DAIの宝石箱

DAIの宝石箱

PR

コメント新着

五十六@ Re:第29回石ふしぎ大発見展(大阪ショー2023)戦利品報告(05/02) お久しぶりです ドラゴンガーネット、私…
CATDAI@ Re[1]:ムーンストーン(11/07) miimyさんへ コメントありがとうございま…
miimy@ Re:ムーンストーン(11/07) 2023年4月にこちらのブログにたどり着…
CAT'sDAI @ Re:池袋ショー番外編(12/16) そもそもがカボッションに加工するのが凄…

サイド自由欄




プロフィール

CAT'sDAI

CAT'sDAI

お気に入りブログ

【海外】デアゴステ… レッサーかずさん

2024ホセ・カレーラ… 踊るひつじさん

*ルースは裸のままが… ぽてpoteさん
「楽天プラチナ会員… パワフルスーパー主婦さん
チラシの裏で悪かっ… ももっちゃんさん

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2008.07.31
XML
カテゴリ: た行の宝石
インディコライト

0.6ct、産地ナイジェリア。サイズ6×4mm

TOURMALINE
トルマリン

和名:電気石
硬度:7~7.5
分類:ケイ酸塩鉱物(含む元素は種類によって変化)
晶系:六方(三方)晶系/長柱状
化学組成:(トルマリンは種類によって科学組成が大きく変化)

   ルベライト(ピンク・トルマリン)
   NA(Li,Al)3Al6(BO3)3Si6O18(OH,F)4
   ベルデライト(グリーン・トルマリン)
   NaLi3Al6(BO3))3Si6O18(OH)
劈開:不明瞭
比重:3.0~3.2
屈折率:1.624~1.644(ルベライトなど)
    1.60~1.65(インディコライト、グリーントルマリンなど)
副屈折率:0.020
蛍光:なし(まれに弱いが持っていることも)
条痕:無色

多色性:あり(弱~強)

トルマリンは圧力を加えると電気を発生させる。
これはクォーツやトパーズと同じ性質で、この性質を「圧電性」と呼ぶ

このトルマリンは上のデータでも少しふれたように、含む微小元素によって見た目が大きく変わり、トルマリンほど多様な色の変種を見せる宝石は他に類を見ない

化学成分で分けた名前だと

ドラバイト
エルバイト
ショール
チライサイト
ユーバイト

ここにさらに色で名前をつけたもの、産地で名前をつけたものを加えるとややこしいこと、この上ない
一応ざっとまとめると

ルベライト=ピンクや赤いトルマリン。単純にピンク・トルマリンとよばれることも

インディコライト(インディゴライト)=濃青色または青いトルマリン。インディコライト・ブルー・トルマリンとブルーが入ることもあるし、ブルートルマリンとよばれることも

アクロアイト=無色かそれに近い色。トルマリン全体の中で非常に希産。薄いピンクのものを加熱処理して「アクロアイト」とする事がある

グリーン・トルマリン=名前の通り緑色のもの。ベルデライトでは普及しないのか?。淡い色調「エメラルド・グリーン」のものは極希産で非常に高価になる

ブラック・トルマリン=名前の通り黒いトルマリン。不透明石。これもショールでは売れないのか?。ほとんど工業用に回され宝石としての価値は低い。またまれにではあるが濃い青のもので黒く見えるブラックトルマリンもある

こんな感じでしょうか?なにか抜けて・・・・あ!

忘れてました
パライバ・トルマリン
ブラジル・パライバ州で1989年に発見されたばかりの歴史の浅い宝石にもかかわらず、トルマリンの中で・・・いや、もはや全宝石の中でも際立った人気になった宝石です
その独特の「ネオン・ブルー」が最大の特徴で、「パライバ」であると証明するための専用鑑別もあるほど
しかし今でこそ定着したこの「パライバ」トルマリンも、もとはタンザナイトと同じように商用名にすぎません・・・・・・・でした。
今はもう誰もが認める名前になって否定する人もいないほどになりましたね

最初の発見地ブラジル・パライバ州からのものは枯渇したものの、パライバ州でパライバトルマリンが採れていたのと同じ山脈、「パナアルト・ダ・ボルボレナ山脈」が隣の州リオグランデ・ノルデ州まで伸びていて、そのリオグランデ・ノルデ州のバレーリャス鉱山産のものが今の需要を支えており、今現在唯一の産地となっています
そんな貴重なトルマリンなので当然のごとく人的処理のなされたものが溢れており、加熱処理されたものが大半というのが実状です

さてではそろそろお待ちかねの写真にまいりましょう

パライバ
パライバ・トルマリン
0.04ct、産地不明
薄いです。パライバ鑑別だしたら間違いなくはじかれますw

インディコライト(緑強)
インディコライト
0.29ct、産地不明
かなり緑色が強いです

グリーントルマリン
グリーントルマリン
0.94ct、アフリカ産、4.9×7.0×3.2mm

グリーントルマリン滴型
グリーントルマリン
1.88ct、アフリカ産、7.2×9.2×5.2mm
上のとはまた違った色味のグリーンでこっちの方が落ち着いた感じですね

ブラックトルマリン通常ブラックトルマリン光透過
ブラック・トルマリン
0.74ct、産地不明、7.7×3.8×3.0mm
上の説明で少しふれた濃い青が黒く見えるブラックトルマリン
右の写真が光を通して撮影したもの。青いでしょう?
実質青いから「インディコ」って言ってもいいのかも?

ピンクトルマリン・キャッツ
ルベライト・キャッツアイ(ピンクトルマリン・キャッツアイ)
1.857CT、産地不明

グリーントルマリンキャッツ
グリーン・トルマリン・キャッツアイ
0.82ct、産地不明

トルマリンの中でシャトヤンシーを強く示すものは異種結晶によるこれらピンクとグリーンだけに現れる
と聞いてたのに
インディゴライト・キャッツ
インディゴライト・キャッツアイ
3.44ct、ブラジル産
なんとインディゴライトのキャッツアイを発見!
まぁたしかに緑色も感じるがかなり青いのでインディゴと言って差し支えないでしょう!





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008.08.01 21:17:02
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: