私の根幹を支えて頂いた11人の恩人 0
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [3] <Renewal> <前回>優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ[2])前田「真夏であれば、 さしづめ『毎日熱いですねぇー』ですかね……。 そういえば、公式の会合などの挨拶の冒頭にも よく使われますねぇ。 本日は晴天に恵まれまして云々とか、 お足もとのお悪い中……とか……」阿武「そうそう、本格的な話や、会話を始める際のいわば 前置詞的な例としては極めて一般的ですね……。 落語とか、講談なんかでも『まくら』ってのが、 ありますね。(^-^) 慌てふためき焦って、対峙するなり本題に入ったり すると『突然やって来て藪から棒に何ですか……』 ……なんて、言われかねませんよね」前田「……ナルホド……そうですね。 間合い……が、要りますね…………」阿武「あとは、時と場所に応じて、色々と工夫をして、 『台風の被害はありませんでしたか?』……だとか、 『この暑さで何人か倒れたそうですね』とか……」前田「『どうも、これだけ雨が降らないと水不足の心配が 出てきているみたいですね』だとか…ですね(^-^)」阿武「そうそう、その日、その時の状況に応じて 脹らませて下さい……。気候は、自然でもあります。 太陽や、月や、星の話材も、時を得ておれば……、 良いものになるでしょう」 前田「なるほど、毎日の新聞とかも、そういう視点で読んで おくという事ですね? そうすると言葉が豊富になる……」阿武「前田さん、あなたとても良いセンスしてますねぇーー」前田「……えっ?」阿武「私が、やる事のイメージを話したら、 あなたは、もう、準備のイメージに入ってる……。 それはとても大切な事なんです」前田「…!!」阿武「……もう少し話を進めますとね……、 これは、この後説明するすべてのキーワードについて 言える事なんですが………………。 お客様と対峙した時に、こちらサイドから無理して、 話のイニシァティブを取ろうと頑張らないことも 大切なことなんです」前田「……!!」阿武「……話がうまく噛み合わなかった場合なんかに、 かえって引っかかってしまって、 話材が枯渇してしまいかねませんからね……」 前田「はぁ~~……そうは言われてもですねぇ……。 一対一で座っている場合なんか、 こっちがリードしないと座が白けて しまいかねませんよ……」阿武「ええ……確かにそういう場合もあります……ね。 まっ……相手の方にもよりますがね……。 ……できるだけお客様に喋って頂く工夫をすると良い でしょうね。 言い換えれば聞き上手になるということかな………」前田「聞き上手……デスカ?……難しいですね (ー_ー)」阿武「前田さん、勘違いしないで下さいよ。 こっちが営業を仕掛けに行っている訳ですから、 当然、本題に入ったら積極的に話す必要がありますよ。 当たり前ですね……。(^-^) ……ただ、本題に入る前の会話というのは、 例えていえば『相撲の仕切り』の様なものですからね。 『気を合わせる……』のが、最も大切になりますね」前田「……相撲の仕切り……ですか。 あれは気を合わせているんですね」阿武「昔……、相撲もラジオで実況放送してましたけど、 『気、合わずして仕切り直し……』ってのは、 アナウンサーの定番セリフでしたよ。 なんせ、制限時間なんてありませんでしたからね」 前田「ええっ!!仕切りの制限時間ってなかったんですか?」阿武「そうそう、お互いの闘う気持ちが一致してから、 立つってのが、相撲の基本でしたからね。 審判が……相撲の場合は行事さんですが……ゲームの スタートを宣言しない武道やスポーツって、 他には無いのじゃないかなーーー」前田「そう言われれば……そうですね。 『ハイ!始め!』とか言いませんね。 そうすると、中々気の合わない場合なんか、 延々と続いたんですね…………」阿武「ははははっ……もちろんです。 お客様との関係と似てるでしょう……? ははははっ……(^。^)」前田「……お客様があまり、喋られない場合とかは……」阿武「そうですね……。 反応も薄い……とかね……。 そんな場合は誰でも苦労しますよね…………。 まぁ、出来るだけ、こっちの話を質問形式にしていくと いう事でしょうかね……。 相撲でも、相手があんまり立たない場合なんか 眼や動作でけしかけていましたよ」 前田「……質問形式…?………尋ねるわけですか?」阿武「ええ『今朝は通勤時の雨、凄かったですねぇ。 お陰で、びしょ濡れになってしまいまして……』 なんて先に言うんじゃなくて『今朝は通勤時大雨でしたが 課長さん大丈夫でしたか?』等と、問いかけると 良いんじゃないでしょうか……」前田「あっ、なるほど」阿武「……すると、場合によっては、今朝の通勤時の大奮戦 の話が聞けるかもしれないし……、 また、課長さんのお住まいや、通勤手段などを知る事も できるかもしれませんよね……副産物として……」前田「ふーん、そういうことですね。 ……なるほど……。 それで『ハイ』とか『イイエ』とかしか、 返されないような、そんな場合には、 こっちから少し話を出すか、早急に本題に入るように 進めるかでしょうね………」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/11/24
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [2] <Renewal> <前回>優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ[1])阿武「ああ、丁度良かった……前田さん、取りあえずこれは、 私からの、栄転へのはなむけです」前田「えっ?阿武さんからぁ…… (^。^) 感激!!! ありがとうございまーす……。 ん……?……カード?」阿武「ええ、そこに印刷されている事、読んでみて下さい」前田「…… キ ド ニ タ チ カ ケ セ シ 衣 食 住……??」 阿武「そう……そうです。 (^。^) 名刺入れにでも忍ばせて使って頂けると嬉しいです……。 内容は今から説明しますけど…… 『木戸に立ち掛けせし衣食住』という風に 覚えて頂けると良いですよ……(^○^)」前田「阿武さん……なんかまるで、オマジナイみたいですね?」阿武「これはね、昔、或る営業のベテランが考え出したもので、 お客様との話題、話材のキーワードなんです……」前田「……話題の……?」阿武「そう……営業担当の人って、どうしても様々なお客様と、 話をするチャンスが多いですよね。 話す事が仕事の半分以上かもしれない……」 前田「ええ、特に私のような販売営業の場合は、 お客様の巾も広くて、多種多彩な方々とお話しを しなければならないようです……」阿武「客先を訪問して、仕事の話に入るわけでしょうが……、 よっぽど急いでいる時以外は、いきなり仕事の話には 入らないじゃないですか……」前田「……それはそうですね。 むしろ、こっちに時間の無い時なんか 『早速ですが……』って、わざわざ前置きして 内諾を得てから、 仕事の話に入る位ですから……ね」阿武「そうそう、そうですね。 (^。^) 我が国の商習慣では特にその辺りに、 なかなか無視できない重みがあります。 ビジネスの話に入る前…………、言ってみれば、 ウォーミングアップ的な会話の時なんかに、 このカードに書いてある事をキーワードのヒントとして 活用して下さい。 ……けっこうイケますよ」 前田「確かに……営業の時間的な効率からみますと、 無駄な会話の様にも感じられるんですが……。 信用とか信頼、親しみの醸成といった視点からは、 けっこう大切な時間なんですよね……」阿武「取り扱う商品にもよりますがね……。 その商品の働きや性能を、説明して理解頂くのに かなりの時間を取られる様なもの……、つまり、 お客さんにとって難しい商品、或いは非常に高額の物、 はたまたアフターフォローが重要な鍵になるような物。 そういうものは、商品というより、 その前に、販売会社や人物をチェックされるんです……」前田「……ホント、そうですね。 阿武さん……これ有り難いです。 けっこう、相手によって話を切らさないように しなければとか、何から話し始めようかなんて 戸惑うもんなんです……」 阿武「……ですよね。そんな時少しは助けになると思います。 会話として、比較的よく話される順番に 整理してあります。 営業活動以外でも、お互いの人間関係を円滑にする 助けになると思いますよ……(^-^)」前田「えーと、阿武さん、でも、これ、意味が…………?」阿武「あっ!失礼、失礼。説明しましょう。 ……まず、トップの『キ』は、気候のキです。 時候の挨拶という言葉があるように、もっとも ナチュラルな話材です。 つまり『良いお天気ですねぇ……』……とか、 『よく雨が続きますねぇ……』……とかね……」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/11/21
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [1] <Renewal>前田「こんにちは!! 阿武さん聞いて下さい! このたび念願の営業担当になりました!! (^。^)」阿武「(^。^) やぁ、こんにちわ。 ……らしいですねぇー。前田さん! 希望が叶って良かったですねー。頑張ってね!!」前田「はい!ありがとうございます (^_^) 頑張ります!」阿武「……しかし前田さん……あなたのその言葉使い……、 いつもながら清々しくて、なーんか良いですねぇ……。 営業の仕事には持って来いですよ……」前田「えっ……? (゜-゜ ) ……何が? (゜_゜ ) ……何でしょう?」阿武「いやー……、私もちょくちょく御社に出入りさせて貰って いますけどね。大抵こんな場合はね……、 営業に替えられたとか……、飛ばされたとかって表現を 使うじゃないですか?……人事異動の事を……ね」 前田「あっ、なるほど……そういうことですか……。(^。^) でも……私の場合は希望が叶ったんですから……。 そのまんまなんですよ(^.^)」阿武「それは、確かにそうなんでしょうが……。 やっぱりあなたの考え方っていうか、 姿勢の良さもあると思うなあ……。いつも前向きだもん……」前田「うーん……そんなもんですかねぇ……。 僕には当たり前の事ですけど……ね」阿武「御社の中を、あっちこっち動いていますとね、 色々な方の異動の話に接する事が多いんですよ。 でも、そんな場合に、前田さんみたいに 『何々担当になりました』っていう言い方をする人は 少ないですよ。 ほとんどいないと言ってもいいです……」 前田「だって、なりましたから……ね。 ふふふふっ……。 『そのまんま前田』です。 ははははっ……(^。^)」阿武「ははははっ……面白い。 前田さん、しつこいようですが、 厳密に言うと企業の中での話ですから、 営業部門への異動を命ぜられたんでしょう?」前田「はい、理屈っぽく言えば、それはそうなんですけどね。 しかし自分の仕事ですからねぇ……、 いちいち命令されたって言うのも、 ……なんかこう逆にピンときませんよねぇー……(-.-)」 阿武「……ウン、前田さんはそこが清々しいんだな。 私は好きですねぇ。 生き方に主体性を感じるじゃないですか。 ……飛ばされたなんていう言い方は操り人形みたいだし 嫌々異動した感じが……アリアリですもんね……」前田「ははははっ……いつもの阿武さん流の 『嫌ならば辞め給え』ですか? ……ははははっ……」阿武「いや、そこ迄言うつもりはありませんが………(^_^;)」前田「みんな、言い方が習慣になってるって所もあるんです けどね。まぁ……中には嫌々ながらって人もいます。 ……実際はね。 異動にも色々な形がありますから、 すべてが希望通りという訳にはいきません………」阿武「企業ですからね………。 みんなが満足ってのは、難しいでしょうね。 しかし、一度受諾したからには前田さんのように 清々しくあった方が、本人の精神衛生の為にも、 また友人や家族にとっても良いと思いますがね……」 前田「……確かに……。 ……でも人それぞれ事情もあるし性格だって、 違いますから……ね」阿武「確かにそうですね……。 会社の中で気持ち良く生きる、 ……或いはより良く生きて行くって……、 結局、自分の性格との戦いかもしれませんね」前田「……!」阿武「……そういった事が、前田さんは無理なくごく自然に できていて、素晴らしいと思いますよ……。 まさに営業という仕事に向いた、 姿勢ではないでしょうかねぇ……」前田「……ありがとうございます。 営業……志願兵ですから、気合を入れてやります。 わくわくします」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/11/17
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 視点・焦点(『負けん気』と『勝気』)最終章 <Renewal UP> <前回>視点・焦点(若い者は年長者より優れている)大多「知識は一つの情報ですが、 その情報の質、量、伝達スピードと、どれをとったって、 過去と現在とでは比べようが無いくらい進んでますよね」唐知「脳の進化も全体的には、早いんでしょうなぁ」大多「今の若い人にそういう認識がありますかねぇ。 ……なぁ、備前くんよ……」備前「眼からウロコ…………でありまーす。ヘヘッ……(>_<)」大多「しかし、まぁ……えらく神妙だな……備前。 負けん気の強い備前にしては珍しい……」備前「ヘッヘッヘッ。( ̄ー ̄) 自慢じゃ無いけど『負けん気』じゃ誰にもヒケは とりませんからね………(^-^)」唐知「ヘェー、備前さんは、負けん気が強いんですか?………」 備前「あっ、(ー_ー) いやーな予感………………」唐知「大多さん……、負けん気の強い人と一緒に仕事をする時は 気をつけた方が良いですよ……(^。^)」備前「ほらっ、来た、来た…………(-.-)」大多「じゃー唐知さん、まさか、負けたいと思う人の方が 良いということですか……? (^○^)」唐知「いえいえ、とんでもない。そうじゃありません。しかし、 どちらかといえば攻めるときは『勝ち気』な人を 起用した方が良いかもしれませんね……」 備前「えっ……?『勝ち気』……? 『負けん気が強い』のと一緒じゃないですか。 ………また、またぁ……(^。^)」唐知「それがね……(^ム^)微妙に違うんですよ。 備前さん、あなた、負けたくないんでしょう……?」備前「そうです。 どんなことがあっても負けたくありません」唐知「じゃあね……。 勝負しなけりゃいいんですよ…………。 勝負しなけりゃ、勝ちも無いかもしれないけど、 負けも絶対にありません。 …………絶対負けません」備前「………!」 唐知「勝ち気な人は、勝ちたいから、 ほとんど勝負を避けることはありません。 勝負しないと勝てないからね……」備前「………………?」唐知「備前さん、あなた、9勝1敗と、10勝15敗の どちらに高い価値を見出しますか……?」備前「そうですねぇ……。 やはり、9勝1敗の方ですねぇ。 勝率が、抜群に良いですから…………」唐知「そうでしょうね。負けたくないんだからそのはずです。 でもね、勝ち気な人は勝ち星の多い方に価値観を見出す 例が多いんですよ……。 小さい子供と相撲をとったことがありますか? 負けても、負けても、何十回負けても仕掛かって来る、 それも泣きそうな顔してね、それで、可哀相になって、 一回だけ負けてやると、勝った勝ったといって、 まるで、全ての勝負に勝ったかのように喜んで、 自慢する子がいるでしょう? あれは勝ち気な子ですよ。 とにかく、何回負けたかよりも 勝ち星に興味が集中するわけです……」 大多「でも、一般的にはその二つのタイプは 見分けがつきにくいですねぇ……」唐知「ええ、……確かにそうです。 ただ、勝ち気な人は、負け過ぎるキライがありますから、 その辺を注意して、勝負の開始そのものに ブレーキをかけなくてはいけない場合があります」備前「負けん気の強い方は?」唐知「事前に『危ない、負けそうだ』と予知した勝負に関しては やらない傾向があるようですね……。 やらなければ、負けずに済むわけですから……。 案外……優秀と言われている人にこのタイプが多いので 注意する必要があります。 『この勝負は、やらないことに必然性がある』といった、 理論武装にその優秀な頭脳を使い込む傾向があります。 そんな時は、後ろからポーンと背中を押して、 勝負に向かわせる必要があります。 もちろん、やるべき勝負の場合ですがね………」 大多「……どうだね。備前君」備前「うーん…………………。 自分のことは分かりませんね。 でも確かにそういう連中はいますねぇ…………………」大多「……ひとつの人間の特徴だから、良い悪いというよりも、 『持ち場、持ち場で、持ち味を……』ってことかな」備前「…………でしょうね……」大多「話を戻しますが先程唐知さんが言われた、 SEへの応援歌は、まさにその通りですね……」 唐知「えっ?……ああ、そうですねぇ……、 繰り返しになりますが……、 システムエンジニアもエンドユーザーに対して、 極めて的を得た、本質を突いた問題提起が出来るように なっていったら、より質の高い良い仕事が 創造出来るのでしょうね。 …………又、本人もすごく成長するでしょう……。 そして仕事が、もっと、もっと面白くなるのかも しれませんね…………」大多「……そうなると素晴らしいと思います。 我々も心して進まねば…………。 今日は長時間、どうもありがとうございました」唐知「いや、いや。どうせ、毒舌唐知の独断と偏見ですから 聞き流して下さい。 モヤモヤのときほぐしに、少しでも役に立てば幸いです。 じゃー、又、お目にかかりましょう」 <完> ※ 長い間のご愛読ありがとうございました。 m(__)m 『問題提起』という名の落とし穴 に ご用心!!人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/11/14
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 視点・焦点(若い者は年長者より優れている) <Renewal UP> <前回>視点・焦点(的を得た質問は相手をクリエイティブにする)備前「もぅ………馬鹿にしないで下さいよ。<`ヘ´> 我々SEにとっても興味深い話だなぁと思って聞いていた ところですから…………」唐知「そうですねぇ…………。 考えて見れば、システムエンジニアも、 エンドユーザーに対して極めて的を得た問題提起が 出来るようになっていったら、もっと質の高い、 良い仕事が創造出来るのかもしれませんね。 又、本人もすごく成長するのかもしれません。 そして仕事が、もっと、もっと面白くなるのかも しれませんね…………(^。^)」大多「全くです。的を得た質問が出来るようになっても……、 それだけでも素晴らしい事です……」備前「うー--ん、やっぱり先輩達は違うなぁ……。 こりゃー、何年たっても叶いそうにないや……((+_+))」大多「そんな事はないよ、備前……。 若い方が年長者より優れているに 決まってるじゃないか……(^。^)」唐知「大多さん!!! (゜_゜ ) いやはや、いやはや………(^。^) (^○^)」 大多「何ですか?(>_<)唐知さん大声で……! びっくりするじゃありませんか……(゜-゜ )」唐知「いゃー、あなたは素晴らしい!!! 実に良い事を言いますねぇ…………」大多「…………?」備前「もう……、後輩に向かってお世辞はやめてください……。 そんなありもしないことは言って頂かなくて結構ですよ。 ほんとに……………」大多「……ふふふふっ ( ̄ー ̄)」備前「……何を言われるやら……。(ー_ー)!! 我々はいつも……、職場でも、飲み屋でも、 先輩、上司にやられっ放しというのが、 厳しい現実ですから……。 まぁ…………若い奴は、とうてい勝てません……。 未熟でございます…………ふぅぅ (;一_一)」 大多「そうーか……。ふーーーん……。 じゃー、やっぱり年長者の方が優れているか………。 なーるほどな。 しかし、まぁ、考えてみりゃー変な話やなぁ……」唐知「大多さん何が変だと言われるんですかな……。(^。^) ふふふふふふふふっ…………(^.^)」備前「…………? (゜_゜ )!」大多「備前が言っている事を、逆さに表現すりゃ、 若い方が劣っているという事でしょう。 ……ということは、総合的に見て人間の歴史は、 年を重ねるほど悪い方向に向いていくという事に なりますよね……。 ところが、それがそうなっているようには 見えないんだよなぁ。 けっこう、発展してきてるんだよなぁ……。 人類は……。 昔から……」 唐知「ふふふっ……以前は若い人が優れていたんでしょう。 備前さん達の代から、どんどん、どんどん悪くなって いくという事じゃないですか……。 ねぇ……。 はっはっはっは…………(^○^)」大多「どんどん、どんどん悪くなって、 果ては滅亡するということか……。 案外、そうかもしれませんねぇ。 いや、ほんとに……。 ふふふっ……。 …………うーん、ほんとにそうかもしれんなぁ」備前「わかりました。 わかりましたよ。 もう勘弁して下さいよ。 もう……ご両人共きついですねぇ…………」 唐知「まぁ、年長者は年の差で勝つことが出来たり、 勝った様に見せることも出来ますからね……。 年の差というのは主に経験の差ですから、 経験をベースにしたテーマなんかでは圧勝ですかな」大多「いえいえ、確実に知的能力で勝つ場合も結構多いですよ。 ケースバイケースといったところでしょう。 ……また、人にもよりけりですね。 あっ、すみません。 これは当たり前の前提でしたね。どうも……。 ………………スミマセン」唐知「いや、分かってらっしゃれば良いですよ………」大多「若い人と話している時に、時々ふぅ~と思うんですが、 自分が彼くらいの年齢の時よりも、 断然しっかりしているなぁと感ずる時がありますよ。 ……でも、わざわざそんな事を口に出すわけでもないし、 黙ってりゃ現時点の蓄積差で何とか出来ますからね。 備前には、そこんとこが分かってないということか……」 備前「ふぅー………。 まぁ、はっきり言って謙遜もあるんですけど…………。 よーーーーく、分かりました。(ー_ー)」唐知「人類は言葉や文字を使って、 経験を蓄積して後世につないできたのが凄いですね。 今の日本人はこの世に誕生してから17~8年で、 微分積分の概念を理解し習得することが出来ますね……」備前「…………?」唐知「ところがこれを経験則だけでいくと、たとえば、 神武天皇から数えても、……西暦で数えたって、 何千年もかかってるんですからね…………」大多「…………!」唐知「現代は、蓄積されてきた財産を使って、 たった17年ですよ……。 こと程左様に新しい人類の方が過去の経験の蓄積を使って どんどん優れていかなきゃ嘘ってもんですよ」 大多「知識は一つの情報ですが、 その情報の質、量、伝達スピードと、どれをとったって、 過去と現在とでは比べようが無いくらい進んでますよね」唐知「脳の進化も全体的には、早いんでしょうなぁ」大多「今の若い人にそういう認識がありますかねぇ。 ……なぁ、備前くんよ……」備前「眼からウロコ…………でありまーす。ヘヘッ……(>_<)」 <新章に続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/11/10
