PR
ココ＋
開始推理吧２季はYouTubeで公開中！
カテゴリ
カテゴリ未分類
(32)七時吉祥(ｼﾁｼﾞｷｯｼｮｳ) あらすじ
(7)花朝秋月夜～時をかける愛の音色～あらすじ
(8)長相思 シーズン１あらすじ
(1)星河長明 あらすじ
(6)安楽伝 全39話
(39)虚顔(ｷｮｶﾞﾝ)～偽れる顔と真実の愛～全８話
(8)今宵、若様は恋におちる 全38話
(38)花令嬢の華麗なる計画 全24話
(24)覆流年〜復讐の王妃と絶えざる愛〜全30話
(30)星漢燦爛(ｾｲｶﾝｻﾝﾗﾝ) 全56話
(56)【現代劇】マリアージュ・ブラン～嘘つき弁護士の愛の法則～全40話
(40)馭鮫記(ｷﾞｮｺｳｷ)後編:月に愛を誓う 全20話
(20)馭鮫記(ｷﾞｮｺｳｷ)前編:月に君を想う 全22話
(22)蒼蘭訣 ～エターナル・ラブ～ 全36話
(36)夢華録 全40話
(40)九齢公主～隠された真実～全40話
(40)屏里狐～私の愛する守り神～全22話
(22)玉昭令 全52話
(52)風起花抄～宮廷に咲く琉璃色の恋～全40話
(40)雲間の月は輝きて～運命の恋人～全40話
(40)斛珠夫人～真珠の涙～全48話
(48)風起隴西－SPY of Three Kingdoms－全24話
(24)長歌行 全49話
(49)上陽賦～運命の王妃～全68話
(68)【現代劇】イジワルな君に恋をした～Sweet First Love～全24話
(24)星から来た猫将軍 全16話
(16)琉璃 全59話
(59)花の都に虎われて 全24話
(24)燕雲台-The Legend of Empress-全48話
(48)皇帝の恋 寂寞の庭に春暮れて 全40話
(40)山河令 全36話
(36)麗姫と始皇帝～月下の誓い～全48話
(48)天舞紀～トキメキ☆恋空書院～全28話
(28)三千鴉の恋歌 全30話
(30)宮廷の茗薇～時をかける恋〜全40話
(40)東宮～永遠の記憶に眠る愛～全55話
(55)夢幻の桃花～三生三世枕上書～全56話
(56)大明皇妃〜Empress of the Ming〜全62話
(62)白華の姫～失われた記憶と3つの愛～全58話
(58)陳情令 全50話
(53)如懿伝〜紫禁城に散る宿命の王妃〜全87話
(87)如歌～百年の誓い～ 全52話
(20)月に咲く花の如く 全74話
(74)扶揺〜伝説の皇后〜全66話
(26)霜花の姫～香蜜が咲かせし愛～全63話
(64)永遠の桃花～三生三世～全58話
(58)本国配信ドラマ
(36)華流エンタメ・その他
(11)お知らせ・その他
(2)コメント新着
カレンダー
キーワードサーチ
▼キーワード検索
サイド自由欄
あらすじは予告なく中断・削除することがあります
なお事情により現在はリクエストにお応えしておりません
✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎
![[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/2288113a.310261aa.2288113c.91612e50/?me_id=1258569&item_id=10000828&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fedyshop%2Fcabinet%2Fproduct%2Fedy-key-panda%2Frubber%2Fpanda_keyholder_r_2.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=picttext "[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]")
