2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
全24件 (24件中 1-24件目)
1
『 MY SISTER Wedding STORY 』(星に願いを番外編)パート30
June 30, 2016
コメント(0)
『 MY SISTER Wedding STORY 』(星に願いを番外編)パート29
June 29, 2016
コメント(0)
『 MY SISTER Wedding STORY 』(星に願いを番外編)パート28
June 28, 2016
コメント(0)
『 MY SISTER Wedding STORY 』(星に願いを番外編)パート27
June 27, 2016
コメント(0)
『 MY SISTER Wedding STORY 』(星に願いを番外編)パート26
June 26, 2016
コメント(0)
『 MY SISTER Wedding STORY 』(星に願いを番外編)パート
June 25, 2016
コメント(0)
『 MY SISTER Wedding STORY 』(星に願いを番外編)パート
June 24, 2016
コメント(0)
『 MY SISTER Wedding STORY 』(星に願いを番外編)パート23 結婚が決まってから、毎日が慌ただしいけど、不安で仕方ない。だけど、見てしまった。挙式まで、ひと月を切ったある日の仕事の帰り、彼を見掛けた。彼の姿を見て、いつもの様に声を掛けてみると彼より頭一つ分背が低い女性の姿を見たと思うと腕を絡ませて、彼に近付いていく姿を見て、何だか苛立った。問い詰めたかったのだが、彼が穏やかに笑う姿を見て“私と結婚すると言ったのは嘘だったの。本当はそういう護りたくなるような可愛らしい女の子が良いの?”そんな感情が溢れだし、惨めな気持ちになりそのまま、家に帰宅するのだった。そのまま、ご飯を食べずに眠ってしまった。 優しい彼。私があの娘の様に同じをことをしてもいつも困った顔をする。プロポーズをされた時はすごく嬉しくて、共通の友人達にも報告した時に祝福して貰った。彼も笑っていたし、大丈夫だと安心していた。だけど、彼が心変わりしたのではないかと不安になった。最悪な気分のまま、出社。仕事に支障が出ないように頑張り何とか午前中はこなせたものの、お昼には抜け殻みたいになっていた。 ー 昼休み「真璃亜。ランチ食べに行こう!」同僚で友人の涼香がそう言って声を掛けてくれたのだが、周りから高嶺の花として見られる私の姿に周りも動揺が隠せなかった。「涼香・・・・・・。」「ちょっと、大丈夫?どこか具合悪いの?」「そんなんじゃないよ!お昼食べに行こう!」そう誤魔化すが誰が見ても大丈夫に見えなかった。 涼香とのランチに向かったのは、涼香が最近、気に入って利用しているカフェ。イケメンマスター目当てで通っているのだと言う。席に着くなり、問いただされる。「で、何があったの。」「...彼が昨日、若い女の子と一緒に居て、腕を絡ませていて・・・・・・」そこから先は泣き崩れた。そして、ある程度泣き止んでから事情を説明すると「でも、鍋島君。そんな人じゃないでしょ。そんなことしたら、貴方の弟君が黙ってないんじゃない?」「ッウウウ。でも、楽しそうだったの。どうしよう涼香。私・・・・・・。」泣き伏せる。「もう、解ったから。私が聞いてみるわ。何かの間違いかもしれないし。」涼香は、その日の夜。早速、逢う約束をしたのだった。果たして、無事に結婚出来るのか?続く。 snowの日記『植物図鑑』を見てきました。主演の高畑充希さんと三代目J Soul Brothers・岩田剛典さんが出ているのできっと見応えあるだろうなと思ってました。妹に誘われて見てきましたが。純愛ですね。ほぼ、私は泣いてました。あんなイケメンにご飯を作って貰って同居!二人で河原に野草を取って一緒にご飯を作るシーンとかほのぼのして居て良かったです。ヒロインの成長も見れて良かったです。最初は、ヒロインの人生がどこにでもありふれた様な社会人生活で酒と飲んでないとやってられないと言う感じでストレスを抱えていた。