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(C)原泰久/集英社 (C)2023映画「キングダム」製作委員会えっ!!? もう終わり⁉早く続きが見たい!!長尺な物語なのに、その長さを感じず、あと1時間ぐらい余裕で見るつもりだったのに。総力戦の終わりまで見届けるつもりが、敵が一時退却した一時休戦で映画は終わる。その戦いの夜、勝利の美酒に酔っているときに不可解な人物、無双と思える者が登場する。そして、幕切れ!続きを見たいと思うよね、すぐに!主演の山崎賢人演じる信が日曜劇場「VIVANT」の堺雅人状態。堺雅人よりも出番はないし主役ではないほどに見えた。王の過去物語が長かったせいもあり、主役のお株は吉沢亮に奪われたような恰好。今回はえい政(吉沢亮)救出に尽力した杏が素晴らしくかっこよかった。闇商人・紫夏(しか)を演じている。杏は「劇場版TOKYO MER走る緊急救命室」の女医で見せたように真っ当な人物を演じていて凛とした佇まいとはっきりとした口跡、矜持を持った人物としてみごとに存在していた。彼女との別れは涙しそうになった。前作を見ているので羌かい(きょうかい)の清野菜名を初め、満島真之介、岡山天音、三浦貴大、濱津隆之、真壁刀義たちともに戦う面々が出てきたときには嬉しくもあった。大沢たかお演じる王騎(おうき)の白々しい笑い声には恐れ入った。芝居の中で芝居がかった笑い声を演じるのは度胸がいったと思える。終幕に登場する吉川晃司に驚き、ラストを飾る宇多田ヒカルの歌声は胸に響いた。本当に早く続きが見たい。原作を知らず映画を見てはまってしまった。このところ「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」や「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」を見て長々とくどいアクションに食傷気味であったけれど、本作のアクションシーンに関しては一切そんなことは思わず、長さを感じなかった。(一か所、逃げる紫夏(杏)たちを追う敵兵の騎馬が追いついては離れ追い付いては離れ、接近戦の次にはまた距離があるという繰り返しは不自然に思えた)戦場での斬りあいに次ぐ、斬りあい、大いに堪能した。早く続きが見たい!!2023年/日本/129分/G監督:佐藤信介原作:原泰久脚本:黒岩勉、原泰久出演:山崎賢人、吉沢亮、橋本環奈、清野菜名、満島真之介、岡山天音、三浦貴大、杏、山田裕貴、高嶋政宏、要潤、加藤雅也、高橋光臣、平山祐介、片岡愛之助、山本耕史、長澤まさみ、玉木宏、佐藤浩市、大沢たかお、萩原利久、濱津隆之、真壁刀義、田中美央、町田大和、佳久創、栄信、青木健お薦め度「キングダム 運命の炎」★★★★(80%)
2023.07.30
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(C)2019 ASTRO SHAW, HBO ASIA, FINAS, CJ ENTERTAINMENT ALL RIGHTS RESERVED2019 ASTRO SHAW, HBO ASIA, FINAS, CJ ENTERTAINMENT ALL RIGHTS RESERVEDむぐ、わからん。なぜ、中村有朋(阿部寛)が姿を消したのか。彼は庭師ではなくスパイだったのか?この疑問に最後に回答は得られたようだが、中村有朋(阿部寛)が姿を消した理由がわからない。そして、どこへ行ったのかも。原作者や監督、そして阿部寛もその理由はわかっているのだろうけれど、この映画を見ただけではその理由まで汲み取れない。わからないと思える。ややこしい物語である。この作品、戦中(1940年代)、戦後(1950年代)、今(1980年代)と描かれている。1980年代において太平洋戦争の傷跡はおおきく残っていたことがわかる。そして、この作品を映画化した2019年。2019年現代においても、戦争の遺恨、傷跡は尾を引いていることだと思える。ゴールデン・リリー「金の百合」はあったのだ……。演技巧者として大成したと思える阿部寛が海外にて映画出演。その快挙を知るべく(見るべく)、この作品を見た。それゆえ満足。Amazon Prime Video にて2019年/マレーシア/120分/PG12監督:トム・リン原作:タン・トゥアンエン脚本:リチャード・スミス出演:リー・シンジエ、阿部寛、シルビア・チャン、ジョン・ハナー、ジュリアン・サンズ、デビッド・オークス、タン・ケン・ファ、セレーヌ・リム原題:夕霧花園 The Garden of Evening Mists(「夕霧の庭園」)お薦め度「夕霧花園」★★★☆(70%)
2023.07.30
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ようやく辻堂ゆめの本を読む。選んだのが「トリカゴ」。内容の想像がつかない題名に危惧しつつも、読み始めてみると、なんかおもしろく読める作品に感じた……。生まれて間もない娘をフリーゆえ自宅で仕事をする夫に頼り、産休明け仕事に復帰した女性刑事。彼女と組むのは新米刑事。仕事にはまだ慣れておらずといった状態の彼と組んでいる。宿直当番の夜に起こった殺人未遂事件に急行する。肩を刺された若い男性が被害者、と、そこに加害者と見られる交際相手の女子が戻ってきた…。この傷害事件をきっかけに20年ほど前の”鳥籠事件”との共通点が浮かび上がる。「トリカゴ」は”鳥籠”-兄妹が鳥と一緒に飼われるように食事も鳥の餌でアパートの一室に閉じ込められていた事件。被疑者の若い女性は犯行を否認。確たる証拠がなく釈放。その彼女が無戸籍者たちと共同生活を送っていた。彼女には兄がいて”鳥籠事件”の兄妹と思われた。物語は無戸籍者の日本国での扱いと日常を描き、傷害事件の謎を解き、赤ちゃんのおもりを夫任せにしている女性刑事の葛藤が描かれる。法令や時間軸と物語の組み合わせ、構成が素晴らしく、登場人物たちも個性があって楽しめた。読みがいのある小説だと思える。第24回大藪春彦賞受賞作トリカゴ [ 辻堂 ゆめ ]
2023.07.30
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この本のすごさに気づかず読了。「世界で一番透き通った物語」を感じることはできなかった。何がこれほど話題なのか。ウィキペディアを読んで、その一端を知る。そういうことなのか、そうだったのか。本書で絶賛されている大家、京極夏彦氏の本を一冊も読んでいないのでシンパシィを感じることもなく、共感もなかった。物語の本質がわからないまま、この本の完成度の高さ、技巧の優れた点を知り、感嘆した。すごい、ものすごい本であり、電子書籍では表現できないことを知った。正しく、本である。世界でいちばん透きとおった物語 (新潮文庫nex(ネックス)) [ 杉井 光 ]
2023.07.29
