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先週、列島を前線が通過して以来、寒波が南下してきているので、冬の小鳥の飛来がどうかを見に野田市内の公園まで出かけました。予想はずばり当たり、キョッ、キョッと鳴き声がしたと思ったらアキニレにアトリが一斉に飛来。実をついばむその数は約30羽。頭が黒色ががっている雄冬鳥、顔が灰褐色の雌を観察できました。なお、アトリが集まるアキニレは毎年同じものなので、具体的な地名を公開すると撮影する方で場所を占領され地元の方が観察できないので野田市内とするにとどめます。ご容赦ください。アトリのほか、近くの水路にマガモ、オカヨシガモ、コチドリ、カワセミといった鳥たちの姿も目撃しました。(写真)2021年11月30日撮影
2021.11.30
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昨日、印旛沼で観察したトモエガモ、ヨシガモ、コガモの写真を比較してみました。それぞれの特徴を整理しました。あわせて、オナガガモの謎の個体を紹介します。一枚目は、トモエガモです。嘴は黒く、嘴の付け根に白い斑があり、肩羽の先端が尖っていました。二枚目は、ヨシガモです。嘴は黒く、頭には目立つ模様はなく、胸から腹にかけての斑は大きいので雌の非生殖羽と思われます。三列風切が飾り羽状となっていてその基部は淡色です。また、後頭部は他のカモ類より長めです。三枚目は、コガモです。頭に過眼線と不明瞭に眉斑がありました。肩羽と脇の羽が尖り気味で、嘴基部側面が黄色なので雌幼羽ではと思いました。なお、全長で比較すると、コガモ38cm>トモエガモ40cm>ヨシガモ48cm
2021.11.29
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約一ヶ月ぶりに印旛沼に水鳥を見に出かけました。今日は、沼の水面にオナガガモとトモエガモ、ヨシガモの群れで水面が黒く覆われており久しぶりに水鳥をたっぷり観察できました。くわえて、沼の水面りの杭にはチュウヒ、ハヤブサ、沿岸の田んぼにもノスリ、トビといった猛禽の姿もあり、時間を忘れて観察に没頭、さらに、田んぼにはタゲリが羽を休め、葦原にはベニマシコの姿も複数ありました。印旛沼の帰り道、近郊の白鳥の郷に立ち寄りました。ハクチョウ類は約500羽、くわえてマガン1羽の姿を目撃しました。(写真)2021年11月28日撮影
2021.11.28
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一昨日、昨日と宮城県蕪栗沼でヘラサギを観察してきたことをリポートしましたら、その嘴の付け根の色、成鳥と若鳥の識別について質問をもらいました。この点とヘラサギの餌のとり方について報告します。(嘴の付け根の色)嘴の付け根下部にかけて毛が生えていないので黄色(オレンジ色)に見えます。成鳥夏羽の首の下部辺りにある毛が黄色ですが、この部分は冬羽では消えます。(個体識別)ヘラサギの幼鳥または若鳥は、嘴は肉色をしています。成鳥の嘴はクチバシは大部分が黒色です。また、成鳥は、しゃもじ状のくちばしにあるしわのパターンが違うことが知られています。この部分を記録できれば個体識別は可能となります。特に、標識をつけていない個体同士の識別では有効だと思います。(餌のとり方)今回は、浅瀬を歩きながら足を動かして魚を追い詰めている光景や嘴を開けっぱなしにして水面をあるきながら餌を探している姿を目撃しました。このほか、2018年12月には沼を歩きながら、石ころをけるように足を使い獲物を追い出す光景を目撃しました。
2021.11.27
