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犬はその習性を生かしてできるだけ自然に飼うのが正しい飼い方だ。なのに、「犬 靴」で検索するとびっくりするほど沢山の宣伝広告が出る。必要でない物を、あたかも必要不可欠な物のように詭弁を弄して宣伝している。その宣伝に飼い主がだまされると、その被害は愛犬が受ける。犬靴を喜ぶ犬は全くいない。地球上にいる犬で靴を必要とする犬は全くいない。 南極大陸に連れて行った犬にも靴は不要だった。犬の活動の邪魔になるだけだ。つまり、極寒の地でも犬に靴をはかす必要は無い。犬はマイナス20℃以下でも平気だ。 真夏に靴を履かせて路面を歩かすのは危険極まる。真夏のアスファルト路面は60℃以上になる。その輻射熱で犬はたちまち熱中症を誘発する。犬靴は有害無用な危険商品だ。 ブログ【愛犬問題】を開設して18年になる。その間に犬靴について3編の随想を書いた。犬靴の弊害について掘り下げて記述してある。ご参考になれば幸いだ。 1 真夏の犬に服や靴!熱中症もなんのその? 2 犬に靴!?熱中症で死ぬことも! 3 犬に服や靴は必要か?迷惑か? 「愛犬問題」 犬の身になって考えてみよう 🐕 獣医界の六大詐欺商法など
2022.12.17
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ネットを犬 消臭剤 殺菌剤で検索すると物凄く沢山の商品が出てくる。その沢山の商品の中から、問題のある商品二つを取り上げて、ご参考になる随想を書くことにした。その二つの商品はものすごく長い宣伝広告をしている。しかし、その中身は胡散臭い。嫌な臭いを発している。👹 ペット健康館のカンファペット(ComforPet)その宣伝広告文は辟易するほどの長文だ。その冒頭に次の宣伝文がある。『業界初「東京都ベンチャー技術大賞 奨励賞」を受賞した技術でニオイの原因を元から分解』その宣伝文を素直に読んだ人は、その商品は素晴らしい効能があると思うでしょうね。実は、真逆だ。インチキ商品だ。偽装商品だ。 その最もわかりやすい証拠をあげる。そのペット健康館の「カンファペット」はアマゾンと楽天、ヨドバシでは取り扱ってない。ヤフーは取り扱っている。ヤフーは詐欺商売にも寛大な会社だ。つまり、ヤフーは、自社さえ儲ければユーザーの国民のことはどうでもいいと決め込んでいる会社だ。 なぜ、カンファペットが偽装商品だと判断されたかを記述する。 化学的に最も基本的なことから記述する。アルカリ性物質と酸性物質を当量(化学的な同量)混ぜると中性になる。水酸化ナトリウムと塩酸を混ぜると、中性の食塩になる。その食塩は、反応前の水酸化ナトリウムと塩酸とは似ても似つかない物質だ。水酸化ナトリウムは毛を溶かすので排水溝の詰まりを治す薬剤に使われている。塩酸はトイレの汚れを落とす薬剤、サンポールなどの主成分だ。つまり、両薬剤は危険な化学物質だが、食塩は生き物の心臓を自律運動させている貴重な物質だ。 話をカンファペットに戻す。カンファペットは、次亜塩素酸ナトリウムと酸性剤を混ぜて出来上がった物質だと宣伝広告文にある。次亜塩素酸ナトリウムはアルカリ性物質だ。それに酸性剤を混ぜると、別の物質になる。その別の物質にも消臭効果や殺菌効果があるかどうかが問題なのだ。次亜塩素酸ナトリウムには消臭効果や殺菌効果があることは確かだが、家庭用漂白剤の「ハイター」や「ブリーチ」のように危険な薬剤だ。次亜塩素酸ナトリウムは酸化力が強いので、人の肌には触れないように注意が不可欠だ。だから、カンファペットの場合は、次亜塩素酸ナトリウムに酸性の薬剤を加えて、あたかも安全であるかのように見せかけているのだ。