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綾瀬はるか主演で映画化というので、読んだ。関東大震災から始まる話。大正末期の大正12年(1923年)9月1日11時58分32秒に発生した大地震。その修羅場と化した大都会の中、逃げ惑う人の中に小曽根百合「リボルバー・リリー」と呼ばれた元秘密諜報員はいた。埼玉の山の中に住むこととなった兄弟。何故、父に母に打ち捨てられたように家政婦二人との4人での生活が始まるのか。近くには絶滅種である狼を飼っている左手首から先をなくした老人が住んでいた。兄弟を逃した一家は父母と姉、家政婦は皆殺しにされた。兄弟は逃亡の旅に出る。こんなところから始まり、リリーと少年は出会い陸軍ややくざたちに追いかけまわされる逃亡の日々を過ごす。格闘と撃ちあいの日々。いつ終わるのか、死ぬことでしか終わらないのか。嵐のような銃撃戦。逃亡、追撃の攻防戦。アクションに次ぐアクション。文字通りこのまま映像化されればアクション三昧の映画となる。読み終えてみるとずっと攻防戦だったなぁ。映画は綾瀬はるかでキャスティングだが、リボルバーも持てないほど小柄な女性と福本莉子を想像しながら読んだ。小説での年齢は不詳であるがアラサーのような気がする。リボルバー・リリー (講談社文庫) [ 長浦 京 ]
2023.07.27
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(C)2023 PARAMOUNT PICTURES.ミッション・インポッシブルの新作を見てきた。カーチェイスや列車の上の死闘など盛りだくさんといえば豪勢な気がするけれどTOO MUCH、やりすぎ、長すぎる気がする。ちょっと疲れちゃうかな。物語は難解ではないと思うけれどいろいろと立て込んで、意味不明なまま展開したりするので理解が十分とはいかない気がする。アクションに力を入れているのはいいけれど、ちょっと盛沢山かな…。イルサとグレースのどちらを選ぶかなんて、どういうこと?と思っていたら、その二人が絡む死闘があって、ちょっとわけがわかんない。そんな気分になりつつも何とか見終えた。やっぱり長尺だなぁ、長くなった分、作品の質が上がればいいけれど、そうとも思えないし、とはいえ若々しく活躍するトム・クルーズを見て、良かった良かった。字幕が戸田奈津子さんということでインディ・ジョーンズに続き、ご活躍、恐れ入りました。2023年/アメリカ/164分/G監督:クリストファー・マッカリー原作:ブルース・ゲラー脚本:クリストファー・マッカリー、エリック・ジェンドレセン出演:トム・クルーズ、ヘイリー・アトウェル、ビング・レイムス、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、バネッサ・カービー、イーサイ・モラレス、ポム・クレメンティエフ、マリエラ・ガリガ、ヘンリー・ツェーニー、シェー・ウィガム、グレッグ・ターザン・デイビス、チャールズ・パーネル、フレデリック・シュミット、ケイリー・エルウィズ、マーク・ゲイティス、インディラ・バルマ、ロブ・ディレイニー原題:Mission: Impossible - Dead Reckoning Part One(「ミッション・インポッシブル 推測航法パート1」)お薦め度「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」★★★☆(70%)字幕翻訳:戸田奈津子
2023.07.26
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「真夏のシンデレラ」打ち切り?「真夏のシンデレラ」は一話見て、視聴をやめた。主演が演技巧者でかわいい魅力のある森七菜だったので学園物ではないが「太陽と海の教室」のような若者がなにかと絡み合い熱い何かを感じさせてくれるドラマを期待して見た。始まって早々、蒼井夏海(森七菜)をブサイク呼ばわりするし、不自然な絡みで男子グループが悪そうな男にやり込められるところを小柄な彼女が力業で悪そうな男を撃退する…なんて、私の感性に合わないシーンが続いたので、継続して見るかどうか少々悩んだが、見ることを断念した。私が注目している吉川愛が出演しているし、映画「恋は光」で神尾楓珠は認識したし、間宮翔太朗は前から気になる俳優で、キャストは悪くないと思う。森崎ウィンも桜井ユキも山口智充も出演なのでキャストは悪くないと思う。だとすれば、脚本が悪いということになるけれど、今回はオリジナルで新人というか若手みたいなので、プロデューサーやディレクターの意向が強いのでは想像する。というのも、本日、ネットに新海誠監督の「秒速5センチメートル」のDVDが登場して、新海監督が<以下引用>「設定考証的にどうかな?とは制作側にお伝えはしたのですが笑、それでも、ということでしたので。嬉しいです」<以上引用>と言ったそうで、制作側の独断専行で時系列を破綻させているようである。今は、もう見ていないけれど、ネットにはつっこみどころがありすぎる、となっていて、制作側が楽しみ満足するドラマを作っていて、本当にいい作品を作るという気持ちがないのではなかろうか。ちなみに、ディレクターは田中亮である。大ヒットした「コンフィデンスマンJP」のチーフディレクターであり、映画では監督している。その「コンフィデンスJP」は初回を見て、ハリウッドも吹っ飛ばすほどのド派手アクションに食傷し、1話で視聴をやめた。それゆえ映画も見ていない。私は田中亮の作品とは合わないようだ。(「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」はおもしろく見た。)と、言いたいことはたとえ「真夏のシンデレラ」が打ち切りになったり、視聴率が下がっていったとしてもそれは出演者に責任はないということである。キャストは素晴らしいと思う。ストーリーがあまりにずさんというか変なのではないだろうか。
2023.07.25
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(C)2016 Irresistible Beta Limited, Edko Films Limited All Rights Reserved.え!?あの議員がチョウ・ユンファだって?気づかなかったなぁ。まったく気づかなぁった…。「コールド・ウォー 香港警察 二つの正義」の続編として作られた本作。香港警察はこのとき正義であろうとしていた。その希望もあったと思えるが、さらにこのあとの続編が作られるほど、政治的に香港は正義を表現できなくなってしまったのかな、と思える。続編なので前作の経緯・因縁がわからないので、それほどはまって見ることはできなかったけれど、入り組んだ骨肉の争い的に散々な銃撃となった。爆破も派手だったなぁ…。U-NEXTにて2016年/香港・中国/110分/G監督:サニー・ルク、リョン・ロクマン脚本:サニー・ルク、リョン・ロクマン出演:アーロン・クォック、レオン・カーフェイ、チョウ・ユンファ、エディ・ポン、チャーリー・ヤン原題:寒戦II Cold War II(「冷戦II」)お薦め度「コールド・ウォー 香港警察 堕ちた正義」★★★(60%)
2023.07.23