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 視点・焦点(的を得た質問は相手をクリエイティブにする) <Renewal UP> <前回>視点・焦点(上司との議論に・負けてはならない[3])大多「唐知さん、今日も色々とありがとうございます。 反省も含めて考えさせられるお話しばかりです (^_^;)」唐知「まぁまぁ大多さん、いつもの独断節ですから………。 ところで大多さん……。 先程、私、良い問題提起は質の高い解を導き出す、 といった意味の事を話しましたけど、 先輩、上司との付き合いの中でも、 良く体験する事じゃありませんか……?」 大多「えっ、どういう事でしょう…………?(゜_゜ )」唐知「あのね……、 何故だか理由は……よく分からないんだけど、 その方と話をしていると……自分の頭の中がすっきりと 整理されてきて、様々な新しい発想が浮かんで来るという 経験はありませんか」大多「…………」唐知「上司の方との間ではもちろんですが、 ユーザーとの間でも十分起こり得る事ですよね」大多「相手の方の言葉に、触発されるといったような事 ですかねぇ……?」 唐知「ええ、もちろん、そういった事もあるでしょうね。 また、不思議な事に、相手の方が発する質問に次々と、 ただ無心に答えているだけで、 自分の中の未だ未整理の混沌としたものに、 ある種の秩序が生まれてきて、 知らず知らずのうちに頭がすっきりしてくる…………、 そうすると、次のステップの思考に移れると いうような事ですよ。 ……まぁこのぅ、 自分がですね、創造的になれるという訳です。 ねっ、経験あるでしょう?」大多「…………!!」唐知「………無ければ……大多さん、 相当に人間関係が貧困と言わざるをえませんよ……」大多「アリマス、アリマス、あ・り・ま・す………。(^_^;) まいったなぁ。 こりゃ、なんだか、脅迫されたみたいですね…………。 確かに、ありますよ。 私の場合、そういった方を、心の中で、 師と仰いでいるようです……」 唐知「なるほど……師とねぇ……。うん……。 先生ですか……。 良く分かります……。 素晴らしく聡明な人というものは、 実に効果的な質問をしてくれますよね。 まさに、言葉の中にキーワードが溢れている訳です。 本当に良い先生に巡り合った気分ですよね……」大多「時には、同僚や後輩との間でも、 こんな経験をした事があります……」唐知「なるほど、そうですか……。 大多さんは、相当に頭が柔らかいですね……」備前「僕は、固いですか?」唐知「いえいえ、そんなことは言ってません。(^-^) 書物や、雑誌や、ラジオ・テレビ等の中にも、 人が棲んでいるわけですから、そういう人達との間でも 同じ様なことが起こりますね。 結構、日常の事として、身近にそんなチャンスが ありますから、目を皿にしたり……、 耳をラッパにしておきませんとね……」 備前「うーん………………、なるほど」大多「備前!えらく神妙やなぁ。珍しいこっちゃ……( ̄ー ̄)」備前「もぅ………馬鹿にしないで下さいよ。<`ヘ´> 我々SEにとっても興味深い話だなぁと思って聞いていた ところですから…………」唐知「そうですねぇ…………。 考えて見れば、システムエンジニアも、 エンドユーザーに対して極めて的を得た問題提起が 出来るようになっていったら、もっと質の高い、 良い仕事が創造出来るのかもしれませんね。 又、本人もすごく成長するのかもしれません。 そして仕事が、もっと、もっと面白くなるのかも しれませんね…………(^。^)」大多「全くです。的を得た質問が出来るようになっても……、 それだけでも素晴らしい事です……」 <新章に続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/11/07
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 視点・焦点(上司との議論に・負けてはならない[3]) <Renewal UP> <前回>視点・焦点(上司との議論に・負けてはならない[2])備前「いえね……、 『言いたい時に言いたい事がきちんと言えて、 なお且つ決して角が立たない』 と言われる様になれって、 しょっちゅう大多先輩に言われているんですけど………」大多「はははっ……、結構言いたい事言ってる方じゃないか? ええっ!!備前……(゜_゜)」唐知「……って事は、角が立つわけだ…………。 ねっ……。(^。^)」備前「実は……それと、逆なんですが………、 相手を尊敬するとなかなか本音の意見が言えませんねぇ。 全部自分の考えの方が劣ってる様に感じますからね……」大多「……なるほど……」備前「でも、一般的に考えたら、 誰だって素晴らしい先輩や上司のこと、 尊敬しますよねぇ……」 唐知「うーん………、きわどい問題提起ですねぇ。( ̄ー ̄) 上の方を尊敬するということは、 健全な職場では普通に見られる状況ですもの……ネ。 ただうまく言えませんが……、『尊敬』の気持ちは、 同一の組織に所属していて、 且つ、同じ目的に向かっている場合には 『両刃の剣』といえるかもしれません……」備前「…………両刃の剣……?」唐知「ハイそうです。良い面と悪い面が存在するという事です。 考え様によってはあの『オーム真理教事件』も、 教祖に対する尊敬の念の異常な昂揚が生み出した悲劇かも しれませんものね。 ……いえ、誤解しないでくださいよ、尊敬する事が悪いと 言っているのでは決してありませんから……」大多「それはわかっています。でも唐知さん、 いつになく今日は表現が柔らかいですねぇ……。 いつもは、ほとんど断定的にものを言われるのに……、 今日は『感じる』とか……『しれない』とかが 目立ちます……」 唐知「うーん、かもしれません……。 あっ、また言いましたね。(^。^) はははっ……かなり深くて、そして大切な問題について 話をしているからかなぁ…………(-_-)」備前「唐知さん自身は、 『尊敬の問題』をどう処理されているんですか? 」唐知「……そうですねぇ……。共通の目的に走っているとか、 共通の利害があるとかの関係の方は、 絶対に尊敬しない様に心がけています……。 私自身の、コンサルという仕事柄もありますが、 自分の任務を全うする為でもあります」備前「そんな事が、実際に可能なんでしょうか……?」唐知「いやいや……どうして……、 極めて難しいですよ……。 感性の範疇の事ですからね……。 うーん……と唸って尊敬しちゃうわけですからね……」 備前「…………ですよねぇ……」唐知「……まぁ、その様に一生懸命努力しているという程度に 解釈して下さい。 言い換えれば、知性の力で自分の感性をチェックする クセをつけているというような事です。 うん……、そう言った方が正確でしょうかねぇ………」備前「相手の方の欠点とかも……真剣に見るんでしょうね……」唐知「……素晴らしい方だ……と、ピリピリッときたら……、 できるだけ、その方の短所・欠点を探す様にしています」大多「逆にですよ……。 尊敬できないような人とは真剣に付合いたくない、 といった感覚もあるわけですから、 こりゃー大変なことですよ……」唐知「まぁ、そういった微妙な関係の方に対しては…………、 好きになってしまうことですよ……」 大多「……好きになる……?似たようなものですね」唐知「……似て非なるものがあります……。 好きな者同志なら喧嘩だってしますよね。 自分の我を張る場合も、もちろんあるでしょうが、 相手のことを思うあまりに、してしまう喧嘩もあります。 喧嘩が出来ればチェック機能は働くんですよね……」備前「……一応、戦いですからね…………」唐知「上の人が、万が一間違った道を選ぼうとしている場合など 敢然と突っかかっていけますからね。 その事が、たとえ決定打にはならないとしても、 抑止力としては働くでしょうからね……………。 まぁ、なんですねぇ。 尊敬している人とは喧嘩できませんものね…………」大多「…………フム……」 唐知「…………そうか……そう言えば…………私は、相手と 喧嘩出来るかどうかで『尊敬』と『好き』を区分している ようだなぁ………。 確かに……。 今、わかった…………。 うーん……良い質問をありがとうございます」大多「なるほど……好きになれ…………か」備前「面白いですね。なんとなくわかりますよ……」唐知「私が、こんな風に難しく言って、こだわっているのも、 下の者が上の人と対等感のある議論をして、 テーマの曖昧さを正す必要があるからです。 実際に、あちこちで見られる現象です。 さて、この話は、この位にしましょうか……(^。^)」 <新章に続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/11/03
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 視点・焦点(上司との議論に・負けてはならない[2]) <Renewal UP> <前回>視点・焦点(上司との議論に・負けてはならない[1])大多「唐知さん、 下の者はトップから話を聞く時に、 先入観があるんではないかと思うんですが……」唐知「フム……先入観ですか? ( ̄ー ̄)」大多「はい、つまりトップの言う事に対して最初から 『どうせこういうことだろう』と決めてかかっていると いう面があるような……。 私は現在トップではありませんから類推ですが……、 トップもその辺りやりにくいんじゃないかと 思う事があるんですよ……」 唐知「……確かにありますね。 これも部下の持つ、いわゆる警戒心のなせる技でしょう。 親子の間でも似たような事ありますね。 ……厳しいようですが、上の方が対策すべき課題ですね。 下の者の持つ遠慮や恐怖心をどのように取り除くか……」大多「部下にも問題ありますね。 結局のところ曖昧に聞いて、持ち返ってから、 ああじゃないこうじゃないって類推して、 結果……外れて、パー……。 そして怒られる……。てなこと…………。 まったく、骨折り損のくたびれ儲けってヤツ……」唐知「あのね……、これは大事なことですから……、 あだやおろそかに…聞かないようにして下さいよ。 ふふふふっ…………(^.^)」大多「えっ(゜_゜>)……さて、何でしょう?」 唐知「あのね、上という字には下に一棒『床』があるでしょう。 だから、下が良く見えないわけですよ。 一方、下とゆう字は上に一棒『天井』があるから、 上がほとんど見えない訳。 上と下とが話す時は、『中』の気持ちになって 話さなきゃね。 中という字は、棒が上下に突き通っているから、 よく上下の意志が疎通するという話…………」大多「ははははっ……これはなかなか(中々)面白い……」備前「はははは……、これは使えますね。 今度係長に報告する時は、先にこの話をしてから 報告する事にしよう……。 はははっ……」唐知「まぁそういった事ですから、色々難しい状況の中で、 まず担当スタッフが、しっかり踏ん張らなくては いけません……」大多「上位の方の権威や権力に対し、遠慮したり……、 理不尽に負けたりしないように……ですね」 唐知「そうです、そうです。 そういう負け方をしたんじゃ意味がありませんからね。 ……課題が具体的になるどころか、 ……不正確になってしまったり、 客観性の乏しいものになってしまいかねません」大多「唐知さん、その為にも、普段からのTOPとの コミュニケーションがとても大切なんですよ……。 仕事と割り切って、ちゃんと意見具申ができるような 関係を、作っておかなくちゃなりませんから……。 言い換えれば本物の信頼関係を持っておく必要が あるわけです…………」唐知「ほうー……、大多さん、なかなか深い所を突きますねぇ。 ………さすがだ……。 今、言われたことはとても大切な事です。 コミュニケーション作りという目で見たら 酒の席なんか決して馬鹿にはできないんですよ……」大多「……全く、そうですね……」 唐知「一般的にもいえることですが……この課題は、 なるべく感情を交えず……相互に虚心坦懐にクールな 議論がやれるかどうかが、ポイントですよね。 それが結果の良し悪しの分かれ道でもあります」備前「ちょっと、耳が痛いですねぇ……」唐知「うん……?……どうしました?」備前「いえね……、 『言いたい時に言いたい事がきちんと言えて、 なお且つ決して角が立たない』 と言われる様になれって、 しょっちゅう大多先輩に言われているんですけど………」大多「はははっ……、結構言いたい事言ってる方じゃないか? ええっ!!備前……(゜_゜)」唐知「……って事は、角が立つわけだ…………。 ねっ……。(^。^)」 <続>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/10/31
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 視点・焦点(上司との議論に・負けてはならない[1]) <Renewal UP> <前回>視点・焦点(正しい答えより・・実行できる答え[4]唐知「例外は当然です……。ただ言える事は、 企業の第一線の運営に関する問題解決というのは 『実行可能な道順を提示する』という事であって、 論理的に正しい答えを並べ立てても遠回りにしかならん、 ……という事を教えてやらなければいけませんね。 そしてその道順は、誰でもない自らが 設計すべきものだという事もですね……。 ……設計ですよ。 設計です。……描くのとは違います」大多「うーん……。 唐知さんが言いたい趣旨は、分かるような気がします」唐知「まぁ昔から、私の話は独断と偏見だと、 言われていますから、何事も、そういうケースが多いと いう程度に理解しておいて下さいな……。(^-^)」大多「……ユニークさを理解できない人たちが、 独断とか偏見とか云うのでしょう。 私は面白い切り口としてお聞きしていますよ。(^_^)」 唐知「それは有難い……。(^。^) 確かに、大多さん、貴方が先程指摘された様に、 企業内の評論家タイプの人達に対して、 色々と教えると言ったって空しい事かもしれませんね。 元々、人の生まれ持つセンスの問題かもしれませんしね」大多「さわさりながら……、 会社としては、あらゆる要員を戦力化する事も、 大切な事のひとつですから…………」唐知「まさに、その通りですね!!(^。^) 提起された問題の中身を、能力のある人達がよく吟味して より正確な表現にする。……そうする事によって、 実効性のある答えが出て来やすい様な……、 そんな仕事の場面にセッティングしていく事が、 非常に大切なんでしょうね…………。 ……ねぇ……備前さん、いかがですか?」 備前「えっ。(゜_゜>) はい……確かに……言われる通りだと思いますよ。 そういったリーダーシップをとりたいですね。 会社の中に棲んでいる評論家的人達の数は、 それほど多くは無いのかもしれませんが、 何といっても彼らは論客を自認している場合が多い ですから、周りが振り回されてしまいがちです。 何ともまぁ、みっともない話ではありますがね……。 今、唐知さんが言われた事には……含蓄があります」唐知「しかしねご両人さん……。 この事は『言うは易く行うは難し』で、 別の面で相当の労力と知恵と勇気を必要とされる事が 多いと思っています」大多「えっ?『テーマの具体化』がですか?…えー? それは、また、何故?…………デスカ?」唐知「特にですねえ、特に問題や課題の提起者がTOPである 場合には顕著です。 大体においてそういう立場の人は、大まかな言い方を するのが常ですよね。 方向だけを示すといった…………」 備前「…………!」唐知「……テーマの具体化という作業は、 かなり突っ込んだ議論が要求される仕事ですが、 その突っ込んでいく過程で、 TOPのプライドや『面倒くさい』と思う気持ちと 戦わなければならなくなるケースがあります。 はっきりいって、やや、感情的になり易いキライが あるわけです……」大多「それでなくても、TOPクラスの方に対しては 質問がしにくいですからね…………」備前「あんまり、聞き返しますとね、こちらの理解力を 疑われるんじゃないかと……、 警戒したりするんですよね。上からは常に能力を 判定されていると考えますからねぇ……」 唐知「そういう気持ちが働くのが通常でしょうね。 特に、優秀な上司だと、まるで見透かされるような気が すると言う人もいます。 しかし優れた上司ほど部下の持ち味を見出して、 適材適所に生かしていきたいと思っているものです。 善し悪しを云々というよりも、 部下の持つ特徴や色合いを見てるんですけどね。 ……まぁ、下とすれば錯覚しますよね」大多「蛇に睨まれたカエルの様なケースだってありますよ……」唐知「ははははっ……。(^。^) 私のコンサルとしての経験から言いますとね、 面白いことにですね……上の者の説明の仕方が悪いから、 聞いている下の者が分からないというケースが、 実際には結構多いんですよ……」大多「……!!」唐知「特に、その上司特有の言葉と、非常にユニークな 言い回しで話す人に、顕著にあらわれます……。 また、やたら話の中にカタカナが多い人もわかりにくい ですね……。概念を共有しにくいですからね。 例えば、『プレッシャー』という言葉。 話している局面、局面で、日本語で表すと 『緊張~恐れ~ヒビリ』など、多種多彩になります……。 大和言葉で喋って欲しいと迄は、言いませんが、 ……せめて漢字かひらがなで喋って欲しいですよね……」 備前「ヤマトコトバ…………? 」唐知「ああ……聞き慣れないですか? ……万葉集等で使っている言葉とでもいいますかね……。 分かり易く言えば………。 漢字の音読みを除いた訓読みの世界に近いかなぁ……。 備前さんは若いから違和感があるかもしれませんね」備前「ええ、初めて聞きました…………」唐知「学校(ガッコウ)と言わずに、……マナビヤ。 道路(ドウロ)と言わずに、……ミチ。 生活(セイカツ)と言わずに、……ナリワイ。 結局(ケッキョク)の代わりに……ツマルトコロ。 武士(ブシ)の代わりに、……モノノフ。 微笑(ビショウ)の代わりに、……ホホエミ。 これはちょっと違ったかな……。ははははっ……。 まぁ、こんな感じですよ。 ここまでは要求しません…」備前「………なるほど………」 <続>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/10/27
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 視点・焦点(正しい答えより・・実行できる答え[4]) <Renewal UP> <前回>視点・焦点(正しい答えより・・実行できる答え[3]唐知「そう、人災です……。 適当に振舞って……課題を見て見ぬ振りをする人等は、 もちろん論外ですがね。 『テーマの曖昧さ』にこそメスを入れるべき局面で、 その『曖昧な舞台』が大好きで『抽象』という名の 扇をかざして、やたら華麗に踊りたがるクセの人が いませんか……? そういう人には十分に気をつけなくてはいけませんよ」大多「『華やぎ流』の踊りですか。ははははっ……。(^。^) 今言われたように、解決策を実施に移すプロセスが、 全然見えない答えを、いつも出してきて、 平然としている連中は確かに存在しますよ。 大体において、心構えとか方向性とか、あるべき論が、 とうとうと謳ってありましてね、 俺は素晴らしい答えを出したんだから、 後は実行できない連中が頭が悪い……なんていう顔を してますよ。 逃げ回っている人よりは少しはましなんでしょうが……」備前「うーん……しかしですね……大多先輩! 我々のような技術系の仕事の職場では、 今言われている様な責任の曖昧さは、 ほとんど見受けないですよ」大多「……」備前「仕事の性格上の違いなのかなぁ……。 まぁ、管理系の仕事の分野にそういう人が多い様に 感じます…………」 大多「うーん。そうかなぁ………………。 うーん…………、まぁ、確かにその感はあるかな。 しかし唐知さん、彼らが抽象的な解決策を模索するという やり方は間違いなんですかね?」唐知「いえ、全部が全部、そうとは言い切れない面もあります。 例えば、参謀本部的な部門ですね。 一般的には戦略企画部門とでも言いますかね。 そういった部門でのビジョン形成のプロセスだとか……、 構想計画を立てるプロセスなんかでは、 十分に存在するアプローチ方法ですから、 あながち間違った行動とは言えません」大多「フム……計画業務向きの手法なのかな……」唐知「……ただ、企業のラインの第一線の部門であれば、 ちょっと困りますねぇ。 きっと、良い結果に結びつかず、 問題は解決しないんじゃないですかね。 当然、良い評価もされないでしょう……」 大多「只、そういう連中を見ていると、 仕事の進め方うんぬんの問題というよりは、 何かこう本人達の性格というか、 長年の考え方の癖の様な……そんな気がしますがネェ。 それも、かなり頑固な…………」唐知「うーん……。 先程から何度も話しておりますように、 これは問題提起の仕方にも、おおいに原因がある訳です。 提起する方の罪と……、このままでは抽象的で駄目だと 見破れない罪とでも言いますかね……。 しかし、一方でですよ。一方で個々人の問題解決への、 取り組み方という面から見ると、多くの場合、彼らは 実業の世界を生き物として動態的に捉えていない、 むしろ統計手法をベースにした静態的分析論を好む きらいがありますね……」備前「しかし唐知さん……、 それは、どちらも大切なんじゃないですかね……」唐知「…………」 備前「……話が少しずれてません……? 流れや動きを読んでから答えを出すにしても……、 ある時点とかあるエリヤとかに絞って、分析するにしても ……大切なのは、対応策の具体性とおっしゃりたいんじゃ ないんですか……?」唐知「その通りです…………。(^。^) 大多さん、あなたは、なかなか油断ならない後輩を お持ちですね……。 今、備前さんが言われた具体性という言葉をですね……、 もう少し、唐知流に噛み砕くとしたら、 再三言ってますように『素早く実行に移せる策』と いう事でしょうね」備前「……(^-^)」唐知「社内にしても、市中にせよ、現場は刻々動いて いますよね。そして、その動きの一番底のベースの ところで人の持つ意志の力が大きな力を振るっています」 大多「……意志の……チカラ……デスカ?」唐知「そう……。 俗に言う『5W2H』ってありますよね。 『Who』『Where』『What』『When』『Why』 『How』『Heart』なんですが…………」備前「ええっ!!『Heart』……? 『How much』じゃないんですか?」唐知「ふふふふっ……、唐知流です(^-^) この『Who』と『Heart』なんて、 結果の良し悪しに対して、実に大きな影響力を 発揮しますよね。 つまり、『誰が』やるのかという事、 どんな『決意』でやるのかという事、 これらは問題を解決するのに極めて大きな 要件となります」 大多「!!……なるほど」唐知「例えば、営業や研究開発といった分野の課題では、 特に誰にやらせるかがポイントになる事が多いですね。 適正な人材を選び出す事が勝負になりますね。 こういった、数字やデータに出てきにくい要素を、 よく折り込んで考えなければならないケースも、 多いんですよね……」大多「確かに評論家的なタイプの人達は、 その辺が弱いという面はありますが、 例外もありますよ…………」唐知「例外は当然です……。ただ言える事は、 企業の第一線の運営に関する問題解決というのは 『実行可能な道順を提示する』という事であって、 論理的に正しい答えを並べ立てても遠回りにしかならん、 ……という事を教えてやらなければいけませんね。 そしてその道順は、誰でもない自らが 設計すべきものだという事もですね……。 ……設計ですよ。 設計です。……描くのとは違います」大多「うーん……。 唐知さんが言いたい趣旨は、分かるような気がします」 <次論に続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/10/24