つまり、カンファペットは安全性をカモフラージュした偽装商品だ。 次亜塩素酸ナトリウムに酸性剤を加えて反応させ、新たに生成した物質に消臭効果や殺菌効果があるとは考えにくいのだ。つまり、カンファペットの効能には科学的根拠(エビデンス)が示されてない。だから、アマゾンなどは、カンファペットは化学的な学識教養のない者が妄想で捏造した偽装商品だと判断したのだ。言い換えると、カンファペットを購入使用した多くのユーザーからアマゾン、楽天、ヨドバシに苦情がよせられて、その商品は取り扱い中止になったのだろう。👿 カンファスイ(Comfosy)は偽装商品犬用消臭・殺菌剤のカンファスイは効能のないインチキ商品だ。なぜか、その理由を書く。 「次亜塩素酸ナトリウム」と「次亜塩素酸水」は、名前は似ているが、異なる物質だ。「次亜塩素酸ナトリウム」は、ハイターやブリーチなどの塩素系漂白剤の主成分だ。アルカリ性で酸化作用がある。原液のまま長期保存が可能。 一方、「次亜塩素酸水」は酸性だ。酸化作用はあるが、長期保存はできない。急速に効果が無くなる。 「次亜塩素酸水」を製造するには、それ相当の「電気分解」設備等が必要だ。例えば、食品加工工場で野菜などの洗浄に使われている。言い換えると、製造した場所で、すぐに使うには適しているが、保存して、後で使うには向いてない。つまり、家庭用には向いてない。 「次亜塩素酸水」は科学的な「活性」が強すぎて、すぐに分解してしまうからだ。 ところが、カンファスイ(Comfosy)は、犬用消臭・殺菌剤として販売されている。その商品は、有効成分が「次亜塩素酸水」と称してして一般家庭向けに販売されている。一般家庭向け「次亜塩素酸水」には規格や基準は無い。成分も不明だ。そのような商品は「殺菌剤」として認可されてない。カンファスイ(Comfosy)は科学的根拠(エビデンス)の無い偽装商品だ。 もし、「次亜塩素酸水」と称している商品の本当の中身が「次亜塩素酸ナトリウム液」なら、人がいる空間へ噴霧すると、眼や皮膚に付着したり、吸入したりすると極めて危険だ。噴霧した空間を浮遊する全てのウイルスの感染力を滅失させる科学的根拠(エビデンス)も無い。絶対に行わないことが肝要だ。つまり、消臭剤として噴霧したカンファスイで飼い主や愛犬が健康被害を受ける恐れがある。🌺 愛犬の糞尿などの臭い消しのために消臭剤が必要なら、香料入りの消臭剤を入手したほうが安全だ。欧州の宮廷で香料が重用されたのは、宮廷の人びとがご自分の臭いをマスキングして、良い匂いに変えたからだ。 👺 類似の偽装商品🎯【バイオチャレンジは犬用殺菌消臭剤? 成分名不明の偽装商品! 消費者庁が二酸化塩素による除菌に措置命令!】 🎯【「愛犬問題」 犬の身になって考えてみよう🐶】
2022.09.12
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ブログ「愛犬問題」に「シャボン玉石けん」は犬用シャンプーに良いとの書き込みがあった。間違いなので、直ちに削除した。「シャボン玉石けん」は油脂を原料にした石けんだ。メーカーの宣伝広告文に「99%脂肪酸ナトリウム」の『石けん』だとある。その名の通り、いわゆる石鹸だ。アルカリ性だ。(だたし、宣伝広告文にはアルカリ性などの酸性度の記述はない。)アルカリ性の石鹸は綿や化繊の衣類の汚れを落とすには優れている。人の体の洗剤としても優れている。ボディケアには適している。しかし、石鹸はヘアケアーには不適だ。言い換えると、石鹸はアルカリ性なので、ヘアケアーには適してないということを知らない人が多い。 どういうことなのかを記述する。人の肌は約30日の周期で新陳代謝して新しい肌になっている。“ふけ”は古い肌の残骸だ。