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(C)2020 SILK ROAD MOVIE, LLC ALL RIGHTS RESERVED. VE闇サイトを運営していた人間が捕まった。それだけの話だと思って見た。グローバルな成功を夢見て、違法薬物などを取り扱う匿名でできる闇サイトを運営した若者が発案から成功、そして逮捕に至るまでを描いている実話ネタ。主人公は闇サイトの管理人ではなくて麻薬取締捜査官である刑事。世界的組織を取り締まるがさ入れ直前に組織のボスを怒らせて摘発を不発とし精神科に入院させられた初老の男。男には幼稚園に通う一人娘がいた。家族との不和、仲たがい、やり直しなども描きつつ、捜査官を外され閑職としてあてがわれたサイバー犯罪化で上司たちの意に反し孤軍奮闘する。結果、警察組織からの離反がこの刑事を闇サイト管理人とつなぐことになる。組織の不毛が善良なる刑事をアウトローにしてしまった。そんなクライマックスまで見ていると、闇サイトの実話ネタの映画でありながら、人間の尊厳に対するひどい仕打ちに怒りを覚えてしまった。見どころのある作品だと思う。U-NEXTにて2021年/アメリカ/117分/PG12監督:ティラー・ラッセル原作:デビッド・クシュナー脚本:ティラー・ラッセル出演:ジェイソン・クラーク、ニック・ロビンソン、ケイティ・アセルトン、ジミ・シンプソン、ダニエル・デビッド・スチュアート、ダレル・ブリット=ギブソン、レクシー・レーブ、ウィル・ロップ、ポール・ウォルター・ハウザー、アレクサンドラ・シップ原題:Silk Road(「シルクロード(絹の道)」)お薦め度「シルクロード.com 史上最大の闇サイト」★★★☆(70%)
2023.07.23
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C)ORIGIN PICTURES (OUR HOLIDAY) LIMITED / BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2014「パーフェクト・ケア」のロザムンド・パイクがコメディに出演しているというので見てみた。見てみるとコメディというよりややブラック・ユーモアなのかもしれない。これをコメディとするイギリス人の感覚が不思議。とはいえ、人生に喜びを与えるものとしてこの作品を作ったのだろうと想像する。刺激が強すぎて道を外れすぎている気がするけれど。終わりよければすべてよし、とまではいかないけれど、それに近づこうとする映画であった。気分を害するところも大いにあるので、あまりおすすめは出来ないかも(笑)三人の子供がいる(長女・長男・次女)別居中の夫婦。75歳の誕生日を迎える夫の父親のためにスコットランドへ向かう。夫の兄は世間体を気にする成金で家庭を顧みない人。誕生日を迎えるじいさんは我が道を行く人であった。家族、みんなが自分のしたいことしかしないという人ばかりなのでまとまりがない。盛大なパーティが催される当日、じいさんは7時に帰ると言い残し、子供である孫三人と海岸へぶらりでかける。その浜辺でじいさんは死んだふりなどしていたが……。予想しないできごとに子供たちは大慌て、子供なりの考えで、とんでもない行動に出る。大人たちは子供たちのことにきづかないまま盛大なパーティの準備に余念がない…。マスコミをにぎわす事態にもなり、しっちゃかめっちゃか。その結末は……。悪趣味と言ってもいい内容はどこかほっとした安心感をもたらす。それがこの作品の狙いなのかどうなのか、こんな映画もあるものだと思うことにした。「コーダ あいのうた」のエミリア・ジョーンズが長女役で出演。眼鏡をかけた体の線の細い頭の良い少女であった。Amazon Prime Video にて2014年/イギリス/95分/G監督:アンディ・ハミルトン、ガイ・ジェンキン脚本:アンディ・ハミルトン、ガイ・ジェンキン出演:ロザムンド・パイク、デビッド・テナント、ビリー・コノリー、ベン・ミラー、エミリア・ジョーンズ、ボビー・スモールブリッジ、ハリエット・ターンブル、アメリア・ブルモア原題:What We Did on Our Holiday(「休日にしたこと」)お薦め度「海賊じいちゃんの贈りもの」★★★☆(70%)
2023.07.23
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(C)MMXIV HACKER PRODUCTIONS INC. ALL RIGHTS RESERVED実話の映画化とのことだけれど、どこまでが実話でどこからがまるっきり作り事なのか。原作や原案となるものがなく、元となった実話もわからない。とはいえこのような株価操作を行っていた闇の組織のトップを篭絡した事実はあったのだろう。さて物語は、カナダへの移民となった一家が住宅ローンにあえぐ。金欠状態であったが夫は働かず、妻の細腕に頼る始末。小さい子供はそんな事情から家に頼れないと悟り自らの手でネットで小遣い稼ぎをすることになる。大学進学も自らの稼ぎで行くと決めたが…。都会に出て悪党と知り合いダチなり、女性とも知り合う。稼ぎは大きくなっていった。ゼッドと呼ばれる闇の組織のトップに会うために大きな仕事を香港で行った、そして、…。クライマックスは驚きの展開に。闇稼業に手を染めた若者の話であるが、終わってみると青春物語のようであり、変な感じでありながらほほえましく思った。U-NEXTにて2015年/アメリカ/107分/監督:アカン・サタイェフ脚本:サンザール・スルタノフ、ティムール・ザクシリコフ出演:カラン・マッコーリフ、ロレイン・ニコルソン、ダニエル・エリック・ゴールド、クリフトン・コリンズ・Jr.お薦め度「持たざるものが全てを奪う HACKER」★★★☆(70%)
2023.07.22
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(C)2016 Autopsy Distribution, LLC. All Rights Reservedなんたることか。オカルト・ホラー映画で結末は…。3人が惨殺された家、血に染まった異常な態勢の死体。この家の誓い半裸で埋もれた女性の遺体があった。保安官は検視官に身元不明の”ジェーン・ドゥ”の解剖を緊急に依頼した。検視官が遺体の皮膚を切り開くと…。急な嵐の夜、停電となり奇怪なことが次々と…。恐怖に慄きながら見ることになるけれど、腑に落ちる説明はない。映画を見終った時に納得できるかできないか、ちょっと、と…感じてしまった作品である。U-NEXTにて2016年/イギリス/86分/R15+監督:アンドレ・ウーブレダル脚本:イアン・ゴールドバーグ、リチャード・ナイン出演:エミール・ハーシュ、ブライアン・コックス、オフィリア・ラビボンド、マイケル・マケルハットン、オルウェン・ケリーお薦め度「ジェーン・ドゥの解剖」★★★(60%)
2023.07.22