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 視点・焦点(正しい答えより・・実行できる答え[3]) <Renewal UP> <前回>視点・焦点(正しい答えより・・実行できる答え[2]大多「むしろ、問題が複数の部門間にまたがっていたり……、 異なった部署相互に関係の深いもので、責任の所在が はっきりしないようなケースが、延び延びになって、 なかなか解決しないようですね……」唐知「大多さん、その認識は甘いですよ。 普通の組織ならそういう範囲も、ちゃんとカバーする 職位を作っているはずです。 ほら、総括とか調整とかいった、上長を補佐する 職位をね……。 あるいは、筆頭課長に位置づけるといった具合にね。 それも無い場合は、ひとつ上の共通の部門長の責任に なっているはずです」大多「うん……、確かに唐知さんの言われる通りかもです。 しかしですねぇ……、 それは会社の組織の運営をきちんと厳密に やっている場合の話のようですよ……。 実態は………といえばですね、組織はごくおおまかに 運営されていますからね。(^u^)」唐知「……!!」大多「『組織運営のコツは、 四角い重箱に丸いフタをする様なものが良い』 等と言う人もいる位です……(^-^) 隙間があるのが……うまくいく……という考えです。 解決策の質を問う前に、放ったらかしにされている 課題が、多いようですよ……」 唐知「…………うーん……大多さん。その言い方……、 局面によっては一理あるなぁ……。 確かに…………。( ̄ー ̄) しかし通常は企業では『信賞必罰』が大切な事ですから、 おおまかな運営ではなく、きちんと責任を全うするように しなければ……健全経営にならないと思います」大多「責任……ですか。 うーん、唐知さん、けっこう曖昧ですよ。(^-^)」唐知「困ったことに…………、 そうかもしれませんね。 問題解決の在り方を云々する前に、 問題が放置されることを防がなければなりませんかね」大多「ハイ……多分……」 唐知「徹底して責任を追及しないのは、 企業でいえば全て上層部の怠慢と言って 良いでしょうね」大多「……全て……ですか?」唐知「そう完全に……上の責任問題です。 考えてみて下さい。 賞も罰も上層部の権限で決めて、 それを実行に移すのですからね……」大多「……それはそうですが……」唐知「……実際に徹底した信賞必罰政策を実行しますとね……、 社員の士気が低下するといった副作用が起こったり、 人間関係のもつれ現象等が発生してくる場合があります」大多「……確かに。 『賞』に媚びたり、『罰』に怯えたり……」 唐知「これらを、上手に処理していく自信を持てない人達が 上層部に多い結果……徹底しないわけです。 ……逃げる上層部が多くなっています……」大多「………………」唐知「俗っぽい言い方をするなら、 『法律にゃー滅法強いが、喧嘩の仲裁は苦手』なんていう 人達が、結構上層部に座っている企業が多いですからね。 …………困ったことです……」大多「……うーーん」唐知「まぁ、堅苦しい組織論は横に置いて考えてもですね……、 身近で発生している問題に気付かない人がいるのは、 その種の能力がその人に不足しているわけですから、 それはある程度仕方ないでしょう。 そして、その人達は、多分その能力に見合った報酬しか 貰っていないはずです」 備前「…………!!」唐知「しかし……気付くレベルの人達は、上の方に居て、 当然その解決を期待されているはずだし、ちゃんと、 それに見合う報酬を受けているはずです。 だから『放置の罪』で糾弾されねばなりません! 問題の解決策等という以前の……課題です」大多「ひゃー……、厳しいなぁ唐知さん。……いつもながら」唐知「いやいや、どうも。 お褒めにあずかり光栄です……。 そして私が言いたいのは、その事が組織の責任であると 同時に、人災でもあるという事です。 いや、むしろ、人災のケースの方が多いかもしれないと いう事です……」大多「仕組みの問題というより……人災……ですか?」唐知「そう、人災です……。 適当に振舞って……課題を見て見ぬ振りをする人等は、 もちろん論外ですがね。 『テーマの曖昧さ』にこそメスを入れるべき局面で、 その『曖昧な舞台』が大好きで『抽象』という名の 扇をかざして、やたら華麗に踊りたがるクセの人が いませんか……? そういう人には十分に気をつけなくてはいけませんよ」 大多「『華やぎ流』の踊りですか。ははははっ……。(^。^) 今言われたように、解決策を実施に移すプロセスが、 全然見えない答えを、いつも出してきて、 平然としている連中は確かに存在しますよ。 大体において、心構えとか方向性とか、あるべき論が、 とうとうと謳ってありましてね、 俺は素晴らしい答えを出したんだから、 後は実行できない連中が頭が悪い……なんていう顔を してますよ。 逃げ回っている人よりは少しはましなんでしょうが……」 <続>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/10/20
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◆ ? 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 視点・焦点(正しい答えより・・実行できる答え[2]) <Renewal UP> <前回>視点・焦点(正しい答えより・・実行できる答え[1]大多「なるほど。野球でピッチングのコツをと問われて……、 バッターの打ちにくい所に、相手の苦手な球を投げれば 良い、なんて答えるようなもんだ。 ……答えでも何でもない。 政治家や、評論家の論法には……多いですね」唐知「大多さん乗ってきましたね。……面白い例えです」備前「……僕は、乗りが悪くてすみませんねぇ……(ー_ー)」唐知「いやいや……。まぁまぁ備前さん……(^。^) まぁ、こんな風に冷静に考えさえすれば、 変だと気付く訳ですね。 しかしですねえ…………、問題は……、 それなりの地位やキャリアの人が、 それなりの顔をして、 毅然とした口調で、 胸を張って言いますとね、 なーんか、凄い見識のように錯覚するから、 ……不思議なんですよ」 大多「……一種の暗示なんですかね? テレビで観る、xx専門家の中にその手の人が 居ますね」唐知「『売上高を伸ばすには』って、言われて、 『近在の経済圏の中で大手優良の顧客を絞り込み、 社が保有する技術との整合性を取りながら、 長期型の大規模案件を受注するようにしたら良い』 等と応えるのと同類ですね」備前「…………!!!」唐知「まぁ、言ってみれば諸悪の根源は、 問題の出し方そのものが曖昧なところにある訳ですから、 まずそこに気付くのが重要だと思います」 大多「……考えてみれば『売上高を伸ばすには』 というテーマに汎用的で実効性のある答があれば、 どこの会社もとうの昔に実行して成績を上げてますよね」唐知「ええ、そういう事でしょうね……。(^-^) 取扱っている製品、 その会社が保有している技術、 営業マンの実力、 その市場での競争力、 その時点の景気動向……その他、 どの要素をとっても、 ひとつひとつが大変な重要項目だし、 それぞれの事情によって、問題の色合いは大きく違う はずですよね。 色合いの違う物を沢山含んだ課題をゴチャゴチャにして、 抽象化しては解決は遅れるのは当たり前です…………」大多「うん、これは、よく分かるなあ……。 何年たっても、ちっとも前に進まない様な問題なんかは、 この範疇のものなんだな。 ……結構ありますねぇ。いつまでたっても、 問題だ、問題だって騒いでるヤツが……」 備前「要員不足の問題なんか、まさに顕著ですね。 人の数の面にしても、具備すべき専門性の面についても、 ちっとも前に進まない……。 人が欲しい、欲しいと言い続けるだけ………」唐知「同じ問題をですね、半年も叫んでいたらこれは大変です。 その問題が存在する事も勿論大きな問題でしょうが、 もっと大変なことは周辺の人間が無能という事でしょう。 気付いていて直さないというのは、気付かないより 罪だと思いますね」備前「これは厳しい。職務怠慢ですか……」唐知「そう『咎めてそれに倣うは、罪また甚だし』です。 それに、組織上解決する事を仕事として与えられている 人が必ず存在するはずです。組織内にね……」大多「うーん、しかし唐知さん、組織上で解決の役割が、 はっきりしているような問題は、解決が比較的前に 進んでますよ。任務を全うしないと叱られるという事が 分かっていますから……ね」 唐知「……」大多「むしろ、問題が複数の部門間にまたがっていたり……、 異なった部署相互に関係の深いもので、責任の所在が はっきりしないようなケースが、延び延びになって、 なかなか解決しないようですね……」唐知「大多さん、その認識は甘いですよ。 普通の組織ならそういう範囲も、ちゃんとカバーする 職位を作っているはずです。 ほら、総括とか調整とかいった、上長を補佐する 職位をね……。 あるいは、筆頭課長に位置づけるといった具合にね。 それも無い場合は、ひとつ上の共通の部門長の責任に なっているはずです」 <続>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/10/17
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 視点・焦点(正しい答えより・・実行できる答え[1]) <Renewal UP> <前回>視点・焦点(問題提起という名の落とし穴[4])大多「やや、耳の痛い面もありますなぁ……。 会社でも、よく見掛けますね。 しかし、そういう人達は大体において、 上層部からの評価は良い様なんだな……」唐知「さぁー、本当に良いんでしょうかね。 便利に利用されているだけかもしれませんよ」備前「便利に? 利用? 何ですか……? それは?」大多「備前お前、青いなぁ……。<`ヘ´>」備前「……(-.-)……ですか(゜_゜ )」大多「抽象的な問題提起と、それに対する抽象的な解決策の間で いわば評論家的に腕を振るおうとする人達が、 上層部から便利に利用されているのかもしれないと いう話…………唐知さん、感覚的には分かります……。 鋭いですよ。 さすがに……唐知さん……」 唐知「やっ……どうも……ありがとうございます。 大規模で安定している企業に多い現象ですね……。 全体的に『抽象的歓迎ムード』みたいな……。 抽象論を淡々と語りますと、とても偉い人に見えたり します……」備前「……(ー_ー)」大多「……ところでさっき言われた……簡単なものは 問題と呼ばないというのは、 どういう意味ですか……?」唐知「……だって大多さん、 それは日常の仕事そのものだからですよ……」大多「仕事そのもの…………と、申しますと……?」唐知「考えてみても下さい。 特にスタッフの日常業務ってのは、小さな問題解決の 連続なんですよね。 とりたてて、それを問題とは言わないだけでしてね……」大多「あっ……なるほど……」 唐知「一方で、本当にしっかり取り組んで解決を図るべき 大きな問題がありますね」大多「はい」唐知「言い換えれば、明らかにそれなりの規模の被害や損失に つながっているか……、又は……、 そうなる事が予測される様な問題です……。 これらの対応の仕方を勘違いしている人達が多いのには 本当に困ります……」大多「……勘違いですか……?(゜-゜ )」唐知「そうです。 だって、そういう人達はほとんどの場合に 『正しい答』を出せば良いんだと考えてるんだから 困るわけですよ……」備前「なっ、何言ってるんですか……。<`ヘ´> 『正しい答』で上等でしょうが? 間違った答でも出せって言うんですか?(-"-)」 唐知「(^u^)……勿論そうは言いません…………。 まぁ『正しい答』という言い方は言葉の上では、 もっともなように感じられますが…………、 これが実に紛らわしい表現なんですよね……」備前「一体どこが、紛らわしいんですか。 ……えっ?(゜-゜ )」唐知「備前さん……実業の……世界では………ですね。 『素早く実行に移せる答』を出しうるかどうかが 勝負じゃないですか? まぁ一歩譲って、素早くとは言わないにしても、 実行に移せる答が勝負です。 実業ですから……まぁ、当たり前の事ですけどね……」備前「……?」唐知「理論的に正しいだけでは答えとして未熟なんですよ。 また、抽象的で実行に移すイメージが湧いてこないもの、 それは答でも何でもないんですよ……。 小説家にでも任せる世界の話でしょう……」備前「………未熟?」 唐知「そう…………例えば『コストを下げるには』という、 極めて抽象的な問題提起があるとしますね……、 『要員の業務の生産性をもっと上げて、小数精鋭に 持って行き、且つ、諸経費を切り詰められる迄 切り詰めると同時に、コンピュータ機器等の資材は、 可能な限り安い物を調達する様にすればコストは 下がる』 等という答えは……全く困る訳です。 なんか……偉そうに聞こえるんですけどね」備前「ええっ……?どうしてですか? まさに、その通りじゃないですか。 ……どうも…………良く分からん……」唐知「これのどこが『答』ですか!! これは、答えでも何でもない。 ただ、問題を細分化しただけじゃないですか。 業務の生産性を上げるって……? そんな事当たり前ですよ。 部門長は日常的に取り組んでる事です。 実はどの業務のどこの生産性を、どうやって上げるかが、 一番難しい問題なんでしょう? ……まぁ、ことほど左様に呆れたことなんですよ……」 大多「なるほど。野球でピッチングのコツをと問われて……、 バッターの打ちにくい所に、相手の苦手な球を投げれば 良い、なんて答えるようなもんだ。 ……答えでも何でもない。 政治家や、評論家の論法には……多いですね」唐知「大多さん乗ってきましたね。……面白い例えです」備前「……僕は、乗りが悪くてすみませんねぇ……(ー_ー)」 <続>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/10/13
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 視点・焦点(問題提起という名の落とし穴[4]) <Renewal UP> <前回>視点・焦点(問題提起という名の落とし穴[3])唐知「そのテーマはですね、K政令指定都市の、 『道路の混雑を緩和するには』というものでした。 実は、これも先程話した踏切の話と似たようなもんで、 ……答は簡単なんです」備前「えっ……簡単ですかぁ?(゜_゜ )」 唐知「ハイ、簡単です。(^-^) 『混雑を解決しさえすれば良い』という事であれば、 東西南北、市街地区に入って来る方の信号機の、 青の点灯時間を短く、赤を長くして…………、 一方、出て行く方の信号機は、その逆で、 青の点灯時間を長く、赤を短くすりゃ……その内に、 自然と市街地の車の台数は確実に減りますよ」備前「…………(ー_ー)!!」唐知「………勿論、入って来る方の道路には、 延々と車の列が出来るのは当然ですがね。 ははははっ……。(^○^) 『混雑させたくない』という事だけを、 命題にするんなら車を減らせば良いんです。 ……極めて明快です(^-^)」大多「おもしろい発想ですね……。 上りと下りと別々に信号表示する訳だ……」 唐知「これは、ひとつの正しい答である訳です。 しかし、とてもじゃないが採用は出来ません。 なぜか? 人や物資の輸送という、重要な課題との絡みが あるからです。 ……車は、輸送機器ですからね」備前「輸送機器…………ナルホド」唐知「近年は車がレジャー用品だったり、装飾用品だったり、 またスポーツ用品だったり、生活のステイタス主張の 手段だったりと、面白いほど様々ですが……、 車の基本は輸送機器ですよ。 ……ねっ」備前「それに恋人ハントの道具だったり、 交際部屋だったりと多種多彩ですよ……(^-^)」 唐知「ははははっ…………。(^。^) でも、基本は輸送機器ですね。 だったらこの問題も当然の事ですが、 『混雑緩和』のみの問題ではなくなる訳です……」大多「……確かにそうです」唐知「市街地に車を大量に呼び込む物が色々とありますね。 つまり、人や物資が大量に集まる施設やエリアの場所を 移動させるといった事も考える必要が出てきます。 しかし、これは市民の利便性と深く関わっていますね。 また公共輸送と一般車両との関係、道路政策との絡み等、 総合的に解決を図らなければならないわけでしょう……」大多「…………確かに……」唐知「取組みの方法、そして検討メンバーの構成は、 全然違ってきますね……」 大多「つまり道路混雑は『現象』であって『問題』ではなく、 本当の問題は道路混雑によって発生してくる、 不都合の方にあるというわけか。 ……考えてみりゃ当たり前だ」備前「逆に混雑を生み出している違法駐車の問題等もあります。 これは市民が利便性だけ追いかけるから、 起こっている現象といえます……」唐知「そう、そう、ご明察。……不都合については、 そういった市民の便利な生活という側面も大きいかも しれませんが、消防車や救急車、パトカーなどの 緊急出動の際の問題なども見逃せませんね……」備前「大問題ですよ!!」 唐知「今日は、踏切の例と道路混雑の例を2つ上げましたが、 こんな例はいくらでもあります。つまり、私が、 ここで言いたいのは問題解決に取り組む時に、 提起されている問題そのものを解析する事が 非常に重要になる場合が多いという事です。 ホントにこの世の中には多い……。その為に、 その検討に要する費用や人手は膨大になっています。 大切なことは、解決すべきテーマそのものの、 具体化です!!」大多「……………具体化。……フム」唐知「ところがですよ、ところが…………。 えーと………、 ちょっと人の話に移っていって良いですか?」大多「どうぞ、どうぞ。 今日は色々な角度からのお話を、聞かせて頂きましょう」備前「……人の話って?」 唐知「さっきから私が指摘している 『抽象的なテーマは具体化しなければならない』といった 大切な事に気付こうとしない人たちがいます。 彼らは、逆に、抽象的問題提起と抽象的解決策の間で、 いわば評論家的に腕を振るおうとします。 そういう人達が、企業内に存在するのも事実です………。 心当たりありますね?」大多「ウッ……(>_<)」唐知「いえいえ、あなたの事を言ってるんじゃありませんよ。 ……大多さん……(^。^)」備前「それじゃー、僕のことですか?」唐知「はははははっ……。 どうですかね。自分で決めて下さい。 どうでしょう……、問題解決なんて簡単な事と 考えてる人達が身近にいませんか。 ……実は簡単なものは通常『問題』とは 呼ばないんですけどね…………」 大多「やや、耳の痛い面もありますなぁ……。 会社でも、よく見掛けますね。 しかし、そういう人達は大体において、 上層部からの評価は良い様なんだな……」唐知「さぁー、本当に良いんでしょうかね。 便利に利用されているだけかもしれませんよ」備前「便利に? 利用? 何ですか……? それは?」 <次論に続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/10/10
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 視点・焦点(問題提起という名の落とし穴[3]) <Renewal UP> <前回>視点・焦点(問題提起という名の落とし穴[2])唐知「仮に、仮にですよ、部品を神業的で絶妙な組み合わせに できたとしても……、設備を故障させない為の、 完璧な保全体制をとる事は至難の技ではありませんか?」大多「………!」唐知「特に、おびただしい数の踏切全部について、 完璧に実施する事など……、まず不可能でしょう……。 又、運転技術等の人的な面についても……、 『人には過失の可能性がある』といった事を、 完全に否定出来ない限りゼロにするなんて、 元々できる相談じゃないでしょう? 論理的には、踏切が存在する限り……、 そこに事故の可能性は存在し続けるのです……」 備前「ちょっ、ちょっと待って下さい。 宇宙ロケットの場合、特に人を搭乗させるロケットの 打ち上げについては、今、貴方が言われた事をクリア しているじゃないですか。 『ZD運動』は最初アメリカの航空宇宙研究所から始まった と聞いた事があります。 正に『ゼロ・ディフェクト』ですよ!!」唐知「フム……備前さん、よく知っていますね。(^。^) 航空宇宙研究所だったかどうかは覚えていませんが、 大体そんな所でしょう……。 それじゃ備前さん、当然、あの気の遠くなる様な膨大な 予算の事も知っていますよね……? ……アメリカの例で良いですけど……」備前「いえ……。あのぅ……。多額とは認識していますが……」唐知「あっ、そうですか…………知らない……。(ー_ー) かって世界の大国が競って宇宙開発を国策として推進し、 膨大な予算を注ぎ込みましたが……、 幾度となく故障が発生した事……、 事故になって国民の税から拠出した天文学的に高価な 機材類と……、……なによりも貴重な人命が 損なわれた事も忘れてはならないと思います……。 決して、ZD(ミスゼロ)は達成されたとは言えません」 備前「…………(-_-)」大多「それじゃ……唐知さんが先ほどから言われているところの 『問題提起』のおかしさというのは……?」唐知「だから『全国事故ゼロ』等と、 できもしない理想論を掲げるのではなく、 例えば費用をある一定額準備して、その金を有効に使って 踏切事故を『減らす』というような現実的な、 テーマの出し方に変えれば、 少しは良かったのかもしれませんね……」大多「うーん……。 人の命は地球より重い……といいますから……、 目指すとしたら、やっぱり『0』なんでは…………」唐知「あくまでもこれは『例えば……』の話ですよ。 このテーマはそんなに単純ではありません……」大多「……テーマの設定が変わる事によって、 検討内容がどういう風に変わってくると、 言われるんですか……? 唐知さん……」 唐知「大多さん……『目指すは事故ゼロだ!』と言った途端、 論議は進みませんよ。……だって、そうでしょう? つまり踏切そのものを無くしてしまう案以外の、 何がしかの案を提起する……その度にですよ……、 さほど結論に対する責任も感じていないリーダー達から、 『完全に事故は防げますねっ!』って念を押されたら、 引っ込めるしかしょうがないでしょう……。 だって『完全』は、元々無理なんだから…………」大多「それは……そうですね。 絶対!!と……、言われても……ですねぇ……」唐知「……ここでテーマを、只『減らす』と変える事によって、 それでは一体事故をどの位まで減らすのか……、 これから先、全国で何件迄は『無念だが…仕方ない』と 判断するのか。 …………といった観点から……、これはもう喧喧諤諤の 論議を生みます。 テーマそのものを、ちょこっと変えただけでですよ。 ……人命に関わる事ですから、人の命の重さに変わりは 無いし……『仕方ない』という言葉は禁句である筈です。 しかし、現実論としてはどこまで救えるかを真剣に具体的 に詰めていく必要があります。 ……理想論だけでなく…………」 大多「都市圏と郊外区、又、中央と地方では見解が違い、 全国一律の考え方に馴染まないという事になるかも しれませんね…………」唐知「ええ、なるかもしれない…………、 ……ならないかもしれませんが……。 いずれにせよ、テーマそのものが、段々と具体的に なっていくにつれて、より具現性のある答えしか 考えようが無い様になってくるわけですね………。 実は、それが極めて大切な事なんですよ」大多「………実行可能ということか…………」唐知「………何か、思い出すままに話しているので、 まとまった話になって無いかもしれませんが 勘弁して下さい。……これが唐知流です……」大多「うーん。何となくおっしゃりたい事が分かるような。 ……分からない様な…………。 『問題提起』そのものに疑問を持てってことですかね? うーん、……分かる様な……分からない様な……」 備前「もう、はっきり言って私には分かりませんよ。大多さん! 今日は一体何なんですか? ……良い話が聞けるから来いと言われたんで、 飛んで来たんですけど……」大多「備前、子供みたいな事を言うな! 確かに俺は誘った。 しかしだな……、君だって、それなりに意味を考えて 来たんじゃないのか?」備前「冗談じゃないですよ。 先輩から来いと言われたから来たんですよ。 色々と仕事もあったんだけど……、空けて……」大多「そうか……、じゃー、戻っていいよ。 ついでに会社も辞めたらどうだ……?」 備前「そんなぁ……先輩。 ……なんで、僕が会社を辞めなきゃいかんのですか?」 大多「ほうー、今度は俺の言う通りにはしない訳だ。 何でも、言う通りかと思ったが……、 ……ということは少しは自分で考えてる訳だ……」備前「そりゃーバカじゃないんですから……、 考えて行動してますよ。 あっ………………(^_^;) …………すみません。 どうも…………、 ………そういう事でした m(__)m」大多「ふぅぅ~…………」備前「……先輩のお誘いは、いつも為になりますから……。 ………ただ今日は、さき程からあんまりにも 突拍子もない話だったんで、つい………。 ……すみません <m(__)m>」大多「大体、お前はいつも戦闘的すぎるから……」 備前「この平和な時代に……、 戦闘的なんて人聞きの悪い事言わないで下さいよ。 まぁ、言うなら厳しい生き方くらいにしてください」大多「わかった、わかった。厳しさか………。 ふぅぅぅ…………。 優れるという字は『優しい』と書くんだけどな……」備前「………?」大多「唐知さん、どうもすみませんねぇ。 雑音ばかりで……」唐知「いやいや、……まぁ、 私の話は、いつもそんなもんでしょう。 独断と偏見ですからね。ははははっ……。 ……じゃー、話のついでに、 もう一つ例を出して話しておきましょうかね……」大多「はい……よろしくお願いします。(^-^)」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/10/06
