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ここの所、毎年値上げが続いていた自賠責保険が据え置きになる見込みです。10年前から値下げが続き、値上げに転じて以降はジリ上がりでした。この自賠責の算定基準として引き受けの国が、収支と支払いの結果、儲けても損をしてもならない水準があり、決められた幅以上に振れた時に保険料の移動となるわけです。で、今回は保険料の改定は行われなかったのですが、任意保険の値上げがどうやら決まったようでして、自動車責任保険・共済、共に各社一斉に値上げになりそうです。値上げ幅は契約の車種、年齢区分によって違うようで、上がるという事は事故率が高いという事に他なりません。期日は4月1日からですが金額はは保険会社によって幾らか違いますし、少子化の影響からか契約台数の減少が収入に響いていまして、各社、優良顧客の囲い込みや通信販売に活路を図ります。先日も日本興亜損保と損保ジャパンの合併のニュースもありまして、保険会社としても体力勝負になってくると弱いところから脱落します。その昔は我が国の金融関係の特徴として各社同一価格の護送船団方式が一般的で1番遅い船に速度をあわせる例えでして、大手は無理なく儲かるシステムが保険に限らず確立していました。グローバル化の波にもまれて価格は自由化になり、本格的な競争になるかと思いきや、競争よりも市場が小さくなってきました。自賠責は世界に冠たる我が国の偉大なシステムでして、運用と価格の両面でマダマダ見直しの余地はありますので、保険会社の特色や他業種との第三の道も含めた展開も可能性があります。保険ですので使わないに越した事は無いのですが、使う際に使えないのでは保険の意味がありませんので、広く保険の意識が浸透し無保険で悲惨の倍増になるような事の無いように、今まで以上に身近な頼れる存在としての保険でありますように願います。正面の山の裾野に我が家があります。
2012年01月31日
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山口県に医療機器メーカーのテルモが工場を作る事になりまして、かなりな規模になりそうで知事は大喜びで調印していました。県内に営業所を持たない企業の工場進出は始めてなのだそうで、テルモの考えは図りかねますが、将来に身軽なポジション確保かも知れません。いずれにしても県にとっては又とないよい事ですので、後々、テルモが山口県を重要拠点に展開してくれるように願うしかありません。で、このテルモとソニー、フジフィルムの3社で、オリンパスとの提携を模索しています。ニュースの大筋ではソニーとフジとの提携が有力視されていまして、資本も最大30%の株式参加との事でして、ソニーの本気度が分ります。この3社に共通しているのが医療部門のキーパーソンだという事です。テルモは言うに及びませんで、オリンパスの有力株主の一社でもあり、フジも内視鏡ではオリンパスのライバルで、医療機器でも大手に挙げられます。2社と比べるとソニーは切り込みたくて仕方が無い新参者です。なんと言っても広告での価格競争をしなくて良い業界ですし、これからの成長分野と言っても差し支えありません。何しろオリンパスの内視鏡のシェアは世界規模で70%ですので、この技術とマーケットを欲しがらない方が間違っています。ソニーのやる気を表しているのがカメラ部門の技術交流も示唆されていて、オリンパスのデジタルカメラの撮像センサーは、ペンタックス、ニコンと同じく自社生産出来ませんでパナソニックから買っています。ニコンやペンタックスはほとんどがソニー製か自社注文のカスタムです。このパナソニックが意地悪でして、お下がりのセンサーしか売ってくれません。協業の関係でありながら最新型を提供してくれたことはありませんで、価格は分りませんが、性能もソニーの後塵を拝するような始末でして、オリンパスは仕方なく画像処理技術を鍛えて一定水準を保ってきました。何しろ切手ぐらいの面積に1200万以上の素子を並べ全てに配線を繋ぐ技術で、設備投資も100億から500億程度は見込んでの産業技術です。ですので数が捌けなければ大赤字ですので、おいそれと手を出せない分野です。交流が実現すればソニーにとっても魅力的な技術がありますので、かなり理想的な技術交流になるでしょうし、お互いのインセンティブも思いのままです。簡単な話ではありませんし、母屋を取られまいと防衛一方でも前進できませんので、母屋の建て直しに資金提供された分はキッチリ協力するのが大人でしょう。個人的には事実上世界一の性能を誇るセンサーを是非作って頂きたく願っています。翼が長くよくしなっているのが見て取れます。
2012年01月30日
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県境に近い岩国市の市長選挙が行われまして、4年前の選挙と違いまして現職の市長が圧勝しました。手腕はともかく時節の動きにツイていた市長で、自民政権時に市長になり、民主政権が求心力を無くした時に再選です。とはいえ住民の意思であり、民主的な手続きですので何の問題もありません。岩国市は今年中にアメリカ軍・自衛隊・と共用の空港を開港予定で、その名も岩国錦帯橋空港になりまして秋ごろからの運用予定です。米軍基地の町であり、良い事はほとんど外に出ず、在日米兵がらみの事件やマイナスの事象は日本中を駆け巡ります。岩国もご多分に漏れず騒音問題などで米軍との軋轢はありますし、その一方で雇用などの経済効果もかなり当てにしているのが現状です。米軍は世界中で規模縮小の予定ですが、日韓両国の規模は一切縮小しない事を発表しています。防衛戦略上の決定となっていますが、米軍基地を置く国の負担金の額に無関係ではありません。この構図は原子力行政に良く似ていまして、受益者の多くは負担が少なく、押し付けられた地元と溝が埋まりません。何処かが負担しなければならない事は中学生にも分るのですが、多くの大人は自らの身に降りかかると懸命に払いのけ別の誰かに託します。この事は民主主義のありかたとしては誠に情け無く、我が国、国民の熟度と民度を大いに問われるべき問題に他なりません。政治の責任も少なからず有りますが、やはり国民としての腹の内が肝要です。キチンと考えキチンと覚悟を決め、決定には従う行動が必要な時代です。
2012年01月29日
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国会も始まって何が何でもの消費税を巡る綱引きになりました。マア面白い事に10%は自民党も主張していた事なので、さっさと決めればあっという間に通過するはずですが、存在感を出そうとしているのが見え見えで、如何なる主張もつまる所、選挙が目的なのは明らかです。日経に低所得者には月額1万円の補助とありましたが、本末転倒も甚だしく無駄であり金を吐き出して不景気にさせるようなものです。自民党が金持ち優遇策を展開し、民主党が仕上げをやるつもりです。10%とといわず、30%でも取れば良いだろうと思う商品や階層が存在します。消費税、導入前に存在していた物品税の話しになるわけですが、昔を懐かしむ社会の重鎮たちも何故か物品税の復活には消極的です。消極的を通り越して存在を抹消したかのような世相になっています。89年に物品税の廃止になった際に、飲料品の自販機内にある在庫のチェックが有り、ポカリスエットだけ、物品税が掛かり払い戻しがありまして品物の金額からすれば、そんなにと感じる金額でした。物品税はその名の通り品物に個別に掛かっていて、免税品と課税品が存在する訳で、事務方の仕事が煩雑になりますが、内税を通り越して税が見えませんので払ったという感覚も希薄になります。消費税が所得に対して所得に対して逆進性があり、いわゆる低所得者には厳しい税として認知されています。ですので諸外国の中には食品は非課税だったり、店内で飲食する場合は高くテイクアウトは安く課税されたり、非課税の食品を温めたりしたものは課税されたりと複数税制が広く採用されています。ですので民主主義の主権在民の原則からすれば、消費税の増税に文句を言うのではなく旧物品税に戻せというべきです。もちろん戻る事はギリシャが復活するより困難でしょうから、複数税制しか取る道は無いように思われます。どうせ増税されるならベンツやフェラーリ、クルーザーの税を30%にしましょう。富裕層の方々も見て分る高額納税ですのでリスペクトされる事になります。消費税は格差を広げ加速させる仕組みに他なりませんので、5%で上乗せ分は無制限でお金持ちの方々にがんばってもらう時代にしましょう。初就航の歓迎の様子です。