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読ませる。読ませる。読ませる。面白い。面白い。次の展開が気になり、本を置くことを許さない。もし、休日に読んでいたら一気読みをしていたことであろう。Twitterで見かける、#読書 #読了 などで時々あがる、この本の表紙を目にしていた。女性の顔を覆う花たち。これが何を意味しているのか読み終えてみてわかる。物語は5年間司法試験合格者を出していない底辺のロースクールに通う者たちが”無辜ゲーム”というものをやっていたことから始まる。最初に取り上げられた案件でこのゲームの不可思議さを感じる。こののち起こった事件により実際の裁判が行われるのであるが、振り返ってみれば”無辜ゲーム”が実際の裁判を予見しているとも思える。amazonでは”<あらすじ>法曹の道を目指してロースクールに通う、久我清義と織本美鈴。二人の過去を告発する差出人不明の手紙をきっかけに不可解な事件が続く。清義が相談を持ち掛けたのは、異端の天才ロースクール生・結城馨。真相を追う三人だったが、それぞれの道は思わぬ方向に分岐して――?”とある。司法修習生が登場するので、テレビドラマ「女神の教室〜リーガル青春白書〜」を見ていたこともあり、登場人物の女性・織本美鈴は南沙良を思い浮かべて読んだ。わざわざ思い浮かべたわけではなく、勝手に浮かんだのである。男性の二人は誰かを思い浮かべることもなく読んだ。そして、たまたま11月10日に東映にて映画化され公開されることを知った。主要キャスト三人は永瀬廉、杉咲花、北村匠海。みなイメージがちがうなぁ、なんて思いながら、名と実績のある若手を選んだら、こうなったというやるせない事情だったのかな、なんて思ってしまった。なかでも女性の役は美人という記述があるので、かわいい感じの杉咲花ではまったく違った人物になってしまうと思えるのだが…。この本を原作としてすでに漫画化もされているようだ。とても面白く、力のある作品。知的好奇心を刺激してくれて、予想の斜め上を行く展開に興奮が止まらなかった。ラストはこちらの思うところに着地し、私の先見の明(?)に悦に入ったりもした。とても楽しんで読んだ傑作である。法廷遊戯 (講談社文庫) [ 五十嵐 律人 ]
2023.07.22
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ハセオという男友達がいる彼女。彼女は大学を出ても就職できずに、イラストレーターになる夢を持って、せっせと描く。小さなイラストの仕事を依頼主の意に添うように仕上げていく。古典も開く。大学では映画鑑賞同好会といったようなサークルに所属しながら、部室では映画を流しぱなしで見ることもせず、毎晩飲み歩く日々。ハセオは女をとっかえひっかえ、すべてを嫁と呼んだ。嫁は幾人もとってかわった。彼女はハセオの彼女ではないけれど、ハセオがいるから誰も手出しはしない。ハセオの女ではないけれど、彼女にはハセオがいる、というのが周知されていた。大学を卒業し、イラストレーターを生業とし、彼氏と同棲、妻子持ちの医師である愛人もいる。ハセオはすべてを知っている。何もかも話せて安心できる、彼女にとってハセオはそんな男ともだちである。彼氏や愛人とのあれやこれやがあり、ハセオとも近づきすぎるほど近づき、彼女は30歳を迎える。そして…。男と女、ともだちでいつづけるのは年を重ねるごとに難しいのかな。同性の友達でさえ結婚し子供が生まれると関係性はかわる。独り身のようにはいかない。とはいえ、男ともだちについて書かれた稀有な内容の作品だと思える。男ともだち (文春文庫) [ 千早 茜 ]男ともだち【電子書籍】[ 千早 茜 ]
2023.07.19
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私が東直子の著書を読もうと思ったのはなぜなのか?そして手に取った「薬屋のタバサ」。なぜ、この作品をえらんだのか、記憶にないし、わからない。せめて読んで見て、いい本だと思えれば良いけれど。読んで見て、不思議な本であった。その街もその人々もその暮らしも、しっかりと把握することはできず、なんとなくこんな感じ、みたいな。それで、読んでいくと混とんとしていく。というのも人間関係ははっきりとせず、明確にしたところでその関係性は希薄というか不完全なような気がして、タバサさんの調合する薬を飲んだような気分。そう、タバサさんの調合する薬で元気になり、突然死する。それは薬なのか?薬と突然死の因果関係はない。因果関係があるという証明も説明もない。ゆえに因果関係はわからない。いろいろな人が登場し、いろいろな関係をもたらすけれど…。後半、タバサさんのところの庭にある池を受けるということが出てくる、何でもかんでも池に放り込み、どろどろの池を埋めていく。埋めていく埋めていく。果たして池は埋まったが、次は…タバサさんの薬、大丈夫なんでしょうね。不思議な物語でした。薬屋のタバサ(新潮文庫)【電子書籍】[ 東直子 ]
2023.07.18
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(C)2023 「アイスクリームフィーバー」製作委員会原作が川上未映子の短編小説「アイスクリーム熱」で主演が吉岡里帆で見に行った。映画が始まると「?!」と思える映写サイズ。オープニングだけで、本編が始まれば一般的なサイズになると思っていたら、全く変わらず。スクリーンの真ん中だけで映写される映像をショックを感じながら見た。映画を見終ってからググると…”実験的映画”みたいなことが書かれてあって、普通の映画が見たかったなぁと思えた。原作と違って原案とあるのでまったく異なる作品なのかもしれない。見終って気づくが同じマンションの一室を写し出しているようなので、時間軸が違うのかな。現在・過去・過去と三つの時間が存在すると思えた。わざわざ見に行ったのに、残念であった。2023年/日本/103分/G監督:千原徹也原案:川上未映子脚本:清水匡出演:吉岡里帆、モトーラ世理奈、詩羽、安達祐実、南琴奈、後藤淳平、はっとり、コムアイ、新井郁、もも、藤原麻里、ナツ・サマー、MEGUMI、片桐はいり、松本まりかお薦め度「アイスクリームフィーバー」★★☆(50%)
2023.07.17
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ヴァチカンのエクソシスト : ポスター画像何か映画を見に行こうと思ってTwitterをみると軒並み「ヴァチカンのエクソシスト」が絶賛されていた。オカルト映画とされるものをあまり見ないので、本来ならスルーしていたであろうけれど、予告編を見たこともなく、この作品の存在を知らず、主演がラッセル・クロウであることで見に行くことにした。客席はほぼ満席。驚きだ。なんというスペクタクル、なんというエンタテイメント。オカルト映画という恐怖はみじんも感じず、MCU映画作品を見ているような敵と対峙し、対決する内容。悪魔(サタン)は目に見えないものでなく人に乗り移って恐ろしい形相を見せる。しかし、目をそむけたくなるほど醜悪なものではなく、エンタテイメントとして見ていられる。クライマックスとなる対決シーンは秀逸だ。ラッセル・クロウとともに戦う神父もかっこいい。これほどの作品が無評価、無評判のまま公開されるなんて、驚きだ。映画愛好者にはぜひとも見に行ってほしい作品である。さらに驚くことにこの作品は原作があってカトリック教会の総本山バチカンのローマ教皇に仕えたエクソシスト、ガブリエーレ・アモルト神父が執筆したということ。この神父は実在したのである。神父が悪魔祓いを依頼された内、98%は精神疾患だそうである。ただ残り2%は悪魔祓いが必要だということ。その一つがこの映画である。太りすぎとなったラッセル・クロウが陽気なイタリア人神父を演じていて安心できる人物と見えた。2023年/アメリカ・イギリス・スペイン/103分/PG12監督:ジュリアス・エイバリー原作:ガブリエーレ・アモルト原案:マイケル・ペトローニ、R・ディーン・マクレアリー、チェスター・ヘイスティングス脚本:マイケル・ペトローニ、エバン・スピリオトポウロス出演:ラッセル・クロウ、ダニエル・ゾバット、アレックス・エッソー、フランコ・ネロ原題:The Pope's Exorcist(「教皇の悪魔祓い師」)お薦め度「ヴァチカンのエクソシスト」★★★★(80%)字幕翻訳:伊原奈津子
