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さわやかな春の空をゆく飛行機 庭のイロハモミジが一斉に芽吹いてきました。青空をバックに若葉を撮っていると、ときおり南の空に向かって飛行機が飛んでいきます。以下は、一昨日G.W.中の5月2日に撮った写真です。(モミジにピントを合わせると、飛行機雲は大きくぼけて太く白い線に写ります)(飛行機にピントを合わせると、モミジの緑色は大きなまだら模様になります) 人間の目はとても素晴らしい機能を持っているんですね。瞬時にピントを切り替えているのですね。イメージ的には人間の目は下の写真のように感じているのです。(モミジと飛行機それぞれにピントを合わせた2枚の写真を合成しました) お手軽な画像処理ソフトですから精密な作業はできません。2つの写真の合わせ目を白い雲みたいなぼかしで誤魔化していますが、どう見ても不自然です。 ソフトの機能にもよりますが、絵のセンスがないとうまくいかないようです。私にもっと美術的なセンスがあればうまく誤魔化せたかも知れません。 ↓ランキングに参加しています。よかったらクリックをお願いします。にほんブログ村
2015/05/05
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武雄温泉の桜 3月から5月までは、日本列島各地で桜が咲き誇っている。多くの人が集まる有名なものもあれば、人知れず咲く片田舎の桜もあります。今年の九州北部地方では、気候の影響もあるのでしょうが、咲き始めたら1日、2日で一気に開花し、満開の時期は短くて、一気に散り果てるようです。 身近なところで、嬉野や武雄にもちょっと有名な桜があります。写真愛好家が訪れる「馬場の桜」や「百年桜」など、昨年はこの時期に新たに「自分だけの桜100選」が増えました。 先月の28日に行った武雄温泉の桜が思ったより印象に残りました。武雄温泉にはいつも行っているのですが、この時期は赤い温泉楼門や新館の建物に桜が映えてなかなかの見ものでした。(楼門は昨年改修されたので、桜との対比が一段と引き立ちます~2015.3.28)「新館と桜」(新館の和風のデザインが桜となかなかマッチしています~2015.3.28) この武雄温泉の桜、温泉に入りながら見ることができないのは残念ですが、「自分だけの桜百選」に追加しました。※写真はいずれもスマホで撮ったものです。
2015/04/04
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今日は菜の花+桜 今年で3回目となる、ふるさとのイベント「鬼子嶽さくらウォーク」に参加しました。今年は開花がちょっと遅れていますが、参加者は200名は軽く越えていたように思います。 「鬼子嶽」は一般には「岸岳」と書き、唐津市南部にある標高320mの独立峰です。山頂部には中世に肥前国北部を支配していた武士団松浦党の首領の波多氏が築いた山城の遺跡もあります。 ウォークのコースは最初に岸岳南面の中腹を西から東に歩きます。この山道には三十年ほど前に地元の人々が植えた桜の木が並んでいます。「桜のトンネルをゆく」(1.5km地点あたりから登りが続き、2.5kmあたりからは徐々にくだり坂になります) 5.5km地点からは松浦川沿いに西行し、出発点の小学校跡に戻ってきます。約8kmのフルコースと、途中からショートカットする約6kmの2コースが設定されています。「全力開花中」(好天気とウォーキング参加者の活気で、桜の花も菜の花に負けまいと開花中です) 「鬼子嶽さくらウォーク」は、適度な登り坂と眺めの良いコースで人気があるようです。終わったあとは今は廃校となった小学校の教室で「だご汁」と「おにぎり」をいただきました。とても美味しかったです。地元のみなさんのおもてなしの心が伝わってきました。 閉会式でのビンゴゲームではたくさんの賞品があり盛り上がりました。いつもビンゴゲームでは苦い思いをしている私ですが、この日は見事に銘菓小城(おぎ)羊羹をゲットしました。
2015/03/29
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菜の花畑に入り日薄れ 海に面している佐賀県玄海町浜野浦の棚田。ここの棚田の撮影で一番人気が高いシーズンは、田植えが済んだばかりの頃です。海に沈む夕陽と夕陽に照らされた棚田が定番の一枚なのです。 しかし、今日(3月28日)、時期外れとわかっていながら来たら、棚田に菜の花が咲いていました。水の張られていない棚田も、菜の花で彩られるとちょっと違ったイメージで面白いものです。「田植の準備が進む棚田」 この写真を撮った時間は午後4時半ごろでした。日没時間まであと2時間ほどあったので、飛行機雲を引きながら飛ぶ飛行機を撮りながら時間待ちをしました。 しかし、午後5時過ぎから西の空に雲が立ちこめてきました。昼間の好天気が嘘のように暗転し始めました。5時半過ぎになって、夕陽をあきらめて帰途につきました。 シーズンオフですが、この日も2時間ほどの間に10組ほど見物客が訪れました。「恋人の聖地」ということで売り出している浜野浦の棚田はかなり知名度がアップしたようです。
2015/03/28
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梅よりも早い桜、その2 我が家の春告げ花のトップランナーは今年門のそばに植えたばかりの河津桜です。そして、第2位は、これまでのトップの座を奪われた裏庭の桜桃(サクランボ)の花です。 まあ、例年とあんまり変わり映えのしない写真です。全体を写すと電線が邪魔するし、部分を写すと背景は下の写真のように黒く落ちてしまうことが多いのです。 花は全力でたくさん咲いていますが花びらの色が白っぽいので、河津桜のようなあでやかさは出せません。背景が黒ばかりでは変化がないので、青空と雲を入れてみたのが下の写真です。 そして次の写真は、遠く離れた家のしだれ梅?の濃いピンクの色を背景に入れてみました。 マイクロフォーサーズのLumix GX7 に Lumix G VARIO 100-300mm で撮りました。望遠マクロ的な使い方ですが、写真に変化を与えるにはやはりマクロレンズが欲しいところです。 ↓ランキングに参加しています。よかったらクリックをお願いします。にほんブログ村
2015/03/06
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夕日に染まる有明海 養殖海苔の生産高の過半数を九州が占めています。その中でも全国1位の生産高を誇るのが有明海に面した佐賀県です。「佐賀海苔」は生産量だけでなく品質でも日本1と言われます。「有明海のノリヒビ」(広い潟に整然と並んた海苔ヒビが夕陽に照らされています~2015年2月9日撮影) ここにアップしたのは佐賀空港に着陸する飛行機の中から撮った写真です。時刻は17時55分、ちょうど夕陽が多良山系に沈んでいく瞬間でした。 有明海については近年漁獲高が減少したり、養殖海苔の色落ちが目立つとして問題になっています。そして、国営諫早干拓がその原因ではないかという見方があります。 佐賀県の漁業者は諫早干拓の堤防閉め切り(1997年)により漁獲高や海苔の色落ちという被害が出ているとして、開門調査をするように裁判で国を訴えています。これに対して長崎県の農業者は、諫早干拓の影響ではないとして開門調査に反対しています。 海苔養殖のために散布されている栄養剤や化学肥料が有明海の自然環境破壊をもたらしているのではないかという意見もあります。最近韓国では海苔栄養剤に塩酸や硫酸が含まれているとして問題になりました。国内で使用されている栄養剤には問題はないのでしょうか。 日本では養殖網のバクテリアを殺すために酸処理剤が使われていて、塩酸より安全なPh2程度の有機塩(主成分はクエン酸)を使っているそうです。しかし、これが残留蓄積されるとプランクトンの大量発生を招いて環境破壊につながるという意見もあります。「広い有明海」(向こう(南)が開口部、有明海が遠浅の潟であることがよくわかります~同) 有明海の環境破壊の問題は、諫早干拓の開門調査だけに注目が集まっています。しかも裁判では開門調査について相反する判決が出て混乱しています。 しかしマスコミは海苔の栄養剤や化学肥料の問題についてはなぜかほとんど取りあげません。我々の知らないところで物事は進んでいることはとても恐いことです。 もともと、国営干拓として行われた諫早干拓なのに、現在の利害の対立に対して国は明確な対応をしているとは思えません。これではだらだらと国民の税金が使われていくだけです。 日本一の海苔の産地有明海は、今大きく揺れています。↓ランキングに参加しています。よかったらクリックをお願いします。にほんブログ村
2015/02/19
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水量少なく半凍結状態 朝の8時に出発して高速に乗り、途中のSAでの休憩をはさんで熊本を目指しました。熊本ICから国道57号線に進路をとり立野から阿蘇のカルデラの中に入ります。 噴煙を上げる阿蘇中岳を右の車窓に見ながら、ただひたすら東に向かって阿蘓山のカルデラの中を走り、阿蘇市一の宮町にある古閑の滝に着いたときは11時30分になっていました。 駐車場に車を駐め、土日しか開店していない茶店の横を通って滝に向かいます。撮影機材のリュックを背負い、少し息を切らしながら坂道を10分ほど登ると氷の滝が見えてきました。「古閑の滝」(これは落差100mの雌滝、この100mほど東側に落差80mの雄滝があります) もともと水量は少ない滝だそうですが、冬季は吹きつける北風で氷瀑となることで有名な滝です。しかし、暖冬のせいか凍結状態もイマイチで、被写体としては迫力に欠けていました。天気は良かったのですが滝は北に面しているので、日中の光線は完全な逆光状態です。「水流とつらら」(雌滝の下はささやかな滝つぼになっています) 午後1時を過ぎて日射しが西側にまわると、東側にある雄滝に陽光があたるようになりました。白く凍結した部分と、水が霧状になって落下する部分のコントラストが目にとまりました。「日射しを浴びる雄滝」(これも半逆光状態ですから、やはりモノトーンの世界です) 駐車場に向かう途中に豊肥本線の列車が走ってきました。熊本から阿蘇のカルデラの中を走って大分に向かう九州横断列車です。「豊肥本線」(モノトーンの光景から一転して鮮やかな列車の赤と空の青が印象的でした) 次に来るときには、もっと寒気が強くて大きな氷瀑ができていることを期待したいものです。 ↓ランキングに参加しています。よかったらクリックお願いします。にほんブログ村
2015/02/01
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同社間コンビの使い勝手はどうか LUMIX(Panasonic)の100-300mm超望遠ズームレンズ(G VARIO 4.0-5.6 100-300mm)は、最初はUUMIXのGX 1で使用していた。そしてその後、OLYMPUSのOM-D E-M1を購入してからは、もっぱらOM-D E-M1と組み合わせて使ってきた。 この異社製品コンビはAFの速度や連射速度などの面でもなかなかいい感じだった。まだ十分ボディの性能を使いこなしていないのだが、1点AFで野鳥を撮る分においては、Canonの新製品であるEOS 7D Mark2 + TAMRON SP 150-600mm F5.0-6.3のコンビに負けない感じがしていた。 ただ、マイクロフォーサーズの手ぶれ防止システムはPanasonicとOLYMPUSで違う。Panasonicはレンズ内なのに、OLYMPUSはボディ内にあるのだ。PanasonicのレンズをOLYMPUSのボディで使う分には問題は無いが、その逆の場合には手ぶれ防止がない状態になるのだ。 しかし、Panasonicはボディ内手ぶれ防止がついたGX 7を昨年発売していた。GX 1 の後継機 であるGX 7 の価格も最近かなりこなれてきたので、先月、GX 1を売ってLUMIX GX 7 の特別キットを購入した。(20mm F1.7の単焦点レンズと14-42mmズームつき)「2つのボディとG VARIO 4.0-5.6 100-300mm」(見た感じでも、右のほうがバランスがいいことがわかる) 左のボディがLUMIX GX 1で、右がOLYMPUS OM-D E-M1である。 コンパクトとはいえ100-300ズームは35mm判換算では200-600mmの超望遠となる。だから、ボディの形状や質量からしてもOLYMPUSのOM-D E-M1とG VARIO 4.0-5.6 100-300mmの異社間の組み合わせが使い易い。 これまで、この異社間コンビで野鳥を撮ってきたが、今回はふと思い立って「LUMIX GX 7 + G VARIO 4.0-5.6 100-300mm」のLUMIXコンビでメジロを撮ってみた。 どれも日中の薄曇りの状態での撮影であるが、これまで使ってきたOM-D E-M1との組み合わせと変わらない写り具合である。ボディの価格はGX 7はOM-D E-M1の半分以下なのに、ほとんどのコマがちゃんと撮れていた。写真は基本的にはレンズで決まるということだろう。 ただ、この組み合わせで困ったのがAFの速度である。同社間組み合わせなのにときどきピントが迷うことがある。どうも明暗差がはっきりした被写体でないと時間がかかるようだ。 G VARIO 4.0-5.6 100-300mmはレンズ内AFなのに、ボディの性能でAF速度が変わってくるのだろうか。動きの激しいスポーツや野生動物などには今日の同社間のコンビは適さないようだ。
