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2011年11月21日
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 青少年育成条例に違反してるとかの

 苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m



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 太陽が沈む頃、僕は泣きながら公園を出た。歩きながら

 涙が溢れて止まらなかった。僕はどうして先生の目の前で

 泣かなかったんだろうって後悔した。僕があと1分早く

 泣いたら、先生も少しは態度を変えたかもしれないのに、

 僕はいつだって、少しズレている。いつも独りで泣くくせが

 ついているから、後から涙が出てきてしまう。きっと誰かに

 見られたら、また苛められたんだろうなって思われるかも

 しれない。僕は小学校3年生の頃から、あの事が原因で

 いじめられ始め、4年生は地獄だった。登校拒否になった

 僕を助けてくれたのが5年で担任になった神崎先生だった。

 先生は毎日、僕の家に学校のプリントを届けてくれて、



 僕をいじめる子たちを叱って、僕がいじめられないように

 傍でいつも見張っていてくれた。3ヶ月間学校を休んで、

 勉強が遅れているのが心配だって、授業後も勉強を僕にだけ

 教えてくれた。6年生になっても担任は神崎先生で、僕は

 誰からもいじめられない幸せな1年間を過ごす事ができた。



 「おいっ!麻里緒じゃないか。こんなとこで何してるんだぁ?」

 突然いじめっ子の坂田たちに声をかけられて、僕はビビって

 立ち止まってしまった。逃げようかとも思ったけど、迷ってる

 うちに、道の向こうから駆け寄ってきた3人にあっという間に

 囲まれてしまった。

 「何だよ!お前、もうビビって泣いてんのか?」

 まるでチンピラのように僕の顔を覗き込んできた3人は

 小学生の頃に僕をいじめていた3人だった。6年生は

 違うクラスで大人しくしていたのに、中学に入ってから、

 同じクラスになって、また僕をいじめるようになった。

 「何とか言えよ!コラァ!」

 坂田が僕の頭をげんこつで殴った。

 「痛っ!」

 僕は思わず、睨んでしまった。すると、

 「何だぁ!その眼は!!」

 と言って、坂田の仲間の竹内と一之木がポカポカと強く

 僕の頭を殴った。僕は今度は我慢して黙って俯いた。

 こいつらは昔、僕をサンドバッグだって言って、ボコボコに

 殴ってた連中だから、庇ってくれる先生がいなくなった今、

 何を言ってもムダだった。


                            (続く)








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最終更新日  2011年11月22日 00時07分59秒
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