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久しぶりにチャーリーの天敵マーシャル・ペンフィールドこと、Colin Hanksが出ていました。もう、あれから3年も経ったのですね。犬猿の仲かと思われたマーシャルとチャーリーですが、お互いを認め合うからこそ反発しあうのですね。今回は、「敵」もなかなかのやり手でした。学校の備品などを狙う窃盗団が連続し、それに対して「ヴァンガード」という自警団が犯人たちを拘束して、メッセージを書き残していた。彼らが何者なのか、手がかりは全くなかったが、唯一携帯電話が落ちており、アミタらが身元を洗う。犯人グループは背後に黒幕がいることについて、堅く口を閉ざし、怯えている様子だった。またヴァンガードが窃盗団を拘束する事件が起こったが、今回は犯人グループが反撃し、ヴァンガードのメンバー1人が殺されていた。犯人グループはリベンジを始めたらしい。顔認識からヴァンガードの男はシステム工学を専攻する大学院生、ピーター・ハサウェイだと判る。犯人グループのメンバーは、凶悪犯で地域の人間を部下に従えるヴィク・トゥーナーが住む地域の出身だった。トゥーナーには多くの容疑があるが、目撃者が次々と殺されてしまい証拠が得られないという。携帯電話は結局クローン携帯だと言うことが判り、クローン携帯を作るために、どうやってデータを得たかを分析するため、ラリーはたまたまCAL工科大を訪れているマーシャル・ペンフィールド教授の協力を得るように勧める。マーシャルとチャーリーはこれまで互いにライバル意識があり、反発しあうが、徐々に力を合わせ始める。マーシャルは壁に残されたメッセージを見て、コンピュータ・コードではないかという。アミタは、暗号を読み解いて、ヴァンガードのウェブサイトを探し出す。それによると、これまでの事件の情報だけでなく、次に行われる事件の時刻や場所まで書いてあった。次の窃盗は今夜だと判ったため、FBIは待ち伏せて犯人を一斉逮捕する。その際、ヴァンガードのメンバー1人の身柄を拘束し、チャーリーは男が来ているTシャツのマークが彼らの「コード」であると見破る。この男も口が堅かったが、彼らは互いの名前を知らずにコードネームで呼び合っていることがいう。この前の事件で殺された男は「バーズ」と呼ばれ、電話ハッカーだった。彼らは正義を行うために、ネットや電話から犯罪の情報を得て、匿名のリーダーから指示を受けていると言う。マーシャルとチャーリーは「深層流集合論」を展開し、ヴァンガードの上位集合を探り出すことにする。一方、トゥーナーはFBIの前に自ら姿を表し、大学で勉強し、犯罪に関する知識が詳しい事を披露する。捕まらない自信があると言い、ヴァンガードのメンバーが死亡したり自殺したりすると予言して去る。その予言通り、あるメンバーが図書館で首をつっているのが見つかる。アミタはウェブサイトでヴァンガードが使っているコードがある天文物理学の課題を似ているという。おそらくリーダーが書いたのだろう。チャーリーはヴァンガードの持っている技術を逆行分析して、トゥーナーとヴァンガードのメンバーが顔を合わせていると考え、トゥーナーが通った大学を調べる。それによると、かつてトゥーナーが在学した頃に、女子学生のレイプ殺人で重要参考人だったことが判る。その女性の家庭教師だったのがクレイトン・カズウェルという大学生で、コンピューター工学を専攻していた。アミタのリサーチでヴァンガードのリーダーがクレイトンであると推定され、好きだった女性を殺されたクレイトンがトゥーナーに復讐を行っているのではないかと考える。チャーリーとマーシャルは、トゥーナーの携帯電話が探られていると考え、強盗に襲われた事のあるコンピュータ修理店に目を付け見張る。何とトゥーナーはその店のオーナーだった。チャーリーはゲーム理論を応用し、偽の情報を流してトゥーナーのグループが次のターゲットとして、ヴァンガードもそれを止めようとするように仕組む。案の定、倉庫に姿を現した両者をFBIが包囲するが、トゥーナーが反撃して銃を向けたためにドンらに射殺される。チャーリーとマーシャルは長年の対立関係を休戦し、仲直りする。Colin Hanksは「ロズウェル」の頃は初々しい青年だったのが、今回はしっかりおじさんになっていましたね。(爆)ライバル意識があるからこそ、お互いに切磋琢磨して向上し合うのですから、天才チャーリーとしてはありがたい存在なのですが、結局みんなから「怖い(intimidating)」と言われるチャーリー、人を寄せ付けない面があるのを気にしていました。でも、そういう彼氏を全面的に受け入れるアミタはやっぱりすごいですよね。チャーリーとマーシャルが一緒に潜入捜査するのは面白かったですね、もっと見たかったです。トゥーナー役のTony Curranはイギリスの役者さんなのですね。あの「Ultimate Force」のピート役だったとは!そういう人がギャングではなくて、地域で犯罪組織を作っているとは意外。組織犯罪と自警団が個人同志の因縁だったというのは、興味深かったです。相変わらず数学関係はさっぱり判らず、特に「深層流集合」が捜査の役に立ったかどうかもよくわかりませんでしたが、相変わらずアミタががんばって結果を出しておりました。
March 31, 2011
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デニ・ベック刑事はまだ出るのですね。まさかの予想外の展開でした。(爆)ゲストに「The Wire」のオマール役Michael Kenneth Williamsが出ていましたが、もう一人ネイモンド役の子も出ていて、ちょっとツボでした。ハドソン川で10代の少女の死体が見つかる。死因は頭部を拳で激しく殴られたことによると思われる。腰に特徴のあるタトゥがあり、ワーナー検死官は同じような死体が半年で2件あったという。タトゥを手がかりに、未成年の客にも彫るという彫り師に当たると、3人の少女にタトゥを彫ったことを認める。そのうちのシャンタルは、里子として育てられ、最近実の母親に連れ戻されたという。薬物中毒から更正したという母親は、シャンタルが自分のボーイフレンドから触られたと訴えたために、男と別れさせられたというが、シャンタルが死亡したと聞いて悲しむどころか、男とよりを戻すために、グループホームへ追い出したという。グループホームでは、シャンタルが2~3週間前に出て行ったという。行方は判らないというので、入所している仲間からシャンタルがビクターというぽん引きの元で娼婦をやっていたことが判る。ベック刑事の強い希望でステイブラーとストリートの少女たちの手入れを行う。そこで、3人と同じタトゥをしているベリンダという少女を見つけ、シャンタルやビクターに関して話をきくことにする。ベリンダによると、3人は客に気に入られると養女にして貰えて、自分はビクターを愛していると言う。その客の名前を割り出し逮捕するが、殺人とは無関係と判り捜査は振り出しに戻る。潜入捜査していたオリビア・ベンソン刑事が分署を訪れ、クレイゲン警部にまだ元には戻れないと伝える。オリビアはステイブラーには来たことを内緒にして欲しいと言って去っていく。再びベリンダから話を聞いたデニは、ビクターが3人の少女のうちモニークに酷い暴力を振るったと聞かされる。ベリンダの身を案じたSVUは、ストリートに立つ女性たちを支援しているシスター・ペグにベリンダを預けることにして、愛人宅に潜んでいたビクター・ボディーンを逮捕する。ビクターの拳には人を殴った傷跡があったが、殺人を否定し、少女たちには売春を強制していないと追及をかわす。ビクターはこれからドミニカへ旅行へ行くつもりだったという。ビクターの保釈は認められず、ベリンダも納得してシスター・ペグに保護されることになったが、そのシスター・ペグが襲われてベリンダが行方不明になる。留置所にいたはずのビクターが別人と入れ替わって身柄を解放されていた事が判り、デニとステイブラーはビクターの愛人から居場所を聞き出し、ベリンダを連れて逃避行しようとするビクターを追う。ビクターはベリンダを楯にして逃げようとするが、デニはビクターを射殺する。何と言ってもですね、ステイブラーとベックがやけに仲が良いなあと思っていたら、仕事帰りにキスですよ。タトゥを見せ合う?と言う話をしていた時から、ちょっと怪しいと思っていたんですよね。エリオット、浮気?(大爆)奥さんとは離婚したんでしたっけ、それはどうでも良いですが、長年同僚として、強い絆で結ばれたオリビアがいるのに、デニと職場恋愛ですか?まあ、気性の激しいデニに振り回されつつ、辛い過去から立ち直ろうとしているのに付き添っていましたから、判らなくもない。本妻がいない間の気の迷いということも。(爆)制作側としてはオリビアとは恋愛関係にできないので、この際臨時パートナーのデニと関係を持たせようという事も考えたかな。個人的にはこの衝動が、彼女の退出の自然な理由にもなるかなという気がしました。何せ今はSVUに空きがないらしいですし。こういうリリーフ役の使い方は、他の男女ペアのドラマでも参考にして欲しいものです。「The Wire」ではゲイの一匹狼だったMichael Kenneth Williamsが、少女に固執するぽん引きというのはちょっとイメージが違ったかな。地域では誰もが知っていて尊敬する存在にしては、情けない最後でした。まだあどけない少女たちがストリートに転落していくのは辛いですね。せっかく良い里親さんだったのに。
March 30, 2011
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マイケルの弟、ネイト登場。こんなにパリッとした男だったっけ、と思ったのも当然か。今はいっぱしの経営者だけれども、やはりマイケルは家族の心配をしなければならない。家族がいることを知られては、スパイ家業も容易じゃないですね。マイケルの昔の敵、ブレネンはこの先まだ出てきそうですね。役者さんは、最近では「ブラザーズ&シスターズ」に出ていました。よく見る人です。マイケルに付きまとうパクソン刑事はネイトまで取り調べたという。サムはこれ以上の捜査から手を引かせるために、市長の補佐官の圧力を借りて対抗しようと言う。そのためには、バリーに頼んで、マイケルと補佐官の共同名義の口座を開設してもらうことになった。ネイトがリムジン業で事業拡大するために、新たな投資家を迎えたと言う。しかし、その投資家というのは、かつてマイケルと因縁のある武器商人で、ネイトには部下を装った殺し屋が付いていた。ブレネンはマイケルにあるオフィスに忍び込んでハードウェア・キーを盗めと言う。詳しい説明がなく、ネイトを人質に取られているため、マイケルはサムにブレネンの裏を調べるよう頼みながら、抵抗しつつ突きつけられる要求をこなす。ハードウェア・キーの次は、武器の設計者の男の声を録音して、ボイス・キーを突破することだった。バリーがブレネンの口座を調べ、マイアミの自宅の場所を突き止める。ブレネンは最後に武器を研究製造しているJLA産業のラボに忍び込み、灰色の箱を盗んでこいという。マイケルは箱の中身が何か言わなければ従わないと抵抗し、ブレネンは高度な歩兵用の武器の生体認証ロックだと明かす。しかし、ビルに侵入するにはセキュリティが厳しい。サムとフィオナがブレネンの自宅に向かうがすでにネイトの姿はなく、ブレネンはネイトの無事を知りたがるマイケルの前にネイトを連れてきて、腕を撃ってしまう。追い詰められたマイケルは再びラボへ向かうが、サムがブレネンの経済活動を調べて「ベル・アナ」ホールディングという会社がブレネンの家族と関わりがあると察する。マイケルはフィオナにブレネンの自宅を爆破させて、その様子をメールでブレネンに送る。また、すでに調べておいたブレネンの情報を暴露して、イギリスの銀行口座を空にしたと迫る。焦ったブレネンが銀行に電話すると、バリーが出て嘘を言い、マイケルはブレネンの娘アナベルがスイスで学校に行っている事を持ち出して、脅す。家族思いのブレネンは娘には手を出させないと、ネイトを解放し、これだけでは済まないと去っていく。パクソンは、彼女の同僚がマイケルの口座を調べるために市長の補佐官を取り調べようとして、逆に定職になったと言いに来る。サムの作戦はパクソンの逆鱗に触れることになってしまった。何気にハッカー&偽ID作りのバリーが一家の一員になってしまいましたね。(笑)エステに詳しいバリーは、イギリスアクセントで詐欺の片棒を担ぎ、マデリンの家の修理を手伝わされるだけでなく、マデリンのヘアケアまで世話をする。(爆)マデリンは今週も息子2人が顔を出してご機嫌でした。マイケルはネイトを人質に取られているからといって、そう易々と言いなりにはなりませんね。仕事が終われば2人とも殺される事が濃厚。となると、あれこれ言いながら時間を稼いで、サムが形勢逆転に繋がる情報を手に入れるのを待って、反撃に出る。そのためには相変わらずとっさに手作りハッカー装置「カンテナ」を使ってブレネンの携帯を乗っ取ったり、酔っぱらいの清掃員を装ったり、地下駐車場を混乱させたりとお見事!特に、ボイス・キーのためにカーバーに数字を言わせる手口は最高でした。(爆)人格がいくつあるの?と思わせるような激しい変化なのに、それも全て家族を守るためのプロの技なのですから、本当に素敵です。パクソン刑事のヒステリックな付きまといは、良い味を出していますね。女の執念というのか、ブレネンよりも本当にこちらの方が怖いわ~
March 28, 2011
