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2013年12月25日
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 18禁です。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m



手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート



 「馬が必要だな。だが、盗んだ馬を壁の外に持ち出すのは不可能に近い。

 壁の外の村で調達するか。」

 リヴァイが服を着た後、言った。

 「俺が巨人になってリヴァイさんを肩に乗せて運んであげますよ。」

 とエレンは言った。

 「俺の事を喰うなよ。まあ、おまえになら喰われても本望だがな。」

 リヴァイは自分で言って少し照れたように俯いた。

 「嬉しい事を言ってくれますね。」

 エレンはリヴァイの顔を覗き込んで、キスをした。でも、次の瞬間、

 エレンは唇を離し、

 「あっ、すみません。リヴァイさんは潔癖症だから、



 と謝った。

 「かまわないさ。」

 リヴァイはエレンの両頬を手で掴んで引き寄せ、唇を重ねた。

 すると、その時、倉庫の扉が開いた。

 「ここにいたのか。探したぞ。」



 手榴弾を手に取り、投げつけようとした。

 「お、おい。待ってくれ。話を聞け。公爵から使いが来たんだ。」

 エルヴィンは慌ててリヴァイを落ち着かせようとした。

 「公爵が馬を20頭プレゼントしてくれるそうだ。寄付も今まで通り

 続けると言ってきた。」

 「チッ。俺はもう誰とも寝ないぞ。」

 「寝なくて良いんだ。もう接待は必要ないそうだ。リヴァイの勇気と信念に

 心を打たれたから、今後は何の見返りもなく寄付をするとの仰せだ。

 馬20頭はクリスマスプレゼントだそうだ。俺も忘れていたが、

 明日はクリスマス・イブだろ?俺が悪かった。もう誰にも接待させないから

 戻ってきてくれ。」

 エルヴィンが頭を下げた。

 「エルヴィンとも寝ない。それでもいいか?」

 リヴァイが真剣な顔で聞いた。

 「残念だが、仕方ない。これからは友人として、おまえと接する事にするよ。

 性奴隷なんて言って本当にすまなかった。」

 「反省してるなら、それでいい。戻ってやるよ。」

 リヴァイはそう言って、手榴弾を棚に置いた。

 「良かったです。リヴァイさん。きっと神様が味方してくれたんですよ。」

 エレンは喜んで、最高のハッピーエンドなクリスマスプレゼントを

 神に感謝した。

 「さあ、こっちにおいで。」

 エルヴィンが手を広げて、倉庫の外に出るよう促した。

 人を疑う事を知らないエレンは無邪気にエルヴィンのいる

 扉のほうに歩いて行った。リヴァイもエレンの後に続いて歩き、

 神の祝福を受けるようにエルヴィンの目の前に立った。

 「聖なる夜に乾杯!」

 突然エルヴィンはそう言うと、身体をひるがえし、二人を倉庫の扉の外に

 突き飛ばした。エレンとリヴァイは一瞬何が起こったのか分からなかった。

 外に出た瞬間、何発もの銃声が聞こえて、自分の身体が銃弾に打ち抜かれた。

 ドサッと地面に倒れた時にはエレンは死んでいた。リヴァイは手を伸ばして、

 エレンを抱きしめようとしたが、エルヴィンに阻止された。

 「この世界は残酷なんだ。騙されるほうが悪い。二人そろって、

 あの世に旅立て。俺からのクリスマスプレゼントだ。リヴァイ。喜べよ。」

 いつも冷静なエルヴィンの顔が醜く歪んで見えた。

 エルヴィンの頬に涙が伝った時、リヴァイは息を引き取った。

 リヴァイの身体から流れる血が冬の大地に真っ赤な花を咲かせていくのを

 エルヴィンはいつまでも見つめていた。


                               (完)







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最終更新日  2013年12月25日 17時52分05秒
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