2012年01月28日
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寒い日が続くのでどうしても暖房で火気を使います。その不始末からか、消防団の出動が一年ぶりにありました。類焼も人的被害も無かったのが幸いとはいえ、焼け残った瓦にまだ雪が積もっていて、切ない火事の現場でした。全国的にもインフルエンザが猛威をふるっているようで、6年前に掛かってしまい肺炎の一歩手前まで病状が進み、その時に救世主のように騒がれたタミフルも空振りで、丸一ヶ月病院通いで、費用は掛かり、ダブルパンチで身に染みて、それ以後は予防接種は欠かしませんで安心な生活です。しかし、インフルエンザウィルスのタイプが違うとやっぱり掛かるらしく、ワクチンを打ってるとさほどでも無いそうですが、毎年、流行を予想してワクチンを調達するので裏目にでたのかも知れません。いわゆる香港型とソ連型でおおむねどちらかに偏るそうです。多分今年の後半のシーズンインには、両方のタイプに対応可能なワクチンが投入される予定です。山口県に大手薬品会社の工場がありまして、製造部門の大規模な量産体制に対応する製造ラインを作ってるようです。それにしてもソ連型というのがなんとも不思議でもあり、ソ連が崩壊して尚、ウィルスの名称として歴史に刻まれました。もっとも史上最悪のインフルエンザでスペイン風邪と呼ばれた時も、実際はアメリカがWW1に参戦して一気に広まったので、本来ならアメリカ風邪とでも言うべきであるという何かの記述も思い出しました。宇部にある常盤公園では一昨年、鳥インフルエンザの流行で、園内の鳥を殺処分する事態になり、本当に寂しく悲しい出来事で、マスクも予防接種も出来ないので被害拡大を避ける苦渋の決断でした。そのお陰もあってか今シーズンは小康状態ですので、このまま春になり渡り鳥も無事飛立ってくれるように祈る想いです。
2012年01月27日
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来週はもう2月ですので節分の知らせを聞くことになるのでしょうが、春まだ遠く雪にすっかり覆われた山口県の山間部です。暖房の手段は石油ストーブでして、灯油を消費し続ける以外の手段はありませんので、少しでも灯油が安くなれば助かりますが、値上がりの気配が消えません。イランへの経済制裁の一環でイラン産の原油の輸入を止めるそうです。大統領選を控えてオバマ大統領も点数稼ぎに強気で応じます。我が国はアメリカに右へ習えですし、アメリカはイスラエルの言いなりです。NHKラジオの国際放送の現地記者の方が、イラン国内の実情を詳しくレポートされ宗教に根ざす事は、簡単な解はありませんで、どちらも突っ張りあって、イランの通貨レアルは暴落を続け不況に追い討ちの形でしわ寄せは国の意思に関係なく住民生活に降りかかりますそれでもイランは核開発を止める気配がありませんし、イスラエルはイランを直接攻撃するつもりは揺るぎません。どちらももの凄く迷惑な話ですし、強く自制を求めたいところであり、イランも核の前に国として整えておくインフラや産業設備に投資するべきです。EUの問題を抱えながら中東で火の手が上がればコントロール不能です。国連も常任理事国の思惑が先行し目的に近づく事も出来ません。イスラエルが全く妥協しませんので中東問題が好転することがありませんで、いつも緊張状態で恩讐はくすぶり続け、石油供給の不安要因になっています。最悪の事態にはならないとは思いますし、なるべきではありません。長引くだけでも様々な影響は避けられませんので、紛争当事国には今以上に自制する事で最悪の事態の回避を願うばかりです。
2012年01月26日
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除雪車が走り回り、私もカロリー消費のためにも、雪かきに勤しむように心がけるように致しましょう。政治ショーのようなアメリカ大統領の一般教書演説が行われまして、おりしも共和党の有力候補の筆頭であるロムニー氏に、攻撃の矛先を向けたような富裕層に公平な負担を訴えるような内容でした。演説の途中、途中にお決まりのスタンディングオベーションになるのですが、温度差が良く分り、兵を称え国を誇るいつものくだりは大喝采です。軍事費の大幅な削減の折、兵士には今まで以上にがんばって頂く訳です。オバマ大統領の支持率は50%を割っていまして、再選には赤信号なのですが、共和党の候補者も足の引っ張り合いで、多分、ロムニー氏かギングリッチ氏のどちらかになるのでしょうが、ココに来て泥仕合の様相を見せてきましたので大統領の漁夫の利になるかもです。今回、ギングリッチ氏の要望に従いロムニー氏が税の申告書を公表しました。200億円をゆうに越すといわれる資産家のロムニー氏は、アメリカの税制で投資による所得税は一般課税35%の半分程度でして、余りにも低い納税額に批判が集中し、大統領の演説にもあるように、富裕層の課税対象を増やすべきと言う論点に追い風になります。もの凄く当たり前の事のように思えますが、世界基準からすれば我が国が特殊と言って差し支えありませんで、我が国の所得税水準でしたら北欧の七掛け程度の福祉国家になっても良いのですが、ご存知のようにアメリカ同様、格差は開く一方ですので、問題定義は行われても選挙のたびに長いものに巻かれて終わります。いつまでも右肩上がりの昭和40年代なら何の問題も無いのですが、もはや、ほころびも隠し切れませんで本当に何とかしなければならない事態です。しかし我が国は自国の中から改革はおきにくい国ですので、ユーロのつまづきの影響が地球一周するまで気にしないかも知れません。
2012年01月25日
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旧正月の喧騒で中国は人口の大移動でして、その様子は衰えを知らず国勢を感じざるを得ません。永六輔氏が年賀状を旧暦の元旦に送ろうとラジオ番組で投げかけて、そこそこ評判も良かった気がしましたが、番組の放送が地元ラジオ局KRYが放送枠を持たなくなり残念でなりません。何しろ40年以上、12000回越えのギネスを伺う長寿番組なのですが、永さん自身が高齢で喋っていても聞き取りにくくて中々大変です。なので旧暦の事はすっかり忘れていたのですが、NHKラジオで旧暦、年賀状の事を話されていまして、立春までに出せば良いのだそうで、葉書の抽選結果を見て、当選した葉書を送ると言う投書もあり、なんとも粋で情緒のにじむ話でした。二十四節気は旧暦で大の月が無く農作業に則した進行です。今年は秋分の日が116年ぶりに9月22日になるそうで、23日で何の疑問も持たず昼夜の長さが同じ日として受け入れていました。うるう年に116年ぶりの天文の帳尻あわせが行われるのも面白く、その事をとっくの昔に計算されて人間の都合と宇宙の運行を揃える偉大な仕事です。秋分の日の頃はオリンピックも終わり大統領選が白熱している頃です。文系の凡人としては天変地異が起きない事だけを祈るだけしか出来ません。