2014/12/21
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今年もささやかに LED(light emitting diode)の技術は、電球や自動車など生活に身近なものにも利用されるようになりました。そのもとになったのが青色発光ダイオードの発明です。その開発と実用化に関わった赤崎勇、天野浩、中村修二の日本人3名が今年のノーベル物理学賞を受賞しました。 この季節になると、華やかなLEDイルミネーションで飾り付けた家を見かけます。我が家も昨年から、ほんのささやかですがイルミネーションを始めました。電飾で家を飾っている人を「イルミネーター」というそうです。「ターミネーター」ではありません(笑)。 昨年の4月に愛犬Happy君が亡くなったので、その追悼の意味で始めました。ワンちゃんの置物の周りを囲んでいるのはソーラー式の一回り小さなイルミネーションです。 イロハモミジの木にはわせているのは、延長コードで100V電源につないでいます。いったん始めると、だんだん買い増して豪華に飾り付ける家もあるようです。しかし、我が家は昨年同様にシンプルな飾り付けです。 上の写真は、2階から見た様子です。ほんとうにひっそりと瞬いています。イロハモミジの最後の一葉が落ちてからセットしたので、今年は12月1日からスタートしました。 こんなささやかなイルミネーションでも、望遠レンズで焦点をぼかせば、下のようなちょっとおもしろい写真になります。 イロハモミジの木が急には大きくならないので、我が家のイルミネーションも当分はこれ以上ゴージャスにはなりません。
2014/12/18
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庭の一本のもみじ この秋もいくつかの紅葉の名所を訪ねました。しかし、我が家の庭にも1本だけもみじの木があります。植えてからまだ6、7年の小さな木です。 冬のあいだ冷たい風にじっと耐えていたか細い枝に、4月の声を聞くと若葉がいっせいに芽吹き始めました。そして、5月に入ると新緑は一段と濃くなりました。 ↓2014年5月8日の記事「庭のもみじ」 http://plaza.rakuten.co.jp/shigedoraku/diary/201405100000/ 5月には鮮やかな新緑で楽しませてくれました。夏になると暑い日射しをさえぎってくれました。そうして秋も深くなり、11月に入るともみじの葉はどんどん色づき始めました。(11月10日)(夕方の写真でわかりにくいですが、全体はこんな感じです~11月18日) (11月20日)(11月20日) この1ヶ月ほど庭を彩ってくれた紅葉も、とうとう今日最後の日を迎えたようです。枝先の1枚の葉が、風に吹かれながらかろうじて頑張っていました。「最後の一葉」(11月29日) 最後の1葉を見送りました。そして季節は移ろい、いよいよ師走12月が目の前です。
2014/11/29
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紅葉も良かったが人波にびっくり 「九年庵」は明治時代に財を成した佐賀の実業家伊丹弥太郎の別荘です。九年がかりでつくったといわれていますが、別荘そのものは藁葺きの質素なものです。6800平方メートルの広さの園内に130本の紅葉があるということで、紅葉の時期に期間限定で一般公開されているのです。 県内屈指の紅葉の名所とは聞いていましたが、先日(11月19日)、初めて行ってきました。神埼市仁比山の「九年庵案内所」に着いたのは午後2時でした。平日というのに、入場整理券配布所ですでに数十人の列が出来ていて、そこでもらった整理券の番号は何と7500番台でした。「入場を待つ列」(紅葉狩りというより、テーマパークの人気アトラクションの列といった雰囲気でした) 沿道には地元の名産などを売る露店が並んでいました。入園待ちの人の列は少しづつ進んでいきます。待ち時間は長く感じられましたが、実際には25分ほどで入園することができました。「九年庵にて」「仁比山神社境内にて」 神埼市のパンフレットでは、9日間の期間中に8万人の人が訪れるということです。今日もらった整理券番号から考えると、確かに1日で1万人を超えているのは間違いないでしょう。「伊東玄朴旧宅より」 九年庵の隣にある仁比山神社の紅葉もきれいでした。また、シーボルトに学び種痘を導入するなどした蘭学者伊東玄朴の旧宅が保存されていて公開されていたが印象的でした。「仁比山神社仁王門にて」 このおおぜいの人出には、厳めしい仁王様もびっくりしていることでしょう。うわさに違わず、九年庵の紅葉は確かに壮観でした。しかし、春の花見はにぎやかに見物するのもいいですが、秋の紅葉は心静かに見たいと思うのは自分だけでしょうか。 九年庵の今秋の公開は、明日11月23日まで。付近の民間駐車場500円、入園料は300円です。
2014/11/22
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真昼の秋の空を 晴れたり曇ったりの天気だったことは、この日の太陽光パネルの発電量でも分かります。7.5kwhですから、あまり青空は見えなかった1日だったのです。 昼すぎには少し晴れ間が広がったので、ガレージに出て洗車をはじめました。その途中でふと空を見上げると、北東の空から旅客機が1機、まるで急上昇しているように飛んできました。(この飛行機は4発の旅客機のようです) 飛行機が天空にさしかかろうとするころ、後ろから少し小さめの飛行機が飛んできました。(2機目は少し小型の双発旅客機でした) CanonのEOS 7D Mark2(APS-Cサイズ) にTAMRONの150-600mmズームレンズをつけて、機影を追いかけました。2機はほんの数十秒で、はるか南西の空に飛び去っていきました。 多分、福岡空港から離陸してアジア方面に向かう旅客機でしょう。飛行機の高度は2000mから3000mぐらいでしょう。それは、2,3km離れた所から、1000mm程度の超望遠で撮ったらこれぐらいの大きさに写るだろうと思うからです。 そのあと、またすぐに一機が飛んできました。これは1機目とおなじ4発のジェット機です。わずか3分の間に3機が南西の空に向かって飛んでいきました。(35mm版で960mm相当の超望遠撮影ですが、機影は数十秒で小さくなっていきました) 撮影時刻は午後1時50分から53分までの3分間です。上の3枚はノートリミングです。もうちょっと大きく撮りたい気がしましたので、4分の1程度をトリミングしてみました。(下の写真)(水平尾翼付近のカラーリングと垂直尾翼のマークがおぼろげにわかります) 書いていて思い出しましたが、11月3日の夕方九州各地で見られた光り輝く謎の飛行物体を、佐世保市付近を走行中のバイクから見ました(西海橋・大島・崎戸島ツーリングの帰途)。瞬間的にバイクの時計をみたら555、つまり午後5時55分でした。 バイクは東に向かって走っていて、飛行物体は右方向から背後に向かって(つまり南西方向に)飛び去っていきました。その間ほんの3秒程度に思えましたが、その日のテレビニュースでは2秒間と言っていたようです。止まってカメラを出すひまも無く、ひとかたまりの雲に入ったと思ったら、そのあとその雲から出てきませんでした。雲の中で燃え尽きたのでしょう。 この11月3日の飛行物体は、隕石が落下途中に燃え尽きながら輝いていたのだと言われています。確かにこの謎の飛行物体は、今日撮影した飛行機の速度よりかなり速かったので飛行機ではなかったことは確かです。やはりあれは隕石の落下だったのでしょう。
2014/11/15
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2度目の9月の十三夜(後の月) お月見とは普通、仲秋の名月と十三夜の月の2度の月を見ること指します。今年の場合は太陽暦の9月8日が仲秋の名月で、10月6日が十三夜の月でした。 しかし、今年はこの2回に加えて、11月5日に2回目の十三夜(これを「後の月」とも言う)の月がありました。(Panasonic DMC GX 7 X + G VARIO 14-42mm F3.5-5.6) 太陽暦では閏年(うるう)年が4年に1度あります。この規則は以下のようなもので、1582年にローマ教皇グレオリオス13世が制定したものです。 1. 西暦年が4で割り切れる年は閏年 2. ただし、西暦年が100で割り切れる年は平年 3. ただし、西暦年が400で割り切れる年は閏年 こうした規則で、閏年には2月に1日挿入され1年が366日になります。太陽の公転周期が約365.242199日のため、ほぼ4年で1日追加することで季節と暦のズレを調整しているのです。 一方、太陰暦の話です。 月の満ち欠けを基準とする太陰暦では、1月は29.5日となります。この計算でいくと3年弱で実際の季節(太陽暦)と約1ヶ月分のずれが生じます。そこで、太陰暦では約3年に1度閏月を入れる(つまり1年を13ヶ月にする)ことで調整しているのです。 閏月をどこに入れるのかは、月の満ち欠けの周期によって決まり、今年は「9月」のあとに「閏9月」を入れたのです。だから、9月の十三夜の月を2度見ることになったというわけです。十三夜といっても、写真のようにほとんど満月に近い、とても明るい月でした。(OLYMPUS OM-D E-M1 Lumix 100-600mm F4.0-5.6 ) 歴史的にみると、前回閏9月があったのは1843年ですから、「171年ぶりの後の月十三夜」ということになったのです。次回は95年後になるということで、現在この世に生きている人間はほとんど98%が生きていないでしょう(笑)。(Panasonic DMC GX 7 X + G VARIO 14-42mm F3.5-5.6) 普通は「月にススキ」ですが、「月に紅葉」の組み合わせもなかなかいいものです。好天な上にこのところ目立つPM2.5も少なかく、きれいな「後の月」を見ることができました。 95年後、2109年の地球人も、こんなきれいな「後の月」を見ることができればいいのですが。
2014/11/05
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勇壮だがどこか素朴な伝統行事 23日の武雄神社流鏑馬(やぶさめ)祭りに続き、今日(29日)は、武雄市街地から約15km西方の黒髮山の山麓にある黒髮神社の流鏑馬祭りに行きました。29日の帰路の途中下見をしましたが、ひなびた中にも参道には太鼓橋や肥前鳥居があり、古い格式を感じさせる神社でした。 神社の近くに広い駐車場がないので、流鏑馬の開始時間よりも早めに着く必要があります。昼前に家を出て、何とか車を近くの道路脇に止めて、午後1時ごろに黒髮神社の鳥居をくぐりました。「参道のにぎわい」(出店が並び賑わっていました。写真向こうの鳥居は1675年奉納の肥前鳥居~武雄市文化財)※肥前鳥居=笠木・島木・貫・柱が3本継ぎの石の鳥居。佐賀県を中心に長崎や福岡にも分布 多くの参拝客やカメラマンのお目当ては神社の下の馬場で行われる流鏑馬ですが、その前に稚児行列や子どもみこしなどがお祭りを盛り上げてくれました。「稚児行列と子どもみこし」(出店周辺にも子どもたちが多かったのですが、子どもの姿は祭りに活気を与えてくれます) 学校も幼稚園も今日はこの日のためにお休みになっているのでしょうか。田舎のお祭りというとお年寄りばかりというイメージなのに、ここでは本当に子どもたちの姿をたくさん見ました。「出番を待つ」 この古式ゆかしい流鏑馬の伝統を披露してくれたのは、先日の武雄神社と同じで「葉隠神正流」という団体の人たちのようですが、馬も騎乗者も武雄神社の人たちとは違っていました。拡声器で騎乗者の紹介もされましたが、地元の人も含まれていたようです。「放つ」(引き絞った弓から矢を放つ瞬間、駆けている馬上から的を射るのは簡単ではない)「的中」(的は3ヶ所、矢を放ったあと次の矢をつがえる、流れるようなその所作が美しい) 黒髮神社の流鏑馬は地元の人たちによって伝えられているようです。今年の弓運び役のこの男性は、騎射の始まるごとに250mの馬場を走って弓を運びました。「古式ゆかしい姿で」(武雄神社流鏑馬では小学生が最初だけ走りましたが、ここではこの男性が7往復走りました) 大人による「本流鏑馬」のあと、子どもの騎乗者3名による「こども流鏑馬」が行われました。馬は小型のポニーで、駆けながらではなく止まった状態で矢を射ました。「こども流鏑馬」(今年の子ども代表は3名の男子小学生でした) この子どもたちが地元に残って、この伝統ある流鏑馬を守り伝えてくれたらいいと思う。
