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いよいよ…とうとう…?11月に入り、今年もあと2か月。12月アタマ(4日と6日)に、私が携わる超豪華公演が2本もございます!是非ともご来場くださいませ!まず12月4日(土)夕方からは、神保町らくごカフェにおいて超ウルトラ豪華公演がございます!三朝・林田の『芸人さん、いらっしゃい!』第6回「年忘れ忠臣蔵まつり」開催日:12月4日(土)会場:神保町・らくごカフェ開場:17時30分 開演:18時 終演:21時出演…春風亭三朝、林田雄一 (ゲスト)神田春陽、一龍斎貞壽、神田真紅料金…(予約)3,000円 (当日)3,500円予約先…(メール)rakugocafe@hotmail.co.jp (電話)03-6268-9818(平日12時~18時受付)下記のアドレスでも、ご予約・お問い合わせを承ります。0ps388121401v2y@ezweb.ne.jpこの会はスゴイですよ~!日本の年末といえば「忠臣蔵」!その忠臣蔵の世界を、人気と実力を兼ね備えた講談師3名にたっぷりと語っていただき、三朝師にも芝居関連の噺を一席お願いしております!エンディングは、プロデューサー兼司会の私を含めた5人での大喜利トークもございます(内容はまだ未定!)!!コロナの感染者も減り、街も少し元に戻りつつある状況です。たくさんのご来場、心よりお待ち申し上げます! --------------------------------------------------------------そして2日後の12月6日(月)の晩は、お馴染みの吉例公演!久々の年末開催!「第25回・歌で綴る昭和&平成の時代」開催日:12月6日(月)会場…お江戸日本橋亭http://www.ntgp.co.jp/engei/nihonbasi/index.html開場…18時 開演…18時30分 終演…20時45分頃(予定)料金…(予約)2,500円 (当日)2,800円出演…林家たけ平、桂夏丸、神田真紅、桂しん乃改め桂しん華 (歌謡ショー司会&構成)林田雄一第1部…「落語・講談競演」(桂しん華二つ目昇進披露口上あり)第2部…「年忘れ・懐かしのヒットパレード」 (司会:真紅&林田)予約先(メール)0ps388121401v2y@ezweb.ne.jp (電話《留守電》)090-7222-8704下記のメールアドレスでもご予約・お問い合わせを承ります。 4890mffs@jcom.zaq.ne.jp毎度お馴染みの豪華公演も、第25回という節目を迎えました!今回は、桂しん乃改め桂しん華さんの二つ目昇進披露口上がございます。後半の歌謡ショーは、相変わらず渋い歌からお馴染のヒットまで怒涛の大喜利大会…もとい!ヒットパレードが続きます(笑)!こちらも、たくさんのご来場を心よりお待ち申し上げます!日本橋亭の客席の薄いのはツライもんがありますんでね…。両公演とも、何とぞよろしくお願いいたします!
2021年10月31日
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昨日の13時30分すぎ、職場で昼飯を食べ終わったあとでスマホを何げなくスクロールしていたら…。“柳家”という文字と、“死去”という文字が一瞬だが目に入り、「ま~た誰か亡くなったのか…?」と思い、手を止めた瞬間。落語ファンとして最も見たくなかった見出しに、心臓を強く掴まれたような衝撃を受け、激しく動揺した。つい先日、テレビ東京『新・美の巨人たち』で新宿末廣亭を取り上げた際、いつも通りにインタビューに答える姿を見たばかり。だから尚更信じられなかった…というのが、正直なとこ。「馬場の師匠」こと、柳家小三治師匠が7日に亡くなっていたことが10日に分かった。享年81。2日に「猫の皿」を、府中の森ふるさとホールで演ったのが生涯最後の高座になったとのこと。7日の日も普通に過ごしていたそうだが、19時過ぎに奥さまが自室で倒れている小三治師匠を発見。すぐさま病院に運ばれたそうだが、20時過ぎに死亡が確認されたという。急逝、という点では五代目小さん師匠によく似た亡くなり方…という感じだし、衰えた高座を見せぬまま逝ったという点では六代目圓生師に似る…そんな幕引きだったと言えるだろうか。