彼と一緒に過ごす内に、植物に興味を持ち、一緒に河原デートを週末にしているのが素敵でした。半年の期限の中で、素敵な思い出を作り、恋人になったのに突然いなくなって、1年後に再会を果たす。最後に再会をして、一緒に生きていく約束をしたシーンとかも素敵でした。主題歌の「やさしさで溢れるように」(by Flower )が映画の内容とマッチングしていて本当に良かったです。同じ作者の小説で、キスマイの玉森さんの主演の映画も見に行ったのですが、なんかキュンともせずに苛立った内容だった気がします。小説は、すごく素敵なのだと思います。だから、残念に思いました。『植物図鑑』も図書館戦争とコラボネタで出来た小説も読んだことはないのですが、図書館戦争は面白い内容なので、きっと他も素敵なんだと思うのですが、映画の出来が違い過ぎた。今回の『植物図鑑』は、すごく良かったと思います。まだ、見に行ってない人がいたら、恋人とか見て欲しいです。私もイケメンとは贅沢を言いません。だけど、映画の二人の様に自然に笑って過ごせるような人に出逢いたいなと思いました。ああいう素敵な彼氏が欲しいと思いました。小説の内容とは、若干違うことを最近知りました。
June 23, 2016
コメント(0)
『 MY SISTER Wedding STORY 』(星に願いを番外編)パート
June 22, 2016
コメント(0)
『 MY SISTER Wedding STORY 』(星に願いを番外編)パート
June 21, 2016
コメント(0)
『 MY SISTER Wedding STORY 』(星に願いを番外編)パート
June 20, 2016
コメント(0)
『 MY SISTER Wedding STORY 』(星に願いを番外編)パート
June 19, 2016
コメント(0)
『 MY SISTER Wedding STORY 』(星に願いを番外編)パート
June 18, 2016
コメント(0)
『 MY SISTER Wedding STORY 』(星に願いを番外編)パート11
June 11, 2016
コメント(0)
『 MY SISTER Wedding STORY 』(星に願いを番外編)パート10
June 10, 2016
コメント(0)
MY sister WEDDING STORY パート9
June 9, 2016
コメント(0)
『 MY SISTER Wedding STORY 』(星に願いを番外編)パート8 彼の事を知りたくて、彼のいる部活を覗いてみたりする。自分が思っている以上に彼はモテいて、男女共に人気が高いことを知った。だけど、諦める事は出来ず、告白することも出来ないまま、高3年。最後のクリスマスに学校でプロムが開催されるので、ダメ元で誘ってみようと思い、彼を探していると 「私じゃダメですか・・・・・・?」「ごめん。好きな人がいるんだ。その人のこと以外考えられない。」「だけど、傍に居ないじゃないですか!!」どうやら、告白の最中だったようだ。「それでも俺はあの人のことが好きで、この気持ちは消すことは出来ない」前々から噂で聞いたことがあるが、まさか聞くことになるとは思わなかった。そのショックを隠せないまま、瞬く間に冬休みは終わり、受験シーズンに突入したのだった。 そして、大学生になった春。桜の下で彼と再会した。本当に偶然だった。志望校が同じだとは夢にも思っていなかった。お互い驚きつつも再会を喜び合った。同じ大学でも学部が全然違う為、ほとんど逢う事はなく。ほどなくして、彼に猛烈にアタックした人がいるらしく、その人が彼を射止めたのだと言う。悔しかったが、それ以上に頑張れなかったことに酷く後悔したのだった。 だが、僅かひと月もしない間に彼は別れてしまったのだ。振られるのを覚悟でアタックしてみたが見事振られてしまったが諦められなくて、内面だけじゃなく、外面も磨くことに力を費やした。 1年の夏休みに大きな変化が訪れる。彼は長年の片想いを終止符を打ったのだった。友人達と夏祭りに来た時である。友人達と逸れてしまった私は連絡を取りながら、捜していると夏祭りの楽しそうな雰囲気とは正反対な顔をした人物がいて、何だか放っておけなかった。 snowの日記纏まらない。