2014/10/29
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見て感じて知ることが大切 先日、陸上自衛隊目達原駐屯地60周年公開に行きました。でも、式典や公開訓練の時間には間に合わず、ヘリなどの展示を見ただけでした。(→10月15日の本ブログ) そこで、今回は自衛隊関係の知人の車に便乗させてもらって久留米駐屯地に出かけました。単に、式典や公開訓練の様子を撮りたいという写真的な動機が出発点です。でもこれを機会に、自衛隊についてまだ知らなかったことを見て感じてみたいという好奇心もありました。「記念式典」(整列した部隊員を前に、駐屯地司令(一佐)からの訓示) 久留米駐屯地は市の郊外の旧日本軍の基地のあとにあり、北東10kmには、第2次世界大戦末期に特攻機の中継基地となった旧陸軍大刀洗(たちあらい)飛行場跡もあります。「らっぱ・音楽演奏と太鼓演奏」(隊員たちは厳しい勤務のかたわら、演奏練習や演奏公開にも頑張っているようです) らっぱ演奏では旧軍の起床らっぱや就寝らっぱなども演奏されました。戦前世代の高齢者には懐かしかったでしょう。太鼓演奏では力強くてダイナミックな音を響かせてくれました。「観閲行進」(演習場と駐屯地建物の間の舗装路を、各種車輌や兵器がつぎつぎに行進していきました) 久留米駐屯地は第4特科連隊の3個大隊・6個射撃中隊から成っています。主要装備は各種トラックや榴弾砲、対砲レーダー装置などです。見ていてもどれがどれだかよくわかりませんでしたが、あまり音もなくスムーズに走るので、形はいかつくいけど兵器のイメージとはちょっと違っていました。まるで、原寸大プラモデルでも見ているようでした。 ところが、実際の訓練展示になると、その印象は払拭されました。模擬戦闘とはいっても、やはり戦争のための装備だということを実感させられました。「訓練展示の様子」(自走式対砲レーダー、敵の野砲の位置や弾着地を荷台上に展開したアンテナで測定する) (155mm榴弾砲 FH70、通常は牽引車で移送し、発車位置までの短距離は自走できる)(74式戦車、山がちな日本に合わせ、油圧サス前後左右に20cmずつ傾ける機能がある) 30分ほどの間に、様々な訓練展示が行われた。この写真以外にも、格闘演技やバイク(Kawasakiのオフローダー) による模擬接近戦闘などもあった。内容が解説されていたようだが、本部席から離れた後方から撮影していたので、よく聞こえなかった。 空砲や煙幕も使用され、市街地に位置する駐屯地なのに予想以上に実戦の感覚が伝わってきた。高校のグランド程度の広さしかない演習場で、大型トラックや牽引車、榴弾砲、戦車などの重装備を使ってデモンストレーションができるのは、日頃からの訓練の成果なのだろう。Photo(曇天で微風のなかではあったが、隊員たちは土埃と火薬まみれになったことだろう) 最近になって各基地では毎年こんな公開行事が行われているのを知った。去年5月に唐津港に寄港した護衛艦「いせ」見学のときも感じたが、自分の目で見て知ることが大事だと思った。 近年の震災や土砂災害、噴火災害などで自衛隊は活躍している。相変わらずの自衛隊アレルギーで、大人の報道ができないマスコミだが、市民にはその存在が定着しつつあると思う。
2014/10/26
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質実剛健の優れもの※撮影日の関係で、下記の記事を、日付けをさかのぼって掲載しています。 10月11日 「活動期に入った女郎蜘蛛 たった一匹で大風呂敷」 10月16日 「とりあえず撮った鳥(10) ハシボゾガラス」 リンク挿入機能がうまくいきませんので、左のカレンダーの日付けから入ってください。 PanasonicとOLYMPUSの連携によって6年前の10月にスタートしたマイクロフォーサーズ規格は、その後相ついて新製品(ボディ、交換レンズ)が発表されています。ところが、両社は手ぶれ補正方式の違いがあり、Panasonicはレンズ内補正、OLYMPUSはボディ内補正方式でした。 これではOLYMPUSのレンズとPanasonicのボディの組み合わせでは、手ぶれ補正が使えないことになります。ところが2013年9月、Panasonicからボディ内手ぶれ補正機構を内蔵したLumix DMC GX 7が発売されました。2012年12月に買っていた DMC GX 1 の後継機種です。 そこで先日、GX 1 を売ってGX 7に買い換えました。2年前に買ったGX 1の買い取り価格が、購入時の価格の35%以上だったのは、最近のデジタル製品にしては珍しいと思います。ただ、店舗によって買い取り価格に1万円もの差がありました。安く買う努力だけでなく、中古を高く買ってもらう手間を惜しんではいけません。「Lumix DMC GX 7」(キットレンズの20mm F1.7 のほか、14-42mmパワーズームもついてくるという特別セット) このGX 7 の登場は2013年9月13日です。まだしばらくは現役だと思いますが、ズームレンズのほかに汎用ザックや作例写真集もついて、その上に「何でも下取り」8,000円つきだったのです。これを店頭で見て一気に買い気が高まり、久々にリアル店舗で買ってしまいました。 写真左の純正ボディケースは失敗でした。下のネジで本体の三脚穴に止めますが、そのネジが三脚穴を兼ねています。でも、そのためにカメラを水平状態に置けなくなるのです。 大きめのファインダーキャップも純正品ですが、これは重宝しています。コンパクトなカメラが増えていますが、ファインダーなどの重要部分まで小さくしてしまうのは考えものです。 GX 7のキットレンズは20mm(35mm版換算40mm)の単焦点レンズです。久々に単焦点標準レンズの画角やフレームワークを思い起こしました。一番最初に買った一眼レフカメラがminolta SRT 101と35mm単焦点レンズの組み合わせだったのでなおさら懐かしい感じです。 もう今年のコスモスも見納めですが、秋の日にゆれている庭のコスモスを20mm単焦点レンズで撮って見ました。下の3枚はすべてノートリミングです。 被写体に思ったより寄れるのが意外でした。最短撮影距離は0.2m(撮像面から)となっていますから、レンズ先端から16cmぐらいまでは寄れるようです。ボケ具合も、開放F値が1.7と明るいのまあいい感じです。下の写真では、絞りの変化によるボケ具合の変化を試してみました。(共通データは絞り優先・AE ISO400、上が絞り開放F1.7・1/4000秒、下が絞りF14・1/50秒) 絞りの変化による被写界深度の違いが一目瞭然です。絞ったときの手ぶれや被写体ブレには要注意です。絞り開放では周辺光量の低下が見られますが、少し絞れば問題ないと思われます。 ついつい普段はズームレンズに頼りきってしまいますが、固定焦点レンズで遊んでみるのもいいかなと思います。GX 7 を買って固定焦点レンズの面白さを見直しました。
2014/10/25
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伝えたい日本の伝統文化 「からつくんち」の季節になりました。そう言えば、地元唐津市の最大の伝統的な祭りである「からつくんち」を見たことがないという人が、県内の他の地域には多いようです。知ってはいても、いつでも行けると思っていたらいつまでも行かないものなのでしょう。 それと同じですが、私は最近まで隣の武雄市に流鏑馬(やぶさめ)という伝統行事が伝わっていたことをまったく知りませんでした。同じ県に住んでいながら、恥ずかしい限りです。「馬上凜々しく」(乗馬姿を間近に見るのもはじめてですが、その衣装にも目を惹かれました) 流鏑馬のことはテレビのニュースなどで時々目にします。よく調べてみると全国各地に伝えられているようです。中学校の歴史の教科書でも、鎌倉時代の武士が日常訓練していた武芸のひとつとして流鏑馬とか笠懸(かさがけ)のことが書かれていました。 武雄神社に奉納される流鏑馬は、平家討伐を祈願した源頼朝が戦勝のお礼として勅使を使わしたとき、その勅使に武雄の武将が流鏑馬を奉納したことを起源としているという。1186年のこというから、今から800年以上も前のことです。 近年は武雄神社の祭礼(武雄くんち)の日に、「葉隠神正流」という団体の人たちによって行われているようです。平成7年には武雄市の文化財に指定されています。 流鏑馬の場所は、いつも自分が通っている武雄図書館の前でした。最初は馬場慣らしのため、手綱を持った供の者と馬場を騎乗します。観客も増えはじめ、馬も騎士も集中してきました。これは競馬のパドックと同じ感じです。(競馬は見たことありませんが、テレビ中継で…) やがて、一番の腕前を持つという騎士がコースを駆け抜けました。そのあと、3つの的の前に各一騎ずつが停止した状態で騎射しました。的は一辺30cmほどの菱形をしています。「大勢の観客に馬も興奮」(3番目の的にいた馬が突然立ち上がりましたが騎手は動ぜず、やがて馬も落ち着きました) 午後2時すぎ、いよいよ3頭の騎馬武者による射的が始まりました。1番目の的の付近は見えませんでしたが、約250mのあいだを駆け抜ける時間は多分30秒足らずです。その間に3つの的を連射するのです。撮影する自分も脚立の上でカメラを構えて連写です。 3枚の的に的中させると、大勢の観客の間から拍手が起こります。馬に乗るだけでも簡単じゃないのに、次々に矢をつがえながら連射するのは至難の業です。日頃の修練が偲ばれます。一所懸命に戦った鎌倉武士たちの気概を感じることができました。「白鷺の舞い」(最後に、4人の騎馬武者が両手を水平に上げて馬場を早足で駆け抜けました) ここにアップした写真の出来はまだまだですが、とても印象深いものを見ました。この流鏑馬は今月29日には同じ武雄市の黒髪神社でも行われるようです。 祭りなどの写真撮影は、写真は最初から表現意図を明確にしていい場所をキープする必要があります。今回は脚立が大変有効でした。絵はがき的写真ではない、何枚かの組写真的な写真が撮れたらいいなと思います。都合がつけば、29日の黒髪神社でも挑戦したいと思います。※使用カメラ・レンズ Canon EOS 6D + 70-200mm F2.8 L IS2 OLYMPUS OM-D E-M1 + 100-300mm G VARIO F4-5.6
2014/10/23
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ヘリの編隊飛行に間に合わず 自衛隊は地域との交流を目的に様々な公開イベントを開催しています。10月11日(土)に、陸上自衛隊目達原駐屯地(佐賀県神埼郡吉野ヶ里町)で、創立60周年記念公開イベントが行われるということで出かけてみました。 詳しいスケジュールを確認しないまま11時過ぎに家を出ました。そして、12時近くに佐賀市付近を走行中に、車窓から着陸態勢に入ったらしい10機ほどのヘリの編隊を遠望しました。遅かりし、駐屯地の駐車場に着いた時にはヘリコプターの編隊飛行はすでに終わっていました。 あとで目達原駐屯地のHPで調べてみると、この日の一般開放時間は8時30分から15時までで、その間10時から11時までが記念式典の時間、11時10分から45分までが観閲行進、祝賀編隊飛行、訓練展示の時間だったようです。「滑走路に集まったヘリコプター」 (機種名や用途など詳しいことは分かりませんが、大小合わせて十数機が展示されていました) 12時30分頃、機体に近づくことが許可されたら、それまでロープの外でまっていた航空機(ミリタリー)マニアの人たちが、一斉にカメラを構えて写真を撮っていました。 日頃人のカメラには興味ありませんが、、フルサイズのカメラと高価な中望遠ズームという組み合わせの人が一番多かったようです。機体の近くには隊員がいて熱心なマニアの質問に答えているようでした。 「CH-47JA輸送機」(乗員3名、最大輸送人員50名。三菱重工とボーイング社の共同製作のようです) この日の展示では一番大型のヘリだったと思います。説明ボードによれば、最高速度は267km/hで新幹線よりは遅いようです。航続距離1037kmで佐賀~東京間に相当するということです。「OH-1 観測ヘリ」(川崎重工製の純国産機で、愛称は「ニンジャ」、KawasakiのバイクNinjaとイメージが重なる) 写真の手前の人、自衛隊員ではないです。服装までキメて撮影しています。多くのヘリの中で、このニンジャが一番興味深かったです。乗員2名で、座席はバイクとおなじく前後2座。これって、バイクのタンデムと同じなのだ。旧日本軍の複座機も前後座席だったようです。「タンデムヘリ」(通常は機長と副機長の座席は並んでいるので、この前後座席(写真右)は珍しかった) 後ろのローターが覆われていて、この形も珍しかった(上写真左)。小型ヘリのため手の届く位置にあるので事故防止のためだろう。おもな任務は「偵察・ヘリ火力戦闘支援」とあった。戦闘にも参加するのだろうか。最高速度は278km、航続距離は540kmということです。「UH-60J」(三菱重工製の救難ヘリコプター、乗員5名。この機種は御嶽山爆発のとき活躍した) 御嶽山では3000m近くの高度でホバリングしながら遭難者7名を救助したそうです。高高度でのホバリングは大気が薄いので大変難しいそうですが、厳しい訓練のたまものでしょう。 今まで知らなかったことを知る。それは大事なことです。今日の目達原では編隊飛行の写真は撮れませんでしたが、知らなかったことを知るよい機会となりました。