2012年01月24日
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ユーロが下げ止まらない感じで、対円がこのまま続いても、旅行に行く人ぐらいしか直接メリットは無さそうです。私が使う工具メーカーはスタビレーと言うドイツのメーカーでして、メイドイン・ウエストジャーマニーだったりしまして、今のユーロレートで引きなおしてみたら60%の値段で買えそうです。良くある話でアメリカ製の工具をそろえた知人も、三分の一のような感じです。ですので相手にしてみれば日本製品は高価な買い物となる訳でして、いわゆる国際競争力が低下していく国際市場です。ではユーロ圏で作られた物が激安かと言えばそうでもありませんで、ピークが1ユーロ170円の頃とベンツが半額にはなりません。ライカのカメラも全くと言って良いほど安くなっていません。困った事に文句を言う事はまずありませんで、ブランドは高価価格によって更に高みに置かれる事を分っているようです。とは言え輸入の在庫調整だと言い続けるのも不自然に感じますので、あまりナメた事を続けるとコダックの二の舞にならないとも限りません。もっともカメラや自動車のような工業製品ではなく、ブランドで風を切る工芸品はコダックと同じ物差しでは計れません。考えてみてもユーロ圏で特別欲しい物や、世界市場を左右するようなモノは直ぐに思いつきませんで、先端テクノロジーと対極な存在の物ぐらいしか考えが及びません。全くゼロということではありませんで、兵器産業は世界屈指です。その兵器を売りつけた国がギブアップしての下落ですので、やはりドイツ・フランスの両国の踏ん張りがユーロ圏の未来図になっています。しかし我が国もギリシャやイタリアの何倍も負債を背負っていますので、目先の苦痛に捉われて再起不能な状態に陥るような事は避けなければなりません。もちろん政治の仕事なのですが国民の覚悟も問われる事態になりそうです。
2012年01月23日
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週明けから寒くて雪の日が続く予報が出ています。毎年の事なのですが、凌ぐのが辛く厳しくなっていきます。オリンパスの上場維持は3年間の執行猶予という形になり、3年以内に風通しの良い企業として刷新される事が命じられました。多分問題なくクリアできると思いますし、内視鏡が更にがんばるはずですが、問題はイメージングと呼ばれるカメラ部門でして、この部門が脚を引っ張るようでは話しになりませんが、銀行筋や提携が行われた場合は身売りする事も十分考えられます。先ごろ、連邦破産法の11条、いわゆる民事再生法に値するを申請した、コダックを巡る話がかなり興味深く、企業や産業のマイルストーンになりそうです。簡単に整理して消えて無くなる訳ではなさそうで刷新される可能性も考えられます。世界初のデジタルカメラを作っておきながら、コアビジネスのフィルム販売の妨げになるとして、企業の姿勢としてフィルムに偏りすぎたというのが解になりそうですが、この事はコダックならずとも大いにありえる話でして、ビジネスとして古くて新しい課題であり続ける話です。デジタルは発表された時が技術は底で価格は天井でして、性能は上がり続け、値段は下がり続けデフレが加速します。機能は増え、軽く小さくなり、エネルギー消費も少なくなります。ですので、この筋書き以外のものは駆逐され忘れ去られます。ソニーとパナソニックはTV製作が重荷になりつつあります。世界中の様々なメーカーの部品で構成されていますので、故障しても技術で直せる物ではなくなって本当の消耗品です。いずれPCもディスクHDレコーダーも似たような存在になりそうです。元には戻せませんので一方的に海外から国産銘の輸入品が増えていきます。コダックのような大規模ではなく少しずつ国内産業が磨り減る気がします。しかし、政情不安もありませんし、他国に比べれば非常に安全な国ですので、TPPが最後のビジネスチャンスと考えて腹をくくる頃合だと考えます。
2012年01月22日
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大寒の日は決まって大寒禊なる行事が行われまして、県内でも見ているほうが凍るような光景が繰り広げられます。大寒とは関係なく、海外でも行われますので、寒さそのものに真っ向勝負の気持ちは一緒なのでしょう。大寒の名に相応しく週明けから降雪予報が出ていまして、山沿いでは大雪になるかも知れませんとサラっと予報士が言っていました。このあたりは4月でも雪に見舞われる事がありますので、今は何処を眺めても全く雪はありませんが、一面雪景色になるのでしょう。アメリカ大統領選の共和党の候補者レースももう直ぐ決まりそうで、ロムニー、キングリッチ、サントラムの3氏の争いになりそうです。下馬評ではロムニー候補ですが、ネガティブキャンペーンで吊るし上げです。国民性を良く表していますし、共和党は保守派の権化ですが、それでも許容範囲の広い穏健派や宗教色の強い保守派原理主義が存在し、どちらも言ってる事は現政権の打倒でしてその一点でまとまります。党の代表が決まって大統領が決まるのが11月ごろですので、一年中大統領の話で盛り上がれる国だということです。オバマ政権では軍事費を凄い勢いで削っていますが、共和党になれば増大するのが今まででしたが、今のアメリカには目立たないように内向きに置き換えるような気がします。とは言え目下の所、イスラエルの立場が揺らぐような事が出来ませんので、イランにはかなりプレッシャーを掛けますし、従わない、ロシア、中国、インドに対しても硬軟使い分けの外交を続けるでしょう。イランの核開発を止めさせればアメリカ・イスラエルの勝ちでして、押し切って核兵器の開発に成功するような事になれば一気に緊張します。ユーロ危機を横目に見ながらイランを中心に中東情勢を注視です。
2012年01月21日
