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ファイルをちゃんと整理したら、エッセイ通信講座第一作目は下記のものだった。慶應通信もこの年から始めているので、仕事を辞めて自分のために栄養補給をするために張り切っていたのだろう。最初に出したものだが、これは普通の出来だったようだが、コメントには「ギクッとする内容で、説得力のある作品。これからも頑張って!」とあった。「薬」(43歳)私が三十代に突入したころ、妹はデパート内の薬局の薬剤師だった。仕事柄手に入る薬メーカーからの試供品を貰ったり、時には効能を確かめる実験台にもなったりしていた。妹は、「試してみないと、自信を持って勧められないからね」と弁解していた。とは言え、私の家族はほとんど風邪もひかないので、協力できるチャンスは少なかったのだが。ある日、妹は一瓶の薬を私に手渡した。「お姉ちゃん、これは絶対に飲んでみて。他人にはなかなか頼みにくいし、もし効いたら人生変わるかもよ」。それは、ニキビ跡がきれいになる効果のある薬だという。私は高校時代に、あの松井君もビックリのニキビで、そのデコボコが顔面にはびこっていたのである。大喜びで協力したのは、言うまでもない。指示通りに一日三回、期待に胸を膨らませながらその薬を飲み続けた。一週間後、妹は私の顔を見て満足そうに言った。「わあ、効いたね。すごくきれいになったよ」。私自身、何となく肌がスベスベしっとりなったような気がしていたので、「ヤッタ!」と思ったものである。しかし、服用をやめた次の日の朝、鏡を見た私は愕然とした。肌は乾燥して、ガサガサのボロボロ状態だったのだ。薬に頼り切ってしまった私の肌は、自分自身で潤いを保てなくなったようなのだ。私が薬を素直に信用できなくなったのは、その時からである。
2021年02月27日
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NHK「ニュース7」冒頭突然…不機嫌な菅首相が映り、キレる、開き直る中継続く2/26(金) たまたま見ていたけれど、もうどうしようもない。自分で泥沼に入り込んでいるようだ。長男更迭「会社のけじめ」 菅首相2/26(金) 20:34配信父親として、総理としてのけじめはどうするんですか?
2021年02月27日
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山田真貴子・内閣広報官 首相長男の同席「事前に認識なかった」2/25(木) 毎日新聞大事なことは認識していなかったし、記憶があいまいとなる。首相長男から高額接待「心の緩み」質問攻めの山田広報官に総務省の夫が助け舟も止まらぬ辞任論FNNプライムオンライン辞めさせられるまでは、自分では辞めない。7万円ステーキ汚職の総務省が「文春にリークした犯人捜し」に血眼になっている自分たちのことは棚に上げ、裏切者に責任転嫁。とにかく、女性の一人としてガッカリである。
2021年02月26日
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これは、いかに安倍長期政権が政治を歪めてきたかの結果だろう。それにしても、あまりのことに言葉もないくらいだ。このような接待を唯々諾々と受け続けていた官僚は勿論悪いけれど、そのようにさせてしまった政治家の姿勢が一番問題だろう。総務省が計11人処分へ 東北新社からの接待、計13人2/22(月) 11:44配信 朝日新聞 総務省幹部4人が菅義偉首相の長男が勤める放送関連会社「東北新社」から接待されていた問題で、総務省は22日、総務省出身の山田真貴子・内閣広報官が総務審議官時代に同社から接待されていたと発表した。また、同社から接待された総務省職員は、山田氏以外に計12人に上り、そのうち、国家公務員倫理規程に違反したと判断した計11人について処分する方針だ。 総務省によると、山田氏は総務審議官時代の2019年11月6日、東北新社の社長ら4人から接待されていた。会食には菅首相の長男も同席。飲食費は1人あたり7万4203円で、全額を負担されていたという。タクシー券は受け取っていないという。 総務省は山田氏の会食について「(倫理規程で接待が禁止される)利害関係者に該当していた可能性が高い」としている。山田氏は会食時の会話について「放送業界全体の実情の話はあったかもしれない。行政をゆがめる不適切な働きかけはなかった」と説明しているという。 山田氏以外に東北新社側から接待されたのは、すでに判明していた幹部4人を含めて計12人。4人以外の8人は2018年以降に接待を受けており、このうち7人が倫理規程に反する疑いがあるという。一部の職員は「一部の金額は払ったはずだ」と説明しているという。 総務省は国家公務員倫理規程に違反していたと判断した計11人について、人事院の国家公務員倫理審査会に調査内容などを報告し、妥当と判断されれば24日にも処分する方針だ。 今月初めの週刊文春の報道をきっかけに接待が判明していたのは、谷脇康彦、吉田真人両総務審議官、秋本芳徳・情報流通行政局長(当時)、湯本博信大臣官房審議官(同)の4人。昨年10~12月に東北新社側と個別に会食し、飲食費を負担され、タクシー券や土産も受け取っていた。 幹部4人は当初、東北新社の会食相手について「利害関係者ではないと思っていた」と釈明。「東北新社の事業が話題に上ったことはないと思う」とも主張していた。だが、文春オンラインが報じた会食時の音声で、衛星事業についても言葉を交わしていたことが判明。総務省は4人のうち秋本氏と湯本氏の2人を20日付で大臣官房付としていた。 東北新社は老舗の映像制作会社。衛星放送事業も主力のひとつで、総務省の認定を受ける衛星放送子会社を3社抱える。菅首相の長男が1社の役員を務め、一部の接待には残る2社の社長や役員も出席していた。少しばかり国会中継を見ていたけれど、言い訳にもならない言い訳を続ける姿に哀れを感じてしまった。記憶も悪いし、常時使う手帳には日時と場所しか書いてないというし、相手が利害関係者とは思わなかったなんて、どれほど知的能力が低い人が官僚になっているのか。菅総理もひどい。長男が就職する時に注意をしていたというのならば、このようなことが発覚した時に怒鳴りつけて勘当するくらいのことをしないなんて、何と大甘な父親なんだろう。わが子が可愛くてかばいたい気持ちはよくわかるが、わが子を本当に愛するならば、ここはあえて突き放すのが親の務めだろう。勘当した上で、「だから今は親子ではありませんし、完全な別人格です」と言えばいいのにと思う私は、厳しすぎるだろうか。付け加えれば、父親はそのように厳しく突き放し、陰で母親が「おまえならお父さんを頼らずに立派に生きることが出来るはずだから、父親とは無関係のところで頑張りなさい。お前も、首相になるような父親を持って苦労するね」などとフォローしたらいいのだ。そのために「両親」がいるのだから。その意味では、片親の場合は大変だろうな。それにしても、7万円の飲食費とはねえ。やはりワインだろうか。ワイン生産者の親としては、なんだか複雑な気分だ。息子のワインはそんな高価なものではないですけどね。そのうち、官僚接待に使われてみたいもんだ。←皮肉です
2021年02月23日