2023.07.17
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(C)2023 Studio Ghibli「君たちはどう生きるか」<ネタバレあり>極論すると、宮崎駿監督の独善的作品なのではないだろうか。ネットで見ると“「独善的(どくぜんてき)」とは「ひとりよがりであるさま」を指します”とある。また、自己欺瞞な作品のような気もする。これもネットで見ると“自己欺瞞とは、簡単に言うと自分の本心に嘘をついて、無理に自分を正当化することです。”とある。アニメ映画監督を引退した宮崎駿が今一度と映画に手を出した思いはわかりません。動機となった漫画「君たちはどう生きるか」を読んでいるので、その本のかけらも入っていないような作品に思える。いじめに似たことは描いているのでかけらくらいはあるかも。看板(題名)だけを借りた作品と言えよう。もっとも宮崎駿監督の思いとしては内容も近いものがあるのかもしれないが。ただ、それは描いていないか、描いていても観客には届いていない。届かない描き方だ。これがもし本で書き上げたものを校閲してもらったとしたら至る所に疑問やつっこみや誤りが指摘されたであろう。そういった指摘をスタッフや鈴木敏夫プロデューサーがしなかったのだろうか。もしくは指摘されていたけれどあえて無視したのか。物語としては破綻しており、いなくなった大叔父の存在は不可思議であり、その大叔父が統べる世界の下に地獄とも思える海原の世界があり、そこに存在する生き物はいったい何なのであろうか。はるか昔、消えた大叔父はその世界に存在し、年老いてはいないようである。同様にそこで出会った少女ヒミは主人公マヒトの母であるという。少女のまま歳をとっていない。現世の火事で行方不明となったならば、大人の女性としての母がいるべきではないだろうか。また、永遠に少女ヒミで天国と思える世界にいるならば現世で大人にはなっていなかったのではないか。ここに矛盾を指摘できる。天国で歳をとらないのならば、その世界にいて臨月を迎えて出産することも不可能。矛盾を感じる。大叔父に会いに行くときも摩天楼のような階段を昇り詰めた上に黄金色の石の洞窟を通り抜けなければならなかったのに階段が崩れ落ちたところにある石の洞窟を通り抜けてまた大叔父に会いに行ける。これはもう破綻しているといえる内容だ。現世から迷い込んだインコが天国で繁殖して数限りなく増えてしまったというのも歳をとらないという設定では無理がある。タイムトラベルというかそれぞれに還る扉が違う。主人公マヒトとヒミは別々の扉から現世に戻ることになる。そして、天国は崩壊したことになる。あの異空間は天国だったのか?大叔父は亡くなってしまったのか?あの天国の下界である地獄もなくなってしまったのか?そういったことは描いていないし言及してもいない。矛盾は至る所にあり、話のつじつまが合わないところあり、設定もおかしいことろがある。それらすべてを突きつけて否定することは簡単である。それほど穴がある作品である。ただ、それらの穴を認めるとするならば、解決方法としてはすべては夢であったとすれば道理がつく。これは夢の物語でいいのだろうか。宮崎駿監督の脳裏にある戦中の体験をアニメ映画として残しておきたかったとしか思えない支離滅裂な作品である。その中にあって主人公マヒトは何をえらんだか。どう生きたか。それを宮崎駿監督は見てほしかったのかもしれない。ただ、意味不明な作品にしてしまったことにより多くの人には伝わらないものとなったしまった気がする。ゆえに独善的映画なのかも。2023年/日本/124分/G監督:宮崎駿原作:宮崎駿脚本:宮崎駿声の出演:山時聡真、菅田将暉、柴咲コウ、あいみょん、木村佳乃、木村拓哉、風吹ジュン、大竹しのぶ、阿川佐和子、火野正平、小林薫、竹下景子、國村隼、滝沢カレンお薦め度「君たちはどう生きるか」★★★☆(70%)
2023.07.17
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C)2020. SABADO PELÍCULAS, BARRY FILMS, THE PROJECTなんという作品だろう。さんざんいろいろと告白し続けて、いろんな映像を見せて、ところがそれが妄想の世界だったと思わせる。真実はもちろん、現実はどこにあるのだろう。そのことを明白にしない限り、この作品は評価されるものとはなりえない。ゆえに面白いも面白くないも、なんともいえないとしかいいようのないものとなってしまう。奇妙な話であり、納得できない話であり、妄想だとするならば、彼は何を白日夢として見ていたのだろうか。Amazon Prime Video にて2020年/スペイン・ドイツ・フランス/88分/G監督:キケ・マイーヨ原作:アメリ・ノートン脚本:クリスティナ・クレメンテ、キケ・マイーヨ、フェルナンド・ナバロ出演:トマシュ・コット、アシーナ・ストラテス、マルタ・ニエト、ドミニク・ピノン原題:Cosmetica del enemigo(「敵の化粧品」)お薦め度「ロスト・ボディ 消失」★★★(60%)
2023.07.16
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(C)2021映画「ONODA」フィルム・パートナー(CHIPANGU、朝日新聞社、ロウタス)本当のところはどこにあるのか。当時見たリアルな映像ニュースと違った気がしたところもあるけれど、そこは映画的に処理されているのかもしれない。(あるいはニュースの方がニュース的に処理していたのかも)ポスターなどから津田寛治演じる小野田寛郎陸軍少尉が中心で探索が主な内容かと思って見始めたが、描かれているのは彼が任務に就く前の話からで、厳格な父からの教えと秘密裏に教授された秘密工作員としての任務の相反するところ、当時の軍隊では考ええない命を惜しむ命令は知りえなかっただけに驚きであった。小野田さん帰還時のニュースでもそこまで深く命令に関しての言及があったとは思えないので、最終的に直属の上官が命令撤回をしないと帰還できなかったことが理解できた。この秘密裏の作戦のために小野田さんは長年潜伏し、また上官が命令撤回を直接告げなければならなかったである。この終戦前後から親族が探索に来る昭和25年までの期間を遠藤雄弥が演じている。ほぼほぼ(三分の二)は彼の映画だ。小野田寛郎陸軍少尉の秘密裏の戦闘を映像化映画化したのはフランス、フランス人である。一応確認したところ監督のアルチュール・アラリ(Arthur Harari)はエジプトにつながるフランス人(祖父がエジプト人のフランス映画俳優)である。原作のベルナール・サンドロン(Bernard Cendron)『ONODA 30 ans seul en guerre』(小野田、戦場で30年ひとり)に注目し、原語=日本語にこだわって映画化された。ゆえに現地語のフィリピン語と一部の英語以外、すべて日本語である。長尺であり驚きの作品である。U-NEXTにて2021年/フランス・ドイツ・ベルギー・イタリア/174分/G監督:アルチュール・アラリ脚本:アルチュール・アラリ、バンサン・ポワミロ出演:遠藤雄弥、津田寛治、仲野太賀、松浦祐也、千葉哲也、カトウシンスケ、井之脇海、足立智充、吉岡睦雄、嶋田久作、伊島空、森岡龍、諏訪敦彦、イッセー尾形原題:Onoda, 10 000 nuits dans la jungle(「小野田、ジャングルでの10000夜」) お薦め度「ONODA 一万夜を越えて」★★★☆(75%)
