付かず、最後に驚くことになりました。(手がかりはあったのに!)さらに、裏表紙のあらすじを読んだ時からもう企みにはまっていたことも、のちにわかりました。油断できません。作中に『ビッグ・ボウの殺人』と『黄色い部屋の秘密』のネタバレがありますので、ご注意ください。ロジャー・マーガトロイドのしわざ:ギルバート・アデア
2008年06月16日
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戦時下のミッションスクールで少女たちに何が起こったのか? 少女が図書館で見つけた一冊のノート。表紙をめくると美しい蔓薔薇文字の「倒立する塔の殺人」というタイトルだけがあった。ここに小説を回し書きしていこうと決めた少女は…。閉鎖的、禁欲的な生活での少女たちの想いは微妙にねじれていく。濃密で緊張感ある学園ミステリー。(出版社より)これはミステリーYA!の1冊。ミステリーYA!とは、理論社から出されている若者向けのシリーズです。ブログ仲間の あむあむさんの日記を見て、すぐに図書館に予約を入れた本です。美しく透明感のある表紙に惑わされ、読み始めてからはっと思い出します、これは戦時中の話だと。舞台は太平洋戦争末期の東京。あるミッションスクールで女学生たちが 1冊のノートを書き継いでいきます。蔓薔薇模様の囲みの中に書かれたタイトルは「倒立する塔の殺人」。彼女たちは軍事工場で働き、空襲警報が発令されると防空壕に逃げ込みます。昨日まで生きていた身近な人たちが、今日は死んでいるかもしれない。そんな死と隣り合わせの毎日の中だからこそ、絵画や文学や音楽の美しさに触れる時が輝いています。回し書きされた小説の中では殺人が描かれ、それに関連して、現実に起こったある少女の死の謎が読み解かれていきます。ミステリとしても美しい着地を見せる作品でした。たくましく生きる、というより、生きざるを得ない彼女たちの間にも、悪意と嫉妬と残酷さが渦巻いています。それはまるで、彼女たちの中に 少女という別の生き物がいるかのよう。幻想や耽美といったものは、以前は苦手だったのですが、今ではその魅力がわかります。私も大人になったものですw甘美な毒のある世界に魅きつけられたのは確かですが、異分子からきたイブというあだ名を持つ 阿部欣子のたくましさと明るさに助けられたのかも知れません。皆川さん、すごい人に出会ったと思います。ほかの作品にもチャレンジしたくなりました。倒立する塔の殺人:皆川博子
2008年06月13日
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本の感想を書こうとしながら、なかなか進みません。なぜならば、今週はGLAYの新曲がリリースされたので忙しいのです。まず、CDを手に入れて、繰り返し聴いています。聴けば聴くほど好きになります。そしてGLAYが出演するテレビは録画しながら見ます。ラジオ番組は録音しながら聴きます。昨日はTERUさんのラジオが生放送でインターネット中継もあったので、パソコンの画面にくぎづけでした。そして音楽雑誌も書店でチェックします。さらに、ラジオ番組にリクエストをします。特にランキング番組には、「GLAY頑張れ!」と念じながら1票を投じます。時には家族の分もやってあげます。そんな忙しくも楽しい時をすごしています。これは通常盤です。疾走感のある新曲「VERB」、 ライブではサビを一緒に歌うことができた「STARLESS NIGHT」 、U2のカバー(TERUさんはコピーだと言っていました。)「WITH OR WITHOUT YOU」 の3曲が収録されています。これは初回限定盤です。同じように見えますが、実物は白い部分が銀色です。CDには新曲「VERB」に、激しく荒々しい魅力の「-VENUS」、カバー曲「WITH OR WITHOUT YOU」の3曲。DVDには「STARLESS NIGHT」のライブ映像、「VERB」のPVが収録されています。今日のテレビは深夜24:10から、NHKの「MUSIC JAPAN」に出演します。楽しみです。
2008年06月12日
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膵臓ガンで余命6ヶ月― “生きているうちにしか出来ないことは何か”死を告知されたソル電機の創業社長日向貞則は社員の梶間晴征に、自分を殺させる最期を選んだ。彼には自分を殺す動機がある。殺人を遂行させた後、殺人犯とさせない形で―。幹部候補を対象にした、保養所での“お見合い研修”に梶間以下、4人の若手社員を招集。日向の思惑通り、舞台と仕掛けは調った。あとは、梶間が動いてくれるのを待つだけだった。だが、ゲストとして招いた一人の女性の出現が、「計画」に微妙な齟齬をきたしはじめた…。(「BOOK」データベースより)『扉は閉ざされたまま』(感想)の続編ですが、前作を読んでいなくても大丈夫です。前作では殺人が起こった部屋の扉は閉ざされたままで、なかなか発覚しませんでした。