2014/10/15
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3連休に19号襲来 今からちょうど50年前の10月10日は、1964年東京オリンピック開会式だった。晴れ渡った空にオリンピックマーチが響き渡り、整然と日本選手団が入場してきた姿が印象に残っている。多分その日は学校は半ドンになり、家に帰って開会式の様子を白黒テレビで見た記憶がある。 そして半世紀後の2014年10月10日、台風19号が沖縄南方で勢力を拡大して北上を始めた。11日には沖縄を暴風圏に巻き込み、時速15kmほどのゆっくりした速度で徐々に北東に進路を変えた。そして今日(13日)の午前8時30分頃、ついに鹿児島県枕崎市に上陸した。 九州北部が強風圏に入ったのは今日の明け方からだった。しかし、午前中はあまり台風の気配を感じなかった。一週間前の9月5日から6日にかけて九州の東方海上を通過した台風18号のときの風が強かったという感じだった。 しかし、台風の中心が九州を離れて四国方面に移動した午後1時過ぎから、だんだんと風が強くなってきた。反時計回りの台風の風、吹き返しの北よりの風である。「見えない風を撮る」(台風19号の強風に大きく揺れている庭の木々) この強い雨風のなかでは、いくらなんでも三脚やカメラを外にセットすることは出来ない。そこで、2階の自室から庭の木々の様子を撮ってみた。 使ったカメラはお手軽なパナソニックのコンパクトデジカメ DMC-LX7。上の写真は内蔵NDフィルターを使ったうえでISO感度を160まで下げている。そして、シャッター速度を5分の1秒まで落として木々の揺れる様子を撮った。 ズームを望遠(35mm版換算で90mm)にして部分を撮ったのが下の写真。木々のブレによって見えない風を感じる写真になっている。(染まり始めた紅葉の向こう側、モチの木の赤い実も揺れている) 強い風にも不定のリズムがある。ゴーッと10数秒も強く吹き荒れたかと思うと、ホンの数秒だけ木々の揺れがおさまる時がある。風の息というのだろうか。人間も風船をふくらませるとき、途中で息を吸い込まなければいかないが、自然の風もまあそんなリズムなのだろう。 下の写真は風が止んだ時をねらって撮ったもの。NDフィルターは解除し、ISO感度を800まで上げてシャッター速度500分の1秒で撮った。(よく見たら、斜めに走る雨が線となって写っている) 雨はシャッター速度500分の1秒でも線になって写っている。一時的に風がおさまった時でも、雨の速度というのは結構速いものだということがわかる。 幸い近辺では大きな被害はなかった。ただ、先週の18号の時と同様、バイクのカバーが2台分とも飛ばされた。ただ、敷地外に舞い上がったりはしなかったので実質的損害はなかった。
2014/10/13
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たった一匹で大風呂敷 8月から10月にかけて、女郎蜘蛛が大きな巣を張り巡らせます。庭にはたくさんの巣が見られますが、その中で一番大きかったのは直径が1.5mほどもありそうです。 たった一匹でこれだけ大きさの巣を完成させるとは、なんと根気強いのでしょう。しかも、その形はまるでコンピュータで描いたように完璧です。せっせと巣作りをしていましたが、近づいて写真と撮ろうとしたら、定位置というか巣の中心部に居座ってしまいました。「女郎蜘蛛の巣」(張り巡らされた糸が光を浴びて金色に輝いています) 同心円状に張られた糸を支える放射状の縦線は、中心から離れるにつれて分岐しています。だからよく見てみると、縦糸の間隔はほぼ一定の長さを保っています。設計図もないのにこんな芸術的なことができるとは、まさに生命の神秘というしかありません。「巣作りの最前線」(しばらくじっと見ていると、危険はないと感じたのかまた一生懸命に働きはじめました) この女郎蜘蛛にもオスとメスがあります。「女郎蜘蛛」だからといってメスばかりではないのです。この個体はメスのようです。オスはもっと黒い色をしているそうです。「メスの女郎蜘蛛」(身近で見かけるのは、このような黄金色をしたメスがほとんどのようです) ここまでの3枚の写真は、庭の杏子の木にかけていた同じ個体の同じ巣の写真です。(10/9撮影) 網にかかった獲物は糸でがんじがらめにして、少しづつ食べるそうです。しかし、時には迷惑な「獲物」もかかってしまいます。 下の写真は、前日近くの川の河口付近で撮ったものです。「迷惑な獲物」(これは獲物というより大迷惑です。この巣は放棄されたのかクモの姿はありませんでした) 今年は台風があいついで接近して強風が吹いたために、クモたちもたいそう難儀したでしょう。やっとこれから生殖期にも入り活動が活発になったようです。
2014/10/11
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すっかり首を垂れたヒマワリに 花の時期が終わってしまった庭のヒマワリ。種を採ろうと思ってまだ抜かないでいます。先日の朝よく見てみると、ひと夏の「いのち」を終えようとしているヒマワリにも、まだ小さな3つの「いのち」がすがっていました。(バッタの種類と思ったのですが、イナゴだそうです) これはそっくり「仮面ライダー」のイメージですね。カメラを近づけてもまったく動じず、不敵な面構えです。(カメムシですね。これ以上近づくと最終兵器を出すぞと警告しているようです) ささやかな菜園ですが、夏はお決まりのナスとピーマンを植えています。このナスとピーマンにいつの間にかカメムシさんがたくさんすがっているのです。ちょっと触ったら臭いのなんの。10月の声を聞いたこの時期にこんなところにいました。(カタツムリの形をしていますが、これは何でしょう?) 葉っぱの裏にじっとしています。もっと大きくなるのでしょうか。寒さに向かうこれからの季節どこでどう過ごすのでしょうか。 3枚とも10月4日に撮影した写真です。
2014/10/09
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なんとか写っていました 自宅の庭から上がっていく月を撮ろうとすると、九州電力の高圧送電線が邪魔します。何とか電線の合間にあるときを狙って撮ってみました。(食は3分の2ほど進んでいました。午後7時00分の撮影です)(皆既に入るのは7時24分とニュースで言っていました。これは7時30分に撮影しました) オートフォーカスでマニュアル露出です。露出がとても難しいです。ほとんどカンで適当に決めて何枚か写してから決めました。 皆既に入る前は、ISO感度800あたり、絞りはF8、シャッター速度が1/40~1/100秒あたりで撮りました。 皆既月食になると、かなり暗いのでISO感度を6400に上げています。絞りはF6.3(開放)で、シャッター速度は1/40秒程度。スタビライザー付きといっても超望遠ではこれが限界です。(またお月さんが顔を出し始めました、これは21時15分に撮影しました) ホワイトバランスはどうするのでしょう。「太陽光」はあっても「月光」はありませんからね(笑)。結局は「AUTO」で撮りましたが、白と黒のモノクロームの世界です。小さい頃から月や星は黄色とすり込まれていますから、モノクロはちょっと違う感じではあります。 なので、PC上でちょっと赤みをつけています。こっちが自然かなという気がします。 カメラ:EOS7D レンズ:タムロン150-600mm F5.0-6.3 三脚、レリーズ使用
2014/10/08
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異例の朝3時の出発、雲海は見られず 韓国から帰国した日、帰宅前に市内の和食屋さんで夕食をしていたら電話が鳴った。明日の日の出時刻に阿蘇外輪山のラピュタの道に行こうという誘いである。ということで、旅から帰宅した翌朝、自分にとっては普段ならやっと寝入っている時間帯である午前3時には家を出ていた。 天気は晴れていて日の出写真も撮ったが、残念ながら雲海は見られなかった。知る人ぞ知る名所となったこの地には、先日に続いて今日も朝早くから何人かの観光客やカメラマンが来ていた。「日の出とススキ」(最近はススキの開花日というのも聞くようになったが、この状態はまだ開花ではないようだ) だんだんと明るくなっていく中で、阿蘇山のカルデラが見えてきた。しかし、うっすらと田畑の模様が見えてくるだけで雲海にはなっていない。やはり11月から12月ごろの寒い時期にならないと雲海は出現しないようだ。「いつかは雲海に浮かぶ天空の道」(ススキが脇役として登場してきたことが、先日(9月21日)来たときとは違っていた) この地には、もっと寒い時期になって訪れることになるだろう。帰りにまだ時季が早いと思ったが、紅葉の名所菊池渓谷に立ち寄ってみた。「滝に射す光」(午前8時半頃、木々におおわれた渓谷にやっと日の光が射そうとしていた)「岩と渓流」(紅葉の時季になると鮮やかな色が加わって、この渓谷の景色は一変するだろう) 黒い色調の岩と木と深緑の葉で、単調な色合いであるが、その中で差し込む光の感じをなんとか捉えようとした。しかし、三脚を車の中に置いてきたために、この日は絵はがき的な下見写真で終わってしまった。 熊本県の菊池渓谷もいつかはリベンジしなければならないだろう。
2014/09/29
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マリンレジャーシーズンの終わり 今年の夏は広島市の土砂災害のほかにも各地で浸水被害がありました。雨続きで8月の日照時間は平年の約半分だったということで、各地の海水浴場の人出もめっきり少なかったようです。 すっかり秋めいてきた唐津湾に出かけてみたら、去りゆく夏を惜しむかのようにマリンレジャーを楽しむ人がチラホラいました。午後3時過ぎの海岸で見かけたのは、ウィンドサーファーがひとり、そのほかには、ハングライダー様のものに引かれて海面を滑っている人が3名ほど…。「空と海が引き合う」(まさに自然の中のスポーツという感じで、これをカイトボードと呼んでいるようです) 初めて間近に見ました。波打ち際から数十メートルのところを気持ちよさそうに滑走していきます。そのエネルギーの源は、見た感じでは幅10mほどのハングライダーのようなものです。「カイト(凧)」(たっぷりと風をはらんで、ポッカリと空に浮かんでいます) このカイトから2本のワイヤーが出ていて、その下にハンドル様のものを器用に操っている人がいます。砂浜に沿って数百mほど滑ってはターンして往復を繰り返しています。「カイトボーダー?」(空と海が引き合うスケールの大きなスポーツです)「ジャンプ!」(ときには、このように海面からジャンプしていました) この人はかなりの熟練者でしょう。残念だったのは、浜辺を見渡す限りギャラリーは私ひとりだったことです。こころなしかこのカイトボーダーが孤高の人のように思われました。
2014/09/17
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いままで撮ったことなかった月 今年の中秋の名月は昨日9月8日だった。満月が普段よりも大きく見えるスーパームーンが今年は3ヶ月続いて見られるという。7月12日、8月10日、そして今月、9月9日である。 これは月が楕円軌道を描きながら地球を回っているためで、地球に接近するときと満月が重なった時をスーパームーンという。今回は満月の1日後の9月9日だが、めったにカメラを向けたことがなかった月に望遠レンズで迫ってみた。「月にむらくも」(9月9日のスーパームーンだけど、雲がかかっているとき)※EOS 6D 70-200mm F2.8 IS2 150mm ISO1600 絞り優先 -1.7補正 F7.1 1/20秒 中央重点測光 雲はせいぜい数キロの先にあるが、大接近のズーパームーンといえど36万キロほどの距離があるため、両方にピントを合わせることは難しい。月が完全にぼけているし、露出も雲に合わせたら月は白く飛んでしまった。そのうえに、自宅前の高圧送電線が邪魔している。「月にまだくも」(送電線の上にのぼるまで待って、今度はOM-D EM1 100-300mmで撮ってみた)※OM-D EM-1 100-300mm F4-5.6 136(270)mm ISO1600 絞り優先 -3補正 F6.3 1/50秒 中央重点測光 このあと雲がなくなったので、露出を変えつつ何枚か撮ってみた。全部手持ち撮影だから、手ぶれ補正付きのレンズでも、600mm相当となるとどうしてもぶれているように思える。「スーパームーン」(600mm相当で撮ったら、ノートリミングでこの大きさ)(上の写真をトリミング)※OM-D EM-1 100-300mm F4-5.6 136(270)mm ISO1600 絞り優先 +3補正 F7.1 1/640秒 スポット測光 この日(9/9)の16夜の月は、まだ満月に近いのでコントラストに欠けていた。下の写真はその2日後にマツダスタジアムで撮った月齢18日の月。(こちらの方がクレーターがよく写っている~EM-1+600mmで撮ってからトリミング) 暗い場所で三脚を使うのが面倒なので、結局マイクロフォーサーズ+600mmズームによる手持ち撮影を多用してしまいました。
