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2010年12月23日
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カテゴリ: 「咎狗の血」小説




 18禁です。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m



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 数時間後、部屋に戻ってきたシキはアキラが部屋を出る前と

 同じ格好で床に寝転がっているのを見て呆れたように言った。

 「逃げなかったのか?」

 アキラは黙って喘ぎながら、虚ろな瞳でシキを見つめた。

 「部屋の鍵はかけていなかったのだ。逃げようと思えば、

 逃げられたはずだ。何故だ。何故お前は逃げなかった。

 それとも、よほどバイブが気に入ったのか?」

 シキはアキラの腹に飛び散る白い液体を見て、蔑むように

 言った。シキはバイブに喘ぐアキラにこう言った。

 「俺の犬になるって決めたのか?良い心がけだ。逃げたら、



 学習能力があったのだな。もっとも手枷足枷をつけられた

 人間が裸で逃げ出したところで無事ケイスケの待つ家に

 帰れる保証はないがな。」

 「ケイスケは死んだよ。」

 「・・・そうだったのか。」



 アキラは苦しそうに喋った。

 「だから、俺は・・・帰る場所がないんだ。あっ、ああ・・・」

 「そういうことか。」

 シキはフッと笑うと、バイブのスイッチを切って、アキラから

 抜き取った。アキラを苛む道具、手枷足枷、首輪を外すと、

 真剣な顔でこう言った。

 「俺はケイスケの代わりにはなれない。だが、お前が俺の

 所有物になるのなら、お前が望むものをくれてやる。お前は

 何が望みだ。」

 アキラは一瞬、考えたように俯いたが、やがて語りだした。

 「子供の頃はずっと、自由が欲しかった。でも、自由を手に

 入れると、自分が何をしたいのか分からなくなって、何もかもが

 どうでもよくなった。自由の先にあるものが見えなくて、俺は

 不安になった。すると、今度は大人に抑圧されていた子供の

 頃のように縛られたくなった。誰でも良かったんだ。俺を愛して

 くれる奴だったら、誰でも・・・酷いことをされてもいいから、

 不安を忘れさせて欲しかったんだ。世の中に絶望した頃に

 俺はケイスケに抱かれた。ケイスケは俺を愛してくれたし、

 四六時中まとわりついて束縛してくれた。でも、ケイスケが

 死んで、分かったんだ。やっぱり俺はケイスケのことが好き

 でも愛してはいなかった。あんたが望みを叶えてくれるって

 言うなら、俺を愛してくれ。あんたは他の奴らと違って、

 ケイスケの名を呼んだ俺に怒っただろ?身体だけが目当てで

 やらしてくれるならなんだっていいって男は星の数ほどいる

 けど、本気で怒った男はあんたが初めてだ。だから、俺は

 逃げなかったんだ。」


                             (続く)




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最終更新日  2010年12月23日 23時25分38秒
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