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40代から50代のころ、朝日カルチャーセンターの「エッセイの通信添削」を受けていたことがある。講師は斉藤信也先生であったのだが、当時も十分ご高齢だったので、もう亡くなられたかもしれない。その頃の私は、慶應の通信教育で学び始めていたので、通信教育2本立てだったようだ。昨年、古い資料などを整理していたら、エッセイ通信講座の分厚いファイルが出てきた。毎月一回、先生の出す「お題」で800字の原稿用紙にエッセイを書き、それを添削していただくという形だった。その月に示された「お題」で何を書こうかと色々と考えて、ワープロかパソコンで下書きして原稿用紙に書き写していた。先生はそれを赤ペンで添削してくださるのだが、添削よりも添えられたコメントや小コラムがとても勉強になったし、毎月とても楽しみだった。ぺらぺらと見ていたら、これを捨てるのがもったいなくなったので、あらためてパソコンに打ちなおしている。今見直しても、我ながらなかなか着想が面白いじゃないかとか、先生に褒められたものなどは、読み直しても楽しい。ということで、もう15年以上も前のものだけど、ブログに転記してみたいと思う。原稿用紙には、書いた当時の年齢が書いてあるので、それも書いておく。「貧乏くじ」 (51歳)生きていれば、誰でも何回かは貧乏クジを引くことがある。「クジ」というものは確率に支配されるものだし、人生の方も似たところがあるから、そうそういつも「当たり」を望むのは虫がいい。と思う私は、ここぞという時に貧乏くじを引かぬよう、大したことがないものは「貧乏くじらしい方」を積極的に引くようにしている。そのせいか今までの人生で、耐えられないほどの不運に見舞われたことはない。しかし、個人レベルの貧乏くじは自分の才覚で何とか処理できるだろうが、国家レベルとなるとそうはいかない。この日本で「貧乏くじ」を引きっぱなしなのは、何と言っても「ちゅらさん」の沖縄だろう。沖縄の歴史にさほど詳しくはないけれど、江戸時代末期や第二次世界大戦の終戦前後はもとより、敗戦から現在までを概観するだけでも、この長きにわたる貧乏くじは言語に絶する。しかもこの先もどこにバトンタッチできるか、皆目定かでない。またもや起きた駐留米国人による暴行事件で、沖縄の人たちの怒りは噴出している。それをきっかけに、「地位協定見直し論議」に拍車がかかっている。当然であり、私たち国民はそのゆくえを厳しく見てゆくべきだろう。ついでに指摘するべきことがある。この地の「貧乏くじ」は、確率に支配されるクジではない。人間が作り出した「人為的貧乏くじ」である。人間集団とは、常にどこかにスケープゴートを用意しておくという、狡猾な知恵を備えた集団でもある。時には、その罪悪感を薄めるために「運や偶然」のレベルの問題にすり替えることも多い。抽象的な言葉がうさんくさく感じるのは、そのせいではないだろうか。さて、間もなく参議院選挙だ。知らないうちに必然的に貧乏くじを引かないように、しっかりと見極めることが必要だろう。しかし、この程度の目と頭では、どうにも本質を見破ることが出来ない。仕方がない。運を天に任せ、自分の勘を信じて、一票のクジを引くことにしようか。これは、着想が良いと褒められたもの。しかし、導入部はいいが最後のまとめがわかりにくいとのご指摘も。ほかにも、色々とアドバイスはされているが、私の力量では800字ではとても無理な注文だと今読み直しても思う。大幅に自分の文章を書き替えられたような部分は元の文章のままにして、削除された部分はそのままにしてある。
2021年02月22日
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全豪V大坂なおみに絶賛の嵐 盤石の強さに海外識者「正真正銘のエリートの仲間入り」全豪OP制覇の大坂なおみに海外識者が反応全豪オープンで2年ぶり2度目の優勝を果たした大坂なおみ テニスの全豪オープンは20日、女子シングルス決勝で世界ランク3位・大坂なおみ(日清食品)が同24位ジェニファー・ブレイディ(米国)を2-0(6-4、6-3)で破り、2年ぶり2度目の優勝を果たした。4大大会は昨年の全米オープンに続く連勝&通算4度目V。強さを見せつけた23歳に対し、海外識者から絶賛の嵐が巻き起こっている。(後略)昨日の全豪オープンでの試合も、とても素晴らしかった。彼女はどんどん成長している。どこまで成長してくれるのか本当に楽しみだ。今、下記の記事を見つけたのでコピーしておこう。彼女が国籍を日本に選んでくれたことに、心から感謝するばかりだ。大坂なおみが全豪優勝後に語った最大の目標。「とても変に聞こえるかもしれませんが」2/21(日) 11:00配信 テニスデイリー「全豪オープン」で2年ぶり2度目の優勝を飾った大坂なおみ(日本/日清食品)。次なる目標として「全仏オープン」や「ウィンブルドン」の制覇も期待される彼女だが、本人が記者会見の中で自身最大の目標について答えた。記者から、まだ達成していない最も大きな目標は何かと聞かれた大坂。すると「とても変に聞こえるかもしれませんが」と前置きした上で、「私のことを"昔好きな選手だった"と言ってくれる子と対戦できるぐらい、長くプレーを続けること。それが私が最も達成したいことです」と話した。「私にとってはそれが、実現したら一番素敵なことだと思います。自分の大好きな選手たちを観ていて、そういう気持ちがあるんだと思います」そう話す大坂は、今大会準決勝で幼い頃からの憧れであるセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)との再戦を果たした。対戦前や勝利後にもセレナへの尊敬の言葉を語り、準決勝後の記者会見でセレナがいつまでプレーを続けるか分からないがと聞かれると「そんな風に言われると何だか悲しくなります。だって私は彼女にずっと現役でいて欲しいから。私の中にいる小さな子どもはそう思っています」と答えている。大坂が「女子テニスの顔」と言い続けるセレナへの圧巻の勝利。そしてメンタル的にも安定したプレーで手にした、グランドスラム4個目のタイトル。大坂の時代が到来することを期待させるなか、たくさんの若いファンのロールモデルになることについて聞かれると本人は「そうですね、以前はとても強い責任を感じていました。とても怖かったし、緊張もしていました」と明かした。「でも何年もかけて、自分らしくいることしかできないと気付いたんです。お手本にできるテニス選手たちは、他にも500人もいます。だから私みたいに、小さな子供たちに試合に来てもらって応援してもらえることは本当に光栄なことだと思います」その上で大坂は「でも同時に、今はそれが重くのしかかってくるわけではありません。私はいつも人と一緒に成長しているからだと思いますし、願わくば彼らも私と一緒に成長してくれたらうれしいですね」と笑顔を見せた。人としても大きな成長を見せる大坂の、これからの更なる活躍にも期待がかかる。
2021年02月21日
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東京五輪「数々の嘘」にまた一つ…新会長選びも透明性どころか“完全密室”で2/19(金) 日刊ゲンダイ 森前会長の「川淵指名」が白紙となった新会長選び。「透明性の高いプロセス」が求められたが、16日からの候補者検討委員会は「完全密室」で行われ、18日の理事会は検討委員会が決めた「橋本聖子」にお墨付きを与えただけ。「透明性」が聞いて呆れる、出来レースのにおいがプンプンである。■「東京は理想的な天候」 そもそも今回の東京五輪は、招致段階からインチキの積み重ねだった。立候補ファイルには、「(東京は)晴れる日が多く、かつ温暖であるため、アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候である」と明記されているが、昨今の東京は「災害的」「殺人的」な酷暑である。■「福島の状況はコントロール下にある」 招致の最終プレゼンでは当時の安倍首相が、「福島の状況はコントロール下にある」とも述べた。実際には、汚染水は港湾外にダダ漏れで「汚染水の影響は港湾内0.3平方キロメートルの範囲内で完全にブロックされている」というのも大嘘だった。そして安倍、菅の両首相に組織委員会も、「復興五輪」を世界にアピールし続けてきた。 東日本大震災の津波で大被害を受けた岩手県陸前高田市出身の菅野徳雄氏(評論家)が「冗談じゃありませんよ」とこう語る。「安倍総理の言葉もそうだが、大震災や原発事故からの復興を五輪に利用することにも、多くの被災者は怒っています。私の故郷は生まれ育った頃の面影はまったくない。たまに田舎に帰っても、どこがどうだったか見当もつきません。あれから10年です。復興が遅れ、地元民の多くは花巻や盛岡に引っ越した。福島には原発事故で故郷を失った人も多い。そんな人たちにとって復興五輪なんてとんでもない話です」■「コンパクト五輪」 嘘っぱちといえば、選手村から半径8キロ圏内に競技場の85%を配置する「コンパクト五輪」は早々に消えてしまい、当初は約7340億円だった大会経費も、2019年12月に会計検査院が公表した調査報告書と試算によれば、3兆円超になることがわかった。コロナ禍がなくてもコレである。■コロナで全世界から不信感 昨年3月24日、コロナで五輪の1年延期が決定すると、東京都の感染者が急増。ネット上では国や東京都への「不信感」が飛び交った。日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和前会長は、招致に絡む贈賄容疑でフランス当局の捜査の対象になった。 ◇ ◇ ◇ そして、密室で誕生した橋本新会長は、森前会長の秘蔵っ子で、彼女を強く推したのは菅首相と森前会長と昵懇の御手洗冨士夫組織委名誉会長(85)といわれている。 今回の人事は「嘘まみれ五輪」の極め付きではないか。そんな後始末を引き受けざるを得なかった橋本聖子さんには同情してしまうけど、せめてこのことがきっかけで女性への差別構造の変化につながることを願っている。道産子女性の底力を発揮してください。もう後には引けません。そもそも、スピードスケートは前進あるのみですし、道産子は力も根性もあるんですから。道産子とは、今では北海道生まれの人を言うことが多いですが、本来は北海道で古くから人と共に働いてきた北海道和種の馬のことです。