June 8, 2016
コメント(0)
『 MY SISTER Wedding STORY 』(星に願いを番外編)パート7 助けてくれた人の顔をよく憶えていなかったが、こうやって助けて貰う事の方が珍しい。周りのイメージとしては、女王様の振る舞いをイメージされるのだが、昔から勝ち気な性格で弱い者いじめをするような柔が大嫌いだった。幼稚園くらいの時、ちょっとした誘拐事件巻き込まれそうになった。当時から愛らしいと言われ、大人も同級生達にもちやほやされていた。だけど、意地悪する子には手厳しいがそれはそれで女王様と崇められたりなんかしていた。友達と公園で遊んで帰ろうとした時に知らない男に声を掛けられ、そのまま、車に連れ込まれそうになったことがあり、両親は心配し過保護になったのだが、刑事をしている伯父に護身術をその後、習い。マスターしたのだ。護身術と柔道、空手と仕込んでもらったので見かけによらず強くて、兄からも恐れられる腕前になってしまった。周りの友人達はそんなことは知らない。だから、この間の様にしつこい奴はある程度の護身術でかわし、手出しさせなかったのだが、今回は不覚だったと思う。帰ってから、伯父からの電話で危険な事をするなと叱られてしまったが、それよりも助けてくれた彼のことが気になって頭から離れなかった。 それから数日後、校長室と生徒会に呼び出され、この間の一件の話をする羽目になった。被害者の井上さんと一緒にいた私、何故か鍋島君がいた。まず校長室に入ると鍋島君がいて、井上さんが会うなり彼にお礼を言うので、何でだろうと不思議な顔をしていると「気にすることはありませんよ。女性に酷いことをしようとする男は許せませんから!」“同感だわ。”そう思うと生徒指導の先生達も集まり、この間の件を話しを進めていく内に助けてくれたのが、彼だったのだとやっと気付いた。あの時と全然、違ったので気付かなかったのだ。彼が私達に非がないことを証明してくれたのだった。 続いて、放課後生徒会室にて同じことを聞かれ、同じように答え。以後気を付けるようにと忠告を受け、そのまま、帰るはずが会長に呼び止められたのだった。「いやしかし、真璃亜ちゃん。危ないから本当に気を付けてね!兄貴とか吃驚して心臓止まりそうになったみたいだから!」「会長。お言葉ですが、私は別に相手にする気は微塵もありませんでしたし、あのような軽率なお誘いを受ける程、我が女子テニス部は暇じゃないんです!遊びでやっているわけでもないし、試合に出るからには勝ちたいんです!それに仕掛けてきたのは向こうですわ!私は相手をするつもりも微塵もなかったんですから!」こちらに非がないので苛立つ一方だった。「そりゃあ、井上さんも可愛らしい娘だから、ついね、声を掛けたくなったんだろうね?」「そんなこと言ったら、毎回のように絡んでくる輩がいる私はどうなんですか?丁重にお断りしているのにもかかわらず、絡まれて困っているんだと言いましたよね?」「それは・・・・・・」会長は言葉に詰まる。「でも、危険な事に自分から突っ込むのは危ないわ。」会長に助け舟が出された。「西野先輩。以後、気を付けます。先日も伯父にお叱りを受けたばかりなので・・・・・・いくら、腕に自信があるからと言って自惚れてはいけないと」「そうね。そのことをよく肝に銘じて行動するのよ!」生徒会書記の西野先輩に言われるとぐうの音も出なくなる。「ホント、頼むから無茶しないでね!もしも何かあったら、君のお兄さんにも俺も兄貴も顔向けできないよ!」と私達の話が続いている中「あの・・・・・・会長と藤野さん達はお知合いなんですか?すごく親しげにも見えますが?」鍋島君がそう問えば「会長と私は従兄弟同士で、会長のお兄さんと藤野さんのお兄さんが友達なのよ。で、私の従兄弟の奏多さんが警察ので、藤野さんの伯父さんも警察の人なの。」西野先輩の説明が入った。