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第8話で出てきたレンコー特別捜査官が再登場。あれからまた潜入を続けているようです。冒頭のショッキングなシーンは、「絶対に大丈夫!」という気持ちがあっても、やっぱりどうなるのか、心配になります。ケンジーの父親の話はしんみりしていて、だんだんキャラクターへ愛着のようなものが湧くようになってきました。バグダッドで現地の復興資金を運んでいた海兵隊が奇襲され、500万ドルの現金が盗まれた。襲ったのは軍が最も警戒しているテロリストグループ「ジハード砲撃戦線」だと思われる。秘密とされているはずの輸送ルートがどうしてばれたのか、誰か内部通報者がいるのではないかと調べたところ、チャド・ジェフコート二等軍曹が奇襲の3日前に頻繁にLAに電話連絡を取っていたことが判る。帰国したジェフコートに会うために、サムとGが自宅に向かったところ、屋外のゴミ箱の中からジェフコートの射殺遺体が見つかる。自宅からもバグダッドの金のうち、25万ドルが見つかり、持っていた鍵の束から、NCISはノースバレー飛行場に向かう。そには残りの金があっただけでなく、ダウンタウンの国法銀行の見取り図があったことから、銀行強盗を計画していたことがわかった。現場に現れた犯人グループと銃撃戦となり、そのうちのマイケル・ベネリを逮捕する。しかしベネリは何も語ろうとしない。格納庫を写した監視ビデオに、強盗や殺人の前歴のあるダミアン・サレルノが映っており、ジェフコートの自宅でも目撃されていた。FBIは911以降、テロリストグループの資産を凍結しており、凍結されたジハード砲撃戦線の銀行口座の金5000万ドルは国法銀行に移されていた。奪われた500万ドルは、5000万ドルを奪うために強盗団を雇うための準備資金で、直接現金を盗むのではなく、凍結された口座を元に戻すために、支店の中に入ってコンピューターにアクセスする必要があるという。NCISでは銀行内部に協力者がいると考え、内通者を隠すためにあえて銀行強盗を装って侵入するのだろうと考える。ベネリは協力せず病院から逃走するが、GPS追跡装置をしかけてありケンジーが後を追う。一方、サムとGは、潜入捜査中のレンコーに連絡を取り、サレルノを逮捕したことのあるバーンハート刑事に協力を得ることになった。ジョニー・マニングという男とサレルノに近づくことができるという。ベネリはサレルノと連絡を取り金を要求したが、逆にサレルノから射殺されてしまう。NCISは、ダウンタウン支店の銀行員の身元を洗い、怪しい行動が見られるカーティス・ラクロスに目を付ける。ケンジーは支店を訪れ、カーティスに貸金庫を作りたいと依頼する。その時、強盗団が突入して、ケンジーを撃ってしまう。強盗団は行員を脅すが、カーティスは支店長を殴って強盗に協力し、凍結された口座からイスタンブールの口座へ金を移し替える操作を終える。サムはケンジーからの連絡で銀行に入り、強盗を追う。一味はカーティスの手引きで裏口から脱出しようとして、サムも撃たれる。しかし、カーティスの身柄を確保したところで、強盗団はG、レンコー、マニングら、市警とNCISが強盗を装った芝居だったことが判る。その後、銀行員を取り調べ全員無関係だったことが判る。サレルノはCBPによって逮捕される。ケンジーが意外にも子供らしいおもちゃやがらくた(何と東京の六本木で買った!)を職場に持ってきて、それをカレンたちに突っ込まれていたことから、今回は大切な思い出の品とは何かというネタでいろいろ語ってくれました。サムは業務用並の金庫に何を隠しているかというと、レイカーズのチケットと、何とMJの手袋。しかも、スパンコール付き。(笑)Gは物を持たない男なんだそう。さすが潜入捜査官。やはり、「バーン・ノーティス」のマイケルのイメージがありますね。へティの思い出の品はモンテカルロのサーキットに消えた55年製のポルシェと、やはり気取っています。(笑)そしてケンジーはどこへも持って行けずにへティの心遣いでサンタモニカの倉庫に入れることになったわけですが、一番大切にしていたのは父親の勲章だった、というオチが良かったです。手紙に娘への愛情が溢れていましたね。ところで、ケンジーの父親は彼女が15歳の時に仲間と酒を飲みに出かけていって戻らず、高速道路の脇で遺体となって発見されたという。当時の仲間に話を聞かれたが、犯人はいまだ見つかっていないという。これは気になるというか、この先、もしかしたら彼女の父親の敵を捜す話が出てくるのかも知れませんね。それにしても、ケンジーが撃たれた時はまさかとは思いましたが、丸ごと強盗団が偽物だったとは。だからタイトルが「the bank job」だったのですね。これって「レバレッジ」でもおなじみの詐欺の作戦のことですよね。ジョニー・マニングはなかなかイケメンでしたので、この先もまた出てくれるとうれしいです。(笑)最新作の「ニキータ」(AXNで放送決定)に出ているようです。
March 27, 2011
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Ericの内部捜査は佳境に入り、ついに衝撃の事実が明らかに!一つ一つのシーンが力強く演じられていて、チームワークの息もピッタリ。もちろん、Horatioの切ない表情がたっぷりでたまりません。(汗)ハラハラドキドキ、1時間があっという間だった。何度も言いますが、マイアミはシーズン8になってこう盛り上げてくるとは、本当に凄いです。以下、重要なネタバレに付ご注意下さい。前話の続き。実際はラストシーンの20分前に遡ります。なぜCalleighが爆破現場にいたか、理由が判りました。これからRebeccaと会う予定のEricは、法廷に行くからとCalleighとのコーヒーデートを断った。ところが、ダウンタウンにいるはずのEricが目の前を車で通りすぎたのを目撃したCalleighが、自分に隠し事をしていると後を着ける。女の執念というやつでしょうか。しかしラボのロゴ入りHummerで追跡するなんて、Ericも気がつかないはずがないのにとツッコミを。(爆)「Eric、なぜ嘘をついたの?」恐い恐い~Ericとしては任務上何も言えないのだが、Rebeccaと会う予定なのを知られてしまって、Walterのようにみんなに疑いをかけて検事局に引っ張るのかと激しく突っ込まれる。「本当のことを言って!」Calleighはすっかり浮気を疑う妻のような剣幕になっておりました。そこで、車が爆発して、Rebeccaは自分の車もろとも吹っ飛んでしまいました。哀れ、ロングで引いたRebeccaは足と腕を引きちぎられて…(泣)Horatioは何よりもまず義弟を心配します。Ericはダイヤだけでなく、エヴァーソンの事件でヘロインが証拠保管庫から消えている事をHoratioに告げると、Horatioの表情が曇る。担当はHのパートナーのサリーだった。しかも、視線の先にはむごたらしい姿になったRebeccaが横たわっている。"Eric, she was our friend.Let's not forget it."Ericにとっては彼女は鬱陶しい上司ですが、Horatioにとっては元カノでしょう?押しつけちゃだめですって。サリーはHoratioに「Mr. good day」と返事をする。このサリー、今シーズンちらっと出てきただけですが、本当にHoratioとは長年の友人のような雰囲気です。「内部の人間が関係しているんじゃないか?何か耳にしたら必ず知らせてくれ。」Hはかつてのパートナーに決して強い口調では言わないし、本当に信頼しているという感じがありありと出ていました。CSIは早速爆破事件について調べるが、爆弾はRebeccaの車ではなく、隣の車に仕掛けられたらしい。Ericの潜入捜査を知っていたNataliaはEricにきつく当たる。「あなた、何を知っているの?よそよそしい振りは止めて。Nevinsは死んだのよ。もうラボ全体が関わる。こうなったらはっきりさせて。」というわけで、Nataliaに内部捜査をばらされてしまったEricは非常に旗色が悪い。黙っていたことでチームの信頼感にひびが入りだしました。「俺はみんなを守ろうとしたんだ。」「あなたは死にかけたのに、どうやって他人を守れるというの。」E/Cの間に気まずい雰囲気が。今や口をきいてくれるのはJesseだけか?(爆)爆破された車の部品から、その車が2008年に犯罪に使われて押収され、今は警察の保管所にあったはずだ、という事がわかった。受付の若い警官が台詞が多くて、何やら怪しい。(爆)該当車を3月に持ち出したのはカーマイケル刑事だったが、その1ヶ月前にも車を持ち出していた。行方が判らなくなっているカーマイケルの情報を聞くために、HとEricが収監されている男に迫る。こういうときは2人がかりで暴力刑事風。ブラジルへ行ったときのように。(爆)「奴はどこだ?」「切り刻んで、こことキーウェストのどこかに捨てた。」「Tino、君は嘘をついている。」しかし、どうやら謎のカーマイケル刑事が存在して車を堂々と請け出している感じ。騙されているのはHoratioたちだった?HoratioはIABのStetlerに相談し、カーマイケルを名乗っている警官を取り調べるときは必ずStetlerを同席させると約束をする。改めて知りましたが、Stetlerはスリムですね。足も長くて、ピタピタのジーンズが似合いそう。現場で回収された部品から、Ryanが爆弾を作った男Pollackを思いつく。このシーン、Ericの件で頭にきてカッカしているWalterをなだめるRyanの組み合わせが楽しいです。Pollackの担当検事がRebeccaで、取引をして早く出ていた。嫌味な女だったとはいえ、同じ側の検事なので検死する時のTomの表情は暗いですね。BONESではこの程度はきれいな部類の遺体ですが、今回は美しい彼女にはあまりに変わり果てた姿でした。Rebeccaの遺体から見つかったGPSチップのデータから、通った道をたどるEricとCalleigh。まだCalleighのお怒りは収まっておらず「まだアレ着けてる?」。「私たちが家で一緒の時にも盗聴していたわけ?」キツイ!意外としつこいですね。そしてたどり着いたのは、なんとRyanの自宅だった?!家宅捜索に入り、Walterも一応仲間の家だから大事に扱えとか言っていますが、非常にやばいです。そこに急を聞いて帰ってきたRyanは、「俺を疑っているのか?」と叫ぶ。かわいそうにCalleighは「わからない。」居直るRyan。ちなみにRyanの自宅には誰かさんの写真やら、ゴルフバッグやら気になるアイテムが一杯でした。みんなはRyanが無実であって欲しいと思って捜索しているが、そこで何とEricはダイヤを見つけてしまう。えええええええええ~~~~~~~~!うそー、まさかRyanがまたギャンブル癖が出て金目のものを盗んだというの?さらにRebeccaを殺したのか?ここぞとばかりStetlerは厳しくRyanを問い詰めるが、Horatioは徹底的にRyanを守る態度ですね。「頼む、これは法的に有効な尋問じゃない。」"This isn't an active investigation, MY FRIEND." 「そうだな。君のやり方でネヴィンスがどうやって殺されたか調べさせてやるよ。」”No, you done.I'll let you try your way ASA Nevins got killed."手錠は必要ないというHoratioに、ルールに従っただけだというStetlerは、Ryanに手錠をかけてラボの中を勝ち誇ったように連れて行く。なんたる屈辱、なんたるショック~Walterは相当頭にきているようです。でも、Nataliaは何とかRyanの無実を証明しようと、秘策を思いつく。犯罪関係の機関誌に載っていたらしい。手に付いているバクテリアの研究だという。一方、前回の爆破事件でPollackを逮捕したのがサリーだったと分かり、Rebecca殺害の動機もあるとして、Horatioが自ら話をしにいくことになった。「聞きたいことがあるので署まで着てくれ。」Horatioは、パートナーに裏切られたので辛い表情を見せていました。脅しもしません。心からのお願いという感じです。「ラボへ連れて行って検査をするのか?何を証明する?どうなるかは判っているさ。ラボに行ったら俺は終わりだ。」今シーズンの第1話で、科学捜査を主張したHoratioとサリーの因縁が見えてきますね。サリーはHoratioに銃を向けるが、Horatioは全く動じない。いつもすぐに容疑者を撃つのに、自分の銃には手もかけない。「サリー、話してくれ。お前が証拠を盗んだのか?」「違う!」「では、誰が盗んだ?」「サリー来てくれ、頼む。」Horatioが涙目で懇願しています。しかし、引き金に指をかけたためにサリーは警官に撃たれてしまう。命は失いませんでしたが、パートナーが撃たれてHoratioはショックを隠せない。ほんとにエモーショナルなシーンでした。とにかく、誰かラボの中の人間が窃盗を行っているのは間違いないらしい。Horatioは、証拠保管庫の前に車両保管課に勤務していたオランスキーという巡査に目を着ける。何度もカーマイケル刑事のサインをもらっている。しかも、車は戻ってきていない。オランスキーに対して、HoratioもEricもなぜか優しく質問する。「君が監視カメラのスイッチを切ったのか?」「お父さんは怒っていないから本当のことを言ってごらん。」というスタンスですね。2年前に死んだカーマイケルの名前を語った内部関係者とは誰なのか?口ごもるオランスキーはついにその人の名を明らかにした?