その“ふけ”を石鹸で洗い落とすと、新しい肌が綺麗に見える。 ところが、人の頭髪や犬の毛は、その毛根部分は成長して伸びるが、伸びが終わった毛の側面は新陳代謝をしてない。つまり、毛は死んだ組織なのだ。その新陳代謝をしてない毛をアルカリ性の石鹸で洗うと、毛の表面が溶かされてカサカサになる。毛の表面が破壊されているのだ。二度と再生はしない。だから、艶の悪い毛になる。毛で触れても滑らかさのない毛だ。専門的に言うと、毛の表面を覆っているキューティクルという組織が破壊されて、再生不能な状態になる。艶がなく、うるおいのない毛になる。つまり、皮膚は再生されるが、毛は再生されない百年前の鬘(かつら)が綺麗に残っているのは毛はもともと死んだ組織だからだ。人の頭髪や犬の毛を傷つけると、二度と再生はしないということを理解してない人が意外に多い。 石鹸で表面が破壊された毛が健康な毛に生え変わるには何か月も何年も待つしかない。というのは、毛根につながっている毛なら毛根部分が成長して伸びる。毛の先端部分が伸びているのではないからだ。👩 人用シャンプーの主成分は化学的に合成された界面活性剤だ。液性は中性だ。頭皮や頭髪のケアーに役立つようにいろんな成分が組み合わせれている。人用シャンプーには原料の表示義務があるので、そのボトルに列記されている。十数個の合成界面活性剤が記入されている。犬用シャンプーには表示義務はない。犬用シャンプーは人用よりも高価なのに原料不明のいかがわしい商品だ。📕 ご参考までに 図はネットから借用PH(水素イオン指数)は水溶液が酸性か、アルカリ性かを示す指数強酸性 PH 0〜4弱酸性 PH 4〜6 ← 皮膚 PH 4~6中性 PH 6〜8弱アルカリ性 PH 8〜11 ← 石鹸 PH9〜11強アルカリ性 PH11〜14一般的には酸性やアルカリ性が強くなるほど洗浄力も強くなる。ただし、皮膚への刺激も強くなる。中性洗剤は洗浄力は落ちるが、皮膚には刺激が少ない洗剤だ。人の皮膚は弱酸性であるため肌の性質に近い中性洗剤のほうが優しい洗剤だ。愛犬のシャンプーには中性の人用シャンプーが最適だ。 関連随想集 犬用シャンプーより人用が安全で安い その随想集トップページへ ボクの頭をクリック ❣ 愛犬の正しい飼い方! 自然流で健康長寿! 獣医のワクチンや薬剤、避妊去勢は無用!
2022.02.13
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愛犬にも飼い主と同じシャンプーが安全だ。犬用シャンプーは原料不明の偽装商品だ。📚川柳 シャンプーは 安全で安い 人用を 🐶 人用シャンプーと犬用シャンプーの大きな違いは次の3点だ。① 人用シャンプーのボトルにはその全成分が表示されているが、犬用には表示されてない。② 犬用シャンプーは人用の2,3倍も高価なものが多い。③ 犬用シャンプーには虚偽広告が横行している。 今回の随想では上記3点について詳述する。① 人用シャンプーの容器には品質保証のために成分表示が法律で義務つけられている。人の健康を害するような成分を排除するためだ。 ところが、犬用シャンプーの容器には成分表示がない。ご自宅に犬用シャンプーの容器があるなら、確認できる。つまり、犬用シャンプーは、何が原料かは不明だ。犬用シャンプーには法律の規制がない。インチキ商品でも、いかがわしい商品でも取り締まる法律がない。だから、犬用シャンプーには誇大広告や虚偽広告の偽装が堂々と横行している。人用シャンプーの中身は誰も調べないし、何を原料にしても法律違反でもない。 犬用シャンプーメーカーのホームページなどには「原料は低刺激性の100%天然植物成分です。」、「合成界面活性剤は全く使用していません。」みたいなことを書いてあるのがほとんどだ。見え見えのウソだ。 