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予約の間が空いたので、久しぶりに文庫本を買いました。何ゆえ東野圭吾なのかというと、ちょっと前にこの『悪意』のドラマを録画している途中にビデオが故障してしまい、続きが気になっていたからです。 ある流行作家が自宅で殺害されます。その幼馴染である児童文学作家が犯人であることははじめから分かっています。問題は動機です。事件を担当したのは、偶然昔同じ職場で教師として働いたことがある刑事でした。刑事は彼の人物像と今回の事件に違和感を抱きます。。。。 この小説の最大の特徴は犯人の男の手記と刑事の独白の構成であることです。客観的事実を読者に知らせてはいないというのがミソです。 面白くないことはないです。読者の予想を裏切り続けるどんでん返しは、続きを読みたくてしょうがない気分にさせます。 東野氏の作品はドラマ化に向いているんですね。サスペンス劇場です。等身大で殺人事件を扱うのではなく、あくまでフィクションとして他人事として見るお話です。 でも、題名を「悪意」にしたのなら、もう少し人間の深淵に迫ってもよかったのではないかと、どん底好みの私は思うのでした。 ところで、わざわざ12時まで起きていて見た日本映画専門チャンネルの『LOFT』。中谷美紀と豊川悦史だったのでちっとは期待していたのに。 あまりにもひどかった。なぜこんな映画に彼らが出演し、スポンサーがつくのか理解に苦しむ。とくに台詞がひどい。だからみんな棒読みだったのか? 昨日の飲み会も一次会で帰ればよかったのだった。同じ方向に帰る人がまだまだというので付き合ったが、見たくもないものを見せられた気分だった。しかもマティーニは超まずかったしぃ。あたしはそれしか頼んでいないのに2杯もおかわりした人と割り勘なんて、ちょっと信じられなくてつい「あたしはこれしか飲んでません」と宣言してしまった。男が4人もいてそれはないだろうよ。帰りのタクシー代にしたって、わざわざ遠回りしてほんとに相乗りした意味があったのかと思ったな。しめて7千円無駄にした気分で3時過ぎに家に帰ってだんなはちょっとお冠だったし、まあ、これも幹事だったからしょうがないんだけど、もう二度と彼らと付き合って飲むことはないだろうと思いを新たにしたのだった。 つまりは、今日はろくでもない日だったってわけです。昨日は晴れてよかったのにね。
2009年05月31日
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以前お世話になったサイトを久しぶりに訪問したら、思わぬ発見をした。 そのサイトはWeb文芸総合誌「文華」という。主宰は赤川仁洋という方で、亜木冬彦という名前で横溝正史賞特別賞をとったことがある作家さんである。 そのサイトの中の「ネット名作館(文華別館)」の中に拙作「ザリガニ」がたいそうなお褒めの言葉とともに収められている。これだけでもういっぱしの作家になった気分になったくらい嬉しかった。 で、その「ネット名作館」の中に「オグロアラダ」という掌編が収められていたのだ。作者は多田秀介という人である。 オグロアラダってどこかで聞いたことがあるじゃないか。読んでみたら、やっぱり道尾氏の『背の眼』の冒頭に出てくる不気味なあれだ。 はじめ、誰かが盗作したのではと疑ったが、よく見ると2002年10月とある。道尾氏の『背の眼』が2005年だから、デビュー前に書かれたものなのだろう。 ホラー大賞を受賞する前のまだシロウトだった頃の道尾氏を発見してしまったわけである。こういうのって、すごく嬉しい。 まったくどうでもいいことだけど、以前『テルちゃん』のブックレビューを書いたときに玄侑宗久氏のサイトに転載させていただいた。そこに同じく書評を載せていたのが、道尾氏だった。そのときはほとんど名前も知らなかったのだが、そんなこんなで、なんだかとても近しい存在に思えてならない。 熱狂的なファンがストーカー行為にはしる気持ちが分かってしまったような気分である。 この前「ブランチ」でインタビューを受けていたのもばっちし見てしまった。ルックスもけっこういい。センスがいいって感じ。あちゃー。 それで今は彼のブログもお気に入りに追加してしまっている。まだ読んでいない作品がけっこうあるので、徐々に征服していこうと思っている。すごい作家だとは思っていない。でも、気になる作家さんなのだ。 だから何ってことだけど、応援していきたいとおばさんは思っている。ただそれだけ。
2009年05月28日