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木曜日から金曜日にかけて宮城県伊豆沼沿岸と蕪栗沼にでかけてきました。関東地方は晴天が続いていますが、前線の影響で東北各地は荒れ模様の天気。伊豆沼、蕪栗沼周辺も目まぐるしく天気が変化し、雨が降り出したり晴れ間が出たりを繰り返しました。スマートフォンのアプリの雨雲レーダーを見ながら、雨のやんでいるエリアに移動し観察を続けました。伊豆沼沿岸の水田に飛来しているハクガンは成鳥6羽と若鳥1羽。うち、成鳥2羽と若鳥はどうも家族群で餌を物色するときもいつも一緒。ヒシクイの群れと一緒に行動していました。車中から観察と撮影をしていたら、ハクガンの若鳥が翼を広げたのち翼をたたむ瞬間の感じが愛らしかったので一枚記録撮影。伊豆沼でハクガンとの出会いを楽しんだ後、蕪栗沼に移動しヒシクイをじっくり観察する予定で沼の水面を探索。すると、対岸の葦の際をヘラサギが嘴を水にたたきつけるようにして左右に振りながら魚、甲殻類を探している光景を目撃しました。お腹いっぱいになったと思ったら、今度は浅瀬で羽づくろいをスタート。しゃもじのような嘴をぐるっと回してダイナミックな仕草。また、対岸の木にオジロワシを発見。このほか、25日、26日に伊豆沼の西端のエリアでカワアイサ、ミコアイサ、ハヤブサの姿を発見。(写真)2021年11月25日、26日撮影
2021.11.27
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二週間ぶりに都内水元公園に立ち寄りました。例年ですと、カモの種類、個体数ともに増える時期ですが、今シーズンはホシハジロ、キンクロハジロ、ヒドリガモの姿が観察できるものの、ヒドリガモは例年に比べて数が少なく、コガモにいたっては今日は姿も見かけませんでした。それでも、頭から頚は白黒のまだら模様のあるカンムリンカイツブリ若鳥と成鳥、カワウの婚姻色と冬羽個体、ヒドリガモの成鳥と雌幼羽(雨覆に白い羽縁が目立たない)キンクロハジロの成鳥、雄幼羽(脇の褐色に比べて頭・胸・肩羽の黒い色が強い)、ホシハジロの雌雄を観察してきました。また、近年、千葉県と隣接都県でよく見かけるようになってきているセグロセキレイとハクセキレイは鳴きながら追尾を繰り返す光景も目撃しました。(写真)2021年11月23日撮影(カワウの婚姻色について)カワウの婚姻色は、嘴は黒ずみ、上嘴の付け根あたりが赤い色です。
2021.11.23
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20日にホームグランド手賀沼でトモエガモを観察したことをリポートしましたが、その羽色を復習してみました。参考となれば幸いです。一枚目は2012年10月に渡良瀬で見かけた幼羽です。脇の羽はV字に尖り、胸から腹にかけて小斑が密に並んでいました。二枚目と三枚目は、2018年1月に手賀沼で観察した雌非繁殖羽です。脇の羽に丸みがあり幅があり、白い腹、胸から腹にかけての斑はまばらです。四枚目と五枚目は、2020年11月印西市で観察した雄エクリプスです。頭部が雌や幼羽と比べて暗色で長めの肩羽があります。六枚目は雄エクリプス羽が生殖羽に換羽している個体です。2018年12月手賀沼で観察しました。脇にエクリプス羽が残っています。換羽が遅い個体は幼鳥と考えられますが、手賀沼や印旛沼、茨城県神之池などのトモエガモの越冬地で観察していると年明けの2月頃までエクリプス羽が残るものを見かけます。七枚目は、2019年12月に手賀沼で観察した雄生殖羽です。3色の肩羽が長く垂れ下がります。
2021.11.22
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流山のケリの様子と運河沿いの遊歩道を探索しました。今日のケリは6羽で、前回と同様の調整池の鉄板の上で羽を休めていました。(前回の9羽、先月27日は17羽)鉄板の上の糞の跡をみると、6羽以上の個体が羽を休めているものと思われ、水田に餌をとりに出かけているものと思われます。さて、ケリの無事が確認できた後、近郊の運河沿いの遊歩道を東武線運河駅の手前まで探索してみました。運河の水路にはコガモ、ヒドリガモ、カルガモ、オオバン、バン、クイナ、カワセミの姿を見つけました。