2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
全31件 (31件中 1-31件目)
1
恋をしなくてはいけないの?わたしの心は生まれたときから鳩の翼のように白くいつも青い空にむかってはばたいている誰にも関わらないひとり青がままに空を行くふたりでいることが幸せだとは思わないひとりでいることが悲しいことだと誰が決めたの?私の胸の中は空のようにぽっかりとあいているけれどいつも涼やかな風が吹き抜けて私をあの青空へと誘うの青がままあなたの言葉は届かない青がままあなたの名前を覚えない青がままあなたはなにも知らない
Oct 31, 2005
バーのカウンターで、青い服の男が、一枚の紙切れを見ながら青いカクテルをなめていた。そこには3つの質問があるきりで、回答欄もなかった。いますぐに命を奪うのと狭い部屋に閉じ込めて少しずつ命を削るのではどちらがむごい仕打ちでしょう?命を奪うことを嫌い命を奪う者の命を尊ぶのなら奪う側にまわったほうが勝ち組なのでしょうか?あなたは自分が属する組織のために面識のない人の命を奪ったりしますか?男は最後の質問を読み直すと、上着のポケットに入った青いボールペンを抜くと、最後の質問だけに大きく青い○をつけ、そしてそれよりも大きな×を書いた。マスターはカウンターの奥からそれを見ると、ちょっと鼻から息を抜いて、グラス磨きに専念をし始めた私はといえば青い服の男の前身をあれこれと想像しながら、彼が飲んでいると同じカクテルを口に含むなんと言えばいいのだろうただひたすらに深い味口の中に暗い水を湛えた深い淵が広がるようなそんな深い味。「アルコール入ってませんよ」グラスを私の前に置くときに、マスターはそっと私にささやいた。「彼はそれしか飲みません、私の特製」そこで、もったいぶって一拍置いたマスターは、とんでもない秘密をこっそりもらすように、私に再びささやいた。「プール・ドント・リターン……戻らずの淵。でも、彼は戻ってきてしまう……。」私は、こわごわと最初の一口を飲んだ。
Oct 30, 2005
引き寄せた雲の網を天に投げ捕らえるは人魚されど雲の網は目が大きくて人魚たちは笑いながら戯れて泳ぎ去る捕まえるつもりはもとよりないさこうするしか人魚の気を引けないのだ雲の峰に永く居座る我は登仙の身風に吹かれて千年日に焼かれて千年星を数えて幾千年さて、ここへ来たのいつのことか……見上げた空がグルリとまわって夜明け前朝はどこからくるのやら
Oct 29, 2005
さっとひとひねり痛快なことこの上なし笑いながら目が覚めたはて、なんの夢か笑いながら目が覚めるとはどんな楽しい夢なのか?右手に残った感触を思い出すなにか不快感がムズムズと右手を上ってくる笑いながらなにをひねり潰したんだ俺は……
Oct 28, 2005
失ったことすら気づかないならばいっそうのことわかってくれる相手に渡したほうがよいのではないか忘れ去られる前に誰とも知らぬ相手に転売目的で売られる前に 国連でN国文化保護国際協力宣言が可決され、強制的にN国の有形無形の文化物件が、国連が派遣した多国籍調査部隊の指揮のもとで、次々と差し押さえられた。物件によっては地域が保護区とされ、非協力的な住民は立ち退きを迫られた。 N国民は驚いたが、それなりの対価が支払われると知ると多くの人々が承認した。それも革新的なやり方だと、信じている者もいた。 世代が移り、反対していた人々がこの世を去った今、N国民は、過去の文化を他国を通じて知るのみになった。それもわずかな希望者のみ。多くの国民はなんの疑問も持たず、自分たちだけが"文化"と呼んでいるものをいじくりながら、平然と暮らしている。
Oct 27, 2005
君の声の波形を耳の奥でトレースして瞼の裏で再生してみる気分屋の君らしくカラーとパターンがつぎつぎ変わるワンフレーズのメドレーのように時に小さく小刻みに時には大きくダイナミックにそれが瞼を合わせる一瞬に変わっていくのがすごいのだけど君は気づいていないけれど青くおだやか菫色はもっと静か赤く大きく黄色くさんざめくオレンジ色の波形は僕のお気に入り僕の波形とよりそうように同じパターンなんてひとつもない一瞬間だから、君の声がいま届かなくても僕はここにいて君の波形を再生するだけで一緒にいるような気がする遠くからつながっているような気がする携帯電話がなかった昔信じあう二人はどんな気持ちで離れた相手のことを思っていたのだろう山かげを越えてサテライトが夜空を抜けていく慌てて携帯電話を取り出してみたけれど待ち受けの中で君が笑っているだけオレンジ色の波形が君を中心に広がっていくよ満点の星空の下で
Oct 26, 2005
今日生きていることは昨日の償いのためである一日の終わりに勘定をすれば決まって明日の贖罪の理由が見つかるだから生きる生きているのだもうよい、これでよいのだと肺の中の空気をほっとすべて吐き出すその一瞬まで……
Oct 25, 2005
どうでもいい世界のどうでいもいい話心の奥にひかかっているのもどうでもいい理由からでも、そう思いたいから鈍い痛みは長く続くゆっくりと壊していく
Oct 24, 2005
その石がそこにあるようにあの雲があそこに浮んでいるように僕が眠っている間にも夜空がグルリとまわるようにビルの向こうで月が満ち欠けするように青がまま見上げる空はこんなに青くて見つめる瞳から心に染み渡って行くようだ青空は僕らの悲しみにも怒りにも無頓着だけどどんなに僕らが青空に叫んで拳を振り上げてもみんな吸い込んでくれて心をちょっだけ楽にしてくれるそんなときに流れる涙も青いって知ってた?