その後の思わせぶりなシーンにはドキドキしました。まさかね~という気持ちと、まあ仕方ないかなという気持ちが半々ですね。Stetler一世一代の晴れ舞台でしょう。演じるDavid Lee Smithに敬意を払ったという感じで、シーズン2で登場して以来、これまで散々Horatioの邪魔をしてきた敵役にふさわしい花道を送った形になりました。Horatioと、Eric、Ryanの3人から責められることになって、居直ったStetlerは2年前にカーマイケルがいなくなったのを運の尽きに、高級車を持ち出してどんどん深みにはまっていった様子を語りました。「20年もこのバッジのために人生を捧げて何を得た?高血圧と二度の離婚。雀の涙ほどの年金。」「みんな同じだ。それが自己犠牲というものだ。(We all do. That's the nature of the sacrifice.)」「なんたる独善だ。Horatio、お前が誰よりも知っているはずだ。この場所はお前たちを競わせ、最後は事故に遭って安物の時計をもらうくらいだ。俺は泥棒から盗んだ。何が悪い。」でも、Rebeccaを殺す理由はどこにもない。今度はRyanがRickに手錠をかけて、引き回す。これがRickの見納めか!RyanはEricに「戻れて嬉しい」と握手していました。この2人も何年も対立するシーンがありましたが、やっと信頼できる仲間に見えましたね。Horatioがそれを眼を細めて見ている。E/Cもやっと仲直りしたようです。考えてみれば、ラボにスパイがいると言ったシーズン4のラスト、Speedleのカードを使い込んだDonなど、これまでにも似たような話はありましたが、今回は長くマイアミに顔を見せていた大物の2人退場で十分見応えがありました。また、シーズンを重ねるごとに、DCはHoratioの内面をより深く、より共感できるように演じていますね。今頃、サングラスのかけ外しだとか、「決め台詞」にこだわる事は何の意味もありません。新人も入ったことですし、来シーズンはさらなる発展を期待したいですね。おっと、まだもう一話あるのだった。(笑) "The Slow Wait-part one" by The American Dollar
March 26, 2011
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意外にもNUMB3RSのメンバーは陰謀好きなのですね。(笑)もしかして、アメリカ人はそろって陰謀好きなのかもと思いながら見ていました。全体的にいつになく、コミカルな感じでしたね。億万長者らが経済面での影響力を行使して、世界秩序を再編していこうと結成された「世界向上機構(GEO)」の会議が開かれ、会議場で爆発騒ぎが起こる。ドンらのチームが現場を捜査していると、先ほど不発だった第2の爆弾が爆発。FBIにも被害者が出る。爆発の直前にトラックに乗って現場を撮影している男がおり、すぐに走り去る。監視ビデオには怪しい動きをするウェイターが映っていた。会議の内容は画像が不鮮明でチャーリーが復元することにする。GEDのメンバーには武器商人も含まれていて、FBIの監視対象だったが、実は世界的にGEDを敵と見る動きがあり、インターネットのサイトではFBIとGEDが組んでいるとして思われていた。ドンは本当のターゲットはFBIではなかったのかと考える。爆弾の状況から、犯人は少なくとも爆弾に関しては素人と思われる。ドンはGEDの主催者ハンソンに会員のデータを提出するよう求める。チャーリーは逃走したトラックを市内中の監視ビデオの映像から追う。その結果、自称ドキュメンタリー監督のロイ・マッギルがトラックの男と判る。マッギルは陰謀説の固まりで、行動は過激だが家宅捜索で爆発物は見つからなかった。その頃、ドンはじめ、FBIチームやエプス家の自宅などが何者かによって侵入され、荒らされる事件が起こる。その仕業はプロ級だった。釈放されたマッギルはまだ会議場に隠しカメラをしかけており、取りに行ったところを狙撃される。その場にいたグレンジャーとシンクレアは向かいのビルに自動狙撃マシンがしかけてあるのを発見。犯人の狙いはマッギルのカメラだったことが判る。犯人が取り忘れたもう一つのカメラを回収すると、そこには白人至上主義者のジェフ・ジョーンズが映っていた。ハンソンは未だに会員データの提出をしぶっており、会議の内容についても明らかにしようとしない。ドンのチームはジョーンズを逮捕しようとするが、反撃されリズが殺されそうになる。しかし、謎の男が現れ、リズを救って姿を消す。ジョーンズが爆弾犯だったことが判り、「仕事代」として5万ドルの小切手を受け取っていた。チャーリーは小切手に残るもう一人の指紋から、ハンソンとの繋がりを見いだす。ハンソンは爆破されたビルのオーナーで、そのビルがLAの保存対象建築物だったことから、建て替えを認められず、今回の爆発騒動で保存対象から外されるのを狙っていた。マッギルがネット仲間からハンソンとジョーンズの写真を手に入れて、金を渡していた証拠を得る。事件が終了した後、FBIに謎の男が現れて、マッギルらの撮影したビデオにGEDの他のメンバーが映っているかどうか確認していたという。謎の男は、リズを救ったことを認め、盗・聴に気をつけろと言って去っていく。この謎の男が「ハワード・ヒューズ」似?のJeff Koberでしたが、このキャスティングだけでも、ただでは済みそうではないですね。一体GEDのメンバーにはどういう裏があるのだろう。FBIを手玉に取る闇の組織とは?ところで、今回は全編、陰謀ネタで盛り上がっていましたが、デイビッドが熱くケネディ暗殺を語るのが意外でしたね。この場合も、コルビーは聞き役。(笑)アランまで昔、犯行現場をジオラマにして、オズワルド単独説に対して異論を唱えていたとは。マッギルはいかにも鬱陶しいお騒がせ男で、外見からちょっとマイケル・ムーアを思い起こさせます。ペラペラとあることないこと、立て板に水なので、ドンたちも口を挟めないくらいの勢い。シンクレアとグレンジャーが必死に子守りしていたのが面白かったです。アミタは若い頃、彼氏と共にマリファナ所持で捕まったことがあると告白。チャーリーが「何で言ってくれなかった」と機嫌が悪くなっていましたが、それならとアミタは日記を差し出す。お互いに秘密なしよ、と言われても、人の日記を読むのは気が引けますよね。ところで、「ハリウッドサインを盗め!」作戦ですが、Cal Sciの学生たちはどうやってやったのでしょう。それも陰謀?(笑)
March 24, 2011
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オリビアが戻ってきた!!お帰りなさい。もう、とにかく完璧な帰還でした。ストーリーもはらはらさせて面白かったし、何と言ってもベンソン刑事の勇気のある行動や諦めない姿勢が光っていました。やっぱり、オリビア・ベンソンは偉大なキャラクターだと思いましたね。チェルシー・アーンデイルがレイプされた事件の裁判で、弁護側が決め手となるDNAを採取したオリビア・ベンソン刑事を証人として出廷するように要求する。しかしオリビアがFBIとの潜入捜査でNYを離れている事は隠されており、ノヴァク検事補は対応に苦慮する。そのオリビアは現在オレゴン州で、過激な環境保護団体のテロ活動を探るため、自分も環境保護活動家として潜入していた。川を汚染しているフィッツモア製薬会社に対するデモ中に、オリビアは警官ともめた仲間をかばおうとして、自分も殴られ気を失ってしまう。病院で目覚めたオリビアは、警官への暴行という身に覚えのない罪で逮捕される。保釈後、オリビアは保安官から、フィッツモア製薬の従業員、カール・ダンフォードが殺害された件で、自分の容疑を取り下げる替わりに、殺人の情報を提供するように求められる。オリビアは潜入している団体は穏健で殺人とは関わりはなく、写真を見る限り性犯罪からみの殺人だという見解を述べる。オリビアを担当するFBIのポーター捜査官は、殺人事件には関わらないで潜入捜査に専念しろという。しかし、諦めきれずオリビアはフィンに連絡を取るなどして、独自の捜査を始める。ダンフォードの自宅を調べたオリビアは、ダンフォードの元妻デブラが荷物を持ち出そうとしているのに遭遇、デブラは元夫が小児性愛者だったという。デブラは、ダンフォードが当時12歳のベビーシッターに手を出しているのを知って離婚したという。夫の殺害については否定し、被害者の親が犯人なのではないかという。ノヴァク検事補は、チェルシーの精神状態が不安定で、これ以上裁判を引き延ばせないので、FBIにコネのあるDr.フアンからオリビアの担当者に連絡をしてもらうように頼む。オリビアはダンフォード家のベビーシッターだった女性に会って、自宅のガレージの下に隠し部屋があったという話を聞き出す。実際に行ってみるとそこには子供部屋があり、血痕と凶器が残っていた。オリビアは保安官に通報し、現場で見つかった指紋から、7年前に10歳で行方不明になったブリトニーが監禁されていたことが判る。その後なぜか、ポーター捜査官がブリトニーの失踪捜査を担当することになり、オリビアは環境テロリストの潜入捜査から外される。ターゲットの組織の首謀者は逮捕されたので、元の職場に戻れというのだ。しかし、オリビアは関わった性犯罪を最後まで見届けたいと、強引にポーター捜査官の捜査に加わる。実はダンフォードが殺された夜、男女のヒッチハイカーが目撃されており、ブリトニーの両親が住んでいた家の近くで降りたという通報があった。オリビアは監禁されていたブリトニーが安心できる場所に戻ったのだろうと考え、一家が所有していた山小屋に向かう。そこで、7年間の監禁生活から逃げ出したブリトニーを発見するが、精神的に不安定で両親には会いたくないという。オリビアは長期の監禁でストックホルム症候群の状態になってしまったブリトニーの心を開き、ダンフォード殺害の自供を得る。ブリトニーは逃げ出したくて殺したのではなく、大人になったブリトニーの替わりに、ダンフォードが幼い子を探すと言いだしたので殺したという。フアンからの伝言を聞いたオリビアは、急いでチェルシーの裁判に出廷する。潜入捜査で勇ましい活動家を装うのも良いけれど、やはり犯罪の捜査となると、オリビアは生き生きしていましたね。刑事の血が騒ぐというか、見過ごすことはできないのでしょう。不当逮捕した保安官代理が捜査の邪魔をしてきて、それを逆に告発しようと強い態度で接するのが彼女らしくてとても良かった。そりゃ本物の刑事なのですから、何でも知っているわけです。そしてその態度から、保安官はすぐにオリビアの素性を見破っていたのですが、指紋を採られた時はどうなるのかとハラハラしました。それと、バックアップも銃も持たずに、夜の被害者宅に侵入するというのも、考えれば考えるほど怖い話ですよね。ところで、うなされながらエリオットの名前を何度も口にしていたオリビア。「よほど大切な人なのね」と突っ込まれのたのは、この先一体どういうストーリーに持って行くつもりなのでしょうね。ポーター捜査官は、オリビアと組むことが何だかうれしそうで、「君のパートナーがうらやましい」とこれまた気になると言えば気になる発言です。(爆)まさかと思いますがとにかく、ベタベタな恋愛関係にはならないで欲しいと思います。オリビアが執念で突き止めた少女がとても痛々しかったですね。幼い時に誘拐されているので、精神的にも支配され洗脳されて、犯人がいなくなってもまだ目に見えない檻から逃れることができない。そんな被害者に接することができるのは、これまでずっと傷ついた被害者たちを救ってきたオリビアだからこそ。チェルシーもまた、地獄を見た時にオリビアによって力づけられて立ち直ってきたのでしょう。「彼女ならきっと来てくれる」という信頼を裏切るはずがありません。
March 23, 2011