2023.07.16
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岡山県の北東部、山間にある町。昭和の雰囲気を感じる「フラワーヘブン」というストリップ小屋のようなパブ(?)。その店をはじめとしてこの地方にいくつもの店や会社を展開する父を持つ樹(いつき)が主人公。中学二年生だ。進路希望書類を提出しなければならない。進学するのか働くのか。多くの人間は進学である。ただ、樹は…。幼なじみの達彦と美鈴。三人を通して描かれる地方都市の思春期。フィリッピンダンサーが出てくるのも昭和の匂い。父との確執や兄との断絶などもあり、悩み惑う姿は郷愁のような感傷を感じさせてくれた。作者あさのあつこが20年前に執筆した本作に、その後、大学生になった時の一日を追加して出版したものである。なかなか、感じ入るものがあった。スポットライトをぼくらに【電子書籍】[ あさのあつこ ]
2023.07.15
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search #サーチ2 : ポスター画像こんな展開は予想できない。「search サーチ」と異なる設定だけど、同じようにティーンエイジャーが行方不明になる話かと思っていると、母親が行方不明になる話。それまで子煩悩な父親が病か何かで若くして亡くなってしまい母子家庭となるも、時を経て母親が再婚相手と娘を置いて旅行に行くと…。予想だにしない失踪事件が二転三転するとんでもない物語だった。見入っていると不可思議な点に気づかないまま進行してしまうけれど、冷静に見ればおかしい点、筋立てに突っ込むところ満載である。とはいえ、見ている分には目の前の状況に引きずられ度肝を抜かれて見ていることしかできなかった。突っ込みどころはあれど、練りに練ったなかなかの物語であった。U-NEXTにて2023年/アメリカ/111分/PG12監督:ウィル・メリック、ニック・ジョンソン原案:セブ・オハニアン、アニーシュ・チャガンティ脚本:ニック・ジョンソン、ウィル・メリック出演:ストーム・リード、ヨアキム・デ・アルメイダ、ケン・レオン、エイミー・ランデッカー、ダニエル・ヘニーパーク、ニア・ロング原題:Missing(「失踪」) お薦め度「search #サーチ2」★★★☆(70%)
2023.07.15
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(C)2022 PARAMOUNT PICTURES. HASBRO, DUNGEONS & DRAGONS AND ALL RELATED CHARACTERS ARE TRADEMARKS OF HASBRO. (C)2022 HASBRO.これ映画館で見るべき作品なんだろうなぁ。様々なモンスターが出てきて縦横無尽に動き回るので、視界に収まらないくらいの大スクリーンと映画館の大音響で見たら、アトラクションを楽しむくらい楽しめたと思える。そういう意味でいくとストーリーなどどうでもいいが、そこはそれなぜ悪党として捕まったか、盗賊一味としての絆などやつぎばやに映して見せて状況設定を観客に知らしめる。そして、親子の再会と元仲間の裏切りなど詰め込んで魔法使いやエルフのようなドルイドなども出てきて、対峙する相手が悪魔のような存在である。その対決は見物であった。U-NEXTにて2023年/アメリカ/134分/G監督:ジョナサン・ゴールドスタイン、ジョン・フランシス・デイリー原案:クリス・マッケイ、マイケル・ジリオ脚本:ジョナサン・ゴールドスタイン、ジョン・フランシス・デイリー、マイケル・ジリオ出演:クリス・パイン、ミシェル・ロドリゲス、ジャスティス・スミス、ソフィア・リリス、レゲ=ジャン・ペイジゼンク、クロエ・コール、ヒュー・グラント、デイジー・ヘッド、イアン・ハンモア原題:Dungeons & Dragons: Honor Among Thieves(「ダンジョンズとドラゴンズ:泥棒たちにある仁義」) お薦め度「ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り」★★★☆(75%)
2023.07.15
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岡山県の地方都市とはいえないところ?バスが一時間に一本というの田舎であろう。その地元の高校の三年生、野球部ピッチャーの渓哉(けいや)が主人公。あさのあつこをチェックしたときにWikipediaで^ "松下奈緒、デビュー作以来18年ぶりピアニスト役「自分と重なる部分が多い」". ORICON NEWS. oricon ME. 24 April 2022. 2022年4月24日閲覧。“の注意書きを見て、その原作を読みたいと思った。しかし、正しくは原案である。本書を読んでわかるが主役は高校生男子である。そこに出てくる女性も20代後半。これをそのまま映画化したならば松下奈緒とはひとまわりも違ってきてしまうので不都合だ。この物語を良いと思い、そのサブストーリーである主人公の兄と彼女に注目し、スピンオフのようにその物語を映画化したいと考えたのだろう。そして、そのキャストとして松下奈緒を選んだのだろうが、物語とキャスティング、どっちが先なのだろうか。映画を見てみたい。で、もちろん読み始めは松下奈緒が演じる女性が主人公と思っていたが、すぐに高校生男子が主人公であり、彼の将来にまつわる悩みゆらぎが兄弟の確執となって、その女性にも波及する。温泉旅館のことを描き、同級生の女生徒、バッテリーを組んでいた男友達。地方都市のそんなこんなをないまぜにして思い悩む男子生徒を描いている。とても面白く読んだ。本作だけでは容量が足りないのか、後日談のような「もう一つの風」ショート小説を収録。女生徒の恋心を垣間見て良し。透き通った風が吹いて (文春文庫) [ あさの あつこ ]
2023.07.14
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(C)Pathe Productions Limited, British Broadcasting Corporation and The British Film Institute 20191970年にロンドンで実際にあった話なのね。白人ばかりのコンテストと揶揄され、有色人種を急遽取り入れた大会で事件は起こった。家長父制度に反旗を翻した女性たちはミス・ワールドのコンテスト会場に乗り込む。全世界がテレビ生中継で注目する中、抗議する女性たちが…。実話によくある終幕のクレジットで50年後の彼女たちが映し出され、その後の生き方を伝える。<参考>otocoto「彼女たちの革命前夜」優勝者は意外や意外、どうしてその結果になったのか知る由もないけれど、興味深い。U-NEXTにて2019年/イギリス/107分/G監督:フィリッパ・ロウソープ原案:レベッカ・フレイン脚本:レベッカ・フレイン、ギャビー・チャッペ出演:キーラ・ナイトレイ、ググ・バサ=ロー、ジェシー・バックリー、キーリー・ホーズ、レスリー・マンビル、リス・エバンス、グレッグ・キニア原題:Misbehaviour(「不品行」) お薦め度「彼女たちの革命前夜」★★★☆(70%)