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 視点・焦点(問題提起という名の落とし穴[2]) <Renewal UP> <前回>視点・焦点(問題提起という名の落とし穴[1])唐知「海がある、 そして人が海に出て行くから海難事故が発生し、 空がある……、 そして人が空に飛び立つから航空機事故が存在する……。 江戸時代の日本に航空機事故はありません…………」大多「…………」唐知「……というわけで、ゼスチャーではなく本気で、 完全に事故ゼロにしたいのであれば、 踏切そのものを完全に無くしてしまうというのは、 完璧に正しい答えである訳でしょう……。(^-^)」 大多「…………」唐知「踏み切りをゼロにすれば踏切事故はゼロになります。 異論ありますか……?」備前「ゼスチャー……ですって? こんな大切なプロジェクトが ゼスチャーである訳ないでしょう。 暴言ですよ! <`ヘ´>」唐知「じゃー、一体何だったんでしょうかねぇ……。( ̄ー ̄) 備前さん、ご存知ですか?……説明出来ますか? ……今、出来るんだったらやって下さい (`´)」備前「……それは、それは私はその場に 居たわけじゃないから説明できません。 しかし……著名な方々の活動をゼスチャー等というのは、 言い過ぎではないかと………」 唐知「…………。(ー_ー) ゼスチャーという表現は少しオーバーとしても、 似たようなものだったと言わざるを得ない、 ……という事について、今からお話しをします……」備前「……(`ヘ~)……」唐知「……そこで……大多さんに聞きます。 ……私の出した答は、正しくないですか?」大多「いえ、そのう……正しいと言えば正しいでしょうが、 論理的には……デスネ。 しかし、どうも……しかし………(一_一)」唐知「そう…………『しかし』ですよね……。(^。^) 『し・か・し』この答は、まず採用されませんね。 当然の事ですが莫大な費用の問題、土木技術上の課題、 その他、諸々の条件が絡みますからね……」備前「いやっ、そうじゃなくてメチャクチャだからですよ!!」 大多「ちょっと待て!備前! 失礼だぞ!! 少し黙って聞けよ。 ……もう……すみません唐知さん……」唐知「いやいや大多さん、かまいません、かまいません。 話に弾みが付いて、けっこうけっこう……ははははっ」大多「……どうも……。 ……ところで、唐知さん、 今言われた土木技術上の課題っというのは……?」唐知「ええ……、つまりですね……。 全国にたくさん在る鉄道の踏切には、その地形とか 道路の形状とか、周辺の状況……つまり、 民家とか川とか、池・山とかといった地物との関連で、 立体交差にする工事自体が、物理的・技術的に 極めて困難な箇所もあるでしょう?」大多「そうか……、なるほど、そうすると、 線路そのものまで動かさなきゃならなくなる……」 唐知「そう、そう…………。 しかし、このテーマはとてもじゃないが、 そこまでは視野に入れてないでしょうからね……」大多「なるほど、…………そうか」唐知「そうするとですよ……。いいですか……? 私が、先程言った、明快で唯一完璧な『答』が、 適用できないという事になる訳です……」大多「……ですね」唐知「……ということはですよ……大多さん。 これは最初から事故をゼロにするなんていう 『問題提起』そのものが、おかしいんじゃないかと 言わざるをえない訳ですよ」大多「…………!!」 唐知「気持ちとしては分かりますよ。しかしこれは精神論です。 解決策を具体的に導き出すテーマ設定としては、 おかしいと言わざるをえません。 ねっ、そうでしょう……? 実は、世の中、問題提起そのものが不適切という例が かなり多いんです。それが、頭をゴチャゴチャにします。 問題提起そのもののおかしさ……そこに目をつけると、 少しは対応が前に進みます…………」大多「ゼロには出来ない……という事ですか?」唐知「そうです。無理です。 自動車や踏切関連に使用されている機械部品の 故障の確率を完全にゼロにする事が 本当に可能でしょうか……?」大多「…………」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/10/03
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 視点・焦点(問題提起という名の落とし穴[1]) <Renewal UP>唐知「大多さん、お久しぶりです。(^。^) 今日は私の話を聞きたいんという事でしたが……。 大多さん!……マジですよね……?(゜_゜ )」大多「はい、大変失礼ながら『毒舌唐知』の異名を持つ 唐知さんの独断に満ちた話に興味があるんです(゜-゜)」唐知「ウッ!!(>_<) ……そこまでおっしゃる!! それって誉めて貰ってるんですよね。ふふふっ (^_^;)」 大多「m(__)m……今日は辛口中の、辛口で……、 よろしくお願いします(^-^)」唐知「ははははっ……。(^。^)はい、分かりました。 それじゃー、そのつもりで聞いて頂きましょうか。 ……気合を入れていきましょうかね。(^v^) 大多さん、今日の話は相当に理屈っぽいですよ!」大多「もちろん全て、承知の上の話です!!」唐知「……さて、では、グチャグチャに絡み付いてしまって、 どうにもこうにもならなくなった糸を解きほぐす……。 そんな話から始めましょう……かね」備前「ええっ!どういう事ですか……?(゜_゜ ) 大多先輩!……」大多「えぇ! なんだ……? ……備前!」 備前「話が違うじゃないですか……?」大多「違いはせん! <`~´> 備前!! まぁ……、いいから、いいから……。 なっ!備前…………。黙って話を聞け!!」備前「……( 一一)」唐知「…………? ……? ?」大多「……唐知さん、どっ…どうぞ、……続けて下さい」唐知「………? ……? ……では…………。 まず、例え話から始めましょうか。 かなり昔の話になりますが私が実際に聞いた話です。 『列車の踏切事故をゼロにしたい』という問題提起が、 当時の運輸省や警察庁や国鉄その他、私鉄各社からあった そうです……」 大多「ほう……列車の踏切事故………ですか?」唐知「そうです……踏切事故です。 当時の国鉄が幹事役をする事になったそうでしてね。 運輸業界、関連官庁、学会、民間代表、その他、 様々な分野から著名な識者が集められ、 それはそれは大きな検討チームが作られたといいます」大多「ふーん……大々的ですね。さすがに……」唐知「検討会発足以来、長い期間をかけて、 あれこれと様々な論議が重ねられましてねぇ………。 ………しかし、結局は官庁スタイルの、いかにも、 スローガンレポートの様な物が作られて、 検討は打ち切られてしまいました。 完了~~です。ふふふふっ……( ̄ー ̄)」大多「………?」 唐知「我々の様にビジネスに従事している者は、 毎日具体的で、且つ実効性のある生々しい施策を、 追求していますよね。 生々しい現場で毎日実務に苦労しているわけですが、 そういう眼で見ますとね、ちょっと理解し難い報告内容 でしたがね……」大多「ほう……唐知さんをして、理解し難い?……というより、 結論レポートになっていなかったという事ですね。 それは又、何故そんなレポートになったんでしょう?」唐知「大多さん、良い質問です。(^-^) ズバリ一言で言いますとね、 ……結論が出なかったという事でしょう………」備前「えっえーー!!(゜_゜ ) そんな筈は無いんじゃないですか? メンバーがどんな方々だったかは知りませんけど……、 国内のそれ相応の方々が集結された訳でしよう……?」 唐知「はい確かに……肩書きはね……。(^-^) しかし、残念ながらと言いますか……、 私に言わせれば当然というか……、 結論を出しきれなかった事だけは事実のようです……」備前「…………当然?…………?」唐知「……そう、当然です。 考えてみてもご覧なさいよ。 ……彼らは、本気で、真面目に答を出すつもり だったんでしょうかね……?」備前「そんな事、当たり前じゃないですか! 失礼ですよ!!」唐知「当たり前…………?……ほぅーー……(^-^)」備前「だって、答を出す為に任命されたんでしょう?」 唐知「いやいや、そここそが極めて疑問なんですよ……。 そして、そこが今日の話の第一のポイントになります。 もつれ糸の様にゴチャゴチャになった頭のとき解しです。 いいですか? このテーマは答を出すだけなら極めて簡単でしょう?」備前「………?……簡単???」唐知「……だから委員長は即座に答を言い放って、 その上でテーマを返上するか、こんなテーマの答は 出せないと突っぱねるべきだったと思います」備前「……??」唐知「いいですか?……答は、こうです。 ……要するに、 『全国の踏切という踏切を全て立体交差にすれば良い』 という訳ですよ。……………ねっ。 簡単にして明瞭です……」 備前「そ、そんな、極端な……」唐知「反論がありますか? あったらどうぞ…備前さん。 ……但し、理にかなった反論をネ……」大多「ふーーーむ、唐知さん。 ………とは言っても………ですねぇ」唐知「違いますか……? 踏切そのものを完全に無くしてしまえば……、 踏切事故は確実にゼロになります。 だって踏切が無いんですからね。(^-^) 誰が考えても当たり前の話です……」大多「うーん……それは、確かにそうなんですが……どうも」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ==========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/09/29
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆【刷新】部下は辛い<昔は上司も部下だった> [9・完] 【前回】【刷新】部下は辛い<昔は上司も部下だった> [8]林 「そうですね。……まぁ、少なくとも、 上から言われた通りにきちんと作業して満足する様な 『知的奴隷』にだけは絶対になりたくありませんね……。 ……<`ヘ´>」村矢「ははははっ……『知的奴隷』か……ははははっ……。 まっ……、高いスキルでやるから『知的高級奴隷』かも しれんけど…………な。(^。^) ははははははっ……」林 「先輩、今まで積み重ねた経験やスキルを、 そんなものには使いたくありませんよ。 ロボットみたいな……(一_一)」村矢「それでいい…………。(^-^) そのうち、色々と見えてくるさ。 ………色々と分かってくるよ……(^。^)」 林 「……それにしても村矢さん、言われていた 係長の囮作戦……とやら。 私は、全然納得いきませんねぇ……。 ……ホントなんですか……?」村矢「うん、分からん……。(-_-) 俺にも分からんよ…………。(^_^;) しかし、課長が決めるに違いない案を先読みして、 わざとB案に回したような……そんな気がする……」林 「課長に決めさせるために……ですか……?」村矢「……うん。……そうだ……。 『我々係長以下は、まだまだ未熟ですぅ…………。 さすが課長!!課長は素晴らしい~!』……ってな、 そんなストーリーじゃないか……」林 「……何のために……。そんな事をするんですか? ……ゴマすりですか……?」 村矢「ゴマすりと言えば、そうかもしれんが……(^v^) 課長、気持ち良さそうだったろう。 あれが、狙いだろう……。 一種のコミュニケーションだろうな。 いや、係長のリーダーシップかもしれん……な」林 「ええっ? リーダーシップ? 係長は課長の部下であつて、 上司つまり統率者ではありませんから、 リーダーシップは無いんじゃないですか……?」村矢「うん……林なぁ、 リーダーシップには色々な考え方があるが…………な。 林が言う統率者が行うリーダーシップのことを、 俺は、真のリーダーシップとは考えていない……」林 「またぁ……どうも良く分かりません……(゜_゜ )」 村矢「まぁ俺の……永年の職場での経験からくる拘りだから、 一般的な考えとは程遠いと思うが……。 そういうのは、リーダーシップというよりは、 定められた権限に裏打ちされた『指示・命令』 又は『動機づけ』の類だと思っているんだ」林 「……『指示・命令』……ですか……」村矢「俺が思うリーダーシップはな……人を動かす力、 相手をその気にさせる力だと思っている。 それも気持ちよくその気にさせたら、 最高のリーダーシップだ。 下の者が上の人に対してやる事が、けっこう多いんだよ」林 「……なんか、奥の深い話ですね……」村矢「…………しかし、結局は課長も、 その辺の事をみんな、読んでいるのかなぁ……(^。^)」 林 「わぁ~~~、狐と狸…………。 僕はもう、とてもついて行けませーん……(>_<)」<その夜は、眠い目をこすりながら、焼酎のお湯割りを、 しこたま飲んで酔っ払った二人でしたが…………。 時節が流れ流れて、村矢が部長になった頃………、 林 にとって、この日の体験が決定的に活きる日が 来るとは…………、神ならぬ身の知る由もありません でした> <完> ※ 長らくのご愛読ありがとうございました。 m(__)m人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/06/30
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆【刷新】部下は辛い<昔は上司も部下だった> [8] 【前回】【刷新】部下は辛い<昔は上司も部下だった> [7]林 「……はい、……当然……。 案を作るだけです……。でも真剣に作ったものですから、 出来たら……決定に繋がって欲しいです」村矢「そこだ!権限を持たない俺達が、 それでも自分の考えを通していきたいと思ったら、 ……どうする? どうすべきだと思うか?」林 「…………うー---ん、よく分かりません。(^_^;)」村矢「権限を持たない俺達が、自分の考えを通していきたいと 思ったら……その中身で勝負するしかない。 ………そのためには徹底的に集中するという事よ……。 集中だ!! それしかない……」 林 「集中……ですか??」村矢「そう、集中だ。 上司に比べて、我々は能力が足りんのだから、 気違いじみる程に…………集中して、 全力投球するという事……と、 いやっという程、時間をかける事が大事だ」林 「なるほど……時間ですか……」村矢「そうだ、時間だ。 いいか……林、 徹底的に実務知識、専門知識で理論武装して……、 合理的な解を出していく…………」林 「よく言われている、実務専門性ですね……」村矢「上司といえども、全ての統計数字を、 見られて考えておられるわけじゃない。 こっちは、時間をかけて徹底的に洗い出して、 そこから見えてくるものを掴むんだ」 林 「合理的な検証もするんですね。 相当な時間を要しますね……」村矢「仕方がないんだ、上司程頭が良くないんだから、 時間をかけることで追いつかなくっちゃ……な。 鉄は綿より重い……この理論は、上司でも覆せない」林 「村矢さん、 綿2トンの方が鉄1トンより重いですよ。(^-^)」村矢「よし、そうだ……そんな風に論理の欠点も補っていこう」林 「ふふふふ……釣り玉でしたか? (^。^; 」村矢「そうやって、お互いに時間と注意力を総動員して、 完璧だという程の自信を持って案を作る。 そして、それから上司にぶっつける。 届けば…………ラッキー! 届かなくても、反省材料が得られて俺たちも成長できる。 そして、勝率を一割から二割、二割から三割へと上げて いって、満足しようじゃないか……ははははっ」 林 「…………(ー_ー)」村矢「……言ってみりゃさ、俺達、孤独な戦いなのよ…………。 ……いいか!! 決して人のせいにするな……。 ……他人を咎めるなよ。 自分の熱意と努力が、 これ以上出来んというレベルだったかどうかだけを、 しっかり胸に問え!! ………………いいか。……いいな。<`~´> …………なーんか酔っ払ったみたいな感覚になった。 徹夜のせいかな……」林 「村矢さん、なんか難しくて、よく分かりませんよ……。 頭もぼやっとしてる時だし……。 ……そんなもんなんですかね………(@_@;)」村矢「少なくとも、そんなもんと思った方が勝てるって事よ。 林 、お前勝ちたいんだろ……?」 林 「そうですね。……まぁ、少なくとも、 上から言われた通りにきちんと作業して満足する様な 『知的奴隷』にだけは絶対になりたくありませんね……。 ……<`ヘ´>」村矢「ははははっ……『知的奴隷』か……ははははっ……。 まっ……、高いスキルでやるから『知的高級奴隷』かも しれんけど…………な。(^。^) ははははははっ……」」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/06/27
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆【刷新】部下は辛い<昔は上司も部下だった> [7] 【前回】【刷新】部下は辛い<昔は上司も部下だった> [6]村矢「林、いいか……。 言ってみれば俺たちはだな……、会社の中で、 まだ本番の試合に出ていない選手の様なもんなんだ……」林 「……!!」村矢「企画の仕事は役職になってからが本番といっていい……。 決定に対して何某かの己の権限を行使できる。 俺たち平社員は、今のところは修行の身なんだ……」 林 「……ウーーーン (一_一)」村矢「いいか、林、自分に対する人からの評価を気にするなよ。 ……つまり上からも下からも、横からも、外からも含めて あらゆる人からの、『自分』に対する評価を 一切気にするな……」林 「そんな、無茶な………。(^_^;) とても無理ですよ……(ー_ー)」村矢「ふふふふっ……、そう思うだろうな。 まぁ、聞け!! 俺達が出したアウトプットの中身に対する評価には 耳を傾ける必要があるぞ。 意地にも、喧嘩腰にもならなきゃいかん」林 「!!」 村矢「仕事の中身だからな……。中身にはこだわらなくちゃ。 オーバーに言えば、命がけで反論しなくっちゃな。 しかし、人はそれ以上に何だかんだと……、 色々なとを言うだろう…………」林 「係長みたいに『まだまだだな……』とか…………」村矢「うん、中には『大したもんだ』とか『成長したね』等と、 褒める人もいる。 ……そこよ。 自分自身に対する評価を言われたら、 一切、気にするな。ここが大事だ。 当然、褒められた場合も同じ事だ」林 「まぁ、誉められるのも……評価ですからね。 ……しかし」 村矢「『しかし』は、横に置け!! ここからが大事だ……いいか……<`ヘ´>」林 「はっハイ…………(゜_゜>)」村矢「企画の仕事をする間、決して『人』を相手に置くな、 任務を正面に据えろ。 任務を相手にして、 己の全力を出し尽くす事だけを考えろ……」林 「今日は先輩、えらく難しい事言いますね……。 ……分かりにくいです………(ー_ー)!!」村矢「滅多にない機会だからな。まぁ聞け……いいか……。 俺達は、平社員なんだから権限が無い訳だ。 当然、自分で決めるという事ができん。 ……なっ」 林 「……はい、……当然……。 案を作るだけです……。でも真剣に作ったものですから、 出来たら……決定に繋がって欲しいです」村矢「そこだ!権限を持たない俺達が、 それでも自分の考えを通していきたいと思ったら、 ……どうする? どうすべきだと思うか?」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/06/21
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆【刷新】部下は辛い<昔は上司も部下だった> [6] 【前回】【刷新】部下は辛い<昔は上司も部下だった> [5]村矢「俺達の作る資料は『案』であって決定される保障はない。 当然のことだ……。あるはずがない。 ……上司が決定するわけだ……なっ」林 「はい……それはまぁ……。 分かっているつもりですが……」---------------------------------------------------------------村矢「分かっているつもり…………。 つもりか……だろうな。( ̄ー ̄)」林 「……分かっています。<`ヘ´>」村矢「うんよし、そして……、 課長の上にゃ、部長が居る。 部長の上にゃ、常務が居てな……。 資料が上に上がる節目ごとに、 俺達の汗と涙の結晶の資料が、 途端に紙屑になる可能性がいつも存在する……。 ……そんな仕事よ……。 ……そんな仕事なんだ。……なっ」 林 「まっ、そう言ってしまえば……確かにそうですが (-"-)」村矢「上層部の視点や判断には……凄いものがある………。 ホントに凄い!! だからこそ、上になっていった人達なんだ……。 俺なんかが到底理解できない様な判断や、 決定の瞬間を数限りなく見てきたよ」林 「…………!!」村矢「俺達担当者がその事をいちいち気にしてたらきりがない。 たまたま、そのとき当たったか、当たらなかったかだと、 考えた方がいい……」林 「…………たまたま……ですか?(゜-゜ )」村矢「そうだ……たまたまにすぎん。 そして、たまたま良い結果が続いても、上が変われば、 又、振出しに戻ったりするのよ……はははっ。(^○^)」林 「そんな風に言われたら、何の基準に沿って、 どう考えたら良いのか分からなくなりますよ。(一_一)」 村矢「良い見解だ。(^-^) ……だから、何かに合わせるのではなくて、 仕事に関する自分の信念を築き上げていく事が 大切だと思う。大変な努力が必要だがな…………。 それでこそ、いずれ責任ある立場に立てる能力が 備わるんだ」林 「!!!(゜_゜ )」村矢「林 ! いいか、 これから先も、俺と組んで仕事をしていくんだったら、 ちょっと考え方を変えろ。 自分の評価というか、上司の眼なんか、 そんな小さな事を、いちいち気にするな……」林 「……なんか、以前にゼミの教授からも聞いたような……」村矢「バッターボックスに入ってスコアボードばかり見てたら、 球が見えなくて……打てりゃーせん。はははっ……」林 「ぷっ (^×^ ) ふふふっ………………(^.^)」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/06/17
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆【刷新】部下は辛い<昔は上司も部下だった> [5] 【前回】【刷新】部下は辛い<昔は上司も部下だった> [4]林 「村矢さん、我々としては自分達の案が選ばれた……と、 今、言われましたが、冗談じゃない……です。 それは、違いますよ」村矢「何が違う。(゜_゜ )」林 「村矢さん、少なくとも課長はですよ、我々が別の案を、 推奨していたと思われてるんですから……。 係長のせいで……」 村矢「うん、それがどうした?」林 「どうしたって?課長からの我々への評価は低いですよ」村矢「うーん…………評価ね。……なるほど。 ……評価か………。 ……気になるか ?」林 「ええっ!村矢さんは、気にならないんですか? ……嘘でしょう? …………自分の評価ですよ!!! (`´)」村矢「評価か……うーん……。 ……評価ねぇ…… (-。-) 気になるか……。……そんな時期もあったなぁ。 上からの自分に対する評価というか、 その都度、その都度上司の眼が気になって仕方ない……。 ……そんな時期がなぁ…………(-_-)」林 「でしょう……! 誰だってサラリーマンならそうですよ」村矢「うん、『給料取り(サラリーマン)』なら……確かにな。 ……しかし、だんだん考えが変わったよ……。 『長い目で見たら、そんな瞬間風速みたいな評価が、 なんぼのもんかい……』と思うようになった……」林 「ええっ………!! なっなんですって!!(゜_゜>)」村矢「……林 ……、いい機会だから……よく聞けよ!!」林 「なんです!改まって。(゜_゜ ) ハイ、聞きますけど……………(゜-゜ )」村矢「俺たちが担当している企画立案という仕事はな……、 物造りの現場の仕事とは違って……、 所詮はこんなものなのよ……。 成し遂げた仕事の成果が役に立つかどうかが、 極めて流動的だ……」林 「……ええ、まぁ……。……ですねぇ」 村矢「計画を立案する仕事だからな。 つまりは予測に関する仕事だから……特種だろう。 誰から見ても正しいという確たる事実に基づいているもの でもなんでもない……。……なっ。 最終的には誰かが責任を持って、 つまりリスクを負って決定しなけりゃならん……。 それが管理者、経営者の仕事になる。 ……なっ……そういうことだろうが……」林 「…………はい……はい」村矢「俺達の作る資料は『案』であって決定される保障はない。 当然のことだ……。あるはずがない。 ……上司が決定するわけだ……なっ」林 「はい……それはまぁ……。 分かっているつもりですが……」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/06/13
