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2012年04月14日
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 苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m



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 親には転んで顔面を擦り剥いたと嘘をついたらしい。

 常磐先輩が誰にも言うなと口止めしたのが効いたのか、

 竹内と一之木も誰にも言わなかった。プライドの高い坂田は

 生まれて初めて苛められて、よっぽどショックだったのか、

 喧嘩で怪我をしたと勘違いした親や学校の先生に何を

 聞かれても固く口を閉ざしていた。絆創膏だらけの顔が

 痛々しくて、僕は伊藤君が止めてくれなかったら、今頃、

 警察に傷害罪で捕まっていたかもしれないと思った。

 復讐して警察に捕まったら、復讐した意味がないから、

 我を失っていた僕を正気に戻してくれた伊藤君に感謝した。

 伊藤君はやっぱり頭が良い。僕は伊藤君と友達で良かった



 警察沙汰になるところだったのに、まるで僕の武勇伝を

 邪魔したかのごとく伊藤君を批判した。坂田なんか徹底的に

 叩き潰せばいいのに何故止めたのかと伊藤君に文句を

 つけたのだ。僕の事は惚れ直したと褒め称え、伊藤君の事は

 気が小さいとけなしたのだった。しかも、常磐先輩の事を



 金曜日、一人で常磐先輩のマンションに来いと言われて、

 僕は夕方、常磐先輩の家の前まで来たけれど、常磐先輩に

 抱かれるのは気が進まなかった。金田先輩も一緒だから

 大丈夫と言われても加藤君抜きでというのは何かおかしい

 と僕は思った。玄関のインターホンを押そうか迷っていると、

 ドアが開いて、金田先輩が出てきた。

 「何やってんだ。早く中に入れよ。遅いぞ。麻里緒。」

 「すみません。」

 僕はペコッと頭を下げた。リビングに連れて行かれて、僕は

 驚いた。見知らぬ男が2人ソファに座っていて、テーブルに

 缶ビールと缶酎ハイとスナック菓子が並べてあったのだ。

 「今日はパーティーだ。3年の先輩達が麻里緒の話を聞いて、

 遊びたいって言うからさ。俺と常磐で企画したんだ。まぁ、

 合コンだと思ってくれよ。」

 金田先輩がにこやかに言った。

 「ここ座れよ。」

 3年の先輩が自分たちの隣に僕を座らせた。

 「何飲む?缶酎ハイでいい?」

 金田先輩が缶酎ハイを僕に手渡した。

 「乾杯しようぜ。カンパ~イ!」

 乾杯してから5人で一斉にお酒を飲んだ。常磐先輩たちは

 ビールだった。

 「聞いたぜ。おまえ、1年で番はってる奴を蹴って、全治

 1週間の怪我させたんだって?」

 「・・・」

 3年の先輩に坂田の事を聞かれて、僕は何て答えて良いのか

 分からなくて、黙ってしまった。

 「常磐に頼んで、便所の水飲みさせたってことも聞いたけどさ。

 人にシメてもらっただけじゃなくて、自分でもやったってとこが

 スゴイよ。」

 もう1人の3年の先輩がフォローして、僕を褒めた。

 「麻里緒の武勇伝を話したら、ぜひ会いたいって言われたんだ。」

 と金田先輩が言った。

 「そうそう。俺もおまえのこと見直したよ。」

 常磐先輩も僕の事を褒めた。

 「今日はパーッといこうぜ。」

 金田先輩がニコニコ笑って言った。僕は何故褒められるのか

 よく分からなかったけど、皆にちやほやされて、嬉しかった。


                               (続く)












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最終更新日  2012年04月15日 10時14分58秒
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