「それで、お兄さん経由で知り合い、奏多さんが藤野さんに惚れているんだけど相手にされていなくて、よく落ち込むんだけど、更に最大のラスボス的なのが彼女の伯父さんで直属の上司とかではないが、先輩であることは変わらないから迂闊なことも出来ないのよ!」「すごい接点ですね・・・。」鍋島君にとっては壮大な話に聞こえる。「そりゃあ、俺だって真璃亜ちゃんに何かあったら心配だよ!護身術を習っていたって、いつも危険じゃないことの方が少ないんだし、もっと周りを頼るべきだよ!」心配を装いながら、肩に腕を去り喧嘩う廻そうとするので叩き落とした。「痛・・・」「気安く触らないでください!」「そうですよ!会長。セクハラで訴えられますよ!」鍋島君が言うと「鍋島まで言うか。皆冷たい!」モテるが、チャイのが玉の傷で社交的な生徒会長である。次期生徒会長と大違いだなと思う。それから間もなく、生徒会室を後にし「会長まで迷惑かけてすみませんね。キッチリ懲らしめておきますんで。」鍋島君はそう言った。「別に構わないわ。いつもああだし、それに見てくれだけで判断されるの嫌いなのよね。別にモテたいからテニスをやっているわけじゃないのに・・・・・・」一生懸命やっていてもどこかいい加減にみられる節があり、そう言う所が嫌だった。「俺は貴女も皆さんも頑張っていると思いますよ。その努力も知らずに言う方は本当に残念な方ですね。」と言い、私を一人の人間として扱ってくれる対応が嬉しかった。廊下ですれ違えば、挨拶したり、世間話をする仲になっていた。それが心地よくて、いつの間にか恋に堕ちていた。 snowの日記あとひと月で七夕ですね。今回はちょっと複雑な設定にしてみた。
June 7, 2016
コメント(0)
『 MY SISTER Wedding STORY 』(星に願いを番外編)パート 6 自分でも驚くくらい彼に惹かれていった。同じ学校で、テストの順位でよく隣同士で名前を記載されていると言う接点しかなかった。それ以上に興味もなかったし、目の前のことでいつも頭がいっぱいだった。 彼の存在をしたのは新歓の部活紹介の時だった。凛とした袴姿がすごく印象的で格好良いと思った。そして、いつの間にか見掛ければ目で追っていた。少し気になる存在。誰に対しても誠実で、優しいと言う事を知り、興味がわいた。丁度、浮気男と別れたばかりなので、余計に気になる存在だった。 でも、好きになったきっかけは都内でテニスの大会の帰り道にナンパ。私は適当にあしらって帰るつもりだったんだけど「だから、放してください!」後ろの方からそんな声を聞き、私は戻った。そこには同じ部の後輩が数人の男達に囲まれって困っている。さっきの男の仲間の様だ。彼女の腕を強く握っていた。「貴方達、何しているの?!!我が校の生徒に何の様かしら?」威圧的に言葉を発したものの「この娘も可愛いけど、こっちの娘は更に気の強そうな美人で可愛いじゃん!俺達と遊ぼうよ!」「井上さん。さぁ、帰りますよ!こんな人達に付き合っていては私達も皆から遅れてしまうわ。」男から、強制的に手を外し、彼女の手を握り、彼らを無視してその場を立ち去るつもりだった。「くぅ~。気が強い所も良いね。二人で俺達の相手をしてよ。」「先輩・・・・・・」私達に伸びて来る手、私は彼女を自分の背に隠しながら護ろうとして、男の手を払いのけた。「無礼者。気安く触るんじゃなくてよ!私達は貴方が地に構っている暇などないのです!あんまりしつこいようなら、警察を呼びますよ!」「その気の強いところいい!!大丈夫。俺達と良いことしよう?」「優しくするから!」獣の群れから逃れるのは難しく困りつつあった。「触らないで!」再び伸びて来る手を逆に掴みにかかり投げ飛ばせば「なんだこの女。こっちが下手に出てやれば、調子に乗りやがって。」先程の男とまた別の男が今度は拳を伸ばし、殴り飛ばす気の様だった。それも上手く交わしたように見えたが背後からまた別の拳が飛んできて吹っ飛んだのだ。「せ、先輩ー!」「お嬢ちゃんはこっち!あっちはあっちで楽しませてもらおうぜ!」痛みで起き上がる事の出来ない私に数人の男達は近寄ってくる。後輩は私に駆け寄ろうとした瞬間に一人の男に囚われ、逃げられない様に体を抱え込まれていた。「放してー!!誰かー誰かー助けてー!!」ニヒルに笑う男達に心底苛立っていたのだが、痛くて立ち上がる事もままならなかった。そんな私の胸ぐらを掴み立たせようとしていると「お前達、何やってんだ!」偶然通りがかった自分と同じくらいの年の少年が助けてくれたのだった。優しい気遣いと後輩を人質にとられても、なお果敢に戦い。男達を最後にはコッテンパンにやっつけったのだ。それからお礼を言い、お礼をさせて欲しいと言ったのだが、断られ。去って行ったのだった。 snowの日記やっと休みだよ。
