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2021.10.03
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テーマ: 演劇(549)
カテゴリ: 板に付く
2021/10/03/日曜日/爽やかに暑い

観てから3ヶ月以上経っているが、忘備としてメモ書き



一昨日か読了の『しあわせの書』が、話の主題は全然異なりながら.プロットとして「フェイクスピア」を思い起こさせた。

そも舞台というのは虚構だ。とある事件を古今東西、劇作家は書き演出家が役者を動かし、観客はそれを観て笑い怒り涙するが、それは事実とは異なると誰もが承知の介だ。

しかも面倒なことに事実と真実もまたぴったり重なるものではない。全き真実を人間如きが持ち得ようか、あるいは持つことに耐えられようか。

シェイクスピア風に言えば「人間なんかが見ることができない夢を見ていただよ」が芝居の奥義でもあろうか。

私は「フェイクスピア」の舞台となっていた池袋芸術劇場の入り口柱に貼られた大きなポスターを見て、この仕掛けにハッとした。

画像では認めにくいかも。芝居初日は5月24日。日航ジャンボ機墜落事故の搭乗者は524人。この符号。初日の数字の並びに野田秀樹の意図が無い筈はない。この演目、観る側にどう受け容れられるかそこに魂魄打ち込んだか。

このような文字数字の配列を侮ってはいけない。文学は亡き人の言葉を掬い上げ、今ここにある人に伝え、読む側見る側に何かしらの変容を促すが、生者死者を結ぶ依代なり秘密は、案外細やかなものに宿るのではないだろうか。





えー口惜しや、0615にこのエレベータ乗っていれば完璧だったが寝過ごしてしまった。

演出家鈴木忠志さんに『虚構の真実』という著作があるそうだが私はまだ読んでいない。

そうだ舞台の話。売れっ子役者の一生さん、この肉体造形姿勢発声がまた何でも変容可能な汎応力秘めて得体も知れない。前田敦子が余りに星の王子さまにフィット。ピーターパンなんかも良さそう。橋爪功が鍛錬重ねた舞台俳優であることが一目瞭然。時間も経ち、あとは霞。





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最終更新日  2021.10.03 10:41:50
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