Oct 23, 2005
なめらかな茜色金管楽器の音色に似ている強い輝きは心を圧してなめらかな茜色重ねられた時代の中を抜けていまも輝く金管楽器の輝きの色黄金の夕日が奏でる色
Oct 22, 2005
傾いて行くゆっくりとそして次第に速度を増して手にたいまつを持った民衆が晴れることのない空の下ゆっくりと街道を歩む彼らは強いものには歯向かわない自分よりも弱い者を敵に見立てて吊るし上げるもう財布の中は空国は服を質に入れて金を作れというこの国で息を吸うにも金がいる払えなければ海に落とされる家を持たぬ民衆が降り止まない雨の中泥水たまる街道を歩む彼らはそれでも国には歯向かわない無抵抗な家に得物をふるって壊していくもう頭の中は空国は白紙委任状にサインをしろというこの国で声を出すにも金がいる払えなければ穴に落とされる傾いて行くゆっくりとそして次第に速度を増して
Oct 21, 2005
部屋の明かりを消して枕に頭を沈めれば閉じたまぶたの裏に広がる青空本物の空を見上げなくなってどれだけの月日が過ぎたのかこうして眠りに落ちるつかの間のに見る抜けるような青空だけが記憶に残る今日見上げた空は何色だったろう思い出せないあぁ、青空に落ちて行く青がまま私は喪失感になぶられながら眠りに落ちて行く
Oct 20, 2005
英国大使館の扉は鮮やかなスカイブルー街路樹の枝を通して見上げた空は青がまま警戒中の警察車輌の青は意外にも心和む色
Oct 19, 2005
青空に突き刺さる白い針絶空の孤塔下へ続く階段はなく上にかかる梯子もない9つの柱に支えられた屋根の下僕の影すら青く見えるここでどんなに叫んでも冷たい石の床に涙をこぼしても柱を怒りまかせて殴りつけても空は青がままに広がっている身を乗り出して屋根の上の空を見れば青く深く下を見下ろしてもどこまでも空が続くもしここから飛び降りたら?叩きつけらえれてもいい大地に帰れるのならもし永遠に落ち続けたら激しい恐怖が僕の体を振るわせる僕はこの塔のこの部屋で青空を眺めて時を過ごす夜すら訪れない永くてながい真昼の世界で青がままに
Oct 18, 2005
僕の心がどんなに穢れても晴れ渡った空は青がまま僕はたまらず目を伏せる
Oct 17, 2005
あまり遠くない空の下から僕は祈る届いてほしいようなそうでないようなそんな願いを僕は祈るあまり遠くない空の下から
Oct 16, 2005
色づき始めた街路樹の葉をぬらして白く光る静かな雨が降りしきる開いた窓から流れ込む風はしっとりとして肌寒くけれどなぜか私の心を和ませる雨よ雨静かに冷やせ我が心熱に乾いた肌を潤わせ忘れた涙を目に戻せ風よ風静かに満たせ我が胸を熱に浮かれた頭を冷やせ私の心を連れて行けひとり雨の降りしきる白い空間に歩み出て消えてしまおうそして雲の宮殿へ召されて行くのだ
Oct 15, 2005
青じわりと広がる
Oct 14, 2005
夜の淵に淀む水は漆のようにひっそり一粒の雫は真珠みなもに落ちれば広がる波紋は象嵌された銀線のよう沈んだ真珠を金色の鯉が飲み込んで淵の底へとゆらゆら消えた
Oct 13, 2005
世界が終わってしまうこれまであの人が作ってきた世界が終わってしまう僕がこうして毎日訪れていた世界が終わってしまう年の差などと関係ないと周囲にいってはばからなかったけれど時の流れに情けはなくて命を削り取られたあの人はその手で作り上げた世界の中でいまひっそりと最期の時を迎えようとしている僕はそのそばにも近づけずあの人の世界の入り口でただ膝をついて悲しみにくれるだけ……嗚呼それでもこの心があの人に届いていれば細い魔法の指が僕との絆を光の糸で示してくれたようにいまも光の糸が見えれば僕の寿命などあの人にすれば午睡のひと時けれどそれがとっても大切なのだとそういってくれた声はもう遠いもし僕ひとり残されたのならこれからの時間は長く耐え難いならばここにあの人の世界の入り口の前に長くそしてさらに長く心なく佇んでいられる石や樹木に姿を変えてほしい世界が終わってしまうあの人とともに世界が終わってしまうあの人と過ごした世界が終わってしまう嗚呼時の流れを誰も止められない妖精王の角笛もただ時の過ぎるのを知らしめるだけに過ぎない
