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友人マリアのビジネスのひとつに、ウェディングがある。娘の結婚式で3日間本土に行っている彼女の代理として私はウェディングに立ち会うために、カカアコ・ビーチへ向かった。前の日にマリアから受け取ったケーキ、レイ、ブーケ、そして結婚証明書を持って。顔見知りの女性ミニスター(牧師)に会うと、彼女は言った。「ジャスミン、今日はあの丘の上で式をしましょう!」彼女の指差す丘の上を見て、絶句する私。このカンカン照りの太陽の下、木陰はどこにもない・・日焼け止めを塗ってなかった私の腕は、こんがりと焼けた。とにかく暑い。新郎のおとうさんがいないと思ったら、少し離れた細い木の木陰に無理矢理体を入れて涼んでいた。 今日の新郎新婦は、ハワイ在住の50代のカップル。新郎新婦は渋いアロハシャツと、白い膝丈のドレス。ゲストは家族6人だけで、みんなとてもカジュアルな服装だ。お清めの水やティーリーフを使い、ハワイ語を交えた式が始まる。誓いの言葉を牧師に続いて繰り返す時、新郎の声が震えた。見ると、背の高いまじめでおとなしそうな彼は、目に涙を浮かべている。思わずもらい泣きしそうになった私だが、新婦の番になった時彼女のほがらかな元気いっぱいの声に、涙は引っ込んだ。ショートカットの、「明るい」という形容詞以外思い浮かばないこの女性は新郎と対照的で、緊張のキの字もない。フォトグラファーにも「ねえ、今度私と妹と2人で撮って!あ、その後はもっと海のそばでも撮ってね!」と、しきりまくっている。彼女は全部終わって、私にこう言った。「これって最高! チェック送るだけで、なーんにもしなくていいんだもの」彼女たちがマリアに頼んだのは、このセレモニーと写真、ケーキだけで音楽もなし、衣装もなし、ヘアメークもなし、リムジン送迎もなし。ケーキは、夜6時からのレストランでのディナーで使うのだそうだ。「私何回も結婚したけど、いつもすっごく大変だったのよ~」思いがけない花嫁の言葉にギョッとして、思わず新郎を目で探す。もちろん彼は離れていたが、さすがに「何回結婚したんですか?」とは訊きたくても訊けない奥ユカシイ日本人の私。マリアなら絶対訊いただろうけれど・・この女性も、きっと最初の結婚式の時ははりきって、ドレスやお花にこだわり、レセプションや音楽やゲストへのギフトや、何もかもに気を使ったのだろう。そして何回目かは知らないが、さすがに3回も4回もとなれば、結婚式にお金と労力を使うのはバカらしいという境地に達したに違いない。「彼もこれで安心して、今日はぐっすり眠れるでしょ、アハハハ!」もしかして、彼は初めての結婚なのか・・・?まあ、そんなことはいいのだけれど、ハワイの美しい景色の中でのシンプルなセレモニーは、実際悪くないと私は思った。ただやっぱりハワイアンか、ストリングス&ハープなどの生のミュージックがあった方が絶対に素敵だと思うけれど。「さ、ディナーまでたっぷり時間あるから、早く家帰って着替えてうちの中少し掃除しなきゃ!」これが今結婚したばかりの新婦さんの言葉というのもあまりにロマンに欠ける気がするが、なんだかこの彼女のたくましさがけっこう好きな私なのだった。★でもねえ、これを全部仕切ってるマリアもやっぱりすごいと思います。 お花がしおれてたり、ケーキが崩れてたりしたら大変ですし 以前彼女が自分でレセプションの料理を作ったこともあるのです。 私にはこのビジネスは、絶対に無理です!★たまにはお手伝いするのもいい経験ですが、炎天下に立ってるのは なかなかハードですよ~! シミが増えたのは100%確信してます・・★写真はすごく気に入ってるブーケ。 ちなみに結婚式のマリア自作のブーケは、赤と白のバラでした。
September 30, 2006
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中国人の生徒から”Moon Cake”をいただいた。ずっしりと重い月餅・・それほど好きなお菓子ではないが、なんだか懐かしい。そういえば、先日行ったアラモアナ・ホテルのロイヤル・ガーデンにもタイヤくらいの大きさの巨大な月餅が飾られていた。Moon Festivalが近いのだ。月餅を半分に切ってみたら、白餡の中に月が浮かんでいた。原材料名を見ると、蓮とか卵黄という字がある。2年前に行ったMoon Festivalで、中国の歌や踊りを見た時池にたくさんの蓮の花が咲いていたのを思い出した。