June 6, 2016
コメント(0)
『 MY SISTER Wedding STORY 』(星に願いを番外編)パート 5 家に帰って、自分の部屋でゴロゴロとしながら思うのだ。“あんなに脈なしなのにどうして、彼なんだろうと姉さんだったらもっと格好良い人もいるだろうに。”優斗にとって、優男にみえる。彼にとって理想的なのは今人気の俳優の藤堂魁や俺様キャラが話題となっているアイドルとかそう言う人の方が似合いそうに見える。実際にそう言う系と付き合っていたことは彼は知らなかった。そして、見てくれだけで判断する男達だった為、長き続きせず、ハッキリ言って男運は悪い方なのだった。 それから数カ月後、彼が家に来たことがあった。あれは梅雨の時期だった。突然の雷雨に見舞われ、急いで家に帰って来て着替えると玄関のドアが開き誰か帰ってきたなと思いながら、階段を下りて良くて姉と「・・・・・・さぁ、遠慮せずに入って。あれ、優斗帰ってたのお帰り。あんた、今から風呂とか入ったりする?」「いや入らないけど・・・・・・」玄関先にもう一人いるようだ。「じゃあ、同じ学校の人に風呂貸しても大丈夫だよね?」強制的に中に入れ、姉もその人もずぶ濡れだったので、慌ててバスタオルを持ってくると「やっぱり、悪いし帰るよ。君も風邪を引く前に風呂に入った方が良い。」「良いから入って、ここまで送ってもらったのにそのまんま帰すなんて出来ないよ。」とやり取りが続いていて、何だか見たことのある男の様だった。「取りあえず、どっちでもいいからささっと風呂入れば。こうしている間に兄貴も帰って来るんじゃない?」「「あっ!」」そう言って、俺は二人を置き去りにし、台所にヤカンに水を入れ、火にかけるのだった。そして暫くすると姉が台所にやって来た。取りあえず着替えて、髪をアップしているようだ。「優斗、いた。兄貴かお父さんの服を鍋島君に貸したいんだけど、取って来てくれない?」「?!!」”鍋島とか言わなかったか?確か、今姉さんの片想い中の相手じゃなかったけ?”動揺しつつも文句を言う。「どうして俺が・・・・・・」「だって、勝手に借りるのも嫌だけど、男物で彼の身長から考えるなら兄貴かお父さんのが良いでしょ。部屋に勝手に入るわけにいかないし。」こういう所は乙女な姉が可愛く思えて仕方ない。「分かったよ。兄貴の借りて来るよ。姉さん。一応兄貴に許可取ってくれよな。」「ありがとう優斗!ちょっと、兄さんに連絡入れて来るわ。今度何か奢るね~♪」ぶっきら棒に言いつつ、姉のことが大好きでしょうがない。俺はまだこの時、恋を知らない中学生だった。姉以上に素敵な女性がいる事も知らずただその日常を生きているだけだった。暫くして、兄貴と連絡が取れた姉に変わり、兄貴の部屋から服を借り、風呂に入っている彼に脱衣場で声を掛け、これを着てくれと声を掛け、台所に戻ると姉は3人分のお茶を用意して待っていた。どこから取り出したお茶菓子も用意されていた。少し緊張気味だった。「優斗、ありがとう!これ、珈琲入れたけど、珈琲で良かった?」「ああ、俺。部屋で宿題やっているから。」姉を残し、部屋に戻った。二人きりにするのはどうかと思ったのだが、だからと言って二人を見ているのは酷だった。 いつしか、雨は止み、制服も乾いたと言う事で彼が挨拶に来たのだ。俺はいつの間にか眠っていた。「ご迷惑をお掛けしてすまなかったね。藤野さんのおかげで助かったよ。君も着替えとか用意して貰ってありがとうね。」「別に大したことじゃありませんよ。それに姉さんから頼まれただけですから!」何とも可愛げのない言い方だが「それでも助かったよ。二人ともありがとう。