2014/09/10
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多久市聖光寺の2000年蓮(ハス) 多久市のホームページを見てもインデックスばかり目立って、「2000年蓮」の情報にはアクセス出来ません。でも、多久市多久町の聖光寺(しょうこうじ)にある蓮の池には、2000年前に咲いていた蓮の花が咲いているそうです。このことは、写真愛好家には結構知られているようです。 聖光寺は、多久市の代表的な観光地である多久聖廟(孔子廟)のすぐそばにあります。とても小さなお寺で、ナビで案内された場所からは建物が見えません。多久聖廟前にある売店の駐車場に車を止めました。歩いて、2,3分のところに小さな本堂がありその庭の先に蓮の池はありました。「6月4日の蓮池」(佐賀市の菖蒲園に行った帰りに立ち寄りましたが、まだ蕾がつきかけた状態でした)※カメラ・レンズ=OLYMPUS OM-D EM1+ M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO この「2000年蓮」は、1951年に千葉県の弥生時代の遺跡で発見された種子が発芽したもので、発見者大賀一郎の名をとって「大賀ハス」とも呼ばれています。その後、全国各地に種子が伝えられ、多久市の聖光寺には2002年に植えられたそうです。6月4日に立ち寄ったときは、地元の保存会の人と聖光寺の住職が様子を見に来ておられました。生育は順調なようで、2000年前の弥生時代を思わせるきれいなハスの花が期待できそうでした。 6月21日に再度訪ねてみると、蕾あり、開花しているものあり、散り果てたものありという様子で、とてもにぎやかでした。見物の人も多く、毎年楽しみに訪れている人もいる様子です。「6月21日の蓮池」(蓮の池は2つあって、上の池(写真向こう側)には黄色の睡蓮の花も咲いていました)※カメラ・レンズ=OLYMPUS OM-D EM1+ M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO 午前10時ごろで撮影にはいい時間帯でしたが、曇天で透き通った蓮の色が出ていません。また、太陽の光に透けてみえる花弁の美しさも表現できませんでした。ここでは、とりあえず2枚ほどアップしておきます。※カメラ・レンズ=OLYMPUS OM-D EM1+ LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6「100mm~35mm判で200mmに相当」(絞りは一段絞ったF5.6、葉にとまった水滴のボケ具合がちょっと足りませんでした)「240mm~35mm判で480mmに相当)(絞りは開放F5.6、手ぶれ補正の効果もあってマクロレンズ的に使える点は便利です) マイクロフォーサーズはオリンパスとパナソニックの共通規格ですから、このようにボディはオリンパスでレンズはパナソニック(LUMIX)という使い方ができるのです。ただし、この場合、LUMIXレンズに内蔵されている手ぶれ補正はOFFにした方がいいのか、そこがわかりません。この日は、レンズとボディの両方の手ぶれ補正をONのままで撮影しました。 昨日(7月3日)、また聖光寺の蓮池を訪ねてみました。この日は大雨の影響で高速道路が一時通行止めとなる不安定な天気でした。雨模様のなかで見つけたワンシーンです。「落花のあとで」(散り果てても美しさを保っていて、ちょっと熊本名物「辛子レンコン」を連想しました) 雨天だったので、この日はコンデジでも一応ハイエンドクラスとされているLUMIX LX-7のマクロモードで撮りました。コンデジでもあなどりがたしといういい写りをしているように思います。 7月3日の時点でも、写真のように散り果てた花もありましたが、地下茎が十分育っているようで次から次に蕾がついていました。この聖光寺の2000年蓮は8月ごろまでは見頃が続くそうです。※この「大賀ハス」は、今では園芸品種として園芸店で購入できるようです。
2014/07/04
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見頃はやや過ぎていましたが… 友人からの突然の電話に、あわててカメラバッグに機材を詰め込んで、佐賀市大和町の菖蒲園に出かけました。そんなきまぐれな誘いにも対応できるんです。日々仕事に忙殺されていた数年前と比べると別世界にいるようで、まるで異星人になったかのようです。 今日の機材は、EOS 6DにはF4.0 24-70mmズームとF2.8の70-200mmズーム、OLYMPUS OM-D EM-1にはF2.8 12-40mmズームという組み合わせです。別にPLフィルターと三脚、リーモートスイッチも持って行きました。 ちょっと曇り気味の空をながめつつ、30分ほどで現場に着きました。平日にもかかわらず、シニアの人々がグループ連れで見物に来ていました。このような場所でいつも見るように、この日も立派な一眼レフを抱えた年配の写ガールを見かけました。「早咲きのあじさいも」(向こうの門が菖蒲園の入り口、あじさいや菖蒲には曇り空が似合うのかも~EM-1 15(30)mm) さほど広くない園内ですが、色とりどりの花菖蒲が咲いていて見応えがありました。しかし、写真の撮り応えはありませんでした。誰もが眺めている場所から眺めのいい写真は撮れるのですが、大きくプリントしてみようと思うような作品は撮れませんでした。「つかの間の晴れ間」(帰って見たら、小さくて軽いEM-1で撮った写真が多かった~EM-1 12(24)mm) 重いレンズを折角持って行ったからと70-200mmズームのF2.8開放で撮ってみました(下)。被写界深度の浅さは十分わかるのですが、いいアングルがとれず、ボケ味を生かしたうまい写真が撮れませんでした。いっそ人間が乗れる三脚を持って行ったらよかったかもしれません。「黄色の花菖蒲」(江戸時代に品種改良がなされて花の色が増えたそうです~EOS 6D 200mm F2.8) 園の奥にある池に睡蓮の花が咲いていました。主役は花菖蒲に奪われていましたが、ひっそりと咲いている様子はちょっとけなげでした。(PLフィルターで水面の反射を最大にして青空と雲を入れて撮りました~EM-1 30(60)mm)(降り出した大粒の雨によってできた波紋を狙ってみました~EM-1 26(52)mm) 手応えがないまま1時間ほど撮っていたら、やがて大粒の雨が降り出しました。2台とも防滴仕様のボディとレンズですので、こんな天気の急変にもそんなにあわてなくて良いのです。濡れながらしばし被写体を探して撮っていましたが、やがてあきらめて帰途につきました。 菖蒲園での友人との写真勝負は、いまのところファイルを見せ合っていませんので判定は持ち越したままです。
2014/06/04
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ソフトバンク 対 楽天 1回戦 野球の撮影は座席によってアングルが限定されます。今日は3塁側S指定席36列124番席。距離的にはちょうどいいのですが、打席を狙うにはネットの継ぎ目が邪魔をしていました。 仕方がないので、障害物がない2塁ベース上でのクロスプレーを待つしかありません。割と淡泊な試合だったので、シャッターチャンスも限られていました。「盗塁成功」(キャッチャーからの送球がやや高めだったため間一髪セーフ) 開幕当初はヒットがなかなか出なかった本田選手ですが、最近はヒットも出るようになり盗塁も増えてきました。まだシーズンが始まったばかりで気が早いですが、本田選手は現在パリーグの盗塁王。これからヒットが増えれば盗塁数もどんどん上がってくるでしょう。 まだ使い慣れないオリンパスOM-D E-M1ですが、今日は連写機能を使ってみました。上の写真は10コマ連写したなかの10枚目です。「高速連写」(1コマ目から8コマ目まで、高速連写の性能は秒間10コマでとても快適である) 試合は4対1でホークスの勝ち。スタンリッジ投手が9回途中まで1失点の好投で移籍後初勝利。打のヒーローは4打数4安打の李大浩選手。カメラ:オリンパス OM-D E-M1レンズ:Lumix X VARIO 45-175mm 、171mm ISO 3200 絞り優先AE -0.3補正 F4.7 1/800秒
2014/04/15
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カリンの花が咲いています 桜の花はすっかり葉桜になっていますが、今日は多くの小学校で入学式が行われたようです。 我が家の裏庭に植えている梅と桜桃の花は、2月下旬ごろほぼ同時に咲きました。そして、桜桃の実はもう小指の先ほどの大きさになっています。 4月に入って、ご近所の桜の花が散り始めた頃、我が家の裏庭ではカリンの花がほころび始めました。そして、今日あたりがほぼ満開のようです。 カメラ: DMC OM-D E-M1レンズ:(上) Lumix G VARIO 45-175mm F4-5.6 (下) M ZUIKO 12-40mm F2.8
2014/04/09
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風景も視点を変えれば 先日、「浅井の一本桜」を撮りに行ったとき、駐車場の脇で面白いものを見ました。とりあえずメインの桜を撮って、帰りにその面白いものを数枚撮ったうちの1枚が下の写真です。「 ? 」(いいタイトルが思い浮かびません) 露出は撮影時にマイナスの補正をしたうえで、画像処理でさらに明度を落としています。タイトルとしては「毛細血管」ではちょっと直截すぎでしょう。 それよりもっと不吉なものを思い出します。脳梗塞やクモ膜下出血で重篤な状態になっている脳の血管のように見えます。数年前の身内の不幸を思い出しました。 新年度早々に不吉なことを書きました。あえて、タイトルをつけるなら「疑惑の迷路」とか、「不安な流路」とかはどうでしょうか。 種明かしをすれば、この写真の場所をワイドな構図で撮ったらこういう写真になります。「冬の樹園地」(タイトルのように、実はここは果樹園でした) 久留米市一帯は植木とともに柿の名産地です。これは富有柿の果樹園です。でもなぜ幹が異様に白いのでしょう。写友が駐車場係の人に尋ねたら、害虫が入り込むので樹皮を全部そぎ落としているのだそうです。果樹農家がこんなことされているなんてまったく知らなかったですね。 そういえば、写真をよく見たら枝の先に緑色の新芽がついていました。 不吉な光景ではなく、果樹農家にとっては、虫害にあわず新芽を出しているメデタイ光景だったのですね。それにしても、こんなにきれいに樹皮を向くにはどうしたらいいのでしょうか。まさか、枝の1本1本まで人手で? その作業風景もいいモチーフになりそうです。
2014/04/03
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一昨日の一本桜をもう一度 今日は朝から良い天気でした。そこで、一昨日(4/1)に撮影した一本桜を再び訪れました。そして、できるだけ前回よりも違った視点から撮影してみました。 武雄市にある「馬場の山桜」は、一昨日よりもピンク色の色づきが良くなったようにみえました。しかしそれは、若葉の芽吹きでそのように見えるだけです。満開は早くも過ぎて落花始まるという段階になっていました。「馬場の山桜~EOS 6D」(やはり青空と雲があれば、桜が輝きを増します)「馬場の山桜~OM-D E-M1」(桜の木の上の方に登って、上から俯瞰したアングルです) 次に20kmほど走って、嬉野市の「百年桜」に行きました。狭い駐車場に車がびっしり停まっています。平日でもこの混みようですから、週末なら車の渋滞が発生するのは必至でしょう。「百年桜~EOS 6D」(ここでは70-200mmズームを使っています)「百年桜~OM-D E-M1」(そばを歩きながら「逆光の桜はきたないから」と言ったカメラマンがいましたが…) 2台のカメラを使っていますが、基本的な違いは撮像素子のサイズです。その他の面では、フェイスブックやブログに掲載したりA3サイズぐらいまでのプリント程度なら、性能の差はほとんど判らないと思われます。 使い勝手で言えば、サイズが小さく軽いマイクロフォーサーズのOM-D E-M1が良い。EOS 6D はフルサイズで一番軽いといっても、70-200mm F2.8のレンズと組んだりするとズッシリと重い。簡単に振り回せないし、撮影対象によっては大きな三脚が必要になります。 それぞれのカメラには写り具合の違いはあると思います。現在はその違いがどこに表れるのかを確かめている段階です。
2014/04/02
