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スザクを幼なじみの恋人とギアスによって偽りの記憶を与えられていたカレンは、いつも無邪気にスザクに寄り添っていた。 初めて知った性愛に酔って、太陽が高く昇ってからもスザクの胸で眠ったりしていた。 貴族の世界では、侍女は人間とみなされない。 侍女の前で、恋人との交歓を見聞きされても、それは恥だとは思わないよう、教育されている。 彼ら、彼女らはあくまで自分たちに”仕える"者であり、同じ世界には住まないのだから。 こうした認識は、日頃のカレンなら忌み嫌うものだろう。 実母に、義母が取った行為そのものなのだから。 つづくポチっと押していただけると嬉しいです!↓ ↓ ↓
2010年01月30日
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「でも、ゼロが亡くなってから、私はネットで知ってしまったの。本当のゼロ――ルルーシュは柩木スザクに裏切られて、殺されたんだって。最初はただの噂だって思ったわ。けど、侍女としてあなたに仕えた私は、そのうち今のゼロがスザクだって写真を見るうちに分かるようになった。骨格や筋肉の付き方が違うから。いくら衣装とマントで隠したって無駄よ。スザクの裸体を、私は少なからず見てるんだから。その理由はあなたにも分かるでしょう、カレン?」 羞恥と、悲しみがカレンの胸をよぎる。 ギアスをかけられていた時の、記憶。 つづくポチっと押していただけると嬉しいです!↓ ↓ ↓
2010年01月22日
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「ずいぶんと私を慕ってくれていたのね。 でも、どうしていきなり”ゼロ”を信奉して、私とスザクを攻撃し始めたの? あなたは、私とスザクの仲を微笑ましく思ってくれていたはずなのに。私たちが庭園で語らっている時、いつもおいしい紅茶を煎れてくれたのはあなたよね? 私、こう見えても結構お茶にはうるさい方なの。その人の心が、お茶には出るって日本人の母が小さい頃、教えてくれたから。あなたのお茶には、真心がこもっていたわ」「ええ、あの頃はね」 ユフィの瞳が、一瞬潤み、昔の優しさを取り戻した。 が、すぐに険しくなる。 つづくポチっと押していただけると嬉しいです!↓ ↓ ↓
2010年01月12日
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「――っ」 カレンの胸に、突き刺さるような痛みが走った。 どうにか声を振り絞る。 スザクの目線を感じながら、カレンはできるだけ彼女を刺激しないよう、話し始めた。「覚えてるわ……あなた、とても私に尽くしてくれたわね。私のこと、妹みたいに世話してくれて……私には姉はいないけど、もしいたらあなたのような人だと感じていたわ」「カレン。あなたの考えは正しいわ。私はあなたにとても親近感を抱いていた。あなたには言わなかったけれど……いいえ、他の皆にも隠していたけれど、私もあなたと同じブリタニアと日本のハーフなの。どうにか私がアリエス離宮の侍女になれたのは、ブリタニア人の高官である父のコネクションよ。そして私の母は、あなたの母と同じく日本人で、虐げられていた」 つづくポチっと押していただけると嬉しいです!↓ ↓ ↓
2010年01月06日
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