![[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/11fd7b23.8256800e.11fd7b24.acdc9aca/?me_id=1213310&item_id=20088326&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F1851%2F4995155211851.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=picttext "[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]")
![[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/1981bf16.c529f0b9.1981bf17.314fff76/?me_id=1251035&item_id=17925598&m=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fhmvjapan%2Fcabinet%2Fa01%2F64000%2F10162098.jpg%3F_ex%3D80x80&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fhmvjapan%2Fcabinet%2Fa01%2F64000%2F10162098.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=picttext "[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]")
2019.12.11
カテゴリ： 霜花の姫～香蜜が咲かせし愛～全63話
香蜜沉沉烬如霜 Ashes of Love
月下(ｹﾞｯｶ)仙人と彦佑(ｹﾞﾝﾕｳ)は錦覓(ｼﾞﾝﾐｰ)を眠らせ、花界から連れ出すことに成功した。
しかし錦覓を逃がしたせいで長芳主・牡丹(ﾎﾞﾀﾝ)たちが天帝の逆鱗にふれてしまう。
激高した潤玉(ｼﾞｭﾝｷﾞｮｸ)は花界を封鎖、さらに先帝が与えた権力を没収すると決め、六界の最高権力たる王が誰かを知らしめることにした。
花界の様子をうかがっていた鎏英(ﾘｭｳｴｲ)は急ぎ禺疆(ｸﾞｳｷｮｳ)宮に戻り旭鳳(ｷｮｸﾎｳ)に報告した。
「天帝が花界で芳主を捕らえ、長芳主に重傷を負わせたわ」
実は錦覓が婚儀を拒んで天界を脱走、天帝は錦覓を捕らえるため花界へ来たらしい。
しかし旭鳳には分かっていた。
「花界の付近に兵を待機させ、何かあれば援護を…」
「（ﾌﾌｯ）分かったわ、さすが鳳兄ね、旧情を忘れていない」
すると旭鳳は旧情などすでに断ち切ったが、敵の敵は盟友だと強がった。
それよりあと２刻で婚儀、今はその準備の方が大事だという。
鎏英は穂禾(ｽｲｶ)が策にはまり、必ず馬脚を現すはずだと自信を見せたが、思わぬ邪魔が入ることになった。
その頃、魔界へたどり着いた月下仙人と彦佑は、何とか禺疆宮に紛れ込んだ。
月下仙人は自分の杖の中に錦覓を隠していたが、想像以上に重いと泣き言を言う。
ともかく２人は旭鳳と穂禾の婚儀を阻止すべく、まずは新婦である穂禾の寝殿に忍び込んだ。
穂禾はちょうどひとりで化粧台に座り、こちらに背を向けている。
月下仙人はそっと近づき、不意をついて後ろから殴りつけたが…。
一方、婚儀を前に沐浴していた旭鳳は、再び冷気の発作に襲われていた。
「穂禾公主は意識を失い、２刻は目覚めません」
「分かった、下がれ…」
鎏英は密かに昏迷香を焚き、穂禾を眠らせておいた。
そして花嫁衣装に着替えて待機していると、いきなり背後から誰かに殴られてしまう。
激怒した鎏英が振り返ると、そこにはなぜか月下仙人と彦佑がいた。
そこで鎏英は妙案を思いつき急遽、作戦を変更、自分の花嫁衣装を錦覓に着せ、彦佑が傀儡の術をかけた。
