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今日で10月も終わりです。スペインでは10月29日に時計の針を1時間遅らせまして、サマータイムの終わりです。ヨルダンでは、10月28日をもってサマータイムが終了し、日本との時差は7時間となっております。 明日から11月! 日本の秋を見ずしてこの季節を迎えるのはこれで4回目?? 日本の美しい紅葉が懐かしいです。 さて、私はスペイン南東部のムルシアという場所に居を定めました。右の地図では、緑で色づけされている場所です。スペイン南部の地中海側ということになります。このムルシアは、陽光で有名なこじんまりとした都市。かの有名なアンダルシア地方へ2時間半ほどで行くことができます。スペイン語も南部独特のアクセント。かなり不明瞭で聞き取りにくいのが特徴です。英語ははっきり言って全く通じません。ほぼ99%の人が英語を話しません!! コミュニケーション不可能という絶望的な状況にあります。モロッコに近いこともあり、モロッコからの移民が多い都市でもあります。現在の私はスペイン人とはまずコミュニケーションできませんので、アラブから情報を仕入れる日々(笑)。ここで生きて行くには、スペイン語を学ばざるを得ませんね。しかし、この英語の通じなさ、日本以下ではないでしょうか? それとも外国人からしたら日本も同じような感じなんでしょうか。さてそんなムルシア、日本人人口はかなり限られているようです。友達のベロニカによると、ときどき日本人らしき人物を2人見かけるそうですが、彼女のモルシア人生でこれまでにこの2人しか日本人と思(おぼ)しき人物には出会っていないそう。そんなムルシアでたくましく生きる私のアパートを今日はご紹介!! これが居間です。玄関から入ったところ →↓ メインのトイレです。 →こちらはキッチン。かなりシンプルですが機能的。 こちらはサブのトイレとなります。→ 下はアイロン部屋。↓ 私の部屋は公開するほど大したものではありませんので(←単に汚くしているだけ?)、ブログではマル秘とさせていただきます。このアパートですが、部屋を1室借りまして、キッチンや居間やトイレは共有というスタイルです。写真でご紹介したのは、すべて共有部分。このほかにそれぞれのプライベートルームが3つあります。家具もすべてそろっており、3カ月住むには本当に快適です。また値段も1か月に175ユーロと良心的。現在は4人が同居中。アルゼンチンの男性とウクライナ人の女性の若いご夫婦、スペイン人の女性1人、そして私です。このご夫婦は近々出て行くことになっておりますので、その後は2人でのシェアとなります。アパートはスペインに着いた翌日には決まっていまして、本当にあっという間に生活が整いました。まだまだ悪戦苦闘の毎日ですが、それでも毎朝のフレッシュ・ジュースのためのジューサーを購入し、インターネットも接続し、できる限り早く自分なりのパターンを確立しようとしています。さてこのモルシアを去るときには自分のアラビア語、そしてスペイン語はどうなっているのでしょうか。では、今後もムルシア事情をお伝えしてまいります。 年末年始はヨルダンへ。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2011.10.31
先月9月にお越し下さったお客様からの旅行記です。お写真も拝見させていただきましたが、躍動感のあるお写真やアングルの凝ったお写真が多くて、とても楽しませていただきました。ホヤホヤの旅行記をお楽しみくださいませ。 木村さま こんにちは。先日ヨルダン旅行の件でお世話になりました、M です。この度は、お見積から旅程の詳細までご丁寧にやりとりをして下さり、本当にありがとうございました。おかげさまで思い出たっぷりの3泊4日のヨルダンの旅となりました。 思い返すと、何が一番よかったかなどと決めきれないほど、数多くの雄大な景色を眺め、多くの人々と触れ合い、ヨルダンのよさを肌に感じたひと時でした。 日本のメディアによって作られたイスラム教徒のイメージ、自分が今までの人生で関わりをもった数少ないアラブ人、木村さまのブログを拝見して手ごわいドライバーさんと一緒になってしまったらどうしようという不安感を思うと、この旅、うまくやっていけるかな?というのが正直な気持ちでしたが、終わってみると、人々の優しさに満ち溢れたヨルダン旅行でした。 hospitalityという言葉がピッタリのヨルダン人で、観光地では、ガイドがいなくても十分なほど、カメラマンを担当し、時にはアラブ人代表のモデル役を買って出てくれたり、スーパーでワインを購入する際に「飛行機で持って帰るから、しっかり梱包してほしいの!」とお願いしたら店の奥から新聞紙と空箱をもってきて、ぐるぐると頑丈に梱包してくれたり、、、と。日本で困っている外国人を見かけたら、戸惑うことなく話しかけてあげなくてはと感じされました。