また、水路沿いの草原ではコジュケイ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトカラス、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カシラダカ、アオジといった鳥たちの姿がありました。また、上空をツグミが鳴きながら通過していくのを観察。(ケリとチョウゲンボウ以外の画像について)・クイナ:水路沿いの草むらを移動していました。・アオジ:成鳥と比べると淡色で目の上後方の側頭線と顎線が黄色味がかっており、体下面が黄色でした。これらから第一回冬羽幼鳥ではないかと思われました。・カシラダカ:下面、腰、耳羽が褐色で冬羽と思われました。・コガモ:雄エクリプス羽が換羽中の個体とエクリプス羽。・ヒドリガモ:雨覆に白い羽縁が目立ち、脇の羽が丸みが強いので雌非生殖羽と思われます。(写真)2021年11月21日撮影
2021.11.21
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手賀沼にトモエガモが飛来していると鳥友から教えてもらい、16日に足を運んだものの会えずじまいだったのでリベンジで再び現地に出かけました。今日は、沼東端の水面を端からカモの群れを一羽ずつ観察してきました。ヨットが三隻我孫子市側を移動していたのでカモはすべて柏市側の水域に移動していました。マガモ、ヒドリガモの群れがいくつか水面で休んでいたので発見できるまで時間がかかりましたが、トモエガモは雌雄各3羽、ヒドリガモの群れと一緒に水面を移動していました。雄の巴の字を逆さまにした顔の模様、雌の嘴付け根にある白い斑、距離はありましたが発見。雌は目の蝋膜をとじているので目の部分も白い斑のように見え、嘴付け根の白斑とふたつの斑があるように見えました。このほか、トモエガモを観察していたら、上空にチュウヒ、トビが出現。また、観察後に立ち寄った小さな入り江ではオオバン、バン、タシギが羽を休めていました。(写真)2021年11月20日撮影
2021.11.20
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ホオジロ科やカラの仲間の鳥たちは、葦原の茎の鞘を割って中にいる昆虫を食べる光景をみかける時期となりました。そんな光景に出会いたくて柏市内の小さな谷津田に出かけました。谷津田は、拙宅の亭主が高校生の頃、ホームグランド手賀沼で何度かお目にかかっていた当時の柏市の文化会館の館長さんのご自宅周辺の一角にあります。晩秋から冬は、シジュウカラ、エナガなどが小さな池の葦原に飛来し、葦原の茎の鞘を割って餌を探す光景を見かけます。今朝は、エナガ、シジュウカラが飛来し、そんな光景を目撃できました。(写真)2021年11月19日撮影、2013年12月撮影、2016年11月撮影
2021.11.19
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11月になって二回目の柏の葉公園内の探索です。県民プラザ前の調整池で羽をやすめるカモたちをじっくりと観察しました。水面にはオカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、オオバンの姿がありました。まずは、マガモ雌とオカヨシガモ雌をじっくりと比較。マガモ雌は、不明瞭な過眼線があり、嘴が橙色で、脇や肩羽に丸みがあるので非繁殖羽と思われます。全体的に色はマガモにオカヨシガモ雌は、似ていますが、嘴がオレンジ色で嘴峰が黒い点が特徴です。続いて、コガモの羽色のいろいろを観察。一枚目は、嘴が全体に黒く、雄のエクリプス羽と思われました。二枚目は嘴の色が不明ですが、右側の個体は脇に雄の縞模様がありました。このほか、ハシビロガモ、オオバン、池の縁で見かけたジョウビタキの写真をアップします。比較的近い距離でカモの仲間を観察できますので、おすすめのフィールドです。(写真)2021年11月18日撮影