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早朝のBSきょうの世界を録画しておいて毎日見ている訳ですが、1週間通じてトラブルが無かった週はありませんで、NHKらしからぬNGやハプニングがバラエティのように楽しめます。トラブルですので喜んではいけないのですが苦情を言うつもりもありません。音声やVTRの間違い、何か倒れた音、「あ~」と言う声も聞こえた事があります。早朝のNHKのニュース番組ですが湿り気が感じられて大好きな番組です。そのニュース中のコーナーに世界の扉と言うのがありまして、先週はパリの名門キャバレー「ムーランルージュ」を特集していました。100年以上続くショービジネスにしてエンターティメントです。取材の切り口も見事で居ながらにして楽しめました。で、本日は日本のアニメをインド市場にリメイクして登場させる話が出ていました。既に様々なアニメが入っていてインド市場を和製アニメが席巻していますので更なるアニメがコテコテで事もあろうに「巨人の星」でして、野球人口は皆無に近いインド事情により野球をクリケットに置き換えて作っていました。その時点で巨人の意味は吹っ飛んでしまいますが、人間離れした魔球や打法は本家を圧倒していました。ちゃぶ台返しのように食事を台無しにする描写はお膳抜きだそうですが、筋力強化ギプスはほとんど同じ意匠を尽くしていました。ライバルの花形や左門などはどのような設定なのか分りませんが、梶原一騎の妄想が全てのような昭和中期のアニメであり、科学的なトレーニングなどは根性の二文字の前に存在が許されません。オリジナルは父と息子の野球を絡めた業の深さを競うような話であり、いつも心配そうに見守るお姉ちゃんの存在も日本的で、血管が切れそうなエネルギーの無駄遣いのようなアニメでしたが、今あらためて見ると液晶画面では味が消えたような気がしまして、やはりアナログ丸いブラウン管時代のシチュエーションも重要なエッセンスです。友人がオリジナルのDVDBOXを持っていて、現代では放送できない言語がかなり飛び交ってるらしく、今のようにお行儀良く神経質だと均質的で面白みに欠けるのも事実です。
2012年01月20日
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既に経済ニュースのトップ項目なのでご存知の方も多いと思われますが、アメリカのイーストマン・コダックが連邦破産法の適応を申請しました。申請の準備をしているという報道はありましたので驚きませんし、日経新聞のビジネス欄でも「コダックの躓き」としてコラムがありました。報道でもデジタル時代に則した企業展開が原因とされていまして、日経のコラムにも概ね似たようなことが掘り下げられて書かれていました。コラムの内容としてはデジタル化のスピードと方向の見誤りとして、世界シェアナンバーワンの企業でも凋落のスピードはかくも恐ろしい訳でして、少し前にメモリーカードのハギワラシスコムも消えてしまい、デジタルを取り巻く環境と破壊力には有効な手立ては無いと言えます。ご存知の通り、フィルムはほとんど見なくなりましたし、今やプリントはデジカメや携帯電話のものが多く、フィルムが激減で苦しいのは、フジもコニカもポラロイドも一緒で、誰の目にもコダックの見通しが甘かったとの結論になります。それでもコダックは自社の関連特許を巡って訴訟を乱発し、企業として製品ではなく言いがかりで立て直そうとしたのが傷を深めました。コダックの持つデジタルの優良資産であるイメージセンサー部門も、事業ごと譲渡済みで私などが考える最も儲かりそうな部門が既になく、ほとんど企業として魅力が無い事が素人でも感じます。おりしもオリンパスも上場維持と言う最初のハードルを越えましたが、株主訴訟など、全く気が抜けない経営が続きますが、来月には新製品が発表される予定で、何とか事業継続を望みたいものです。本業の医療内視鏡の分野もフジが激しく追い上げていますので、シェアに胡坐をかいてるような余裕は全くありませんし、カメラ部門も採算ベースに乗せて拡大と削減を大胆に行うしかありません。スマートフォンが激しく存在感を増していますので、廉価なデジタルカメラは既に全く儲からない商品になりつつあります。デジカメトップシェアのカシオも関係して近いうちに再編が起きるかも知れません。デジタル技術は生活環境を激変させましたが、作るメーカーも全力疾走でマラソンをしているような仕事です。
2012年01月19日
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ニュースは世界中で豪華客船の座礁の話で持ちきりですが、なんとも不思議なチキン船長でして、日本人の感覚ではありえないお粗末さです。もったいない事になった船はTV画像で見ても相当な大きさなのは理解できますが、実物を目の前でみれば凄まじい大きさでしょうしとても綺麗な船だと感じます。日経新聞、文化面の「私の履歴書」は前の前の英国首相、トニー・ブレア氏の寄稿で一ヶ月楽しめます。去年の今頃はブッシュ前大統領でしたので、なんとなく似てる感じも受けますし、対照的な感じもあります。全てを明らかにしてはいませんし、上手に責任から逃れるような感じも見受けられます。ブッシュ氏はほとんどやっていないのが行政改革ですが、ブレア氏はかなり強固な既得権益との戦いだと言っています。英国も長く停滞が続きサッチャー首相の大鉈で存在感を増しました。我が国同様、皇室を抱える伝統を守る国ですので、簡単に仕組みは変わりませんし利権の根は深く至る所に存在します。労働党から保守党に政権が代わりましたが、緊縮財政、財政健全化は何処の国も変わりません。英国は軍事費をかなり削っていますので、本気度が良く分ります。その反面、ブレア氏の頃もそうでしたが、教育は集中投資のようです。英国の国家の中に国境線を広げてゆくと言うくだりがありまして、大英帝国の愉悦や誇りは失う事無く持ち続ける辺りが立派です。しかし、国連の常任理事国でありながら、国連への負担割合では日本やドイツのほうが多く負担しています。一番多いのがアメリカですが、常任理事国はもっと出すべきだと考えます。特に中国は応分の負担をさせるべきで、払わないなら拒否権無しで行くべきです。もちろん、そんなに簡単な話ではありませんが、なんとなくドイツや日本の分担金の値打ちが少ないように感じてなりません。その国連自身も今年から5%減らしての緊縮財政です。国連版事業仕分けを日本人がやったようでどうなるのか注目です。組織も太るのは簡単で痩せるのが実に厳しく苦痛を伴います。倅が撮りました。
2012年01月18日
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星空が実に美しい日が続きまして、冬の星座を楽しもうと見ているだけで体の芯から冷えて困るのが難点です。地元ローカルラジオ局では毎月17日は防災の日として、阪神大震災からのプログラムにしていまして、様々な観点から地震や風水害について放送しています。それにしても、もう17年経ったというのが実感でして、17年後に更なる災害が起きている事などは思いもしませんでした。これ以上の災害はもはや持ちこたえられないような気がします。ワールドニュースのトップはフランスの国債の格付けのランクダウンです。格付け会社の中にはフランスをトップにしたままの会社もありますし、会社の信用度と力関係を表す指標だとも見ることが出来ます。ですので、中国にも格付け会社が存在しますが、全くと言って良いぐらい相手にされていないのが実情です。何しろアノ鉄道会社がトップランクになっているぐらいで、国も、会社もグローバルの感覚から外していては相手にされません。フランスのニュース、フランス2=ドゥで負け惜しみのように、フランスの国際競争力を喧伝していましたが、日曜日に営業して罰則が有る前時代的な感覚では無理からぬ気がします。ニュースコメントで出色だったのが、「今回、フランスをランクダウン格付けをした会社の全てが、 エンロンやサブプライムクラッシュに関して、 事前に何の予兆も発した事は無い」 と言うコメントで実に的を射た立派な意見です。信用力を背景にした金利のやり取りは国家でも個人でも、潤沢だと少なく、厳しい財政状況には多く課せられますので、早く破綻させるような仕組みであると言わざるを得ません。EU圏の破綻の波がどの程度の破壊力なのか分りませんが、無傷で居られるような国は考えられませんので、金融面でも防災の心がけが必要な気がしてきます。朝焼けなのです。
2012年01月17日
