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恐竜境に果てぬ第1章第1節その1


恐竜境に果てぬ第1章第1節その2


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恐竜境に果てぬ第1章第2節その1


恐竜境に果てぬ第1章第2節その2


恐竜境に果てぬ第1章第2節その3


恐竜境に果てぬ第1章第3節その1


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2024.12.21
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カテゴリ: 音楽
夕子殿と2024年暮れの会話
「ユコタン音楽シリーズ」

夕子「やめてよぉ、のっけからそんな恐い話」
村松「何んか祟りがあったようにも・・」
夕子「いい加減にしなさいよ ! ! あたしは一人住まいなのよ」
村松「すみません・・・」
夕子「・・ん、でも、そんな言葉言うの初めてよね。何んかあったの・・ ? 」
村松「いや、気のせいだと思おうと思ってるけど・・」

村松「そ、そうだよ。多分レッスンのストレスだよ」

村松「レッスンの都度、ほぼ毎回、宿題が出る」
夕子「そうなんだ・・。むずかしいのね、ドラムって」
村松「少し夕子に話したけどさ、例えばハイハットシンバルを左足で踏んで閉じたままなのが続いたんだけどね、そろそろオープンにして叩くのが始まって、うーん、うまく話が出来ないなあ」








夕子「でも今度はもっときついんだ」
村松「うん。まず初めに、ハイハットは閉じたままで、バスドラムとハイハットシンバルを交互に叩くやり方を教わったんだ」
夕子「一小節にどんな拍数になるのかしら」
村松「厳密に言うと、バスとハイハットを八分音符で四つずつ叩くから、合計八つになる。あ、あの下の部屋の本物のドラムで聴かせようか」
夕子「いいよ、寒いでしょ。じゃあさ、机に向かったままでいいから、右足とあとは右手で聴かせてくれる ? 」
村松「つくづく俺は感心するけど、夕子は得意なピアノ、エレクトーンだけでなく、ドラムにも興味を注げるなんてなあ」

夕子「ノロケと言われてもかまわないけど、あなたの説明がわかりやすいからよ」
村松「でもさ、ドラムセットの複数のドラムの名前と配置を知ってなければわからなくても仕方ないと思うけど」

村松「へえー、それは初耳」
夕子「この子、ドラムだけでなくて、いわゆる小太鼓も出来たのよ」
村松「なるほど、ドラムで言えばスネアみたいなものだからね」
夕子「あ、ごめん。レッスンのたびに新しい叩き方を提供されて、くたくたっていう話だけど・・」
村松「あ、そうだね。じゃ夕子が言ってくれたようにして叩いてみるけど、聞き取りにくかったらかまわず言ってね」





夕子「よく聴こえる。ありがとう」
村松「スネアドラムが入る瞬間だけわざと強く叩いたけど・・」
夕子「大丈夫、わかるよ、ちゃんと聞こえた。でも、身近にドラムやる人が実はあなただったって、何十年か前には予想もつかなかったから、新しい楽器の世界がひらけたようで、新鮮だわ」
村松「俺程度の未熟なテクニックだけどね」
夕子「それとさ、交互に叩くから楽譜の形式はそれぞれ八分音符だけど、バスドラムのパートは実質、四分音符なのね」
村松「夕子はつくづくスゴいね。触れていない楽器でも理論がわかるってのは、俺は凄い人と付き合ってることになる」

夕子「で、一つ質問ですけど」
村松「どうぞ」
夕子「あたしからみると、あなたが今まで叩いていたリズムも決して簡単には思えないけど、あなたが以前のは、たやすいって言うってことは、それなりに叩きやすさがあったってこと ? 」
村松「うん。遠く・・・あれ ? 夕子、毎度オツムが悪くて申し訳ないんだけど」
夕子「当時の年齢のこと ? あなたがドラムリズムをお兄さんの前でいきなり叩けたって話なら、中三くらいかしら。でも12月の誕生日以降ってことは決めつけられないから、中二の誕生日の年齢でいいと思うよ。うーん、だから14歳かしら」
村松「計算までしてくれて、ありがとうございます。とすると、今72だから、えーと、2から4引けないから」
夕子「いいわよ、58年前」