2021.11.18
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短時間でしたが、ホームグランド手賀沼に立ち寄りました。かつては狩猟解禁となるといろいろなカモが手賀沼の水面に降り立ち羽を休める姿がありましたが、2000年年以降はその数も限られ、最近では淡水ガモの仲間も限られた種類が見られるだけとなっています。今日の沼の水面には、マガモ、カルガモ、ヒドリガモ、オナガガモの姿にくわえて、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリの姿がありました。このうち、カンムリカイツブリ冬羽は、頭が黒く、顔から前頸は白く、後頸が褐色でした。ところがこの個体、いつも見ているカンムリカイツブリに比べて首が太く、嘴が短めに見えました。最近の同時期で観察した個体と比較してみました。二枚目は、11月8日の手賀沼で観察したものですが、顔の飾り羽の後が残っており、首が太めに見えました。この個体と本日見かけた個体は近似していました。三枚目は2021年10月に手賀沼で観察した個体です。頭や顔の独特の模様と短い冠羽がある状態でした。四枚目は、2020年11月に手賀沼で観察した個体で、こちらは顔の繁殖羽の模様が少し残っています。五枚目は2020年12月に観察した個体で、こちらは四枚目よりも顔の模様が残っている個体です。六枚目は2021年3月に観察した個体です。こちらは繁殖羽で遠目に見てもその特徴がよくわかります。手賀沼ではほぼ通年、カンムリカイツブリが観察されています。その羽色は、年によっていろいろで、生殖羽の顔の模様が少し変化し、線のように残り、そして冬羽に換羽するというようになれば解りやすいのですが、今年の10月の個体にように顔の黒い縁取りのある赤い羽がかなり残る年もあります。
2021.11.16
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アトリ、マヒワ、ジョウビタキなどの冬の山野の鳥と出会いたいと思い、栃木県の井頭公園まで足を運びました。例年と比べると、井頭公園の紅葉の美しさは今ひとつと地元の方がおっしゃっていましたが、湖面の映り込む周囲の林の色、素敵でした。お目当てのアトリは、公園北側のエリアで約30羽前後の群れが飛来した模様で、鳴き声が数度聞こえました。しかし、姿を記録することはかなわずも次回のお楽しみ。公園の遊歩道脇の木にジョウビタキの姿、水面の杭や沿岸の低木にカワセミが姿をあらわし、何度も小魚を捕獲する光景を目撃しました。水面には、マガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、コガモの姿がありました。オナガガモは、腹が白い雄生殖羽、肩羽がはっきりとした白い斑が目立つ雄幼羽が生殖羽に換羽している個体、雨覆が一様に灰色の雄エクリプス羽とよく見ていくとじつにいろいろな個体がいました。(写真)2021年11月15日撮影
2021.11.15
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そろそろ、茨城県南部の水田地帯にオオヒシクイが姿を現す時期となったので、現地に出かけました。しかし、残念ながら姿は見つからず。それでも、ケリ16羽が飛来したと地元のスタッフの方から教えてもらいました。畦で餌を物色していたシーンを記録できました。このほか、干拓地上空をミサゴが2羽で飛翔。胸の褐色の帯状斑、体下面の白さ等を観察しました。浮島を訪ねた後、隣接する本新地区に移動しました。こちらにもタゲリの群れが田んぼの中に羽を休めていました。顔にバフ色があり、黒色部が淡い若鳥と成鳥から構成されていました。帰りがけ、浮島の蓮田エリアに立ち寄りましたら、タカブシギ、コアオアシシギ、タシギ、オジロトウネン、ムナグロの姿を見つけました。(写真)2021年11月13日撮影
2021.11.13