昔の中国の人は、蓮の花が咲く池に映った月を月餅というお菓子の中に表現したのだろうか。それとも、これはやっぱり空に浮かんだ満月かな?中国人というと、商魂たくましいというイメージがあるけれどそんなロマンチックな人もいるんだなあ・・などと思いながら食べる。風水を信じ、縁起物が大好きな中国人。現実的な面とスピリチュアルな面を兼ね備えた、不思議な人たちだ・・月餅は、1回につき4分の1でちょうどいいという感じのヘビーさだった。丸ごとの卵の黄身に、なぜか”滋養”という言葉が浮かぶ。けれど餡は思ったほど甘すぎず上品な味で濃く入れたウーロン茶やジャスミン・ティーとよく合う。来月のチャイナタウンでのMoon Festivalに、足を運んでみたくなった。★中国のデザートに、カスタードを使ったものがよくありますが 日本のカスタードより濃い感じで、とってもおいしいんですよね。★以前行ったムーン・フェスティバルで、その伝説の劇を観たのですが 中国語だったので、何がなんだかさっぱりわからなかったのが残念です。 なんか、かぐや姫みたいな話だったと推察するのですが・・
September 28, 2006
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日曜日の朝。私は教会へ行く代わりに仕事に行く。チャイナ・タウンをのんびり散歩しているファミリーや広い公園で催されているクラフト・フェアなどを横目で眺めながら。ラジオからハワイアン・ミュージックが流れてくるとすかさずステーションを変える。日曜の朝の私の場合、働く意欲が失われ「なんで私だけが・・」と被害妄想(?)に陥る怖れがあるからだ。ハワイアンはやはり休日の朝や、ビーチパークの木陰でのピクニック、それかホテルのビーチバーで、トロピカルドリンクでも片手に聴きたい。今週も無事にノンストップの週末を終え、ビーチに寄ってみた。仕事の後に友人とカフェのオープニング・パーティーに寄りそれからチャイナタウンで飲茶のデザートを食べ、今日も満腹。最近のハワイは夕方の気温が確実に下がり、風が心地よい。日曜日はBBQをしているファミリーも多く、小さなローカルの男の子が、ニコニコしながら駆け寄ってきたりする。「写真撮ってあげようか」と話しかけてきた人はまだ若く見えるのにサーフショップのオーナーだと言う。沖から戻ってきたサーファーと友達らしく水温や波のことなど楽しそうに話していた。空の色がだんだんと変わっていく。ゆったりと流れる時間。その後私はジムへ。毎日20分のウォーキングを続けることを固く決意し今のところ3日間続いている。あまりの運動不足な暮らしのため1日目は死にそうになったが3日目にはすでに初日との違いを感じた。テレビ付きのマシンで”Underworld”のおどろおどろしい吸血鬼を見ながら途中2回ほど走りも入れる。とえらそうに書いてはみたが、マシンを下りた途端足がもつれ部屋に戻るエレベーターの中では壁にぐったりと寄りかかり・・隣りのマシンの人は、すごい速さで永遠に走り続けていたのにたった20分でこのヨレヨレぶりはあまりに情けない。けれど、たとえセキュリティーに「あれ、もう終わりなの? 短かったね」などとからかわれても、絶対に続けよう。ドタドタが→スタスタに変わる日を夢見て。★走り慣れてる人って、ほんとに軽そうに走るんですよねえ。 20分って私には長いけど、テレビがあるとかなり違います!★海には浄化作用があるといいますが、特に夕方の海にそれを感じます。 ハワイも日が短くなり、ハロウィーングッズが目立ってきて・・ すっかり”秋”の気配です。
September 25, 2006
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朝友人マリア様から電話があり、わけがわからないまま出かけたアラモアナのビルディング。彼女が今関わっている”ほとんど利子なしで家のローンを払う方法”を教えてくれるという、コンサルタントのオフィスは15階にあった。窓からは真っ青な海が見える・・が、それは遠くを見やればの話で、現在真っ先に目に入るのはこのアグリーな工事現場である。「えーっ、何これ、まだこれしかできてないの!?」と私。ここには、ノード・ストロームという大きなデパートが建つらしいのだがもう何ヶ月も前から工事を始めているのに、全然できてない(ように見える)この敷地はアラモアナ・ショッピングセンターに隣接し外から見えないように囲われているが、音はうるさいしなんだか埃っぽい。