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2024.10.27
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最近は闇バイトに応募した人の強盗殺人とかの凶悪犯罪が頻発している。白昼に銀座の高級時計店で集団で強盗したのも闇バイトだったし、神奈川県横浜市の強盗殺人事件では実行犯の男は日給15万円以上のホワイト案件と書かれているバイトに応募したら闇バイトで自分や家族への危害を恐れて言いなりになっていたようだし、千葉県鎌ケ谷市では保育士の男が闇バイトに応募してシグナルという通信アプリの指示に従って住居に侵入して逮捕された。無職やDQNや反社会的勢力だけでなくて、正業がある人まで犯罪をして治安が悪化しつつあって、セキュリティ会社の問い合わせが増えているそうな。これについて考えることにした。

●闇バイトとは何か

闇バイトとは犯罪の実行犯の募集で、SNSや求人サイトで合法な求人を装って高収入で釣って応募者に個人情報や顔写真を送信させてから脅して犯罪に加担させている。犯罪グループの指示役はルフィ強盗団のように偽名を使って外国とかの捜査されにくいところから匿名性が高い通信アプリを使って指示して、実行犯は監視カメラや目撃証言や物証とかで身元が割れて逮捕されやすいので使い捨ての実行犯を闇バイトで調達して、強盗、特殊詐欺の受け子・出し子、密漁、麻薬の売買、犯罪に使う銀行口座の開設、盗んだ金品の輸送、犯行時の運転手や見張り役とかをやらせているようである。このような闇バイトを使った犯罪グループは匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)と呼ばれている。2024年の4-10月に4472人がトクリュウ絡みの事件で逮捕されて、そのうち4割の1820人は闇バイトで、罪状別では犯罪収益防止法違反が最多の1515人で、闇バイトが銀行口座を開設して譲渡するパターンが多いようである。
実行犯は犯罪の素人で証拠を残しているのですぐに捕まるけれど、実行犯が捕まっても指示役の素性を知らなくて尋問しても指示役までたどり着かないので、なかなか犯罪がなくならないのが問題である。今は詐欺や強盗とかの金銭目的の犯罪が中心だけれど、要人の暗殺やテロや言論弾圧にも使われかねない危険がある。闇バイトで雇った人を上場企業の飲食チェーンのバイトとして潜り込ませて、闇バイトに開設させた証券口座で株を空売りしてから一斉にバイトテロを仕掛けて株価を下げて儲けるトロイの木馬のようなこともできてしまうので、強盗だけを警戒すればよいわけではない。

●なぜ若者は闇バイトをするのか

・闇バイトだと理解していない
東京都の詐欺被害加害防止特設サイトの「​ どっちが闇バイト? クイズでわかる “危険な求人情報”の見分け方 ​」によると、現役高校生の8割が闇バイトの求人情報を判別できないそうな。高校生ならバイトをしたこともない人も多いだろうけれど、楽に稼げる仕事はないのは一般常識の範囲内で、最低賃金とかのニュースを見ていたら高校生でもわかりそうなものだろうに、資格がいらずにリスクもなくて楽に稼げるバイトがあると思っている常識がない若者が多いようである。たぶん親が金融リテラシーを高める教育をしていないのだろう。普通の求人なら合法なのが当たり前なのでわざわざ「ホワイト案件」なんて書かないけれど、「ホワイト案件」と書いてあること自体が怪しいとわからないようである。

・タイパ至上主義
今時の若者はタイムパフォーマンスがよいのを好んでハックやチートで最適解を見つけて楽をしたがって、長期間努力して技術や経験を積んでいこうとしない。だからこそ最低賃金程度の普通の求人でキャリアを積むのを避けて、「短時間」「簡単」「高収入」「即金」という情弱ホイホイの単語に引き寄せられるのだろう。

・金がない
今の10-20代の若者の親は40-50代の就職氷河期世代で、親が金を持っていないので子供を支援できない。それに人手不足とはいえコロナ禍で企業の利益が減って高い賃金を払うほどの余裕がない。普通にバイトしてもたいして稼げないので、高収入を喧伝する闇バイトが魅力的に見えるのだろう。
若者を騙す反社会的勢力にしても若者に金がないとうまみがない。2000年代はデート商法で高額のローンを組ませたり、マルチ商法に勧誘したり、情報商材を売りつけたりして社会経験が乏しい若者を騙して直接金を取っていたけれど、手口が知れ渡って騙しにくくなったし、今は若者が貧困化して金をとりにくくなった。そこで反社会的勢力は若者を騙して直接金をとるのではなくて、若者を騙して犯罪に加担させてから金づるにしているのじゃないかと思う。