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経済欄は金曜日のユーロ圏国債格付けダウンを受け、反動で円高が進む悪循環のニュースが目立ちます。家では毎日新聞を読んでいて、仕事場では日経を読んでいます。行く先々で新聞があれば読む事を常としていますので飽きが来ません。毎日新聞には「だから荒野」と「海と月の迷路」を読んで、日経の文化面、「等伯」を読むのがほぼ午前中の日課になっています。それぞれ現代、高度経済成長、戦国時代が時代背景で、日本語職人と呼んで良い作家の方が話しに引き込んでくれます。だから荒野は始まったばかりでもう直ぐ曲がり角に来ることは読み取れまして、もう少し話が進んでから荒野に足を踏み入れるような気がします。海と月の迷路は長崎の軍艦島での事件を巡っての話が、本当に迷路のように出口が見えず軍艦島の特殊環境を粒さに表現しています。等伯は絵師、長谷川等伯のドキュメントのような話で、信長、秀吉の時代に一大勢力の狩野永徳とのやり取りをリアルに表現しながら、絵師のストーリーに時代とマッチした日本画の挿絵も素敵でして、上質の和のセンスを感じるタッチが文化面を飾っています。狩野派との争いが泥沼化していますが、息子の久蔵を巡っての展開が、絵師の業の陰影を映し出すかの様な展開です。実に短い区切りですので、リズム良く読める気がします。連載で話題になり、そのまま出版される事も多いようで、作家としては願っても無い桧舞台の新聞小説です。一読者の私めは日本語の奥行きと文化の深さを楽しむ至福の時間です。台湾からのチャーター便、復興航空です。
2012年01月16日
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海の物も山の物も一緒くたにして喧々諤々なのがTPPです。そのTPPの中でも我が国の基幹産業である、自動車に関してイチャモンが入りました。アメリカ通称省がTPPへの交渉開始に当たって、各産業分野の意見交換で自動車業界から出た話のようです。我が国独自の軽自動車行政に関して役目は終わった早々に廃止して市場を開放するべきであると言う趣旨です。アメリカの主張は自分たちに無くて、小さい物に価値を見出さない傾向があり、他国(特に少数国)で上手く行ってる事は総じて間違ってるとなります。黄色ナンバーの軽自動車の存在理由は高度経済成長時代に、自動車普及の推進と交通インフラの隙間を埋める存在で、自動車税や重量税などでかなり優遇されているのは事実で、4人乗り、積載350kgまで車両サイズの制限の中で作られ税法上も市町村に拠ることで地方の交通事情に沿わせようと言う考えです。存在理由からすればとっくに役目は終わっていますが、企業・ユーザー・行政の全てで、抜け出せなくなっています。私自身の考えも軽自動車と言うくくりは既に必要なく、各種税体系も地方に准じ、小型車との整合性を取る事はするべきと考えます。そうなれば、自動車行政のスリム化が問われる事になります。特に行政の感覚は異常と呼んでも良いぐらいで、軽自動車に関しての特殊法人が乱立していまして、陸運局と同じような仕事をわざわざやっています。日本的な非効率極まりないような存在の多くは、高度成長時代に構成された物が多く、拡張の波に乗れましたが、今となってはマイナス部分ばかりが目立ちます。もちろんアメリカの自動車業界はそういう事はどうでも良くて、小さくて高性能な存在が許せませんで、文句を言うわけです。しかし、アメリカの自動車業界はTPPには反対の立場のようですので、ジャブのようなつもりで軽自動車の事を取上げただけのように思われます。日本のみならず中国や韓国、EU圏とのハイブリッドやEV車の競争に、口先ほどの自信が有るとは思えませんが、雇用の創出がキーになります。あまり頭に乗らせると、自国の産業の市場開拓を目論んで、日本国民も自衛のために銃の所持をするべきだとでも言い出しかねません。
2012年01月15日
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日本将棋連盟の理事長の米長さんが、将棋のコンピュータープログラムと対戦して負けたようです。プログラムはボンクラーズという人を食った名前のプログラムです。引退したとは言え簡単に勝てる相手ではないはずですので、将棋プログラムの実戦能力の向上はめざましいようです。今時の音楽鑑賞のトレンドは、USB端子からデジタル情報をアナログに変換させる方法が、勢い良く普及しているようで、シリコンメモリーの進化に驚きます。それとは少し毛色の違う製品がティアックから発売になります。AD-RW900が型番で、見た目はCD-カセットレコーダーですが、中身はUSB端子を介したデーターのやり取りを縦横可能にしました。アナログの王様のようなカセットにデジタル音源をコンバートできる訳です。ですのでノイズフリーの滅菌されたような音源で再生できます。もちろんそれが気に入らないと言うマニアの方もいらっしゃるとして、大切な事は分っていますが表現が難しいので先に進むとして、デジタルの簡便さは後戻り不可能ですので、こういった製品は発売時が天井でドンドン値段が下がる宿命です。ですのでメーカーの性能追求は限りがありませんで、コストの削減とスペックアップに明け暮れてくたびれます。仕方のない事ですが、お陰で驚くような高性能が低価格で入手できます。瑣末な事はさておき、音楽はアナログ音源がほとんどで、楽しむ方法はデジタルで加速し広がりは止まりません。もう20年以上経っています。
2012年01月14日
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臨時ニュースの多い一日で改造内閣もひと段落で、個人的には法務大臣に前任者がまるで仕事をしない人物でしたので、今回の人事により、粛々と仕事が出来る方だと期待しています。心配された脱獄犯も無事お縄になりましたので、関係者も近隣住民も文字通り枕を高くして寝る事が出来そうです。それにしても手配犯の自首の不手際と言いあまりにも弛んでいまして、綱紀粛正が必要で組織のタガの緩みが非常に気になります。ユーロを巡る動きは小康状態で、国債の入札は金利が暴騰する事無く概ね格付けに沿った応札です。驚いたのはドイツの短期国債がマイナス金利になりまして、投資先が安心できる場所にアシがでても資金移動している現象です。同じドイツでも10年もの国債には入札がなかったのですが、短期なら置いておこうと言う金融筋の思惑です。その結果いつものパターンで円高が進んでしまいます。円安になるためには円の信用失墜しか無さそうですが、急激な変化には市場も国もコントロール不能になる恐れがあります。混乱は願い下げですが、試練として受け止める時期が来るかも知れません。ホルムズ海峡を巡る問題も、各国元首の選挙の事も、今年は今まで以上にめまぐるしく情勢が大きく振れる年になると思っておきましょう。
2012年01月13日