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近郊の1本桜を巡る 天気は朝から曇っていたが、友人の誘いの電話があった。急いでカメラバッグに機材を詰め込んで出かける。まずは自宅から30分ほど走った武雄市の「馬場の山桜」に向かう。「馬場の山桜」(菜の花との饗宴で、桜の花が一層際立って見える~OM-D E-M1) 背景に青空が広がっていたら申し分ないが、残念ながら空は晴れる気配がなかった。近くの保育園から散歩にやってきた十数名の園児たちが、アマチュアカメラマンたちの注文に応じてポーズをとっている姿が可愛かった。 お昼近くになったので道の駅のレストランで昼食をすませる。野菜中心のヘルシーで美味しいバイキングを食べ、次の目的地である嬉野市の「百年桜」に向かった。「百年桜」(細くて急な農道を少し登ると、ほぼ満開の八重桜が立っていた~EOS 6D) この「百年桜」の周囲には茶畑が広がっている。付近は嬉野茶で有名な茶の産地で、ボリューム感のある八重桜と茶畑の対比が面白い。午後になって少しずつ晴れ間が見えてきて、PLフィルターの助けを借りると少しだけ空の青さを写し撮ることができるようになった。 この「百年桜」は、午後になると南西側の雑木林の影が茶畑に落ちてくる。また、茶畑に柵がしてあるのでカメラを引けず、カメラアングルが制約される点が残念である。 陽が傾いてきたなかを、今度は少し足を伸ばして福岡県の久留米市に向かう。植木で有名な田主丸町にある「浅井の一本桜」は堤防の上にあり、水面にうつる逆さ桜で有名な場所である。「浅井の一本桜」(空と水面の明度の差が大きいので、どちらを主体にするかで露出が決まる~EOS 6D) 今日訪ねた3ヶ所の1本桜は、どこも自分としては初めて行く撮影スポットだった。この時期、桜をねらうアマチュアカメラマンはどこにでも多く見られる。ただ、日本人は桜に対して似通ったイメージを持っているようで、桜の写真は誰が撮っても大差ないように思える。 その中で、インパクトのある写真を撮る人はどこが違うのか。 それは多分、まずは時間のかけ方だろう。達人は何年も同じ桜に通って、シーズンともなると朝から夜まで時間をかけて桜と対話しながら撮っている。そうすることで、新しいアイデアが生まれ、常人には撮れない特別の1枚が撮れるのだろう。 自分にとって今日は、まずは3本の1本桜の存在を知ったという1日だった。
2014/03/31
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春の河原で 明日は春分の日です。朝夕はまだ少し寒いのですが、河原には菜の花が咲き土手にはツクシが顔を出しています。最近は超望遠で接写(?)みたいなこともやっています。(あちらと思えば又こちら、とても動きが早い)※DMC-GX1 LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6 ISO800 F8 1/1300s ※トリミング 上下1/2、左右1/2(地面近くが好きで、なかなか菜の花には止まってくれなかった)※DMC-GX1 LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6 ISO800 F9 1/1600※トリミング 上下1/2、左右1/2 手ぶれ防止つきのレンズでも、超望遠(600mm相当)ですからピントはなかなか決まりません。そのため絞りを絞って被写界深度を大きくしていますが、これほどの超望遠となると効果のほどはあまりないようです。 ただ、超望遠だと対象物に気づかれずに撮影できます。しかも、マイクロフォーサーズシステムはコンパクトなので、手持ち撮影ができて撮影位置が比較的自由に決められる点がいいと思います。
2014/03/20
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来年の干支(えと)のイルミネーション 来年の干支(午=馬)をかたどったイルミネーションが、唐津市相知町の佐里温泉の庭に輝いています。星空に向かっていななき駆け登ろうとしているペガサスのようです。 2週間ほど前に見たときは馬は5頭だったのに、最近はまた増えたようです。「星空に向かって」(イルミネーションのトンネル通って星の馬たちの近くに行くこともできます) 唐津市から国道203号線の相知町山崎の信号から右折して県道相知~三間坂線に入ります(佐賀方面からだったら左折)。山崎信号から伊万里方面に5,6分走ると、左手に佐里温泉のピラミッド型の浴室が見えてきます。その左手前方にきれいなイルミネーションが見えてきます。「絞りとシャッター速度を変えて」(左は絞りF2.8、シャッター速度1/5秒で撮影、右は絞りF22でシャッター速度は13秒) 共通データは、レンズがF2.8 70-200mm(200mmで撮影)、感度はISO200、ホワイトバランスはAUTO、絞り優先AEで露出補正を+0.7に設定して撮影しました。画面の右下面積比4分の1程度の部分を切り取って比較しました。 絞りを絞って露出時間を長くした右の方はLEDが星の形に写っています。ぼんやりとまるく写るのかと思ったら予想外でした。点滅する際の微かな光芒が長時間露光でとらえられたのでしょうか。ただ、露光時間は同じなので、この違いは被写界深度の違いからくるのでしょうか。「レンズの焦点距離を変えて」○焦点距離113mm○焦点距離200mm 当然画角が変わると構図も変わってきます。今回は前ボケしか試しませんでしたが、今後は後ろボケも試したいと思います。イルミネーションは一眼レフによる撮影の格好の教材になります。 レストラン「花のれん」でディナーしながらのイルミネーション見物もなかなかいいと思います。レストランの駐車場は10台ほどと狭いですが、JR筑肥線の踏切近くにも駐車場があります。 今回は一眼レフと望遠レンズ、三脚を持っていきました。しかし、時間は20時をまわっていたので空の色合いが出ていません。写真的には空の明るさが残っている時間帯がよさそうです。 ここで問題、「なぜ馬は9頭なの?」。 答えは、「馬9行く=うまくいく」という洒落のようです。
2013/12/24
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不思議な形のルーペ 身の回りにモノが増えすぎて、物置だけでなく部屋の中も物置状態になりそうです。時々は何がどこにあるのかも分からなくなります。こうなればもう不要なモノから棄てるしかありません。 この年末を機会にたまった不要品を整理しようと思いました。物置や押し入れからは昔のモノがたくさん出てきそうです。大半はもう使わなくなった品物ですが、買った時は欲しくてたまらなかった1品だったはずです。処分する前にせめて記録に残しておこうと思いました。「顕微鏡型のルーペ」(MADE IN JAPANです。覗いたらふたコブらくだの背中のような線の模様が見えるだけです) これは見ただけではちょっと使い方がわからない1品です。しかし、入っていた箱を見たら思い出しました。写真を引き伸ばすときに使ったモノです。「使用法は箱に記載」(商品名はフォーカススコープ。引伸機から投影された映像のピントを確認するモノです) 下部の丸い鏡面に反射して投影されたネガ像を接岸部で確認しながら、像がくっきり見えるように引伸機のレンズの繰り出しを調節するのです。このルーペの核心部分は、反射した光線と直接印画紙にあたる光線の距離が等しくなるように計算されているところでしょう。 底面に書いていた購入年次は1980年となっていました。このころは写真といえばモノクロフィルムで撮影してフィルム現像をして、印画紙への焼き付けまでを自分でやっていたのです。 このフォーカススコープの価格は3千円程度だったでしょう。本体は廃棄しましたが、引伸機関係の用品はまだほかにも残っているようです。LPLという会社はまだ引伸機を販売しています。
2013/12/21
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数日のなかの数秒間を求めて 夕陽ファンが多い長崎県の佐世保市に出かけました。佐世保の市街地を抜けて、佐世保重工業のドックを左に見ながら坂道を登ると、こじんまりした佐世保市立石岳動植物園があります。 その駐車場の右手の細い道を5分ほど登ると展望台下の駐車場があります。10数年ぶりに来ました。石岳(標高197m)の展望台は、九十九島を望む最高の夕陽スポットなのです。「今日も写真ファンが」(年間を通して写真愛好家が多いのですが、秋から冬にかけての季節は特に多いようです) 今日の昼間はとてもいい天気でしたが、残念ながら水平線付近に低い雲が立ち込めていました。そのために夕陽は雲の中に沈み、海面が茜色に染まるという時間帯はありませんでした。「雲間に沈む夕陽」(絶好のコンディションで撮影できる日は、年間を通してたぶん数日しかないでしょう) 写真愛好家たちは、数日の中の数秒という瞬間をねらうのです。最近はPM2.5も困った存在だと、常連らしい人は語ってくれました。 西の展望台からほんの少し離れたコンクリート製の展望台からは、九十九島の夕陽だけでなく、回れ右をするとなんと佐世保港の夜景も見えるのです。佐世保市には展海峰や船越など何カ所か夕陽スポットがありますが、夕陽と夜景が同時に見えるのはここだけでしょう。 残念なことは、駐車場から展望台への数百mの道が舗装されていなくて、街路灯もまったく無いことです。夕陽が落ちてから、石ころの多い暗い坂道を高価なカメラを持って下っていくのはとても不安な気持ちになります。 こんなに素晴らしいところなのですから、佐世保市には是非改善して欲しいと思います。
2013/12/02
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23年前のCanon EOS 10 QD と最新のEOS 6D 11月15日に武雄温泉(佐賀県武雄市)で、23年前のヨーロッパ海外研修視察団の同窓会が開催されました。1990年の研修視察以来毎年この時期に旧交を温めているのです。 研修視察のとき写真係を務めたので、会の集合写真も担当するようになりました。今回はふと思いついて、研修視察で携行したフィルムカメラで撮ってみることにしました。 カメラはCanon EOS 10 QD で、レンズはそのとき持参した EF35-135mm F4.0-5.6 USM です。今となれば広角側も望遠側も物足りませんが、これが当時の標準ズームでした。感心するのはすでに自動焦点(AF)機構付きで、かつフィルム巻き上げ巻き戻しが電動だったことです。「EOS 10 QD と EF35-135 F4.0-5.6 USM」(発売は1990年3月で定価は標準ズームキットで140,000円。QDとはクォーツデートの略) この23年前のフィルムカメラと、最近購入した最新のデジタル一眼 EOS 6D を併用して結果を比べてみました。三脚を1本しか用意していなかったので、2つのカメラを交換するのに手間取りました。予備のクイックシューがあればこんな時に便利だと思いました。 EOS 10 は内蔵ストロボ、EOS 6D は外部ストロボをつけてのフルオートの撮影です。「デジタル EOS 6D」「アナログ EOS 10 QD」 上の2つの画像はハガキサイズのプリントをスキャナーで読み取ったものです。両者を比べると、EOS 10 のほうが自然な写り具合に見えます。A4ぐらいに伸ばしたら画質面でデジタルに軍配があがるかも知れませんが、ハガキサイズでのプリントでは画質の違いはわかりません。 それに加えて、フィルムカメラのレンズEF35-135mmのほうが画面の歪曲が少ないようです。EOS 6Dのレンズは評判の高いEF27-70mm F4.0ですが背景の額の線が曲がっています。 このEOS 10 QD は最近ほとんど使っていません。しかし、数年ぶりに使ってみるときちんと写っているし日付けもちゃんと維持されていました。0.5絞り単位ですがオートブラケット撮影もインターバル撮影もできるし、連写も秒5コマとハイスピードです。 外見はプラスチックが多くて安っぽく見えますが、当時の価格で14万円もするカメラだけあって、性能はほとんどフル装備といっていいようです。 フィルム代と同時プリント代で約2,200円とランニングコストはかかりまが、フィルムカメラの良さを再認識しました。
2013/11/18
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3日連続の撮影行 この3日間では今日が一番天気が良かったので、まあまあいい写真が撮れました。朝夕はぐんと冷え込むようになりました。九州でも紅葉は日一日と鮮やかさを増しているようです。「うつろい」「分校の秋」 秋にはこの美しい紅葉と銀杏が子どもたちを迎えていたのでしょう。この旧浜玉町立浜崎小学校山瀬分校が閉校になって20数年たちますが、周辺の管理はきちんとされているようです。 唐津市浜玉町鳥巣地区は標高約600m、小さな集落には野菜や花などのハウス栽培を行う農家が集まっています。夏も涼しいこの地域には小じんまりとした別荘地もあります。別荘地から北にしばらく下るとため池があります。「椿山ため池と紅葉」 一昨日(11日)来た時は曇り空で、紅葉も見映えがしなかったのですが、今日はなかなかきれいでした。今日は三脚持参でいろいろと試してみました。 3日間の野外撮影でかなり足腰を酷使しました。重い機材を抱えて山道を移動する風景撮影は体力勝負だということを実感しました。