駐車場にも影響があり、私が利用することが多い側にあるため個人的にいろいろと迷惑しているのだ。「早く完成してほしいわねえ・・いつ頃までかかるのかしら?」しかし、マリア様はもちろん外の景色などどうでもいい。もうすでにマイク(仮名)に手数料を払い、プランを進めている彼女は彼が現れた途端にブックレットを開き、矢継ぎ早に質問を投げかける。数字に弱いだけでなく、ファイナンシャル関係は苦手中の苦手な私には何のことやらさっぱりわからない。が、よっぽど難しいことを話しているのかと思えば、こんな会話も・・マリア「あなたに言われた通りに、日付のところに緑のマーカーでハイライトしたけど、黄色と混じってわけわかんなくなっちゃったわよ!」マイク「大丈夫、大丈夫、心配しないで!じゃあ今日は紫のマーカーをあげるよ!」私「・・・・・・」(あの、そういう問題なの?)マリア「このシステムってほんとにややこしいわ。頭がこんがらがっちゃう!」マイク「ボクだってこんがらがっちゃうよ。4つも自分のビジネス持ってるクライアントなんて、初めてだもん」私「・・・・・・」(一抹の不安)その後マリア様は、彼を強引にランチに誘った。だけではなく、強引におごらせた。私達はアラモアナホテルまで歩き、ロイヤル・ガーデンで飲茶したのだが彼に電話が入って外に出た隙に、マリアは私にこうささやいた。「ジャスミン、彼独身よ!あなたのことすごく気に入ってるみたいだけど、どう思う!?」・・ねえマリア、もしかして私をダシにして「ちょっと、日本人女性1人紹介するから、経費ディスカウントしてよ!」なんてマイクに頼み込んだわけじゃないでしょうね?新たな疑惑がフツフツと沸き起こる私なのだった。★マイクは顔中に?マークを浮かべている私にも親切に説明してくれ このシステムを完全に理解してから、実行するかどうか決めるように と言ってくれました。 この手の話は以前友人からも聞いたことがありますが 私が完全に理解する日は果たしてくるのでしょうか・・★友人から電話で「今日は仕事でこれからカイルア行ってくるよ」と聞き 私もカイルアビーチにも行きたくなりました!
September 21, 2006
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”1月の夢、2月の夢・・と毎月の夢を決め、それを必ず叶える努力をしましょう”浅野裕子さんの本を開いたら、こんなことが書かれていた。”ちょっと背伸びをすれば届くような小さな夢をこまめに設定し実現させていけば、1年に12個の夢が叶えられることになります”なるほど、これはいい考えだ。毎年1月に決める”今年の目標”は大きなものになりがちだが”今月の夢”となると、「新車を買う!」というわけにもいかない。けれど夢を現実化することは、たとえそれが小さなことでも素敵だし月の終わりに満足感、幸福感を与えてくれるだろう。今月はあと10日しか残っていないが、”努力すれば叶えられる夢”を考えたら、3つも4つも出てきた。最近物忘れがひどいので、ちゃんとカレンダーの端っこに書いて絶対に実現させようと誓う。アラモアナのRuby Tuesdayで、日本からのお友達ファミリー、そしてアメリカ人の友人を交えてランチ。壁には古きよきアメリカ的な、スポーツ関係のディスプレー。昼間でも暗めの照明のせいもあるのかクラシックで落ち着いた雰囲気のレストランだ。しかし、私の前に運ばれてきた一皿の量といったら・・私はアメフトの選手ではない。これから椅子に座りっぱなしでピアノを教えるだけで目と耳と口と指しか使わないのに、こんなにカロリーを摂取していいのか?実は今月の夢の1つは”体重を1キロ減らす♪”だったのだが”体重を増やさない”にしといた方がいいかも・・早くも挫折感を味わう私なのだった。★写真では小さく見えますが、このお皿の大きさが巨大なのです。 ”チキンとブロッコリーのベイクド・パスタ” 栄養バランスがいいと思ったんですけど、このチーズの量が あまりにもアメリカンです・・ ★入院先の父に、少年野球団から千羽鶴が届きました。 孫が所属していたので、よく試合の応援に行っては写真を撮り、 他の子供さんたちにも差し上げていた父へのお見舞いということで・・ お金では買えない、本当に嬉しくありがたい宝物だと思います。
September 19, 2006