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久しぶりにかなり見事な朝焼けを見まして、昔の言い伝えのとおりでしたら天気が崩れる兆候なのですが、なぜか夜空は見事な星空と相成りました。イランで起きた核科学者を狙ったテロ事件が大きく取上げられていまして、世界のパワーバランスが冷戦時代に逆戻りしたかのようです。ようですが、イランの後ろ盾がソ連ではなく中国も加わって、アメリカとしては身動きに神経を使う段階に入りました。我が国を含めて友好国はアメリカの要望に従って、イラン産の石油取引をやめる事にしましたが、輸出原油の最大の取引先である中国は取引を継続する決定をしました。この決定はアメリカとして強行には出られませんし、中国はイランに非常に効果的に恩を売ることが出来ましたし、国際社会においてアメリカと太刀打ちできる存在力を見せました。懸念される事はこのテロリストやその団体が、これ以上のテロや紛争の火種を起こさない事に尽きます。アメリカとイスラエルは中国と北朝鮮のような関係に思えてきますが、力関係ではイスラエルがアメリカ社会に深く影響力を持ちますし、今年はアメリカ大統領選挙の年ですのでアラブの肩を持つような事は出来ません。イスラエルもアラブ全体を敵に回してまで戦い抜く事は出来ませんし、エジプトのイスラエル寄りの政権が倒れた以上、自国に戦火が及ぶような事になれば国の浮沈に関わります。どちらにしても早期に沈静化しなければ、世界経済はもとよりヤケで紛争が戦争にならないとも限りません。禁輸で石油価格が上がるぐらいなら被害の内に成りませんが、アメリカのお先棒を担ぐような事になれば消費税・TPPどころではありません。いずれにしても今回のテロはやりすぎであり、国際的にも許されるレベルを越えて批難されて当然ですので、我が国も遺憾の意ぐらいは言っておいても良さそうな話しです。
2012年01月12日
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成人式の日の読売新聞一面編集手帳に、今年の100歳の方に大正生まれの方が入ってくるとありました。言われて見ればそのとおりでして、西暦と元号が平行して存在する、我が国ならではの見方・受け止め方でして得した気分です。~明治は遠くなりにけりという一節もありましたが、個人的には100歳が近くなった想いがしますし、当たり前ですが15年後には昭和生まれの100歳誕生となるわけです。西暦(グレゴリオ暦)では100年後との世紀の区切りが支配的で、私などは元号で色を付けると昭和と平成しか生きていませんが、近代日本の黎明期を数字ではなく、大正や明治、と呼ぶ事で出来事や人物・パワーバランスなど時代を元号で掴んで想いをめぐらせます。元号が変る事でその度に元年が存在しうる訳で、都合よく響きの良い呼び方をチョイス出来る文化国なのでして、文化たらしめている根幹は漢字の存在に他なりません。漢字二文字で日本限定で時代の幕開けを宣言し親しむ事が可能なのです。かなり昔ですが昭和15年が紀元節で言う所の皇紀2600年でして、この年に三菱が作った飛行機を零戦と呼びゼロ戦として今でも語り継がれます。戦後の自衛隊では西暦の下二桁を正式名称にしていますので、このあたりの時代前後の飛ばし方も国民性だとも言えます。西暦の流れとは別の共通の価値観のタイムテーブルで楽しむ事が出来て、数字が好きな几帳面な国民性と大雑把な面とが共存する民族なのが見て取れます。平成は戦争のない年号ですのでこの先もそうありたいと考えます。
2012年01月11日
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この前降った雪がすっかり見えなくなりまして、次の雪が又降るまでに降ったら出来ない事をやっておかなければと思うのですが・・何かと良く聞く財政規律は何処の国でも重要案件であり、いかに税金をより多く納めてもらうかが、各国の財務省の悩みどころでして、ニュース番組であるフランス2(ドゥ)の中でも取上げられていて、金融取引税なる仕組みを法案化させようという話でした。株式などの証券取引税は珍しい話ではありませんが、今回のフランス財務省の法案は金融取引の全てを対象にしようというものです。株式はもとより社債、ワラント、派生商品のデリィバティブまで、あらゆる金融取引に薄く網を掛けようという目論みでして、0.25ユーロが試案で年間取引量からすれば兆の金額が期待できます。株式でも空売りのように投資というより投機のような方法も行われていまして、下げでも儲かる危険な取引方法ですが、負けても税金を徴収される事になります。一般庶民には関係ないと高をくくるのは早計でして、機関投資家の多くは一般庶民が預けてる保険料や年金財政などですので、動く度にお金が手数料や税金で目減りしていく事になります。番組でも心配されていたのがフランスが単独で行うと、取引の顧客が他国の市場に逃げてしまうという事でして、もっともな話しで、そうならないようにユーロ圏で足並みをそろえようとの根回しが本格化しそうです。財政規律は誰が考えても規律は正しかるべきですが、肝心の税金を集める手段になったとたんに色々思惑が交差するのが如何にもです。息子と一緒に撮りに行きまして息子が撮った一枚で離陸のワンカットです。
2012年01月10日
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全国各地で成人式が執り行われまして、少子化を実感するに至ります。この先も最少を更新していくことになる事は間違い無さそうです。ワールドニュース関連で最重要課題なのがイラン問題です。作っていないという核疑惑にアメリカを筆頭に経済制裁を行います。イランとの石油取引をしないと言うのが制裁の趣旨で、今までの経済制裁でもかなり疲弊していた国内経済に深刻なダメージが出そうです。我が国としても重要な原油の取引先であり、商品取引市場では高騰する指標が出ています。イラクは自国で石油からガソリンなど石油製品を精製する能力が低く、個人的には核開発よりも先に自国の石油施設を充実するべきだと考えますが、革命、イラクとの戦争などで疲弊の極みであり、アメリカに的を絞っての国威発揚なのでしょうが庶民はたまりません。もっとも、アメリカのやり方も些か整合性に欠けるやり方で、開発していないというイランには圧力の掛け放題で、持ってるよという北朝鮮には中国に腰が引けた感じは否めません。大統領選挙がありますので、イスラエルからのプレッシャーはもちろん、弱腰と見なされたら、まずもって当選は不可能ですので、当選のためにはイランがホルムズ海峡封鎖に及べば、武力行使も十分考えられる選択肢と思われます。もちろん、どっちに転んでも我が国は非常に困った事になりますし、直ぐに収まれば良いのですが、破れかぶれになる事もありえます。私が知りうる限りではイランは核兵器の開発に着手している事は事実であり、兵器としての存在能力は十分で無いにしても、世界経済をどん底に落すぐらいの破壊力は十分にあります。経済制裁も人道上の抜け道などをしっかり確保して、国としてにらみ合って罵詈雑言をあびせたにしても、人や物、情報の行き来があればそれほど愚かな結果にはならないはずです。
2012年01月09日