今回は、発覚した時から時間をさかのぼり、事件が起こるまでのことが丁寧に描かれています。被害者(予定)は犯人に殺されるつもりですが、犯人(予定)はその思いを知らないのです。被害者は犯人をうまくコントロールして、犯行を導こうと着々と計画を進めるのですが、そこに登場するのが、『扉は閉ざされたまま』で犯人と頭脳戦を繰り広げたあの女性……碓氷優佳です。そう、彼女は頭脳明晰でサイボーグのように冷徹な女性。いったいどうなるのか。ここに登場する人間たちには、誰にも好感が持てません。こんな研修に参加したら、いたたまれないと思います。ところが、彼らの感覚を受け入れられるかは別として、被害者と犯人の思いが交錯するところ、探偵役と被害者が対決するところは緊迫感に満ちていて、読みごたえがありました。石持さんらしくユニークな設定のこの作品、最後の最後まで、予想外でした。色々と自分なりに考えてしまいます。(論理的に?w)君の望む死に方:石持浅海
2008年06月10日
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第17回鮎川哲也賞受賞作昭和27年、東北の鉱山街・四場浦鉱山の奥底の地下牢で、ひとりの男が20年来の復讐の炎をたぎらせる。そして巻き起こる連続殺人事件。脱出不可能な地下牢から男はどう脱獄したのか? 事件を解き明かすために、眉目秀麗で気障な荒城咲之助、近未来的な義手を持つ真野原玄志郎、さらに弁護士の私・殿島直紀が驚愕の脱出トリックに挑む。独特なキャラクター造型と、奇抜なトリック、抜群のリーダビリティで贈る、新たな本格ミステリ登場。(出版社より)この作品の舞台となる「雲上都市」というものは実在したそうです。標高1000メートル以上の鉱山で労働力を確保するためには、福利厚生を充実させることだという方針のもとに建設された町。庶民には夢のようだった水洗トイレが完備され、セントラルヒーティングで冬も暖かい近代的なアパートが立ち並び、病院も光熱費も、映画館などの娯楽でさえもタダだったそうな。今ではファンタジックに思えるそんな町で連続殺人が起きます。そして、やってくる二人の探偵たちが、なかなか胡散臭くて良いのです。結構おどろおどろしく悲惨な事件を扱いながら、作品全体に漂うこの明るさは、彼らの突き抜けた性格とユーモアのおかげでしょう。しかし、20年間に渡り地下牢に幽閉されていた男の脱獄トリックには唖然としました。と言うより、正直気分が悪くなります。こんなことを考えるとは、作者は変な人に違いありません。それに、鮎川賞の応募作品中で、次回作の予告までしてしまう大胆さには、新人らしからぬゆとりも感じられます。タイトルは、出版される折に「雲上都市の怪事件」からに「大冒険」になったらしいのですが、おとぎ話のような町で、おかしな探偵たちが活躍するこの作品は、ミステリというより冒険活劇と言う方がふさわしいかと思いました。雲上都市の大冒険 :山口芳宏
2008年06月08日
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純愛か裏切りか。結婚式当日の凌辱から、わたしとユウ君の物語は始まった。そして「十三番目の生け贄」という凄絶なAV作品に関わる猟奇殺人。ユウ君と再会したとき、不可解なジグソーパズルは完成した!全編に謎と伏線を鏤めた新本格ミステリの快作、驚嘆の魔術師・黒田研二の手で、メフィスト賞に誕生!第16回メフィスト賞受賞作。(「BOOK」データベースより)黒田さんのデビュー作です。祥子の視点とユウ君の視点、二つの視点で交互に物語は進んでいきます。あれ?だんだん彼らの物語はすれ違っているような……。ここでミステリ読みとしては何かに気づく人も多いでしょう。私も色々と想像しましたが、真相は見抜けず、最後に驚くことになりました。ただし、女性がこういう被害にあうのは気持ちがよくありません。この作品、後味は悪くないけれど、嫌な事件でした。実に緻密な構成の本格ミステリではあるんですけどね。あきれるような物理トリックが登場します。よく思いついたものです。ウェディング・ドレス:黒田研二
2008年06月07日
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6月の緑の森の、白い花の咲く木の下でぼくは君と出会った。人の姿をした美しい一角獣(ユニコーン)と。放火殺人の生き残りである少女に、宿命のように心惹かれていく蒼。しかし少女の母は、眼窩をイッカクの牙に貫かれて無惨な死を遂げる。すべてが明らかにされたとき、桜井京介の下した決断とは。シリーズ最高潮!(出版社より)〈建築探偵桜井京介の事件簿〉シリーズも、ついに13巻目まで来ました。とは言うものの、このシリーズは友人が買い続けていて、私は図々しくも それを貸して貰い続けているのです。前作で命の危険にさらされた蒼は、心の傷を癒すという名目で、深春と共に 上高地にある超高級な会員制リゾートに 静養に行くことになります。会員以外は入り込めない 閉ざされた世界の中で、蒼が恋をします。