長い間、様々な病と闘ってきた師匠だが…ご遺族やご一門の方の悲しみは深いだろうが…長い間寝たきりとかで、高座に上がれず亡くなったのではなく、現役のままで逝くことができたのはある意味、素晴らしい幕切れだったと言えるのかもしれない。-----------------------------------------------------------------2001年10月1日に志ん朝師匠、2011年11月21日に談志家元、そして2021年10月7日に小三治師匠。ほぼピッタリ10年置きに名人が旅立っていった落語界。小三治師匠の死によって、いわゆる戦後落語黄金時代を作った名人上手・人気者は全員いなくなった。市馬師匠がコメントで「落語史に大きな区切りの線が…」と言っていたが、全くその通り。だから本当に寂しくて辛い。もちろん金翁(四代目金馬)師匠・馬風師匠・当代文樂師匠・木久扇師匠・圓窓師匠が、まだまだお元気で寄席にも出られているが…この師匠方には本当~に失礼な話なのだが、メクリが変わったときに寄席(ホール)の客席の空気が瞬間的に変わる、そういう噺家はいなくなった。申し訳ないが。-----------------------------------------------------------------落語を生で聴く生活を始めて、早21年。何度となく小三治師の名高座・名演を見てきた。毎年、正月二の席の末廣亭・5月上席の浅草演芸ホール・6月下席の末廣亭・8月上席の池袋演芸場・10月上席の鈴本。そしてホール落語での独演会、紀伊国屋寄席…思い出すだけで少なくとも50回以上は高座を見ているだろう。「転宅」「一眼国」「船徳」「うどん屋」「付き馬」「夏泥」「湯屋番」「癇癪」「馬の田楽」「粗忽長屋」「お化け長屋」…ほんの少し思い出しても、これだけの名演を生で聴くことができたんだから、本当に財産である。最も多く聴いた演目は…そら「小言念仏」になるだろう(笑)。とりとめのないマクラが延々と続き(苦笑)「今日は落語はやらないかもな…」なんて諦めの空気(笑)が漂いだしたら「陰と陽の手つき」の話をし始めて「ま~た『小言念仏』だ」ってぇのに当たったのは数知れず(苦笑)。---------------------------------------------------------------広瀬和生さんのように、何年何月何日のどこどこでの何が…と書いていくと、20回に分けたって収まらないので(苦笑)忘れられない「小三治この一席」を書きたい。実は昨夜、林家たけ平師匠から電話があり、またまた深夜まで小三治師匠のことを熱く語り合ってしまったのだが、お互いに「小三治この一席」を話したら、意見が見事に一致した。その演目は「千早ふる」。たけ平師も「馬場は『千早』かな?」と言ってて、親友になる人間は感性が同じだ!と嬉しくなったものだ。話が少し逸れるが、たけ平師の電話の前には、落語作家である井上新五郎正隆氏からも電話があった。井上さんは初めて生で聴いた噺が小三治師の「千両みかん」だったそうで(1996年)、忘れられないとおっしゃっていた。途中、喜多八師の話が少し出たとき、涙声になりそうになっていたのが(表現がヘン?)印象的だった。井上さんも私も年を取ったんだぁね(苦笑)。話を元に戻して…現役の噺家では、文蔵師や鯉昇師の物凄い「千早」を寄席で聴くことは多い。斬新なギャグに涙ァ流して笑うし、物凄く面白い。その点、小三治師匠の「千早ふる」は、ごくオーソドックス。奇を衒ったところも、最近の若手噺家のような変な入れ事も全くない!しかし、ちょっと落語が好きな人なら誰でも筋を知っているはずなのに、あの“デタラメの和歌”の意味をご隠居が滔々と語ったあと…ご隠居 「だから、お前…『千早ふる』だよ」八五郎 「…あっ、これ、さっきの歌のワケですか?」…というとこで、毎回爆笑になるのが凄い。勿論、私も爆笑。「演れって言われりゃ出来るぐらいの噺」なのに「そうだ!これ『和歌の意味』だったんだ」と気づくのだ。毎回よ。「千早ふる」は、少なくとも4~5回は聴いていると思うが、個人的に最高の出来だと感嘆したのが、2018年5月11日の新宿末廣亭。「五代目小さん十七回忌・小さんまつり」初日の主任で演った、あの高座は素晴らしかった。https://plaza.rakuten.co.jp/torazou/diary/201805070000/↑当日の詳細は、こちらをお読みくださいませ!