天然の植物成分だけで洗浄効果のある犬用のシャンプーを工業化し、製造するのは至難の業だ。原料を集めるだけでも大変だ。資本力のない弱小企業には無理だ。 ただし、次のようなことは可能だ。100円ショップで売っている中性洗剤を他の容器に詰め替え、犬用シャンプーのラベルを貼れば商品になる。その中身は誰も調べない。原価の何十倍の価格で売れる。薬九層倍以上の利益がでる。 だから、犬用シャンプーはメーカーが乱立している。インターネットにもあだ花が咲き誇っている。キーワードに犬とシャンプーを入力してGoogleで検索すると、なんと4,670万件出た。ビックリ。そのほとんどが犬用シャンプーの製造販売業者のホームページだ。ボロ儲けができるのだろう。 ② 犬用シャンプーは原材料が不明で品質保証の成分表示もしてないのに、人用シャンプーの2~3倍の高額で販売されている。不思議な商売だ。高価だと詐欺商品ではないと思う人が多いのだろうか。 ドッグフードも高価なものを愛犬に食べさせているから、品質が良いと信じ込んでいる愛犬家がいる。お人よしだでだまされやすい人たちだ。その愛犬たちが被害を受ける。③ 人も犬も哺乳類だ。毛のタンパク質の成分は人も犬も殆ど同じだ。違うという科学的なデータを犬用シャンプーメーカーは示してない。どこが、どう違うのかわかっているのか。その違いで、人と犬とではシャンプーの成分を変更しなければ、犬の毛を綺麗にできないし、犬の健康を害することがあるというのか。それを科学的に証明したデータは提示できるのか。そのようなデータは見たことがない。ある筈がない。 人の肌の酸性度は弱酸性だ。事実だ。化粧品の製造販売会社などで研究されて、信頼できるデータが公表されている。 一方、獣医は犬の肌は弱アルカリ性だという。真っ赤なウソだ。科学的な根拠(エビデンス)は示してない。犬の肌が弱アルカリ性というのは、動物病院で犬用シャンプーを販売して儲けるために獣医がでっち上げた虚説だ。 その説がウソであることを明らかにする。 その前に結論を先に書く。人の肌も犬の肌も弱アルカリ性だ。つまり、犬にも人用のシャンプーが安全である。しかも、安い。 人の肌が中性ではなく弱酸性であるのは皮膚表面に常在している細菌のせいだ。常在とは、いつ何時でもいるという専門用語だ。 その常在菌を表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis)という。その菌は表皮上にある皮脂を食べてグリセリンや脂肪酸を作り出す。グリセリンは、保湿機能とバリア機能があり、肌を守る役割を担っている。一方、脂肪酸は、肌を弱酸性に保つことで他の細菌の増殖を抑制している。例えば、皮膚を化膿させる原因となる病原菌の増殖を防いでいる。 犬の肌にも表皮ブドウ球菌が常在して弱酸性を保持している。つまり、犬も皮膚病になりにくい仕組みになっている。 犬の肌も弱酸性であることを示す科学的な証拠をもう一つ挙げる。犬にも人にも脂漏症という皮膚病がある。その原因菌もやはり常在菌だ。マラセチアという菌だ。人も犬も健康状態が良く、免疫力が高い時は、その常在菌は抑制されていて、皮膚病の原因になることはない。しかし、病弱になって免疫力が低下したり、老齢になると、その常在菌が活発に動き、皮膚病を引き起こすことがある。それが脂漏症だ。 その皮膚病の病原菌のマラセチアも上記の表皮ブドウ球菌と同じような作用をして、皮脂を分解して、グリセリンと脂肪酸を作り出す。その作り出す量がものすごく多い。グリセリンは肌をべたべたに汚す。大量の脂肪酸は肌に炎症を起こす。そこに黄色ブドウ球菌が侵入して増殖して化膿しだす。人にも犬にもある皮膚病の一つだ。その脂漏症は、人も犬も、ブログ「愛犬問題」がお勧めしているひば水で治る。