藤野さん。風邪ひかないでね。お兄さんにもよくお礼を言っといてね。じゃあ、俺はここで失礼しますので。」「じゃあ、そこまで送るよ。優斗すぐ戻って来るから待って!」姉さんは照れながらそう言う。本当に恋する女の子でメッチャクッチャ可愛いのだった。姉は玄関から出たちょっと先まで見送るとすぐ帰ってきた。その様子は嬉しそうだった。もしかして、付き合い始めたのかと思ったのだが ー後日俺はリビングでソファに座り、テレビを見ているとその隣に兄貴が座り。この間の雨の日の件の話になった。「真璃亜が連れて着た奴。律儀だな。この間、偶然、逢った時にお礼言われたんだけどさ、真璃亜とただの同級生なんだってよ!信じられないよな。」「逢ったって、兄貴の顔知らないんじゃないんじゃ・・・・・・」「それがさ、真璃亜と学校帰りに本屋で遭った時に、買い物に付き合っていて彼と逢った時に紹介されたんだけど、なかなかの好青年で驚いたよ。しかもそれからこれ、昨日、偶然、遭った時に、渡されたんだけど、この間のお礼だって!」この辺で有名な洋菓子屋さんのお菓子の詰め合わせをくれたようだ。「へぇ、そうなんだ。真璃亜に言おうと思ったんだけど、部活忙しいみたいで言いそびれちまってよ!」きっと今更言おうが言うまいが姉はきっと怒るに決まっている。この時はまだ彼のことを認めていなかった。 snowの日記やっと休み。長く連勤じゃないけど疲れは溜まるな。今日も過去編。雨の日の話です。
June 5, 2016
コメント(0)
『 MY SISTER Wedding STORY 』(星に願いを番外編)パーと4 連れて来られらたのは体育館裏にある弓道部の道場的に向かい真剣に皆、矢を打つ。「これって、弓道?」「そうよ。鍋島君は我が高のエースで次期生徒会長なんて言われていて、文武両道でモテるのよ。競争率も高いし、おまけに基本的に誰にでも優しい人だから惚れた女の子は数少なくないのよ。成績は真璃亜も彼も上位だったから、お互いに名前だけは知っているみたいよ!」藤野真璃亜は全国クラスでも上位に常にいるが、彼も負けず劣らず秀才らしく二人の名前が並ぶのも珍しくはないのだと言う。お互い特別な接点はなく、今までかかわる事がなかった。真璃亜は女王様タイプで人を魅了する。彼は大空の様に優しい心の持ち主の為、美奈に好かれるタイプの違う二人だった。ちなみ現副会長である。彼女がミスコンの優勝者である事は知っていても、それ以上に何もあるわけではない。どちらかというと派手な彼女はタイプじゃなくどちらかというと大和撫子系の女の子が好きならしいのだと言う。「全く脈なしじゃないですか?」「まぁね。真璃亜も全然興味がなくて調べたら、すごいモテるのも解っているし、後日自分と同じ学校の生徒であると分かってお礼を改めて言いに行った時にはすごく紳士な対応だったらしくて、それで今までとタイプが違うと言う事を知って更に好きなっちゃったみたいよ。」「あれ、麗華達じゃない。どうしたの?そっちの子はうちの学校に見学?」弓道部の女子が声を掛けてきて。「真璃亜の弟君。鍋島君の事を知りたいんだって!」「鍋島君。良い人だよ。真璃亜とあんまり似てないね。真面目そう。でも可愛いね。」可愛いと言われてつい照れてしまう。「鍋島君に惚れている娘は多いけど、藤野さんみたいな娘は初めてね。気が強い美人だし、おまけに文武両道タイプって稀よね。」姉は割と完璧主義な方だ。それに負けず嫌い。姉に勉強を見て貰うのだが、正直自分の兄貴より分かりやすくて、気の使い方ともかもピカ一だと思っている。「中学の頃から弓道部らしいんだけど、彼の憧れの人も弓道をやっていてね。すごく綺麗な人で凛とした姿で女の私でも憧れる様な人なんだよ。」その人の名前を教えて貰ったので、今度調べてみようと思った。どんな人に聞いても彼は優しくて親切な人だと言う。何だか胡散臭いと思うのだった。 その後、姉は人知れず弓道部にやって来て何かを差し入れしていったようだ。「最近、ちょくちょくやっているみたいなんだけど、鍋島君のファンって多過ぎて目立たないのよ。鍋島君に認識はあっても今のところ脈なしなのよ。」涼香さんはそう言った。俺でも分かるが努力が実っている気がしないことは確かだ。 snowの日記過去話パート2です。高校偵察です。鍋島さんの設定は追加で、何か部活をと思って爽やかに汗を流す部活で、剣道か弓道かとチョイスに迷い。弓道にしました。なんか恰好良さそうに思えた。剣道も捨てがたいけど、弓道にしてみました。今のところ、脈なしです。
