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山口百恵の歌『 曼殊沙華(マンジュシャカ)
』👈リンク
♫マンジューシャカ 恋する女は~ マンジューシャカ 罪つくり~♫
この曲で初めて作詞の阿木曜子が「マンジュシャゲ」を「マンジュシャカ」と
発音させたのであろうか。
インドの古い言葉(梵語)では「マンジュシャカ」。音写して曼珠沙華。
「天上の赤い花」という意味があり、おめでたいことが起こる兆しに、天から赤い花が
降ってくるという伝説があるのだと。 
白の萩の花も。
彼岸花の色別の花言葉を調べてみました。
「☆
白色:思うはあなた一人/また会う日を楽しみに
★
赤色:情熱/独立/再開/あきらめ/悲しい思い出/思うはあなた一人/また会う日を楽しみに
★
黄色:追想/深い思いやりの心/悲しい思い出
彼岸花は、その印象的な赤い花色から「情熱」「思うのはあなた一人」といった花言葉が
生まれたといわれています。しかし、彼岸花の花は死や不吉なイメージの方が強いですよね。
それは、「彼岸花を家に持ち帰ると火事になる」「彼岸花を摘むと死人がでる」「彼岸花を摘むと
手が腐る」といったいくつかの恐ろしい迷信があるためです。こ
れらは、花色や花姿が炎を連想させることと、彼岸花のもつ毒によるものとされています。
決して怖い花言葉をもっているわけではないのですが、死や不吉な印象があることから
贈り物として用いられることはほとんどありません。」と。
小出川の赤い帯が輝く。
彼岸花は「まず花が咲き、後から葉っぱが伸びる」という通常の草花とは逆の生態をもっている。
その葉と花を一緒に見ることがない性質から「葉見ず花見ず」と呼ばれ、昔の人は恐れをなして、
死人花(しびとばな)や地獄花(じごくばな)などと呼ぶこともあったのだと。
そして車に戻り『新道橋』まで移動。
この道はまつりの『せりざわ会場』があった県立茅ヶ崎里山公園に行く道。
車を道路脇に停め急ぎ足で散策開始。
こちらは小出川沿いに2本の帯が。
陽光を更に浴びて。
彼岸花には何百という品種が存在し、今も品種改良によって日々新しいものが生み出されていると。
赤色のイメージが強い彼岸花ですが、他に白、赤、黄、オレンジ、ピンクなどが存在。
ただ、日本では彼岸花の流通が少なく、園芸植物として人気が高くはないようだ。
彼岸花の球根は毒(リコリン)があるのだと。
地中に潜むモグラやネズミは、他の植物の根はかじっても、彼岸花のものはかじらないと。
よって彼岸花は、よくこの小出川の如く田んぼの畔道に咲いているのは
・彼岸花の根が土手や畔の土をギュッと固めてくれるため。
・彼岸花は毒があるため、田んぼを荒らすネズミやモグラ・虫などの被害を防ぐためなのだと。
・墓場にヒガンバナが多いのも、異臭や有毒性を利用して遺体を動物から守るためだとも。
更に彼岸花は食用は厳禁だが、飢餓の時に球根の毒を水で流して利用したり、
水戸黄門の命令で発行した家庭の医学書「救民妙薬」では、球根をすり下ろして患部に
当てて湿布剤とした事もあったのだとも。
飽食の今の時代には必要のないことですが、昔はひどい飢饉のときに毒抜きが良くできて
いないものを食べて命を落とした人がいたのであろう。
赤い花だけに毒があるとの話もあったが、間違っているようだ。
蕾に近づいて。
花群をズームで。
2本の赤い帯が緩やかにカーブして。
僅かな小さな水滴をと。
なかなか我がデジカメでは・・・。
いろいろなモードでTRY。
何とか・・・・。
そして引き返す。
紅白の共演。
カップルの如き彼岸花。
それぞれ6個の花それぞれに雄蕊と雌蕊がヒゲの如くに。
これぞ『畦道』。
川面を背景に。
情熱の赤。
更に近づけて。
陽光に照らされて気温も上がって、僅かな霞が。
実るほど頭を垂れる稲穂かな。いつまでもこうありたい。
これぞ日本の秋の風景。
彼岸花には、すーっと伸びた茎に鮮やかな花だけがついていて、葉っぱがまったく見あたらない。
これぞ赤!!
再び水滴に拘って。
歩いて来た道(右側)。
鯉が見送ってくれました。
そしてキアゲハもポーズを取ってくれました。
空には既に秋の雲が。
茅ヶ崎方面。
うろこ雲か。
うろこの1つ1つがハッキリ見える時は天気下り坂のサインとなると教わった記憶が。
うろこ雲は、いわし雲とも呼ばれ方もしますが、気象学的には巻積雲(けんせきうん)の一種に
分類されるのだと。秋を代表する雲で、上空の高いところに発生。
秋は他にも、すじ雲・ナミナミ雲などが現れやすい時期…空をたくさん見上げてみたいこの時期。
あまり見られなくなったこの稲わら干しの風景。
先日我が家に来てもらった畳屋さんのご主人からは、
昔ながらの、稲藁(いねわら)を使用して作った藁床は、稲藁不足で難しくなっていると。
芯材にスタイロフォーム(ポリスチレン樹脂を主原料とする発泡体の断熱材)を
使用している畳が多くなっていると。
更に稲藁材を全く使用せず、畳自体の大部分をスタイロフォームで構成しているものも
多くあるのだと。
そしてこの朝の見納めは、日本の原風景。
早朝の彼岸花をほぼ独り占めして、帰宅したのであった。
そして我が家の前の畑の角にも『シロバナマンジュシャゲ』が満開。
『シロバナマンジュシャゲ』はヒガンバナとショウキズイセンが交配してできた雑種だろうと。
花の姿は彼岸花に似ていますが、比べると『シロバナマンジュシャゲ』のほうが、
花びらの反り返りや縁のフリルがゆるいのではと。
昔の人の知恵で植えられた彼岸花ですが、これまでその風景が守られているということは、
金色の稲穂を背景に咲く真っ赤な彼岸花の風景を愛おしむ心が、日本人の心として
連綿と受け継がれて来ている事を再認識した朝なのであった。
『小出川 水のかがやき 曼珠沙華』
『群れ咲くも 一輪もよき 曼珠沙華』
『曼珠沙華 真紅な花には 毒があり』 ・・・・・詠み人知らず
第18回 小出川彼岸花まつり-2 2025.10.06
第18回小出川彼岸花まつり-1 2025.10.05