村松「かたじけない。それにしても年取ったねえ」
夕子「お互い様よ。ちなみにあたしは当時およそ四つよ。可愛いでしょ」
村松「ええ、そうか、そうなるよね。つくづく俺は今だったら、いや、昭和54年当時でも高校二年の夕子を交際対象にしてたから、どのみち逮捕されたな」
夕子「そんなやっかいな話はいいわよ」
村松「でも俺がお前に性的なことをしたのは」
夕子「わかったわよ。あのね、15歳から18歳まで」
村松「まーたご冗談を。それじゃ、高校は四年制になっちまうじゃねえか」

夕子「ねえ、もうそのへんにしましょ。じゃ、ハッキリ言うよ。あなたの頭はね、年齢とか学年とかの計算が出来ないようにお粗末なのよ」
村松「ああ、そうか」
夕子「気を悪くしないでね」
村松「いや、すっきりした。これから自分では考えないで、どうしてもって時は、お前に教わることにするよ。ああ、気が楽になった。俺は頭に限界があるんだなあ。ははは・・・」
夕子「何んか、久しぶりの罪悪感を感じるわ。あとで思い出して機嫌悪くなんかしないでね」
村松「大丈夫。夕子が俺のオツムに結論出してくれたようなものだから、気が楽になったよ」

夕子「あ、それでね、あなたがそのう、ドラムリズム覚えたの、中・・」
村松「中三だね」
夕子「じゃあ、14歳ね」
村松「え ! ? 俺、中三になってないのに高校受験したのかよ。変だなあ。二次方程式の解の公式もそれから三平方の定理も」
夕子「ね、あとでゆっくり説明するから、ドラムの話に戻ってくれる ? 」
村松「あ、はいはい。了解しました」
夕子「(こういう頭のイビツな人って存在するのね。算数の計算より微分積分のほうが楽しいって・・・)とりあえず中三ってことにするね。あなた、お兄さんにいきなり初めてのリズムをやってみろと言われて、すぐに叩けたんでしょ」

村松「うん。手のリズムはエイトビート覚えてたからね、バスドラムの変則的なやつを初めて見せられて、それでもすぐ叩けたから、さすがの兄貴も意外だって感じだった」
夕子「もしかして、手の叩き方にバスドラムの叩き方がよく合ってたってこと ? 」
村松「だと思う。You Tubeでも、初めてレッスン受ける女の子がすぐに叩けたの見たことあるから、覚えやすいんだよ。ま、それでもまるっきりダメな奴もいるけどね。そういうのは、歌の音程が外れてて歌に聞こえないってのと似て・・るのかな」
夕子「いわゆる音痴ってヤツね。で、例えばわたしがさ、その基本っていう叩き方を案外苦労しないで出来たら、あなたが言う通り、やりやすいってことかしら ? 」
村松「俺は夕子には素質が充分あると思う」


バスドラムのリズム・バリエーション


夕子「面倒な流れにしちゃってごめんね。でも早速教わろうかなぁ」

村松「今の画像に加えてもう二枚送るね」


テキストp17の1と2のFill-in例示



テキストp17の3のFill-in例示。同じページでありながら、読み取りにくく書いてある。これはヤマハが下手だ。


夕子「えーと、17ページで見ると、最初の三小節が基本のリズムパターンで、最後の一小節に、えーと、一小節の後半って言っていいのかしら」
村松「さすが夕子 ! 察しが見事」
夕子「あら。ほめてくれたの ? 」
村松「これ、テキストの表示が良くないよね。八分音符四つ入るってことなんだろうけど・・・」
夕子「ああ、もしかすると、この17ページの大きな3番の表現のほうが誤解されにくいってことかしら」
村松「恐れ入りました ! 夕子ドラムも行けそうだよ」

夕子「あのさ、今更話題を元の内容に戻すようだけど・・」
村松「ああ、いいけど、何 ? 」
夕子「あなたがさっき叩いて聴かせてくれたリズムね、これかなりむずかしいって、今気が付いたんだけど」
村松「うん、俺、このまま叩けないまま年越しになると思うけど」
夕子「あなたがたった今教えてくれた叩き方はね、ハイハットシンバルを一小節に八回叩くでしょ、それも八分音符の一定リズムで」
村松「うん、そうだよ。夕子スゴいね」
夕子「いいえ、あたしのことなんかいいの。でさ、スネアドラムは八分音符の三つ目と七つ目に入って、しかも叩く時は両手共に同時でしょ ? 」
村松「うん、そうだよ」