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11月に入ってはじめて柏の葉公園と近郊の調整池を訪ねました。柏の葉公園ではヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、オオバンが羽を休めていました。また、近郊の調整池では草刈りが終了したため、カモの姿が見やすくなっており、ヒドリガモ、カルガモ、コガモをじっくりと観察できました。特に、コガモはいろいろな羽色をしっかりと観察できました。また、コサギが餌の小魚が移動してくるところを捕獲しようと、水路の終点に座り込んで待機している姿を目撃。コサギといえば、水の中で足指を動かして浮いてくる餌をゲットするのが普通と思っていただけに新しい発見でした。(カモの羽色のいろいろ)・コガモ3枚の写真をアップしました。一枚目は、雄エクリプスが生殖羽に換羽しているもの。脇の羽が大きめで丸みがありました。二枚目は、雌個体で、嘴が黒く上面には褐色味がなく、不明瞭な過眼線と眉斑がありました。三枚目は、幼羽と思われる個体です。下嘴の橙色が目立ち、上面は黒っぽい個体です。・ヨシガモ3枚の写真をアップしました。一枚目は雄生殖羽です。まだ、鎌形の三列風切が出ていませんが、緑と赤紫の頭、うろこ模様の胸が特徴です。二枚目は雄幼羽が生殖羽に換羽している個体です。肩羽には斑が出ていません。三枚目は雌生殖羽と思われる個体です。三列風切が飾り羽のようになっています。(写真)2021年11月11日撮影
2021.11.11
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先月29日以来、二週間ぶりに野田市と流山市の境界の水田に飛来しているケリの様子を見に出かけました。西からの風が強いのでどこに休んているかと気をみもながら探索。その姿は、いつもの調整池にありました。鉄板の上で腰をおろして座り込んでいるもの、周囲を見渡しているもの、合計9羽の姿がありました。内訳は成鳥が8羽、幼羽が1羽でした。幼羽は上面各羽に淡色の羽縁があり、胸の帯はなく広く褐色でした。また、虹彩は暗赤色で、成鳥の赤とは違いがありました。なお、先月29日には17羽でしたから、8羽が餌を取りに出かけているのか、隣接する町に移動しているのかのいずれかと思われました。帰りがけ、観察していたスポットの足元を見たら、マンホールのデザインがつくばエキスプレスとオオタカがデザインされていました。新たな発見でした。さらに、ケリに出会った後に立ち寄った小さな池で、カイツブリの親鳥が魚を捕獲し幼鳥に与えていました。幼鳥は、何度も嘴につくえても落としてしまいましたが、親鳥が何度もつれをフォローして幼鳥に与えている姿、じっと魅入ってしまいました。(写真)2021年11月10日撮影
2021.11.10
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昨日11月8日都内水元公園で見かけた個体の特徴を復習してみました。脇と上面は波状の斑があり、嘴は比較的長め、虹彩は黄色です。頭部から胸は赤みのある褐色で、頭の形はおむすび型でホシハジロ似でした。ただし、虹彩の色はホシハジロ、メジロガモ、アカハジロとは相違しています。1990年代前半に不忍池で見かけたアカハジロとホシハジロの交雑個体とも頭の色で違いがあります。(虹彩の色について)メジロガモは、雄では頭から下面にかけて赤みがあり、虹彩は白色。雌では虹彩は褐色で、全身褐色です。アカハジロは、雄は虹彩が白色、頭が深緑色。雌では虹彩は褐色、脇に白色部があり、メジロガモより広い傾向です。脇・胸、下面は広く赤褐色です。観察した個体の虹彩は黄色でメジロガモ、アカハジロの虹彩は色に相違があります。、また、ホシハジロの虹彩は赤く、この点でも違いがあります。色だけでいえば、キンクロハジロの黄色の虹彩と同じです。(脇と上面の波状の斑について)脇と上面の波状の斑は、ホシハジロの雌の細かい波状斑に覆われているのと同様で、メジロガモやアカハジロにはありません。(写真)2021年11月8日撮影
