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昨年の晩秋に種芋として、畑に穴を降り土中保存しておいた里芋の種芋を
先週末に堀上げ植え付けを行いました。
深さは約20センチメートル。芽が上になるように並べて行きました。

植え付けの間隔は約30センチ、その間に化成肥料と鶏糞を一握りずつ置いて
行きました。

堀上げた里芋の種類は石川早生、赤芽、タケノコイモ、八頭、善光寺の5種類。
昨年と同様に多品種、少量ずつの栽培方針なのです。
石川早生は直径3cmと小型で、 ヌメリが多く美味しい里芋です。
今では広く全国で栽培されています。子供の頃はおやつとして、この里芋を皮のまま
蒸し(茹でて?)、その皮を剥いて醤油や塩をつけて食べた懐かしい記憶があります。
確か『ヒョックリ芋』と呼んでいました。手でこの里芋を押すと中の白い身が『ヒョックリ』と
出てくるからでしょうか。一般的には衣被(きぬかつぎ)と呼ばれているようですが。
平安時代の高貴な婦人が外出するときに顔を隠すために被った一重の小袖を
『衣被(きぬかつぎ)』と言い、里芋のきぬかつぎの様子が、薄い衣を被った白い顔の
ように見えるところからそう言われるようになったとのこと。

次に『赤芽』、セレベスとも呼ばれています。普通の里芋より大きくなる種類で
インドネシアのセレベス島からやってきた里芋の品種です。
この里芋は芋の一部が赤くなっているので(赤くなった部分には新芽が出ます)
この名前が付いたのです。
堀上げたものは既にこの赤い新芽が出ていました。普通の里芋よりモッチリとした
食感で、粘りも強い芋なのです。親芋まで食べられるのが良いのです。

続いてタケノコイモ。京芋とも呼ばれるが京野菜ではなく、九州で多く栽培されて
いるらしいのです。 石川早生のように小さくて丸い子芋を食べるのではなく、
筍のように長くなった親芋を食べる品種。煮崩れしにくいのでしっかりと味を染ませ
やすく、ほくほくして美味しく、私が大好きな里芋なのです。
毎年秋には同僚達がこの里芋の収穫を楽しみに、狙って?いるのです。

付いています。これを土に差し込む形で植え付けました。
植え付けた親芋はあまり成長せず、まわりにできた小芋の成長が早いので、
親芋を中心に小芋が合体した独特の形になるのです。
くっついた小芋が八個の頭のように見えるので、 八頭。
ホクホクした歯ごたえ。ヌメリが少なくアッサリした味わいで、 煮崩れしにくいので
煮物に最高。末広がりの八と、人の頭になるという名前の縁起をかついで、おせち料理に
使われているのです。既に白い芽が顔を出していました。

最後に善光寺芋。ご近所の農家から数年前に頂いた里芋なのです。
栃木県の一部地域でしか栽培されていないとのこと。どちらかというと「土垂れ」に近く、
ねっとりした食感。サトイモ本来の味が凝縮したような感動の味です。
写真は撮り忘れてしまいました。
里芋について里芋は小芋がたくさんでき、小芋から孫芋ができることから、日本では
おめでたい作物として行事料理に欠かせない食材になっているのです。
旬は秋ですが、貯蔵ができるためいつでも食べられるのが良いのです。
この里芋(主に石川早生)を使って、毎年秋には高校時代の友人達と我が農園で
『芋煮会』を行っています。一部上場企業の社長や部長、大学教授達、そして当時
いや今でも憧れのマドンナ?が普段着で集まり農園前にブルーシートを敷き
その上でのクラス会です。
まるで外から見るとホームレス(失礼しました!!!)の集まりのようですが、
自然の中で、秋の空気と新鮮な我が農園の食材で鍋を楽しみながら大いに呑み、
大いに語り合う今から楽しみな『高級宴会』なのです。
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