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今シーズンは完全に一般に晒されてしまったため、マイケルには新しい敵が出てくるようですね。地元警察(メトロ署というのは、デクスターと同じだ!)とマイケルの追いかけっこは楽しそう。ゲストのHolt McCallanyはCSIマイアミのヘイゲン刑事ですよね。お里帰りですね。(笑)フィオナの持ち込んだ仕事で、別居中の夫が息子のブランドンと会わせてくれないという女性の依頼で、マイケルとフィーは夫ハワードの家に向かったところ、実はブランドンは誘拐されて警察に言えば殺すと脅されていたことが判る。ハワードは仕事の関係でダイヤの販売をしており、そのダイヤを出荷する日を教えろと要求したという。マイケルはブランドンを救出するため、まずは誘拐犯の呼び出しにハワードを向かわせ、要求を聞いた後、犯人をサムが尾行することにした。しかし、誘拐犯のサントーラはバーで時間を潰すばかりで、情報が得られないため、マイケルは「逆尋問」という方法を採ることにする。一方、先日の騒動でマイケルは警察の注目するところとなり、「ストーカー」と言われるパクソン刑事がマイケルが偽名で持っている倉庫を調べ上げるつもりだと言いに来る。マイケルはC4爆薬や起爆装置を貸倉庫に隠しており、サムは早く別の場所に移せと言う。サムは堕落警官を装ってサントーラに近づき、逮捕したジャンキーから「子供」の話を聞いたと嘘を付いて、金を渡せば先にサントーラに尋問させてやると持ちかける。マイケルはそのジャンキー役で、相手に質問をさせて逆に答えに誘導する方法を使って、子供の隠し場所を聞き出そうとする。噂を流した者がいると言って、サントーラの部下をダイナーに呼び出してフィオナが尾行し、さらにその部下がサントーラを裏切っていると思わせ、サントーラを不安に陥れる。苛ついたサントーラがマイケルを伴って外に出ると、マイケルは隙を見てサントーラの車を奪う。後を追ったサムは、サントーラから子供の監禁場所を聞き出して現場に急ぎ、マイケルに伝える。先回りしたフィオナとマイケルはやすやすとブランドンが監禁されている場所を見つけて救い出すと、後から乗り込んできたサントーラが部下と仲間割れして、自滅する。マイケルは、警察の監視をかいくぐり、隠していた荷物を倉庫の裏側からウォーターカッターで壁を破って持ち出す。パクソン刑事はまだ諦めないと言いに来る。マデリンはマイケルの誕生日パーティを開く。ケーキには「マイケルを愛していると、いつも塹壕戦」と書いてあった。相変わらずジェフリー・ドノバンの情けないジャンキーになりきった演技は凄いですね。逆尋問というのは、よほど相手が追い込まれるか頭が回らない状況じゃないと通用しないと思いますが、思った通り情報を漏らしていく様子が面白いです。そのためには、マイケルはボコボコにされなければならないのですが。(爆)相手を騙すのは「レバレッジ」も同じ。こちらは最少の人数で、戦争のプロが行っているところが特徴でしょうか。そして、相変わらずママから「誕生日パーティに来なさいっ!」という言いつけを守って、顔を出すだけでなく、フィオナから仲直りした依頼者家族を見て「新しくやり直すんですって」とジリジリとプレッシャーをかけられる。しかも、セクシーな刑事から目を付けられて、「逃さないわよ」。本当に忙しい男です。(笑)ちなみに、フィオナは「あの刑事はあなたに気があるのかしら?」と釘を刺すので、「俺は彼女のタイプじゃないよ」と言ってみる。マイケルは大変だな~塹壕戦というのは、敵味方が近くにいるだけに被害甚大ということらしいですね。まあ、この家族は日々ギャングやスパイに命を狙われて、家は爆破されるわ、家族で武器を手作りするわ、まさに戦争中のような家庭です。(もちろん、フィクションだと判っていますよ)フィオナのプレゼントは第1次戦争のころの長い剣で(やっぱり)、「塹壕戦ならこれで武装してね」と言うことでした。2人の愛は危険が一杯なのでしょうね。(笑)
March 21, 2011
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今週も面白かったですね。いつもはカレンが潜入しますが、今回はサム。彼もまた味のあるキャラクターだと思います。そしてアクション。バランスが良かったです。以前のエピソードに登場した「ダラス」が再登場。ATFが武器密輸団の部屋に乗り込んだところ、海兵の迷彩服を着た2名を含む、5名の死体があった。2名は海兵ではなく犯罪者で、そのうちイアン・アルバースのことをカレンが知っているという。部屋を借りているのは架空の会社で、本社に行くと何か化学兵器を作っていたらしく、外には鳥が落ちていた。5名がとある場所に頻繁に通っていたことが判り、カレンとサムが行くと、元陸軍の医療部隊に所属していた高齢のエスター・バリモアという女性が住んでいた。エスターによると、海兵隊員がラボまで送迎をしてくれて、細菌の精製をしていたと言い、5名の死亡原因がボツリヌス菌だったことから、犯人グループはアルツハイマーの症状のあるエスターを利用して、ボツリヌス菌の生物化学兵器を作ろうとしていたと考えられる。事件の背後に黒幕がいると考えられ、イアン・アルバースがクラブ「ヘイロー」の用心棒だったことから、オーナーのダラスを追う。ダラスはボツリヌス菌との関連は認めなかったが、「ダッチマン」と呼ばれるヨーロッパの武器商人の名前を挙げる。ダッチマンことヤコブス・トロイガーはLAで生物化学兵器を売ろうとしているらしく、NCISは国際手配されている犯罪者がLAに入ってくるのを監視する。すると、LAXでフィリピンのテロ組織と関係のあるサイモン・アンプトゥアンが逮捕される。サイモンはあくまでダッチマンを知らないと否定するが、サムとカレンの取り調べでついに、ダッチマンが開こうとしているボツリヌス菌兵器のオークションに関する情報を吐く。NCISは、サムをサイモンの身代わりとして潜入させ、関連部署と共に突入の体制に入る。しかし、ダッチマンはまず客たちに兵器のデモンストレーションを見せると言って、カレンらを慌てさせる。デモンストレーションの場所がどこか、サムがしつこく聞いたために身分を疑われ脱出を計る。一方、デモンストレーションの場所がLAのハリウッド・センターだと判ったため、カレンたちが現場に急行し、監視カメラの映像の中から、エスターが知っている顔を探す。ケンジーが犯人を取り逃がし、ボツリヌス菌の瓶が宙を舞ったがカレンがそれを押さえる。瓶からわずかにボツリヌス菌が漏れ出したところを、サムが対処し、カレンの命を救う。オークション会場にいた国際犯罪者たちは逮捕される。サムはいなくなったドムの替わりの捜査官を推薦しろと言われて、「ドムはまだ生きている」として抵抗する。モールの噴水の中に、高級な「大正三色」という鯉が泳いでいるというのは驚きです。盗まれないのでしょうか。(爆)改めて感じましたが、日本の鯉や盆栽などは世界的に知られているのですね。日本の農林水産業の技術の高さは本当に素晴らしいと思います。サムが始めの頃、目をかけていたドムの後任を選ぶことに抵抗を感じるというのは、彼らしいなと思いました。カレンのクールな分析的な考え方と対称的で、興味深いです。サムはエスターのためにボランティアもしていましたよね。とても、人間的で好感を持ちました。アメリカもかつていは生物化学兵器の研究をしていて、中止になった後もその研究がどこかに流れて、闇のマーケットで売買されているというのは、いかにもハリウッド的ですね。実際にあるのかもしれないし、そうだとしたら怖いです。武器、兵器は世界に紛争がある限りなくならないのでしょうね。
March 20, 2011
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『破壊の前兆』これぞマイアミ!というようなemotionalなシーンで一杯。Horatio以下、チームメンバーがじっくり見せてくれました。ゲストの子役の子も凄かった。そして、Ericの内部捜査は意外な展開に。終盤になってお得意の盛り上げですね。これだからマイアミは辞められない。これだけシーズンを重ねてきても、マイアミの面白さとHoratioの魅力は変化しませんね。以下ネタバレ注意!結婚20周年の幸せな家族が開いたホームパーティ。でも、それが文字通りではないことは我々はみんな知っています。(爆)客が帰った後に態度が豹変する母親。パーティの様子を撮影したビデオには惨殺される母親の姿が撮されていた。何度も致命傷となるほどの強さで殴られており、あまりの酷さにHoratioは"Someone is very, very angry."、吹き替えにすると多分ベタな台詞になるであろうone-linerでオープニング。被害者にはティーンエージャーの女の子と男の子がいて、さっそくHoratioが少年コーディをフォローしている。コーディは絵が得意で、ヒーローコミックのような画を描いている。「ボクの本では悪者はいつも捕まるんだ。」「私たちもそれについては優秀だよ。」「警察はママを殺した奴を捕まえる?」「もちろんだ。(It's highly likely.)」何気ない会話ですが、後から深い意味を持ってきます。お姉ちゃんはとても弟思いで、この家族から母親を奪った犯人は絶対に許せませんね。Nataliaが残されたビデオテープをチェックし、父親が浮気をしていると思われる女性と写っていた。Jesseは容疑者第1号として、この父親を尋問する。その質問の仕方が何と偉そうな。(爆)第一発見者で警察に通報したという夫に対し、Jesseは「奥さんが亡くなったのに、悲しそうではありませんね。」と何とも上から目線です。確かに単なるコーディの歴史の先生には見えない。JesseがBody Languageがそれ以上の物を語っていると言うので、父親は「警察学校ではまず夫が犯人と習うのか」と言い返す。ちょっとJesseは一方的でしたね。相手と思われたセクシーなブリジット・クラーク先生は犯行を否定した上で、家庭の問題に気がついていた。先生が手を伸ばすとコーディは殴られている子供に典型的な動作を示した。一家にはDVを思わせる通報もあったがすぐに取り下げられたという。そこでいつものセクシー・ラボガイ、Daveが上書きされたビデオテープの元の映像を突き止める。感謝祭に娘のテーブルマナーが悪いと、犬のえさ入れに顔を突っ込ませているのは、何と死んだ母親だった。この家では母親による虐待が日々行われていたのだった。このシーンには胸が痛みます。一方、デイドラボのダイヤ盗難事件で密かに犯人捜しをしているEricは、自宅に持ち帰っている関係でCalleighに何か隠れてやっていると気付かれてしまう。これは良くないですよね。普通の人とは注意力も知識も違うのですから。とにかく、Walterの(やめてくれ~)銀行口座に大金が振り込まれていることに気付く。さっそく検事局のRebeccaに「こんなことはやりたくない。CSIは絶対クリーンだ。」と訴える。「私はそうは思わない。Jesseは違法な盗聴器を仕込んだし、昨年はMEが被害者の薬を盗んだし、まだ続けましょうか。」と、確かに言われると叩けばそこら中から埃の出る身です。(爆)堕落したラボだから証拠を認められないというわけにはいかないと、Rebeccaの言い分も判ります。Stetlerとはまた違って、これはこれで正論。しかたなくEricはWalterの事を報告する。Rebeccaに呼ばれて事情を聞かれたWalterはEricに対して激怒する。2万5千ドルは友人に貸した金が戻ってきたためらしいが、「お前にはもう近づかないからな」と嫌われてしまった。Ericとしても、Walterが怪しいとは思っていないので、全部の証拠品を調べろというHoratioの依頼で、他の証拠品を調べることに。事件の方は、父親のチャックが現場の車を移動させていたことが分かり、尋問すると母親を庇うような発言をする。取り調べるRyanの態度がでかい。Horatioよりも。(爆)しかし、父親にはアリバイがあり、娘のアンドレアがボーイフレンドと一緒に取り調べられる。聞くに堪えない母親の暴行、虐待、それでもアンドレアは母親は悪くないという。Horatioはライターをいじくるアンドレアの癖に注目する。一度は911に通報したが母親が何もなかったと帰してしまった。「もう彼女はいないのだから」と優しいボーイフレンドに支えられているアンドレアだが、彼氏の靴の裏に現場にあったランプのガラスが付いていた。凶器は野球のバットではないかと推定され、ボーイフレンドは野球をやっている。調べたところ、彼氏のバッグから血液反応のあるバットが見つかった。愛するアンドレアのために立ち向かったのか?ボーイフレンドに容疑がかかったと知ったアンドレアは自分が母親を殺したと自白する。その姿がとても痛々しいです。「ケイン警部補はどこ?」自分が大学に行ったら、弟のコーディが心配だ。だからバットを借りて殺したというアンドレアの話を聞いているHoratioの表情には責めるところは全くなく、まるで自分が取り調べられているかのように伏し目がちに静かに話を聞き出そうとしています。「一発殴ったらママは倒れたの。」「アンドレア、ママは9回殴られているんだよ。」アンドレアの気持ちは誰よりもHoratioが判っているでしょうね。証拠品のヘロインの数に異変を見つけたEricはStetlerから「手伝ってやろうか」と声をかけられた。Ericは手柄を横取りしたいだけだろうと断るが、この時の2人の会話をCalleighが遠くから見ていて、何か不信感を持ったようだ。なぜEricは笑っているのか。ヘロインがなくなっていた事件を当時担当したのは、あのサリー(サリバン刑事)でした。まだ、彼を引っ張りますか。でも、彼や彼の顧客が盗んだわけではない。内部犯行ですから。これまでだとHoratioの担当だった子供プレイを担当することになったのはNataliaのようですね。コーディ少年の描いた画を見ながら、そこにもう一人のウィルソン家の子供がいたことに気付く。ブラッドリーという兄弟がいて、ウィルソン家の誰もその子の事を話題にしなかった。ブラッドリーはすでに亡くなっている。アンドリアによると、火遊びで絨毯に穴を開けたブラッドリーに母親は罰として何と、ライターの燃料を飲ませたという。その火を点けたのはアンドレアで、いわれない理由でブラッドリーは罰を受け命を失った。「私がやったと言えなかった。私って酷い子。」もう聞いていても辛くて辛くて、またこの女優さんが上手いのなんの、思わずもらい泣きです。(涙)話を聞くNataliaもつい「Honey」と声をかけてしまう。父親のチャドもその件を事故として隠してしまった。激しい妻を扱いかねる気の弱い父親は、人に言えば子供が当局から取り上げるというのを恐れて目をつぶった。自分は妻を殺せるような男ではない。ある意味この夫も共犯のようなものですが、Horatioは威圧することもなく、やはり伏し目がちに話を聞く。決して誰が悪いとか言いませんね。もう一度凶器を調べ直そうというNataliaは最悪の結果を見いだしてしまう。バットからはコーディが使っているマーカーのインクが出てきた。話を聞く大人たちも辛いです。マーカーでカウチを汚したと怒られ、アンドレアのボーイフレンドが割ったランプも自分のせいだとなじられた。人間とは思えないほどの激怒。お姉ちゃんがいなくなったら生きていけない。この子役のこも泣かせます。「ママを殺した。ママの言う通りだ。やっぱりボクは悪い子なんだ。」この場に及んでやっと父親は「私が殺した」と言い出す。「一度くらい、父親らしいことをさせてください。」Horatioは検事局にかけあって、家族全員の話をよく聞いてもらうよう頼むと約束しました。「コーディは刑務所に行くのでしょうか?」「判りません。そうならないことを望みます。」本当にこの親子のことのために心を痛めている様子がひしひしと伝わってきました。どうすればこういう不幸をなくすことができるのか。DVのエピソードは本当に胸につまされますね。そしてNataliaは本当に良い仕事をしましたね。そして、衝撃のラスト!手がかりが見つかったとRebeccaを呼び出したEricが会いに行くと、その目の前でRebeccaは車ごと吹き飛ばされてしまった。どこからともなく駆け寄るCalleighは一体なぜそこにいるの?頭を整理しなければなりませんが、ラボの誰かが最近証拠品の中から金目の物を奪っており、内部捜査をEricに命じたRebeccaの命を狙った、ということでしょうか。あるいはターゲットはEricだったのか?爆破するとは相当の知識のある者に違いありません。そして、CalleighはずっとEricを見張っていたのですね。一体誰がダイヤを盗んだのか、あれこれ考えるだけでも気が重くなりそうですが、犯人は私たちの知っている人なのでしょうね。ああ、答えを知るのが恐い。"Never Forget You" by Noisettes