( ﾟдﾟ)ジー Σ(￣。￣ﾉ)ﾉ＜何ですか？！＠鎏英
( ﾟдﾟ)＜その頭は何でできておる？硬すぎだ…＠狐仙
禺疆宮に次々と招待客たちが集まって来た。
上座には見届け人として魔界の大長老・擎(ｹｲ)城王の姿もある。
やがて新郎である旭鳳が現れると、いよいよ新婦の入場となった。
すると旭鳳は新婦の介添え人が叔父だと気づき、自分と鎏英の作戦がバレてしまったと焦る。
しかし月下仙人はどうやら協力してくれると分かった。
魔尊の婚儀を祝う花火が上がる頃、予定通り穂禾は目を覚ました。
一方、宮殿では拝礼の儀が滞りなく行われている。
旭鳳は花嫁が鎏英だと知っていたが、どうも花嫁の様子がおかしい。
実は花嫁になった錦覓は傀儡の術で動かされ、必死に術を解こうと抵抗していた。
しかし結局どうすることもできず拝礼の儀が終わってしまう。
天界ではこれで夫婦と認められるが、実は魔界には特別なしきたりがあった。
「魔界では婚姻はとても厳かで神聖なもの、魔尊には守らねばならぬ掟がある
生涯でただ１人、本当に愛している者しか娶れぬのだ」
すると大長老は験心石(ｹﾝｼﾝｾｷ)で２人の心を試す必要があると教えた。
魔尊と魔后の血を１滴ずつ験心石にたらし、２人が相思相愛なら験心石の色が変わるという。
この難関を通れば天与の夫婦だと認められ、本人が望まぬ限り、決して仲を割くことはできない。
ただし色が変わらなかった場合、大長老は婚姻が認められないと釘を刺した。
旭鳳は穂禾が験心石をすり替えたと知っていた。
石の色が変わると確信していた旭鳳はしきたりに従うと告げ、２人の指に針を刺して験心石に血をたらす。
すると験心石は長老の言葉通り真っ赤な色に変わった。
しかしその時、穂禾が現れる。
「それは偽物よ！騙されてるわ！私ではない！験心石も偽物よ！」
穂禾は何者かが婚儀を阻むため、自分を昏睡させて験心石をすり替えたと訴えた。
殿内は騒然となったが、そこに今度は鎏英がやって来る。
「本物よ！」
旭鳳は呆然となった。
計画では花嫁が鎏英のはず、ならば隣にいるのは…。
困惑した旭鳳は花嫁の面紗を上げて確認しようとしたが、咄嗟に月下仙人が阻止した。
「床入り前に顔を見るな！」
鎏英は大長老と魔尊に遅れたことを詫びた。
そしてこの験心石は間違いなく本物だと断言し、偽物を出して見せる。
「昨夜、穂禾公主が萬魔殿(ﾏﾝﾏﾃﾞﾝ)で験心石をすり替えるのを見ました
婚儀の１刻前、公主の居所から本物が見つかり、再び替えておいたのです」
穂禾は嘘だと否定したが、鎏英は魔尊もすり替えを目撃したと教えた。
憤慨した大長老は魔尊を欺いた穂禾を断罪、それを暴いた鎏英の功績を称える。
そこで鎏英は本物の験心石の色が変わった以上、旭鳳も自分の心を偽らないで欲しいと言った。
旭鳳はまさかと思いながら花嫁の面紗を剥ぎ取ると、戸惑う錦覓が姿を現す。
正体がバレた錦覓は居たたまれなくなり、激情からついに術を解くことに成功した。
回廊で錦覓を操っていた彦佑はなぜ自分の術が破られたのか分からなかったが、怒られる前に逃げ出してしまう。
ようやく自由になった錦覓は旭鳳に婚儀を邪魔したことを謝罪した。
「誰が連れて来たぁーっ💢」
旭鳳は思わず声を荒げると、月下仙人は改めて真実を白日の下にさらす。
「その命は錦覓が与えたのだ、穂禾はその手柄を横取りした！」
「嘘よ！違うわ！」
穂禾が否定すると、月下仙人は魔尊の恩人だと言うなら答えてみろと挑発した。
「どうやって魔尊を生き返らせたのだ？」
「太上老君(ﾀｲｼﾞｮｳﾛｳｸﾝ)の九転金丹です」
「では、その要の材料は？」
「…″玄穹(ｹﾞﾝｷｭｳ)の光″です、旭鳳のために命がけで得たのです！」
「ずいぶん詳しいな、では玄穹の光の入れ物は何だ？言ってみろ…早くっ！」
しかし穂禾は答えられず、旭鳳に自分を信じてくれと訴える。
呆れた月下仙人は錦覓を指差し、黙って聞いているこの馬鹿な娘が玄穹の光を求めて蛇(ｼﾞｬ)山を訪ねたと教えた。
