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2024.02.13
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2024/02/13/火曜日/お昼は春



ツレの趣味に誘われ11日、日曜日、初台の新国立劇場へ出かけた。

実はランチの時に話しを聞くまで、何を観るか、誰が出るのかはぼんやりしたまま。

例によって鄭さん作品だろう、と。


ランチの席で、 欲望という名の電車 であること、主演は 沢尻エリカ であることを知る。

え!あの、芸能界追放とか再起不能とか言われていた沢尻エリカさん。
で、あのケバいオールドミス役←死語-_-b。

マーロンブランド、ビビアンリーの。あれ!
それを鄭さんが沢尻エリカと。

へーと驚いている内に舞台は例によってだらしなく始まっていたのだった。



観客は席を探してぞろぞろと移動している中、大変よぉ?役者さんも。
肉体使っての幕開けなんだから。

正味3時間。あの長々しい台詞も殆どカむことなくやり通しました、エリカさま。

これが初舞台とは驚き。

芸能界人生経験の山あり谷あり。
凡人の三世代分くらい生きてきた?その経験の積み重ねと彼女の、役者としての肉体的アドバンテージは正に劇中の ブランチ と重なる。



傷つきやすく壊れやすい、詩的なイマジネーションを湛えながらも、かつて名門の誇りが益々彼女を零落の、その現実から引き裂いていく。

そんなブランチを、想像するにおいてエリカさんに詩的な側面は余り感じられないけれど、何というか彼女の風貌の天使的なニュアンスがそこに引っかかりを持たせて、これはキャスティングの勝利では。

あざといんだか天使のような天使なんだか鄭さん

舞台女優としては顔が小さすぎるキライはあるけれど、役に恵まれればよい役者に大変身するのでは!と期待したい。

フィナーレは何故かこうなる、いつもの鄭さん節。

立ち止まらずどこかへ行く、というより新たに進む主人公の姿。振り返るエリカさまが神々しい。



加藤英明
さんは15年前くらいに演じてほしかったような。けれど若い役者でこの役をやれる人も思い浮かばないなあ。

ミッチェル役の 高橋努 さんがよかった。パンフの画像と舞台の彼が違いすぎ!
それはつまりよい役者だ、ということ。









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最終更新日  2024.02.13 13:38:13
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