------------------------------(特に感動したヨルダン人3名です ↓)■ドライバーのAzuzz(アズーズ!)きめ細かい心づかいにビックリしました。休憩の際にはいつもおいしい現地のCoffeeやTeaをご馳走して下さったり、Petraのランチにサンドイッチを持っていきたいと言ったら、「ちょっと待ってて」と私たちを車で待たせ、お店まで買いに行ってくれました。「旅行客だってわかったら、値段あげられちゃうから、、、」と。 朝から忙しく、ホテルで化粧ができずに移動中の車の中でしていると、時速100kmほどで飛ばしているにも関わらずアイラインを引くのに様子を伺っていた私のために、何も言わずに車を脇に寄せて止まってくれたり。 最後にJerashの追加費用をお支払いする際も、費用をもらう話が伝わっていなかったらしく、「余計なお金はもらえない」と代理店に確認を行ってくれた誠実さには感動しました。■Wadi RumのOmarテントの部屋に明かりがなくビックリし、陽のあるうちにと懐中電灯を借りに話しかけたのが彼でした。「ライト貸してもらえますかー?」と聞いたら「Marlboro lights?」と。友人と顔をくしゃくしゃにして笑ってしまいました。(仕事中に今でもふと思い出しては、一人微笑んでしまう一言です) 夕飯にmansafをご馳走していただきましたが、他のところで食べたどれよりもおいしかったです。 ちょっと大げさではありますが、壮大な砂漠の小さな小さなキッチンであの味を生み出すんだなぁと思うと、純粋に感動しました。 ■Petraのロバ乗り男の子15歳の男の子が入口のエル・ハズネからMonasteryの麓まで、ロバ乗り営業にくっついてきました。強引で、うるさくて、しつこくて、、Monasteryへの登り道を行く際はロバの力を借りようと思っていたので、途中何度も「もうわかったから、Monasteryの麓でまた声かけて」と言っておりました。 ただ、ふとPetraでの時間を思いだすと、彼のことをどうしても思い出さずにはいられません。 見返りなく、無邪気にカメラを撮り、流暢な英語を話してガイドを行い、また若干15歳の男の子がここまで営業できるなんて、会社の営業マンも見習うところがあるのでは、、、と思ってしまいます。 ロバたちも人間を乗せたり、重たい荷物を背負ったり、、、日本の動物園のロバとは違う大変さがいっぱいあるんだなぁとしみじみ感じておりました。------------------------------ 温かいヨルダン人に限らず、想像を絶する絶景の数々、砂漠の夜空を埋め尽くす数え切れないほどの星々、、、とこんな素敵な国と日本人の懸け橋となる木村さまのお仕事はすばらしいなぁと改めて感じました。どうかヨルダンを始めとした中東のすばらしさをを一人でも多くの日本人に感じ取っていただけますように。 長々となってしまい、申し訳ございません。旅の前は、何度もお見積をとって下さりとbusiness likeなことばかりで恐縮でしたが、最後までお付き合い下さり、本当にありがとうございました。最後に、、、何か日本製のもので不自由をされているものはございませんか。郵便局から徒歩1分の事務所に勤めております。日本人的挨拶ではなく、何か必要なものなどございましたら、いつでもおっしゃってください。 それでは。末筆になりましたがより一層のご発展を心よりお祈り申し上げます。 とても素敵な旅行記を送っていただいてありがとうございました。私のブログで、かえって「ひゃー、アラブって恐い!」と、不安な思いにさせてしまったようで申し訳ございません! ヨルダン旅行をスムーズにしていただくために、「これさえ分かればもう恐くない! アラブと上手に付き合う秘訣」(http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/200912140000/)などを勝手な親心(?)からアップしております。が、皆さまに不安な思いをさせてしまっていたら申し訳ないです… とはいえ、ブログでご紹介していることもまた真実なので、削除せずにやはりこのまま残したいと思います。当方で取引しているドライバーたちは厳選された者ばかりですので、ブログで書いているようなことは滅多にないかと思います。むしろタクシーなどを乗り継いで個人でご旅行されるお客様向けと思っていただいほうがいいかもしれません。ヨルダン旅行を楽しんでいただけたようで、とても嬉しく思います。シリアが落ち着きましたら、是非シリア方面にも足を延ばしてみて下さいね 年末年始はヨルダン旅行。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2011.10.24

レバノンでできた友達の中に、ナジュアというシリア人がいます。ナジュアは50代の女性。50代といっても、とてもきれいで、年齢を感じさせません。ナジュアには4人の子供がいますが、若くして旦那さんを感電死か何かで突然亡くし、女手一つで4人の子供を育ててきました。その子供たちも巣立ち、現在のナジュアは一人暮らし。 ナジュアと私はアパートが向かい合わせでした。このナジュアを一言で表現すると、「豪快」。何もかも豪快。車では、アラブの音楽をガンガンと大音響でかけてかっ飛ばし、横入りする車やちんたら走っている車に向かってヤジを (?) 飛ばし、助手席で真っ青になりながら緊張した体を座席に押しつける私を見てケタケタと笑います。肝っ玉母さんで、結婚して家庭を持つ子どもたちも何かあればお母さんに相談してきます。誰もかれもがナジュアを頼りにしています。頼らずにはいられない存在です。若くして夫を亡くしたナジュア、夫はレバノン人でしたが彼女はシリア人。シリア人はレバノンではとかく差別されがちですが、そんな国で一人で4人の子供を育て上げるために彼女が選んだ仕事はランコムやシャネルなどのブランド・コスメの訪問販売。全盛期(?)には、2000ドルから3000ドルを一人で稼いできました。当時の価値で言うと月々20万から30万以上の収入です。レバノンで、女性でこれだけ稼ぐのはかなり珍しい。いまでも男性で週5日間働いて600ドルなどが普通のレバノンですから、ナジュアがどれほどキャリアウーマンかは言うまでもなくお分かりいただけるかと思います。現在のナジュアは、お姉さんが経営するアラビック・スイーツのお店を手伝っています。このお店がまた非常に繁盛していて大忙しです。そのためコスメの販売はかなり縮小し、以前からのお客様に商品を届けるだけにとどめています。ナジュアのお店で見たシュークリーム三昧のケーキ…豪快!!→さて、ナジュア式コスメの訪問販売ですが、ハムラ地区の会社を一軒一軒回ってまず営業から開始したそうです。ハムラというのはベイルートの繁華街で、レバノン随一のビジネス・エリアでもあります。このハムラに目をつけ、たくさんのクライアントを見つけ出したナジュア。アラブ女性、特にイスラムの女性はデパートなどにコスメや香水を自分で買いに行くことがありません。いまの若い世代は違うと思いますが、ひと世代前の女性たちは非常に保守的なのです。またアラブは、値段を幾つかのお店で比較検討する日本人のような勉強家でもありません。そんな女性たちの無知を逆利用し、かなりのマージンを取るのがナジュア流。ちまちまとしたところが一切ないナジュアは、マージンも豪快に取ります。でも本人はけろっとしています。「だってこの値段でクライアントが合意するんだから」と。まぁ確かにそうですよね。このナジュアの豪快さを改めて痛感したのは、彼女が料理をしている時。半端じゃない大きさのボールにサラダを作っていたのですが、突如ビニール製の手袋をはめ始め、何をするのかと思ったら、ボールに手を突っ込んで野菜とドレッシングををわさわさとかき混ぜ始めました。手でかき混ぜるか~~??? 何と豪快な女性! と思わず感心して見とれてしまったのでした。さてこのナジュア、毎日大忙しですから、物忘れもよくします。「OK,OK」と請け合いますが、完全に忘れていることも多々あり、待てど暮らせど約束が果たされないことも。でも、アラブにありがちな「忘れたふり」「気づいても気づかないふり」などは一切ありません。アラブは自分に都合の悪いことや気が変わってやりたくなくなったことなどは、「忘れたふり」で通そうとします。特にアラブ男性。「忘れたふり」をするときのアラブは、心なしか目を合わそうとしませんので、すぐに分かります。「ふり」してんの丸分かりやん!! と突っ込みたくなります。でもナジュアにはそういうアラブ特有の「ずる賢さ」などが全然ありません。彼女が「忘れてた」という時はすっかり頭の隅から忘れ去っている。そんなナジュア、ぱっと見は背も高くて華やか、声は低くて大きく、ちょっと怖いイメージもあります。でも慣れると、この豪快なシリア女性に魅かれずにはいられません。ナジュアと私はとても親しくなり、アパートが向かい合わせだったこともあり、毎日のように顔を合わせる仲になりました。そんなナジュアにスペイン行きを報告し、お別れを伝えたときですが、ホロホロっと涙を流したナジュアに「あ~、お別れを言うのって本当につらいことだなぁ」と私も思わず涙をこぼしてしまったのでした。海外で生活することで出会いと別れを繰り返してきましたが、別れの度に「悲しいな」としみじみ思ってしまう。自分で選んだ人生だし、海外に来ることがなければ会うこともなかった貴重な友達の数々なのですが、別れるときはいつも本当につらいです。海外で見つけた友情に支えられ、助けられ、学ばされ...、お互いに得るものは非常に多いと思いますが、こうした生活には別れが付き物。もちろんこれで終わるわけではありません。でも毎日顔を合わせていた友達との別れにはひとしおの思いがあります。国としてのレバノンも全体としてのレバノン人も好きではありません。でもそこにいる友達のことを懐かしく思い出さない日はありません。みんな、元気にしてるかな~。3カ月したらまた会いましょうね~、と地中海のこちら側から向こう側に呼び掛けています。 年末年始はヨルダンへ。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2011.10.24