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七草粥も終わって段々正月気分が薄れてきていますが、我が家の子供たちは、いつもより冬休みが2日延びて、ダレ切ってます。消防団の新年互礼会も終わりまして、昨年度は全く出動がなかった事が、我が国に起こった大震災と対照的な年でした。互礼会後は飲みと相成るわけですが、大いに飲んでしまい、食べる事とあいまって、体の調子も戻ってきたのが感じられます。新聞各紙はもとより世論調査は相変わらずで、指示する、しないで飽きが来た世論は支持しなくなります。サンデー毎日に佐高氏が橋下市政のコメントを載せていましたが、「改革が頓挫すれば、こらえ性のない民意の攻撃が始まる」とのことで、確かにその通りでして、今まで見てきた光景です。野田政権や政権交代後の民主党政権の不甲斐なさは申すまでも無く、余りにアマチュアなちぐはぐ感でとても政権与党として立派とは言い難く、それでも国として破綻していないのが、この国の凄さと言えます。考えて見れば原発行政も実にいい加減な話で、一方的に田舎に建てまくって補助金漬けにしてきただけです。反省するといっていた自民党も一切何も言わなくなり、電源行政も喉下過ぎればのいつものパターンです。民意が批判の矛先を向けるとすれば、この国の利権に根ざした金喰いの構造なのですが、この利権が実に良く出来ていまして無関係の人間はほぼ存在しません。消防団の活動もしっかり報酬が払われていて、払う側も受け取る側も極端な負担にはならない仕組みになっています。ですので、この先の改革は目に余る特定の利権が標的であり、広く薄く存在する利権にはほとんど改革の手は及ばない可能性があります。もっとも世界市場がこのままで我が国の財政破綻がないと言うのが前提で、順調に下落の一途をたどっているユーロが世界恐慌の引き金になる可能性があり、TPPや消費増税などまとめて吹っ飛ぶ可能性があります。そうならないように中途半端な改善が続き、国が磨り減って行きそうです。
2012年01月08日
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新春の風物詩のような競技かるたはクイーン名人共に防衛です。クイーンは8連覇、名人は14連覇の偉業です。史上最強だと思われる西郷名人も最近は接戦で、年々厳しくなります。あと4年で開通予定なのがヨーロッパのアルプスのトンネルです。開通すれば我が国の青函トンネルを抜いて世界一の長さになります。青函トンネルは海底トンネルなのだと釘も刺したくなりますが、まあ、そこはあえて触れずに開通の暁には喜んであげましょう。スイスのチューリッヒからイタリアのミラノまでの所要時間が劇的に縮まり貨物、人の大量輸送が可能になりユーロ圏の大動脈になります。記事のよりますと14年の歳月を費やしての大型公共工事で、作業にあたる人数が延べ2600人だという事で、驚くほど少人数であり、かなり機械化が進んでいると想像できます。ユーロの先行きはともかく、このトンネルはなんとしてでも開通させるはずです。もちろん我が国が誇るシールドマシンも大活躍しているはずで、切削と仕上げを1工程で済ませてしまえる超大型建設機械です。地層が硬ければ硬いほど作業は安全にスムーズに進みますので、最近は掘る前に入念に地層の調査をし場合によっては蛇行もやむなしです。何かとネガティブなことばかりのユーロ圏ですが、起死回生の大動脈になる日まで時間遅れにならないように願いたい物です。
2012年01月07日
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先ごろ近所の寄り合いの会話の中で、テレビの値段の下落を嘆いておられた方がいらっしゃいまして、その方の言われる事はもっともで、かなりのスピードで下落しています。ジャパネットの高田社長もかなり厳しい認識でして、単純に荒利は消えていきますので倉庫などの費用が厳しくなるそうです。とはいってもデジタルの宿命ですし、後戻りは出来ません。単純に進化のサイクルが早くなった訳でして、人件費、生産国、部品調達、技術だけではない部分も大いにあります。デジタルといえばパソコンやカメラ、ビデオが身近な物で、特にカメラではメモリーカードの記憶容量が凄まじく進化しています。進化の方向は速さと価格と容量を同時進行で競います。このメモリーが凄まじく種類がありまして、最も普及しているSDカードも大小2種類ありますし、書き込みが早いCFやソニーがメモリースティックでがんばりますし、開発を止めて流通在庫のみのxDやスマートメディアもありました。何とか話し合って2種類程度に出来ないものかと思いますが、ココに来て、もう1種類増えてしまいました。ソニーが言いだしっぺでXQDメモリーカードを発表しました。ニコンが準ずる形になり来月第一号のカメラを発売します。XQDは16Gと32Gの2種類で始まります。私はCFの8MやxDの16Mなどを今でも持っていますし使っています。SDカードの512Mが発売当初は3万円しました。今ではマイクロSDが2Gで千円しませんので、デジタル産業の中でもメモリーは本当に儲かりません。どの程度のメーカーが参画してくるか分りませんが、企業、機種が増えて一気に普及すればCF並の値段にはなりそうです。やはり接触端子が見えないほうが良いというのが統一見解です。作る産業機械は何十億の機械ですので、売れるのと単価が下がるのが痛し痒しになりますが、このフラッシュメモリーの分野は我が国が得意とする分野ですので、何とか国際基準で囲い込む分野であって欲しい気がしますが、規格が勝って販売で突き放される地デジと同じ運命では困ります。キヤノンや他のメーカーが揃い踏みをする時代になると良いのですが・・
2012年01月06日
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自動車関係の仕事始めは一般より少し遅れるのが通例で、中には9日までという所があるようですが、周りが動き始めると気もそぞろにならないのかと思ってしまいます。ワールドニュース関連のトップは11月のアメリカ大統領選挙でして、オバマ大統領誕生を随分ネタにしましたので、4年経ったというのが、なんとも早く感じてしまいます。オバマ大統領の所属政党である民主党は候補を立てませんので、対立候補は共和党からの選出で前回はマケイン議員でした。今回の共和党の代表として名が上がってる人が候補になりそうですが、圧倒的に支持を集める候補では無さそうで、今のところは終わってみないと分らないレベルの話です。それでもロムニー議員が候補になると思われます。今回も共和党の重鎮のような人物も出ていますが、今ひとつ決定打に欠けていて、一本化には至っていません。共和党にも保守派と穏健派があるそうで、私に言わせれば宗教がらみの原理主義と、オーソドックスな民主主義政治の政党政治を掲げる派との凌ぎあいです。どっちが勝っても共和党の大統領となれば、我が国は言うに及ばず多くの国で波風が立つ事は十分考えられます。軍事関連以外の輸出産業は少なく、多くの雇用は軍事がらみですので、消費のためにも紛争があるほうがGDPを稼げます。北朝鮮に手を出せなくても、イランには露骨に嫌がらせをします。イスラエルとアメリカの関係で通例なのは分かっていますが、イランが暴発すればイスラエルに被害が及ぶ事は明白です。ですので、アメリカとしては、かなりの情報分析が進んでいて、弱腰にならなくてイランの核開発を断念させる自信があるのか、最悪、暴発に至っても思いっきり介入予定のプランA・Bなのかも知れません。付き合わされる我が国は石油関連の高騰が気がかりです。せっかく少し安くなったと思っていましたが、市場の動きは高くなるほうへジリっとシフトしているようです。昨年は革命で国家元首がダイナミックに変わりましたが、今年は主要国で民主主義の儀式を眺める事になりそうです。
2012年01月05日