2021.11.09
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3週ぶりに都内水元公園に立ち寄りました。カモの個体数もだいぶ増え、ユリカモメもいろいろな羽色の個体が飛来しておりようやく探す楽しさが感じられるようになりました。水元大橋近くの水域では、カンムリカイツブリの顔に黒の飾り羽が残っている個体と顔から前頸が白い成鳥冬羽、頭から頚は白黒のまだら模様のある若鳥の姿を見つけました。また、ユリカモメは眼の後ろに黒斑がある個体、雨覆に褐色斑のある若鳥が第一回冬羽の変わりつつある個体とじつにいろいろ。さて、カモの仲間は、ヒドリガモ雌非生殖羽(雨覆に白い羽縁が目立ち、脇の羽は幼羽より大きく丸みがある)、エクリプス羽が生殖羽に換羽している個体、キンクロハジロは体上面は黒く見えるがよく見ると微細な波状の模様がありました。また、ホシハジロは涙流模様のある雌個体、頭から胸が赤褐色でメジロガモのような印象のある交雑個体も発見。この時期は、カモや水鳥の羽色のいろいろを観察するチャンスなので、私にとっては識別道場的な存在です。(写真)2021年11月8日撮影
2021.11.08
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今シーズンも印西市の水田地帯にコハクチョウが飛来しました。11月3日に飛来し、本日現在は50羽までふえてきました。飛来しているコハクチョウの嘴の模様に着目してみると、嘴正面中央の眉線から嘴先端まで黒く続いているものと眉線の下に黄色い部分があるものとに大別されます。この点を観察すると、個体識別が可能になります。飛来するつがい家族が昨シーズン飛来した家族なのか、とうではないのか等の識別が可能になるものと思います。コハクチョウのほか、オナガガモ、ハシビロガモの姿もありました。オナガガモは中央尾羽が伸びている個体とそうでない個体の両方が見られました。ハクチョウとの出会いを楽しんだあとは、近郊の水田地帯で猛禽類を探索。チョウゲンボウ、コチョウゲンボウを発見。コチョウゲンボウは、水田の畦で獲物を物色していて撮影した後は、水田の上を直線的に飛翔し移動していきました。体上面の青灰色、下面の橙褐色をしっかり観察できました。(写真)2021年11月07日撮影
2021.11.07
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一ヶ月ぶりに松戸市の21世紀の森と広場に立ち寄りました。立ち寄った昼過ぎは、オオタカが登場しカモを襲撃した模様で、コガモたちは葦原の中に身を潜めていました。公園の林縁エリアを散策しヤマガラをじっくり観察した後、もう一度水面を探すとマガモ、コガモ、ヒドリガモ、カワセミが鳴きながら飛翔する姿を目撃できました。また、今月3日から再開となった自然観察舎に立ち寄り、室内から林縁を探していたらオオタカの雄の姿を発見しました。しばらく姿を注目していたら、前かがみの姿勢をとり視線が池の方に向いているなあと思ったらコガモを襲撃。しかし、低木に追い詰めたのですが、枝に邪魔されて捕食はできずでした。さすがのオオタカもバツの悪そうな感じでした。(写真)2021年11月5日撮影(カモの羽色)アップした画像はコガモ、マガモ、ヒドリガモの画像です。コガモの一枚目は、脇の羽は大きめで丸みがあり、肩羽が横斑の傾向があるので雄エクリプスが生殖羽に換羽している個体、二枚目は全体的に色味が乏しく、嘴基部側面に黄色味がある個体で、雌非生殖羽ではと思います。三枚目は眼より上の部分が暗色で眉斑は不明瞭、上面は黒っぽく、嘴が黒いので雄エクリプスと思われます。マガモは雌雄1枚ずつをアップしました。雌は脇、肩羽に丸みがあるので雌非生殖羽と思われます。ヒドリガモは、肩羽や脇に白黒の縞模様があり、脇に赤褐色がありますので雄若鳥ではと思います。
2021.11.05