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また読んでしまいました。だって雨だったし、足は痛いしですることがなかったのです。 道尾氏はいろんなジャンルを書いていますが、ホラーでも推理モノでもないこの路線が一番好きです。トリックが効いていて、これには「やられた!」でした。 この前のブランチにおうちでのインタビューをやってましたが、そのとき「映像では描けない、文字の世界というものに惹かれた」というようなことを言ってました。子どものころはそれほど本は読まなかったそうですが、太宰の「人間失格」だったっけ、それ読んで衝撃を受けたらしいです。 さて、この『片眼の猿』です。私立探偵というと謎解きをすいすいやってのけるかっこいい男というのが定番ですが、彼は殺人事件などとんでもない、警察にかかわるのなんてもってのほか、という「普通」の探偵さんです。彼の特技は人の話を盗み聞きすること。それは彼の耳が特別だからなのです。 同じアパートに住む愉快な住人たちが個性的で、トランプ名人の太ったトウヘイは、『カラスの親指』に出てきた男とそっくりですね。こっちが先だから、この気に入ったキャラをまた使ったってことになるのかな。 最後の種明かしは、トランプのトリックみたいに先入観を利用したものなのですね。はい、すっかり騙されました。まあ、それほど話に係わるわけではないんですけどね。 ただし、これは映画化はされませんね。絶対に映画化されないことを狙った小説が書きたかったんだろうなあ。こういうお話なら何個でも読みたいです。新作『龍神の・・・』はまたホラーっぽいんですけど、道尾さん、あなたの才能はこの軽快なマジックにあると思うのですが、いかに。
2009年05月24日
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ああ、面白い。村田さんの作品はそこらへんの映画を見るよりずっと楽しい時間を過ごせますね。 秀吉の朝鮮侵略のときに日本に連れてこられた陶工たちの3代に渡る一族の、結婚にまつわるお話です。百年佳約というのは百年先までいっしょになろうという約束、つまり結婚のことです。朝鮮では結婚は家族のため、先祖のために行われるという意識が強く、彼らが異国の風土の中で故郷の風習を守りぬく様子と、若い世代の考え方との確執が描かれています。 とにかく朝鮮の人はよく食べます。陶工は力仕事なのでその量と種類ははんぱないです。それが、身内の喪に服す間は粥しか口に入れてはならず、そのために亡くなってしまう者もいるそうです。 百婆といわれていた初代の窯元の妻が亡くなって、偶然朝鮮式の土葬で葬られたためにその魂は自由に空を飛びまわっています。日本式の火葬では魂が戻る器がないので、山々に溶け込んでしまうというのも、なるほどと思われます。 百婆の孫たちの結婚に奔走する息子、十蔵の苦労は傍で見ている分にはどこか滑稽で頑固親父そのものです。でも本人はたいへんだったろうなあ。 墓参りも独特です。親を亡くした息子は毎日山を登って墓のもとに向かいます。「哀号(あいごー)」と叫びながら号泣して残された家族の幸せを祈るのです。あいごー、あいごー、なるほど、なんだかとても気持ちよさそうです。悲しみに浸ることも儀式の中で行うことで朝鮮の人々は鬱状態になることなく喪中を過ごせたのかもしれません。 百婆の活躍で、孫たちは無事に好きな相手と結婚することが決まります。めでたしめでたしです。 悲しいときは大声で泣き、怒るときは卒倒するまで怒る。朝鮮の人々の気骨の荒さが、親しみの持てるものに感じられました。 余談ですが、この話では朝鮮では自殺はご法度というようなことが書いてありました。でも昨今、韓国で芸能人が次々と自殺しています。昨日は元大統領も自殺してしまいました。韓国も近代化でいろいろと変化しているのでしょうか。韓国のお年寄りがこの話を読んだらきっと「昔はよかった」というのではないかと思いました。 この作品は『龍秘御天歌』の続編にあたるそうです。こちらはお葬式のお話みたいです。これもさっそく予約を入れなくては。
2009年05月24日
