顔チェキ

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2007.05.15

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顔チェキ！が流行っているらしい。

目覚ましテレビではなくやじうまプラスを見ているから、そんな特集があったことは知らなかったけれども、会社でメールがまわってきたことから話題になった。
サイトには携帯でしかアクセスできないことになっていて、しかも私のにはカメラがついておらず、ちなみにフォーマではなくムーバだからというわけではないけれども、顔チェキ！しようにも、できるインフラが整っておらず、それほど興味もなかったことから、誰かにメールを転送したまま放置していた。
するとにわかに周囲が騒がしくなり、気にしてみるとすでに顔チェキ！をした何人かが、誰それに似ているだとか似てないだとかいうような話題で盛りあがっていた。それにつられて、携帯にカメラがついていない私のようなヤツや、携帯のカメラで自分の顔を撮るのに抵抗のあるヤツも、自分が誰に似ているか判定されたくなってきたらしく、ちょっとみんなで休憩に行くふりをして、撮影会がはじまった。
誰かの携帯でひとりづつ自分の顔を写真にとった。とったそばから顔チェキ！に送る、ということを繰り返している合間にも、同サイトからの返信が早くもやってきたりした。昼間というだけあって、サイトは混雑していないようだった。
写真を撮った順に、サイトから送られてきた、似ている有名人のリストが発表されていって一喜一憂した。
私のリストが発表されることになった。
発表者はまず「おお」と感嘆の声を発した。

フクヤマ！といえばあのフクヤマであろう。今や色男の代名詞といってもいいあのフクヤマである。フクヤマに似てる、との告知は、うれしくもありはずかしくもあり、ちょうどそんな表情をしていると、
「でも残念ながらフクヤマは２位でした。１番はこの人」
といわれた先の携帯の画面をのぞいてみると、
１位上田晋也
２位福山雅治
３位松井秀喜

上田って誰だ。
しかしこの、有名人の誰に似てるか知りたい欲求や、３人あげといて好きなのを選びなさい的なところとか、そもそもこの話題を共有して安心しているような大衆心理をうまくくすぐっているというか、まんまとやられてしまったような感じがして複雑ではある。
それにしてもこのコンピューターはどうやって誰似かを判定しているんだろうか。
どういう判定にしろ、フクヤマはなかなか出てこないんじゃないだろうか。

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