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この夏、忙しさとストレスで痩せた知人が2人いる。一人はワイキキのホテル内にお店をオープンし、もう一人はサンドイッチのチェーン店のオーナーになった。新しいビジネスに朝から晩まで振り回されながらしっかり子育てもしている彼女たちを見ていると”今月もオフがない・・”などとぼやいてはバチが当たると思う。テイクケアする子供がいない私は、彼女達に比べまだまだ自由になる時間がたくさんあるのだから。"I'm so tired...."とつぶやきながらも、日々がんばっているひと回りスリムになった彼女たちの後ろ姿にエールを送る一向に痩せる気配のない私である。仕事の前に、ダウンタウンにあるTea at 1024へ。誰かの家のリビングにお邪魔したようなこのお店に来るのはいつもほとんどが女性客だ。モアナやハレクラニのアフタヌーン・ティーほどの華やかさはなく雰囲気も値段も庶民的で気楽。そして、ユニークなのは、帽子を借りられることだ。今日もお店の中には、大きな羽飾りや花がいっぱいついた帽子でお茶のひとときを楽しむご婦人たちがいっぱい。”でも、この帽子、多分今まで一度も洗ったことないよね””ウク(ハワイでたまに発生するシラミ)がいたらどうしよう・・”などと思ってしまうのは私だけなのだろうか?いや、同席したお友達も同意見だった。・・類は友を呼ぶ?お店の人に「よかったら、好きな帽子かぶって!」と言われこれがデザートなら「もうおなかがいっぱいなので・・」と言えるのだが帽子はどうやって断っていいのかわからない。「Thank you, but we are OK・・」などとあいまいに作り笑いしてみる。けれど帽子なしでも、もちろん充分に楽しいティータイムだった。必要があって、またハワイ語の本を眺めている。LANIってやっぱりきれいな響きだなあ。意味は”天国”次のオフはいつになるかわからないけど、天国のような海、ラニカイビーチまで足を延ばしてみようと思う。★それが仕事であれ、子育てであれ、勉強であれ、主婦業であれ、 趣味であれ・・ 一生懸命な人を見るのが好きです。 子供たちが一生懸命ピアノを弾いてる姿も、ほんとかわいいですよねえ♪★天国のような海へは、やっぱり仕事がない日に行きたいです。 あと、まだ未確認の、ノースショアのカメが来るビーチにも・・ さあ、その日までがんばって働こう!(←自分に言い聞かせてマス)
September 16, 2006
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きのうは日本円にして2千万円近くする、ベーゼンドルファーというピアノを弾く機会があった。ため息が出るような美しい音色。いくら”夢は大きく”といっても、このピアノが私の元にやってくるという可能性は、限りなくゼロに近い。弾かせていただいただけでも、ありがたいというものだ。夜はプリンス・ホテルの中の、プリンスコートでディナー。窓際の席から見えた、サンセット時のヨットハーバーが美しかった。そして今日のランチは、チャイナタウンのメイサムで飲茶。日本から戻ってきて1週間、仕事や雑用に追われ昼食はスタジオで5分で菓子パンをパクつき、夕食はネギラーメン(インスタント、お気に入り)という日もあった。神様が、いくらなんでもかわいそうに・・と思ってくださったのか?素敵なお友達たちとの、楽しいお食事の時間に感謝。私が今週、またお友達と外食に出かける気持ちになれたのは父が徐々に回復しているおかげだ。今朝の母からのメールを読んだら、涙が出た。嬉しくて泣くなんて、めったにないことだ。3週間前に父が入院した時の気持ちは今でも忘れないけれど、今はあの時と全然違う、とても明るい気持ち。感謝することがいっぱいな毎日に、また感謝している。★父のことでは、たくさんのお見舞いのメッセージ 本当にどうもありがとうございました。 毎日母に電話しているのですが、おかげさまで今週は特に 目に見えてよくなったみたいで、とても嬉しいです。★日本から帰ってきた後は、少し痩せてたのに ここ何日かでみるみるうちに元に戻りました。 ”おとうさんはもう大丈夫だ!”と思ってから・・ こういうのも、しあわせ太りっていうんでしょうか?★そのすばらしい2千万円のピアノを弾かせていただいた帰り道、 宝石だったら簡単に盗めるけど、ピアノだけは泥棒もそう簡単には 盗めないな・・などと、低レベルのことを考えていた自分が悲しいです・・
September 13, 2006