と言っても、このシリーズを読んだことがない人にとっては 誰?という感じでしょうね。私は できれば1巻から順番に読んだ方がいいと思います。そして、名作『原罪の庭』までは必ず読んで頂きたいです。最近は 桜井京介や栗山深春や、蒼や神代教授に愛着を感じているからこそ 楽しめる部分も多くなってきました。蒼の恋は、同じ傷を持つ者同士がひかれあうことから始まり、いかにも危うい。それでも、彼は成長しました。彼が体験してきたことを考えると、良くここまで来たものだと思います。このシリーズは15巻で終わる予定とのこと。それがわかっていても、桜井京介の今回の決断には、終焉への確かな予兆を感じて、いよいよ京介の謎が語られるという期待とともに、寂しさを感じてしまいました。一角獣の繭:篠田真由美
2008年06月06日
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トップページの特集を更新しました。今月の特集は、「実在する有名人が探偵・国内編 」です。今回は 歴史上の人物や有名人が探偵として活躍するミステリを集めてみました。柳広司さんの作品にはそういうテーマの作品が多いのですね。児童書としては、楠木誠一郎さんがシリーズ物として書かれています。色々探し回る途中で、文豪、中でも夏目漱石が謎解きをする話を幾つも見かけました。お人柄でしょうか?(そんなことはないか)まだまだ驚くような人が探偵役をやっている作品があるような気がしますが、いざリストアップしようとすると、なかなか思いだせないのです。
2008年06月05日
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日曜日、L’Arc~en~CielのTOUR 2008 L’7~Trans ASIA via PARIS~@東京ドームに行ってきました。今回が初参加です。ライブ内容についてはネタばれしていません。ラルクのライブにも一度参加してみたいものだね、と以前から娘と話していました。「JACK IN THE BOX 2007」 にて、TERUさんとhydeさんが 「誘惑」 と 「HONEY」 を二人で歌うという夢のような姿をテレビで見て、ますますその気持ちは強くなっていました。今回、東京ドームならば大きいので チケットが取れる可能性はある、と予想し、その予想は的中、チケットを手に入れることができました。その後で、3年ほどライブを休止すると聞きました。 このタイミングで行こうと思い立ったのはきっと運命なのかも、と思いました。当日は早めに着き、軽食を食べてから、少しのんびりして雰囲気を味わう、といういつものパターン。その後、グッズ売り場があまり込んでいなかったので、記念として缶バッジを買い、「星ゾライト」 というパキっと曲げると光を放つライトを買いました。 夜店やディズニーランドで良く見かけるやつです。席はスタンド中央近くの2階席。 ステージからは結構遠いところです。私たちは新参者。 それでも前の人を見ていれば何とかなるわい、と思っていたのですが、私たちの前の男の子たちは結構静かめでした。それに ライトを振る姿には、ちょっと違和感を感じてしまいました。アリーナ席だったら一体感があるので、また雰囲気が違ったことでしょう。客電が落ちると歓声が上がるのですが、すぐに立ち上がらない人も多いのは意外でした。どういう展開かみんな知っているのでしょうね。幕が切って落とされ、現れたセットが素晴らしかったのです。1つの世界を形作っていて、そこでドラマが展開されていくようでした。歌声も想像していたとおりでした。ついに 生で聴くことができているのだなぁ、と感慨にふけります。途中で連続ドラマが上映されました。 面白いことしますね。大いに沸きました。ライブに行くことができるとわかった日から、アルバム5枚をレンタルしてMDに落とし、毎日繰り返し聞きいていました。 おかげでほとんどの曲がわかって、十分楽しむことができました。それまではメディアでよく流れる曲しか知らなかったのですが、聞き込んでみるといい曲ばかりでした。そのうちに、娘も私もお気に入りの1曲というものができたのですが、その曲たちがライブで両方とも演奏されたのには驚きました。前日のセットリストにはなかったのですから、まさに奇跡です。GLAYのライブは初めからとにかく熱いのですが、ラルクは静かな情熱、という感じがしました。本編が終わった時もさりげなくて、すぐには気づかないくらいでした。客席の方もアンコールにそれほど熱心ではない?どちらもクールなのですね。その後以外な楽しい展開もありましたし、一緒に歌うこともできたし、最後にあのライトの意味もわかりました。どこか幻想的だったり、違う世界に連れて行ってくれるような曲たちに酔い、関西弁の面白いしゃべりになごみ、独特の魅力を堪能したひとときでした。できるものなら3年後にも参加したくなりました。
2008年06月03日
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