2021年02月19日
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橋本聖子氏、地元北海道に期待と戸惑い「自民道連会長と両立困難」2/19(金) 8:35 毎日新聞 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の新会長に18日、五輪相を務めた橋本聖子参院議員が就任した。北海道安平町出身で、夏冬計7回も出場した“五輪の申し子”登板に道内からは期待の声が上がる一方、1月に就任したばかりの自民党道連会長との兼務は困難との見方があり、道内政界には戸惑いもみられた。【山下智恵、源馬のぞみ、三沢邦彦、土谷純一】 札幌市では五輪のマラソン、競歩、サッカーの予選を実施予定。鈴木直道知事は「重責を担われることに敬意を表する。豊富な経験を生かし国民の理解を得ながら大会の成功に向け取り組むことを期待する」、札幌市の秋元克広市長も「オリンピアンとして、これまでの経験を生かし、多様性と調和といった大会の理念を世界に発信し、成功に導いていただけるものと期待している」とそれぞれコメントを出し、期待を寄せた。 ただ、橋本氏は大手養鶏業者からの現金授受疑惑を受け辞任した吉川貴盛元農相の後任として、1月14日に自民党道連会長に就任したばかり。党公認候補の擁立を見送った4月25日投開票される衆院道2区補選や、その後の衆院選に向けた体制立て直しのかじ取りを期待されていた。 橋本氏は議員辞職するかどうかは明言していないが、不偏不党の観点から自民党からの離党を求められる可能性もあり、その場合は道連会長職も辞任する必要がある。さらに辞任しない場合も組織委会長と道連会長との両立は難しいとの声もあり、戸惑いを隠せない党関係者もみられた。 道連会長を巡っては、吉川氏に近い議員が武部新衆院議員を、刷新を求める議員が橋本氏を推し対立しただけに、道連内部には再度の会長選による対立再燃を懸念する声は根強く、「また、ひと山ふた山ある」(道連幹部)と固唾(かたず)をのんで推移を見守る。道連は、橋本氏が離党の意向を示した場合は役員会を招集し、善後策を協議するとしている。 ◇「選手の気持ち理解」 橋本氏は2006年、不適正経理問題で揺れた日本スケート連盟の会長に就任し、改革を進めた。母校・駒大苫小牧高のスピードスケート部で監督を務める田畑真紀さんは「何度も困難を乗り越えてきた方。(会長選出には)いろいろと問題はあったが適任」と述べた。田畑さんは冬季五輪5大会に出場しており、「(橋本さんは)憧れの方。競技のアドバイスもいただき、選手の気持ちを理解して支えてくれると思う」と期待した。 小学校時代から橋本氏を知る道スケート連盟の新保実専務理事は「選手として五輪出場を重ね、組織委員会の会長まで務めるのは持って生まれたもの。体にだけは気をつけて会長職を務めてほしい」と気遣った。 道スポーツ協会の坂本和彦専務理事は「大臣を辞めるのは残念だが、スポーツマンと議員の経験を生かして頑張っていただきたい」と話した。 一方で注文も。森喜朗前会長の辞任を求め、今月11日に札幌市で抗議活動を行った市民団体「女も男も共に生きる社会をめざす会」の井上敦子世話人代表は「会長が女性になったのは良いことだが、選ばれる過程は不透明だった。しっかりと人権意識を持っていただき、今後は民主的で透明性のある会長の姿が見たい」と話した。スケート選手として現役の頃から応援してきたので、本当に複雑な気分だ。でも、こうなったからには、潔く堂々と全力を尽くしてほしいと願うばかりだ。
2021年02月19日
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「しゃぼん玉」乃南アサ 新潮文庫内容(「BOOK」データベースより)女性や老人だけを狙った通り魔や強盗傷害を繰り返し、自暴自棄な逃避行を続けていた伊豆見翔人は、宮崎県の山深い村で、老婆と出会った。翔人を彼女の孫と勘違いした村人たちは、あれこれと世話を焼き、山仕事や祭りの準備にもかり出すようになった。卑劣な狂犬、翔人の自堕落で猛り狂った心を村人たちは優しく包み込むのだが…。涙なくしては読めない心理サスペンス感動の傑作。またまた乃南アサの本。これは、リンクしているk-nanaさんが紹介してくれたのだが、探したら夫の本棚にあった。これもなかなかよくできている作品だ。彼女は本当によく調べながら書いていると感心するし、サスペンス仕立てなのと登場人物それぞれの描写が明確なので、物語の中に引き込まれてしまう。この作品をどのように読むのかは、その人の経験や年齢、育った環境によって随分違うのではないかと思うが、きっとそれぞれに色々なことを感じて心に響くのではないだろうか。今調べたら、映画化もされていたのですね。「しゃぼん玉」
2021年02月17日
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2月12日(金) 久しぶりに友人の家でおしゃべり。 森氏の女性差別失言問題で、話は尽きない。 2月13日(土) しばらく息子の家の方に行っていないのだが、天気が悪くないので行こうかと都合を聞くと、 「雪も多いのでこちらから行きます」とのこと。 息子たちも、高齢になった夫の冬道運転を心配しているらしい。 孫が好きなお寿司やピザをテイクアウトして、遅めの昼食。2月15日(月) 夫の姉二人と姪が来るので、夫は蕎麦づくり、私は煮物や大量の天婦羅づくり。 義姉達は、90歳前後だがほぼ一人暮らし状態。 自分の身の回りのことや食事など、すべて自分でやっている。 本当にしっかりしていると感心する。 大量に天婦羅や煮物を作るのは、この二人や姪におみやげに持たせるため。 しかし、かつては大人数で集まったけれど、昨年長姉も亡くなり寂しくなった。 元気に集まれることを感謝しなければ。 それでも、人が来るために食べ物を用意するのは、やはり億劫でもある。 みんなを見送ると、「ああ、やれやれ、お仕事終了」という気分である。
2021年02月16日
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昨夜の地震の時は、すでに布団に入っていたが細かい「ガタガタ…」という振動で起き上がった。地震だろうとは思ったが、少し長めの細かい揺れだったので、「多分、遠いな…」と思いながらタブレットで確認。この時間で震度6は、避難するにも大変だろうと思いながら、あの地域は大震災の経験があるから、建物の耐震強度も高くなっているだろうし、避難訓練もやっているだろうから大丈夫かもと、希望的な願いのままに就寝した。あまり被害が広がらないようにと願うし、10年前の大地震だろうの余震と聞いて、まだまだこの状態は続くのかもしれないとガックリする気持ちである。地震はある、コロナはまだ収まっていないし、フクシマだって決して収束していないこの日本に、世界からのアスリートをお迎えする資格があるのだろうか。宮城、福島で震度6強 東北、関東で71人けが 2/14(日) 6:52 テレ朝宮城、福島の停電は約320戸 東北電管内、最大9万戸超2/14(日) 9:06 毎日新聞 東北電力ネットワークによると、東北6県と新潟県を管轄する同電力管内では13日午後11時15分ごろ、岩手、宮城、福島、新潟の4県で最大9万1897戸が停電した。14日午前8時15分現在、宮城、福島両県で計約320戸の停電が続いているという。(後略)福島沖地震、宮城・福島などで97人が負傷…常磐道で土砂崩れ2/14(日) 9:00 読売 13日午後11時7分、福島県沖を震源として発生した地震は、14日午前8時現在、読売新聞のまとめでは、宮城県で37人、福島県で49人、茨城県、栃木県でそれぞれ3人など、計97人が負傷した。 福島県相馬市の常磐道相馬ICから北3キロの地点では、大規模な土砂崩れが起き、土砂が上下線をふさいだ。現場には、ショベルカー数台が出動し、土砂の撤去作業を進めている。 建物の被害は、福島県内で住宅の一部が崩れるなど計30棟が被害を受けた。火災は、消防庁のまとめによると、宮城県内で仙台市と塩竈市で火災が発生したが、鎮火した。