March 20, 2011
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どうしても現実にあった事件や災害などを思い出すことが多いので、複雑な心境になりますが、フィクションとして見る分には迫力とスリルがあり、ドンのチームの大活躍に満足しました。本当に、こういう人たちがいれば良いなあ。そして、今までにないスタイルのエピソードで、現場は迫力がありました。危険物を積んだ貨物列車が切り替えられなかったポイントで脱線し、そこに客車が突っ込んで大事故になった。ドンらは現場で崩れそうになる客車に残された生存者を救出する一方、事故の原因を探る。貨車に積まれた危険物は農薬の原材料で、外部にしみ出していた。気体に変化すると毒性を持ち、安易に貨車を動かすことができない。チャーリーは小型のサーチロボットを多数がれきの中に入れて、救出するための情報を得ようとする。ドンはニッキーにテロによる爆破事件かどうか調べるように命じる。貨物列車の運転手はシリア系のアメリカ人で、ニッキーはテロ組織との関係を疑う。しかし、ポイントに衝突する直前に飛び降りた車掌によると、危険を知りブレーキをかけても止まらなかったと言う。また、これまで無人のポイントを夜間多数の列車が通過してきて、事故が起こっても不思議はないという。現場では熱センサーによって、6名の生存者がいることが判った。その中には運転手の妻と息子のウィリアムがおり、スチュワードが無線を持っていた事から、多少の情報が伝えられた。アミタは事故なのかテロなのか、テロ対策リストなどのデータからリスク分析を行う。また、指令センターでポイントを切り替えた司令員のナイトをニッキーが取り調べたところ、衝突の5分前にポイントを切り替え、ミスも故障もなかったという。ナイトは生活が苦しく2つの仕事を掛け持ちしていた。ウィリアムの母親が救出されたが、毒性ガスのせいで2名が亡くなっていることが判る。ウィリアムはぜんそくがあるため、ロボットで薬を内部に届けることにする。デイヴィッドは子供を救いたいあまりに暴走気味になり、コルビーに引き留められる。ドンは本当にポイントが切り替えられたのかに注目、アミタによると、記録上指令を出している時間から3分7秒後に反対側の列車に指令を出しているが、実際は2段階の捜査でポイント切り替えが行われておらず、切り替えをした3分後にはすでに列車がポイントにぶつかっていなかったことが判る。ナイト指令員は、仕事と家族の世話の両方で疲労しており、切り替え作業を終了していなかった事を認める。以前は2人体制で任務に就いていたが、会社の経費削減で1人で操作していたという。列車内の毒性ガスの濃度が次第に上がり始め、デイヴィッドはたまらず列車の下から中に飛び込んでいく。コルビーは上部から中に入り、デイヴィッドを援護する。チャーリーがロボットで内部をモニターして指示を出しながら、2人はウィリアムと車掌を救いだす。チャーリーは貨物の重量が申告した量より重かったということに気づく。ドンは積載量をごまかして経費を削減していた列車会社の社長コーリーを逮捕する。本国で、放送する前に通勤列車の脱線事故があったのですね。まさかとそんなことが起こるとは思わずに撮影したのでしょうね。でも、このエピソードでは、重大な事故が人災だったということで、まずは安全、人命の尊さに注目していたと思います。何かとすぐにテロリストと結びつけてしまいますが、本当に日常の中で見落とす危険性があることは関係者は心して欲しいと思います。そして、いつもはSWATと一緒に、銃をバリバリ撃ち込むFBIチームですが、自分たちの命を危険にしてまで、人々を救おうとしている姿が印象的でした。連続張り込み任務開けなのに、そのまま救助に向かい熱くなるデイヴィッドとまずは自分が冷静になれというコルビーのやりとりも彼ららしかったです。チャーリーのロボットは、もしああいうのが現場にあったら本当に良いですよね。
March 17, 2011
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これまでにないタイプの事件でしたが、ダニ・ベック刑事のキャラクターエピソードと絡めたストーリーが見応えがありました。彼女は本当に強いですね。体力的にも男性に勝っています。犯人を逮捕したいと言う意味では、ステイブラー刑事の上を行きます。その理由がやっと明らかにされたという感じですね。もちろん、お休み中のベンソン刑事の役割を今はステイブラー刑事が担っているという事なのかも知れません。レイプ被害者のエリザベスからステイブラーに連絡があり、同じ犯人がまた自宅に侵入したという。エリザベスはステイブラーの止めるのも構わず、犯行をこれで終わらせるために自ら犯人を追って逆に殺されてしまう。犯人は窓ガラスを割って侵入したと思われ、手口はナイフで脅しながら2日間も居座り、犯行を続けた。被害者を風呂に入れて、自分のDNAなどの痕跡を一切残さず、尿を要求したという。SVUは犯人がどうして気づかれずに侵入されたのか、疑問に思う。他にも余罪があると思われたため、同類の事件を探したところ、セレステとジーナの事件が当てはまった。ジーナによると、やはり犯人は尿を持ち去り、10日後にまた襲われたという。物音に気づかず、何とその後3回目の犯行もあった。警察には届けたものの、犯人が同じ被害者を2度も襲う例はないと言われ、受け付けて貰えなかったと訴える。担当刑事はジーナが精神的に混乱していたという。4人目の被害者メーガンの話を聞きに行くと、妊娠しており、犯行は一度だけだったという。メーガンは夫と不妊治療をしており、ベックはお腹の子は犯人の子ではないかと考えるが、生まれた子供のDNAを調べればよいと言ってステイブラーに押しとどめられる。フアンは犯人の本当の目的が被害者を妊娠させる事で、尿を持ち帰るのは検査して排卵日を調べるためではないかという。それで1ヶ月以内にまた犯行をおこなうのか。被害者たちの自宅が同じ管理会社で、気づかれずに侵入するのは犯人がマスターキーを手に入れる事ができるからではないかと考える。該当の物件を担当する男がいたが、証拠がなくDNA提出を拒む。マンチが管理会社の従業員の身柄を調べ、その中に微生物学の学位を持つルーク・ディクソンという男を見つける。前の会社はわいせつ行為で首になっていた。一方、ベックは次のターゲットはジーナだと考え、警官を使っておとり作戦を提案する。精神的に追い込まれていたジーナは、ここで犯人と立ち向かわないと一生怯えて暮らさなければならなくなると言って、ジーナを説得する。作戦が実行され、配置についていたベックは犯人を見かけ、単独で尾行する。激しい格闘の末逮捕に至るが、ベックは過剰な暴力を振るってしまう。ルークの自宅を捜索したところ、大量の排卵検査薬があり、10数人の女性の排卵日とレイプを行った日を書き込んだカレンダーがあった。ルークの面通しを行ったところ、ジーナは認めるが、メーガンは犯人だとは認めない。ルークは自分はホルモンの研究をしていると言い張り、自らDNAを提供しようという。裁判の日、ジーナが証人として出廷しないので自宅へ様子を見に行くと、自殺していた。唯一の証人を失って、ベックはメーガンの羊水検査をすれば良いと言いだし、ケイシーはメーガンが証言を拒否したことを捜査妨害罪として逮捕させてしまう。弁護側は今、強引に羊水検査すれば子供を失いかねないと反対し、判事も子供が生まれてからと命じる。しかし、改めてベックがメーガンを説得しついに検査に同意する。メーガンの夫は知らなければ犯人を許すことができたのに、と妻への複雑な気持ちを表す。検査の結果、子供の父親はルークだと判り、エリザベスの遺体からもルークのDNAが見つかった。ルークは優勢思想の亡者で、取引となり余罪を話し出したので、ステイブラーはメーガンの夫に結果を報告する。夫はレイプ犯の子供を育てる事ができるだろうかと言って去っていく。ベックは夫を殺した未成年の犯人への憎しみを持ち続けていたが、ステイブラーを伴ってついに犯人と面会し、仮釈放を認めることにする。犯罪の内容がおぞましくて、想像することさえ嫌です。犯人にはサイコ野郎ですね。今回のテーマは同じような事かも知れませんが、2つあったように思います。また襲われるのではないかという恐怖に打ち勝って、捜査に協力することで本当にあなたはこの事件から自由になれるのよ、という強引なベックの考え方。これには、ステイブラーも、被害者に原因があるとでも言いたいのか、と反発していました。ケイシーが裁判で勝つためにこういう事はあるかも知れませんが、オリビアならやはり本人の気持ちを大事にするのでここまで追い詰めないでしょう。その結果、ジーナは耐えきれなくなってしまった。闘う事を選んだエリザベスは殺されてしまった。どこに救われる道があるのか、という事を考えるととても辛いです。もう一つ、ベックの犯人逮捕への一線を越した行動は、夫を殺した犯人への気持ちが重なっていた。犯人が苦しむのが心の糧で、自分を焚きつける原動力だった。でも、そういう自分を死んだ夫はどう見るだろうか。許すことで、自分も過去から自由になれるかも知れない。だから、ステイブラーの手を借りてやっと前向きに生きる事ができるようになった。そして、犯人の子供を育てる事をメーガンの夫は耐えられない。オリビアの母親もそうだった。認めたくない事を許すことができるのか。ベックは自分の中に矛盾するものを持っていたわけですね。もちろん、答えの出る問題ではありませんが、考えさせられます。キャラクターとしては、単なる代役ではなくてかなり魅力的な存在だったなと思いました。さすが、SVUです。
March 14, 2011
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新シーズン。自分のスパイとしてのIDを取り戻すために、ストイックに戦い続ける男、マイケル・ウェストンが戻ってきました。仕事を愛し、家族と友人を愛するまじめなスパイ。理不尽なことには絶対屈しません。本当の意味で、彼は愛国者なのでしょうね。今シーズンもマイケルのノンストップ・アクションが楽しみです。上層部から逃れてマイアミの海岸に泳ぎ着いたマイケル。挙動不審なところを警察に追われて、ホテルに逃げ込む。しかし、ここは無理せず、自ら投降し、逮捕される。上層部の言うとおり、すでに守られなくなったマイケルの個人記録がオープンになり、逮捕される容疑も曖昧で、サムは動きようがないという。そこに、マイケルの元パートナー、ハーランが現れ、手を回して釈放してくれた。そのハーランからの依頼で、マイケルはベネズエラで指名手配中のルフィーノ・コルテスの身柄を確保し、国に渡すことになった。ハーランは恋人のマルタがルフィーノ一味に農場を奪われ、悪徳判事に父親が刑務所に入れられているので、ルフィーノを捕らえたいという。マイケルはハーランの作戦で、ルフィーノの店に侵入するが失敗する。今度はマイケルが国際投資グループの弁護士を装って、ルフィーノの「門番」ファルコーネに会い、ルフィーノの直接会ってオファーをしたいと持ちかける。ファルコーネは強面で、なかなか面会を許さなかったが、脅され痛めつけられても諦めないマイケルは、ついに車の中で会う約束を取り付ける。フィオナは世界中の諜報機関を敵に回してもなお、元の仕事を取り戻そうとするマイケルを翻意させるため、ハーランに説得して欲しいと頼む。直接会って話をしてもルフィーノは心を動かさなかったが、マイケルは粘りに粘ってチャンスを狙い、ルフィーノの誘拐に成功、ハーランに引き渡す。しかし、ハーランは突如ルフィーノを撃ち殺して、マイケルを拘束する。実はルフィーノのパートナーから、捜査が自分たちに及ぶのを恐れて警察より先にルフィーノを殺せと依頼を受け、マルタを利用して近づき、マイケルをルフィーノ殺害犯としてベネズエラ政府に手渡すという。マイケルは隠し持ったナイフで縄を切って脱出、ハーランを誘い込んで拘束し、逆に犯人としベネズエラの特殊部隊にハーランを引き渡す。マイケルは改めて、どうしてもスパイの本職を取り戻すと言う。久しぶりのマイケルでしたが、やっぱり格好いいわ~8キロの海を泳ぎ切って、即警察に追われ、スパイの技能をフルに使って走って逃げて、仲間に連絡をする。フィオナは電話を待っていましたね。「感謝」というのがマイケルらしいし、再会してもベタベタするわけでもない。でも、フィーは誰よりもマイケルのことを心配している。またまた、シッパー魂に火が付きそうです。きゅん、きゅん。そして、サムはサムらしく、レイノルズのおばあちゃんの娘と親しくなって車を借りるとか、バリーに仕事を頼んだりとか。戻ってきたマイケルは、燃やされた自宅を修理するなど、やはり母親思いのところを見せていました。孝行息子は変わらず。ハーランという元相棒はしばらく会わないうちに、元相棒を売ってでも自分は生き残ろうとするような男になってしまった。誰でも、長い間に変わってしまう。でも、マイケルには絶対に裏切らない家族と友人がいる。良いですね!このファミリーな雰囲気と、洗練されたスパイの仕事ぶりのアンバランスがBNの魅力でしょう。騙すところなどは、最近では「レバレッジ」と重なるところがありますね。さて、上層部のおじさんは、獄中のマイケルにまだ未練があるらしく、耐えられなくなったらいつでも戻ってこいと、含みを残しましたね。
