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俊寛の孤独の核心は「帰還を永久に閉ざされた自己完結した断絶」にあり、脱出・復讐・再生を許されないという点で、上記三者のいずれの主人公
よりも ラディカルな実存的孤立
を体現しているとも言えます。
「ラディカルな実存的孤独」
——この言葉に惹かれて、現代社会での該当者を尋ねてみると。
1. 重篤な孤立死寸前の高齢者
(特に都市部の独居老人)
2. 政治亡命者・無国籍者
3. 内部告発者(ウィスラーブロワー)
との回答をえる。導き出した理解にうなる。
ややもすると俊寛の状況からは飛躍があるけれど、内部告発者の孤独の深さを思わずにはいられない。
組織の不正を告発した瞬間、 仲間という船
が自分を置いて去っていく。職を失い、家族関係が壊れ、社会的信用も消え、かつての同僚たちは振り返らない。 スノーデンやアサンジュ
のケースは文字通り「 島(亡命地・領事館)
」に閉じ込められた。告発という「正義の行為」が孤立の直接原因になる構造が、俊寛の「謀議への加担と断絶」と響き合う
とした上で、
俊寛の孤独が現代において普遍的なのは、それが**「善意や誠実さが、かえって孤立を深める」**という逆説を内包しているからかもしれません。
現代社会では「つながり」のツールは無限にあるのに、 ラディカルな孤立はむしろ構造的・制度的に製造される ——そこが最も俊寛的です。
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