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆【刷新】部下は辛い<昔は上司も部下だった> [4] 【前回】【刷新】部下は辛い<昔は上司も部下だった> [3]村矢「……ウン……、林…………。 確かに係長の言い方は良くないと思う……。 あんな言われ方って……頭に来るよな……。 しかし……、 この程度の案件で徹夜をしたのは、 確かに普段からの俺たちの準備が悪いからでもある……」林 「……しかし、給料泥棒とか……普通……言います……? ホントに、腹が立ちますよ。 ……正直、怒ってます <`ヘ´> <`ヘ´>」 村矢「……そうか、お前は怒り……か。 ……だろうな……」林 「えっ? じゃー、村矢さんは……??」村矢「うん………俺は、発奮した」林 「…!!!」村矢「とにかく、林 ! 色んな案件が急激に動き出したからな。 この案件だって、予想もしていなかった……。 前もって予測して、情報を準備しておく必要があるぞ」林 「……」村矢「秘書の南田さんに聞いて課長と係長の、 ここ一ヶ月とか、これから2~3週間の詳細な スケジュールを洗い出そう……な、林」 ~~~超大企業で、課長でも、700人位の部下を持ち、 秘書役の女性が付いているのでした。~~~~林 「村矢さん、課長や係長のスケジュールだとか……、 誰と会われているかとか……、 どんな会議に出られているか位の情報で、 色々分かりますかね……。 そんなので予測できますか……?」村矢「うん……、少しは読めるもんよ……。 少なくとも動いてるテーマは押さえられるはずだ。 テーマが分かれば情報も事前準備しやすい……。 なっ、そうだろう……」林 「……はい……」村矢「それから林 ……、 技術部と、管理部、それに製造部の企画部門にお前の 同期とか知り合いは居ないか? 居たら情報提供を頼んでおけ……。 俺は俺で動くから…………」 林 「………はい。 ……そうか……わかりました。 課長会議の直後なんかに働きかけてみます……」村矢「頼むぞ……先手必勝だ……林。 百の情報を準備して、 三つ……役に立てばそれでよしとしよう……。 そんなもんだ……」林 「うわ―――!! 3%の確率ですか……。しびれるなぁ」村矢「ははははっ……。残りは俺達の教材となって、 いずれ役に立つ日が来る……。 ……まぁ、林! 今日の事は、我々としては自分達の案が選ばれたんだから 良かったという事にしょう。 なっ……!」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/06/09
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆【刷新】部下は辛い<昔は上司も部下だった> [3] 【前回】【刷新】部下は辛い<昔は上司も部下だった> [2]係長「何が課長とお前たちが一緒だ!! バカを言っちゃいかん、 ……ホントに分かってないな……お前たちは」林 「……だって……」係長「それは、たまたま結論が一緒だということに過ぎん!! 下された『判断』は、全く別物だ……。 君達は僕より7~8年経験が浅い。 課長は僕より5年も経験が深い……。 それに加えて頭脳の明晰なる事は群を抜いておられる。 先見性も半端じゃない。凄い方なんだ……。 ……ホントに……(-_-)」 村矢・林 「…………(ー_ー);;」係長「君たちの判断ぐらいなら僕で充分潰せるが……、 課長には僕ごときが及びもつかないような、 優れた判断がおありになるに違いない訳だ…………。 少なくとも、結論に至るロジックは、 君たちと課長は違うはずだ……。 いや、絶対に違う!! (-"-)」林 「そんなもん、分かりませんよ。 だったら係長、あの場で聞いて、 確かめれば良かったじゃないですか……<`ヘ´>」係長「バカか!お前は……。 本当に大馬鹿やな……お前は。………ふぅー……(-。-) あのなー、そんな恥ずかしい事が出来るか。 私にもプライドがある…………。 これから徹夜してでも考えて、課長のお考えを理解して、 少しでも課長に近づくんじゃ……。 さぁ、もう行った行った。 君たちにかまっとるヒマは無い……」 村矢「林、行こう、行こう……。 話にならん。 係長! 資料は元に戻しますからね……」 ◆ ◆ ◆林 「村矢さん、頭にきましたね。 係長はああ言うけど課長も僕達の考えと 一緒なんじゃないですかね……?」村矢「…………ウーン……(ー_ー)」林 「係長のカメレオン振りには参りましたね……<`ヘ´>」村矢「うーん……しかし……どうも………(ー_ー) 課長はなぁ………。うー---ん」林 「……?」村矢「係長の言葉じゃないが……、課長は確かに、 俺達とは……そうとうにレベルが違う……し……」 林 「……??」村矢「………まさか、おとり作戦だったのじゃなかろうな……」林 「囮……? 何ですか?それは……?」村矢「あんなにしてるけど、 係長は課長の事を良く知っているからなぁ~~。 課長の性格もほとんど読んでるし……、 もしかしたら、係長も我々と同じ結論を持っていたのかも しれん…………」林 「ええっ!そんなぁ。 まさかぁ……ついていけんなぁ……。 どういう意味ですぅ…………(゜_゜ )」 村矢「あの案を、課長自身に決めて貰うために、 わざとB案にした可能性もある……。 いや、そうじゃないかもしれん。 ……よう分からん…………。 まだ、そこんとこが……うまく……読めん………(-.-)」林 「村矢さん、係長………そんなんじゃないでしょう……?」村矢「うーん……係長も前の職場では、 200人を統率していた実力者だからなぁ……。 しかし、はっきりは……分らん。 ……次に来る案件で確かめることにしょう……」林 「………ですか……。 文句言ってるだけと思いますが……<`ヘ´>」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/06/06
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 相手が悪いと思っている間は争いから逃げられない<下> <Renewal> ……待てよ、俺って上司の欠点は知ってるけど……、性格の特徴なんて…………あんまり知らないよー。…………考えた事も無い…………。…………そうか……。そうなのか……。これじゃー相手も読めないし……空気も読めない……か。分かりっこないよ…………。 あ~~あ……。(ーー゛) …………それに、欠点を知ってるって言ったって、こっちが、嫌いな部分の事だからな……。……はははっ ^_^;まっ、特別、合せる気も無いから……良いかーー。それで、いいや。…………でも、仕事は、ちゃんとしたいよな。 それにしても、あのクソ課長、やらなければならない仕事を後回しにして、何で、こんな急がない仕事の指示をするんだろう……?いっつも、こうだよ。……この調子。…………あの課長って……。部長は、何故、課長に注意しないのかなぁ……?おかしい事ばっかりなのに…………なぁ。そうか……結局、部長も……ダメ人間ってことか……?でも、それで良くウチの会社潰れないよねぇ……。ずっと、7、8年間……こうだよ。 えっ、まさか……、 まさか、こっちの判断の方がおかしい……って? 俺が、おかしい……? ……そんなーー……。(ー_ー)!! 絶対ない!!! <`ヘ´> あるわけない…………。 勘弁してよ。 自信もってんだから……。(;一_一) でも……、少し、変でもあるよなぁ。やっぱ、なにか……変だよな……。 視野か……? 視点か……? 切り口の違いか?何か、ずれてるんかなぁ…………。読めてないか……?ウチの人事部門も、そんなにアホばっかしでもないから、変なヤツばっかりを偉くはしないよなぁ…………。あああああーー、もう……、良く分からない。 まっ、なんだ。少し、確認しながら……、確かめながら……慎重にやってみるか……。羽柴みたいに…………な。(^。^)毎日、毎日、イライラしたくないもんなぁ……。ストレスになっちゃう……から。 なーんか、グツグツ言ってたら、少しはすっきりしましたよ。 ははははっ……。 (^。^)ははははっ……、俺って単純だから……。ははははっ……。聞いてくれて、ありがとう…………。 <完> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ===================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/06/03
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 相手が悪いと思っている間は争いから逃げられない<上> <Renewal> 色々な話を聞く度に、好きな野菜は……白菜だ!白菜が最高だっ!……って、聞こえたから、……だから、わざわざ、気をきかせたつもりで、白菜を持って行ったら……、なんと……! 玉ねぎが要るんだと言う『上司』確かにカレーの香りがした…………けど ^_^; グシュン…………勘違いするな!……と、どなられて……。(;一_一) 鰯が好きと聞いたから……青魚党なんだなと思って、ちょっと高かったが、セキ鯵の新しいのを持って行ったら、青魚は鰯しか食べない…………だって…………<(`^´)>高かったよ~~コレ。大分まで行って買って来たんだよ。そんなの有り……かね~~~……<`~´> 『上司』の気まぐれじゃないかと思う……。 我が儘……じゃなぁーーいかな……。 会議室のテーブルの上に、湯呑みが置きっ放しになっていたので、気をきかせて片付けたら………これ又『上司』に叱られた。冗談じゃない!……なんでよ!!当然、抗議したら……、新入社員が後片付けをしないので、気付いたがわざと放置して、彼らの自主性を待ってたんだって……。(-_-)そんな事……言ってくれなきゃ分からないよ……ねぇ……。分かる訳……ないでしょ……。 ……でも、相手は『上司』こっちが合わせるしかない…………か。……のかなぁ……。(ー_ー)!! やってられないよ……ホント…………。『上司』って良いよなぁ………。勝手言ってりゃ良いんだから……。毎日、毎日……。来る日も来る日も……食い違って、怒られて……。あーーあ……。やんなっちゃう…………。もうちょっと、確かめてから動いたほうが良いのかな~~。そんな事、言ったって、きちんと言わない方が、やっぱ、悪いんじゃないの……?……ね!……やっぱり、そうだよね。こっちは、悪くない……<(`^´)>しょうがないから、いつか、ちゃんとした上司に巡り合うまで……待つか……な。 ……でも、当面……、あの『上司』……異動しそうにないよ……。考えてみたら、前の『上司』もこんな感じだった様な……。要するに、私は、運が悪いって事ですか……?……ねぇ。……でもねぇーー。面白くないよ。頑張ってもほとんど空振りになるんだから……。一生懸命……やってるのに。……やってるのによーーー。<`ヘ´> …………ん……? えっえっえっ……?(゜_゜) 待てよ……。ちょっと……待てよ……。 そういえば……、 ……あいつ…………、 ほら、あの羽柴……。 アイツって…………、 誉められる事が多いよね。 『上司』から良く誉められてるよね。 とにかく、良く、誉められる……。(ー_ー) ・ ・ ・ ・ ……何だ……この違い。 『上司』と、合う性格なのかな…………アイツ。ゴマすりかぁぁ~~~…………<(`^´)> 同じような事しても、こっちだけ叱られる事があるもんね。……そうか、……こっちは嫌われてるのか……。やっぱり……。 そういうことか……?でも、先輩は、いつも俺に言うんだな……。「明智、お前は『上司』から期待されてる」って……。まんざら嘘でもない言い方なんだよな……。(-.-)時々、それを感じることもあるし………………。 じゃー、何なのよ!! <`ヘ´> ……何で俺は、いつも、怒られるわけぇー?……期待しているから、特に俺に対してだけ厳しい……?なーーーーんて、そこまで考えると……自惚れだよねぇ……。ふふふふっ…… ( ̄ー ̄) へへへへっ…… ^_^; 待てよ…………、考えてみると……、羽柴のヤツは上司の癖やら性格を良く知ってるようなー……。うん、驚くほど……よく知ってるなぁ……アイツ。 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ===================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/06/02
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆【刷新】部下は辛い<昔は上司も部下だった> [2] 【前回】【刷新】部下は辛い<昔は上司も部下だった> [1] (一時間後) ・ ・ ・課長「伊賀係長、悪いなぁ~。 急な会議が入ったんで手短かに頼むぞ……。 えーっ、君達二人徹夜したんだって……? 元気いいなぁ……。ははははっ……。(^○^) いやぁ……ご苦労さん。 説明終わったら少し仮眠しなさいよ……(^.^)」 係長「未熟者ばかりで申し訳ありません。(・。・; 私の不徳の致す所でして……。 ……では、お急ぎですので早速ご報告申し上げます」課長「フーン……、何々結論はA案か。ほうー--。 そして………。 B案はと、言、え、ば……。 うんうん…………なるほど……うん」係長「そうです。さすが課長。 ……そういう事です……。 それじゃー課長、A案で進めさせて頂きます……どうも」課長「ちょっと待て。 フムフム……。 なるほど……。 メリットは………。 そういう事か。 よし分かった。ご苦労さん……。 済まんがB案で進めてくれ。……なっ!!(^ム^)」 係長「えっ、…………B……ですか?(^。~) 課長、B案…………デスネ。(~ヘ~;) そうですか…………。 ……でしょうね……。やっぱりそうですか……。( ̄ー ̄) 分かりました。そう致します。 どうも、ありがとうございました」村矢・林 「!!!!…………???」 ・ ・ ・ (五分後) ・ ・ ・ 村矢「係長! 課長は我々の意見と一緒だったじゃないですか? つまり、係長の結論とは違ってたでしょう!!」林 「それを何の反論もしないで、 ハイハイとはどういう事ですか。 下の者が言えば押え付けるけど、上司が言えば、 意見が違っていても『ハイハイ……』ですか……」係長「…………( ̄ー ̄)」村矢「日頃から、上司にゴマをするような係長には見えませんが ……はっきり言って、少々頭に来ています」 係長「青いのー。青い、青い…………。 課長の判断と君たちの判断が一緒だって? バカか……アホか……冗談じゃない……<`ヘ´>」林 「ええっ!! だって、一緒だったじゃないですか!」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/06/01
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆【刷新】部下は辛い<昔は上司も部下だった> [1]村矢「お早うございます……係長。 昨夜ご指示頂いた件、資料を作りました……」係長「おはよう!おっ!ありがとう。 なんや……えらい眠そうな顔やな。 まさか……徹夜したんか?(゜_゜ )」林 「当たり前でしょう……係長! 夕方遅くなっての急な指示ですから……。 それも、納期は今朝迄なんて………<`ヘ´>」村矢「林!! 口を慎め!」 係長「フーン……この位のテーマでねぇ……。 ふぅぅ……(-。-)そうか………そうか。 まだまだやなぁ……お前たちも……。ふぅぅぅぅ……。 入社して6,7年、何をしとったんかなぁ………(-。-) 給料泥棒を養って……会社も可哀想な話やわ……。 なぁ、村矢君……そうやろう? あん……?( ̄ー ̄)」村矢「…………(- -)とにかく、係長。 とにかく、報告したいんですが、 今から良いですか……(;一_一)」係長「………………。……フム」 林 「この課題の解決案を、A、B、Cの3案作りました。 それぞれ長所・短所がありますが、3ページ目に それぞれの案の、相互比較表をまとめています」係長「ウン……それで? (一_一)」村矢「事務局としての推奨案はA案です。 その理由につきましては………」 係長「いい!(-_-) 自分で読むから……。 しばらく黙っといてくれ」村矢「………………(゜o_゜)」係長「A案は成功した時に、最も効果が上がる案やな……」林 「はい、つまり、そのぅ………………」係長「分かっとる。分かっとる……。いちいち喋らんでいい。 ところで各案共に失敗した時に一番被害が少ないのは どの案かね…………? ああ……B案か……。 B案やな。 よし……わかった。 ……そして、C案のメリットは? 他の二つに比べて極端に低いか…………。 …………という事やな。よし分かった。有り難う……、 それじゃ、B案で行こう。 一時間後に課長に説明する事になっとるから、 B案とA案を入れ替えて書き換えてくれ。 推薦する案が『B』じゃおかしい。 『A』に変えてくれ……いいな」 林 「ええ!!!!!今から書き直しですか……?」――― ワープロ等という便利な物が無い時代の 話なのであります……(;一_一)村矢「係長、ちょっと良いですか? 失敗を前提に解決策を作るんですか? ……A案がうまくいく可能性はかなり高いんですよ。 リスクはB案より低い位です。 係長……!効果最大を狙いましょうよ……!」林 「我々事務局としても、相当議論しての結論なんですから、 そう簡単に、B案なんて言わないで下さい……」係長「へぇー、相当の議論ねぇ……。( ̄ー ̄) たったの一晩でか……?お前も偉くなったもんやな。 『へたの考え休むに似たり』という諺もあるぞ」林 「…………」 係長「さぁさぁ…時間が無いんだから……、 グズグズ言わんで作業を始める! 早く!!……さぁ!!(-"-)」村矢「…………分かりました。それじゃ、係長。 ひとつお願いがあります。 課長報告の際に同席させて頂けませんか。 ……後学の為に……」係長「いいから、いいから、急いだ!急いだ!」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/05/27
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◆ < 影富士 >人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 権威は それを畏れる事で生れ その数で力を増す <Renewal>「うん、それはそうだ、君の言うとおり……。 そこのところは……よくわかるんだ……が……しかし、 実は……な、……実は本社がうるさくてねぇ……」「『本社』……が、……デスカ?」「そう、本社がねぇ………これが厄介なんだ」「あのう……本社って建物では……?」 「うん? ………なんだって?」「うるさいと言うと………まさか、建物が喋るんですか?」「ははははっ……もう……! 君、冗談きついぞ。 本社の財務部がって……ことよ……ははははっ……」「えっ?財務部……?部って組織では?組織がうるさい……?」「もう……君は(;一_一) ……財務部の見解だよ!!! しつこいぞ!! <`ヘ´>」「はぁー? 財務部長さんって、うるさい方なんですか?」「いや、部長とは言っとらん………、財務課が………なっ」「課長さん?………ですか?」 「いや、そのう………とにかく財務部門の考え方と合わん訳だ」「はぁー?…………どなたの考えなんでしょう?」「どなたって、………君、部門方針だよ」「方針? ああ、じゃーやっぱり、財務部長さんですね」「あのね、なんでそうこだわるの?………人に」「えっ?だって、本件、説得する相手が分からなくちゃ………」「説得? ……君ねえ、これは本社の方針だよ。 決定事項だ!!<`ヘ´>」「ええ、かもしれませんが……、ご承知の様に、 実態と合わなくなってきてるでしょう……?」「それは……それは、確かにそうだが………」「でしょう? だから変えて貰わなくちゃ………」 「君ねぇ簡単に言うけど……前から決まってる事はだねぇ……」「あのう……課長。 ウチの方から本社財務部に直接話しても良いですか……?」「ほうー?システム部から?話出来るの? ……相手は本社だよ」「えっ、ええ、心配要りません」「心配無いって……君。相手は本社様だぞ!<`ヘ´>」「いえ、確か、ウチの係長がですね、 財務課長と同期って言ってましたから……話せると思います」「同期?………か。 イヤ、困る、困る。直接は困るなぁ……。 筋が通らん。ウチの立場も考えて貰わなくっちゃ……」 「やっぱり、そうですよね。 ………じゃー課長、課長にこの件、お願いして良いですか?」「ウーン……僕か……ちょっと待って……。 左右田君!ちょっと…………。 この件さぁ………」「ハイ、左右田です。なんでしょう……?」「この件、本社で駄目だと言ってるのは、課長だったっけ。 副部長だったかな?」「……?」「確か財務部の副部長だったよな………左右田君! なっ!」「いえ?……その件は担当の帆守君です……。 たった今電話がありましたが……」 「電話……?なんだ?電話って………」「はい、あのう、本件に関しまして、 中部支社からも東北からもクレームがきたんだそうで………」「クレームって……何よ?」「いや、はい、だから、………おかしいって……」「あん、…………それで?」「はい、帆守さん……主任に相談したそうです……。そしたら 変更して全然問題ないと……そういうことでして……」「何だって!!」「ハイ、帆守さん、例によって慎重に考えすぎてたらしいです」「………そうか?………そういう事か…………もう、困るなぁ」「はい、以上です。私は……よろしいでしょうか?」 「うん、もういいよ。 ………へへへっ、お聞きの通りだよ……はははっ……(^_^;)」「了解しました……課長。 早速帰って報告します。お手間を取らせました」「……うん、おたくの課長にもよろしく言ってくれな……」「はい、そうします。………では」「いやー、私も、おかしいおかしいとは思ってたんだ。 …………前からな (^_^;)」「…………(-_-)」「本社財務部は僕が責任を持って、ちゃんと押さえるからな。 ……まっかせなさい ( ̄^ ̄)」「…………ふぅぅぅぅぅ……(;一_一)」 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村====================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/05/12
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 不平や愚痴が集まる陰のリーダーを大切に[7・End] <Renewal> 【前回】不平や愚痴が集まる陰のリーダーを大切に[6]阿武「そうです。事実観察です。 極めて単純なことです。怠っていませんか?」絵村「(-"-) ちゃんと、やってるつもりですが……」阿武「そうですか……。あなたの『性格』の問題として、 一律的に片付けようとしている風に見えましたよ。 怠るというのは言いすぎましたが、 状況の正確な観察が不足してはいませんか?」 絵村「……うー-ん、……何とも……(・へ・)」阿武「よーく、回りを見てごらんなさい。 転勤などの異動の話が決まっていく過程においても、 昇格や、昇進等の事例にしたって、 はたまた、仕事の成功や失敗に対する処置等も………、 良く見てご覧なさい。 公式と非公式を内包して、うまくバランスさせている、 人間の集団としてのメカ二ズムが見えてくるはずです。 良いも悪いも…………人の知恵が見えます」絵村「……うーん。 ……私も、まだまだですね……」阿武「いえいえ、まだまだじゃなく、今からですよ。 これからです。(^。^) 何といっても若いんですから……」絵村「……今日は、考えさせられる事ばかりです……」阿武「ついでに絵村さん、今日のテーマとは直接関係 ありませんが……管理者に対して部下が反抗心や 反感を抱くきっかけとなった原因について、 実際の統計に基づく事例をお見せしましょう。 きっと参考になると思います」 絵村「はい、ぜひお願いします」阿武「これも、どなたかの整理ですが……ひとつの例として 理解して下さいね。 主なもの……14項目です。 1.わずかの過失をガミガミ責めたてられた。 2.同僚の面前で辱められた。 3.いつも、人をバカにしたような口をきき皮肉を言う。 4.他の人は注意せず、自分にばかりやかましくいう。 5.人のアラ探しばかりする。 6.気が短く、すぐどなる。 7.意見が合わないと、ツラクあたる 8.自由を束縛し、ありとあらゆる事に干渉する。 9.こっちの気持ちを、ほとんど理解してくれない。10.ワンマンで、何事も一方的に押しつける。11.こちらから話しかけても相手にしてくれない。12.売れ残りとか、貰い手が無いとか言われた。(女性) 13.新調の洋服で出勤したらホステスの様だといわれた。 (女性)14.上役の過失責任を、なすりつけられた ………どうかヒントにして、良い管理職になって下さい」 絵村「うーん……。今日は色々と有り難うございました。 うーん………………(ー_ー)!!」 <完> ※ 長い間のご愛読ありがとうございました。人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ====================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/04/07