2021年02月14日
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時間の問題だとは思っていたけど、森氏が辞任し川渕氏が後任になるらしい。川渕氏個人には嫌な印象はないし、立派な人だろうとは思うけど、森さん同様ご高齢。さらに、森氏を気遣ってだろうけど「相談役に…」なんて言っているようじゃ、体質はそのままだろう。それについては、有森さんが言っている通りだと思う。男尊女卑の感覚や刷り込まれたジェンダー意識は、根深いものなので一気に変えられるとは思わないが、せめて組織や制度での男女差別がなくなるきっかけになってほしいと願っている。つまり、オリンピック委員会は勿論だが、各種の組織や委員会での男女の数を平等にしてほしい。「女性の発言に時間制限を」のような発言がまかり通るなんて、論外である。私の体験では、発言時間が長いのは概して男性だし、現状で女性が発言する時は「意義あり」のことが多いので、必死に男性の方々を説得しようとするから簡単ではない。ほとんどが根回しで終わっているような会議では、根回し対象は男性であることがほとんどで、女性が根回し対象になっているとは思えない。まあ、根回しが良いとは思っていないし、必要なことは会議でしなくてはならないと思うので、万一にでも私が根回しされそうになったら「それは会議で話しましょう」というだろうけど。 医大入試で女性の試験結果が底下げ(?)なんて、話にならない。とにかく、男性も危機感を持って男女平等を考えるきっかけになったとしたら、森氏の功績と認めよう。有森裕子さん警告 森氏辞意「会長交代だけでは同じこと起きる」毎日新聞2021年2月11日森喜朗氏辞任へ 「許容できぬ」「批判に違和感」アスリート反応2/11(木) 毎日新聞森組織委会長辞任…泣きのお願い、川淵氏が後任決定的「人生最後の大役」2/12(金)スポニチ菅首相、混乱収拾に動かず 政権運営に打撃 森会長辞意2/12(金) 時事通信女性が輝くことのできる環境づくりに真摯に取り組む-室伏長官2/6(土)
2021年02月12日
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森氏「腹は決まった」 女性発言問題 会長辞任か、12日説明 五輪組織委の懇談会で2/11(木) 5:01 北國新聞 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)は10日、北國新聞社の取材に応じ、日本オリンピック委員会(JOC)の女性理事をめぐる発言で、会長辞任を求める声が出ていることについて「私の腹は決まっている。12日に皆さんにしっかり話したい」と述べ、12日に開かれる組織委の会合で自らの進退を明らかにする考えを示した。森氏はかねて「東京五輪を前に進めるためなら、自分はいつ辞めてもいい」と話しており、辞任する方向とみられる 組織委は10日、12日に「評議員会・理事会合同懇談会」を開くと発表した。森氏の発言について理事、評議員が対応を協議する予定で、森氏はその場に出席し、自らの進退について説明するとみられる。 森氏の発言をめぐっては、4日に自身が会見し、発言を撤回、謝罪したが、その後も批判は収まらず、国内外に波紋が広がっていた。10日にはスポンサー企業や与党内からも厳しい声が上がり、公明党の山口那津男代表は「出処進退は森氏本人が判断すべきものだ」と述べた。 森氏は4日の会見後、北國新聞社の取材に対し、「本当はきょう辞めようと思っていたが、組織委の幹部に『会長、いけません』と止められたので思いとどまった。私がやるべきことはほぼやり終えた。私が会長でいることが五輪を進める上で阻害要因になるのなら、淡々と身を引くつもりだ」と語っていた。森氏のカチコチの頭は変えようもないと思っているし、彼はとても正直な人なのだろう。きっと、自分が獲得してきたコネやカネなどを駆使しながら政治家として首相まで上り詰め、今はその方法や首相としてパワーアップしたネットワークを駆使して、後輩や友人知人の面倒を見たり、お国のために一肌脱ごうと頑張ってきたご老人だと思っている。だから私は、そのような彼の力を借りた形で物事を進め、お世話になった人だからとはっきりものを言えないような政治家社会や、それを支えている日本社会に腹を立てている。最初は彼の発言に頭に来ていた私も、それ以後のマスコミの論調や、寄ってたかって彼を非難する空気にも嫌悪感を覚えた来た。日本社会は昔からそうだったのかもしれないが、公然と誰かを批判できる空気になると、寄ってたかってその人を血祭りにあげる。それは、「いじめの構造」と同じである。今回のことも、最初は「世界に日本の恥をさらした」ととても恥ずかしく思ったけれど、考えてみればこのような形でなければ日本が美辞麗句で胡麻化してきた部分が顕在化はしなかった。その意味では、この機会をチャンスとして、日本社会の男女同権、男女平等、男女共同参画を推進する力になってほしい。森氏は、日本社会のジェンダーギャップ&女性への偏見や差別を象徴する存在だ。その彼が辞めて一件落着では困るのだ。ここは恥ずかしいのを我慢して、森氏には会長に居座り続けてもらった方がいいんじゃないかと思ったりする。日本が構造的に変わることが出来るのは、外圧でしかないような気がする。つまり、明治維新の時の「黒船」である。黒船には、もっと日本を脅かしてほしいと思う。
2021年02月11日
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「登校拒否・不登校ー親たちのあゆみー」■内容紹介■不登校になった子どもを受けとめられず揺れる親たち子どもと向き合い、自分と向き合い、登校拒否・不登校の子どもの親を生きる。もうひとつの当事者たちの出会いの物語。あの日の涙が希望の笑顔に変わるまで。子どもが学校に行かなくなったとき、親の気持ちも揺れるのです。子どもたちのメッセージを受けとめようと、いっぱい揺れて新しい生き方に踏み出せたのも、登校拒否・不登校を選んだ子どもたちからの大切なプレゼントかもしれません。■もくじ■はじめにわが子の登校拒否・不登校親と子の葛藤親の会に出会って全国のつどいにつながって学校に希望を当事者の声を聴く「手記」が描く生いのち命の「すがた・かたち」に寄せて登校拒否問題の現状と課題あとがき■著者略歴■登校拒否・不登校問題全国連絡会25年のあゆみ編集委員会1995年1月、阪神・淡路大震災直後の大阪で生まれた親たちの自主的なつどい「登校拒否・不登校問題全国連絡会」の25年の記録をまとめるためにつくられた全国の親たちによる編集委員会。「登校拒否・不登校問題 全国連絡会」は毎年全国大会を開催していますが、北海道では2006年に定山渓で全国大会が開催されました。その時には、私も実行委員として参加しました。そのご縁がずっと続いていた仲間がいて、その人からこの本を紹介されました。不登校や登校拒否になった子を持つ親の会は、全国に沢山あのますが、この連絡会の特徴は「子どもたちを中心にして、親や支援者、教師など」が語り合うネットワークなのです。多くの親は、子どもが不登校になった時に学校に相談することから始めるのが一般的ですが、その過程で学校が頼りにならなかったり、時には親子で責められたりして、学校と闘うような形になることがある。特にいじめなどに端を発する時には、守りに入ってしまいがちな学校や教育委員会が敵になることも多い。