・親子の仲がよくない
若者に闇バイトを判別する能力がないにしても、応募する前に「このバイトやろうと思うんだけどどう思う?」と親に相談していたら、まともな社会人の親なら闇バイトだとわかって止めるので子供は騙されずに済む。成人したら親に指図されたくないのもわからなくはないけれど、堅い会社で働くときには身元保証人が必要になって親に頼むこともありうるのだから、親の意見を聞いても損はない。

・頭が悪い
闇バイトをするにしても、手に入れた金の大半は指示役に取られて、逮捕されてその後の職探しに苦労したり、強盗殺人で無期懲役や死刑になるリスクとリターンを考えたら全く割に合わない。目先の数万円程度の報酬につられてその後の人生に得られたはずだった数千万円を失うのは非合理的である。もちろんリスクが少なくて割に合うとしても犯罪はしてはいけないのだけれど、自分が得をする状況でも犯罪をしないためには理性や自制心や思いやりとかの非認知能力が必要になる。闇バイトをやる人たちは損得を理解する認知能力と善悪を理解する非認知能力の両方が低いので、割に合わない極悪非道な犯罪を指示されるままにやるのだろう。
頭が悪い人たちの中には粗暴犯はいても計画的に資産家の資産や金庫の場所を調べて強盗をやるほどの悪知恵はないし、闇バイトの求人に騙されて横浜で強盗殺人をした宝田真月容疑者みたいなのは犯罪をするほどの悪意も度胸もないタイプである。指示役も逮捕を恐れて外国とかに潜伏しているので実行犯を調達できなければ犯罪ができない。頭が悪い人たちと指示役が別個に存在するだけでは犯罪が起きないけれど、匿名・流動型犯罪では頭が悪い人たちが偽の闇バイトの求人で騙されて指示役と繋がることで、指示役と同等の計画性と残虐性を持って逮捕されることを恐れずに凶行を繰り返す犯罪グループが量産されるという創発特性がある。暴力団みたいに固定された構成員がいる集団と違って、匿名・流動型犯罪は闇バイトの実行犯を捕まえても代わりのアホを補充できるので犯罪グループの解体につながらないし、刑を重くしても損得の計算ができないアホの犯罪の抑止につながらない点で普通の組織犯罪よりも社会への害が大きい。『ケーキの切れない非行少年たち』で境界知能が指摘されたみたいに7人に1人は境界知能と言われていて、頭が悪くて闇バイトの求人に騙される人たちの頭を良くすることはできないので、犯罪が起きてから捜査する従来のやり方ではなくて、ネット上の求人には企業名や氏名と電話番号の公開を義務付けるなりしてSNSで匿名で闇バイトを勧誘するシステム自体を潰して指示役と頭が悪い人たちとの接点をなくしたり、秘匿性が高い通信アプリを規制して犯罪の証拠を捜査しやすくしたりして、匿名・流動型犯罪に特有の創発特性を消さないと犯罪を減らせないだろう。

・反社会的勢力が怖い
闇バイトをする人は最初に脅されたり小さい犯罪をやらせられたりして、それをネタにさらに脅されて凶悪犯罪に利用されるようである。脅しに屈せずに犯罪に加担しないのが最善で、犯罪に加担しても刑が軽いうちに自首するのが次善で、凶悪犯罪に加担して逮捕されたらもう手遅れで、強盗殺人で死刑になるか反社会的勢力に殺されるかの二択になるまで言いなりになる意味がない。生き残りたかったら早いうちに犯罪グループから抜けないといけない。
警視庁がXで「自分自身や家族への脅迫が理由であっても強盗は凶悪な犯罪です。犯罪に関わってはいけません。勇気を持って抜け出し、すぐに警察に相談してください。警察は相談を受けたあなたやあなたの家族を確実に保護します。安心して、そして勇気を持って、今すぐ引き返してください」と告知しているように、警察に相談すれば自宅周辺をパトカーの巡回ルートに加えたりして保護してくれる。このXの投稿に反響があって警察は3人を保護したそうな。
反社会的勢力に脅されたときは「俺の親戚は刑事だから手を出したら事務所総出で潰すぞ」みたいなハッタリを言えばよい。6親等以内の血族に刑事がいなくても1000親等くらい婚姻関係をたどれば遠戚の誰かは刑事だろうから嘘ではないし、匿名・流動型犯罪グループはランダムに個人情報を入手しても親戚まで調べる能力はないのだから、脅迫を恐れる必要はない。反社会的勢力にやばいやつを脅しちゃったと思わせることができればそれ以上執着しないだろう。脅されて従う人がいなくなれば匿名・流動型犯罪グループに実行犯がいなくなって皆が安全になるので、反社会的勢力が怖いならなおさら警察に頼るのが合理的な選択である。