March 13, 2011
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『裏切りのダイヤモンド』シーズンフィナーレまでまだあるのに、こんな豪華ゲストで良いのかしら、と思うほど。(笑)長く見続けているマイアミファンには嬉しいエピソードですよね。残念ながら今週もまた"Castle"に負けてしまいましたが、今マイアミを見ているのは本当のファンなのだという気がします。Tim Russはスタートレック・ヴォイジャーでバルカン人を演じていて有名です。あれから9年も経ちましたが、ほとんど変わらない姿でほっとしました。いかにも人相が悪い男と、マイアミなのにアスコットタイに手袋にパナマ帽と、いかにも怪しい男が2人。今日は宝石強盗かと思っていると、エンゲージリングを選んでいた男性が気の毒にも殺されてしまう。覆面した男たちは手際よくブツを盗むとバイクにまたがって市内を逃走する。図ったように(笑)、橋の上で容疑者を目撃したHoratioのハマーが反対車線で追跡を開始するが、何と途中でバイクが消えた?派手なカーチェイスはおなじみですが、車から降り立ったHが両手を広げてうわずった声で驚きを表すのは初めて見ました。プライスレスですね。「奴らはどこへ行った?」「見ていません。」「そんなはずはない。奴らはこの道を来たはずだ。(That seems impossible. They just came right up here.)」「こちら側には来ていません。」するといつもの低い声で「だが、消えてはいないぞ。(But they didn't just disappear.)」というところでOP。ここだけで何度も見てしまいます。まあ、スパイ映画のように、すぐにトラックの荷台に乗ったのだろうという事は察しが付くのですが、そこまでがマイアミらしく大仰なんだ。(笑)"These guys are GOOD."(なかなかやるな)と、芝居がかっています。強盗の共犯者が交通を妨害した現場では、Calleighが潜入捜査中のJakeを見かける。久しぶりですね、また一段とやさぐれて、Jesseにはあっさりと「元彼」だと白状していました。少し白髪が交じったバルカン人は宝石店の店員でした。Frankは犯人が合い鍵を持っていたので内部犯行じゃないかと、店員を厳しく追及。一方、Nataliaは補聴器が意外な形で捜査に貢献しました。現場に置かれていた通信妨害装置に反応して、これが後でまたクローズアップされる。なるほどね~あの事故以来耳が聞こえにくくなったという事が、こういう風にフォローされるとは。今回は意外な事が続きましたね。盗まれた宝石を犯人は惜しげもなくダイヤを取り去り捨てていった。そして、雇われた相手を撃ち殺したJakeとの再会。二の腕のタトゥーがセクシー。(爆)Jakeはターゲットを調べる捜査の中で、たまたま共犯者のJoeからドライバーの役を頼まれただけだと言う。自分が疑われたら闘うしかない。Calleighよりも同じ経験のあるHoratioの方が理解があるようですね。捨てられたダイヤを手がかりを捜査を再開しようとしたところ、何と証拠のダイヤの一部が紛失していた。しかも、通信妨害装置のスイッチが入ったままで監視ビデオも写っていない。誰が悪いのかとCSIの間に険悪な雰囲気が漂うと、すかさずStetler警部補が登場ですね。(笑)Walterのすごい剣幕に自分が捜査を担当しようかと申し出るRick。でも、Horatioは「私のラボだ、私が捜査する。結果が出たらすぐに教えるよ。」と、せっかくの出番なのに追い返してしまいました。(爆)Jakeが殺したJoeは、宝石店の入り口を詳しく写した画像を持っていた。一体どこから撮影したのか?何と、撮影した場所は現場でエンゲージリングを買おうとして殺されたBenの仕事場だった。エンゲージリングを贈られる事になった恋人は、Benが犯人の一味ならどうして殺されるのかと言う。分け前を増やすために良くあること、とCalleighは説明しましたが、そんな風には見えなかった。ただし、このカップルは出会ってまだ3週間だったのですね。RyanがJoeの衣服から見つけた物質は、彼らがなぜダイヤを捨てたのかを物語った。つまり、必要なのは足が付かない形で「金」を取り出すことだったのですね。ダイヤにはシリアルNo.が付いていて危険だと。たったわずかの出演でしたが、「エイリアス」のマーシャル役Kevin Weismanが「金」の裏マーケットに詳しい犯罪者の役で出ていました。そしてEricがダイヤ紛失の件で捜査に加わるという。実は、ここ2~3ヶ月、裁判の証拠品がなくなるという事態が続いていて、今回のことが初めてではないらしい。Nataliaは補聴器のハウリングがなぜEricの近くで起こるのか、すぐに察する。彼女はFBIのスパイとしてこのラボにいたこともあり、この仕事の危険度も知っている。でも、Ericは疑いを持たれているラボの仲間を守るために自分から盗聴器を身につけ、戻ってきたという。ということは、シーズンフィナーレでは誰か犯人が判るのでしょうか。それが、CSIの仲間だったら嫌ですね。Ericは通信妨害装置に付いていた発射残渣から、Jakeがダイヤを盗むためにそれを使ったのではないかと追及する。おー、ついに来た、Calleighの元彼vs.今彼の対決。今回はEricはかなり強気です。「お前は潜入捜査に長く関わりすぎてついに金に目がくらんだか?」「お前に潜入捜査の何が判るか」と、Jakeもにらみ返す。おお、ドキドキしますね。そして、今回と同じような強盗は全米で起こっていて、犯人を写した画像を分析すると、何と女性2人組の犯罪だと判る。しかも、そのうちの一人はBenの恋人だった。彼女はあっさりと犯行を認めて、共犯者の名前と溶かした金の取引の場を吐く。Benに恋してしまったのは本当だったのですね。その言葉を信じて共犯者の女を逮捕する。「彼女の言葉を信じるのね」"You're taking her word for it ?"「それが俺たちの仕事でね。」 "That's the way this works."何と、金はバイクの部品にすり替えられておりました。エンディングは実はこの先の伏線じゃないかと思います。CalleighはJakeの事は心配しなくて良い、ダイヤが盗まれた時間帯は彼をチェックのために病院に連れて行っていたという。「本当にそれだけ?」「あなたがヤキモチを妬くなんて可笑しいわね。」「いや、ただ気になったから。」Ericデレデレ。そして、ロッカールームで今日は疲れたなと和やかに語る仲間たち。相変わらずダイヤは見つからない。そこに、飲みに行こうとEricとCalleighがやってくる。「新人がおごるんだろう?」とうれしそうなEricに、Nataliaはやっぱり仕事があるから私は行かないという。EricとNataliaは目配せしていましたが、多分一緒にいると彼の盗聴器のことがばれるからなのでしょうね。でも、Ericの潜入捜査はこれから何か危険が伴うという匂いがしますね。ともあれ、ラボのメンバーがまるでベガスの様に(!)仲良く飲みに行くというのは、これまでのマイアミのスタイルとは違う感じです。この人間関係が失われませんように、そう祈るだけですね。
March 13, 2011
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なんと、まあ!先週のアレは、やはり伏線だったのですね。一体何があったのでしょうか。タロ兄弟の片方は、CSIマイアミでは名物悪役を演じていたGonzalo Menendezですね。チームのカラオケ大会に顔を出さなかったドム(ドミニク・ヴェイル特別捜査官)が出勤せず、チーム宛てに緊急救助の連絡が来た。車が帰宅途中で抜け道に乗り捨てられているのが見つかり、車内にはおびただしい血痕と内部から銃を発射した痕跡が残っていた。ドムは新人でまだ敵と呼べる者はいないため、カレンらは誘拐される理由がわからないという。目撃者もなく、かろうじて、車に装備された内蔵カメラの記録を分析を急がせる。ドムは自宅で駐車場の監視カメラをチェックしていた。そこには、ドムの車の上に新たに監視カメラを設置する不審な男の姿が映っていた。カレンは、これはNCISへのメッセージではないかという。やがて、ドムの携帯電話から短い通話があり、ヴァレンシアの売り家にいることが判る。カレンらが現地に急行すると、そこにはドムではない男が死んでいた。怪我をしており、専門知識のある者が手当をした痕跡があった。ドムの携帯電話が落ちていて、ドムを誘拐した犯人の1人が撃たれたのではないかと思われる。死んでいたのは、コロンビア国籍のフレデリコ・ゴメスで、海外で誘拐ビジネスに手を染め、指名手配中だという。ドムの車のハードディスクから音声だけ再生できたが、そこで南アメリカで誘拐事件に関わっているラファエル・タロ、ホセ・タロ兄弟の名前が挙がる。2人はクラウディアという妹がおり、ヴァレンシアの近くの病院の看護師をしている。現場に落ちていた点滴の袋はその病院から持ち出されたものであることから、カレンとサムはクラウディアの身柄を確保して取り調べを行う。クラウディアはこれが最後だと思って兄たちを手伝ったと言い、軽傷のドムとゴメスの手当をしたことを認める。カレンは身内を裏切れないというクラウディアを説得し、タロ兄弟に人質として取った妹とドムを交換するよう、取引を申し入れる。ラファエルが場所を指定してきたため、衛星を使って赤外線カメラで監視しながら、ケンジーをクラウディアの身代わりにして向かう。タロ兄弟と撃ち合いになり、サムとカレンは2人を倒す。ラファエルは死に際に、何者かに金で依頼され、ドムを誘拐したことを認める。ドムの居場所を聞き現地に向かったチームだが、車の中にドムの姿はなかった。カレンはドムの失踪届を書く。うーん、新人ドム君は微妙な立ち位置だったので、いずれレギュラーから降ろされるのではないかと思っていましたが、まさか、こういう形でいなくなるとは。一体、彼はどこに行ってしまったのでしょうか。一体誰が誘拐を指示し、何の目的で誘拐したのか。ドム君は、MIT卒業で、鑑識仲間とパソコンを作るなど、捜査官としてはオタクタイプ、まあ、本家で言うとマクギーのような人だったのですね。「彼の事は知らないことが多い」という台詞があったり、新人なので敵を作るまでの仕事をまだしていないなど、同じレギュラーなのにちょっと可哀想だったかなと思いました。この先、どういう形で復活してくれるのか。そうでなければ、ただ降ろすだけでは気の毒ですよね。へティが監視衛星の使用を本部に依頼するなど、一丸となって作戦を実施していたのは良かったのですが、カレン以外は「あの時、誘ってあげればよかった」とか「もっと指導していればよかった」など、急に言い出したのは、いかにもドムに関して後付けな印象がしました。ところで、大いに盛り上がったカラオケ大会では、各人は以下のような曲を歌いました。カレン To All the Girls I Loved Beforeサム My Funny Valentineネイト Everybody (Backstreets Back)へティ Wanted Dead or Alive で、優勝したのはカレンでした。何でもやる奴ですね。(爆)
March 11, 2011