本当は、学校や教師も悩んでいたり苦しんでいたりするのに、どうしても仲間になりにくい関係となりやすいのです。親の会のネットワークもこの連絡会だけではありません。親子が不登校で苦しむことから早く脱却するために、学校教育から距離をとることもある。できるだけ早くに学校教育から縁を切り、別の形での子どもの学びや育ちを保障する方が親子の傷も深くならずに後遺症もないということも一つの考え方。私はどちらかというと、学校があてにならないと感じた時には学校を切り捨てた方がいいと思う方が多い。ただし、あくまでもそれぞれの状況によるし、学校を諦められないのが一般的なので、それを勧めているわけではない。「学校から離れたっていいんだよ。今は別の方法が色々あるよ」という感じなのです。そんな私にとっては、この連絡会のスタンスは希望です。一番大切なのは、学校が子どもにとって安心して楽しく通える場所になること。そのためには、学校の教職員に親や子どもの気持ちを理解してもらうこと。だから、この連絡会にはこれからも頑張ってほしいと願っています。さて、この本の感想である。ここには、連絡会に関わってきた親や教職員や支援者の体験記が載せられている。読みながら、何度も私の知っている親や子ども達の顔が浮かんできた。そして、プロセスは違っても、子どもが不登校になった時の親の心理的なプロセスには共通するものがあると感じた。それは今までも感じていたことだが、このように何編もの体験記を読むとそれが明確になった。ここに載せられているのは、体験記を書ける状態になった人たちだ。つまり、不登校や登校拒否で苦しんだりした人たちが、その日々を冷静に穏やかに振り返られるようになっている。しかし、同じような体験をしても、なかなか乗り越えられずに引きずり、さらに悪循環や不運が重なり、時にはニュースになるような事件につながることもある。その違いはなんなのだろうか。私は、そのポイントがこの体験記の中に見え隠れするような気がする。この本は、現在、わが子の不登校で悩んでいる人たちに読んでもらいたい。今の苦しみを乗り越えるヒントがたくさんあるし、何よりも先の見通しが立つのではないか。25年間、この連絡会を続けてきた多くの世話人の方々に、心からの感謝と敬意を表したい。
2021年02月09日
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「森喜朗氏は会長の座を降りないかも」と英紙が分析 理由は「恥」を感じていないから…中日スポーツ 2/8(月) 13:16 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)は「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかる」と発言し、辞任も否定。英紙フィナンシャル・タイムズは、7日までに「東京五輪会長の国家的な性差別主義の恥」と見出しを打ち、分析した。 「世論は非難ごうごうでも、森会長は最終的に会長の座を降りないかもしれない。その理由は、国家的規模で報じられている“恥”を、彼自身は個人的に感じていないと思われるからだ。問題は『恭順と長寿礼賛』に守られた環境下で、根底に性差別主義が存在していることだ」 森会長が「面白おかしくしたいから聞いてるんだろ」と逆ギレした謝罪会見などから、同紙は「彼は自分自身の信念を曲げたわけではない。信念を公の場で声高にしゃべったことを“後悔”しているだけだ」と推測し、「この馬耳東風ぶりは、彼より小さな権力の男でさえほとんど反論されることがないという、日本の男性社会にこびりついている“恭順のまゆ”の産物だと見る向きもあれば、日本語の『クウキヨメナイ』そのものだと言う人々もいる。要は、彼の発言は人格というよりもマナーや外交術不全の発露なのだろう」と報じた。 また、同紙は日本のソーシャルメディアで「恥」という単語が飛び交っている一方、日本の権力構造では、一線を越えた権力者を排除し、自浄作用を働かせることはできないと指摘。さらに「今回の問題を国際メディアが即座に、かつ大々的に取り上げていると知った日本の人々は恥ずかしがり、後ろ指を指される人物が日本を代表する存在となっていることに困惑している」と、同情して伝えた。ホントに恥ずかしいけどご指摘の通りでしょう。「恭順のまゆ」という言い方は、知らなかった。それにしても、これは日本の男性が笑われているのですよ。女性が怒るのは当然だけど、男性にももっと怒ってほしい。
2021年02月08日
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このところ、手当たり次第に本を読む日が続いている。忘れないように記録しておこう。まずは友人から借りた本。「とむらい屋颯太」梶よう子弔いは、死人のためにするんじゃない。残されたもののためにするんだ!「人の死で飯を食う。それがあっしの生業」江戸の新鳥越町二丁目に「とむらい屋」はあった。葬儀の段取りをする颯太、棺桶づくり職人の勝蔵、雑用の寛次郎、死者に化粧を施すおちえ、そして渡りの坊主の道俊。色恋心中、死産、貧困、自死、火事。さまざまな亡くなり方に対応していくとむらい屋の仲間。時に水死体を見るのが苦手な医者、巧先生や奉行所の韮崎宗十郎の力を借り、人の死を見つめる。十一歳の時、弔いを生業にすると心に決めた颯太。そのきっかけとなった出来事とは?江戸時代の葬儀と死を生々しく描いた弔いの時代小説。<とむらい屋で働く人々と仲間たち>颯太:新鳥越町二丁目の弔い扱う葬儀屋の店主十一歳で葬儀屋になると決めるおちえ:母を颯太に弔ってもらって以降居座るおせっかい勝蔵:早桶職人。初めての棺桶は妻のものだった道俊:寺に属さない渡りの坊主巧重三郎:水死体を見るのが苦手な医者韮崎宗十郎:南町奉行所の定町廻り同心【目次】第一章 赤茶のしごき第二章 幼なじみ第三章 へその緒第四章 儒者ふたり第五章 三つの殻第六章 火屋の華「いつか陽のあたる場所で 」(新潮文庫) 乃南アサ小森谷芭子29歳、江口綾香41歳。ふたりにはそれぞれ暗い過去があった。絶対に人に知られてはならない過去。ふたりは下町の谷中で新しい人生を歩み始めた。息詰まる緊張の日々の中、仕事を覚え、人情に触れ、少しずつ喜びや笑いが出はじめた頃―。綾香が魚屋さんに恋してしまった!心理描写・人物造形の達人が女の友情に斬り込んだ大注目の新シリーズ。ズッコケ新米巡査のアイツも登場。乃南アサさんの単行本を夫が持っていた。夫はかつて保護司をしていたので、その頃に読んだらしい。乃南さんはきっと、作品を書く時には十分に色々と調べているのだろう。シリーズもののようで、まだ何冊かあるのでそのうち読もうと思う。
2021年02月08日
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昨日のブログで、「絶望的に安倍氏の罪は重い。」と書いたのだが、その思いを説得的に代弁してくれる記事を見つけたのでコピーしておく。安倍政権の“罪”を振り返る …「責任」は軽くなり「政治の言葉」は信頼を失った文春オンライン 2021年02月02日 菊池 正史 歴史的な出来事の「功」と「罪」は、明確な境界線に隔てられて存在するものではない。例えば、吉田茂元首相が果たし得たサンフランシスコ平和条約締結というレガシーには、アメリカ支配からの脱却を半永久的に果たし得ないという負の遺産がつきまとう。戦争という「罪」からも、教訓を引き出せば、後世への「功」となるだろう。 つまり、「功罪」は常に表裏一体だし、後世の評価も両義的だ。したがって、「功」と一体化している「罪」の検証なくして、教訓を引き出すことは不可能なのだ。 ところが最近では権力への批判を嫌う空気が醸成されている。これが、安倍長期政権を実現した原因でもある。様々な問題も抱えるが、「最長政権」という結果だけは否定しようのない歴史として後世に残る。 もちろん、ここには大きな成果もあった。わずか1年で内閣が交替していた時期に比べれば、長期的な視野で日米同盟を強化し、いわゆる「地球儀を俯瞰する外交」を展開して、国際的なプレゼンスを回復したといっていい。「アベノミクス」と呼ばれた経済政策が、この「長期化」を支えたことは間違いない。金融緩和で、円安、株高となり、企業業績と雇用が改善した。大企業を潤し、国民には「目先の食」を確保した。