「そなたのために廉晁(ﾚﾝﾁｮｳ)に色の識別能力を差し出した
もう二度と色が分からぬ…花神の娘だというのにだ！
密かに命がけで尽くし続けたにも関わらず、そなたは恨み続け、己も傷つけて来た
ジンミーは玄穹の光のため何を入れ物にしたと？…真の姿だ」
錦覓の真の姿は霜花(ｿｳｶ)…。
錦覓は上神でさえ３刻しかもたないという玄穹の光をあろうことか冬の花にとりこみ、命まで失いかけていたのだ。
月下仙人の涙の訴えは旭鳳の頑な心を動かした。
旭鳳はこれまでの非情な態度を謝罪し、錦覓の手を握りしめる。
「私に機会をくれ、償いがしたい、君さえよければ夫婦となってくれ
月日が流れても、何が起きようと、君の手を握り続ける…決して離さぬ、死ぬまで一緒だ」
固く抱き合う旭鳳と錦覓…。
そんな２人の姿を見た穂禾はついに琉璃浄火(ﾙﾘｼﾞｮｳｶ)を放った。
すると咄嗟に旭鳳が火術で振り払って錦覓を救う。
「琉璃浄火…やはり君だったか」
旭鳳の言葉を聞いた穂禾はようやく罠にはめられらと気づき、絶望した。
「どうしてなの？！すべてあなたのためなのに！旭鳳…心から愛しているわ…
なのに私に琉璃浄火を使わせるため、皆で結託していたなんて…ひどい…」
しかし錦覓はひどいのは穂禾も同じだと非難する。
父と義母を殺し、旭鳳を陥れ、撲哧君(ﾎﾞｸｾｷｸﾝ)@彦祐に深手を負わせたのだから…。
それでも穂禾は旭鳳を殺したは錦覓だと食い下がった。
すると錦覓はそもそも穂禾のせいだと激怒する。
「私はあなたに騙され罪を犯した…だけど報いは受けたわ！
あなたの悪行も全部、覚えてる！罪からは逃れられないわよ！」
錦覓と穂禾は直接対決の様相となったが旭鳳が錦覓に加勢、穂禾は吹き飛ばされ深手を負った。
旭鳳は自分の魂魄(ｺﾝﾊﾟｸ)を守ってくれた恩人である穂禾を殺すことはできなかった。
しかし殺戮を重ねた罪は重く、今ここで鳥族首領の座を剥奪し、二度と琉璃浄火を使えないよう霊力を全て奪い取ってしまう。
「穂禾、君が悪行に走った原因は私だ、私は君の兄も同然ゆえ君への責任を感じている
だから今日ここで借りを返そう、君とジンミー、無残に命を落とした者に罪を償う」
すると旭鳳は自ら霊力の半分を失うことで己の罰とし、穂禾への戒めとした。
「魔界に告ぐ、この者が心を入れ替えれば罪には問わぬ、悪行を続けるなら命を奪う」
結局、旭鳳は穂禾に最後の機会を与えた。
↓ついさっきまで血だらけだったのに、いつの間にか綺麗な顔の穂禾
つづく
( ￣꒳￣)ん〜何だろう？ここに来て錦覓より潤玉よりなぜか穂禾の方が可哀想に思えて来た…
月下(ｹﾞｯｶ)仙人と彦佑(ｹﾞﾝﾕｳ)は錦覓(ｼﾞﾝﾐｰ)を眠らせ、花界から連れ出すことに成功した。
しかし錦覓を逃がしたせいで長芳主・牡丹(ﾎﾞﾀﾝ)たちが天帝の逆鱗にふれてしまう。
激高した潤玉(ｼﾞｭﾝｷﾞｮｸ)は花界を封鎖、さらに先帝が与えた権力を没収すると決め、六界の最高権力たる王が誰かを知らしめることにした。
花界の様子をうかがっていた鎏英(ﾘｭｳｴｲ)は急ぎ禺疆(ｸﾞｳｷｮｳ)宮に戻り旭鳳(ｷｮｸﾎｳ)に報告した。
「天帝が花界で芳主を捕らえ、長芳主に重傷を負わせたわ」
実は錦覓が婚儀を拒んで天界を脱走、天帝は錦覓を捕らえるため花界へ来たらしい。
しかし旭鳳には分かっていた。
「花界の付近に兵を待機させ、何かあれば援護を…」
「（ﾌﾌｯ）分かったわ、さすが鳳兄ね、旧情を忘れていない」
すると旭鳳は旧情などすでに断ち切ったが、敵の敵は盟友だと強がった。
それよりあと２刻で婚儀、今はその準備の方が大事だという。
鎏英は穂禾(ｽｲｶ)が策にはまり、必ず馬脚を現すはずだと自信を見せたが、思わぬ邪魔が入ることになった。
その頃、魔界へたどり着いた月下仙人と彦佑は、何とか禺疆宮に紛れ込んだ。
月下仙人は自分の杖の中に錦覓を隠していたが、想像以上に重いと泣き言を言う。