Oct 12, 2005
森がざわついていた……。その時から心の中に、風が渦巻くようになっていた。目の前に穏やかな景色が広がっていても、背中越しに風の轟くような、森のざわめくような音が聞こえてきては、心を乱してしまう。轟いてはいざない、ざわめいてはうながす。だがわからない。自分がなにをしたらよいのか。どうすれば心に渦巻き、背後で吹きすさぶ風を止めることができるのか。耳を塞いでも聞こえる。風が、風が……。
Oct 11, 2005
頭を下にして沈んで行く青の中手間なく見えるのは沈んで間もない高層ビルの外壁まだ浸水していない部屋には事務机が整然と並んでまるで休みの日のようだすでに水に満たされた部屋には小さな魚たちが泳いでいるまるで水の中に自分が溶けてゆくような不思議な解放感と一体感僕はこの水を通じてここに沈むすべてのものとつながっていくいや混じりあっていく……すべては青の中で……とけてひとつになるのはきもちのいいものでじぶんがひとりではないがすべてはひとつはすべてでじぶんはそのなかにきゅうしゅうでなくかくさんすること…… 心地のよさは危険の証、体がとろけそうになるのに必死に抵抗しながら、寝返りを打つように体をひねって、ようやくグラスから離れる。まるでタコのような気分だ。どうにか右目のまぶたを開いて、焦点の定まらぬ目でマスターがいると思しき場所をにらんだ。「ちょっとききすぎましたか」 マスターの声が全部ひらがなで聞こえる。それから新しいグラスが置かれた気配がして、それからマスターがグラスを握らせた。「これで戻ります」 グラスなどつかめるはずもなく、どぉにか、くてぃをもっててて、ぐらすのなかみいをぉのんれ…… 自分の中に静かに青がたまっていく。それは周囲の青よりも濃く、僕を僕と認識できるレベルまでにしてくれた。こんどはグラスをしっかりと手で持って脇にどけると、マスターをしっかりにらんだ。「これは出せないかぁ、そうだよねぇ」 マスターはひとり合点でふたつのトールグラスを片付ける。本日のカクテルは必ずチェイサーがつくって、毒と解毒薬のようなものじゃないか。しかもまだ、ちゃんときえれない。ちからがすぐにぬけて。またにっきのこうひんがおくれふじゃらいか……ああ、あせがあせがみずびだし
Oct 10, 2005
羽田空港展望デッキ寒い!煙い!うるさい!けどいくつもの翼がランプをともして飛び立つ様子に胸がときめいてしかたない空へ、空へ!ロマンチックなのに寒いって!********************************* 久しぶりの3連休(前回は仕事でした)のなか日。そこで思いつくまま散歩しようと、鞄も持たずに家を飛び出したのが12時。そこから先を簡単にまとめると以下のとおり。 丸の内線赤坂見附>メキシコ大使館前>国会議事堂脇>国会前広場>外田門>皇居前広場>皇居外苑>東京会館横>東京国際フォーラム>銀座伊東屋>シオサイト>(ゆりかもめ)日の出桟橋>(船)しながわ水族館>(京急)羽田空港>(モノレール)浜松町>(JR)東京>>>>水族館は脇をとおっただけ、けれど空港の屋上展望デッキでは、寒風吹き付ける中30分もいた。当初の目的は、赤坂から銀座に出て、ペンとメモパッドを買ってコーヒーを飲んで帰るつもりだったが、そこからフラフラと船に乗って、電車を乗りついで空港へ。伊東屋の紙袋を下げて、空港を歩いていた自分は結構不審者だったかも。いやぁ、脈絡もなく移動したけれど、それも休日らしくっていいですよね。
Oct 9, 2005