民主党政権時代は企業が円高、株安で苦しみ、雇用状況も悪化していただけに、「アベノミクス」は大きな求心力となった。安倍政権下での‟官邸主導“の確立 もう1つの要因は「官邸主導」の確立だ。そもそも小選挙区制度によって、国会議員のチルドレン化が進んでいた。自民党は、2度にわたる野党転落を経験し、党内抗争、足並みの乱れに極度に臆病になっていた。沈黙する議員が増え、すでに「一強」の素地はできあがっていた。 最後の抵抗勢力となり得る存在が官僚だった。「官邸主導」の政策も官僚組織なくしては実現しない。しかし、省益、既得権を優先し、縄張り意識や前例に縛られるという弊害が、しばしばそれを阻んだ。そこに楔を打ち込もうと、安倍政権は2014年に幹部職員の人事を一元管理する「内閣人事局」を発足させた。狙い通り、人事を握られた官僚のほとんどが「安倍官邸」に逆らえなくなった。 さらに、重用された「官邸官僚」が、各省庁への意思伝達を徹底した。「仲間を決して怒らない、捨てない、裏切らない」という安倍の人柄に、この“側用人”たちは心酔していた。お互い横の関係がぎくしゃくしても、安倍との縦の関係が太いパイプとなって結束し、「安倍官邸」のガバナンスを強化していた。常に「バラバラ」と批判された民主党政権とは対照的だった。 しかし、アベノミクスには、官邸官僚の1人でさえ「怖い」と言うほどの危険性がつきまとう。正規雇用が増えた以上に、非正規が増えた。実質賃金は伸びず、新型コロナウイルスが拡大する前の7年間で、個人消費の成長率は0.04%とほぼゼロ成長。GDP成長率も平均0.9%と目標を大きく下回り、先進国の中でも低い。 日銀による金融政策は、新規需要を喚起できていないという点で限界が見えている。それでも金融緩和は止められない。出口戦略はまったく見えない。 それどころか、新型コロナウイルスへの対策が、異次元金融緩和と積極財政に拍車をかけている。消費税率を2回アップしたにもかかわらず、国債残高は増え続け、21年3月末には1000兆円に迫る見通しだ。 ハイパーインフレを起こさないためにも、日銀は国債を買い続けなければならない。これは日銀による国債の直接引き受けであり、放漫財政となる、事実上の「財政ファイナンス」だと批判されている。異次元緩和に支えられた積極財政は、もはや歴史にも、教科書にもない未知の世界に国民を導き、不測のリスクは全て将来の世代に背負わせることになるのだ。 さらに「官邸主導」が官僚たちの「悪質な忖度」につながったという不信感も広がった。安倍昭恵夫人が名誉校長をしていた森友学園への格安な国有地売却の問題をめぐって、安倍は、「私や妻が関係していれば、間違いなく総理大臣も国会議員も辞める」と断言した。その後、財務省による決裁文書の改ざんが始まったのだ。 昭恵夫人が国有地を訪問した際、「いい土地ですから、前に進めてください」と述べたという籠池泰典理事長(当時)の発言や、「安倍首相夫人が森友学園に訪問した際に、学園の教育方針に感涙した」という新聞社のインターネット記事があったという記述などが削除されたのだ。ここに安倍夫妻の関与を隠蔽しようとする「忖度」があったと思うのは、決して邪推とはいえまい。「関係」という言葉が持つ意味 それでも安倍は、「関係」がないと言い続けた。国会で森友学園との「関係」を追及されるうちに、「関係」という言葉の意味を、「何か便宜を与える意味における関与」と矮小化した。意図的に便宜を与えていなければ、「関係」という概念にあたらないという認識だが、これは良識的な人々が考える「関係」の意味と、あまりにもかけ離れているのではないか。 この「関係」が許されるなら、「私は便宜を与える意思はなかった」と言えば、側近の忖度を利用したあらゆる利益供与が許される。これは政治の言葉の廃頽(はいたい)だ。 安倍政権において政治の言葉は軽くなり、時に意味を歪められ、信頼を失った。安倍は「拉致問題を解決する決意」を繰り返し強調してきた。これも大きな求心力となっていたわけだが、結局、成果はなかったと言っていい。北方領土問題もそうだ。「必ずや終止符を打つ」と言い続けたが進展しなかった。安倍の「決意」という言葉は、単なる努力目標に堕していた。「できない約束はするな。約束したら必ず果たせ」とは田中角栄元首相の言葉だ。かつては、それが政治的リーダーの矜持であり、マナーだったはずだ。 また安倍政権では多くのスローガンが乱れ飛んだ。「地方創生」、「女性活躍」、「一億総活躍」、「人づくり革命」などなど、誰もが認める成果がないまま、矢継ぎ早に発信された。政治の言葉が、「やっている感」のツールになってしまったのだ。ある官邸官僚は、「やっている感が大事だ」と堂々と叫んでいたというのだから笑えない喜劇のようだ。「責任」という言葉の軽さ さらに安倍は、閣僚が不祥事で辞任する度に「任命責任は私にあります」と繰り返した。最後は法秩序を司る法務大臣に任命した河井克行が買収の疑いで逮捕・起訴されるという前代未聞の事態に至った。 それでも「任命したのは私であります。責任を痛感しております」で済ませてしまう安倍の「責任」はあまりにも軽い。「責任を取って腹を切る」という、武士道の伝統的な精神はどこへ行ってしまったのか。 この美意識を失っているならば、「美しい国」や「日本を、取り戻す。」といった安倍のスローガンは鴻毛の如く軽い。そして、そうであるならば、是非、歴史から吹き飛んで消えてほしい。 なぜなら、次世代を担う子供たちに、「悪いことをしたら、責任は私にありますと言い続けろ。そのうち世間は忘れてくれる」と教育できるはずがないからだ。 行動を伴わず形骸化された言葉もある。国論を二分した特定秘密保護法について、各社の世論調査で説明不足が指摘されると、安倍は「もっともっと丁寧に時間をとって説明すべきだったと反省しております」と述べた。同じく集団的自衛権の憲法解釈を変更して安保法制を成立させた際も、「丁寧に説明する努力を続けていきたい」と述べた。 ところが、「丁寧」、「反省」、「説明」と繰り返したものの、野党との応酬になると安倍の野次はひどかった。農相への献金問題を追及された際は「日教組どうすんだ」(2015年2月19日)と事実誤認の発言。閣僚答弁の誤りを指摘されれば「まあいいじゃん。そういうことは」(同年8月21日)と投げやりな暴言。「早く質問しろよ」(同年5月28日)、「意味のない質問だよ」(20年2月12日)と品格を欠いた野次を浴びせた。国権の最高機関における言葉の品性を破壊し、「幼稚さ」を跋扈させた安倍の「罪」はあまりにも重い。 理性を尊重し、品性や教養を修得する「立派な大人」への知的鍛錬は、凡庸なる人間にとっては辛いし耐えられないものだ。 言葉に縛られたくない。論理的思考は面倒だ。責任も取りたくないし、自分を責める勢力は潰したい。そんな粗野で稚拙な人間の「負の本性」を、安倍の言葉は肯定しているように見えた。「易き権力」との一体化による「強さ」「人は易きに流れる」ということを、安倍は本能的に理解して利用したのか、それとも、安倍自身が自覚することなく「負の本性」に支配されていたのかはわからない。 いずれにせよ、その「易き権力」は、わかりやすい。 爽快感も漂う。「理屈を言うな。政治決断だ」という、ある意味での「強さ」を印象づける。この「易き権力」と一体化し、その「強さ」に陶酔していた人も多かったのではないか。 そうなれば、自ずと権力への警戒心はなくなる。権力の暴走で300万以上の国民が犠牲となった戦争から75年が過ぎ、戦争体験も忘却の彼方へと消え行く中で、「権力は失敗する可能性がある」という教訓が失われつつあるのだ。「権力の失敗」に巻き込まれた「戦後」の人々は、強すぎる権力と、それによって言葉の意味が歪められることを警戒した。 なぜなら彼らは、「全滅」が「玉砕」、「戦死」が「散華」、「撤退」が「転進」とごまかされ、「批判する時ではない。進め一億火の玉だ」という「強さ」に圧(お)されているうちに国が崩壊したことを、忘れなかったからだ。戦後、「平等」や「豊かさ」、「反戦」を求めて、権力と対峙した運動の根っこはここにあった。「戦後」の政治も、対立を和らげ調整することに軸足を置いた。 池田勇人元首相の「寛容と忍耐」という言葉や、「権力の魔性を自戒せよ」と政治家の独善を戒めた中曽根康弘元首相の言葉が象徴的だ。 その「戦後の精神」が衰退し、安倍長期政権を実現した「新たな戦後」が始まろうとしている。 