●ちゃんとした会社の求人の見分け方

・公式サイトがある
自社の公式サイトを作ってドメインを維持するのには費用が掛かるので、零細企業や個人事業主とかはSNSで代用したりするけれど、ちゃんとした会社はちゃんとした公式サイトを作っていて、会社概要ページに代表取締役の経歴や役員一覧や資本金や従業員数や業種や創業年や主要取引先とかが記載されているし、採用ページがある場合もある。
相手を騙すために偽の企業サイトを作って嘘を書くこともあるので、書かれている情報が正しいかどうかを判断するために裏取りする必要がある。いまどきの意識が高い経営者は他の経営者とつながりを持ってトップセールスするためにFacebookやLinkedInとかをやっていたりするけれど、代表取締役の名前を検索してもSNSに情報がなくて経歴が不明な場合はあまり信用できない。本社の住所はグーグルマップのストリートビューで見て、レンタルオフィスでないか、民家やアパートの一室でなくてちゃんとした事務所なのかを確認するほうがよい。裁判をする場合は相手の住所を特定する必要があるけれど、自前の事務所を持っていなくてすぐに夜逃げできるような会社はあまり信用できない。

・大手求人サイトで求人している
求人サイトは審査があって違法な求人ははじかれるし、履歴書とかの個人情報を送信しても個人情報保護法で保護されているので基本的に悪用されることはない。求人サイトを使わずにSNSで求人情報を出している場合は求人サイトへの掲載費用が出せない零細企業か、あるいは求人サイトの審査が通らない反社会的勢力なので、SNSでの求人は怪しいものとして警戒して安易に個人情報を渡さないほうがよい。零細企業の求人は犯罪をする闇バイトでないとしても労働基準法に違反するブラック企業だったりするので、他に選択肢があるなら避けるほうがよい。

・採用担当者の顔と名前がわかる
闇バイトの指示役は素性がばれないように直接会わずにSNSや通信アプリでやりとりする。それに名刺には指紋が残るので犯罪をやるつもりの人たちは名刺を作らないし、他人と会った証拠を残さないようにする。逆に言えば、採用担当者が顔と本名を出して事務所で採用面接をしたり、ビデオ通話でオンライン面接をしたりして一般的な採用活動をしている会社は闇バイトである可能性は低い。求職者が履歴書とかの個人情報を渡す代わりに相手の情報も握って、もし問題があれば訴訟を起こせるようにしておけるようにするのが対等な雇用契約である。作家とかのクリエイターでもないのに、一緒に働く相手にさえ顔と名前を出したがらない人は基本的に怪しい人とみなして関わらないほうがよい。

・労働条件が明示されている
普通の求人には勤務地、勤務時間、業務内容、賃金などが明示されている。求人情報で応募者を集めて、面接で条件を交渉してそれで双方が納得するなら雇用契約をする流れになる。求人情報に詳細な条件を明示せずに「簡単な作業」とかの曖昧な表現をする場合は応募者を騙すつもりの不誠実な求人なので避けるほうがよい。

●犯罪者から財産を守る方法

・金持ち自慢をしない
2019年に青梅市でジュラルミンケースに札束を入れて1億円あると知人に自慢していた男が強盗に殺害された。誰かが大金を持っているという情報は犯罪グループに共有されて犯罪のターゲットになる。インターネットの掲示板に資産家だという間違った情報が書かれて1年に3回も強盗に入られた人もいる。犯罪者は噂が事実でも事実でなくても金がありそうなところを狙うので、金を見せびらかしてはいけない。