2023.07.14
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愛蔵版詩画集 『詩ふたつ』 長田 弘:著,グスタフ・クリム :画ネットでの記事を見て、読んで見た。そのネットでの記事はこれだったのだろうか。”落合恵子「母子家庭で育ててくれた母を見送って。出会いと別れ、生と死。未完の人生で、『詩ふたつ』から飛び立ち、そして戻ってくる」”詩「花をもって、会いにゆく」歩いて歩いてどこまでも歩いて、歩みが止まった時、死が訪れる。死とともにそこに留まり、老いることはない。亡くなった時の姿をそのままに、残された者の中にその時の姿がある。花を持って会いに行こう。墓参をたたえる詩、なのかもしれない。詩「人生は森のなかの一日」木を一本植える、木。木をもう一本植える、林。木をさらに一本植える、森になった。森になった木の中で、生きる、そして、死ぬ。人生とは森の中で生きる、こと…。「詩ふたつ」花と木、植物と人生をかけた本。ふーむ…。『詩ふたつ』、重版できました。順次お届けをいたします。(クレヨンハウス)詩ふたつ 花を持って、会いにゆく [ 長田弘 ]
2023.07.13
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(C)2019 EMPREINTE CINEMA - SND-GROUPE M6 - VERSUS PRODUCTION - C8 FILMS実話を基にインスパイアされて作られた映画。オルガ・キュリレンコとアルバン・ルノワールが主演。1976年、当時フランスの植民地だったジブチでバスジャックされた子供たちを救出した出来事を描いた作品。ジブチはフランス最期の植民地であった。誘拐犯たち4人は政治犯の解放と、フランスからの独立を要求する。フランス政府は、極秘裏に編成した狙撃手(スナイパー)チームを派遣。トップクラスのスナイパーで結成されたチームは、一斉射撃による誘拐犯の同時射殺という作戦を決行しようとするけれど、本国フランスからの了承が得られない。腑フランスは外交でソマリアと交渉していたが、ソマリア国境に兵士たちとともにKGBが現れると……。灼熱のアフリカの地、ジブチで炎天下、狙撃に待機する時間は壮絶であった。子供たちは助かるのか、フランスは無策なのか…。ジリジリと感じる焦燥感が太陽に照らされるジリジリ感と混然となっていくように感じられた。U-NEXTにて2019年/フランス・ベルギー/98分/PG12監督:フレッド・グリビオス脚本:フレッド・グリビオス、ジェレミー・グエズ、イレーナ・エプスタイン出演:アルバン・ルノワール、オルガ・キュリレンコ、ケビン・レイン、ミカエル・アビブル、セバスティアン・ララン、ダビッド・ミュルジア、ギョーム・ラベ、バンサン・ペレーズ、ジョジアーヌ・バラスコ原題:L'Intervention(「介入(争いや困難な状況に意図的に関与すること)」) お薦め度「15ミニッツ・ウォー」★★★☆(70%)
2023.07.12
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東京の臨海にコスモス畑。その中の道を行く。”もやもやとした気持ちを抱いて私は旅に出る(「この風がやんだら」)。大学時代の親友の結婚式へ向かう特別な近道(「コスモス畑を横切って」)。海外留学の前夜、桜並木の下を父親と歩く(「そのひとひらを」)。エニシダの枝に飾られた、彼からのメッセージ(「花、ひとつぶ」)。希代のストーリーテラーが、慌ただしい日常の中に潜む小さな幸せを描き出す、心温まる20の物語(ギフト)。母と娘の切ない絆を描いた短編「ながれぼし」を併録。”(Amazon.co.jp: ギフト (ポプラ文庫 は 9-2) : 原田 マハ: 本 より)ギフト (ポプラ文庫 日本文学 414) [ 原田 マハ ]
2023.07.12
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日曜劇場『ラストマンー全盲の捜査官ー』|TBSテレビ2023.4.23 on air 第一話第一話と第二話の演出が土井裕泰。TBSの演出家であるが映画監督もしていて、「いま、会いにゆきます」(2004年)、「涙そうそう」(2006年)、「ハナミズキ」(2010年)、「麒麟の翼〜劇場版・新参者〜」(2012年)、「映画 ビリギャル」(2015年)、「罪の声」(2020年)、「花束みたいな恋をした」(2021年)と評判作、人気作を撮っている。演出の素晴らしさが光ったのかもしれず、第一話が全体を通じて最高視聴率であった。最強の布陣と言っていい演技強者を集めた共演者はもちろんだが、ゲストも素晴らしい演技をしていた。第一話のゲストは宮沢氷魚と筒井真理子であったが、犯人役の宮沢氷魚よりも彼の母親役の筒井真理子の息子思いの悲壮感ありありの姿が絶妙で、あまりの演技ぶりに彼女の映画を配信で見て新作を映画館に見に行ったくらいだ。この第一話は圧巻であった。第二話はちょっとアリバイ作りの設定が良くなかったかも。配信は今どきなんだけれど…。ゲストのアキラ100%がアキラ100%とわかりにくかったことも良くなかったかも。たあだ、野呂佳代が出てたのは楽しめた。この第二話が第一話を凌ぐぐらいの作品であれば、その後の視聴率も伸びたかもしれない。第三話はこのシリーズで最低視聴率12.0%を記録する。演出は平野俊。ゲスト出演者は石黒賢でその大役を十分になっているが、ネットで非難された福田麻貴(3時のヒロイン)の登場が良くないのだろう。キーパーソンとなる犯人役でなければあそこまで非難されなかったと思えるが、その点、ご都合主義に書かれた脚本に大きな責任があると思えた。不自然な芝居になってしまう不自然なネタだった。私贔屓の映美くららも出演していたので、最低主張率とは残念である。第四話は痴漢の話である。演出は石井康晴。ゲスト出演者で伊藤歩を久々に見て嬉しかった。電車での痴漢ということで車両を借り切っての満員電車のシーンは大変だったと思う。犯行の動機はわからないでもなかったけれど、腑に落ちないと感じる部分の方が大きかった気がする。全面的に名得できるものであれば作品としての精度、完成度が上がったと思える。第五話は料理系インフルエンサーの話。演出は伊東祥宏。わたなべ麻衣や贔屓の高梨臨が出演していて嬉しかったけれど、高梨臨の出番が多くなく、近藤春菜(ハリセンボン)や本人役で バヤシ、馬場裕之(ロバート)、もあいかすみが出演するのもわかるけれど、話がこじんまりしてきた気もした。第六話はゲストに高嶋政宏が登場。大物が出演したというふうに思えた。山田純大の出演もいい。しかし、内容(脚本)に意外性はあるが無理な展開のような気がし、腑に落ちるものではなかった気がする。第七話は岡本多織が出演したので視聴率が良かったのだろうか。演出は石井康晴。これこそテレビドラマの事件といえるユニークで突飛な内容が秀逸だった。偽装殺人で整形手術で別人とは、恐れ入りました。面白かったです。第八話のバスジャック。