夕子「でね、あたし今更に驚いたんだけど、あなたがテキストで見せてくれたリズムは、ある程度素質のある人ならば、まあ叩けるテクニックだなと思ったの」
村松「そうかもね。何しろ昔、高校生だった兄貴が覚えて俺をまあ試した叩き方だからね」
夕子「ところがね、さっきあなたが聴かせてくれたのは、これってあたしもウカツだったけど、バスドラムとハイハットを交互に叩いて、全体にエイトビートに聴こえるっぽいけど、実はバスとハイハットを交互だから、ハイハットを八回叩くのとは全然違うハイテクだと思うよ」
村松「おっしゃる通りで、レッスンのその場では手も足も出なかったからね」
夕子「そしてね、そのリズムのまま、ハイハットだけオープンになるでしょ。ハイハットをオープンにするだけでもむずかしいのに、それでバスドラム、ハイハットシンバル、スネアドラムをエイトビート風に叩くなんて」

村松「あああ、気が滅入る」
夕子「ごめん」
村松「なあに、いいよ。夕子は聞く能力と関心があるから、話すにも力が入る」
夕子「ありがとう」
村松「思い切って悪口言うけど、訪問看護で来る看護師はね、初めのほうこそ、ドラムのこと聞いて来たりしてたけど、今は全く無し。かなりの割合で音楽は興味ありそうだけど、楽器を自分から演奏するところまでは関心も、実力もないとみた。話題としては作業療法士さんのほうがどんな話題にも聞く守備範囲が広いね」
夕子「プライドが高いのかな」
村松「俺ね、本音隠す生活疲れたから、特に学歴のことは忖度なしに近くしたの。でね、看護師は今までは高卒プラス専門学校卒だけだろ。少し前まで看護士って言われてたけど『―師』はやめろと言いたいね。その代わりプライドだけは高いんだ。女の職業としては給与もまずまずだろ」
夕子「あなたも二回目の退院後はたくましくなりましたね」
村松「 ? ・・・あ、俺、思い上がってたかな・・」
夕子「ごめんなさい」

村松「え ! ? 」
夕子「今までの通りなら、と思ったんだけど、あたしのほうこそ、精神的につらい思いを二度も経験したあなたを批判、非難する資格が果たしてあるのかって、考えなおす必要も感じたから、うまく言えないけど、先に謝っておいたの。ごめんね」
村松「むずかしい相手で申し訳ない」
夕子「もしも、あたしの考えに一理あると言えるならばだけど、あなたが自由の身のありがたさを思い知ったって話を聞いて、あたしも他山の石として心すべしと思ったの」
村松「・・・」
夕子「ごめん。せっかく好きな趣味の話始めたのに」
村松「夕子、あの・・俺のレッスンの受け方、今のでいいのかなあ」
夕子「あなた、こないだレッスン中に具合が悪くなりそうだって言ったから、思い切ってアドバイスするけど、先生から与えられた新しい叩き方をね、必ずマスターしなきゃあって思わないでもいいんじゃないかって」

村松「夕子に話して良かった」
夕子「ホッとした。怒ってない ? 」
村松「ノロケブログになるね。でもまあ、女子高生とあんなふうになった話、書いちまったしね」
夕子「・・・・・」
村松「くどくて悪いけど、テクニックが年越しになっても仕方ないって思っても」
夕子「追い打ちかけるようなこと言っては悪いでしょうけど、もっと気を楽にしなさいってこと」
村松「夕子はピアノ習ってたとき、どうだったの」
夕子「出来ない演奏は出来なくてもいいって割り切ってたの」
村松「あの、聞いては失礼なことがあると思って、話せなかったんだけど、夕子にも弾けない曲とか弾き方って」
夕子「当然あるわよ」