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「NUMB3RS」としては、珍しく海がフィーチャーされるエピソードで、ネイサン役の人Brad Gerlachは、プロのサーファーなのですね。(オフィシャルサイト)彼のプロフィールを見ているとお、ネイサンの役柄がそのまま反映されているような感じで、今回は彼へのリスペクトが感じられました。チームのサーフシーンはお楽しみですね。(笑)エプス家が家族ぐるみで親しくしていた、ネイサン・ワッツが海でサーフィン中死亡して発見される。ネイサンは元プロのサーファーだったが5年前引退し、今は自然保護官となり、チャンネル島付近で、ラッコを殺す漁師などを取り締まっていた。しかし、父親のキースがエプス家を尋ね、息子は殺されたので調べて欲しいという。ネイサンには頭にボードにぶつけたと思われる傷があったが、足に結びつけられたリーシュを見て、コルビーは誰かが結びつけたに違いないという。チャーリーは海流を調べてネイサンが死亡した場所を特定することにする。ネイサンが漁師たちに恨まれていたというので、港に行って行動不審の容疑者を取り調べるがアリバイがあると判る。ネイサンの元恋人のメリッサによると、お互いの生き方が違うというので数ヶ月前に別れたという。検死によると、ネイサンの傷はボードによるものだけでなく、その下からパドルで殴られた傷が見つかった。犯人は事故を装ったと思われる。チャーリーは海面のうねりを予測するプログラムを作り、チャンネル島のクラーケン湾に波穏やかな場所があることが判る。遺体は長時間同じ場所で旋回していたと思われ、そこが殺された場所だった。ジェットスキーを乗り回していたとして、ネイサンに追い出されたドラモンドは、殺害時チャンネル島には行っていないという。しかし、ドラモンドは半年前からDEAの捜査対象で、海外で大麻栽培に関して、黒幕ではないかと言われていた。また、チャンネル島では大麻栽培の噂があった。FBIがドラモンドの店を捜索すると、部下が大麻を袋詰めしているのを発見し逮捕する。ドラモンドはその前に慌てて出て行ったという。最近では、州南部の国有地で大麻を栽培している農家があると言うが、部下はネイサンについては殺していないという。島で大麻を栽培している範囲が絞れず、チャーリーはスペクトル分析などで農場の絞り込みを続ける。キースは息子が大麻の取引と関わっているという疑いを否定する。再度メリッサの話を聞きに行くと、「農場のことは知らない」と自分から言う。最終的にチャーリーが絞り込んだ畑へ急行すると、ドラモンドが射殺されていた。近くにボードがあり、オーダーメイドで自然保護官のウィルソンのものと判る。ウィルソン保護官はドンらの捜査に始めから関わっており、船と共に姿を消していた。チャーリーのシステムでチャンネル島の大波が来ない場所を特定し、警戒していたところ、ジェットスキーで大麻を取りに来たウィルソン捜査官を見つけ逮捕する。ウィルソンはネイサンは殺していないと言い、メリッサが犯人だという。メリッサの自宅から血の付いた靴が見つかり、メリッサはネイサンが2人を逮捕しようとしたときに、後ろから殴りつけた事を認める。生き方の違いは認めるが、自分は小銭を稼ぎたかったのだという。ドンとチャーリーらは、ネイサンを偲んでサーフィンを楽しむ。いつものようにテンポが速くて最後はドタバタでしたが、新鮮な雰囲気が良かったですね。チャーリーの「何とか分析」は全く理解する気も起きません。パスです。(笑)海を愛し、自然を守ろうとするネイサンは、ウニを食い荒らすラッコを殺す漁師と戦い、マスコミを嫌い、自然を荒らすジェットスキーを取り締まるヒーローだった。息子を誇りに思うキースと、親子を知るアランとの会話はとても味があって良かったです。途中、実際にサーフィンを体験してみようというチャーリーとラリーが、チャプチャプ水遊び?をしているのはお楽しみ。しかも、チャーリーはスーツを前後ろに着ているし。(笑)今回、ハワイにいるときにサーフィンを楽しんだというコルビーは、知識を披露するだけでなく、最後にみんなにサーフィンを教えるという、格好いいところを見せました。たまにはこういうのも良いですね。
March 11, 2011
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ゲストにジェリー・ルイスの名前があったので、どんな役柄なのだろうと思ったら、タイトル通り「おじさん」とは。熱演のせいで彼の印象が強かったので、メインの捜査がおろそかになったような感じがします。まあ、「それで終わり?」というのは、SVUでは良くあることですが。母親と幼い少女が拷問されレイプされ遺体で見つかる。サディストの犯行で、全身に傷があった。デニ・ベック刑事はあまりの惨状にショックを受ける。SVUは母親と少女のどちらがターゲットだったのかと考える。母親が金に困っていて、アパートの大家が家賃を負けてやる替わりに関係を迫ったと聞いて逮捕するが、関係ないと判る。ただ、母親は勤め先の男性と関係を持っていたことがわかり、追及すると、公園に出かけたとき、娘がホームレスと親しくしていたと言う。ステイブラーとベックが公園で見つけたホームレス男性は、手に血を付けており、性犯罪の新聞記事の切り抜きを持っていた。逮捕して話を聞くが、意思の疎通が上手くできず、診察した医師はアルツハイマーではないかという。一方、被害者の検死で、ワーナーは犯人が噛みついていたことを指摘する。それを隠すために傷を付けていたと思われる。被害者の留守電に残っていたメッセージから、親子が自転車を売るためにポスターを貼りだしていることがわかる。そのポスターから性犯罪の前科のあるブレント・バンクスの指紋が検出される。ブレントの最初の被害者の全身にも、多くの噛み痕が見つかっており、逮捕する。バンクスはSVUの追及を上手く交わすが、ベックがチューインガムを使ってバンクスの歯形を取り、それを被害者の歯形と照合すると、バンクスのものと判り令状を取る。公園のホームレスはなんとマンチの叔父アンドルーと判明する。4ヶ月前にマンチに会いに行くと行ってホームを出てから、NYでホームレス生活をしていたのだった。フアンが診察したところ、アルツハイマーではなく、鬱病性の仮性認知症で、治療可能だという。抗うつ剤を投薬したところ、アンドルーはすっかり良くなり、元の自分を取り戻す。バンクスの捜査を続けているSVUに、バンクスの最初の被害者メアリエレンが訪れる。ベックが話を聞き、必ず死刑にすると答えているのをアンドルーが耳にして、裁判を傍聴すると言い出す。アンドルーはなぜか興奮し、傍聴席でバンクスに死ぬべきだと暴言を吐く。裁判では噛み痕を証拠とは認められなかった。起訴は取り下げられ、ベックは新証拠を見つけるために釈放されたバンクスを見張る。アンドルーは薬の副作用で躁状態にあるらしく、ベックたちの捜査の邪魔をし始める。バンクスの自宅を見張っていたところ、女性と外に出かけるところを目撃したため、ベックらが後を追うが、地下鉄のプラットホームに立っていたバンクスを、アンドルーが線路に突き落とし、バンクスは地下鉄に轢かれてしまう。アンドルーは薬が切れて元の状態に戻り、マンチにもう治療は受けないという。自分のしたことに責任を取らなければならないので、マンチにも「もうお別れだ」という。フアンが性的サディズムについて補足説明的に語っていましたが、あまりにも酷い犯罪の容疑者バンクスを追い詰めることができないまま、死なせてしまったのはちょっと残念でした。そもそも、このエピソードの狙いは何だったのでしょうね。アンドルーは甥に会うためNYに来てから、記憶が混乱してしまって、ホームレスになったが、親切にしてくれた少女を惨殺した犯人をどうしても許せなくて、究極の行動に出たということだったのかな。誰だって、性犯罪者に対してはそういう気持ちを持ってしまうということだったのか。とにかく、ジェリー・ルイスは両極端の表情を演じ分けて、本当に凄いと思いました。マンチは13歳の時に父親が自殺したという辛い過去を語っておりました。そういえば、今回フィンの出番が少なかったな。先週に引き続き、デニの思い込んだら暴走気味になってしまう人柄が描かれましたが、彼女はステイブラーの上を行く感じですね。非番の時に、ホシを付け狙い、それにパートナーとしてステイブラーが付き合うのも、様になってきました。デニは亡き夫が残した車に半ば住んでいるような生活で、とても印象的なキャラクターだと思います。それでも被害者に対しては親身になるところもあるし、悪くはないですね。格好いいです。
March 7, 2011
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G.カレンの過去が垣間見られたエピソードなのですが、本家NCIS同様、ストーリーに腑に落ちない点がいくつかあって、早送り、巻き戻しで確かめましたが、よくわかりませんでした。それでも、潜入捜査官につきもののジレンマが描かれて、興味深かったですね。ゲストに見覚えのある顔で、しかもジェフリー・ピアーズというと誰だっけと調べていたら、そう、「チャーリー・ジェイド」のチャーリーじゃありませんか。この人はJAG、NCISその他のドラマにもたくさん出ている出ているのですが、やっぱりチャーリー・ジェイド以上に印象的な役はなかったですね。もう一人、ボイド役のケネス・ジョンソンは「Saving Grece」のハム役とか、「コールドケース」のリリーの恋人役とか、良い役が多いので、私はちっとも疑いませんでしたよ。(爆)元海軍下士官のジョーイ・ゲイルが路上で射殺される。ゲイルはその直前に、かつてカレンが潜入捜査で関わっていた時の名前ジェイソン・テッドロー宛てにメールを寄越す。カレンは、ゲイルとドネリー、ペレスらが国防研究費を横領して外部に送金している容疑を調べるために、彼らを強請る憲兵として潜入し、逮捕していた。ゲイルとドネリーは取引でリーダー格のペレスに対して不利な証言をしたおかげで、4年の刑で仮出所したばかりだった。ペレスは凶悪なギャングとも繋がりがあり、横領した500万ドルは逮捕時には消えていた。3名とも金の行方については知らないという。カレンは、ドネリーに会うためドネリーの妹クリスティンに会いに行く。カレンは潜入するためにクリスティンに近づいて、その後本気で愛するようになったが、逮捕と同時に姿を消していた。表向きにはテッドローは刑務所にいることになっていた。クリスティンは突然の訪問にカレンに怒りをぶつけ、今は子供がいてトミー・ボイドという婚約者がいるという。トミーはカレンが姿を消した直後に現れたといい、クリスティンはカレンに二度と来ないで欲しいと言い、カレンはショックを受ける。ケンジーは服役中のペレスに会うが、ペレスの弁護士を務めるJAGのコルビー少佐と同席する。知り合いのギャングに頼んでゲイルを殺したのかと聞かれ、ペレスは否定する。コルビーはペレスと接触するときは、必ず自分を通すようにケンジーに求める。カレンは金について尋ねるため、出所したドネリーに会いに行くが、暗殺者がドネリーを射殺してしまう。やはり、ペレスが自分を裏切った2人を殺させたのか?トミーについて調べたところ、前科があり、未成年の時に起こした飲酒運転の事件で記録が封印されているという。カレンはトミーへの疑いを強める。ペレスがギャングと接触しているらしいというので、ケンジーが単独で面会すると、ペレスは、4年前の公判前に、何者かから電話があり、金を払って黙っていれば命は助かると言われたという。ゲイルとドネリーはそれを無視して出所後に金を探そうとしたので殺されたらしい。ペレスは500万ドルの金は50万ドルを残して、後は払ったと言い、NCISは始めから内部に密告者がいるのではないかと考える。しかし、ケンジーが立ち去った直後、ペレスは毒殺されてしまう。コルビーは過去、国選弁護人をしており、トミーが飲酒運転したときの担当弁護士だった。書類の不備を指摘したためにトミーは不起訴になったという。カレンは再度トミーに会い追及したところ、4年前コルビーから、消えた金を探す目的でドネリーの動向を探るためにクリスティンに近づけと命令されたが、本当に愛し合うようになってしまったという。金についてはドネリーもクリスティンも何も知らなかったという。NCISはコルビーが金を持っている事をゲイルが見抜いたため、殺されたのだろうと考える。ケンジーはコルビーを駅に呼び出し、捜査は手詰まりだと話す。コルビーはテッドローが怪しいと言い、それがNCISのカレンだと突き止めたと明かす。無線で聞いているカレンを誘い出すため、ケンジーに銃を向けたところで、トミーが現れ、クリスティンを守るためにコルビーを撃とうとする。トミーはコルビーに撃たれたが命は助かり、コルビーはカレンに射殺される。捨てきれない過去に決着をつけるため、へティからクリスティンに真実を語るように勧められたカレンは、会いに行って自分の本名を名乗ろうとするが、クリスティンから子供の父親はトミーだと告げられ、完全に別れを告げられる。クリスティンのブロンドの子供は、クリス・オドネルの実の息子だそうですね。さすが、笑顔が自然でした。本家NCISでも、若き日のギブスを演じていたのがマーク・ハーモンの息子さんだということで、こちらもやってくれます。(笑)それにしても、わかりにくいエピソードでしたね。変だなと思ったのは、兄が死んでいるのにちっとも悲しんでいないクリスティン。普通、カレン(テッドロー)に腹を立てているなら、兄の居場所を知らせた結果、殺されたという事態に、更に怒りを募らせるはず。カレンもよりを戻そうにも、最悪の状況になるはずなのですが。そして、多分、最初にカレンにメールを出したのは、コルビー本人なのでしょうね。すでに金を手にしている訳ですし、トミーを通じてドネリーの居場所も知っているはずなので、要は、テッドローを誘い出したかったのでは。でなければ、ノコノコとケンジーの誘いに乗ってくるのも変。そして、危険を冒してでもテッドローの身元を明かしたかった、というのはやっぱり納得できないですね。まあ、そういうことはありましたが、どちらの名前が本当の自分なのかわからないというのは、この仕事ならではだろうなと思いました。潜入する度に女性と深く関わって、というのは良くある話です。(爆)ちなみに、私の印象では、本家NCISで最初はスナイパーだったギブスがシリーズを重ねるにつれて、諜報員だった設定になっていきましたが、その辺をスピンオフで取り上げることになったのかなあ、という感じがします。ところで、木曜の夜のチーム会で、結局へティのお好みでカラオケに行くことになった。なぜかドムの姿がありませんが、何となくこの先の彼の居場所を予感させる感じです。(爆)ネイトも今の状況では居心地が悪そうですね。