・個人情報を出さない
フリマなどで貴金属やブランド品とかの高額の商品を売買すると金持ちだとばれてしまうので、匿名で配送するオプションを使って取引相手に個人情報がわからないようにするとよい。空き巣が玄関付近に変なものを置いて、SNSの「玄関にこんなのがあった」みたいな反応から個人を特定して留守の時間を見計らう手口もあるので、自宅付近の出来事や写真をうかつにSNSに投稿しないほうがよい。一人暮らしの人が住所を特定された状態でSNSで「ライブを見に行く」「ハワイなう」「終電間に合わない」とかの予定を言うと留守にする時間がわかって空き巣のターゲットになってしまうので、SNSに投稿するにしても「ライブに行ってきた」「ハワイに旅行してきた」「終電間に合わなくて野宿した」みたいな過去形で事後報告して留守にする時間がわからないようにするほうがよい。
・財産を家族に移す
高齢者が大金を持っていると、認知能力が低下していて詐欺で騙されやすいし、強盗に反撃するほどの体力もないので、犯罪者に狙われやすい。高齢者は家族信託で子供に財産の管理を任せたり、生前贈与で子供や孫に早めに財産を相続させたりすると、詐欺や強盗で財産を犯罪者に奪われずにちゃんと家族に残せるようになる。
神奈川では横須賀警察署地域課の36歳の巡査長が面識がある70代の住民の通帳や印鑑を預かったうえで委任状を偽造して700万円を引き出して借金の返済に充てて逮捕されたように、公務員でも犯罪をするので、公務員だからといって信用して通帳などを預けてはいけない。基本的に公務員が通帳やキャッシュカードなどを預かることはないし、詐欺グループが警察官を装って「口座が犯罪に使われている」とか言って通帳やキャッシュカードをだまし取る詐欺もあるので、他人に通帳を渡してはいけない。

・財産を盗まれにくくて換金しにくいものに変える
現金は盗んだ直後に使えて足がつきにくいので狙われやすい。宝石や高級腕時計もかさばらなくて高価で盗品市場で換金できるので狙われやすい。現金や貴金属を自宅の金庫に保管するのは悪手で、火災報知機の点検を装った下見とかで金庫の位置を把握されて、強盗グループに拷問されて金庫の暗証番号を言わされて結局金庫の中身を盗まれることになる。普段身に付けない貴金属を保管するなら自宅の金庫でなく銀行の貸金庫を使うほうがよい。三菱UFJ銀行の練馬支店と玉川支店の貸金庫から行員が数十億円の資産を盗んで懲戒解雇されたけれど、銀行員の犯行なら銀行の過失として被害を保証してくれるので強盗に盗まれるよりはましである。すぐに使う予定がないまとまった現金があるなら株や投資信託や個人向け国債などを買ったり定期預金をしたりして本人でないと現金に戻せないようにしたり、不動産を購入して物理的に盗まれないようにしたりするとよい。
キャッシュカードも1日の振り込みや引き出しの限度額を低く設定すると、騙されたり脅されたりしてATMで金を振り込まされたり金を引き出させられたりするときに被害を少なくできる。

・押しが強い若い営業マンを避ける
広島で7月に野村證券に勤務する29歳の男が顧客の高齢者夫婦宅で食事をした際に睡眠薬を飲ませて放火して現金2600万円を盗んで、強盗殺人未遂と現住建造物放火等の容疑で逮捕された。証券会社は金持ちに営業して株を売買させて手数料で利益を出す仕組みで、まれに顧客を金づるとしか見ていないサイコパスが紛れ込んで顧客の損で儲けようとするので、しつこく提案してくるような営業マンは避けるほうがよい。
1998年の富士銀行行員顧客殺人事件では32歳の銀行員の男が顧客の被害者夫婦から預かった預金から2500万円を別の顧客に不正融資して、それが焦げ付いて発覚を恐れて夫婦を殺害して債券の証拠を隠滅しようとして、強盗殺人罪で無期懲役になった。どちらのケースでも犯人は2500万円程度のために殺人を辞さないようで、大富豪ではない庶民でも老後の備えを狙われるので注意が必要である。
2021年の高槻市の資産家女性の殺人事件では犯人の28歳の男は保険会社に勤務しているときに被害者と知り合って高額の生命保険を契約して、養子縁組の書類を偽造して保険の受取人を自分に変更してから殺害している。親身になって相談に乗る営業マンが良い人とは限らなくて、下心が見えてプライベートに踏み込んでくる場合は避ける方がよい。歳をとっている営業マンは危ない橋を渡らずに長く仕事を続けてきたと言えるので、若いイケイケの営業マンよりは信用できるかもしれない。