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まだベスト10に入っているヒット作。予約も当分回ってこないなあと思っていたところ、偶然職場の人から借りることができました。夕べ、一気に読んでしまいました。 話題作といえるほどのことはあります。 中学1年の担任をしている女教師が終業式にある告白をします。冒頭は牛乳を飲んだかとか効能がどうのと退屈な話が続くのですが、きっとこれは何かあるなと予想してみると、やはり、です。教師の4歳の娘は週に一度学校で母親の仕事が終わるのを待っていたのですが、ある日、プールで溺死体として発見されます。事故死と警察が判断しましたが、実は娘は殺されたのです。しかもこのクラスの生徒に、と教師は淡々と語ります。 たった一人の身内である娘、しかも可愛い盛りの娘を殺された怒りが、どのくらい深いのか。犯人が少年であることで、軽い量刑で社会復帰できてしまうことへの不満はよく耳にしますが、これほど被害者の心情をずばりと言い切った、嘘くささを取っ払った真っ直ぐな切り口は見たことがないです。 熱血先生を扱った番組への冷めた目線とか、加害者を英雄に祭り上げるマスコミの危うさとか、今まで実際にあった事件の報道を見るたび、誰もが心の底で思っただろうことをこの先生はずばずば語ります。 第一章のあとは、同じクラスの委員長の女子や、加害者B少年とその母の立場から告白は続きます。そして加害者Aの番です。 前半の展開が緊迫感があってどんどん読み進んだだけに、ちょっと最後は意外な展開でした。身近だったものがある特殊な世界の物語になってしまったような。それより同じクラスの生徒への波及はどうだったかをもっと描いてほしかったような気もします。 はじめは第一章だけの短編だったそうです。なんとなくぎこちなさを感じるのはこのためですね。一番腑に落ちなかったのは、熱血先生の存在です。(この人が娘の父親であるということがきちんと書かれていないんですね)。彼女は夫のことを尊敬していた、とありますが、この女性と熱血先生が惹かれあっていたとはどうしても思えません。わざわざ夫婦にする必要はあったのでしょうか。強いて言えば彼にあこがれた新米教師が情報を提供するため、ですかね。ついでにもうひとつ思うのは委員長の女の子も、熱血批判にはたいそう役に立ちましたが、あの扱われ方はちょっとひどい。もう少し大事に扱ってあげてほしかったな。 読後にも針が突き刺さったままのような気がするお話。フィクションだから許される危険なお話であります。
2009年05月23日
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この前読んだ『あなたと共に逝きましょう』の中に、妻が夫の不在(入院)中に「夫は生活の止め金だったのだ」と思う場面が出てきます。 今日Zさんは会社の旅行であります。昨年からの二人暮らしですので、一人欠けると大きいですね。残業もだらだらして、そうか、今夜は自分ひとりか、と思うと料理をする気もないのでした。 だいたい昨年は残業で8時ごろに帰宅することが多くて、Zさんは9時には寝てしまうので、会話する暇もなく日々が過ぎていきました。 亭主への不満というのは、おそらく妻のほうが自分が思う能力に見合う生活をしていないことからくるのでしょう。昨年、今年と初めて、そう初めて年間を通した仕事を得ることができて、Zさんのほうも不況の影響をあまり受けなかったしで、とりあえずの生活の不安というものはありませんでした。。だからあまり不平を言うこともなかったです。 思えば長い年月を亭主への愚痴で過ごしてきました。だってそれだけ生活がたいへんでしたもの。季節ごとに新しい洋服を買うなんてことは夢のまた夢でしたし、ブランドなんて興味を持つこともなかったです。来月食べていける保障がないのに、どうしてこいつは飲み続けていられるのだろうと怒り狂ったものです。 今は適当にやってます。あまり関心がないという言い方もできるかもしれませんが。 それでも、今日のような日には、それなりの存在感があったのかと思うのでした。何よりの問題は明日起きられるかどうかです。今夜は早く寝なくちゃ。
2009年05月21日
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鬼の跫音 表紙が怖いです。かくれんぼの鬼の足音がひたひたと迫るのをじっと身を潜めて隠れているんでしょうね。 けっこう期待していただけに、ちょっと物足りなかったのです。なぜかというと、短編ばかりだったから。どのお話にもSという人物が登場するので何か関連があるのではないかと思ったのですが、どうもないみたいでした。せっかくなら主人公ではない人物像を描き出すとかしてほしかったなあ。 ホラーとして読むにはまあまあ面白いですね。怪奇現象が起きるわけでもないけど十分怖いです。話を語り手の想像でつじつま合わせてしまうところはちょっと残念でした。 世間ではやたらに注目されている道尾氏ですが、これだ!という大作を書いてほしいなあ。