僕は見たんだ。思い出す限り晴れたことなんて一度もないこの空で、たった一度だけ、ほんの少しだけ雲が裂けたのを。そしてそこから、高層ビルの屋上がぬっと姿を現したのを。厚い雲はいつも雨を降らせていて、いつ給水しているのかと、心配してしまうほどだった。僕の友達は雲はみんな綿で、中に放水用の水道管が入ってるんだって冗談をいうけど、ここに住む人は一度はその冗談を口にする。でも僕は知っている。雲が雲であることをけれど其の上には図鑑で見たような空があるわけじゃない。そこには、ここと同じような超高層ビルが立ち並ぶ街がまッ逆さまに存在してるってことを。でもなんで落ちてこない? ビルはともかく車や人はなぜ?厚い雲を割って現われたのは、赤く点滅するランプを点けたガラス張りのビル。屋上のヘリポートだって逆さまだった。それにいくつものアンテナが張り出していて、そのうちのいくつかは、先端に赤いランプが点滅していたんだ。ビルはすぐに雲の上に引っ込んでしまったけれど、僕はこの雲の上に街があることを知ってるんだ。ほんとうのことさ。***********************************************少年の言葉が浮んだので書きとめてみました。厚い雲の上に巨大な魚が泳いでいるというのはこの日記でよく出てくるシチュエーションですが、逆さまのビルとは……。
Oct 8, 2005
神は人の問いに答えない人は神の問いを自ら探してさすらう神は道を示しはしない人は神へ至る道を自ら探して迷う神を信じることはない人は神を信じる自らを信じる
Oct 7, 2005
もっと自由に歌おうもっと自由に奏でよう誰もが歌って奏でられるそんな曲を作ろうもしあたながすべてを取り上げられたときでもこの曲だけは残るようにもしみんながすべてを奪われてしまってもこの曲だけはみんなが歌えるように僕が地上からいなくなったあとでも僕が作ったことを知られなくてもこの曲が自由に歌えるならこの曲が自由に奏でられるなら僕は曲を作ろう
Oct 6, 2005
今日もふらふらになるまで起きている眠ることの恐怖闇に呑み込まれる不安夢を見る不安お願いだ眠らせないでくれ眠ったら狂ってしまう眠ってしまったら目覚めた自分が眠る前の自分と同じだと誰にわかるもしかしたら私は闇に閉じ込められて夢の中の自分が出て行くのをボンヤリと見ているしかないのかもしれない眠らせな kfぱsd いでくれあダだめだねむkってええええええsい方が無い眠って島うねむってしおあm」まあjdsfffffsdlたすけて
Oct 5, 2005
夢というものは前頭葉のあたりでふらふらと軸の定まらぬままに回転している半透明のキューブに記憶やイメージが映像になって次々と投影されているようなもの6つ面は時に光を通し時に光を反射するおかげでつながりのある一連の映像が分断されて異なる面に映し出され脈絡のないものになってしまうそんな映像を眠っている間にずっと見せられていたらきっと狂ってしまうだろうだから夢は一瞬永遠の夢は狂気の檻
Oct 4, 2005
どこまでも続く海岸線の道一直線のアスファルトエンジンの音は静かタイヤから伝わる振動が夢の中から響いてくる青いボディにシルバーのラインやがて道は海に向かってすっと伸びて遠くに消える青い世界にシルバーのライン空と海の間にデイライトのグラデーション
Oct 3, 2005
空から雨が降るようにいっそ涙を流せれば早く晴れ間も来るだろにそれほどの想いではなかったかそれが鉛白色の雲のように暗くて明るい憂鬱
Oct 2, 2005
弱いものだ背中を押されどやされ続けば人は目の前にぶらさがるロープの輪っかに首を通すちがうんだ、そうじゃない頭の隅のほうで小さな声がするでもそれも背中をどやしつけられてすぐに聞こえなくなる振り返ればすべてがむなしく楽しい思い出も打ち消してしまいたくなるもしここで助かっても将来の楽しみはすべて陳腐に思えるそうなると人はおとなしく輪っかに首を通すこれから命を奪われることを感じながらも理解できない家畜のように***********************************************時にはなにもかも憂鬱に思えます。あれほど大事にしていた思い出もすべてが卑しくて、どうしようもないガラクタのように思えてきます。人が自分の名前も捨てて、誰でもない存在になりたいと思うのは、そんなときなのでしょう。気づかなければ、一生気づかない、そんなことです。今日も僕はなんとか生きるでしょう、失望して追い詰められていることを忘却という非常手段で退けて、家畜の肉を食べるのでしょう、自分が食べている家畜と同じ、うつろで悲しい目をしながら。
Oct 1, 2005
全31件 (31件中 1-31件目)
1
![]()
![]()