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二週間ぶりにホームグランド手賀沼を訪ねました。沿岸の水田地帯に滞在していたノビタキの姿もなく、いよいよ冬鳥の探鳥時期。柏市内大津川沿岸からスタートし、印西市との境界までの手賀沼の水面と沿岸の水田地帯を探索しました。今日、沼の水面ではオオバン、カワウが嘴に草や枝をくわえて雌にプレゼントする行動が見られました。この時期ですから営巣をする時期ではありませんが、枝や草をくわえて雌にプレゼントするのはどうしてと単純に疑問を持ちました。繁殖以外も他の雄がやらないようなアピールができる雄がモテるのかしら?さて、沼の水面にはマガモ、コガモ、カンムリカイツブリ、餌を探すコサギ、遊歩道下の浅瀬ではスズメの水浴びが見られたり、タシギが羽をやすめていたり、モズやジョウビタキの姿があったり冬鳥の姿が増えてきていました。アッブした写真はオオバン、カワウが草、枝をくわえて移動していた光景、マガモが水面を移動していた光景、マガモとハシビロガモの大きさの違いを記録した画像、浅瀬で餌を物色していたコガモ、水浴びで気持ちむよさそうなスズメ、葦原の中で羽を休めていたタシギ、浅瀬で足をふるわせて餌探しをしていたコサギ、沿岸でみかけたモズ、ジョウビタキです。(写真)2021年11月4日撮影
2021.11.04
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各地にアオジが飛来したとニュースを耳にするようになりました。アオジの羽色について復習してみました。一枚目の写真は、2020年2月さいたま市で撮影した個体です。全体的に淡色で目の上後方の側頭線と顎線は黄色っぽい印象でした。またこの個体は腹部の黄色味も淡い印象があり、第一回冬羽ではないかと思いました。二枚目は、2020年1月に松戸市で撮影した個体です。上嘴は黒く、下嘴は肉色、頭部は濃い灰色、体上面は茶褐色で背には黒い縦線があります。雄成鳥と思われます。三枚目も雄成鳥と思われる個体です。2018年1月に野田市で撮影しました。四枚目は202012月に松戸市で撮影した個体です。目の上後方の側頭線と黄色部がはっきりとしています。成鳥夏羽雄と比べると色はやや淡い印象があるので成鳥冬羽の雄と思われます。四枚目は2020年7月に長野県で撮影した雄成鳥生殖羽です。眼先が広く黒く、上嘴は黒色で下嘴はピンク色です。下面の黄緑色が鮮やかで、雄個体と思われます。なお、眉斑、後頸が灰色で頭に緑色味がなく、下面が白っぽい亜種シベリアアオジが国内に飛来しているのではと耳にしています。嘴が黄色く胸以下が白い亜種アオジと亜種シベリアアオジの中間的なものもいると聞いていますので、アオジと出会った際には注意が必要です。
2021.11.03
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千葉県市川市中国分にあるじゅんさい池公園は、中心部に池があり、いろいろなカモや水鳥が羽を休める大好きなフィールドです。2年ぶりに現地に立ち寄りました。池の周囲はすっかり秋色となり、散策だけでもリッチな気分になりました。水生植物園よりの水面を鳴きながら飛翔するカワセミを発見。その行方を注目していたら待機している場所の近くの枝に飛来しました。カワセミの紅葉、餌を狙うのにとまる枝とカワセミ、素敵でした。このほか、ヒドリガモ、カルガモ、オナガガモ、キンクロハジロ、カイツブリの姿が水面にありました。カモ類の個体数はおおよそ200羽前後。アップした画像は、白い斑が目立つ肩羽のあるオナガガモ雄幼羽が第一回生殖羽の換羽している個体、オナガガモ雌幼羽、全体に暗色なハシビロガモ雄のエクリプス羽、白い雨覆が印象的なヒドリガモ雄のエクリプス、キンクロハジロ、カイツブリ、池周囲の景色です。(写真)2021年11月2日撮影
2021.11.02
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