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日本から戻り、怒涛のような1週間が過ぎた。いくつかの用事があり、今日は久しぶりにチャイナタウンへ。そこへタイミングよくマリアからランチのお誘いがありSweet Basilというタイのバイキングのお店へ向かう。小さなドアの中は、意外に小ぎれいなレストランで感じのいい”働き者”という感じの夫婦が2人でやっているらしい。ごはんはスティッキーライス(もち米)と、赤っぽい玄米。タイを代表するスープ、トムヤムクンと、もう1種類海老のスープ。取り放題のお惣菜は、レッド、イエロー、グリーンの3種類のカレーやフライドチキン、ひき肉の炒め物など。お豆腐や果物が入った、野菜嫌いの私ですら満足したサラダ。そして、パイナップルとオレンジのデザートまで入って$9は安い。入ってすぐに、笑顔のやさしいお店の奥様から「タイのアイスコーヒーかアイスティーなどはいかが?」と勧められレモングラス・アイスティーを頼んでみたが、とてもおいしかった。「それ、別料金? じゃあいらないわ。 一応訊くけどいくら? $2.75? あっそう、私は水で充分!」↑これはもちろんマリア様である。彼女との会話は、相変わらずビジネスの話が90%を占める。今日はダイエットの話は一切出ず、何度かお代わりに立った彼女。しまいには、スープ用の小さい器にもち米を盛り、トムヤムクンをかけてかき混ぜたいわゆる”ねこごはん”(?)のようなものを、おいしそうに食べていた。食べ終わるとパッと払ってさっさと立ち上がるのもマリア様の特徴で、これは別に急いでいるわけではなく、ただのクセだ。今日も忙しかった私はそれでもいいのだけれど、やはり落ち着かず「ちょっと、お茶くらいもう少しゆっくり飲ませて・・」という心境に陥る。その後別れて、私は用事を済ませてからスタジオへ。彼女は生徒が来るまで時間があったので、スタジオでぐっすりお昼寝したらしい。ドアについている小窓から、寝てる姿が生徒や親に見えてしまってももちろん彼女は「全然気にしない!」そうだ。今日もマリアは健在だ。★チャイナタウンには、珍しい果物や野菜も売られています。 ドラゴン・フルーツ・・なんて鮮やかな色!★今日も朝から晩まで外にいました。 映画のお誘いは断っちゃったけど、やっとお食事の時間も入り いろんなことに少しずつCatch upしてきています。★気になっているのはコメントのお返事だけ・・ ほんとにいつもあたたかいコメントいただいて感謝しています。 次の日記からは、お返事書きますね! まだ余裕がなくて・・ほんとは日記ももっとたくさん 書きたいことがあるのですが・・
September 11, 2006
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今まで使っていたアメリカ製のグランドピアノを売り中古だけれど見た目も音も美しいヤマハのピアノを買った。地下の私のスタジオに、バラバラにされて運ばれてきたピアノ。脚の1本なら私にだって運べるけれど、グランドの本体を運ぶのは、専門業者3人でも至難の技だ。傷がつかないように、布団のような厚い布でぐるぐる巻きにし縦にしたピアノを滑車つきの台に縛り付けて運ぶ。階段があると追加料金をチャージされるが、それはあの大変さを見れば納得。巨大な本体を上と下で掛け声をかけながら1段1段上げ、やっと上までたどり着いた時には3人とも汗だくだった。売った1台を運び出してもらい、買った1台を入れてもらうのに要した時間は約1時間。下ろすところは見ていなかったけど、もしかしたらその方が大変なのかもしれない。何百万円もするピアノを運ぶのに間違っても手や脚を滑らせることは許されないのだ。(私の今回のピアノは何百万円もしないけれど)これだけはどんなにがんばってみても、絶対に私にはできない仕事だ・・とつくづく思った。レッスンが終わり、一人きりで新しいピアノを弾いていたらフツフツと喜びがこみ上げてきた。初めて持った、象牙の鍵盤のピアノ。日本で作られ、縁があってハワイの私のもとへやってきたピアノ。長い間倉庫の中に入れられていたピアノを弾きながらピアノが喜んでいるのを感じた。私も嬉しい、本当に嬉しい!★結局このYAMAHAとアイボリーホワイトのKAWAIがスタジオに。 特に日本のピアノをと望んだわけでもないのですが・・ この2台は、もう手放すことはないと思います。★今まで持っていたMason&Hamlinというアメリカ製のピアノは 日系人のとても素敵なファミリーのもとへ。 おじいちゃんから孫への誕生日プレゼントになのだそうです。★どうなることかと思っても、どうにかなるんですね。 毎日いろんなことを1つ1つ片付けていき・・ 来週は今週よりはかなりラクになりそうです。