そこでは「平等」や「妥協」を「偽善」、「反戦」や「抑制」を「弱腰」、「思考」や「論理」を「屁理屈」と受け止める人が増えた。彼らにとって、権力の「横暴」は「強さ」であり、「狡知」は「知恵」であり、「批判」はすべて「印象操作」となる。 価値観が倒錯し、その倒錯が常識になりつつある。だからこそ、安倍に歪められた言葉が歓迎され、差別主義的な発言を繰り返す政治家も許されるのだ。「新たな戦後」とコロナで見えた実態 この「新たな戦後」をリードしたかに見えた安倍政権は、新型コロナウイルスという予想もしなかった敵の攻撃にさらされた。今のところ、世界的に見れば死亡率や、経済的ダメージの程度も低く抑えられている。10月に発表された新型コロナ対応・民間臨調の報告書も、「他国に恥じない結果を出した」と評価している。 一方で、「泥縄だったけど、結果オーライ」という官邸スタッフの言葉を引き合いに、多くの「危うさ」も浮き彫りになったと指摘している。 実際に、安倍政権は、入国制限や緊急事態宣言、PCR検査拡充への対応が遅れ、10万円の特別定額給付金をめぐる対応も二転三転するなど、「強いイメージ」とかけ離れた、危機管理に「弱い実態」を露呈した。 安倍が言葉を無意味化して演出した「強さ」は、その演出に太刀打ちできない野党や、陶酔する人間には効果があっても、演出の通じないウイルスには無力だったということだ。 ウイルスとの戦いはもちろん、中国や北朝鮮による危機を言うのであれば、その「弱さ」を検証し、克服し、戦略を学ばなければならない。 報告書が最後に強調した「学ぶことを学ぶ責任」は、言葉の力をもってしか果たし得ない。言葉へのこだわりと責任を取り戻すしかないということを再認識することこそが、安倍政権からの教訓であろう。この教訓を、まず私たちがちゃんと理解しなくてはいけない。今の菅政権の惨状は、間違いなくこの流れの中にある。昨日は、菅首相の長男の違法接待問題が明らかになった。安倍氏の逃げ方を学んだ菅氏は、無責任に逃げる方法しか知らないのだろう。菅首相の長男が総務省幹部を「違法接待」 背景に長男所属の東北新社と首相の特別な関係! しかし菅は国会で「プライバシーの問題」と…2021.02.05 12:50 リテラ
2021年02月06日
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前時代的感覚で暴言・失言癖のある森氏が、なぜオリパラ組織委員会の会長になったのか不思議だったが、下記の記事で「そんないきさつがあったのか」と思った。女性差別の森喜朗が辞任どころか逆ギレ会見 こんな男がなぜ五輪組織委会長? 子分の安倍前首相による人事ゴリ押しの舞台裏2021.02.04 リテラ絶望的に安倍氏の罪は重い。それにしても、他の委員はなにしてるんだかと探すと何思うJOC山下泰裕会長、森喜朗会長の発言に沈黙貫く2/4(木) 20:12ハッキリ言って、それではあなたも同罪です。小池東京都知事 森会長発言に「大変困惑している」2/4(木) 毎日困惑だけですか?ラグビー協会初の女性理事「私のことだ」 森氏の発言に2/4(木) 20:08貴女のことだけではないでしょうけど。山口香理事、森喜朗氏発言に「JOCが発言を是認していると受け取られる」と遺憾2/5(金) 7:00 スポーツ報知この方の毅然としたまっとうな発言に救われる気持ちだ。森喜朗会長の“自爆”、「ヤバすぎる発言」連発に国内外から批判殺到…! 現代ビジネス欧州議員、森氏は「お黙りなさい」 発言の謝罪、海外メディアも注視2/5(金) 7:07 時事通信世界に恥をさらしたことで日本社会へのバッシングが起きれば、外圧で少し変化が起きるかもしれない。変化のきっかけになってくれたら、森氏の功績になるのか?【追記】JOCの評議員、女性は63人中たった1人だけ。森喜朗会長の性差別発言が「見過ごされる」組織の問題点 問題の発言があった際、評議員から「笑い声」が上がったという。森会長個人の意識だけではなく、性差別が「見過ごされる」ような組織にも問題がある。東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長が「女性がたくさん入っている会議は時間かかる」と発言した問題。本人は2月4日に発言を謝罪・撤回したが、会見の内容も波紋を呼び、批判がおさまる様子はない。報道によると、日本オリンピック委員会(JOC)での臨時評議員会で問題の発言があった際、周囲から「笑い声」が上がったという。JOCによると、評議員は全部で63人。そのうち、女性は1人しかいない。バルセロナオリンピック・柔道女子52キロ級の銀メダリストで、現在は全日本柔道連盟(全柔連)の評議員を務める溝口紀子さんは、「JOCの評議員会も『女性役員の目標割合を40%以上』にすべき」と指摘する。なぜ「女性は話が長い」発言をしたのか森会長が問題の発言をしたのは、JOCの臨時評議員会だ。「女性を必ずしも数を増やしていく場合は、発言の時間をある程度、規制をしていかないとなかなか終わらないで困る」と述べたという。この発言は、JOCが掲げる目標である「女性理事の割合40%以上」を念頭に置いたものだ。「特に山下さん(JOCの山下泰裕会長)の時は、JOCの理事会の理事をかなり削って女性の枠を増やさないといけないということで大変苦労したと言っておられて。理事の中でも反対があったり大変だったのを、なんとかここまでこぎ着けましたという苦労話を聞きましたから」4日の謝罪会見で森会長は、このように弁明した。どの競技団体かは明かさなかったが、競技団体の関係者から「女性が多いと話が長い」という話を「よく聞いた」と主張した。評議員会のメンバーから「笑い声」が上がった朝日新聞デジタルは、森会長が発言した際、JOCの評議員会メンバーから「笑い声」が上がったと伝えている。現在、JOCの女性理事は25人中5人(20人)。目標の40%には届いておらず、さらに評議員に目を向けると、全63人の評議員のうち、女性は1人しかいない。(JOCによると、当日は会場に18人、オンラインで33人、合計51人が出席していたという。)森会長個人の意識だけではなく、性差別が「見過ごされる」ような組織的な構造にも問題があるといえるだろう。溝口紀子さんはハフポスト日本版の取材に対し、「理事会だけでなく、評議会も『女性役員の目標割合を40%以上』にすべきでしょう」と指摘する。「理事を選任する組織である評議会では女性1名のみです。これでは女性理事を登用したくても数で圧倒的に不利な状況です。私としては、最近の傾向では、女性の出場人数の増加、メダルの数も男子より増加している現状を鑑みると50%でも良いのではないかと思います」なぜ「女性理事40%」の目標が掲げられたのかJOCが掲げる「女性理事40%」は、スポーツ庁がまとめた競技団体の運営指針である「ガバナンスコード」にのっとっている。このガバナンスコードは、スポーツ界でハラスメントや公金不正などの不祥事が相次いだことを受け、導入されたものだ。溝口さんが身を置く柔道界では、2013年に日本女子代表選手が監督から暴力やパワハラを受けていたことが表面化し、大きな問題となった。「かつての全柔連は、これまで男性中心のトップのイエスマンで構成され閉塞的な『内輪のルール』のみによって運営されていました」。溝口さんはそう指摘する。「法令遵守よりも組織内の慣習や人間関係への配慮が優先され、選手選考や公金不正などガバナンスに問題があると指摘されました。現在、再発防止策として、スポーツ界ではスポーツ団体ガバナンスコードの実務的な運用がされています。とりわけ『女性理事の目標割合を40%以上』を設定することで、会議を活性化することが求められています」「自浄」できるかどうかが問われている溝口さんは、スポーツ界の組織内で活発な議論を増やし、自浄能力を高めるためには、「男女関係なく、外部有識者など、イエスマンにならず、知識、経験、見識を持った理事を登用すること」が大事だと話す。「また、議論を活性化、多様な意見を引き出し、偏重化しないファシリテーターとなるべき、トップの存在が重要です。理事や役員も就任後には、研修を受けることでガバナンス能力の研鑽に励むことも組織改革として重要だと思います」「『沈黙は金』では自浄能力は高まりません。過去の歴史を振り返れば、モスクワボイコットなど、トップに抗うことができず、選手は政治に翻弄されてきました。また、全柔連では、相次ぐ子どもたちの柔道事故や体罰の問題が放置されてきました。ガバナンスでも『金』メダルを取れるようなJOC、風通しの良い組織になってほしいです」 ◇問題をめぐっては、日本政府や東京都をはじめ、JOC、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会に対し、森会長の処遇の検討や具体的な再発防止策を求めるオンライン署名も始まった。署名は立ち上げから1日で7万3000人に達している。森会長は発言を謝罪・撤回し、IOCは「この問題は終了した」などと幕引きを図っているが、抗議の声が収まる様子がない。JOCや組織委の今後の対応が問われている。