---------------------------------------------------------------様々な方が、小三治師匠への追悼文をお書きになられていて、その文章をひとつひとつ(スマホでだけど)読んでいたが、いちばん胸を打たれ、つい(己のキャラに似合わず)落涙してしまったのは、堀井憲一郎さんの文だった。https://news.yahoo.co.jp/byline/horiikenichiro/20211010-00262612中でも強く共感し、最も辛かったのは…落語ファンだったら、寄席ファンだったら、誰でも共通で思うだろう(と思いたい)この行。引用させていただく。堀井さん、すみません!おもいだすのは、やはり新宿末広亭で、ずっと待っていた小三治が高座に出てきた、あのときの気配である。会場は熱気にあふれているが、それを少しはずすように出てきて、でもじわじわと大きく巻き込んでいく、その気配である。あの気配をおもいだしてしまうと、さびしくなる。落語家がいなくなっても、有名な落語家ならいまはその声は残るが「出囃子が鳴って、座布団に座るまでの『出』(出てくるところ)」がもう見られないのかとおもうと、それが痛烈にさびしい。こればかりは引いたところからとったカメラ映像では意味がない。ライブで見るから、「出」には意味がある。落語好きな人なら、私の言っていることがわかってもらえるとおもう。小三治の、何でもない「出」をおもいだして、細かい部分がちょっとおもいだせないなと気づいた瞬間、痛切に、もう一度だけでいいから小三治の高座を末広亭で見たいとおもってしまった。存分に見たはずなのだが、でもそういうおもいは消えない。(原文ママ)…本当にそうだ。声はCDで聴けるし、DVDやYouTubeで動画を見ることはできる。そこには確かに「出」も映ってはいるだろう。でも、動画には「あの空気」が映っていない。濾過装置でも付けたんじゃないか?ってくらい、空気が入っていない。前座さんが座布団を返し、湯呑を置き、「二上り鞨鼓」が厳かにという感じで流れ出し、メクリが返り「小三治」の文字が出た瞬間に…どう活字で表現すべきか苦労するが…「ウッ」とか「フッ」というような音(実際に音はないが)が超満員の客席からするのだ。つまり「空気が変わる」ってことなのだけど。…どうにも上手く書けねぇな(苦笑)。話ィ戻して…その空気が変わって、楽屋から他の師匠より大きめの声で「ご苦労さまです!」の声が響き、小三治師がゆっくりと姿を現し…客席からの「待ってましたァ!!」。…あの流れが二度と生で見られないと思うと、本当に胸が締め付けられて涙が出る。寂しいのと辛いのと腹立たしいののトリプルパンチ…って感じだろうか。-----------------------------------------------------------ただ最後に。大半の訃報が「人間国宝」「長いマクラで人気」ばかりだったのは、ちょいと残念だった。本当に落語のことを解ってない人が書いたのかなぁ…と。ハッキリ言うが、小三治師匠は「マクラが短いときのほうが大当たりの高座」だった。これだけは言い切れる。もうひとつだけ、小三治師匠に言いたかったのは「主任だけじゃなくて、普通の位置でもっと寄席に出てほしかった」ということ。ごく普通の芝居の…新宿や浅草の13時台・14時台の15分で、サラッと軽いネタを演る小三治師匠が見たかった。そら勿論、主任の高座を大事にしたのも、ひとつの選択肢ではあるのだが、もっと頻繁に「軽い気持ちで」寄席で見たかったという思いが強くある。でも、闘病でそれどころじゃなかったのかもね…。市馬師匠のコメントに「もうあんなに沢山、薬を飲まなくてもいいんだなと思うとホッとします」というのがあって、これもまた胸を締め付けられて涙が出た。本当に、満身創痍で高座に上がられていたのだろう。------------------------------------------------------------小三治師匠!長い間お疲れさまでした。素晴らしい高座をありがとうございました。ゆっくりとお休みください。あの世でまた小さん師匠や談志家元、志ん朝師匠と名人会をやられるでしょう。また高座を見られるのを楽しみにしております!心よりご冥福をお祈り申し上げます。
2021年10月11日
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