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「ビッグショー」の感想は、明日にさせていただき、今日はちょっと違う話。いちばん凄いときで年間300回(!)も寄席やホールに通うという熱心な落語ファンで、客席は勿論、噺家さんの間でも、大変な有名人だったKさんという方が、先週亡くなられた。私は、先週の火曜の夜中に、落語仲間からのメールで訃報を知った。最後にKさんと会ったのは、昨年10月31日の新宿末廣亭の余一会、「市馬・三三二人会」。どうも話によると、このときが、Kさんが最後に足を運んだ落語会だったようで、私だけでなく我々仲間全員が、最後になったようだ。そのときは至って元気で、私が当日券で「こりゃ2階か立ち見だなあ」と思っていたら、Kさんが私の末廣亭での定位置(笑)の、左桟敷の前を確保しててくれて、大感謝したのが忘れられない。そのあと、紀伊国屋書店の裏にある喫茶店で、落語話をさんざんして、「それじゃ、また!」とお別れしたのが、今生の別れになってしまった…。Kさんとは、ほぼ5年くらいのお付き合いだった。私が柳亭市馬師匠と知り合ったのと、ほぼ同時期に知り合いになったわけだから、その勘定になる。大体、月に2~3度は会っていて、毎回会う度に過去から現在の落語界の話を、あれこれ話すのが恒例になっていた。Kさんが亡くなった、という知らせを聞いて、私は本当に大きなショックを受けた。片腕をもぎ取られたというか、喪失感が物凄い。数年前に大病を患ったのは知っていたが、最近は非常に元気だったので、亡くなったという実感がまったく湧かなかった。勿論、私よりも、もっともっと長いお付き合いの方だったら、よりその気持ちは大きいだろうが…。今日、そのKさんのお通夜に伺ってきた。Kさんは、何より湿っぽい言動が嫌い(だと私は思っていた)なので、極力普段会う時のままでお焼香させてもらった。でも遺影を見たら、さすがに胸が詰まったが…。しかし、「Kさんは凄いな!」と心底思ったのもまた事実。一般人だが(当たり前だ)多数の噺家さんから花が届き、また大勢の落語関係者が詰め掛けて、非常に賑やかなお通夜だったからだ。噺家さんも多数参列していたし…う~ん、凄い!Kさん、5年間のお付き合いでしたが、本当に色々と有難うございました。私も、いずれはそっちに行くので、そのときにまた落語談義させてください。Kさんに泣いてる顔は見せたくなかったから、私のいつもの顔で、お別れさせて頂きました!…腹の中はスコール状態でしたけど(苦笑)。心から、ご冥福をお祈りいたします!
2009年01月19日
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このブログに、BS2「蔵出しビッグショー」の感想をまともに書くのは、何ヶ月ぶりだろうか。ここ最近、比較的若い歌手(っても今の目で見りゃ十分ベテランだが)の回が多く、まともに録画もしてない状況で、すっかり月曜の晩が楽しみでも何でもなくなっていた。しかし、今日の回は違った。先週から、楽しみで楽しみで仕方がなかった!「血湧き肉踊る」という表現も、かなりオーバーだが、心の底から期待していた回だったからだ。そして、内容も期待以上の素晴らしい内容&構成&曲目で、大満足の50分!嬉しかった!「長津義司・わが歌は歳月を越えて」(昭和54年3月6日放送)戦前・戦中・戦後と第一線でヒット曲を飛ばした作曲家、長津義司先生のヒット曲の特集。少数精鋭といった、出演メンバーの豪華さには観ていて正直、鳥肌が立った。淡谷のり子・田端義夫・榎本美佐江・三波春夫!おまけにトークゲストは作詞家・藤田まさと先生!レコード音源と写真だけとは言いながら、我らが「初代歌手協会会長」も出演していた。大半の歌がフルコーラスだったのも素晴らしく、またNHKホールからではなく、スタジオでの収録だったのも、全体的に非常に落ち着いた雰囲気で、良かったと思う。最近、柳亭市馬師匠で聴く機会の多い「俵星玄蕃」、オリジナルの三波バージョンも久々だった(笑)。以前、三波春夫の「ビッグショー」のフィナーレで歌っていたが、今回のは、あれを上回ると言っても過言ではない見事なテイク!しかもイントロ前に、ご丁寧に語りが入っていた。この語りの部分、私は今回初めて聴いたフレーズだったのだが、ひょっとすると、歌舞伎座だとか梅田コマのショーでは、イントロ等で入れていたフレーズだったのかもしれない。とにもかくにも、まったく無駄の無い50分!本当に素晴らしい構成の番組だった。来週以降は、公式HPを見ると、蔵出し映像がまた数多く発見されたようだ。珍しい映像に期待しつつ、またキチンと録画してVTRを整理していかなくては(笑)。
2009年01月12日
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本年初のブログ!今年も、昨年と同様の御贔屓・御引立、何卒宜しくお願い致します!さて、私は木曜日・金曜日が固定の休みなので、今年は5年ぶりに元日・2日が休みだった。1日は初詣、2日は上野鈴本の第2部に足を運び、初笑いをしてきた。…久々だった、普通の正月を過ごしたのは!2日の晩は、本当ならば第3部を観たかったのだが、夜にどうしても都合があり、第2部にした。トリは、こぶ…もとい!当代正蔵で、他はいっ平・しん平・馬桜・喜多八・馬風・菊丸・扇遊・雲助・川柳・志ん輔・圓蔵・喬太郎・文左衛門…と、まあなかなかの顔ぶれだったと思う。当日、サプライズがあり、何と綾小路きみまろが特別出演。場内大喝采だった。…でも私は、きみまろという人を、そんなに凄い人だと思ったことが、一度もない。笑いのハードルが低い、中高年の女性を相手にしているだけだし、漫談の内容なんざ、大した事ぁ無い…とバカにしていた。でも、この日は若い人、あるいは男性も視野に入れて、いつものおばさん相手の、ネトッとした感じでは喋らなかった。上手く説明できないが…何というか、センテンスや語尾を短くして、かなりテンポアップした感じで話していた感じだった。正月の寄席だから、時間が無かったってこともあっただろうが、ああいう喋り方のほうが、この人は面白いんじゃ?と、私は感じた次第。内容は相変わらずだったが、あれだけのお客をひっくり返すパワーは、本当に凄かった。あと、トリの正蔵。主人公のお父さんが持っている、司馬遼太郎の「竜馬が行く」の中身が実は官能小説で、それを学校に持っていった高校生の倅が、授業で大恥をかくという噺だった。キチンと調べてないで書くから、ひょっとしたら間違っているかもしれないが、どうも桂三枝師匠の創作落語らしい。それが証拠に、東京落語であるにもかかわらず、場面転換で、高座を扇子で叩いていたからね…。内容や話し方はともかく、あれは止してほしい。別に上方落語を馬鹿にしているわけではないが、東京落語であれをやられると、どうにもこうにも違和感がありまくりで…(苦笑)。やはり、教わったことを大事にするのも良いが、江戸前に料理してくれないと、やはり東京落語のファンとしては、イマイチしっくり来ない。…とまあ、こういうわけで、今年もまた落語に、映画に、テレビにと、気になったことを書いていこうと思うので、宜しくお願いします!
2009年01月04日
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