ともかく２人は旭鳳と穂禾の婚儀を阻止すべく、まずは新婦である穂禾の寝殿に忍び込んだ。
穂禾はちょうどひとりで化粧台に座り、こちらに背を向けている。
月下仙人はそっと近づき、不意をついて後ろから殴りつけたが…。
一方、婚儀を前に沐浴していた旭鳳は、再び冷気の発作に襲われていた。
「穂禾公主は意識を失い、２刻は目覚めません」
「分かった、下がれ…」
鎏英は密かに昏迷香を焚き、穂禾を眠らせておいた。
そして花嫁衣装に着替えて待機していると、いきなり背後から誰かに殴られてしまう。
激怒した鎏英が振り返ると、そこにはなぜか月下仙人と彦佑がいた。
そこで鎏英は妙案を思いつき急遽、作戦を変更、自分の花嫁衣装を錦覓に着せ、彦佑が傀儡の術をかけた。
( ﾟдﾟ)ジー Σ(￣。￣ﾉ)ﾉ＜何ですか？！＠鎏英
( ﾟдﾟ)＜その頭は何でできておる？硬すぎだ…＠狐仙
禺疆宮に次々と招待客たちが集まって来た。
上座には見届け人として魔界の大長老・擎(ｹｲ)城王の姿もある。
やがて新郎である旭鳳が現れると、いよいよ新婦の入場となった。
すると旭鳳は新婦の介添え人が叔父だと気づき、自分と鎏英の作戦がバレてしまったと焦る。
しかし月下仙人はどうやら協力してくれると分かった。
魔尊の婚儀を祝う花火が上がる頃、予定通り穂禾は目を覚ました。
一方、宮殿では拝礼の儀が滞りなく行われている。
旭鳳は花嫁が鎏英だと知っていたが、どうも花嫁の様子がおかしい。
実は花嫁になった錦覓は傀儡の術で動かされ、必死に術を解こうと抵抗していた。
しかし結局どうすることもできず拝礼の儀が終わってしまう。
天界ではこれで夫婦と認められるが、実は魔界には特別なしきたりがあった。
「魔界では婚姻はとても厳かで神聖なもの、魔尊には守らねばならぬ掟がある
生涯でただ１人、本当に愛している者しか娶れぬのだ」
すると大長老は験心石(ｹﾝｼﾝｾｷ)で２人の心を試す必要があると教えた。
魔尊と魔后の血を１滴ずつ験心石にたらし、２人が相思相愛なら験心石の色が変わるという。
この難関を通れば天与の夫婦だと認められ、本人が望まぬ限り、決して仲を割くことはできない。
ただし色が変わらなかった場合、大長老は婚姻が認められないと釘を刺した。
旭鳳は穂禾が験心石をすり替えたと知っていた。
石の色が変わると確信していた旭鳳はしきたりに従うと告げ、２人の指に針を刺して験心石に血をたらす。
すると験心石は長老の言葉通り真っ赤な色に変わった。
しかしその時、穂禾が現れる。
「それは偽物よ！騙されてるわ！私ではない！験心石も偽物よ！」
穂禾は何者かが婚儀を阻むため、自分を昏睡させて験心石をすり替えたと訴えた。
殿内は騒然となったが、そこに今度は鎏英がやって来る。
「本物よ！」
旭鳳は呆然となった。
計画では花嫁が鎏英のはず、ならば隣にいるのは…。
困惑した旭鳳は花嫁の面紗を上げて確認しようとしたが、咄嗟に月下仙人が阻止した。
「床入り前に顔を見るな！」
鎏英は大長老と魔尊に遅れたことを詫びた。
そしてこの験心石は間違いなく本物だと断言し、偽物を出して見せる。
「昨夜、穂禾公主が萬魔殿(ﾏﾝﾏﾃﾞﾝ)で験心石をすり替えるのを見ました
婚儀の１刻前、公主の居所から本物が見つかり、再び替えておいたのです」
穂禾は嘘だと否定したが、鎏英は魔尊もすり替えを目撃したと教えた。
憤慨した大長老は魔尊を欺いた穂禾を断罪、それを暴いた鎏英の功績を称える。
そこで鎏英は本物の験心石の色が変わった以上、旭鳳も自分の心を偽らないで欲しいと言った。
旭鳳はまさかと思いながら花嫁の面紗を剥ぎ取ると、戸惑う錦覓が姿を現す。
正体がバレた錦覓は居たたまれなくなり、激情からついに術を解くことに成功した。
回廊で錦覓を操っていた彦佑はなぜ自分の術が破られたのか分からなかったが、怒られる前に逃げ出してしまう。
ようやく自由になった錦覓は旭鳳に婚儀を邪魔したことを謝罪した。
「誰が連れて来たぁーっ💢」