夕子「あたしのこと、買いかぶってると思うよ。レッスンそのものも中学でやめたし、それほど熱心だったわけでもないから」
村松「あのさ、ネットにさらすのは抵抗あるかも知れないけど、列挙してくれたら」
夕子「いいわよ。でも大ざっぱに言うとテンポの速い曲。子犬のワルツ・トルコ行進曲・・・」
村松「テクニックっていうか、速度以外に弾きにくいってのはある ? 」
夕子「あなたの趣味領域で言うと地球防衛軍ね。あれ、強弱がアップテンポの箇所があるでしょ。わかるかしら」
村松「変な例えで申し訳ないけど、あの『異国の丘』のイントロに似た部分が終ってしばらくした頃の」
夕子「あなたも剽窃(ひょうせつ)っぽいのさがすの得意ね。音楽家の人でも『えっ異国の丘っ ? 』ってなるんじゃないかしら」

村松「もしかするとそうかもね。だいたい俺の世代でも吉田正さんの『異国の丘』を知らない人もいるんじゃないかなぁ。ましてイントロの一致なんて。もっとも一致と言っても、わずか音符四つだけだからね」
夕子「あなたが昔の懐メロもエレキの曲もアニメの歌も、ジャンルを越えて知ってるってのはわかるけど、何んで異国の丘知ってたの ? 」
村松「もう今は見つからないんだけど、御殿場にいる時、昔のSP盤78回転のレコードがあってね、よく聴いてたんだよ」
夕子「あたしも今では覚えていい歌って思うけど、あなたも小学二年生くらいでよくプレーヤーで聴いてたなんて驚きね」
村松「そうだ。夕子にまた叱られそうだけど・・」
夕子「何んか察しがついたかも。でもいいわ。叱らないから話してみて」

村松「土居裕子さんが歌う『ローレライ』へのコメント欄ズバリ抜くね。まず推定年配の人のコメントが以下の通り。
『昨今のロック、ラップ調の音楽について全くついていけません。 土井裕子さんの歌声にいつも心が癒されます。』
これにかみついた多分若造の返信が以下。
『時代についていけてないお年寄り(笑)』
さらにいい年のバカのが以下。
『私も年寄りだが尾崎のロックはすきだよ』
あ、ついでに俺のコメント載せるね。俺だけ名前載せるね。以下の通り。
★『この人の 早春賦 を聞きたい。 本当に聞きたい。★
12
返信
2 件の返信


@村松厚和-r2d
2 年前
すぐ近くに書かせていただきましたが、『早春賦』に心洗われる思いの私には、ぜひにと願うものです。なお、唱歌・童謡あるいは外国歌曲などに名曲を確認して、歌の素晴らしさに浸っています。失礼致しました。★
2
返信
注目の返信
2 年前
★ @村松厚和-r2d コメントありがとうございます。魂を震わす格調高い文語調の詩が、殆ど今ありませんね。 国語力の低下が、畢竟国力の低下につながっているように思います。といってわたくしには、作詞する力がありません。残念です。 村松さんを見習って、わたくしも名曲にどっぷり浸かってまいります。』★ 」

夕子「ふうーん。知らなかった。あなたらしいわね。人様のコメントに返すときは、必ず称賛する。だから返信にも後味のいいレスがつくよね。ついでにね、あたしもラップは大嫌い。あれ、歌じゃないよ」

村松「もう一曲掲載するよ」
★井口さんだっけ、この人声がきれいだし歌唱力あるし上手いねぇ。ブレスなんて全く意識させないでつないでいくし、音程もしっかりしてて長くのびる部分でも声量が十分でフラットしない。発声を完璧にマスターしてるんだろうか、呼気に無駄が無く十分に響かせて音にしてるからワンブレスで長いという感じ。昔はマイクなんて無しで歌うことも多かったせいなのかな。とにかく聴かせる、歌だけでイメージが沸いてくる、最近の歌手でこんな歌唱力のある人いたっけか…・★

返信
★彼女の歌唱力の素晴らしさをご指摘していただきありがとうございます。ただ懐かしさだけでこの歌をアップした小生、彼女の歌唱力の素晴らしさを認識しておりませんでした。新しい発見をすることができ、嬉しいです。★

返信
★ 貴方がご存知ないだけです、最近の歌手でも素晴らしい人は結構いますよ。
↑↑↑↑↑↑↑↑ ◆バカっ小僧 ! 懐旧の思いと共にかつての名歌手を称えていることがわかんねえか、バカ野郎 ! !  ◆」

