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2016/1/7 マネーの達人
釜口 博さんという人のお話。
死亡する確率は
国が正確な統計を取っているため、
簡単に知ることができる。
それは、
厚生労働省が作成している 「生命表」
だ。
この「生命表」は数年に一度しか更新
されないもので、直近では平成26年に更新。
生命保険会社はこの「生命表」を改良した
「生保標準生命表」
を使い、
死亡確率を計算して保険料を設定したり
新商品を作ったりしている。
※病気がちの人も含んだ
日本人全員の生命表を元に
保険料を設定しておいて・・
加入契約の際には、
持病もちなど死ぬ確率の高い
人はお断りしています。
保険屋さんは絶対に損しない
ような仕組みになっています。
実は、この「生保標準生命表」、
一般の方は見ることはできない。
また
保険募集人でさえ見ることはできないのだ。
だが、厚生労働省の「生命表」を見れば、
日本人の死亡確率から
保険会社の儲けのしくみを知ることができる。
日本人の平均余命から
日本人の平均寿命は、
男性:80.50年(≒81歳)
女性:86.83年(≒87歳)
これは、
生まれた赤ちゃんが何歳まで生きるのかを
平均した場合の数値。
生命保険会社が
死亡保険の保険料などを算出する際に
一番重要視しているのが、「平均余命」だ。
30歳男性の平均余命は51.21年、
50歳なら32.18年
30歳女性の平均余命は57.32年、
50歳なら37.96年
このデータから分かることは、
長く生きれば生きるほど、
平均寿命よりも長く生きるということになる。
実際に保険会社の利益はどれくらいあるのか?
ではこの生命表を使って、
保険会社の儲けのしくみを暴いていくとしよう。
【例1】
22歳の男性。
新入社員として大手のメーカーに入社。
※独身男性は生命保険には
入らない方がいい。
保険料分を貯蓄して、できるだけ
貯蓄を増やすべき時期・・です。
生保レディーの勧誘に負けて、
※負けるな!
10年更新型で5000万円の死亡保障がついた
特約付き利率変動型積立終身保険
に加入。
※こんなものに加入してはいけない。
典型的なお金たれ流し保険。
保険料月々1万3000円
※このお金、毎月貯蓄したい。
10年間に入院・手術がないという前提の
試算をしてみる。
22歳男性の生存数は1000人中994人、
一方32歳の生存数は988人。
10年間の間に死亡者は1000人中6人。
10年間の死亡確率は0.6%。
10年間で0.6%の死亡確率に対して
10年間の支払保険料が156万円。
※もったいない・・。
保険屋にプレゼントしないで、
丸々貯蓄しておきたい。
5000万円×0.6%=30万円
156万円-30万円=126万円。
保険募集人に払う手数料合計は約37万円ほど。
保険会社の利益は、
126万円-約37万円≒ 84万円/人
※もったいない・・。
10年更新型の上記保険の場合、
10年後(32歳)に保険料が1.3倍ほどアップ
するので、
保険会社は更に利益が積み上がるしくみだ。
※更新なんてあり得ない。
生保募集人が新入社員に保険の営業をかけて、
訳が分からないうちに契約させてしまうと、
保険会社はぼろ儲け状態 なのだ。
※最初から加入してはいけない。
【例2】
30歳男性。
結婚を機に保険金額3000万円、
60歳までの定期保険に加入しようと考え
※そんな風に考えてはいけない。
「結婚を機に」考えてはいけない。
まだ生命保険は不要。
「第1子誕生を機に」考えよう。
ただし、子どもが何人いようが・・
計算の結果・・不要!
ということも、普通によくある。
あと、 定期保険はあり得ない。
四角形の保障は不経済。
仮に死亡保障が必要な場合でも・・
三角形の 収入保障保険が正解。
たれ流すお金が最も少なく済む。
『保険加入=お金を失うこと!』
同じ・・加入するのでも、
失うお金はできるだけ少なくしたい。
保険ショップを訪れる。
※保険ショップには行くな!
30歳男性の生存数は1000人中989人、
60歳では924人。
30年間で死亡者が65人、
死亡確率は6.5%
3000万円×6.5%=195万円
それに対しての 保険料が月々7860円
(某外資系保険会社)
30年間で約283万円。
※もったいない・・。
こんなに払ってはいけない。
約283万円-195万円=約88万円
保険販売人に払う手数料合計は約10万円。
保険会社の利益は、
約88万円-約10万円= 約78万円/人
※もったいない・・。
死亡する確率が1割未満までの年齢
(男性の場合63歳まで)の生命保険は、
保険会社にとってはまさにドル箱 。
※そんなに長い期間・・延々と、
人生の大半を生命保険漬けに
なってしまってはいけない。
掛け捨てになる可能性が高い保険を加入
する場合は、
※「掛け捨てではない保険」
ならいいのか?
「掛け捨てではない保険」こそ、
最初から加入してはいけない。
保険で貯蓄してはいけない。
(分からない人はキーワード検索!)
本当にその保障が必要なのかを
しっかりと吟味してから選択いていただきたい。
※素人には、その見極めが難しい。
業界人の話を真に受けてはいけない。
生活設計を真剣に考えれば、
いずれ・・基本スタンスは、
生命保険には加入しない!
・・だ。
生命保険には加入しない!
・・っと。
〇 商品販売をしない。
〇 しがらみを持たない。
真に消費者サイドに立つ、15年目の
ファイナンシャル・プランナー事務所。
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