詳細はブログ「愛犬問題」の随想集にある。 獣医が治せない膿皮症や脂漏症をひば油で自作したひば水で治したとのお礼の投稿文集🌼 現在の愛犬のパロは4代目だが、愛犬たちには人用のシャンプーを信頼し、安心して使っている。カネの問題ではない。愛犬の健康のために品質保証のない詐欺商品を使う気はない。 結論 犬の肌も人の肌と同じ弱酸性だ。なのに、獣医は犬の肌は弱アルカリ性だという。妄想による虚説だ。獣医の別名を白衣の詐欺師と言う。その心は詐欺根性のどっぷり浸されている。 🌷 まとめ人用シャンプーは原料が明記されていて安全だ。一方、犬用シャンプーは原料が不明だ。その上に高価だ。人も犬もその肌は弱酸性だ。犬の肌は弱アルカリというのは真っ赤なウソだ。だから、犬にも人用シャンプーが最適だ。安全で安い。ハイ。🎯ブログ「愛犬問題」はキーワード「愛犬問題」で最上段に出ます❣️ 関連随想集 犬用シャンプーより人用が安全で安い! その随想集トップページへ ボクの頭をクリック ❣ 愛犬の正しい飼い方! 自然流で健康長寿! 獣医のワクチンや薬剤、避妊去勢は無用!
2020.05.23
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このタイトルの随想を書いた飼い主は熱中症で愛犬を失った。断腸の思いだ。大理石ボードでは熱中症は防げない。大理石ボードは気休めにしかならないのだ。次の随想を熟読することをお勧めする。 熱中症で急死!愛犬が室内で異常を訴え30分後に星の国へ!断腸の別れ!熱中症の怖さをブログで知らせとパロの遺言!慙愧懺悔の記----------本文-------------------------------------------------- 東京も梅雨明けする季節になった。今年は酷暑になるとの長期天気予報もある。毎年熱中症で亡くなる人が多い。特にご老体に多い。体力も体内の温度調節機能も衰えてきているからだ。昔はテレビや新聞で熱中症で大騒ぎするような報道はなかった。日射病との病名だった。重症の場合は熱射病と言っていた。死亡報道はほとんどなかった。直射日光だけが原因の病気ではなく、高温が主原因なので、病名を熱中症と変更してある。 西東京市に住んでいるが、真夏になると、やっぱり地球は温暖化しているのだと自分の体で感じている。それに、東京の都市化がさらに巨大化してきて、ヒートアイランド現象も巨大化している。東京都23区の西部に隣接している西東京市もその影響をもろに受けている。 群馬県館林市や埼玉県熊谷市などと比べると、東京の昼間の気温はそれほど高くないが、夜間の気温がなかなか下がらない。巨大ビルや一般家庭のクーラーから排出される熱が東京の都市部をすっぽりと覆い、その中の空気の熱はなかなか冷めない。都市全体が天空を包み込む巨大な暖房用の蓋で覆われているようなものだ。暑いと、巨大ビルも各家庭も一斉にクーラーを入れる。すると、その排熱が増える。その熱でさらに気温が上昇する。悪循環だ。 物理的な観点で言うと、クーラーの運転に使われた電気エネルギーが熱エネルギーに変換されて、東京の天空に放出されているのだ。つまり、真夏の都市のヒートアイランド現象は、工場や自動車等の排熱だけでなく、クーラーの電気エネルギーが熱エネルギーとなって排出されることも大きく関与している。かといって、エアコンを使用しないで真夏を過ごすのは熱中症の危険にさらされることになる。東京は群馬県館林市や埼玉県熊谷市などとは違い、夜になってもなかなか気温や室内温度が下がらない。深夜もエアコンはオン状態が多い。 我が家は、今では建築許可がとれない希少価値のある木の壁の木造二階建てだ。つまり、断熱材は使ってない。