2013/11/13
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2つのカメラで撮り比べ 日本の滝100選の「見帰りの滝(唐津市相知町)」に行ってみました。この滝は6月ごろのあじさいで有名ですが、今の時季は紅葉もなかなか美しくなります。夕方のNHKのローカルニュースで、県内の紅葉スポットの1つとして紅葉の色づき具合が報道されています。 それによると、現在の見帰りの滝は「色づき始め」となっています。実際に行ってみると確かにごく一部の木々が少し色づき始めた程度でした。 昨日出かけた「山瀬峡(唐津市浜玉町)」が400~500mの高所だったのに比べると、ここ見帰りの滝は標高が約140mほどしかありません。まだまだ紅葉の季節は始まったばかりです。 時刻は午後3時半ちかくになっていました。傾きかけた太陽は渓流沿いの色づき始めた木々を照らしています。昨日は使わなかった三脚を使い、シャッター速度をできるだけ落として水の流れを表現してみました。「渓流の彩り~1」(ISO 200、絞り優先AE、-0.3補正、絞りF22、シャッター速度1/4秒、焦点距離90mm) カメラ Canon EOS 6D レンズ EF 70-200mm F2.8 L IS 三脚使用 つぎに、サブカメラとして持参していた LUMIX GX1で手持ち撮影してみました。「渓流と彩り~2」(ISO 400、絞り優先AE、-0.3補正、絞りF4.5、シャッター速度1/125秒、焦点距離93mm相当) カメラ DMC GX1 レンズ X VARIO 1:4.0-5.6 45-175mm 手持ち撮影 2枚の写真を比較してみました。渓流の流れはシャッター速度で当然異なってきますので、三脚を使った「1」の方が落ち着いて見えます。しかしブログにアップするためにリサイズすると、カメラとレンズの違いはほとんど分かりません。 DMC GX1とEOS 6D ではサイフの痛み具合がかなり違います。大きくプリントするとフルサイズの6Dに軍配があがるはずです。まあ、そうじゃないとサイフが納得しませんが...。 いずれにしても、どんなカメラでも持てる性能を十分に発揮させることです。そのためには、試行錯誤しながら数多くシャッターを切り、見る眼と撮る技を磨くことが大事でしょう。 いずれにしても今日の構図は、木々が色づいて日射しの条件がよければ、もっといい写真が撮れそうです。また何日後かに訪ねてみたいと思います。
2013/11/12
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あっという間に秋色に模様替え ※今、楽天ブログのトップページで、「旅行大好きブロガー」として紹介されていますが、旅行記の中のハイライト、106日間の「2011 地球一周の船旅」のブログは、このページの一番下から2011年11月19日の記事へとんでください。下のURLからは直接行けます。http://plaza.rakuten.co.jp/shigedoraku/diary/201107190000/その他に、年に数回でかけるバイク旅のことなども書いています。 さて、北海道、東北から雪のたよりが届く季節となりました。まだ少し早いだろうと思いましたが、友人の車で近所の山道に紅葉狩りに出かけました。紅葉の写真を撮るためのロケハンです。 自宅から車で山道を10分ほど登ると、小さな渓流沿いの木々がちらほらと紅葉していました。標高は約400mといったところでしょう。 九州には北海道や東北のような全山紅葉という場所はめったにありません。今日走ったルートも、紅葉はしていても写真の構図としてはどうしても杉や檜などの緑が入ってしまいます。 陽も傾きかけたころ、池の水面に映る紅葉を発見しました。陽が陰ってしまっていたので鮮やかさにはほど遠かったのですが、構図の練習として撮って見ました。 今日の撮影はフルサイズデジカメEOS 6D の初使いでした。撮っている時にはわかりませんでしたが、帰宅してパソコンで確認してみると、自分の目で見たような美しさはとらえきれていません。というより、今日の200枚ほどのショットの半分以上が失敗写真でした。 露出をミスしている、ピントが決まっていない、カメラブレが見られるなど、初歩的な失敗が半分以上のコマで見られました。今日は撮影ポイント探しが中心だったので、持参した三脚やレリーズを使わずじまいだったことも失敗の原因です。 今日の山行で撮影スポットもわかったし、近いうちにまた出直したいと思います。 カメラ Canon EOS 6D レンズ EF24-70mm 1:4 L IS USM
2013/11/11
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2年前、西インド諸島で ノルウェーのソグネフィヨルドを出た船はゆっくりと大西洋を南下していた。船齢が高いので速度も遅かったのだ。大西洋にのりだして9日目、明日の朝にはドミニカ共和国のサント・ドミンゴに入港というところまで来ていた。2011年9月26日の夕方である。「西インド諸島に向かう」(このような光景がずっと続くと、デッキから海を眺める人も少なくなる) このころは毎日毎日、船上から空と水平線と海を眺めて過ごしていた。あまりにも大きな自然の中に身をおいていると、感覚が麻痺していたようだ。「西インド諸島に沈む夕陽」(改めてファイルを見ていると、非日常的で素晴らしい光景であることに気づいた) この夕陽のカットは数コマあるが、すべてコンパクトカメラ PENTAX WG-1 で撮っていた。デジタル一眼も持ってきていたのに、船室に戻ることもしていなかった。
2013/09/26
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レンズを使い比べてみる 11月27日に撮影したポジフィルムが仕上がった。ライトビュワーで見る限り、どのコマも露出もピントも適正だった。10年ぶりぐらいに蔵出ししたEOS10は完動品だったということが証明されたようだ。 スキャナーで読み取ったフィルム写真を、コンパクトデジカメDMC-LX5で撮った写真と比べると明らかにデジカメの方が見映えがいい。フィルムは34×24mm(フルサイズ)、LX5のセンサーは7.6×5.7mmということを考えると、改めてデジカメの優位性を感じた。ただ、もっと精度の高いスキャナーを使ったら異なった結果が出る可能性はあるだろう。「EOS10+EF20-35mm F3.5-F4.5 ~20mm」(ESO100 絞り優先モード F8 1/60秒 +0.5補正 フィルム:フジベルビア100F)「DMC-LX5~24mm相当」(ESO100 絞り優先モード F6.3 1/100秒 補正0 ) フィルムの方が明暗差に対してはっきり反応する傾向があるので、EOS10では+0.5の露出補正をかけたが、LX5は補正なしできれいに撮れていた。 次に、購入時のキットレンズ35-135mmズームレンズと、最近購入した70-200mmズームレンズを比べてみた。(フィルムはどちらもフジベルビア100F ISO100 )「EOS10+EF35-135mm F4-F5.6~135mm」(絞り優先モード F5.6(開放) 1/90秒 露出補正なし)「EOS10+EF70-200mm F2.8 L2 IS~135mm」(絞り優先モード F3.5 1/350秒 露出補正なし) 35-135レンズはカタログに載っていない過去のレンズで、70-200は最新のレンズである。しかし、撮影結果には大きな差は見られなかった。 2つのレンズは135mm位置で開放F値が2段異なる(F5.6とF2.8)。70-200では一段絞って撮っても1/350秒でシャッターが切れた。しかし、35-135では1/90秒でしか切れないし、手ぶれ補正機能もない。レンズの違いはそのような使い勝手の違いとなって表れてくるようだ。 10月29日にminoltaXDで使ったベルビア100の「超極彩」と、今回EOS10で使ったベルビア100Fの「超高彩」の違いは、使った機材と被写体が異なることもあり、はっきりと判らなかった。 見た感じではベルビア100の「超極彩」の方がやはりコントラストの高い描写をするようだ。CMフォトなどには「超極彩」、風景などには「超高彩」がいいだろうと思った。
2012/11/30
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落葉さかんな見帰りの滝 今日は穏やかな秋空が広がっていた。そこで、先日このブログで取り上げたEOS 10をカメラバッグに入れて近くの見帰りの滝に出かけてみた。装填したフィルムは超高彩のベルビア100Fである。 NHKの夕方のローカルニュースで紅葉だよりが出ている。数日前は「見頃」と出ていた見帰りの滝だが、今日は滝周辺はもうすっかり「落葉盛ん」という感じだった。「晩秋の渓流」(渓流をまたぐ橋の上からだと欄干が邪魔で撮りにくい~DMC-LX5 F5.6 1/25秒70mm) 同じこのフレーミングで、2本のレンズで撮り比べてみた。EOS 10 のキットレンズだったEF35-135mmF3.5-5.6USM と EF70-200mm F2.8 L IS 2の2本である。どちらも、上のLX5の写真と同じ焦点距離70mmで撮ってみた。 滝の下の方ではまだ紅葉がきれいな葉をつけていた。ここでは EF20-35mm F3.5-4.5という広角レンズを、これまた久しぶりに使ってみた。このレンズは今から16年前、初めて北海道ツーリングに行くときに買ったものだ。北海道の広い景色を広角レンズで撮りたいと思ったのだ。「紅葉とホタル橋」(これを20mmで撮ると渓流の流れまで入る~DMC-LX5 F6.3 1/160秒24mm) 久しぶりに使ってみると20mmという超広角はとても新鮮だった。日頃からLX5の24mm相当の画角に慣れていた積もりだが、4mmの差は数字以上に大きかった。 広角20mmでフレーミングすると、横位置でも渓流の流れと紅葉と空が一緒に入る。逆光や反逆光を使うと必ず太陽が入ってくるのでそこには注意が必要となる。だけど、今日使った3本のレンズの中では一番面白かった。「本日のカメラバッグ」(EOS 10 + 70-200mm F2.8 、右上35-135mm 、右下20-35mm、+これを撮ったLX5) 肝心のEOS 10 の使い勝手だが、とてもいい感じだった。ボディが樹脂製なので、EOS7Dと比べると安っぽいが、基本的な性能はこれで十分だと思った。今日の虫干しを機会にもっと使ってやりたいカメラである。 今日ここにアップしたのはデジタルカメラDMC-LX5で撮ったものであるが、現像が仕上がったらまたここで紹介してみたい。
2012/11/27
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完全自動カメラのさきがけ EOS 10 QDは1990年3月の発売で、購入したのは半年後の10月だった。標準キットレンズは35mm-135mm のズームレンズだった。「EF 35mm-135mm F4-F5.6」(ULTRASONICと表示があり、超音波モーターによるAF機能がついている) 最初に買った一眼レフminolta SRT-101は35mmレンズ付きで買い、最初に買い足した望遠レンズはMCロッコール135mm F3.5だった。このころは35mm-135mmくらいのズーム比でも結構便利に思えたものだ。「EOS 10 QD」(デジタル時代が始まる20世紀末までの10年間、これが自分の主力機だった) デジタル初代の EOS10D と間違いやすいが、QDはクオーツデート(日付)の略だったと思う。もう22年も前に買ったカメラだが、現有の35mmフィルムカメラでは一番新しい。新しい電池(2CR5 6V 1,550円)を入れ、あれこれ試したら問題なく作動するようだ。「モード選択ダイヤル」(このダイヤルの基本デザインは、今のデジタル一眼にも引き継がれている) このカメラは便利で高機能なカメラだった。フィルムは自動装填で撮影後は自動巻き上げ。ASA感度は自動設定である。また、AFは動体予測サーボAF機能つきで、動いている被写体に連続してピント合わせができ、3個の測距点は任意に選択できる。 キャノンのHP(canon camera museum)で調べたら、自分でも気づかなかった機能があることがわかった。インターバルタイマー、9回までの多重露光、15種類のカスタムファンクションの設定などなど...。ウーン、なかなかの名機である。価格も結構高くて、ボディ単体で9万円、標準レンズ(35mm-135mm)付きで14万円もした。 マウントが今のレンズが使用できるEFマウントというのも、いろいろなレンズを試すことができ、キャノンファンにはまだまだ利用価値のあるカメラだと思う。まあ、あくまでもフィルムを使う限りにおいてだが。 なにしろ、これはフルサイズのカメラなのだ(デジタル一眼はまだフルサイズには手が出ない)。 近いうちにこの高機能カメラの試し撮りをしてみよう。「2つのベルビア」(同じ24枚撮りでも、ベルビア100は580円、ベルビア100Fは740円)この前のminolta XD は「超極彩」のベルビア100を使ったが、EOS QD は「超高彩」のベルビア100Fを使ってみよう。