村松「こういう輩が必ずいるから、好きな歌でも聴こうという気力が失せる。
まあ、例えばあいみょんの歌なんかは無条件でほめるのかね。俺は『マリーゴールド』の歌詞の『麦わらの帽子の・・』ってとこがどうも引っかかる。麦わらの帽子なんて言ったっけか」
夕子「麦わら帽子でしょ」
村松「気に入らぬ曲にはコメントはしないし、批判的コメントに反論もしない。新旧の確執はやまないだろうけどね」
夕子「ねえ、話を変えようよ」
村松「うん。で、何んだっけ」
夕子「ドラム、好きなのよね」
村松「うん。本当にやりたかったのはこれかと思うほど」
夕子「じゃあ、あたしの意見言うよ。テクニックでつまずいても、余り気に病まないこと。いい ? たいていの人はね、学校の授業がわからないと、教師が下手だなんて平然と言ったり、数学はダメだと結論早々出したりするけどね、それがいいとは言わないけど、みんな悩まないどころか、あきらめて平気でしょ。ましてあなたのは趣味なんだから、先生から教わる叩き方を次々にこなすべしなんて考えないこと」

村松「・・・・・」
夕子「考えちゃうんでしょ」
村松「あの・・・」
夕子「あなたが教わってるのは、まだまだ基本だって思うんじゃない ? 」
村松「あの・・」
夕子「基本じゃないよ。あなたサファリーズの『ワイプアウト』を練習曲にして叩いたって言ったけど、あの曲、基本じゃないよ」
村松「そうかもね。テンポ早いし・・」
―――日数経過―――
夕子「お疲れ様。こないだが今年のレッスン納めね」
村松「夕子の言う通りでね」
夕子「どんなだった ? 」
村松「ハイハット・オープンのタイミングがわからなくてって話したんだ」
夕子「ええ、それから」
村松「俺、思いつきでね、以前中島みゆきの『ヘッドライト・テールライト』を教わった時、初めてハイハット・オープン使うのを教わったけど、次のレッスンで余り取り上げないままで終わったようなって言ったんだ」
夕子「うん、それで」
村松「先生が叩き方をすぐに再現してくれて」
夕子「やっぱりプロの人ってスゴいわね。で ? 」

村松「先生が手本を見せてくれながら、一小節の四拍目の裏でオープンにするって説明してくれたんで、これが念押しみたいになって、これが何んとか出来た」
夕子「あ、そうなのかぁ」
村松「え ? 」
夕子「ごめん。あたし、ドラムのことほとんど知らないから、そうかぁ、八分音符で八つだから四分音符では四拍よね」
村松「でもね、結果、年越しの課題が持ち上がっちゃった」

夕子「えぇっ ? なあに ? 」
村松「四拍目の裏はいいんだけど、先生が次々、『今度は三拍目の裏で、二拍目の裏で、一拍目の裏で』と指示して、さてここでクイズ」
夕子「えー ? なあに ? 」
村松「俺は一つだけダメなのがあった。これが年越しのテクニック。当てられる ? 」
夕子「ヒント・・」
村松「バスドラム」
夕子「待って、バスドラム一打目が付点四分音符で、二打目の八分音符と三打目の四分音符だから、あっ、もしかしてハイハットの二打目の裏がバスドラムと相性が」
村松「夕子スゴい ! たいしたものだ。まるでドラム叩けるみたいに聞こえる」
夕子「ふふ・・」
村松「ん ? 何んだよ。いくら何んでもまさか」
夕子「フフ。今年最後のサプライズ報告。今メール送るから確かめてね」