March 6, 2011
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『もう一人のカリー・デュケーン』これって、前にもあったじゃないかと思っていたら、CSIらしからぬ展開になり、途中でどう理解したら良いものやらと困惑しました。でも、見直してみると、悪くはなかったですね。なるほど!という感想です。Jonathan Togoはシーズン始めの頃とは見違えるほどスリムになりましたね。このまま来シーズンまで体型を維持してもらいたいものですが。ゲストに「エバーウッド」のアーブ役John Beasleyが出ていました。消防車よりも先にCSIが現場に到着するのはマイアミの伝統ですね。(笑)しかし、RyanとCalleighが車を飛ばし、燃えている家から脱出するパターンは、シーズン7の"Smoke Gets in Your CSI's"と全く同じじゃないですか。Calleighはあの時呼吸困難になって死ぬかと思ったのに、覚えていないのか。今回は家の中に少年がいるのを見つけて、CalleighはRyanの制止も振り払い飛び込んでいく。きっと助けを求めている人の前では、自分の事は忘れてしまうのでしょうね。今回は、もう一人、女性警官がCalleighに同行し、Ryanは少年を担ぎ上げて外に出るが、Calleighを助けようとした女性警官が崩れた床に挟まれて出られなくなってしまう。そのころ、助けた少年Patrickは救命士に死亡が宣告されるが、「俺は死んでない」という少年が横に立っている。その瞬間、ドラマは「ゴースト」に。(爆)え?そんなのあり?と思いつつ、OPへ。Calleighを助けに入ったHoratioが女性警官をお姫様だっこで救い出す。"Paramedic!!"と叫ぶHのかっこよさ、これはもう、ただHoratioの出番を作るためだけにこの警官の役を作ったとしか思えないです。(爆)一応、Calleighは呼吸困難の前歴があるのでRyanはすぐに病院に送り込む。正しい判断ですね。Ryanは少年の手が焼けている事から、彼の放火ではないかと疑う。Patrickは後見人の祖父と2人暮らしだった。祖父のHenryによると多少の問題行動はあっても、孫はよい子で放火などするはずがないという。今日は学校に送り出して、家にいるはずがない。家はリフォームしており、完成間近だった。同情的なHoratioが話がHenryの話しが終わるとサングラスをかけましたが、これはヒントでしたね。Ryanが少年の手についていた化学物質を分析していると、何とCalleighが元気に戻ってきた。でも、Ryanは無謀な行動を怒っているのか全く無視している。少年はテレピン油を現場に撒いたと思われ、Jesse、Walter、Ryanの「三銃士」が火元を探る。その様子をゴースト少年が見ている。CSI的にはありえない展開ですね。でも、ゴースト少年の存在をWalterは感じるらしくて、Jesseから「ロブ・ゾンビの映画を見すぎだ」と言われるなど、これは内輪ネタです。(爆)現場でテレピン油が見つかりますます放火の可能性が高まるが、ゴースト少年は自分は放火していないと訴える。今回は彼が真実を示している役割で、わかりやすかったです。もちろん、そんなことは3人に聞こえるはずはなく、Jesseがスプリンクラーが動作せず、断熱材も入っていないことに気付く。これは手抜き工事か、と改装業者から話しを聞くことにした。顔つきが「いかにも」な業者は依頼主の要求で費用を安く上げるためだった、訴えるなら訴えろと居直ったため、Horatioが職務怠慢による殺人で逮捕してしまう。だめですね、Horatioに逆らっちゃ。(爆)Calleighは一人現場に戻り、火災の広がりに火元がもう一つあるのを見つける。この時の服装が上下真っ白で、こんなすすだらけの現場にどうして白なのかと思いますが、そこがミソだったわけですね。CalleighはPatrickが火を点けたとは思っていない。ゴースト少年は味方ができたと感謝する。Calleighは少年と話ができ、見えるという。ということはつまり、Calleighもゴーストになった?!さっきのRyanの行動もそう思うと理解できます。少年は自分が火を点けていないとCalleighに訴えるが、Calleighは自分の身に何が起こったのか、動揺してしまいます。一方、この家の改修工事では問題含みで、早朝からの騒音が原因で隣家のおばさんとトラブルになっていた。かなり過激なおばさんで、庭の芝生に火を点けるなどあからさまな抗議を行っていたが、今日については何もしていないというので、Horatioが「彼女は何か隠している」と言い、再び現場を調べ直すことになった。そこで、Walterが中に壁に貼られたワックスペーパーを発見。ここがオリジナルの火元だったのか?しかも、ワックスペーパーの空き箱が流しの下にあったことから、祖父本人が自宅に火を点けたのではないかとFrankが尋問する。ワックスペーパーはPatrickの工作に使った物で、出火時にはHenryは買い物に出かけていた。実はおじいちゃんは孫が学校を抜け出しては家に戻り、おじいちゃんを驚かそうと部屋をペイントしていたのだったのだが、そんなことは知るよしもない。火は廊下から入ってきて、テレピン油に引火したと「天の声」は言う。一方、火災保険は孫に相続されることになっていたが、それは祖父が死んだ後のことで、もしかしたPatrickはおじいちゃんを殺すつもりだったのか?Henryがそうかもしれないというので、ゴースト少年はショックを受けてしまう。それはあまりにも酷すぎます。JesseとNataliaが病院に行くというので、Calleighが付いていくと、そこにタンパにいるはずのEricが駆けつけてくる。みんなが心配して見守るのは、そう、容態が悪くなったCalleighでした。この時になって、やっとCalleighは自分の置かれた状況に気付く。「私死ぬの?」HoratioもPatrickが放火したとは信じられないので、JesseとWalterが現場を調べ直すと、「感じやすい」男、Walterが壁の中から別の男の遺体を見つけてしまう。男は配管工で、火事の前に感電死をして、壁の中に閉じ込められていた。これがHがいう「彼女は何か隠している」という事だったわけですね。さすがHoratioはなんでもお見通しです。しかし、隣のおばさんは放火したわけではなかった。消防がテストしたところ、スプリンクラーは正常に動作したというので、Ryanが調べ直す。その様子を見ていたゴーストCalleighは火災時になぜスプリンクラーが動かなかったのか気付く。その時、ゴーストCalleighは現実世界に呼び戻される。気付くと、そこには愛するEricが見守っていた。Horatioもほっと一安心。Calleighはどうしても伝えたい事をメモにしてEricに渡す。Ericには何の事やら意味不明だが、Hはそれを見て「完璧に判る(it mekes perfect sense)」と答える。「彼女が一番最初に現場にいた。何か見たんだ。」いつも神がかりのHoratioはゴーストの世界にも通じるのですね!(笑)Calleighのメッセージをすぐに読み解き、土中からスプリンクラーを止めたからくりを掘り出す。火災は悪い業者に引っかかって自宅改装に金をつぎ込むことになった祖父が引き起こした。良い生活を求めていたのに、金がなくなり家を手放す事になるのを恐れた上の犯行で、まさかそこに孫が帰ってきているとは思わなかった。CalleighはEricに付き添われ、Patrickの弔いを言いにモルグを訪れる。Horatioはたった一人の孫を愛するがゆえ、自分から命を奪う事になった気の毒な老人を見送る。ラストのE/Cシーンはとても自然で癒されましたね。始まりは「ゴースト~天国からのささやき」のパロディかと思いましたが、祖父と少年のお互いを思い合う愛情があり、それが不幸な結果に終わったことの理不尽さと、無念を晴らしたかったであろうPatrick少年の事を思いやるCalleighと、優しさに溢れたエピソードでした。これはマイアミだからこそでしょうね。確かに、科学捜査なのに幽霊が出てきたり、見えるはずがない物が見えたりするのは可笑しいかも知れません。でも、ベガスでもモルグに並んでいる死体が自分たちに何があったのか、語り合うエピソード(Toe Tugs)があったように、たまにはこういうエピソードもあっても良いじゃないかと思います。死んだはずのSpeedleをEricが見て、話しをしたエピソードもありましたし。キャラクターもみんなそれらしく描かれていましたね。Ryanは水濡れシーンもあって、本当に美味しい。ちなみに、「ゴースト~天国からのささやき」のメリンダの吹き替えはCalleighの吹き替えをしている宮島依里さんなので、どんな風になるのかが今から楽しみです。(笑) "Charlie Darwin" by The Low Anthem
March 5, 2011
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マジックがテーマで、ゲストとして本人役で出演していたPenn Jilletteもまたマジシャン、イリュージョニストだそうです。ちょっと毛色が変わっていて面白かったですね。イリュージョニストのタルマが、公演中に血痕を残して姿を消す。たまたま、シンクレアがその場でデート中だったため、FBIが捜査を始める事になった。デート相手のサラは、シンクレアを振り切り帰ってしまう。後日、サラはシンクレアを騙していたことがわかる。タルマは、舞台上の円柱状の水槽に姿を現すことになっていたが、床下に仕掛けられた隠れ部屋には大量の血液が飛び散っていた。チャーリーは、血液が飛び散った痕跡からタルマの位置を再現するという。助手のスザンナによると、タルマは過去にも脱出マジックの途中で失踪騒ぎを起こしており、その後姿を現したという。今回も、パフォーマンスの一環なのかも知れない。チャーリーはマジシャンのジレットからアドバイスを受けることにする。この手のイリュージョンでは、関係者は口が堅く、マジックのタネとなる装置を開発した人については、秘密にしたがるという。チャーリーは装置の設計図から秘密を知る開発者に迫ることにする。逆行分析により、今回のパフォーマンスには第2部があったことが判る。見つかった血液や毛髪からタルマのDNAが検出されるが、タルマの元彼はきっと彼女は生きているという。タルマについて調べるうち、彼女がハリウッド大通りに店を借りていることが判る。現在は開店準備中となっている店に入ったところ、そこに同じような円柱水槽があり、その中でタルマが死んでいるのが見つかる。頭に打撲があり、足に深い切り傷を負い包帯をしていた。舞台での出血はこれが原因で、手当をしたらしい。緊急脱出用に着けられた外側のレバーが取れて外れており、タルマは犯人に溺死させられたと思われる。実はタルマの以前の師匠が舞台で溺死しており、その妹がシンクレアのデート相手のサラこと、ジェニーだった。ジェニーがタルマに恨みを晴らしたのか?シンクレアとニッキーがジェニーを張り込んで逮捕する。ジェニーは、兄の死はミスで、タルマを恨んではいないという。逆に、タルマに頼まれてシンクレアを誘い、騒動があったときに舞台下へ行って扉を開ける手伝いをしたと認める。全て、計画済みの失踪だったのだ。その時、タルマは足を怪我していたが、医者には行かないと言い張り、手当をしたあと、次の水槽を確認するため、あの倉庫に向かったという。やがて、水槽のトリックの開発者ゲイジ・ジョーンズが判明したので、FBIはその仕事場に向かう。ジョーンズはこれは殺人だという。チャーリーは水槽へ水を注入する勢いが予想以上に強くなければ間に合わず、そのせいでタルマがガラスの側面に頭を打ち付け意識不明になったのではないかという。しかも、レバーが壊れて、外からガラスを割ろうと叩いた跡があった。これは殺そうとしたのではなく、助け出そうとしたことを意味していた。2番目の水槽のことを知るのはジョーンズだけで、FBIは再び仕事場を訪れジョーンズを逮捕する。彼は自分の作品に設計ミスがあることを知られたくないので、通報しなかったという。ドンは信仰に救いを求める意味を、ラリーやアランと語り合う。メインの話はマジックのタネばらしも含まれて興味深かったですが、確かに特殊な装置であればあるほど出所を探るのは可能でしょうね。(日本のアサヒガラスという名前も)そしてアミタとラリーが楽しんでいるのをチャーリーがあれこれ言うところを、あっさり解決して「それをいっちゃーおしまいよ」という部分がちょっとものたりなかった知れません。やはり、知らずにだまされるのが楽しいですね。だからか、ラストのまるで女神様のようなアミタがとても美しかったです。(笑)シンクレアがいきなりデートしているので何事かと思いましたが、そういうことだったのですね。何となく彼女の方はシンクレアに心残りがありそうでした。でも、捜査官としてはこれ以上無理でしょうね。ドンが宗教に悩みの答えを求めていることを、ラリーに語ったり、アランに話すのは新鮮な感じ。誰も答えのない分野なので、この先どういう展開にもっていくのか気になります。
March 3, 2011
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