2021年02月05日
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楽天ブログの管理画面には、毎日のアクセスグラフがあって最初に目に入る。今朝は、そのグラフが通常の倍近くに飛び上がっていてビックリした。私のブログは、どなたが見てくれているのかわからないが、こんなに跳ね上がるのは珍しい。でも、なんだか嬉しくなるのはなぜなのだろう。読んで下さった方に、ありがとうございますとお伝えするためにこれを書いている。本当にありがとうございました。ところで、私がこのブログを始めたのは2003年の6月。早いもので今年の6月で18年が経過する。こんなに続くとは自分でもビックリなのだが、あと18年経つと私は88歳だ。生きているかどうかもわからないし、生きていてもブログを続けているかどうかはさらに怪しい。そう思うと、今日、こうして書けることがありがたいと思う。17年前から、何人もの方とブログでのお知り合いになった。お気に入りに登録した人は、ほとんどそのまま残しているのだが、随分更新されていない人が何人もいる。個人的なつきあいは殆どないので、その人たちがご健在なのかどうかもわからない。時々確認して、すでにそのブログが消えている人は削除するのだが、そのままの人はそのうち再開されるかと期待している。もしも私が突然死したら、そのまま更新されずに放置されるのだなと思い、その時のために誰かに頼もうとは思っている。しかし、突然死となればそれも間に合わないかもしれない。そんなことを現実的に考えてしまった。このブログを始めるきっかけになった人は、慶應通信生の後輩だったがどうされているだろう。子育てと学業との両立に大変な状態だったと思うが、卒業されただろうか。そんなことを思う朝でした。
2021年02月05日
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森喜朗氏、会長辞任の可能性に言及 「女性が…」発言の波紋拡大で2/4(木) 10:05 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が3日の日本オリンピック委員会(JOC)評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」と発言した問題を巡り、森会長は4日、毎日新聞の取材に応じ、「女性を蔑視する意図は全くなかった」と釈明した。そのうえで森会長は自身の去就に触れ、「責任を果たさなければならないと思っているが、辞任を求める声が強くなれば、辞めざるを得ないかもしれない」と、辞任の可能性に言及した。(後略)そもそもこの人が東京オリパラ組織委員会会長になったこと自体がおかしい。いやいや、そもそもオリンピック招致のプレゼンで安倍首相が「フクシマは完全にアンダーコントロールされている」なんて言った時から暗雲は垂れこめたのだ。その後も何度も何度もケチが続き、とうとうこれでとどめになるんじゃないか?それにしても、この人の失言・迷言はどのくらいあるのかと検索したら、次のサイトを見つけた。S川話「森元首相、失言集」2010年09月28日私が知らなかったのもあるが、今から10年前のブログ記事なので、そのごはどのくらいあるかな。これだけ並べられると、なぜあの人が今の役職についているのかいよいよ謎だ。
2021年02月04日
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国軍支配、10年で復活 長期化の可能性 ミャンマー2/2(火) 産経 【バンコク時事】ミャンマー国軍は1日、国会の招集日に合わせてクーデターを敢行し、ミン・アウン・フライン総司令官が立法、行政、司法の権限を掌握した。 ミャンマーでは半世紀以上続いた国軍主導の体制から2011年に民政移管が完了したが、わずか10年で再び国軍支配が復活する事態になった。 国軍がクーデターに踏み切るきっかけとなったのは昨年11月の総選挙だった。アウン・サン・スー・チー氏率いる国民民主連盟(NLD)は、15年の総選挙で憲法改正と少数民族和平を掲げて大勝し、歴史的な政権交代を実現した。公約が達成できないまま迎えた昨年の総選挙は、苦戦が予想されながら前回を上回る圧勝。一方、最大野党の国軍系政党は議席を減らした。 大規模な不正があったと訴える国軍は、選挙のやり直しや票の再集計を繰り返し求めた。しかし、スー・チー政権や選挙管理委員会は受け入れず、いら立ちを募らせた国軍は1月31日、「自由で公正な選挙の民主的規範を順守するため、可能なあらゆることを実行する」と警告していた。 国軍は1日の非常事態宣言発令後、「複数政党による公正なやり直し総選挙を実施し、勝利した政党に権限を託す」と約束したが、時期には触れていない。非常事態宣言の期間は1年間で、国軍支配が長期化する可能性もある。 日本企業急増のミャンマーでクーデター、日本人安全確保への課題2/2(火) なんだかため息ばかり…。
2021年02月02日
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乃南アサさんの北海道三部作読了。「ニサッタ ニサッタ」乃南 アサ【内容紹介】ネットカフェ難民なんて他人事だと思ってた会社の倒産をきっかけに、何をやっても裏目裏目に。気がつけば負け組のワーキングプアになっていた青年を主人公に、現代の幸福を探す、直木賞作家の長編小説!乃南アサさんの北海道三部作は、これで読了。この作品は、先週読んだ「地のはてから」の主人公の孫の物語で、現代社会の若者の状況を描いている。主人公は、北海道から大学進学で東京に出て、就職その後の話である。平凡な若者が、希望を抱いて就職したけれど、運が悪いのか間が悪いのか、はたまた本人の要領の悪さや不運なのか、頑張っても頑張ってもうまくいかず、居場所を失ってゆく。この設定は、前二作よりもすべてが身近に感じられてリアリティーがある。故郷はオホーツクの斜里で、そこには母と94歳にな祖母がいて、その祖母が地のはてからの主人公だ。とにかく、ハラハラドキドキ、何度も何度も胸が詰まる思いでほとんど一気読み。小説ではあまり泣けない私なのだが、乃南さんの筆力なのか主人公や登場人物に感情移入しながらいつしか涙がにじむことも何度か。絶望的で明日が見えなくなった時に、どのように考えてしのぐのか。「命がある限り生きなきゃならんのだから」という孫への言葉は、まさに私の祖母がよく言っていた言葉だ。あの世代の人は、何度も何度もそう自分に言い聞かせ、「明日はまた明日だ」と疲れた体を横たえて眠りについたのだろう。人は人によって傷つくけれど、人によって癒され励まされて頑張れる。夢を追いかけるのもいいことではあるけれど、何をやってもうまくいかない時は「今日やれることをやる」ということに集中して、明日のことは明日に任せよう。明日はどんなことが起きるのかは天のみぞ知る。そしてきっと天は、必死に生きる人をきっと見ていて時々はご褒美をくれるものだ。まだまだ波乱万丈の人生を歩むことになるかもしれないけれど、少し光が見えてくるようなエンディングに救われた思いであった。この作品、私は「地のはてから」を読み、その続編として読んだけれど、最初にこちらを読んでから祖母の人生をたどるように「地のはてから」を読んでもいいだろう。特に若い人には、知床の開拓話はまったく想像もできないだろうから。
2021年02月01日
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