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Gママさん
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隠居人はせじぃさん
noahnoahnoahさんCalendar
吉野駅に降り立つ。もちろん桜で名高い吉野山の玄関口である。
早朝の為、未だ観光客は少ない。

駅前の土産物売り場には『柿の葉ずし』が。他にも同様の店がいろいろあるが
それぞれに案内表示が違うのであった。
『柿の葉寿司』、『柿の葉すし』、『柿の葉寿し』といろいろ。登録商標をそれぞれ逃げて
いるのであろう。
柿の葉寿司は奈良の郷土料理で、鯖や鮭の押し寿司を柿の葉で包んだもの。
もともと海のない吉野地方には海産物は貴重な食材で、和歌山の熊野灘で獲れた鯖は
塩でしめて吉野に運ばれていたと。そして、この鯖を薄く切り、一口大のご飯にのせて
柿の葉に包んだことが始まりとのこと。

駅前から吉野大峯ケーブル自動車が運営する吉野ロープウェイに接続しており、
吉野山(下千本)まで登ることが出来るがもちろん利用せず、七曲がりを歩いて登る。
七曲がりから見た向かいの山の桜。

吉野山の桜は麓から頂上に向かって下千本・中千本・上千本・奥千本の順に咲いて
いるのである。

吉野山標高455mに約10万本の桜が植樹されているのだ。
暫く歩くと赤い橋が周囲の桜に映えていた。

両側には土産物の店が並び少し賑やかになってきた辺りが黒門。
やや緩い坂を上がっていくと今度は階段が目に付き銅門に着いた。
老舗の薬屋さんで陀羅尼助の店では置物のカエルが迎えてくれた。
吉野山の尾根上にひときわ高くそびえる寺が。修験道の開祖、役行者[えんのぎょうじゃ]
によって奈良時代に開かれた金峯山寺の本堂(国宝)。
高さ約34m。木造古建築では東大寺大仏殿に次ぐ大きさであると。
門の左右には一対の仁王象が。左手に吽仁王、右手に阿仁王が下界を睨みつけていた。

蔵王堂から少し離れたところにある三重塔の南朝妙法殿。

途中今宵の宿に立ち寄り、荷物を預ける。昼食用に柿の葉ずしを買い込み
更に登って行った。ミラーに映った桜の風景も美しい。

吉水神社入り口からの絶景。
桜は大体100年~150年で枯れるとのこと。
絶景ポイントの一つここ吉水神社から見ると、枯れて新しく植樹された桜と古い桜が微妙
に色合いを変えて、さまざまな色合いを見せてくれたのだ。

ここまで登ると尾根一帯が全山薄紅色に霞んでいたのだ。

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