2009年05月19日
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へこりんの保護者会に二人で行ってきました。午後はデザインフェスタです。 へこりんの学校の先生方も補助員の方々も彼のことをたいそう買ってくれていて、よく理解もしてくださっていました。ほんとにありがたいと思いました。 体育祭のポスターや、デザインフェスタのDMも彼のイラストを起用してくれていました。 昨年度の修了制作展です。 風神雷神を、彼らしくアレンジしていました。 さて、ずいぶんゆっくりしてから東京ビッグサイトへ。相変わらずすごい人です。 ぺぺりんは「PEPEたち」という名前でお友だち(先輩)と出店してました。 遠く見えるのがお店番をしてくれている七五三とMくんです。けっこう多くの人から声をかけてもらったそうで、嬉しそうでした。 へこりんのほうは、学校で出展なのでただです。これもまたぺぺりんが羨ましがるところです。 ブースの裏に落書きをたくさん貼ってました。これを写真に撮っている人がけっこういました。待ちうけにするそうです。 フリーでライブペイントをやらせてくれるところで奴らが描いていました。 下地の絵は誰か別の人が先に描いたみたいです。その上からハケでささっとイラストを描いていました。なんかちょっとオーラを感じました。ここまできたのか、と。まさに親ばか。 夜は知人とも待ち合わせて代々木の鹿児島料理屋で食べました。奴らも合流しましたが、けっこう遅かったのでちゃんと食べられたかな?その後4人でプリクラを撮ったそうです。 中に「この子達を生んでくれてありがとう」って書いてありました。ぺぺりん、いい娘に出会ったねえ。大事にするんだよ。 家に着いたのが12時過ぎで、今日はほぼ午前中寝てました。雨です。やることやらねばね。あたしもがんばんなくっちゃ。
2009年05月17日
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廃墟建築士 予約が回ってきたときのタイミングが悪かったせいもあるかもしれませんが、もう三崎氏とはお別れ~ですね。 『となり町戦争』でもそうでしたが、彼の描く独特の世界というものに、どうにも魅力を感じません。現実にはあり得ない状況を描くなら、それなりの説得力がほしいです。ごく短編ならそれも許せるかもしれませんが、延々とあり得ない世界の構造を説明されてもねえ。 表題作「廃墟建築士」でも、廃墟がなぜそれほど美しいのかについて読者を納得させるだけの力量が不足しています。ただどこかに変わった人たちがいて、その中ではやたらに評価されているけれど、あくまで限定された世界でしかないのです。 「図書館」では、前に「動物園」に登場したイリュージョンを作り出す技を持った人物が登場します。「動物園」はまあまあ面白かったので、少しは期待したのですが、夜の図書館で本たちが乱舞するという設定のどこが面白いのかと思いました。たとえば飛ぶ本の内容に合わせた飛び方をするとか、もう少しなんかあるかと思ったのですがねえ。これじゃただの漫画です。しかも淡々と続くだけですから、漫画にしても連載打ち切りというところではないでしょうか。 ラストの「蔵」にいたってはあまりの退屈さについにパラ見で本を閉じました。 久しぶりに酷評しましたねえ。では、さようなら。
2009年05月14日
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静岡では足をくじくことを「ぐらす」という。まさに、それをやってしまった。 よそを向きながら30センチぐらいの段差を降りようとしたら、予想より下方に地面があって、右足首をぐにゃりと捻ってしまったのだ。 もう10年ほど前にほんとど同じようなことを左足でやったことがある。雨の前など今でもうずくことがある。だからいつも気持ち右足に体重をかける癖がついていた。 その右足がやられた。冷やして、シャワー浴びて湿布を貼っているが、階段など痛い。この重い体重を支えるのがきつい。 そんなわけで、今夜はもう寝ることにする。なんとか土曜には治っていてほしい。
2009年05月11日