だから、戸外の温度変化の影響を受けやすい。40年ほど前の記憶では、昼間は猛暑でも夜の9時頃になると室内の温度は28℃以下に低下していた。電気代節約のために夜間はエアコンの電源を早めに切っていた。しかし、現在は、エアコンの電源をオンにしてない部屋は午前零時を過ぎても室内温度が30℃を超していることが多い。東京の真夏の気温は、昔に比べて2~3℃は上昇している感じだ。 ネット上を検索して、東京の都市部の気温上昇を裏付けるデーターを探したが見つからない。古いデーターしかない。なぜだろうか。気象の専門家の間では、地球温暖化やヒートアイランド現象のデーターを取り、それを解析して公表するのは、重要なことではないのだろうか。それとも、何らかの政治的な配慮があるのだろうか。 そのいづれにしろ、地球は温暖化しているのは確かだし、東京のヒートアイランド現象は益々巨大化しつつあるのも確かだ。 ブログ「愛犬問題」は犬に関するブログなので、以下には犬の熱中症対策について書く。真夏の気温は昔に比べて高くなっている。人も犬も熱中症の危険にさらされている。犬は寒さに強く、暑さに弱い動物だ。そのことを飼い主は理解しておくことが肝要だ。 その例外はチワワだけだ。チワワは熱帯気候のメキシコが原産地だ。太古の昔から飼われていた犬種だ。現在のチワワ州は広大なチワワ砂漠がある乾燥地帯だ。 チワワが暑さに強い犬種だからと言っても、酷暑の真夏に浴衣を着せているのは無神経過ぎるのではないか。飼い主の自己満足の見栄のために愛犬に暑さを我慢させるのはお勧めできない。 「犬 熱中症」でネットを検索したら、いろんなグッズが販売されていることが分かった。 我が家の愛犬のパロが使っているグッズだけはお勧めしたいが、その他のグッズはお勧めできない。その製造販売業者が儲けるためだけのグッズだ。騙されて買わないことが愛犬のためになる。飼い主が騙されて購入すると、愛犬にとっては迷惑千万なグッズも販売されている。 犬服 犬服は夏の犬には有害無用だ。犬用浴衣などと称して販売している物も同様に有害無益だ。上記のように、犬はメキシコ原産のチワワ以外は寒さに強く、暑さに弱い動物だ。その犬に夏に服を着せている飼い主は犬の習性を理解してない人だ。犬に浴衣を着せて、花火大会に行ったと自慢げにブログに書いてある飼い主がいる。飼い主の見栄で愛犬が酷い目に遭っていることに気づいてない。犬は熱中症で倒れても、飼い主には小言を言わないことがわかってない。詳細は次の随想にある。熱中症の危機!浴衣や洋服を着せられた愛犬 酷暑に見栄や趣味で動物虐待! 別の観点から言うと、すべての動物に服は無用だ。似合わない。違和感がある。動物園の動物にいろんな洋服を着せたら、世の指弾を受けるだろう。自然ではないからだ。その例外は、猿回しのサルだけだ。ご自分の飼い犬が見世物だと思っている人は服を着せるのも良いだろう。ハイ。 犬靴 犬靴は、犬服よりも更に有害無益だ。犬の習性を理解してない業者が、自分が儲けるためだけの理由で屁理屈をこねて売り出している有害無用な商品だ。道路のアスファルトは真夏には高温になるので、犬には靴を履かして歩かせた方が良いと宣伝広告している。無知とは実に怖いものだ。たとえ、靴を履いていても、真夏のアスファルト道路で犬を歩かすと、間違いなく熱中症で歩行困難になる。その詳細は次の随想にある。犬に靴!?熱中症で死ぬことも! ペットウォター ペットウォター(飲料水)は有害ではないが、無用だ。犬は人のように発汗では体温調節はしてないからだ。息で調節している。愛犬の息が荒くなったら要注意だ。犬にも塩分は必須不可欠だ。獣医の中には犬に塩分は有害だと主張している輩が多い。その一方、塩分入りのペットウォターを販売している業者もいれば、それを勧めている動物病院もある。