恵比寿Partyの有料試飲『シャンパーニュ大手メゾン・スタンダード飲み比べ！』

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2017.04.15

テーマ：ワイン大好き！(30893)

カテゴリ：ワイン･テイスティング

一寸前になりますが、恵比寿Partyの有料試飲イベントで、大手メゾン・スタンダード・シャンパーニュの飲み比べがありました。
最近評価の高いシャルル・エドシックを試してみたく、また、振り返ってみるとモエとヴーヴ・クリコ以外は飲んだ記憶がないので、それならと行ってみました。

果たして、どのメゾンが気に入ったでしょうか？

【大手メゾンのスタンダード・シャンパーニュ＝試飲ワインのボトル(サイト画像の借用) ＝】

＜飲んだボトルとエチケット＞

［各シャンパーニュの簡単な紹介とセパージュ］

( 最初、ブログにアップする気は全然なかったので、
　写真は撮りませんでした。従って、サイトの写真を
　拝借。写真はモエがなく５本。モエは当初の予定
　になかったのでサイト画像に載っていません。 )

シャンパーニュのリストは、ボトル写真の左から下記のとおり 。(コメントは下表参照)

●モエ・エ・シャンドン　ブリュット・アンペリアル　N.V
　急遽追加になったようですが、考えてみると全部スタンダード版で廉価ですから、
　５本で2,500円(予約は2,000円)は高いですよね。　そんな訳で１本追加したのかも？
　そんな訳で、解説文はないのでセパージュ比率は分からないですが、他のサイトによると、 ピノノワール 50～60%、ピノムニエ 20～30%、シャルドネ 10～30%

●パイパー・エドシック　ブリュット　N.V
　1785年創業。マリー・アントワネットやマリリン・モンローに愛飲される。
ピノノワール 60%、ピノムニエ 25%、シャルドネ 15%

●ローラン・ペリエ　ブリュット　N.V
　1812年創業。英国王室御用達。
シャルドネ 50%、ピノノワール 35%、ピノムニエ 15%

●ヴーヴ・クリコ　イエローラベル N.V
　1772年に銀行家のフィリップ・クリコによってランスに設立。本シャンパーニュは50～60種類の畑の葡萄を使用。リザーブワインを25～40% 使用。
ピノノワール 50%、シャルドネ 34%、ピノムニエ 16%

●ペリエ・ジュエ　グラン・ブリュット　N.V
　1811年創業。1856年に世界で最初に生まれたブリュットがこれ。
ピノノワール 40%、ピノムニエ 40%、シャルドネ 20%

●シャルル・エドシック　ブリュット・レゼルヴ　N.V
　1851年にシャルル＝カミーユ・エドシックによって設立。パイパー・エドシックとは2011年から同じEPIグループの傘下に。
　リザーブワインは60のクリュを使用し、5-15年熟成されたものがあり、本キュベは10年以上熟成したものを40%使用している。
ピノノワール 40%、シャルドネ 40%、ピノムニエ 20%

【ワインリストと簡単なコメント】

No.	ワイン名・銘柄	香り順位	味順位	簡単コメント
1	モエ・エ・シャンドン　ブリュット・アンペリアル　NV	5	5	味も香りも何か普通と言う感じで、メモも取らなかったこともあり印象が薄いです。香りに、やや還元臭らしきものを感じます。(これだけメモあり) 最近、プレミアム・シャンパーニュを飲みつけているために、物足りないのかもしれません。
2	ハイパー・エドシック　ブリュット　N.V	1	2	モエに比べると、大分香りが開いていて圧倒的なボリューム感。ブリオッシュぽい芳ばしい香り。心なしか、色合いの透明度・輝きもモエより上の感じで、味わいもコクと酸味の切れを感じます。シャルル・エドシックと似ていますが、より炭酸が強いのか切れを感じます。サービスしているソムリエの方に聞きましたが、パイパーはシャルル同様リザーブワインが古いそうです。
3	ローラン・ペリエ　ブリュット　N.V	3	3	香りは閉じ気味でボリューム感は少ないものの、モエよりは良い感じ。時間が経つと芳ばしい香りが出てきます。味わいはスッキリしていて、クリコやジュエよりはコクがある感じがします。時間が経つと味わいが優しくなります。
4	ヴーヴ・クリコ　イエローラベル N.V	5	6	サービスのソムリエの方も言ってましたが、これが最も薄く感じ香りも閉じ気味です。但し、味わいには一寸甘味を感じます。モエ同様、還元臭 (ヨード香かも？)を感じます。モエより強いです。濃さの順番で言うと、両エドシック＞両ペリエ＞モエ＞クリコ　と言ったところでしょうか。ソムリエの方は、モエをローラン・ペリエより上に上げてましたが。
5	ペリエ・ジュエ　グラン・ブリュット　N.V	4	3	これまた香りは平凡で特徴もないですが、優しい味わいで、黒ブドウの多さを感じ (?)させる！　とは言え、クリコよりは厚味があるものの両エドシックに比べると薄い感じは否めないです。色合いの光沢・輝きが良いのは、両エドシックとこのジュエですね。
6	シャルル・エドシック　ブリュット・レゼルヴ　N.V	2	1	やはり取りはこれですね。香りはハイパー程のボリュームはないですが、同様の香ばしさを感じます。これはリザーブワインの古さによるのかもしれませんね。ボリューム感は少なくとも、複雑さはハイパーより上の気がします。味わいも、スッキリの中に甘味とコクを感じます。味にもリザーブワインの古さと種類(?)の多さを感じます。ソムリエの方から聞きましたが、シャンパーニュでは、シャルドネの方が高いらしいです。それでスタンダードクラスでも、ハイパーよりシャルルの方が高いのかもしれません。

大手メゾンのスタンダードクラスは、ローラン・ペリエを除いてピノの比率が高いですね。
先日、シャンパーニュの生産者が何人も来日して、『シャンパーニュ・アルチザンと春の隅田川でお花見シャンパーニュ・クルーズ』なる会に参加しましたが、その時に個人的にはピノ系の多いシャンパーニュよりブランドブランの方が好きだなと思いました。

それを覆したのが、上のシャンパーニュの会でも供された 『シャルトーニュ・タイエ』 (ブランドブランではないですがシャルドネが多いです)と ユリス・コランでした。 どちらも、ジャック・セロスの弟子と言われているＲＭです。

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