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 不平や愚痴が集まる陰のリーダーを大切に[6] <Renewal> 【前回】不平や愚痴が集まる陰のリーダーを大切に[5]阿武「気持ちというものは通じるものですねぇ……。(^。^) 誠意から出たもの……代償を求めないものですからね。 ……そして通路が明るく柔らかくなりますよねぇ」絵村「………………」阿武「――今の話は、ひとつの例に過ぎませんが……、 相手の人間性を尊重し相手に対しての心からの誠意が、 その根底になければ、決して継続できる事では ありませんよね……」絵村「確かに、形式的なものや動機が不純なものは、 すぐバレますよ。 特に若い人達はそういうものに敏感です」 阿武「どこかの国の代議士さんのように、 選挙の時は誰かれとなく米つきバッタの様に頭を下げて 選挙が終わったとたんにふんぞり返っている例などは 論外です……。ははははっ……。(^○^)」絵村「ははははっ……(^-^)」阿武「管理者というものは、会社の組織を構成している、 あらゆる人達に対して、誰一人無視することなく、 誠意を持って接する事が極めて重要です……」絵村「フーム……。阿武さん……。 職場って特別な場所じゃないんですねぇ。 人間として極めて常識的に考えて良い世界なんですねぇ」阿武「当然です……。当然ですよ絵村さん。 勤め人にとって、人生の大半の時間を過ごす場所が、 特別な場所であってなるもんですか……。 あなたもそろそろ上級管理職でしょうが……、 公式のコミュニケーションに関する教育は、 それなりに受けると思います。 …………が、しかし、 非公式のそれの教育は極めて少ないんです」 絵村「…………そうでしょうね。私、今日初めて聞きました」阿武「『噂話と共存するコミュニケーション』の実現は、 現代の急務と言っても良いでしょう。 噂話はその職場の本音であることも少なく無く……、 事の真偽は別としても、その様に話が流れて行く 心情的な真実がそこに存在するわけです…………」絵村「恨みつらみ、妬み、誹り、辛抱の限界、羨望等々 ですね……心情的真実か……(・へ・)」阿武「そうです。 時としては極めて正確な指摘もあります。 決して権力に流されない視点での……ね」絵村「……あるなぁー。噂というより問題指摘ですよねー」阿武「今までわが国で、官庁や大企業が起こしてきた数々の 不祥事にしても、必ず、組織の構成員がずっと以前から、 内々に指摘していたはずのものですよ。 組織は……賢いのですよ」絵村「……!(゜_゜ )」阿武「噂話を建設的に生かすことができる様にならなければ、 本当の意味での職場の『通じ合い』を理解する事は できないんですよ」 絵村「いやー……やっぱり私は性格的に苦手だな。 組織は制度やルール、規律、権限、責任で、完全に 動いていると思っていました。 そんな裏表のような感覚には、とてもついて行けそうも ありませんわ……」阿武「絵村さん、それも全くの勘違いです。 あなたの性格がどうのこうのという、 大それた話でもありません。 あなたの性格の問題というよりも、 単純な事実観察の問題と言うべきでしょうね」絵村「事実観察……?」 <続>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ====================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/03/30
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 不平や愚痴が集まる陰のリーダーを大切に[5] <Renewal> 【前回】不平や愚痴が集まる陰のリーダーを大切に[4]阿武「そう……誠意です。……そして、度量ね。 絵村さん、そんなリーダー達はね、大体において、 社内では、言ってみればボス的な存在ですよね」絵村「ええ、……まあ……」阿武「人望を集めていて、極めて常識に富んだ人も多いですよ。 ……だからこそです。だからこそ常日頃から、 人間としてお互いの人格を認め尊重し、どれほど、 互いに対等感を持って交流しているかが大切でしょうね。 仕事に限らず……、プライベートな事でもね………」 絵村「うーん……。そこまでやりますか……(一_一)」阿武「ははははっ……、そりゃーやらない人が多いんですよ」絵村「えっ……?(゜-゜ )」阿武「中途半端な管理者は、ここまでやりません。 いや、真の人間力が無いから……出来ないんです……。 唯々、避けて通って……挙句、足をすくわれています」絵村「うーん、管理職って大変ですねぇ……。 ただ『仕事』さえできれば、それで良いというものでも ないんですねぇ。 ……………考えさせられます……(- -)」阿武「ちょっと絵村さん!! それは勘違いも甚だしい発言です。<`ヘ´> ……実はこれも重要な『仕事』なんですよ」 絵村「……!!」阿武「管理者として、職場の人間関係を向上させ、 愉しい雰囲気を作り、チームの力を最大限に引き出して、 高度な成果を達成するという、とても重要な仕事です」絵村「そうか……。これは、うかつでした……(^_^;)」阿武「……ただ……、頭を使うだけじゃなくて、 心がこもってなきゃならないから奥が深い…………」絵村「……心ですか。 ……誠意ですね………………(ー_ー)」阿武「そう、誠意です。 それも本物の誠意です。 本物の誠意であれば勇気も根気も確実に保障されます。 腹も座ります。そんなもんですよ……」絵村「……本気ですからね……」 阿武「そう……。或る例を話しましょう。 先日まで私が担当していた、とある会社の課長さんの、 話ですが…………。 自分の課の人は言うまでもなく、課以外の人達にも、 毎日顔を合わせる人には、必ず自分の方から頭を下げて、 挨拶をしたそうです」絵村「えっ!!すれ違う人、全員にですか……?」阿武「そうです。 目に入る人全員です。 来客などだと一度しか会わない方もあったでしょうがね。 たとえ相手が知らん顔をしていても 挨拶し続けたそうです……。 当然一人一人の名前を知らない場合もあった訳ですが、 丁寧に頭を下げていったそうです……」絵村「へぇーーー……。 折角こちらが挨拶しているのに知らん顔されると 頭にくるものですよ。 私なら二度と挨拶はしません……」 阿武「ははははっ……、それは又、短気な……。 しかし、私の知ってるその課長さんにとっては、 挨拶は当たり前の、そして大切な日常行動なんですね。 黙って人とすれ違うなんて、 そんな事心情的に出来ない人なんです……」絵村「……」阿武「若い人達が挨拶を返さない事などについて、 一度も批判したり、愚痴を言った事はありませんでした。 『生い立ちや習慣が違うんだから仕方が無い』 って言ってね……。 自分が勝手に声をかけたくてやってんだから、 それで良いんだ……ともいわれてたなぁ……」絵村「……………」阿武「確かに、社内の者同士が廊下をすれ違うのに、 挨拶も、会釈も無しってのは、 不気味な感じはしますよね……」絵村「……うーん……」 阿武「……それがですね、それから半年もしない内にですよ、 すれ違う人たちの、半数以上の人が挨拶を返すように なったんだそうです。 中には笑顔を見せる人も出てきたと言うんです……」絵村「そんなもんかなぁ……………」 <続>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ====================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/03/23
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 不平や愚痴が集まる陰のリーダーを大切に[4] <Renewal> 【前回】不平や愚痴が集まる陰のリーダーを大切に[3]絵村「何か作戦を持って付き合っても駄目なんだよなーー。 その陰のリーダー達を利用しようという下心が 見え見えで………」阿武「いけません、いけません!!<`ヘ´> 絵村さん……その発想すらもいけませんよ!」絵村「ハイ!!」 阿武「……全く駄目どころか背信行為であり逆効果ですよ。 あなた自身の人格を問われる問題でもあります……」絵村「……なんか、ややこしいなぁ……(ー_ー)!! 降ります!! 私は、できれば避けて通りたいですね……」阿武「その程度の職場であり……その程度の任務であり……、 その程度で良い集団なら……避ければ良いでしょう。 そして、あなたもその程度の人間ならね……(^。^)」絵村「うっ……痛いところを突きますねぇ。(^_^;) ああー、あの頃……高度成長の頃が懐かしい……。 ほぼ、全員が一丸となって取り組んでいたなぁ……」阿武「そうですねぇ。 昨今の職場ではあれほど強烈な目的意識も珍しいし、 担当者ひとりひとりも、多様な意見を持つように なってきましたからね……」絵村「阿武さん、多様な意見と言えば聞こえは良いですが、 殆どが、愚痴や文句ですよ……もう」 阿武「確かに……職場や仕事の複雑性も増して、管理職が、 高度に任務を達成する事が難しい時代かもしれないけど、 考えようによっては面白いとも言えるんじゃないですか? そんな顔してますよ……絵村さん。ふふふっ(^-^)」絵村「ははははっ。(^_^;) なんだか少し愚痴っぽくなりましたね。すみません。 ウチの連中は仕事もできますが、 個性も強い連中ばかりです。そして……、 言われる様にちゃんと、陰のリーダーも存在してますよ。 職歴も長く、私より年長でもあります……」阿武「……そうですか。 ……なお更、そのリーダーと真に純粋に……友として 酒を酌み交わしたり、ゴルフに興じたり、 人生を語り合ったりという事が、 ベースとして大切でしょうね……。 貴方の度量も大きくなりましょう……」絵村「なるほど……。 阿武さん分かるような気がします。 いや、分かりますよ。 力を貸して貰うのですからね。でも、私にゃ無理だなぁ。 何度も言いますけど……、 その様なリーダー達の中には徹底して組織に反抗的で、 協力を拒む人も多いのではないかと思うんですが……」 阿武「うーん、そうですね………。 それはあり得るし、 いや、むしろ多いケースかもしれません……」絵村「……じゃー、そっとしておいてやりましよう。阿武さん、 ……それでも、あえて協力を頼むという事ですか…?」阿武「無論です……当然です!! あなたが、職場をより良好なコミュニケーションの場に したいと願い、部下の心理的な悩みを和らげ、 高度な任務の達成を願うならね……(^。^) 極めて……当然のことです。 ……難しいけど…………。 あとは、まぁ誠意と度量でしょうかね…………」 絵村「……誠意……?」阿武「そう……誠意です!……何事も誠意が無くては……」絵村「……誠意…………ねぇ……」阿武「別に悪い事をする訳ではないんですから、 誠意を尽くすことがベースになるでしょうね……」絵村「――誠意か…………。 …………ですか(ー_ー)」 <続>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ====================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/03/16
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 不平や愚痴が集まる陰のリーダーを大切に[3] <Renewal> 【前回】不平や愚痴が集まる陰のリーダーを大切に[2]絵村「うーん……大分理解できてきました。(-。-) 何だか時代劇映画の『遠山の金さん』を思い出しますよ。 『遊び人の金さん……』ふふふふっ……。(^-^) しっかし……、これって危険というか、 きわどい面もありますねぇ。 その陰のリーダー達の性格によっては、 何かと難しい事になるんじゃないでしょうかね……? ……ややこしい事にね。 私には、ちょっと無理だなぁぁぁ……(・へ・)」 阿武「ええ……そうですね。 まったくおっしゃる通りです。その陰のリーダー達が、 会社や組織に好意を持ってくれている場合には、 比較的協力も得られやすいのですが……」絵村「…………でしょう? ……ですよねぇ……。 でもそれは、ちょっと難しいですよねぇ。(゜_゜ )」阿武「確かに……。 大抵の場合……こういった陰のリーダー達は、 組織に対しては批判的である場合が多いものです……」絵村「大体において、そうですよね……。……そうですよ。 ……だから、 組織内での地位も上がっていない……という事でしょう? ……フーム………。 阿武さんが言われている事の実現は無理みたい……。 私みたいなタイプは『遠山の金さん』にはなれません」 阿武「そこなんです!! そこを一歩踏み込んで考えなくてはならないんです。 あなたが責任を持っている組織が、 最高度に機能する事を、あなたが本気で願うなら……、 そういったタイプの陰のリーダーからも、 支援を仰ぐ必要が生じるんです!」絵村「確かに、私の責任は70~80点で満足っていう訳には いきません。 しかし、阿武さん………これって難し過ぎですよーー。 無理です……無理、無理。 ( ゚Д゚)」阿武「……ですね。 貴方の言うとおりです。 だから、あまり難しく考えずに、 ズバリ言って『情』で迫るしかありませんね……」絵村「!!……『情』…………ですか……」阿武「そう……『友情』しかありませんね…………」絵村「…………友情……???」 阿武「陰のリーダーは、ある意味『情』の達人でもあります。 これは、私の体験談ですが、 彼らが職場でメンタル面で悩んでいる社員を救った事例を 幾つか知っています」絵村「……!!」阿武「その陰のリーダーと常日頃からの親しい友達関係が 築かれていなければ、 協力を得るなんて事は到底無理なことでしょう……。 ……それも、何の思惑もない、 真の友としての付き合いができていなければ、 成り立たないでしょうね……」絵村「…………やっぱり……金さんですよ……遠山の……」阿武「……(・-・)」 <続>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ====================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/03/09
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 不平や愚痴が集まる陰のリーダーを大切に[2] <Renewal> 【前回】不平や愚痴が集まる陰のリーダーを大切に[1]阿武「……いいですか絵村さん。(゜_゜ ) 我々は誰でも噂話に参加しますよね。多かれ少なかれ、 ……一緒に噂をしたりするものです。(^-^) 昔からよく言われる『井戸端会議』等はその典型ですね」絵村「へへへっ、私もけっこう好きな方ですよ……( ̄一 ̄)」阿武「よー-く、観察しますとね……その人々の輪の中に 『話の筋を作っているリーダー』が存在していましてね。 その人達が一つの集団的な意見を作り上げていく面が 強いわけです。 話の筋というか、ストーリーを組み立てていきます。 それが噂話として流れることになります。 時に、批判的に……ね」 絵村「リーダー……ですか?うーん……。……どうも……。 ???……(-_-)……仲良くなるんですか??」阿武「まだ、分かりにくいかな? じゃー、こういう話ならどうですか? ……例えば会社でね、 何か込み入った組織上の変更を行う様な場合に、 その説明を社員に対してやるとしましょう……ねっ」絵村「……はい」阿武「複雑で……、どんなにうまく説明しても、みんなに 理解させるのは難しいだろうな……という様な場合が ありますね。 理解できないが故に出て来る反発だってあります……」絵村「ええ、ええ………」阿武「そんな時にですね、非公式に存在している 『通じ合う仲間同士』のリーダー株の人の助けを借りる のが良いという事です。 ……その人はですね、きっとあなたの部下の考え方の 特徴についても、良く知っているはずです……」 絵村「………!」阿武「貴方には、貴方が上司だからこそ、逆に把握できない 部下の真実の一面があります。 誰でもそうですが、自分を評価する立場の人に対して 部下の人達は、必ずしも裸になりませんからね……」絵村「うーん……そうでしょうね……それはわかります……」阿武「それらの部下の人達の持つユニークな面に関しても、 きっと彼はきちんと把握し、知っているでしょう……」絵村「なるほど、そう言われると、少しは理解が進みます。 確かにそんな人がいますね。分かってきましたよ。 それが、非公式なリーダーなんですね。 会社の組織や職制とは、又、違った……」阿武「そうそう……、非公式というか、むしろ本物のリーダー かもしれませんがね……。(^_^;) 自然と出来上がってきているものですから………」 絵村「なるほど……、自然ということは……とりもなおさず、 人望がベースということか…………。 うー--ん。……なるほど……(-.-)」阿武「我々の周辺には実に様々な集団がありますよね。 それらの集団には必ずと言って良いほど、 そういった陰のリーダーが存在しているものです。 そして色んな場面で、えも言われぬ幅広い影響力を 発揮しているんですよ」絵村「阿武さん、 影のリーダーなんて云うと『黒幕』みたいですね……」阿武「うー-ん……、黒幕とは少し違うかな。 組織を利用して何かを成し遂げようなどと考えている 人たちではありませんからね。 どちらかといえば、反発・批判分子ですもんね……」絵村「社員の小さな愚痴や批判的意見にも、 耳を傾けるんですよね……彼らは。 まぁまともに聞いてくれるから……情報も集まる……」阿武「……しかしね絵村さん、 彼らは当然、正式な組織立ったリーダーではないから、 絵村さんの様な正式な組織の長としての立場からは、 正面切って彼らの支援・協力を受けるという訳には、 なかなかいかないですよね……」 絵村「……フム。当然そうですよ。 上層部に批判的だから出世しなかった人が多いんですよ。 必ずしも、悪い人ではないんですけどね。 そんな生き方……と、いうか……」阿武「しかしながら……大切な事が彼らの口を通じて、 他の人達に伝わる様な……そんな働きかけをする事は、 できない事ではないと思うんですよ……」絵村「ははぁーーん。 そういう事か……。 そう言う事なんですね……(゜_゜>)」阿武「(^。^)はい!例えばそういう事です。はははっ(^○^)」 <続>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ====================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/03/03
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 不平や愚痴が集まる陰のリーダーを大切に[1] <Renewal>絵村「ええっ?(゜_゜ ) ちょっと阿武さん! 今……何と言われました? 『悪口と仲良くなって……活かす』って? ……悪口を活かす……ですって……? (゜_゜>) なんですか? それって!!<`ヘ´>」阿武「ふふふふっ……(^.^) ハイ、そうです……。( ̄ー ̄) 会社に限った話じゃありませんが……ね。 一般的にも集団を運営する上では大切なことです(^-^)」絵村「ちょっと突飛すぎる発想ですねぇ……。 『悪口』ですよ……。悪口には断固として反論でしょう。 一体全体……どういう事ですか……?」 阿武「ははははっ、聞き慣れませんからねぇ……。 ふふふっ。(^-^) 絵村さん、 世の中には、様々な組織とか団体があるでしょう?」絵村「ええ……まぁ……ありますね……(゜-゜ )」阿武「つまり、人の集まり……ね。人々の集合体です……。 その中で大切なことは沢山ありますが……、 そのうちのひとつは、 中にいるメンバー達がお互いに緊密な正しい連携を 取り合うって事でしょう?」絵村「……はぁ……確かに……」阿武「コミュニケーションの大切さについて真剣に……、 超真剣に考えますと……ね、 『悪い噂』は、絶対に見逃せないんです……(^-^)」絵村「……( ̄~ ̄)」 阿武「はははっ……、えらいケゲンそうな顔ですね……」絵村「…………なんとも……」阿武「いいですか? 色々な団体の中で、良好な人間関係こそが、 素晴らしい効果をもたらす一因だ……という事を、 マジに考えますと……ね」絵村「……ハイ……(゜_゜ )」阿武「集団の中で、批判的な噂を作っている人やグループが、 とても重要な存在だとわかります。 ……力学的に……」絵村「うーん……、批判的な噂を作るグループ……ですか……。 力学……ねぇ……。((+_+)) スミマセン……阿武さん、どうもまだ……ちょっと、 ピンときません……。 具体的には一体どういう事ですか?」阿武「うーん……、そうですか……。( ̄~ ̄) では、陰の噂の世界と仲良くなる事の大切さと、 その方法について具体的に話を進める事にしましょう。 事例をあげながら……ね。 ……但しね、絵村さん、断っておきますが、 これから話す事は、全てが私自身で発想した事では ないんですよ……」 絵村「えっ?………と、いいますと?(゜_゜ )」阿武「そうですねぇ……もう随分前のことなんで、 それがいつの頃かは、はっきり覚えてないんですが……。 何かの本を読んだ時に、悪い噂との共存の重要性が 説いてあって、その時……強烈な刺激を受けた訳です」絵村「ふーん、……本ですか?」阿武「ええ、誰が書かれた物か……そして何に載っていたか、 今では思い出せません。 ……でも、それから、ずっと、このテーマの大切さを 意識して過ごしてきましたから、私の言う事のどこから どこまでが、その著者の受け売りなのか分からなくなって しまっているんです……」絵村「うーん、確かにそういう事ってありますね。 普通の体験の記憶だって、そんな面がありますよ。 私も、幼い頃に実際に体験した事なのか……、 それとも親から繰り返し聞かされた事なのか、 ……分からない記憶があります……」 阿武「……そうですね。 ですからね、そのあたりを理解して聞いて下さいね。 長い年月が経っているので、受け売りというよりは、 自分の考え方にもなっていますから……、 大抵の事は突っ込んだ論議ができると思います。 しかし、内容の基本はその師匠の論の紹介です……」絵村「師匠?……ははははっ。(*^。^*) 影響を受けられたから……何処の誰とも知らない著者が 師匠になる訳ですね……。おもしろい……。(^-^) ハイ、理解しました。 そういう事で進めて下さい。よろしくお願いします」阿武「では……始めましょうか……。 たいていの場合ですがね……、 陰の噂話には何らかの形でリーダーがいます。 そのリーダー格の人を見つけ出すことがまず大切です。 そして、できればその彼と一緒に仕事をするか……、 深い付き合いをするか……そういう事ができると良いで しょうね……」絵村「ええっ? ……どうも……ますます分からない。(゜_゜ ) ………????」 <続> 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ====================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/02/24
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 悪貨は良貨を駆逐する(亡き大先輩の言葉) <Renewal> 希望に向かって進む集団にとって重要なことのひとつは……、やる気のある若きリーダーを、10人増やす事よりも、まず、開き直って、ふて腐れた人間を1人でも少なくすることである。 若きリーダーというものは……、慌てて増やそうと思わなくても……、やる気のある若者は必ず存在し、自ずから成長してくる。歴史はそれを語っている。又、急いで増やそうとしても、やる気の無い若者を根底から変えてゆくには、気の遠くなるような時間を要すると思わねばならない。 しかし、ふてくされた人間は……、可能性のある者達の心にブレーキをかけ、将来性のある若者を、またたくうちに潰したり、逃げ出させたりしてしまう……。ふてくされ者が、年長者であれば……それこそ被害甚大だ。 悪貨は良貨を駆逐する………。確実に……。そして、急激に…………。 ……かといって、中高年の多い組織体で、彼らに対し、恐怖心による動機づけを行うと、ふてくされ者を益々増やす事にもなりかねない。………逸話「北風と太陽」は、誠に含蓄がある。上に立つ者の、力量が問われる。人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2022/01/28