ハイハット・オープンの2の裏の叩き方の楽譜







――時間経過少々――

村松「ええーっ ! ! ! 」
夕子「今ハイハットの話題が出たからもううずうずしてたの」
村松「見るからに子供用だけどいくら ? 」
夕子「五千円でお釣りが来るくらい。見ての通りバスドラムもハイハットもないの」
村松「基本のリズムをつかもうと思ったのかな」
夕子「さすが続けてるだけあるね」
村松「かなり長い話につき合わせて申し訳ない。そう言えば年越しだからそろそろ息子が」
夕子「それがね・・・言っちゃおうかしら」
村松「え。もしや、いい相手が」
夕子「鋭いわね。あたしを籠絡(ろうらく)したのも、その勘を働かしたのかしら」
村松「女はズルい」
夕子「何 ? 何よお ? 」
村松「警察が絡めば俺が捕まったに違いないけど」
夕子「誘ったのはお前だって言いたいんでしょ ! 」
村松「なあに、今さら、お前のおかげでいい晩年が送れそうだってこと」
夕子「ふうーん。なかなかのノロケ文句ね。ありがとうってお礼言っておく」
村松「かたじけない」


ドラムセットの模型


★編集後記★
夕子「だからね、泊まりに来ないかって。あなたは、自営業オンリーでやって来たからサラリーマンのこと興味ないでしょ」
村松「けど、夕子の仕事は少しは知ってるつもりだったけど」
夕子「もちろん、あなたが今は必ずしも自由がきく身ではないのはわかってるよ。でも通院してる病院も訪問看護も年末年始は原則、長期休暇があるくらいのことは」
村松「ああ。病院はチラと見たら12月30,31それから1月は1,2,3,と休みって確認した。訪問看護もだいたい似た感じかな。平均的なサラリーマンは12月28日から翌1月5日まで9連休かな」
夕子「最低でも二泊は出来るよね」
村松「スゴい誘惑、って言っても俺はもう役に立たなく・・」
夕子「シャラップそこまで。あたし、60過ぎたのよ。行為がないとつまんないの ? 」
村松「好きな相手の家(うち)泊りに行って、会話して演奏して」
夕子「つまんない ? 」
村松「いや。夕子の料理ごちそうになるだけでも満足」
夕子「あたし、お母さんのような気の利いたおかずなんて、いつもダメだったけど。それでもいいの ? 」
村松「俺独りのより、ずっと。それにスイーツ食べたりさ、もちろんお前のなじみの店のを」
夕子「スイーツは殺し文句ね。ね、いらっしゃいよ。来て」

★さらに補足★
村松「どういう心境の変化だろ。いいの ? 」
夕子「あなたが『四谷怪談』にずっと興味があるのは知ってたけど、そういう研究本が見つかったんだ」
村松「うん」
夕子「一つくらいでいいから、あなたが読み取った範囲でのことを話してみて。あたし、この年へ来て、すこーし覚悟決めたの」
村松「わかった。『四谷怪談』は凄惨、陰惨な物語じゃん」
夕子「ええ」
村松「ところがさ、いかにも知ったふうなこと言う怪談師の類いに限って、『伊右衛門とお岩様の夫婦は実は仲が良かった』とか『お岩様は貞女の鑑だ』なぞと言いやがる。そんな淑女みたいな婦人があれだけ惨たらしいめにあって、凄まじい祟りを為すとは俺はどうしても考えにくい。
モデルとなったお岩様は醜女(しこめ)でそれゆえか、性格もひねているというのが俺の考え。おしまい」
夕子「うーん」
村松「著者の筆力はこんなものではないよ。だけど、おしどり夫婦だったのに身の毛もよだつ怪談となった経緯は多くの輩が触れてない。俺は勉強不足だと思う。どうせ年がら年中扱う実話と称する怪談も作り話をそう思わせて、恐怖物語を語ってるに過ぎまい」


今年2024年購入の最高の一書


夕子「あなたの迫力もスゴいと思う。そんじょそこらのYou Tuberを越えてるって思える」
村松「あのさ、このブログ、元は俺のドラムレッスンのことだったんだよね」
夕子「そう。ところが、一たび四谷怪談が入ると、たちどころにスゴい話になるね」
村松「夕子、最後にさ、お前は何も心配なぞしなくて大丈夫って言っとくよ」
夕子「あらあ、優しい ! 」
村松「万一、あとで夕子が恐いって気持ちになったら申し訳ないから、そんなことは心配ないって力づけさせてもらうよ。俺はさんざんブログネタにもして書いて来たしね。俺は恐い目に遭っても文句言えないけど、夕子は何も恐れることないよ」





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最終更新日  2024.12.21 21:56:11コメント(0) | コメントを書く


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