犬に関することは矛盾していることが平然と罷り通っている。変な業界だ。愛犬に人と同じ食べ物を食べさせているなら、塩分を別途補給する必要は無い。愛犬に酷暑の炎天下での「野良仕事」のような過酷な運動をさせているなら、話は別だが。 クールマット ネット上で販売しているクールマットは、その素材が明記されてない。原料不明な商品にはインチキ商品が多い。このクールマットは合成繊維製のマットだろうから、特別に冷たさを感じるマットではないだろう。 メッシュマット このメッシュマットも素材が明記されてない。合成繊維製の単なるメッシュ(網)で作ったマットだろう。風通しは良いだろうが冷たさを感じて愛犬が愛用するとは思えない商品だ。無用の長物になる可能性が高い。 クールジェルマット クールジェルマットはウレタンスポンジにジェルを押し込んで作った物だ。ジェルとは、ゼリー状の物を言う。身近な例を挙げると、コンニャクや寒天などだ。水を多く含んでいるので、しばらくは冷たく感じるだろうが、その冷たさは長持ちはしない。 アルミボード アルミは熱伝導率が大きい金属なので、犬の体温がアルミに伝わりやすい。アルミボードの温度はすぐに犬の体温と同じ程度になる。つまり、冷たさは長が持ちしない。 天然大理石のボード 天然の大理石のボードは酷暑の夏には愛犬たちが喜んで愛用する熱中症対策グッズだ。天然の石は「暖まりにくく、冷めにくい」材質だ。つまり、蓄熱性が良い材質だ。 石焼き芋が美味しいのは、火で焼いた石で芋を加熱しているからだ。石は火で焼くと高温になる。その高温の石だけで芋を加熱すると、芋は一定の温度でじっくりと均一に加熱される。直火だと、焦げたりして、焼けに斑(むら)ができるが、石の熱で焼くと斑が出ない。 この石焼き芋の焼き方は、石の熱容量が大きいことと、熱伝導率が小さいことを利用した調理法だ。太古の昔は最高の調理法だった。その調理法が石焼き芋に伝わっている。つまり、熱容量が大きい石は、熱をため込む能力が大きく、温度変化が遅い。また、熱伝導率が小さい石は、熱が奪われる速度が遅く、やはり、温度変化が遅い。別な言葉でいうと、石は熱拡散率が小さい。だから、蓄熱性が良い。 (熱伝導率÷熱容量=熱拡散率) そのことは、石を低温にしたときにも当てはまる。一度、石を低温にすると、なかなか温まらない。長時間一定の温度を保つ。 犬用の大理石のボードを部屋の風通しの良い場所に置いておくと、その場所の温度のまま愛犬に接する。愛犬の体温で温められるには相当の時間がかかる。言い換えると、愛犬はそのボードは冷たくて気持ち良いと感じる。愛犬のパロも愛用している。 その犬用大理石ボードは、入手先によって価格が大きく異なる。建築石材専門の業者が犬用にも転用して販売している商品は安い。犬用品の販売業者が販売している商品よりも少なくとも3割は安い。愛犬のパロが愛用している大理石ボードは、この下にリンクしてある建築石材販売店から購入した。その大きさは、パロの体の大きさを加味して、300×600×13mmの物を2枚選んだ。それを並べて置き、縦横60cmのボードとして使用している。 みのせき 石材販売 楽天市場 念のため付記する。この業者とブログ「愛犬問題」とは何の関係もない。商品を買っただけだ。良い商品で安いから紹介しているだけだ。ハイ。 関連随想集 熱中症は怖いぞ! その随想集 犬に服、浴衣、靴は有害無用! その随想集 ← トップページへ ボクの頭をなでてワン! 初めてあったワンちゃんたち 愛犬の正しい飼い方! 自然流で健康長寿! 獣医のワクチンや薬剤、避妊去勢は無用!
2016.07.03
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