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2009年05月09日
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カテゴリ: 「秘密」詩・小説
BLの苦手な方は読まないでください。

 猟奇殺人事件の苦手な方も読まないでください。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しください。


手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート


 このシーンを全員で見るのは2回目だった。犯人が仮面をつけて

 いる限り殺害された少年の脳を何回見ても顔は分からない。

 拉致現場で一瞬少年が意識を失う寸前に写っていた映像も何回

 も繰り返して見たが犯人は帽子を深くかぶりサングラスをかけ

 花粉症用の大きなマスクをつけていて顔は分からなかった。また

 革製の手袋をしていることから指紋も見つけにくいと思われる。

 犯人の顔さえ分かったら身元さえつきとめたら、殺害現場である

 犯人の自宅を家宅捜索すれば事件は解決するのに身体の特徴

 だけでは捕まえられない。青木は食い入るように画像を見ている



 タイプとか・・・贅肉なんかどこにもない鍛え上げられた肉体美。

 背は高く足はモデル並みに長い。これだけスタイルが良かったら

 モテルと思うけど、なぜ少年を襲うかなぁ。あ、でも、顔は不細工

 だったりして・・・それとも顔に傷がある男とか。コンプレックス

 を持った人間ほど自分より弱者を狙う傾向がある。今回のように



 極度なストレスによる精神異常者のケースも多い。

 「青木、犯人の身体の特徴を調べろ。ホクロの数と位置まで

 正確に調べるんだ。」

 「はい。わかりました。」

 ホクロは右肩に一つ。左の腰骨の上に一つ。・・・

 こんなことして何になるんだろう。犯人が裸で町を歩いていない

 限り、ホクロなんて何の証拠にもならないのに・・・薪さんの

 考えていることが分からない。

 「腕にもあるぞ。見落とすな。」

 青木は薪に叱られた。薪は真剣に男の裸を観察している。

 ホクロの数を数えている間に行為は終わった。犯人はシャワー

 で少年の身体を洗い流し、体液が残らないようにしている。

 頭が良いのかもしれない。鑑識で何も出ないように細工して

 いるのだ。仮面もMRI捜査を想定してつけているのだと思う。

 青木は犯人が恐ろしくなった。犯人はナイフで少年を切り裂き、

 腹から血を流して泣いている少年に向かって笑いながら何か

 ブツブツ独り言のようにつぶやいている。何を言っているのか

 読唇術で解れば良いのだが、はっきりと口を開かないので

 読み取れない。青木は何を言っているのか何度も考えた末、

 犯人の唇のわずかな動きを真似て実際に発音してみた。

 「ハハハ・・・に・・・さ・・・ハハハ・・・に、兄さん。」

 薪の顔色が変わった。

 「兄さん、兄さん、と犯人は繰り返し言っています。」

 と、青木は薪に報告した。

                            (続く)


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最終更新日  2024年02月27日 18時13分25秒
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