June 4, 2016
コメント(0)
『 MY SISTER Wedding STORY 』(星に願いを番外編)パート 3 あんな態度を取ってしまい、激しく後悔していた。それから姉を避けるようにすれ違いの生活を送っていた。 千雪と二人で彼女の祖父母の家に遊びに行った時である。彼女と遊びに行ってもどこか姉のことで頭がいっぱいで彼女の祖父母の家の近くで流れる川まで一人散歩をしに出かけた。「優斗先輩、私も・・・」「今はそっとしておきなさい。」事情を知らない千雪の祖母はそう告げ彼女を止めたのだと知らなかった。 ー川の上の橋の上 静かに流れる水流をじっと見つめながら我ながら子供染みていると思いながらずっと考えていた。“姉さんのことを幸せにしてくれるだろうとは思うのに、いざそんな時が来てしまったと思ったら、素直に祝福できない。”姉とその恋人の顔が浮かんだ。 姉は小さな頃から美少女で通って行った。どんな劇の役でもお姫様や女王様などその手の主役の役がとても似合う人で気も強い。初めて恋人が出来た時も年相応に喜んでいたのを思い出される。俺は姉が大好きだったので、姉を取られたようで嫉妬していた。だけど、ほどなく別れて、泣いている彼女を何度もその後見ることになった。それは大きくなるにつれ、泣き腫らす彼女を何度も見て彼女の恋人を恨んだ。確かに薔薇の花の様に気高く美しい姉だと思うが、だいたい振られる理由に俺のことや思っていたのと違うなどと言う理由が入っているそうだ。姉は俺を良く可愛がっていた。とても仲の姉弟だった。それに彼女の恋人達は妬いていたのだ。面白くなくて、喧嘩をして最終的に別れる。時には股を掛けるとんでもない男もいた。だから、姉に連れてくる男には厳しくなっていった。 ある日、高校生になり、いつもと違った様子だった。テニス部に所属する姉は試合から帰ってくるとまるで夢の中にでもいるかのようにホンワカしたポオーとしていた。どうしただろうと様子を見ていた。偶々、姉の部屋の前を通ると友人と話している声が聞こえ、好きな人が出来たと言う話を聞いた。今度の相手もロクなもんじゃないだろうと思っていた。それからしばらく、毎日自分の弁当の他にもう一つお弁当を作ったり、前はあんまりやらなかったお菓子作りを始め、これは本気なんだと思った。 相手がどんなのか気になって、一人で偵察しに行ったことがある。あの高校まで行ったのだ。そこで姉の友人達に見つかって騒ぎになるところだった。「あっ、真璃亜の弟君!」「えっ、可愛いどうしたの?お姉ちゃん呼んでこようか?」「いえ、俺は・・・・・・」揉みくちゃにされながら、姉の好きな人のことが気になる事を正直に白状したのだった。 「ああ、鍋島君ね。この間、真璃亜が遠征に行った時にしつこいナンパ野郎がいて困っていたらね。偶然通りがかった彼が助けてくれて惚れちゃったようなのよ!」姉の友人、涼香さんが教えてくれた。「そうそう。で、頑張ってアタックしているんだけど全然みたいで!あの娘、学園でマドンナとか、ミス星稜って呼ばれていてこの辺り時モテモテなのよね。」友人の麗華さんが続けそう言った。「姉さんがねー。」姉には常に彼氏がいるみたいなのが当たり前でいつも嬉しそうだった。だけど、相手の男にとってはアクセリーの様なものでしかないようだった。だから、よく泣いていた。「そうだ。見に行ってみる?この時間なら、きっと部活中だから」「えっ?」戸惑っていると「行こうよ!真璃亜に黙ってあげるから!」姉の友人達に強制連行されて連れて行かれたのだった。 snowの日記微妙な所で終わります。週末。だるい。土日は休みがない。忙しいな。
June 3, 2016
コメント(0)