・家の防犯対策をする
ドアの鍵を増やしたり窓に格子をつけたりして空き巣や強盗が侵入しようとしても時間がかかるようにしたり、防犯カメラやセンサーライトを設置して敷地に人が侵入したらわかるようにしたり、警報装置をつけて近所に異変を知らせて警察官がすぐに現場に到着しやすくしたり、番犬を飼ったりして、防犯対策がしっかりしていることが外部からわかれば犯罪者が警戒して狙われにくくなる。家をリフォームするくらいお金に余裕があるなら寝室の脇にすぐに逃げ込めるようなセーフルームを作るのもよい。キーホルダー型の通報装置を枕元に置いておくと、深夜にガラスが割れる音や不審者の話し声とかの異変に気付いたときに通報装置を起動して他の部屋で寝ている家族を起こして避難させるのにも役立つ。田舎は防犯意識が低くて日中は玄関の鍵をかけない地域もあるけれど、近所で被害が出てから防犯意識を持つのでなくて、普段からちゃんと鍵をかけるべきである。

・予定にない訪問者を警戒する
宅配便や設備工事の業者を装ってドアを開けさせて押し込み強盗する場合もあるので、訪問者への警戒も必要である。予定にない宅配便が届いたときは送り主を確認して心当たりがなければ受け取りを拒否したり、「消防署のほうから来ました」みたいな役所系を名乗る訪問者が来たときは名前を聞いて役所に電話してその人が所属しているのか確認したり、ドアを開けるにしてもまずはドアチェーンをかけたままで開けたりすると、訪問者を装った強盗が侵入するリスクを減らせる。屋根の無料点検や床下のシロアリの無料点検とかも反社会的勢力の下見の可能性があるので、無料だからといって家の中を見せないほうがよいし、業者に頼むにしても素性がわからない訪問営業でなく地元の業者に頼むほうがよい。広島県だと不審者が勝手口を開けて「トイレ貸して」「両替して」「一人か」と言ったりする事例が10件以上県警に相談されていて、愛知県では「変な臭いがしませんか」と話しかけてきたり玄関を撮影したりする不審者の通報が79件あったようで、こういうのも反社会的勢力の下見の可能性があるので家の中を見せたり家族構成を教えたりしてはいけない。
古い戸建てはインターホンがなくてすりガラスの引き戸の玄関だったりするけれど、それだと玄関を開けるまで訪問者の顔や人数がはっきりわからないので、インターホンや監視カメラをつけるほうがよい。

・家の手入れをする
都市部の一軒家の庭木の枝が伸びっぱなしだったり二階の障子が破れたままだったりして手入れされていないと、都市部に一軒家がある(資産がある)、木が大きくなるほど長く住んでいる(高齢者が住んでいる可能性が高い)、自分で剪定ができなくて代わりに手入れをする若い人もいない(高齢者しか住んでいない可能性が高い)、二階への出入りが少ない(階段を登れないような高齢者が一階で寝起きしている可能性が高い)、という情報が外部からわかって犯罪のターゲットになりかねないので、ちゃんと家の手入れをしてこの家は人の目が行き届いているよと外部に示すのが大事である。高齢者が自分で一軒家の手入れができなくて持て余すようなら家を売ってマンションやサ高住に引っ越したりする選択肢もある。

●まとめ
社会人経験が乏しい若者がリスクなしに楽に大金を稼げる合法的な仕事はほとんどない。治験は楽で高報酬でも健康被害のリスクがあるし、パパ活は性病のリスクや犯罪に巻き込まれるリスクがあるし、起業や投資やギャンブルは損をするリスクがあるし、アーティストは売れなくて一生貧乏になったり精神を病んだりするリスクがある。高収入が欲しかったらリスクをとるか、努力して能力を高めていくしかない。楽に高収入を稼げるという求人は犯罪の実行犯を募集する闇バイトで、犯罪はリスク云々以前に違法なのでそもそも選択肢に入れてはいけない。犯罪をしたら今までのキャリアも信用も失ってマイナスからやり直すことになるし、家族や友人がいなくなったり結婚できなくなったり就職できなくなったりしてその後の人生が大変になる。借金とかがあるなら自己破産して生活保護を受けたりして合法的にやり直すべきである。
若者が他の人よりも有利な点は時間があることである。何年か時間をかけて能力を高めていけば相応に収入も増えるのだから、短期間で高収入を得ようとせずに長期間で計画的に物事を考えるとよい。あるいは境界知能とかで能力の伸びしろに限界があるにしてもまじめに働いていれば飢え死にすることはないのだから、犯罪をやらずに分相応に幸福になれる方法を探すとよい。





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最終更新日  2024.11.22 16:34:00
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