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★枚数限定&両面印刷★[初版ポスター] グラン・トリノ (クリント・イーストウッド) [A-DS] クリント・イーストウッドの話題作を見てきました。なんとZさんと二人でカップルディです。 なんといっても主役がかっこいいです。背筋がぴんと伸びていて、なんでも直せる技術やさんなんです。死んだじーちゃんを思い出しました。 偏屈じじいはどこの国にもいて、息子たちともうまくやっていけないのはわが国と少しも変わるところはありません。ですが、今の日本にこんなにかっこいいじいさんはどのくらいいるでしょうか。いや、多分アメリカでも稀少種だからこの映画ができたのかもしれませんね。 アジア系の家族が隣に引越してきて、それを毛嫌いしていたのですが、次第に仲良くなっていきます。予告を見たときにはよくあるパターンだなと思っていましたが、彼らの結びつきは予想を上回って深刻でした。 嫌な奴らが出てくるのです。不良というかチンピラというか。そいつらがラップの音楽でやってくるんですね。奴らの音楽って感じで、すごく嫌な感じでした。 アジア系、とくに韓国系の顔をした男は日本にもそっくりさんがいそうでした。 あいつはもう戻ってこれないな、とじいさんは呟くのですが、ほんと、もう戻れないところまで行ってしまった奴らに絡まれたら、普通はなす術なくなるでしょう。だからアメリカでは棲み分けが進んできているのでしょうね。日本も同じようかもしれません。 そいつらが、親しい隣人にした行為にどう報復するか。ほんとに腹立たしくて悔しくて、ラストはあれでよかったのでしょうか? 私はまだ怒りが収まらなくて、多分最良の方法だと思える方法なのですが、悔しくてたまりませんでした。実際こんな虫けらのような奴らに被害を受けた人たちは、どれほど煮えくり返っていることでしょう。「デス・ノート」が世界中でヒットしたのは、犯罪者に対する思いが反映されていたからでしょう。 映画としてはよかったと思います。でも、映画はすかっとして見終わりたいものです。後に残るものが大きすぎたなあ。
2009年05月08日
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やっとやっと回ってきました。雨なので一気に読んでしまいました。とはいっても、何度も前のページを振り返り、ああ、ここの話がああなるのかと納得したり、『魔王』も読み返したりといろいろと時間がかかりました。500ページを越す長編ですが、もっと続きを読みたい気分になります。 『魔王』と『呼吸』に出てきた安藤兄弟がキーパーソンになりますが、はじめ「安藤」という名前に引っかからなかった自分が悔しい。犬養首相とかは覚えていたんですけどね。 いきなり「勇気はあるか?」です。暢気に「実家に置いてきました」と答えたことを思い出す主人公は、拷問中でした。伊坂氏ってけっこう際どいこと書いてるんですよね。殺人も多いし。なのにライトなんだよな。けれど浅はかではない。このさじ加減がいつもながら絶妙です。 時代は近未来。ネット技術が更に進んだ社会です。「人は知らないことに出会うと何をするか?」「検索するんだよ」なるほど。占いサイトなら個人情報を打ち込むしかない。なるほど。 と、いろんなことに感心して読み進めていると、話は怪しい組織の真相に迫る物語になっていきます。次々と起きる事件。それらはみんなあるキーワードを検索した人物に起きているのでした。 国家とは何か、システムの中で人はどう生きるか、そんなことも話していますが、あくまでライトに。それは作中に登場する井坂好太郎という作家が用いた手法と同じではないかと私などは思ってしまうのでした。明らかに書いたら検閲にひっかる時代はほんのちょっと前に実際にあったのだし、もしかしたらすぐそこに来ているのかもしれないのです。近づいたら危ないという意識を民衆に持たせるために見せしめに拷問するやり方だって、そんな昔のことではないのですよね。 まあ、今読んだばかりですぐ返してしまったので、ちょっとまとまりませんが、面白いです。よくこんなにいろんなことを忘れずに組み込めるなあと感心しきりです。 でも、答えが出てなかった謎がありました。奥さんはなぜあんなに強いのでしょう?もしかしたらいつか彼女が主人公の物語を書いてくれるのかもしれません。もうあったりして。やはり伊坂作品はもれなく読まなくては、と決意を新たにしました。
2009年05月06日