『 MY SISTER Wedding STORY 』(星に願いを番外編)パート 2 ー藤野優斗の場合いつかは来ると解っていた。でも、いざそんな日が来ると覚悟が出来ていなかったのだ。プロポーズから数日後、上機嫌な姉が仕事から変えて来るなり、家族に大事な話があると言うので、皆が揃った時点で話をされた。「私、藤野真璃亜はお付き合いしている鍋島透さんと結婚することが決まりました!!」家族は全員ポカーンとし、俺は唖然として固まってしまった。最初に口を開いたのは家族の誰でもなく恋人の千雪だった。「お、おめでとうございます!真璃亜さん!!」「おめでとう、真璃亜!」彼女に続け、母が祝福の言葉を述べ「千雪ちゃん、お母さんありがとう!!」千雪を抱き締めながらそう言い涙ぐんでいた。「良かったな。透君、本当にお前でいいのか?高ビーで「何か兄さん言ったかしら?」ギロリと一睨みすれば兄は黙ってしまった。「そうか、ついにこんな日が来たんだな。寂しくなるな・・・・・・」父まで涙ぐみ祝福モード。俺はそんな素直に姉の結婚を祝福してあげられなかった。「良かったじゃん。俺、先に寝るわお休み。」逃げるように去っていく俺に姉は寂しそうな声をしていた。悪い弟だと思うが俺の中で整理がつかなった。 snowの日記弟視点です。シスコン気味の弟目線になっています。もうすぐ梅雨だけど、雨の気配がないな。
June 2, 2016
コメント(0)
『 MY SISTER Wedding STORY 』(星に願いを番外編)パート 1 いつの日か、好きな人と結婚するのが夢だった。それが今叶おうとしていた。 それはお互いに忙しくて、久々のデートの時だった。珈琲が美味しいと評判のカフェに来ていたが、噂通り美味しく、デザートも美味しくて幸せだった。「本当にこのデザートも珈琲も美味しいわね!」「そうだね。真璃亜がそうやって嬉しそうにしてくれて良かった。この所忙しかったから、逢えてよかった。」その言葉にもう気持ちも満たされる。話題は弟と実家に同居中の弟の彼女の話だった。「・・・それでね優斗たら、千雪ちゃんと遊びに行った先で、千雪ちゃんの中学時代の同級生の男のことね・・・・・・」弟カップルはつい最近、県外のプラネタリウムの施設にデートに行った先に、何故か千雪ちゃんを狙う恋のライバルの姿があり、二人がバトリ遭う中、色々ハップニングがあり散々な結果だったそうなのだが、あまりに間抜けで面白かったので、彼、鍋島透に話してみると若干上の空だった。「面白くなかった・・・・・・?」場を白けさせてしまったのかと思い不安になると「いや違うんだ。面白かったよ。ちょっと考え事していて・・・・・・」「もしかして、仕事のことで悩んでたりする?」日々、仕事漬けの彼も未だに忙しさの真っただ中らしい。「いや、そうじゃなくて・・・・・・」言葉を濁す。悪い方向に考えてしまい、耳を塞ぐ。しかし、全然違う言葉が出た。「・・・あのさ、真璃亜。俺と結婚しない?」「へぇ?」「いや、あのだから・・・・・・。///////」驚きのあまり、聞き返せば顔を赤くした。そして続いた言葉は「・・・・・・俺と結婚して欲しいんだ。俺じゃ物足りないかも知れないし、幸せに出来るかどうか分からないけど、それでも俺は真璃亜が傍に居て欲しいんだ。」さっきまでの悪い考えが吹っ飛んで今は頭の中で祝福の鐘が鳴り響き、思考が停止となった。まるで頭から湯気が出るかのごとく、驚いていた。「真璃亜、大丈夫?突然だったよね。その急がないから・・・・・・」「違うの!」立ち上がる彼の手を掴み、訂正していく。「嬉しくて、嬉しくてそんなこと言って貰えると思ってなかったから・・・・・・」嬉しさのあまり、涙が零れていた。そんな私を透は抱き締め言った。「もう一度言うよ。藤野真璃亜さん。俺と結婚して下さい。」「はい。」ここがカフェである事を忘れていた。周りにいた他のお客から祝福の言葉と拍手が送られたのだった。 snowの日記6月と言えば結婚式という訳で結婚ネタです。『星に願いを』の未来の話で真璃亜さんのお話になっています。今日から6月早いな。もう少ししたらお中元を贈ろうと思います。
June 1, 2016
コメント(0)
全24件 (24件中 1-24件目)
1