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 創造的な問題の解決<下> 【前回】創造的な問題の解決<中>滝「では、KJ法について教えて下さい」嶋「はい、KJ法とは何か?……ということですが……。 我々が仕事を通じて日常的に行動する場所は、 書斎でもなければ実験室でもないわけですね?」滝「ええ、リアルな、正に『実の業』の現場ですよ」嶋「そう『実業の現場』……です。(^-^) 言い換えれば、いわば、野外なんですよ。 そこには複雑でコロコロと変転する、 生々しい“現実”があるんです」滝「はい、まさにそうです……」嶋「この生々しい現実の前には、“文献”や“推論”だけでは、 どうにもなりません」滝「要するに、理屈だけでは……無理だということですね」 嶋「そう、そして又、学者が行うようなスタイルでもない」滝「……学者ですか?」嶋「そう……これは理論的にこうなるはずだというような、 仮説を打ち立てて、それを検証するようなスタイルでは ないんですね。というよりは、むしろ、その時々の状況に 応じ、仮説をどの様に思いつくかということの方が 重要なんですよ」滝「大げさに言えば……探検みたいな状況ですよね」嶋「はい、まさにそうですね。 実は、川喜多二郎氏は文化人類学者で、 『ネパール探検隊長』でした。(^。^) KJ法は、目の前のこうした現実問題に対処するために 生み出された“現場の科学”と言っていいでしよう」 滝「現場の科学?……現場の…………。 つまりは方法論であるということを言いたいんですか?」嶋「そうです……道具です。ははははっ……」滝「具体的には……どんな方法なんでしょう?」嶋「川喜多さんはKJ法を、創造の技法と言われているんです。 どのような方法論かと言いますとね……こうです。 『一見まとめようもない様々な事実をありのままにとらえ、 それを構造的に組み立てること(統合化)によって、 何か新しい意味を発見する』 こんな感じです。 探検で得られた数々のデータをまとめて論文にされる 作業の段階で、生み出されたようです」滝「まさに“創造の技法”なんですね。『創造』の世界に、 技法が存在するんですかね……。技法といわれるからには、 こと細かな手順があるんでしょうが……」 嶋「(^-^)まさに事細かな手順がありますが……、 それは、実際に訓練するしかありません。 ここでは考え方を話します……」滝「はい」嶋「『創造』は、先だって滝さんが『MOKSA』で話された様に、 天才でもない限り、何もない所からは生まれてきません。 なにかしら、自然にバラバラに存在するものを、 意味のあるように結びつけ、秩序づけるところにこそ、 創造がある……という考え方です」滝「なるほど……データそのものに着目し、掘り下げ、 秩序付けていくわけか……。 具体的に手法を実践してみないと……分かりませんね」嶋「そうですね。今日は、考え方の話をしていますから、 技法の詳細は、川喜田二郎氏が書かれた 『発想法』『続発想法』をご覧になって下さい……(^-^)」 滝「分かりました。今日は考え方を理解することにしましょう」嶋「今までの私の話から、KJ法は、異質のデータをまとめる “統合の技法”といっても良いと思います。 問題解決に迫る技法です」滝「『……迫る』か……(^。^) 分かります。それをやれば解決するなんて方法は、 無いですよね……(゜-゜ )」嶋「最後になりますが……、 これは技法ではありますが、この技法を進めるうえで、 大切な五つの精神があります」滝「精神ですか…………心構えですね」 嶋「その五つの精神は、 一、 自 由 二、 平 等 三、 愛 四、 楽 観 五、 完全燃焼 です」滝「凄すぎ……。(^_^;) 技法というと科学的な感じがするけど、 人類繁栄の思想みたいですね……」嶋「実は、これが極めて重要で、 この精神が貫かれないと技法は良い結果を生みにくいと、 言われている。そして又、この五つの精神は、 君が言うように“人の和”と極めて深い関係がある。 川喜田先生が言われるには、 創造的な活動と人の和とは深い関係があるらしい。 創造的な活動を共にすることによって和が生まれ、 和のある集団は非常に創造的である…………とね」 滝「ということは、この五つの精神に十分に気を配って、 KJ法を進めるとより良い結果が得られると……、 そういうことなんだな……(^。^)」嶋「うん……、と同時に、この五つの精神が技法推進の過程で 磨かれて、集団の和を助長するものが育つというわけでだ」滝「うーん、良い紹介をありがとうございます。 取り合えず、川喜多さんの書かれた『発想法』を 入手することにしよう……。 また、色々とアドバイスして頂けるとありがたいです」嶋「アイアイサーー ( "⌒∇⌒" )」 <完>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2021/12/13
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 創造的な問題の解決<中> 【前回】創造的な問題の解決<上>嶋 「なるほど……。 模倣、つまりは真似ることから応用、そして改善・改良、 でき得れば創造につないでいくことが確かに大事ですね。 そう言えば滝さん、昔から『MOKSA』とか、 言ってませんでしたか? 『M……模倣』 『O……応用』 『K……改善改良』 『S……創造』 『A……アート』 だったかな……」 滝 「ありゃーー、覚えて頂いていたんですか? 嬉しいですね。(^。^) 正に、前段の、MやOで止まっていたんじゃ、 真に前に進むことはできないんですよ。 天才といわれる人たちは、一挙に『S・創造』に、 飛ぶのかもしれませんが、我々凡人は、 真似て、応用して、改善して……それから少数の人が、 創造にたどり着くんだと思っています。(^。^)」嶋 「フム……まったく、同感です。 アートの域まではなかなか無理ですがね……(^-^)」滝 「ははははっ……そこまで行って『A』が付くと、 Moksaとなって、これ『解脱』って意味らしいです。 ははははっ……(^。^)」嶋 「そうですか……解脱ですか? なんだか、上手くできていますね。(^-^)」 滝 「長々と失礼しました。本題のKJ法の話に進んで下さい。 KJ法がビジネスの世界で活用されているんですね?」嶋 「そうです。その背景と意味について少し話しましょう。 かなり以前から、実業界においては、 自らが自分の立場で情報を集め、 独自の判断を下し、 あるいは必要な所に働きかけたりしながら、 関係する人たちの衆知を結集して、 事にあたれる人材が望まれているんです」滝 「そういう人材が必要とされる背景はなんですか?」嶋 「昔に比べて今日は、価値が多様化してきていることが、 大きいですね……」滝 「確かに膨大な知識を容易に手に入れられる様になって、 ビジネス組織の中では、様々な考え方の人が 増えていますね。当然考えは行動に連動しますから、 様々な行動をする人で溢れていると言っても、 良いでしょうね。 一種の進化ですね……」 嶋 「おっしゃる通りですね……(^。^) このような、様々な知識・考えを持った人達の心を、 共通の目的に主体的に向けさせなければなりません。 なんせ企業体ですからね……」滝 「うん、よく分かります。それは大切なテーマです」嶋 「加えて、会社の全員がその目的を果たすために、 それぞれが創意をこらし、一致協力し組織としての 相乗効果を出すようにしなければならないわけです」滝 「昔なら優秀な上司のトップダウンで進めていたのかな?」嶋 「そうでしようね。でも、近年ではそれも限界があります。 KJ法は、このような時代に幹部としての態度や考え方に 大きな示唆を与え、衆知を統合するための 方法を提供するものなんですよ。(^-^)」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2021/12/06
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 創造的な問題の解決<上>嶋 「川喜田二郎さんって、知っていますか?」滝 「かわきた……じろう…………知りませんが……」嶋 「日本の文化人類学者でしてね、 元東京工業大学の教授なんですが、 その先生によって考案された創造性開発の技法が、 あるんです……」 滝 「創造性開発?創造力が豊かになるって事ですか?」嶋 「またの表現を『創造的問題解決』の技法と言いましてね、 川喜田先生の名前の頭文字を取って『KJ法』と 名付けられているんです……」滝 「『KJ法』……何かの講演で聞いたことはありますね。 発想法とかいうのじゃないですかね……。 しかし……、その技法を使えば創造力が豊かになる なんていうのは、ちょっと違うような気もするんですよ」嶋 「それはそうですね。まずベースとなる知識を学ぶことが、 大切なことですね…………言うまでもなく……」滝 「そうでしょう。 人は赤ん坊の時から学んで成長してます。 その学んだことを土台にして新しい事に挑戦するんです」嶋 「ええ、確かにそうですね……(^-^)」滝 「そして成長して大人になってから、 気を付けなくてはいけないことがあるんですよ……」 嶋 「……ほぅー? それは何でしょう? (゜_゜ )?」滝 「ええ……。 学んだことを完璧に理解したとしてもですね、 それは、あくまでも標準だということを、 理解していなければならないんですよ……」嶋 「『標準』……と言いますと、 過去の経験の蓄積から、先人が作りだした公式みたいな ものだという意味ですかね……(゜_゜ )」滝 「はい、知識の塊りであったり、方法論のパッケージで あったりと形は様々ですが、過去の知恵の蓄積なんです。 だから現状のレベルが標準以下の人にとっては、 それでも十分役に立つのでしようが……」 嶋 「うーーーんなるほど…………なるほど(゜o_゜)」滝 「しかし脱皮するには、その先の思考が重要になります。 ( ゚Д゚)うーん、……まあいいや。 すみませんね、変なことを言い出して……。 今日はその『KJ法』の話なんでしょう? 話を戻してもらっていいですよ……」嶋 「いやいや滝さん、対話というのはこのように発展性が あるから面白いんですよ。 この辺りの話をぜひ続けましょうよ……ね(^-^)」滝 「……ですか?(^。^ )じゃー続けますが……。 脱皮でもワンランクアップでも良いから、 前に進むには、考えて、考えて独自の思いを 整理しなければならないのですが……、 困ったことに、学ぶことに慣れてきますと、 この自ら突き詰めて考えるという思考力が、 衰えてしまうんです」 嶋 「学ぶ~覚える……つまり記憶ばっかりしてしまうって ことですかね」滝 「そうなんです、でも記憶だけでは未熟でしよう……。 深く理解しなければならないんですよね。 その為に、沢山の『問い』を発する事が大切なんですよ。 疑問を持たなければ、真の理解は難しいですよね? 『暗記復唱型はダメなんです……』」嶋 「そう、鵜呑みになりますね。 一生懸命にメモって、丸覚えして自分に力が付いたような 錯覚をしている人が多いですねぇ……。 今、滝さんが言った『問い』というのは、 入ってきた知識と議論をしろということかな……?」滝 「うん、近いですね……。 『問う力』を学び、磨かねばなりません。 『学問』という字は、問いを学ぶと書いてありますね。 次の世代を担う人たちが、 心しなければならない重要点だと思います……」 嶋 「なるほど……深いですね。 そして学びは人からばかりじゃありませんね。 昔も書物からの学びがありましたが、 昨今のインターネット情報からの学びは、 想像を絶するものがありますよ…… (-_-)」滝 「そうそう、そこなんです。 学びは言ってみれば模倣~応用の世界なんですね……。 それを、改善、改良~創造につないでいく思考こそが、 極めて重要だと思っています……」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2021/11/29
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 部下の成長と フィードバック<5> 【前回】部下の成長と フィードバック<4>「そうそう、正しく客観的に認識しないとな。(^-^) 自己満足じゃー仕方がないんだ」「ウン、分かった……、続けてくれ。(^。^)」「自分をしっかり認知することの大切さについては、 いくつかの実証研究がされてきていてな。たとえば、 コーネル大学のD.ダニング氏とJ.クルーガー氏は、 このように主張されている。 『能力の低い人物こそ、自らを高く評価してしまうような、 そんな認知バイアスが存在する』とな……」 「うん?認知バイパス……?(゜_゜ )」「いや、認知バイアスだ……。(^-^) 物事の判断がね、直感や、これまでの経験にもとづく 『先入観』によってなされ、合理性を欠いてしまう心理現象の ことを言うんだよ」「思い込んだら100年目っていうヤツで、何でもかんでも それを基準に判断しちゃうようなもんかな?」「ふふふっ……まぁ、そんなもんだよ。(^。^) 一方で、『成果を上げる人ほど、自己認知能力が高い』 という研究成果も発表されているんだ」「要するに、君が言いたいのは、『仕事のできる人』に なりたいなら、自己認知力をしっかりしなければならないと、 まっ、そういうことなんだろう…… ( ^×^)」 「そうそう、全くそうだよ」「……しかしだな。 『仕事のできる人』になるには様々な能力が必要じゃないか? なんで、ことさら自己認知力を強調するんだよ?」「『なぜ自己認知が大切なのか?』……ときたか? うん、良い質問だ。実に良い質問だ……(^ー^)」「おいおい、何を陶酔してるんだよ……。もう……」「ではここで『ジョハリの窓』を引用して、 なぜ、自己認知が大切なのかを解説しよう……」「えっ!『ジョハリの窓』なら知ってるよ……」「そうだろうな、君ならきっと知ってると思っていた。 簡単におさらいしてくれるかな……」 「『ジョハリの窓』は、心理学者のジョセフ・ルフト氏と ハリントン・インガム氏の両名によって考案された概念だよ。 二人の名前の頭をとって『ジョハリ』だ……」「そう……1955年のことだよね」「それはな自分と他者から見た『自己の領域』を表すものでな、 対人関係の進展やら自己の理解に利用されて、 ビジネスにおいての能力開発にも効果を発揮しているんだ。 具体的には…………」「分かった、それから先は私が話を進めよう……。 今まで自己認知の重要性を、色々と述べてきたんだけど、 自分を知るという行為は、言うは易く簡単なことではない」「全くそうだ。自分ほど不可解なものは無い…………(=_=)」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2021/11/26
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ あんまり拘り過ぎない方が前に進めるんじゃ? <Revival>「それって、会社の上司と部下との間の事ですか……?」「ええそうです。 何といっても我々日本人は、まだまだ 『自分の意見を否定された事』 即ち、 『自分の総てを否定された事(人格を否定された事)』 に感じてしまいますからね……」「もしもしー、それはちょっとオーバーじゃないですか……?」「いえいえ、ビジネスの現場は特にそんな感じなんですよ……」「それはちょっと……、何と言うか……考えすぎと言うか……、 難しすぎる生き方だと思いますがね……」「それじゃー、貴方はどうだと言われるんですか?」「ははははっ……(^。^)もっと簡単で戦闘的ですよ」「ええっ……? (゜_゜>)」 「あのね……こうです……。 『僕は、赤だと思っていました。赤にしか見えません。 しかし、上司から青だと否定されました。 あれっ、なんだ……、赤と青と二種類あるのか? フーーーム……。 まっいいや、俺には赤にしか見えないから……。 それで行こう。 ……えっ?なんだって? こと仕事に関わる事は、統一しなけりゃならないって……? ありゃまー、しょうがねぇなぁ…………。ヘ(´o`)ヘ あーーーあ、赤なんだけどなぁ……。 フーム……。 しかし、しょうがないか……。 上司だもんな……。 よし、じゃー、これは一応、青にしておくか……。 しかし、見てろよ。(-_-) いずれ、俺も権限とやらを身につけて、 自分が見えるままに物事を決めてやるぞ……』 ってな……ことですよ。 ジタバタしてもしょうがない……ははははっ……(^。^)」「うっ……(;一_一)」人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ====================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2021/11/22
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 部下の成長と フィードバック<4> 【前回】部下の成長と フィードバック<3>「やっぱりそうだろう。それなら分かるよ……」「……うん、そこで今からPHP研究所で取り組んでいる 『(部下が)フィードバックを受ける意義』について、 関連の話をすこししようと思うんだが……」「そうか、君はその辺りに関わっていたんだったな……。(^-^) ぜひ、聞かせて貰おうじゃないか……」 「『仕事ができる人は自己認知力が高い』と言われている」「自己認知力……?」「昨今の、変化の激しいビジネス現場においてだな……、 目の前の状況が刻々と変わっていく環境の下では、 どうしても、受け身の姿勢で、 その変化に対処しようとしがちなんだよ……誰しも」「フムフム……」「しかし受け身の姿勢からは、真の喜びや楽しさは生まれない。 徒労感が高まる一方なんだ」「うん……なるほど……」「そこで、そうならないために大切なことがある」「フム……能動的になれという事だな……?」 「そう、『自分は何をしたいのか』『何が強みなのか』 『周囲から何を求められているのか』……と、考えて、 こういった問いにしっかり向き合うことが大切になってくる」「……うん、確かに、 そういう姿勢を通じて形成されてくる自分の拠りどころが、 変化を乗り切るために必要なんだろう……」「そうだよ。やる気、勇気、自信、知恵を生み出す原動力に なっていくからな……」「なるほど……『自己認知力』か……。 ビジネスの現場では、とても大切な力なんだな……」「ちょっと、堅苦しくなるが…………、 近年の欧米での『人的資源管理の研究分野』で、 リーダーシップ開発に関するさまざまな議論が展開されている。 また、我が国でも松下幸之助など、経営の実務家たちによって 構築されてきたリーダーシップの持論が、 それぞれの著作などで紹介されているよな」 「うん……それは、分かる……。よく読んだもんだよ」「こういった『リーダーシップ論』について、 さまざまな知見や主張があるんだが、 そのいずれにも共通しているのが、実は、 自己認知の重要性を指摘している点なんだよ……」「昔から『敵を知り、己を知れば百戦危うからず』というが、 己を知る事の重要性なんだな……。 まっ、俺たちの世代は、自分のことは自分が一番知ってると、 豪語していたがな……ははははっ(^。^)」「ふふふふっ……、ここでいう自己認知というのは、 己の性格、長所・短所、欲求、役割について、 深く理解することだ。 つまり自分を正しく知るということだ」「……『正しく』がポイントだな……」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2021/11/12
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 部下の成長と フィードバック<3> 【前回】部下の成長と フィードバック<2>「新人に対して、上司がフィードバックをしていると……、、 会話が進むのにつれて、見る見るうちに新人がどんどん元気が なくなっていく……。 何度も遭遇した景色だよ……(>_<)」「さっき、お主が紹介した理論で行くと、 脳の創造的能力が低下して来るからだな……。(゜_゜)」「うん、根本的に、フィードバックは我々の脳の能力を、 低下させる活動なんだよ……」「ここ迄来ると、お主が今日、一体何を言いたいのかが、 正直、分からなくなってきたよ。 君は、フィードバック肯定論じゃないのか?」 「まぁ、そう焦らないで欲しいんだ。( ̄ー ̄) ちょっとここで、ここまでの話を一度整理してみよう。 (1)フィードバックは日本人向きではないので、 上手に行うのがとても難しい。 (2)フィードバックは過去に目を向けるため、 脳の創造的能力を低下させる そのため、皆『フィードバック』はあまり好きでなくて、 しかも、その効果も限定されている……こんなところだな」「……うん、そうだよ……。……で、何が言いたい??」「君でさえ知らないかもしれないことがあるので、ここで改めて 『フィードバック』の説明をするとしよう。( ̄ー ̄)」「おっ!! 来たな、来たな。 よっしゃ、聞いてやろうじゃないか……('_')」 「フィードバックは、ごく簡単に言えば、 『誰かに対して自分の意見を述べること』なんだが、 我が国で話す時は、ここにもう一つ『忌憚なく』という要素が 加わるんだよ。物事をはっきり言わない日本人に対しては、 『忌憚なく』と強調しないと、肝心な事を言わないからな」「うん? その辺の話はもう分かった、分かった。 ……で、一体何が言いたいんだ?」「ここで、逆のことも考えてみたい……。 フィードバックを行う方ではなくて、 それを受け止める部下の方の話だ……」「うんうん、……で?」 「自ら進んで上司や周囲の人にフィードバックを求める部下は、 はっきり言って『できる社員」へと成長して行くんだよ」「分からない話でもないが……一般的には、 あれこれ言われるのを嫌がるんじゃないか……? 誰しも……」「うん、的を得た指摘だ……。 だから……ここに、教育の必要性が出てくる……」「なるほど……そう来たか……( ̄ー ̄)」「『フィードバック』の手法は、新しい人材育成手法として、 注目が集まりつつあるんだが、先ほどから話している不都合を 克服するには、管理職を対象にしたフィードバック研修が 必須だ。近年、社内で実施する企業が増えてきている」 「しかし、その話は、上司の視点に立ったフィードバックの 考え方やスキルを教えるという事であって、部下の教育では、 無いじゃないか……」「まぁ、聞けよ。こうやって上司には、部下に対して 耳の痛いことを伝える事ができるようにする狙いなんだ。 一方、同じ考え方で、部下にも『フィードバック』の理解が 必要なのは言うまでもない」「……そうだろうが」「部下の側にも、フィードバックの意義を理解させたうえで、 それを正面から受け止める姿勢を作る為の教育をやらないと、 フィードバックはうまく機能しない」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2021/11/04
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 部下の成長と フィードバック<2> 【前回】部下の成長と フィードバック<1>「ふふふふっ……『カタカナ語』とはよく言った。ははははっ。 以前から外来語という言い方でカタカナで表現しているな。 しかし……もう外来語という表現も古くなってしまった……」「何言ってんだ!<`ヘ´> 国外から入って来るから……外来語だろうが……」「うん……まぁ、そうには違いないが……。……我が国は 何といっても300年余り鎖国していたからな……。 『内』と『外』という概念が強い。 近年は、そういう区別の仕方は控えて、世界観でものを 考えるようになってきた…………」 「グローバル……っていうヤツか。まあ、貿易立国だから、 分からん事は無い。お前は、経済論中心、俺は民族論中心だ。 ははははっ……(^。^)」「外来語『フィードバック』はな……、 元々はITや工学の世界の用語だ」「……ふふふふっ……( ̄ー ̄)」「何らかの出力された結果を修正したり、調整したりして、 改善する為に、入力した側に返すことをいう言葉らしい……」「うん……自動制御にとっては大切な概念だった……( ̄ー ̄)」「……そうか、君は以前、IT屋だったな。(^-^) ところが今では、この『フィードバック』の考え方が、 一般的なビジネスシーンでも活用されるように なってきたんだよ……」 「そういうことなんだな……」「うん、例えば上司が部下の評価をするだろう? その評価が昇給や昇進に反映されるだけじゃなくて、 本人に対する具体的な称賛や指摘、改善点を与えることにも、 用いられている……そういう概念だ……」「そういう意味では、消費者が商品やサービス、応対の感想等を 企業側に伝えたり、メディア上で公表したりするのも、 フィードバックだろうな……」「うん、忌憚ない指摘や改善点などを活かして、 より良い方向に改善、向上していくことを目的として 行われているところだよ……」 「その辺りは理解できるが……、 いざ職場で活用しようとなるとかなり大変だぞ……」「うん、……簡単ではない……な」「上司の方がな……、パワハラになることを恐れて、 はっきり言えなくて、いきおいきちんと伝わらないようだと 『よくわからないフィードバック』になってしまうだろう」「『はっきり言わないコミュニケーション』が染み付いている 日本人にとっては、このフィードバックは、 かなり難しいものになるな……」「……見ろ……そうじゃないか……。ここは『日本』だ」「それともう一つのより深い問題点があるんだ」「まだ、何かあるのか?」「うん、フィードバック受けた相手を、 『反省モード』にさせる点だ。フィードバックを受けると、 我々は後ろ向きになってしまう傾向がある」 「『注意された』『叱られた』……ってことになりやすいか?」「とある専門家が云う『認知科学のモデル』ではな、 人間は未来に目を向けて時間を過ごすことで脳を活性化させる ことができる一方で、過去に目を向けて時間を過ごすと、 脳の創造的能力が低下してしまう……と云われている」「ほう……そんな理論があるのか……。 それは、実感としても納得だな……(^-^)」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2021/10/28