2012/11/21
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同じ場所で再チャレンジ 今日は天気もよく、日没まで時間的余裕もあったのでこの前と同じ場所に行ってみた。前回より銀杏の黄葉が鮮やかで川面への映り方もきれいだった。「対角線の構図」(同じ場所からだが、前回(11/13)の写真よりもわかりやすいかな) 左側手前の木の紅葉が進むともっといいのだが、その頃には右奥の銀杏は落葉してしまっているだろう。川に映る銀杏の黄葉が綺麗だったので川の中に堰の上から撮った。「川面に映る黄葉~1」(1:1では収まりが悪いので、フィルムと同じ3:2のアスペクト比で撮影) しかし、これでも構図的にはちょっとまとまりが悪い。縦位置に構えて水面と空を生かした構図で撮ってみた。「川面に映る黄葉~2」(こちらの方がバランスがいいように感じる) やはり3:2の方が落ち着く。1:1には慣れていないのでもっと修行が必要だ。 使用カメラは3枚とも Panasonic DMC-LX5
2012/11/15
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対角線の構図 ブログにはよく縦横比1:1の写真が掲載されている。しかし、自分はページのスクロール量を減らす点でも、横長のそれも16:9のハイビジョンサイズが効率的だと思っている。 確かに自分も時々ブログに1:1の写真を載せる。それはブログに変化を与えるのが主目的で、もともとは3:2で撮ったものをトリミングして正方形にしているのだ。 最初から1:1で撮影したらどう違うだろうか。常用デジカメDMC-LX7は4種類のアスペクト比を選べるので1:1で撮ってみた。するとファインダーをのぞいても落ち着かないし、どこをどのように切り取ったらいいのか心もとない。 その理由で思い起こすのは、人は日頃から水平線を基準にして物や景色を見ているということだ。縦横比1:1の正方形構図だと水平線の安定感を出すことができない。だからといって、縦位置(正方形だから同じこと)に構えて垂直線を基準にすることもできない。 人は物や風景を見る時、水平線と垂直線を基準にしている。このことは、今読みかけの「構図がわかれば絵画がわかる」(光文社新書:布施英利2012年10月)に実際の名画をもとに詳しく解説してある。 そこで、気づいたのは1:1の構図では、対角線が決め手になるということだ。正方形の構図ではどうしても中心部に視線が集中する。それをうまく逃すのが対角線である。正方形に対角線を引くと何か安定感が出てくる。以前カメラのカタログを見ていたら、対角線の基準線が出るファインダーがあったような気がする。 そこで、アスペクト比1:1の写真では「対角線をさがせ」、つまり「Xをさがせ」ということだ。今日の午後買い物があって街まででかけた。帰り道、車の中から景色を見ながらXを探そうとしたがなかなか見つからない。 まず気づいたのが、雲間から漏れる斜光線と川をまたぐ鉄橋とがつくる構図だった。しかし、光線の力が弱く、車を降りてカメラを構えるまでもないようだった。「かろうじてX?」(自宅近くで見かけた構図、陽も完全に陰っていたのでメモ程度に)「ここにはXが2個?」(これも自宅近く、季節と天気を選べばもっとよい構図になるかな) 昔の二眼レフや6×6版は基本的に正方形の構図だった。温故知新。1:1のフレームの中にXを探すことから、また写真の新しい楽しみが生まれてくるかも知れない。
2012/11/13
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今度は写真をデジタル化 先月末と今月初めにかけて、久しぶりに蘇ったminoltaXDの試し撮りをした。そのフィルムの現像が仕上がった。現像代は550円、所要日数は出してから3日目受け取りだった。「フィルムを巻き取る」(フジカラーのリバーサルフィルム、ベルビア24枚撮り、値段は580円) 防湿庫の最下段に、スライドビュワーとルーペが残っていた。見てみると、露出もピントも一応ちゃんと合っているようだ。「ビュワーで見る」(この段階では、普段見慣れているデジタル写真よりクリアで自然な感じがした) 今回は、プロジェクターで投影したりプリントしたりしない。よって、アナログの段階はここまでである。 ここからが、とても矛盾する作業であるが、フィルムをスキャンしてデジタル化する。6,7年も前に買ったプリンターだが、フィルムスキャンのための小道具がついていた。「スキャナーで読み取る」(最初はやり方がよく判らなかったが、押さえ板から照射する仕組みだった) 400dpiの設定でも、わずか36mm×24mmのフィルムをスキャンするのに3、4分かかった。結構まじめに働いているようだが、結果はあまり良くない。解像度がよくないのだ。フィルムとガラス面の間隔が空いていてそこが気になる。 24枚コマをパソコンに読み込むのに小一時間は優にかかった。はたしてその結果は...。「福岡市警固神社の秋」(久しぶりに標準レンズで撮ったが、50mmという画角は都会の風景には狭すぎた) デジタル化した写真を見ると、全体に色合いが平凡になっている。これはパソコンで見慣れた色である。ビュワーで見たときの微妙な味わいが失せてしまったように感じた。 しかし、デジタルを見直した点もあった。 同じ場所をスマートフォンで撮った写真と比べてみると、何と暗い部分はスマホの方がよく表現できているのだ。もっとフィルムの方が階調が豊かだと思っていたのに、それだけデジタル写真が進歩したというだろうか。
2012/11/11
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福岡市天神でカメラ散歩 目的は、TV用のフロントサラウンドセットを買うことと、最新デジカメの物色だった。天気がよかったので、先日復活(多分)したフィルムカメラXDを持って行った。 何十年か振りに使ったらとても新鮮だった。だが、とても陳腐な失敗を繰り返した。 まず、フィルム装填に手間取った。なかなかスプロールに引っかからない。ちょっと多めに引っかけたが、24枚撮りだからいいかな、と裏蓋を閉めた。XDは巻き上げレバーの所にフィルムインジケーターがあり、コマ数に比例してそのオレンジ色が動く。「フィルムインジケーター」(プリーと糸を使った仕掛けだろうか、味わい深い仕掛けだ) 次には、自動巻き上げに慣れきっていて、巻き上げを忘れてシャッターチャンスを逃すことが多かった。昔は巻き上げレバーの操作が、次のシャッターのためのメカと心の準備だったのだ。自動巻き上げになった今は、ついつい安易に撮っているのだと痛感した。 それから、50mm標準レンズの画角。日頃24mm(35mm換算)から始まるDMC-LX5を持ち歩いているため、久しぶりの標準の画角に慣れずフレーミングにとまどった。標準レンズにはそれなりの自然な味わいがあると思うのだが。 都会でのスナップでは28mmぐらいの画角が一番いいようだ。50mmだと特に横位置はとても窮屈だ。だから今日はつい縦位置にして撮ることが多かった。「縦位置での撮影が多かった」(これはスマホで、多分35mmほどの広角での撮影だが、空の色は抜けてしまっている) そしてフォーカス。MF(マニュアルフォーカス)はAF(オートフォーカス)と違って、被写体に意識を集中し、頭と眼で撮ることが求められる。今日の16枚は、AFに飼い慣らされていて、ついつい指先だけで撮っていたようだ。 最後に、フィルムカメラだから当たり前のことだが、撮ったあとに結果をすぐには確認できないこと。露出は、ピントは、フレーミングはと、全部気になるが確かめられない。 デジカメは指先で撮る。35年前のフィルムカメラは一枚一枚心と頭で撮る。すべてにおいて十数年ぶりに味わう、これはまさに新感覚だった。 フィルムカメラのシャッター音は心にコトンと響く。そして、財布にもチョッピリ響く。
2012/10/29
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秋の花粉症の主犯とされていたが 今の季節、黄色い花の絨毯を見せてくれるセイタカアワダチソウは、北アメリカ原産の帰化植物で、明治時代の末ごろ観賞用として輸入された。第2次世界大戦後は、輸入穀物に混入した種子で日本の各地にあっという間に広がった。 繁殖力が強く、他の植物を枯らしながら河川敷や住宅造成地などに繁茂していく。この時期には黄色い花を一斉に咲かせるので特にその存在が目立つ。「西日を浴びて」(お好みは日当たりの良い堤防や河川敷~2012.10.25 唐津市相知町の厳木川堤防で) セイタカアワダチソウは他の植物を駆逐して繁殖するので、これまであった植物相が破壊される。帰化植物ということもあって人気はイマイチで、きれいな花が一面に咲いていても立ち止まって見る人は少ないようだ。 不人気の理由は、ひところこのセイタカアワダチソウの花粉が花粉症の原因だとする説があったからだ。春だけでなく秋も花粉アレルギーで悩まされる自分はその説を堅く信じた。だから、セイタカアワダチソウの花を見るだけで鼻がむずむずしていた。 ところが最近では、セイタカアワダチソウが秋の花粉症の原因という説は間違いだといわれている。似たような黄色い花をつける「ブタクサ」がアレルギーの原因だという説がほぼ定着してきている。「風に揺れる」(確かに、風に揺れていても花粉が飛散する様子は見られない~同上) セイタカアワダチソウの花は風媒花ではなく虫媒花で、風によって飛散することはほどんどないという。セイタカアワダチソウの花は養蜂にも活用されているという。 しかし、無実だとわかっても、セイタカアワダチソウの蜂蜜を食する気分にはなれない。 ※ブログ写真用の定番カメラ Lumix DMC-LX5 を携行していなかったので、スマート フォンで撮影した。カメラ機能はそう高くないが、メリハリのきいた写真が撮れる。
2012/10/25
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よくできた中判コンパクトカメラ 防湿庫の中からフジGA645Ziを久しぶりに出してみた。だが、電源を入れても作動しない。電池が切れているようだ。たまたま、封を切っていないリチウム電池があった。パッケージに書かれた使用期限は2009年6月だったが、電源を入れたら懐かしい音がしてレンズが繰り出された。「お手軽中判カメラ」(10年ほど前に中古で買った、初めてで唯一の中判カメラ) 買ったのは、まだこのカメラがカタログに載っていた2000年代の初め頃だった。発売は1998年で新品定価は195,000円。定価の半額程度で購入したように記憶している。 中判カメラだからそれなりに大きい。でも、ペンタックスの中判一眼レフ645Nなどと比べると、ズームレンズ付きで1Kg(電池別で885g)を切るという圧倒的な軽さである。 AE、AFで自動巻上げ。フィルムも120と220を自動判別してフィルム装填も自動。しかも、小さいストロボまで内蔵している。ちょっと無骨だが、その機能は中判のコンパクトフィルムカメラというにふさわしかった。 注意点は、ブローニーフィルムを横に巻き取るので、通常の構えでは縦長構図になるということだ。だから、横長の構図を撮るにはカメラを縦に構える必要がある。「使い勝手は良好」(フォールディングしやすくてシャッターも押しやすい位置にある) これを買った当時はデジカメ黎明期だった。画素数もまだ100~300万画素程度だったので、中判カメラの描写力にはまだ大いに期待が持てる時代だった。買った当初は、35mm一眼レフと併用しながら風景やスナップ撮影に活躍したものだ。 現在12枚撮りの120タイプのリバーサルフィルムの価格が1本約600円で、現像料金が約800円だから、1枚あたりのコストは120円程度である。デジタルになってフィルム代や現像代を考えないで何枚も撮っているが、フィルムカメラならコスト意識も必要だ。 1回のシャッターに時間をかけ大事に撮り、しかもその出来映えは現像があがるまで確認できない。その不自由さを、楽しみと考えるか面倒と考えるか。 このカメラを買った当初は、その不自由さを楽しみと考えていた。しかし、何台かのコンパクトデジカメを経て、Canonの一眼デジカメEOS-40Dを買ってからは完全にお蔵入りとなっていた。 古いカメラの健康管理も兼ねて、時には動かしてみることも必要だろう。デジカメの簡単さに慣れてしまって、すっかり使われなくなった脳細胞の活性化にもいいかもしれない。
2012/10/01
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