皆さま、ご無沙汰しております。スペインで元気に生活していますので、ご安心くださいませ。スペインではマドリード空港に降り立ち、まずはヴァレンシアへ。ベロニカが休暇で実家に帰っていたので、ヴァレンシアで合流することになりました。 トルコ航空を利用しましたので、ベイルート発は午前3時。イスタンブールには午前5時頃に着きました。真夏並みのベイルートから一変し、イスタンブールは小雨が降る寒々とした冬の様相!! もう冬物のコートを着ている人もいて、やっぱりベイルートの天気が異常なんだな、と改めて確信しました。無事にベロニカとも再会し、お母様の家へ! 3日間ほどお世話になった後は、ベロニカの住むモルシアへついに移動です。クタクタに疲れてたどりついたスペインでしたので、お母様の温かい家庭料理に迎えられて、何ともホッとしたのでした。到着した日にご馳走になったのは、なぜかロシアンポテトと呼ばれるポテトサラダ、それから生の小魚の酢漬け(疲れで朦朧としていたので、名前を忘れてしまいました)、それから生ハムやオリーブなど、いかにもスペインチックな家庭料理。美味しかったです!! 2日目、3日目とずいぶんご馳走になりました。3日目はパエリアで締めくくり。美味しいですね~。さて、いよいよモルシアへ。私もこのスペイン南部のモルシアで3か月を過ごします。アパートも実はすでに決まっており、スペイン短期生活の滑り出しは好調…にも思えます。がこの先、幾多の困難が待ち受けているであろうことは予想できます。何せスペイン語が話せないと生きていけない国ですよ、スペインは!! 言語に関してはかなり甘く見ていまして、英語とアラビア語で生き延びられるであろうと思っていたのですが…そうは問屋がおろさない。今後のスペイン奮闘記をお送りしてまいります。とりあえずは到着のお知らせまで。 年末年始はヨルダンへ! http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2011.10.19

気が付けば10月になっていました!!! 10月は私の誕生月。1歳年をとる月でありまして、複雑でございます…。1年って本当にあっという間ですね。しかも海外での生活をしていると、1年後に自分がどうなっているか、どこにいるかも予想がつきません。どうしてこういうジェットコースターみたいな人生を選んでしまったのか、自分でも訳が分かりませんが…。 若かりし頃は、自分がこうして海外で (しかも中東で!!!) 生活するなんて思ってもいませんでした。人生って不思議です。そんな私ですが、日本への帰国も視野に入れて今後を考え始めています。もちろんニーズがある限り、日本でも中東へのツアーの仕事は続けるつもりです。そんな頃、降って湧いたようにスペインに来ないかというお誘いがあり…。ス、スペイン?? でも気付けばなぜかスペインへ行くことになっていました。旅行することも、ましてや住むことも考えたことがない国だったのですが、中東で出会ったスペイン人の友達からのお誘い。このブログにも登場するベロニカです。http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201002150000/住むといっても、ビザなしでの入国は3ヶ月間だけ有効です。ということで3ヶ月間、スペイン生活を送ることになりました。3ヶ月後にはレバノンにいったん帰国します。ですから、ほとんどの荷物はレバノンに置いたままです。お手配のお仕事は、中東の旅行会社と共に通常通り続けさせていただきます。アラビア語とは一見無関係に思えるスペインですが、実はスペインには移民であるアラブがたくさんいます。アラビア語を学ぶにはうってつけの場所でもあるのです。そして、今回滞在予定のスペイン南部の都市はアフリカ大陸からほど近い場所にあり、モロッコには2時間のフライトでついてしまうという場所。中東方言から一変して、モロッコ方言のアラビア語を学ぶことになります。また今後モロッコ等のお手配も考えていますので、仕事の面でも収穫があればよいなと思っています。ヨルダンから始まったこのブログも、レバノンへと拠点を移し、そしてちょっぴりスペインへ。その後は…まだ分かりませんが、とりあえず3か月はスペインでアラビア語の北アフリカ方言の猛特訓を受けてまいります!!秋深まる日本、皆様はいかがお過ごしでしょうか? 年末年始のご旅行はヨルダンへ。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2011.10.08
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