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 部下の成長と フィードバック<1>「フィードバックって分かるかな?(゜_゜)」「…………(一_一) 分からんことも無いが…………、 日本人なら日本語で言え、日本語で <`ヘ´>」「フィードバックというのはな……、 仕事を通じてやったことやら、 成果として出来上がった物に対しての評価をだな、 やった人や会社に対して伝え返すことを言うのさ。 それを『忌憚なく』返すのが特徴だ……」 「何だ……結果の評価か……。 最初からそう言えよ。(>_<) 分かりにくい……」「うん、分かりにくいよな……。 何故分かりにくいかというと、フィードバックは、 元々欧米のもので、輸入された概念だ。 日本の文化には合わない面があるかもしれない……」「そんなら……放っとけよ。そんなややこしいもの……」「それがな……近年の実業界では随分と大切なことになって きてるんだよ……」「……そうなのか。 まっ、考えてみたら我々の時代のモノだって、 最初は舶来で、段々慣れて……日本の文化に馴染ませたって ものも多いから、そんな事もあるだろうよ……。 昨今はコミュニケーション、モチベーション、チームワーク、 セクハラ、パワハラ……、カタカナだらけの職場だ」 「うん、確かにそうだな……。 ややこしいついでにフィードバックのことを、 もう少し話しても良いかな?」「ふふふふっ……嫌といったって話すだろう? 君は……(^-^)」「まあな……(^。^) このフィードバックのフィードというのは英語で『Feed』だ。 Feedの意味はな……食べ物を与える、つまり栄養を与える事を 意味するんだよ。そして、 『Back』は?……」「バックホームのバックだな。『返す』という事かな?」「うん、という事は……フィードバックする内容はだな、例え、 どんなものであっても、返される側にとって活かせるもの、 糧になるべきものという意識が大切になるわけなんだ……」 「おいおい、それは奇麗ごとじゃないか……。 欧米人にしてみりゃー『誰かに自分の意見を述べること』は、 ごく普通の事で普段から『忌憚なく』話しているんだろうが、 我々は……日本人だ……」「うん……まぁ欧米でも、単なる日常会話で、いつも忌憚なく 話をしているわけではないんだがな。それがフィードバックの 場面であれば、当然のように『忌憚なく』話すようだ」「そうか、しかしここは日本だ。 そもそも日本人は『忌憚なく』伝えるのに慣れていないんだ。 ……だから日本語がますます複雑になったのかもしれんがな。 君が言うように、フィードバックと称して『忌憚なく』が、 行き過ぎると単に厳しく失礼な上司になってしまいかねんぞ」「うん……まぁ……」「元々立場が強い上司が『忌憚なく』ものを言うと、 それだけで部下にとっては大変な圧力になるんだから……。 日本ではまず婉曲に話しておいて、 『忌憚なく言わせて頂きますと』と断ってから切り込むんだ」 「うん、だから、そこんところは十分に気をつけなきゃいかん とこなんだ。フィードバックは評価する側が、評価される側の ヤル気を引き出し、能力を向上させるためにやるものだから」「日本人も、そこまで踏み込んでいかないと欧米に置いて 行かれるという事か……」「そこまでは言わないが、今後の日本産業界にとって、 若手の育成のためにフィードバックは大切な位置づけになって きたってことだよ」「ホントに聞き慣れないカタカナ語が次から次へと出てくるな」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2021/10/21
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 『3K』で人を育てる <3・完> 【前回】『3K』で人を育てる <2>「『女性は家庭を優先するから、大事な仕事は任さないように』 等と考えてしまって、機会を与えていない傾向があります。 【期待しない】から【機会を与えない】という傾向が、 強くはないですか?」「………………(~_~;)」「そして、なんと【鍛える】だけが独り歩きしてしまって、 部下にとっては、ただただ厳しい環境となってしまいますね」 「うーん……、耳が痛いですね……適切な例です。 確かに、そういう面があります。殆んど無意識ですね……」「これはひとつの例ですが……ね。 こういうことだと、仕事にやりがいや面白みを持たなく なってしまいますよね」「確かにね―――。でも、難しいなぁ……」「今は、女性に対する『無意識の偏見』の例をあげましたが、 近年叫ばれている『女性活躍推進』の阻害要因ですから、 社会の流れに反する一種の脅威だと指摘する意見もあります」「なるほど……そういうことですね。手厳しいなぁ……。 指導という意味では、会社に限ったことではなくて、 家庭内でも存在しますから……なんだか、 身につまされてきましたよ……」 「娘さんをお持ちなんですね……。(^。^) 人を育てるというテーマは、実業界に限らず、 言われるように家庭でも、学校でも、町内会にだって……、 存在しますね……」「『無意識の偏見』ですね。 これは気をつけないといけないなぁ……。 子供の進学・就職なんかに関しても……色々、ありますね」「これを機会に十分配慮して進めて下さいね。 今日の話の【 期待する → 機会を与える → 鍛える 】という 『育成の3K』のサイクル中で特に重要となるものは、 【期待する】だと考えています」「……ですね。若い頃に想像を絶する激務の中で、 心が折れかかっていた時に、滅多にお会いしない部長から 言われたことがあります……」「ほう……、何と……」 「『相当に頑張ってくれているらしいな。課長から聞いてるよ。 体を壊さない様に……な。期待しているよ。(^。^)』って、 直接言われましてね。部内には400人位の人がいましたから、 覚えておいて頂いただけでも嬉しいのに……激励されました。 ヤル気が出ましたし、一層健康管理もするようにしました」「それはラッキーでしたね。あなたも強かったんだと思います。 人によっては、遥か上の方からの期待で委縮する人もいます。 【期待する】は大切なんですが、上手に伝える事も大事です」「……ですね……長男の顔が浮かんでいます。(^-^;ふふふっ」「ふふふふっ……。(^-^) 今日は、女性への『無意識の偏見』を例としてあげましたが、 性別や年齢を問わず、すべての部下に対して気をつけなくては ならないことですね……」「はい、学歴とか、職歴とかも……無意識というよりは、 先入観から『期待する』ということに差が出ている面が、 ありそうですね……。うーーん…………」 「意外なことに、盲点となっているのが、 比較的勤務歴が長い社員に対する場合ですよ。 そこそこ自社の戦力として育っているわけです。 だからどうしても、より期待するという意識が先行して、 【鍛える】一辺倒になりがちです。 そうなってはいないでしょうかね?」「重い言葉ですね……。彼らも部下を持っていたりしますから、 何となく同列で見たりしますね……(^_^;)」「そうですねぇ、年齢を重ね、経験も積むにつれて、 責任も厳しさも増しますが、そのような中でも、 貴方が育てるべき部下に違いありませんから、 働きがいを持てるように貴方が意識をすることが肝要ですね」「盲点ですね…………。 年齢に関係なく、動機付けは必要ですもんね……」 「自分が育成すべき人達への気遣いや声掛けなどは、 普段の何気ない行動こそが大切で、それこそが、 精神的充実の礎となるんですよね。 日ごろの些細な行動から始まり、 それこそがポイントなんですよ……。 なんだか今日は、話があっちこっち蛇行したけど、 この辺りでお開きにしましょうかね」「『育成の3K』 【 期待する → 機会を与える → 鍛える 】 と、全ては『期待する』から始まることを肝に命じます。 今日は、ありがとうございました。(*^。^*)」 <完>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2021/10/07
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 『3K』で人を育てる <2> 【前回】『3K』で人を育てる <1>「先ほどは【 期待する → 機会を与える → 鍛える 】の 『3K』のサイクルをご紹介頂きましたね。 人材育成や、定着を目指す意味で使われているとか…………」「はい、それを聞かれて、おおよそは納得されたでしょう? もう既に実践しているという、心の声も聞こえてきそうです」「はい、社員は、仕事をうまく実行していくために、 必要な技術や技能・考え方を、懸命に磨いています。 その努力たるや賞賛に値するものだと思っています……」 「そうでしようね……」「そういった社員の気持ちを充実させて、 ヤル気を一層刺激する意味で、 言われている『3K』は、とても大切になると思います……」「正にそうです。この『3K』は一見、至極当然のように感じる かもしれませんね。スポーツ界で選手を育てるのだって、 期待している事を伝え、 チャンスを与え、 鍛えて行けば、 グングンその力を伸びていきます」「はい…………。 至極当たり前で指導者なら誰でも実践している事ですよね」「ははははっ……、やはり、その様に感じましたか…………。 上司に求められる、この『3K』のサイクルは、 ちゃんとやっているように見えて、よくよく観察すると、 意外に抜け落ちてしまっていることがありうるんですよ」 「抜け落ち……ですか……? そうでしょうか?(゜_゜) 私はちゃんとやっているつもりですが……」「まあ、暫く聞いて下さい。 怖いのは、抜け落ちていても、その事になかなか気づかない ということなんですよ。 社員が精神的に充実しているかということは、 数値などでは測れませんからね。こちらが気づかぬうちに、 部下は意欲を失い、成績の低下や、職場環境の悪化、 さらには退職を招きかねないことになるんですよ……」「うーん、そう言われれば、 ……退職希望の話が出てきて、やっぱりそうか……と、 思う場合と『えっ?どうしてこの人材が?』と思う場合が あります。我々上司はこの『3K』をちゃんと実践していると 思い込んでいる面があるのでしょうか?」 「訳が分からず、社員が意欲低下になったり……って、 よくあることではありませんか?」「……確かに……、でも自分はちゃんと指導しているみたいに 思いたいんですよね……(^-^;」「上司の対応のまずさは、実は怖いものなんですよ。 その一つに『無意識の偏見』というのがありましてね……」「『無意識の偏見』てすか…………?」「はい、そうです。 事例として最も多く取り上げられるのは、 女性社員への接し方ですね」「うーん、そっちに来ましたか?(^_^;)」 「ふふふっ……、思い当たりますか? 上司の自覚がない為に、女性に対して固定観念を持って、 『いつかは家庭等の事由で退職してしまうから』と考えて、 『3K』の一つ目である【期待する】から遠ざかったり していませんか?」「うーん……痛いですね。 ほぼ、無意識的にそうしている場合が多いかな……」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2021/09/30
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 『3K』で人を育てる <1>「『3K』って聞いたことあるでしょう?」「えっ?『3K』ですか?あの有名な……。 『きつい』『汚い』『危険』のローマ字表記の頭文字を 取ったもので、極めて過酷な職場環境の事を言うんですよね」「そうですね……殆んどの人が知っていることですね。 しかし、今日お話をしようと思っている『3K』は、 それとは違うんですがね……」 「……と言いますと?」「まあ『3K』と聞けば、様々な場面で通称や略称として 使われていますから、連想するものは人によってさまざまだと 思います。ビジネスマンにとっては、あなたの言う『3K』を 想う人が多いかもしれませんね」「他にもあるんですね……」「今日は人材の育成や、人材の定着を目指す意味で使われている 『3K』をご紹介したいと思っています……」「そうだったんですか、早とちりをしてしまいました。(^_^;) ちょっと、拘りがあったもんですから……。 ……で、どういうことでしょう?」「今日の話の『3K』は、 【 期待する → 機会を与える → 鍛える 】というサイクルの 頭文字を取ったものです」 「なるほど……、人材育成のポイントですね……(^-^)」「ところで……、ちょっと気になったんですが、 あなた、さっき『きつい・汚い・危険』の3Kに対して、 拘りがあると言ってましたね……」「ああ、いえいえ、大したことではありません。 すみません、勘違いしてしまったもんですから……。 どうぞ、気になさらないで続けて下さい……」「……実は、私の方が少しばかり興味が湧いてきましてね。 あなたがどんな考え方をされているか、知りたくなりました」「いえいえ、今日の本題とは外れていますから、 気にしないで下さい。どうぞ、予定通りにお願いします……」「私は昔から『脱線の名人』と言われていましてね。(^_^;) ハプニングを好むんです。だって、お互いをより理解し合える チャンスかもしれないじゃないですか? お互いの理解が進めば、会話や、ディスカッションも、 とても生産的な有意義なものになっていくんですよ。 ぜひ、聞かせて下さい」 「いやーーー、そこまでおっしゃられるんでしたら、 共に、一瞬の脱線を楽しみましょうか……?(^_^;) 実は私、 随分以前から、社会的に言われているこの『3K職場』 について、普通とは違う感覚を持っているんです……」「ほうー、それは興味深いですね……。(^-^)」 こうやって貴方とお話しするのも久し振りですし、 貴方の考え方を理解する意味でも、とても興味があります。 どういうことか、教えて頂けませんか?」「はい、私が幼いころから祖父がよく言っていたんです」「ほう、何と仰っていたんですか?」「はい『職業に貴賤上下の差別なし』と再三言ってました」「なるほど、素敵なお祖父さんですね。 確かにそうですね。今話題にしている『きつい』『汚い』 『危険』という言葉も、厳密に言えば、その職場の特徴を、 示しているだけで、良し悪しを言っていないのです。 しかし、それらが過酷であるところから、一般的には 避けたい職場、避けた方が良い職場という風に、 理解されていますね……」 「幸運で恵まれた就職をしている人達には分かり辛いかも しれませんが、 『3K職場』と言われているものの中から、 自分に合う職場を見つけようとしている人は実在します」「はいはい、良く分かりますよ。 すぐに働ける仕事を探したい方たちには、いえることですね」「ええ、勤務経験を積みたいと考えている人達もそうです。 具体的に言いますと、建設・工事現場の仕事や、清掃、 介護業務など、まだまだ他にも『帰れない』『給与が低い』 といった職場があります。一般に厳しい労働環境がイメージ されますが、介護・医療業界など社会貢献度が高い職業が 多いともいえます。直接人に感謝される機会も多く、 やりがいを感じられる仕事も沢山あるんです」「そうですね……社会的なニーズは高いわけですから、 仕事が無くなるリスクも低い職業でもありますね。 人手不足の職場も多いと聞いています」 「未経験でも働きやすいので、探しやすい職種でもあるんです。 今後、労働環境も順次改善されて行くはずですから、 いわゆる『3K職場』を、悪玉扱いにはしないで欲しいという 私の拘りです……」「素晴らしい、あなたは以前から物事を鵜呑みせず、 チェックして対処する方だとは思っていましたが、今日は、 また、素敵な視点を聞かせて頂きました。 ありがとうございます……(^-^)」「いえいえ、時間を取らせて申し訳ありません。 では、本題に入って頂けますか……」「はい、では人材育成のポイントについて、 話を進めましょう……」 <続く>人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2021/09/23
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◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 仕事で成長する人 ⇔ しない人 <Revival>「真森工場長、市内課長は昨夜、現場見回りしてくれたかな?」「部長!!いやとても、とても……。(^_^;) 先日、部長も懸念しておられましたように……、 今の激務の状況では……とても無理です…。 流石のイチウチでも……ハイ。(^-^;」「……回れなかったんだな…………(-.-)」「やはり部長……無理ですよ。この増産体制の現場では……」「……うん、しかし……現場巡回も……大切なんだが……。 特に、……安全面で……」 「分かります……部長。しかし、どうか勘弁してやって下さい。 もちろん現場巡回の大切さについては、 市内課長も良く理解しておりまして、 就業時間ギリギリの今朝方迄、 何とかしようとはしていたようなんですが……」「…………(-.-)」「なんせ、夜勤の現場では最高責任者ですので……、 より重要な職務に追われまして……。 …………ハイ」「……うんそうだな……分かった。 ……しかし、何とかしなくちゃいかんな……」「はい………………それは……はい。 検討します…………」「第一工場がそういう事なら……、 第二工場の方も一緒の状況だろうな……」「ええ、現在の現場の厳しさは、どの工場も一緒ですから……。 むしろ、第二工場の方が、もっと大変かもしれません……」「うん、ありがとう。今から……第二工場に回ってみるよ……。 真森君……検討、しっかり頼むよ……」 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★「前田工場長……、例の工場巡回の件だが、 昨夜はやっぱり無理だったろう……」「あっ、部長。巡回は夜勤の槍村課長に頼みました……」「ああ……、槍村君ね……。彼も中々の激務だなぁ……」「部長……、何でしたら報告させましょうか? 今朝丁度、残業していますから……」「えっ?……見回り……やってくれたのか……?」「はい……勿論です。……どうしてですか?」 「だって君……、この増産体制の下では、 激務で……そんな時間取れなかったんじゃないか……?」「えっ?ええ……はい、激務ではあります……特に夜勤は……。 管理職は槍村君一人ですから……」「そうだよな……、大変だと思う……」「はい、だから……逆に指示されたんでしょう……? 事故を起こさないように……ちゃんと現場を監視せよと……」「うん、そうだ!(^。^)」「槍村課長、ちゃんとやってくれましたよ」 「そうか…………、しかしよく時間が取れたなぁ……」「ははははっ……部長、そんな事…………。 だってやるべき任務ですから、 アイツちゃんとスケジュールに入れてましたよ。 ……確か中食の直後に回ったようです……。 色々と現場の課題に気付いて、良かったと申しておりました」「そうか、そうか……ありがとう。ありがとう。(^。^) しかし、人一倍忙しい槍村君が……良く一時間の時間を 捻出できたもんだな……」「いえいえ、部長、いつもの様に何もかもやってたら、 とても時間は作れませんよ。仕事の優先順位の見直しと……、 部下に任せても良いもの……、 極端に言えばミスしても大きな影響のないものは、 部下に下ろしたりした様です……。 それでも、幾つか出来なかった任務が残ったようですが、 生産には直接関係の無い部分ばかりです……。 どうか……ご安心下さい」 「そうか、スケジュール化したか……なるほど……。 後は手抜きか……ふふふふっ……(^.^)」「はい部長、良い意味での手抜きです……。(^-^) 優先順位をしっかり考えたようです……」「そうか分かった……ありがとう。 その辺りの知恵を今度、部内で発表してくれないかなぁ……」「はい、ありがとうございます……分かりました。 部長にそう言って頂けると槍村もモラールアップすると 思います……。 ありがとうございます(^^ゞ」 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★「安全課長……いますか」「ハイ、ここに居りますが……」「例の夜勤の見回りの件だが、槍村課長が実行してくれたから、 後で具体的な状況を、把握しておいて下さい」「そうですか!やってくれましたか槍村課長……。 期待していました……(^。^)」「……と言うと……」「ハイ、これは部長も先刻ご承知のように、 激務の課長に新たに頼む任務です……」「そうだな…………」「……それも夜勤の最も忙しい状況下で、頼むのですから……、 普通の考えの課長では、実行されないと思っていました……」「……どういうことだ……?」「ハイ、これは元々無理を承知でお願いするわけですから……、 その任務の重要性を充分理解して頂いて、 きちんと『仕事』として『スケジュール化』できる能力の ある人でないと無理かな……と……はい」「うん…………全くそうだな……」「槍村課長は、その辺しっかりしていますから……、 期待していました……」 「……『増産と事故発生』との相関関係などについても、 ちゃんと……皆に説明したんだな……」「はい、それは工場の全課長を対象に行いました。 理解の程度はマチマチですが……」「理解というか……切実感の……程度だな……」「ハイ、ひとつの工場で実施の実績を作ってくれれば、後は 進めやすくなります。……槍村課長に……感謝です」「……うまく進むかな……。事故の予防措置……」「部長、いよいよになったら……仕事ですから、部長命令で、 バチッと、徹底させて頂きたいと考えていますが……」「うーーーん……しかし、それは最後の手段にしよう……」「でも、仕事であることに違いありませんから……」 「うん……それはそうなんだが……。この巡回の仕事の目的は、 事故を未然に防ぐ措置を講ずることにある……」「はい…………」「大切な事は、観察力・注意深さ・洞察力・安全への強い想い、 ……などなどだ……」「はい……」「一般には見えていないものを見つけ出して貰う仕事なんだ。 事故の要因となりそうなものを事前に排除して貰う訳だ……」「…………」「心眼が開いておる方が遥かに良い。 命令されたから実行するレベルでは危ない。 只ただ、現場を回るという『作業』をしてしまいかねない。 自分の職場の事故防止に対する強い気持ちが……欲しいんだ」「槍村課長の様な…………ですね」「そう……ひとつ、そう言う所を大切にして、第二、第三の 槍村君を作って下さい…………よろしく頼みます」「……なるほど…………………………。 ハイ!! 承知しました(^^ゞ」人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 =========================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2021/09/22
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