September 8, 2006
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午前中、英会話のお仕事でハワイ大学へ。新学期が始まり、平日はごった返しているはずの大学構内もレイバー・デイという休日なので、人っ子ひとりいない。車を外のパーキングに停め、キャンパスセンターまで歩いていたら15年前に両親とタクシーでここへ来たことを思い出した。あの頃はただの留学生。車もなく、ただ自分が通っている学校を見せたくてわざわざタクシーで連れてきたのだった。「あの頃に比べたら、私も出世したわよねえ、おとうさん!」心の中で病床の父に話しかけた。それにしても、不思議なくらい静かな構内。大きな木がたくさんあるので、風が吹くとさわさわと音がする。音といえば、それに時々鳥の声が混じるくらいだ。普段なら気にも留めなかった葉っぱに、なんだかすごい生命力を感じた。なんて元気で生き生きしてるんだろう。霊感の強いお友達が家に遊びに来て、ちょっと気がたまりやすいところにプラントを置くといいと教えてくれた。何日か前、飛行機の中で植物のエネルギーについて書かれた本を読んだせいもあるのかもしれない。太陽の光のもとで育っている大きな木、生い茂る葉、咲き乱れる花に目に見えない力がみなぎっているように感じた。私の部屋の中でぐんぐん育っているポトスに続くプラントを探しに今日はガーデニング・ショップに立ち寄ろうと思う。★そのお友達によると、リビングの隅に座敷童子みたいな霊がいるそうです。 でも何も悪いものではないので、気にしなくていいんですって。 (といわれても気になるんですが・・!) 私のピアノを楽しんでるよ、って言ってるそうです。★父のお見舞いメール、本当にありがとうございます。 みなさんからのメッセージ、もう3回くらい読み直しました。 これからもまた、時々読み返すかも・・ 本当に心から感謝しています。★先週の急な1週間のオフの皺寄せと、ちょうどいろいろなことが重なり、 普段の3倍くらい忙しいのですが、今はその方がいいように思います。 ただ、コメントにお返事を書く時間がなくて・・本当にごめんなさい!
September 4, 2006
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今朝ハワイに戻ってきました。倒れる前に父が書いた手紙が届いていて、とても不思議な気持ちでした。この1週間、もしかしたら夢を見ていたのじゃないか・・なんて・・父は脳内出血だったのですが、切れたところが手術ができる箇所だったこと、発見が早くてすぐ手術をしていただいたので、手遅れにならなかったこと・・もともと強運の持ち主な上、今回もたくさんのよい方の偶然が重なって、おかげさまで手術もうまくいき、あとは回復を待つばかりです。急に仕事を休むことになり、生徒には迷惑をかけてしまったけれど、父の顔を見、病院や家族の状況を見て、本当に安心しました。帰りの飛行機の中で、病院の売店で買った本、五木寛之さんと、ある気功師の方の対談を読んでいたのですがそれによると、たくさんの人に祈られた人は、早く回復するそうです。父はいつも家族、そして駆けつけてくれた親戚やお友達の祈りに囲まれているので、その文章を読んで本当に嬉しかったです。ハワイに戻る日の朝、弟と海に寄りました。アイヌ語の名前がついたこの故郷の海と、ハワイの海はつながっている・・悲しんでいないで、退院した父に会うその日まで、またハワイでしっかりがんばろうと思います。★楽天のお友達からのお見舞いのメッセージ、本当に嬉しかったです。 どうもありがとうございました。 インターネットでも、気持ちって充分伝わるんだ・・って感じています。★今回、家族の絆というものをあらためて感じました。 そして周りの人たちのあたたかさ、やさしさにも心から感謝しています。 ★父の命を救ってくださった病院の先生は神様、親切にケアしてくださる 看護士さんたちは天使に見えました・・ 私も明日からまた、今ある自分の仕事に全力を尽くそうと思います。
September 2, 2006
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