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先日、妻が草餅を作ってくれました。
草餅用のヨモギは我が家の横の菜園の片隅に植えてあるのです。

日に日に成長し、緑の葉が多くなって来ていました。
日本全国いたるところに自生し、地下茎はやや横に這い、集団を作るのです。
茎は立ち上がり、やや木質化する。葉は大きく裂け、裏面には白い毛を密生させています。
夏から秋にかけ、茎を高く伸ばし、目立たない花を咲かせるのです。

そして大鍋で沸騰させて塩ひとつまみを入れた湯にヨモギを入れ、
1~2分茹でたらすぐに冷水に取ってさらすのです。
その後堅く水を絞って、よく切れる包丁でトントンとたたいて出来るだけ細かく刻む。
そしてすり鉢でさらに細かくすりつぶすのです。
分量の上新粉と熱湯を少しずつ加えながらよく練り合わせ、練り合わせた米の粉を
ひと握りくらいにちぎって、中まで熱が通りやすいように平たくする。
次に蒸し器に濡れ布巾を敷き、生地を並べて10分~20分間、芯が残らないように
蒸し上げるのです。

ヤケドしない程度に冷ました餅に、刻んですり潰したヨモギを加えて、こね鉢で
よく練り合わせます。ヨモギが全体にむらなく回ってきれいな緑色になったら出来上がり。
取り分けて一つずつ掌で丁寧に丸めます。

ヨモギの緑が見事に染み込んでいました。

そしてこの日はきな粉で早春の味を楽しみました。

寒い冬から春になり、柔らかく芽吹いたヨモギの新芽を使った草餅は、食べるだけで
「ヨモギが春に向けて蓄えてきたエネルギーをもらえる」、そんな気がする
草餅なのです。
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