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寒いはずでしてドンドン雪が積もりまして、年明け一月に相応しい山口県の山間部になっています。日経新聞の記事に国産ウイスキーの新興国の富裕層に売れてるそうです。 サントリーやニッカといった我が国が世界に誇る偉大なウィスキーメーカーの名だたる高級品が売れまくっているようで、これからCMなどを本格的に展開して拡販に繋げる目論みです。多分、富裕層の方々はウィスキーは言うに及ばず、ビンテージワインやコニャック、シャンパンなども残らず物色済みでしょう。この事は90年代に日本人が行った事とほぼ一緒であり、相手にとってもアジア人というくくりで違うという感覚はないかも知れません。願わくば新興国の中で自国でウィスキーを作り、その国の風土の中で熟成させ、オリジナルのウィスキーを作って欲しい気がします。悠久の歴史に酒が溶け込み、オリジナルの酒文化の愉悦を味わって欲しいのです。豊かになると質を求めて買い物をするのは何処の国でも同じなようですが、世界に通用する物を作るという感覚は国民性に拠る所が多く、サントリーもニッカも世界水準に達するための努力は並々ならぬ道のりでした。今では本場スコッチを相手にして世界の冠たる賞を手中に収めてきました。などど思っていると飲みたくなって来ましたので、妙なる時の証である琥珀の誘惑にことのほか弱い私です。富裕層では全くありませんが、国産のモルトを次に選んでしまいそうです。
2012年01月04日
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いわゆるお屠蘇気分も今日までで、新年の動きが多くの業種、業界で始まります。15日が成人の日だったというのは遠い過去のことで、今年は暦は9日で私の地区では帰省を利用して正月に行います。山口県のみならず全国でも首長選挙が行われる年です。4期16年やってきた現知事は次の立候補はしないそうですので、新しい知事になりそうですが、やっぱりと言うことにならないように願いたいです。議員定数の削減で堂々巡りが続いている防府市も議会選挙が行われます。自分たちの議席を減らすようなことはまず持ってありませんので、従来のコテコテの名前の連呼で行われるだけの選挙になるでしょう。有権者の数に完全比例して議員の数を決めるような方法がベストですが、防府市に限らず議員と言う存在は選挙の時とその後は全く違います。議員としてあってはならない行為に及んでも、地方はもとより国会に至るまで議会として罷免できません。起訴・罰金等の処分が出た時点で、議員は罷免され被選挙権も永久剥奪で何の問題もないと考えます。にも関わらず議員となった途端に振る舞いが変るのも良くある話で、年金などの社会保障も特権扱いですので勘違いの元になりまして、様々な国の歴史が示すとおり特権階級の存在は国の腐敗につながります。多すぎる人数や報酬は減らすのは当たり前でもっと人口増に貢献せざるをえない環境が必要です。その為にも興味を失わず権利を放棄し無い様にしなければなりません。この先はツケだけが負担になるような時代になる可能性が高いのですから。
2012年01月03日
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日経新聞の元旦1面には「脱レアアース」という願いのような記事でした。レアアースはあの漁船衝突事件で注目され中国の切り札になった資源です。抽出方法には我が国の企業が、かなり大車輪で働いていたのですが、アノ国は恩に着るという事はまずありませんので、レアアースを無視できるような事業の構築は正しい戦略です。もちろんリサイクルも我が国の得意とする分野ですので、脱レアアースの指針としても両輪で進んで欲しい分野です。この先も増えることは必至と思われるハイブリッドカーや、EV車などのバッテリーやモーターの多くに使われるのがレアアースです。現時点で産出国の中国の言い値で買っていますので、相場を下げて資源の枯渇を遅らせる必要があります。もっともレアアースは広くは蛍光灯などにも使われていますし、電動自転車やデジカメ、携帯電話と多岐に渡ります。ですのでレアアースの環境は産業の垣根を越えて行われる事が理想です。スポーツ車が廃れることは無いでしょうが、勢いはハイブリッドやEVが市場を占めることは疑いようがありません。エンジン開発では間違いなく世界の最先端ですので、より低燃費のエンジンは電子制御や新試行が楽しみです。安全性の向上はEV車でも同様に利益になりますので、業界を挙げてあらゆる手段を探る事が望まれます。ユーザーサイドでも飲酒運転が減っていかない事を反省材料に、技術と気持ちのありようを、より深く社会の価値観として形成するべきです。とは言えモータースポーツでお馴染みの、気持ち良く吹け上がるエンジン音に心を奪われるのも事実なのです。実生活で、これだけの円高にも全くガソリン等の燃料費が下がりませんので、SLを追っかける時以外は低燃費な運転を心掛けています。
2012年01月02日
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昨年、私の使用しているカメラメーカーのオリンパスの不祥事が、世界中の経済ニュースをハッキングしまして顛末はまだ分りません。どうなるのか分りませんし私ではどうすることも出来ません。なんとか上場廃止を免れたにしても、カメラ事業そのものは厳しい事に変りありませんが、オリンパスの看板ですので何とか事業継続を望みたいです。関連ニュースとして気になるデーターがありました。カメラ市場に影響するスマートフォンということなのですが、デジタルの宿命のような話でして、カメラメーカー全社はスマートフォンとの折り合いが生き残りのカギになりました。既に影響が出ているはずで、大きさや画質はもちろん使い勝手が見劣りしてしまえば、スマートフォンで事足りる購買層はデジカメは不要となります。ですので記事にもありましたが、デジカメの市場ではコンパクトデジタルカメラから駆逐されています。今まではカメラ機能のある携帯電話・モバイルツールでしたが、デジタルの進化で著しく向上したカメラ機能が通信と融合し、単能型カメラには立ち位置が厳しくて、値段を下げれば収益に響き、中途半端なカメラは在庫を増やすだけでお荷物になりそうです。一眼レフのような趣味性の高いカメラも通信機能は時間の問題で、昨年はIpadのwebカメラでSLを撮ってる人を目撃しました。いずれにしてもオリンパスもコンパクトタイプは収益悪化の元凶でして、多分、会社の方針も大転換せざるを得ませんし、全てのメーカーがOEMを含め事業形態の見直しに入るでしょう。そんな中にあって、オリンパスからは近いうちに新機種の発表がありそうです。ミラーレスのパイオニアとしての面目躍如を期待しますし、現行の名器E-5の後継機の開発も続いているそうですので、何とか会社の先行きを固めてユーザーを安心させて欲しいと考えます。
2012年01月01日
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新ためまして、新年のお喜びを申し上げます。雨模様で初日の出を拝む事は叶いませんでしっかり寝てしまいました。混乱の極みのような人に話せない初夢で今年はどうなる事か心配です。今年こそは裁判員の役目が回って来ます様に願いますが、自分の努力の外の話ですので楽しみに待つことにします。子供たちがチェスを覚えて面白がっていまして、今のところ将棋の素地がある私が申し分なく強いのですが、勝てなくなるような展開が来れば嬉しいですし、将棋に興味を持ってくれる事を密かに期待しています。昨年は我が国の歴史に刻まれる災厄な年でしたが、災厄以上の事にはなりませんでしたので、少しずつ復興へ足取りを固める施策やエモーションが望まれます。従来のやり方や手法が役に立たないような混乱もあるかも知れません。今まで以上に国や世界の情勢に敏感であらねばならない年になりそうです。
2012年01月01日
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