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ぺぺりんが七五三を連れてやってくるというので、大慌てでお掃除をしました。もちろん前から分かっていたのですが、ギリチョン魔ですからねえ。。。疲れました。 大渋滞で遅れてお昼ごろ到着。すぐ魚センターでお買い物。Zさんが腕を振るいます。その後二人を日本平とすんぷ夢ひろばという温泉に連れて行きました。 日本平も駐車場は満車です。曇り空にうっすらと富士山が見えました。さすが七五三、曇りの予報の中でも富士山が見えるなんて。 夜はマグロとヒラメのお刺身にカマスの塩焼き。竹の子の煮付けと黒はんぺんのフライ、行者ニンニクの天ぷらもつけました。うなぎの肝の串焼きもあります。Zさんはヒラメの皮をバーナーで焼いてあぶり焼きにしてましたね。これも美味しかったですね。 次の日はアサリの味噌汁とシラスで朝御飯です。ずっと海尽くしでしたね。そりゃあ、清水ですもん。 朝は友だちのRくんたちと近くの水車小屋まで散歩をして、それから由比と興津にいくことにしました。ガリアーノくんも駅で合流です。朝すでにZさんが飲んでしまっています。 Zさんのマニュアル車はじーちゃんのお下がりなのです。私がちょっと運転してみましたが、やはり不安だったのとあまりに汚かったのでやめて、バスと電車にしました。これが、後でたいへんなことになるとは。。。。 興津の清見寺です。五百羅漢で有名です。 ところでこの日も天気は曇り。午後から雨の予報でしたが、けっこう晴れてました。さすがです。 すぐそばを電車が走ります。 上からカラスも眺めています。 裏は五百羅漢が並ぶ山になっています。その絶壁を登る奴がいました。遠くにお尻が見えます。ぺぺりんです。まったくガキなんです。 歩く3人の若者たち。 興津から再び電車に乗って、由比へ。お昼を食べようと歩きました。すぐ近くの店にしようと言ったのですが、Zさんが向こうのほうがいいといいます。仕方なく歩きます。 けっこう歩きましたが、土産物やばかりで食べ物やがありません。昨日が桜海老祭りだったらしいです。なんだか嫌な予感。 それでも歩きますが、食事処に着きません。Zさんが一人ずんずん歩いていって、結局元来た道を戻る形に。ずいぶん戻りましたが、まだ歩いていきます。 若者たちが根を上げました。私も喉がからからでした。一時間以上歩いています。一人いってしまったZさんに電話をすると、やっと見つけた店はすでに終了でした。がーん。 仕方がないので蒲原の料理屋に行くことにしました。Zさんは電車ですが、我々はタクシーに乗りました。もうこの頃はぺぺりんがめちゃくちゃ不機嫌になっていました。 若者に生桜海老をつけてやり、やっと昼食です。3時過ぎてましたから、もうみんな無言です。 私がひつまぶし丼、Zさんは桜海老のかき揚げそばでした。美味しかったけれど、ちょっと遅すぎました。 家に着いたのが5時過ぎてました。地方は車なしではやってけないなあと改めて思いました。 ガリアーノくんちからお電話がありましたが、ひたすら申し訳なかったと謝りました。もう家族でいっしょは御免だと思ったことでしょうね。 ぺぺりんが七五三とガリアーノくんに悪くてずっと不機嫌なままでした。家でそれはキミにも問題があったのではとちょっと議論?しました。すぐ帰る時間なのに、なんとなく気まずかったので、いっしょにお茶を飲んで、まあ機嫌も直ったかな? お疲れだったでしょう、みなさま。 さてこの疲れの原因とみんなが思っているZさんですが、その後彼はこういいました。 東京じゃあ、ふだんからあのくらい歩いているでしょう。 彼はこういう奴です。東京じゃあ、あんなに歩いて飯が食えないなんてことはないでしょうねえ。多分。
2009年05月05日
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だと思う。昨日、窓を開けていたところに立ったらとたんにくしゃみが何連発。それから午後はまた出張だったのだが、マスクをしてその中にティッシュを忍ばせて話を聞いていた。何分かおきにティッシュを取り替えてだな。そうしないとだらだら流れてきてしまうんだもの。汚いお話ですみません。 夕べはクリエイトで買った鼻水対策風邪薬を飲んで寝た。けっこう効いたみたい。 でも、今日は朝から体がだるかったので掃除も適当にやってついにフィットネスにもいかず、図書館は延長手続きをとり、「大食い選手権」などを見ていた。歯医者に行って、もう寝たい。 Zは昨日あんなに言ったのに朝から飲んでいた。もう、どうにでもなれだあ。
2009年05月02日
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