旭鳳は思わず声を荒げると、月下仙人は改めて真実を白日の下にさらす。
「その命は錦覓が与えたのだ、穂禾はその手柄を横取りした！」
「嘘よ！違うわ！」
穂禾が否定すると、月下仙人は魔尊の恩人だと言うなら答えてみろと挑発した。
「どうやって魔尊を生き返らせたのだ？」
「太上老君(ﾀｲｼﾞｮｳﾛｳｸﾝ)の九転金丹です」
「では、その要の材料は？」
「…″玄穹(ｹﾞﾝｷｭｳ)の光″です、旭鳳のために命がけで得たのです！」
「ずいぶん詳しいな、では玄穹の光の入れ物は何だ？言ってみろ…早くっ！」
しかし穂禾は答えられず、旭鳳に自分を信じてくれと訴える。
呆れた月下仙人は錦覓を指差し、黙って聞いているこの馬鹿な娘が玄穹の光を求めて蛇(ｼﾞｬ)山を訪ねたと教えた。
「そなたのために廉晁(ﾚﾝﾁｮｳ)に色の識別能力を差し出した
もう二度と色が分からぬ…花神の娘だというのにだ！
密かに命がけで尽くし続けたにも関わらず、そなたは恨み続け、己も傷つけて来た
ジンミーは玄穹の光のため何を入れ物にしたと？…真の姿だ」
錦覓の真の姿は霜花(ｿｳｶ)…。
錦覓は上神でさえ３刻しかもたないという玄穹の光をあろうことか冬の花にとりこみ、命まで失いかけていたのだ。
月下仙人の涙の訴えは旭鳳の頑な心を動かした。
旭鳳はこれまでの非情な態度を謝罪し、錦覓の手を握りしめる。
「私に機会をくれ、償いがしたい、君さえよければ夫婦となってくれ
月日が流れても、何が起きようと、君の手を握り続ける…決して離さぬ、死ぬまで一緒だ」
固く抱き合う旭鳳と錦覓…。
そんな２人の姿を見た穂禾はついに琉璃浄火(ﾙﾘｼﾞｮｳｶ)を放った。
すると咄嗟に旭鳳が火術で振り払って錦覓を救う。
「琉璃浄火…やはり君だったか」
旭鳳の言葉を聞いた穂禾はようやく罠にはめられらと気づき、絶望した。
「どうしてなの？！すべてあなたのためなのに！旭鳳…心から愛しているわ…
なのに私に琉璃浄火を使わせるため、皆で結託していたなんて…ひどい…」
しかし錦覓はひどいのは穂禾も同じだと非難する。
父と義母を殺し、旭鳳を陥れ、撲哧君(ﾎﾞｸｾｷｸﾝ)@彦祐に深手を負わせたのだから…。
それでも穂禾は旭鳳を殺したは錦覓だと食い下がった。
すると錦覓はそもそも穂禾のせいだと激怒する。
「私はあなたに騙され罪を犯した…だけど報いは受けたわ！
あなたの悪行も全部、覚えてる！罪からは逃れられないわよ！」
錦覓と穂禾は直接対決の様相となったが旭鳳が錦覓に加勢、穂禾は吹き飛ばされ深手を負った。
旭鳳は自分の魂魄(ｺﾝﾊﾟｸ)を守ってくれた恩人である穂禾を殺すことはできなかった。
しかし殺戮を重ねた罪は重く、今ここで鳥族首領の座を剥奪し、二度と琉璃浄火を使えないよう霊力を全て奪い取ってしまう。
「穂禾、君が悪行に走った原因は私だ、私は君の兄も同然ゆえ君への責任を感じている
だから今日ここで借りを返そう、君とジンミー、無残に命を落とした者に罪を償う」
すると旭鳳は自ら霊力の半分を失うことで己の罰とし、穂禾への戒めとした。
「魔界に告ぐ、この者が心を入れ替えれば罪には問わぬ、悪行を続けるなら命を奪う」
結局、旭鳳は穂禾に最後の機会を与えた。
↓ついさっきまで血だらけだったのに、いつの間にか綺麗な顔の穂禾
つづく
( ￣꒳￣)ん〜何だろう？ここに来て錦覓より潤玉よりなぜか穂禾の方が可哀想に思えて来た…
お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
[霜花の姫～香蜜が咲かせし愛～全63話] カテゴリの最新記事
-
霜花の姫～香蜜が咲かせし愛～＃63（最終… 2019.12.16 コメント(6)
-
霜花の姫～香蜜が咲かせし愛～＃62 あらす… 2019.12.13
-
霜花の姫～香蜜が咲かせし愛～＃61 あらす… 2019.12.12
【毎日開催】
15記事にいいね！で1ポイント
© Rakuten Group, Inc.