これはネットを騒がせた話題騒然となった犯人役・京本大我。彼の演技がとても高く評価されていたけれど、特筆すべきものだとは思えない。脚本の良さ、演出の良さと思える。にしてもそれをこなせるのは演技力があるといってよいのかもしれない。で、ここで最終回で良かったのに、と思える。過去の事件の解決のため、九話・十話と続くが蛇足といえよう。第九話に渡辺哲が出演していることが嬉しかった。石橋蓮司の出演もしかり。演出は平野俊。殺人事件や殺傷事件が起こるのはショックだったし、飛び降りは超ショックだったなぁ。第十話(最終話)演出は平野俊。今、銀粉蝶が出演してたことを知った。気づかなかったなぁ。41年前の事件の真相。血縁の秘密を明かされる最終話。なにかとあったけれど、真相を知って大げさに泣く大泉洋がちっとも大げさでなく身に染みて同情していたことを思うと大げさに見えない福山雅治の演技が大げさだったんだろうなぁと思えた。ドラマをきりりと引き締めた上川隆也の存在は大きいと思えるし、悪役を演じた要潤も良かった。母親役となった相武紗季も良かった。王林のチョイ役もちょうどよかった。今田美桜の演技も好感が持てるし、秀逸だったのは木村多江であった。目からうろこの名演であった。
2023.07.09
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テレビドラマは映画優先なこともありあまり見ないようにしている。とはいえ面白いものがあれば見たいもの。興味を持ったドラマは月曜日フジ 21:00「風間公親-教場0-」フジ 22:00 「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」テレ東 23:06「かしましめし」火曜日テレ朝 21:00「unknown」フジ 23:00 「ホスト相続しちゃいました」金曜日テレ東 20:00「弁護士ソドム 」土曜日日テレ 22:00「Dr.チョコレート」日曜日NHK 「どうする家康」TBS 21:00 「ラストマン―全盲の捜査官―」朝ドラNHK 月〜土「らんまん」と10作品もある。このうち「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」と「かしましめし」は早々に離脱し、「風間公親-教場0-」と「ホスト相続しちゃいました」はがんばって三回ほど見たけれど離脱した。5回ほど見た「どうする家康」もうろたえる家康についていけず(?)離脱した。初回で見てはいけないやめようと思った「弁護士ソドム」であったが、2回目から弱者側に立つ内容にかわってきたので見続けた。福士蒼汰は見ていたいと思ったんだよね。吸血鬼ドラマとしてわけわかんない「unkown」主演の二人、高畑充希と田中圭をほほえましく見られたし、ファーストサマーウイカが好演しているのが良かった。「Dr.チョコレート」は主役の白山乃愛が東宝シンデレラガールということに驚いたし 、10歳で主演って…。まわりを坂口健太郎、西野七瀬、葵わかな、鈴木紗理奈、古川雄大、小澤征悦、斉藤由貴といった主演級やベテランを揃えた布陣に驚く。しっかり楽しませてもらいました。「ラストマン―全盲の捜査官―」は福山雅治と大泉洋の組み合わせが良かったのとこちらも寺尾聰、吉田羊、今田美桜、松尾諭、今井朋彦、奥智哉、永瀬廉といった老若男女を取り混ぜたそうそうたる布陣で見映え見どころが多くしっかり演技をしていたことに好感が持てた。「らんまん」はこのところのNHKらしく演技巧者をそろえて、しっかりと見せてくれる。内容もしっかりとして植物学に邁進する槙野万太郎を推進するドラマとして見ていて楽しい。キャストも充実していて手堅い。神木隆之介、浜辺美波、志尊淳、佐久間由衣の4人のしっかりした演技と脇に回った松坂慶子の重厚感が良い。神木隆之介と志尊淳の公私にわたる親愛の情がドラマにも表れていてとても良かった。
2023.07.09
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(C)Atarangi Kiriata Limited 2020なんじゃこりゃ!?こんな奇想天外、ありえない映画があっていいのか?グレムリンって、グレムリンって本当にいるの!?第2次世界大戦に従軍した女性兵士たちは本当にいたんだろうけれど、そこから派生させてこのようなお物語を作るとは荒唐無稽といっても良い。そのリアリティのない中にあって壮絶を極める戦闘、空中戦。グレムリンとの対峙。女性の強さ、しぶとさをまざまざと見せつけてくれる。主演クロエ・グレース・モレッツが名演とも呼べる心血こもった熱演に目を見張る。見ごたえがあり、見入ってしまった。Amazon Prime Video にて2021年/ニュージーランド・アメリカ/83分/G監督:ロザンヌ・リャン脚本:マックス・ランディス、ロザンヌ・リャン出演:クロエ・グレース・モレッツ、ビューラ・コアレ、テイラー・ジョン・スミス、カラン・マルベイ、ニック・ロビンソン原題:Shadow in the Cloud(「雲の中の影」)お薦め度「シャドウ・イン・クラウド」★★★☆(70%)
2023.07.09
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(C)2022 Parallel Films (Marlowe) Ltd. / Hills Productions A.I.E. / Davis Filmsニール・ジョーダンという一目を置く監督なのに、こんな古臭い感じのする作品でいいのだろうか。フィリップ・マーロウといえばボギーことハンフリー・ボガートを思い出す。「三つ数えろ」でフィリップ・マーロウを演じ好評を博したと記憶しているが、身長は173cmとやや低い感じがしていたので長身でガタイのいいリーアム・ニーソン191cmだと違和感がある。しかし、原作によれば186cmと大柄だったようで、原作者によるともっともイメージに合っているのはケーリー・グラント187cmだということである。ゆえに私の思い違いでボギーよりリーアムの方がマーロウらしいのかもしれない。さて、共演者がダイアン・クルーガーとジェシカ・ラングといった歳を重ねた美女たちであったので、期待もしたが見た目の美しさ以上の妖艶さは望めなかった。午睡をしてしまうほどの眠気の中で見たので偉そうなことをかけないけれど、センセーショナルなセンシティブな事故や事件について驚くこともなく淡々と見てしまった。ゆえに、その後のクライマックスにハラハラドキドキすることもなかった。(これは私の見方が良くないのか…)おっと、なんと原作がレイモンド・シャンドラーではない。”ブッカー賞受賞作家ジョン・バンビルがベンジャミン・ブラック名義で執筆し、チャンドラーの傑作「ロング・グッドバイ」の続編として本家より公認された小説「黒い瞳のブロンド」を原作”(映画.COM)とある。違うのか……。2022年/アメリカ・アイルランド・フランス/109分/PG12監督:ニール・ジョーダン原作:ジョン・バンビル脚本:ウィリアム・モナハン、ニール・ジョーダン出演:リーアム・ニーソン、ダイアン・クルーガー、ジェシカ・ラング、アドウェール・アキノエ=アグバエ、ダニー・ヒューストン、アラン・カミング、コルム・ミーニー、フランソワ・アルノー、ダニエラ・メルヒオール、イアン・ハート、サーナ・カーズレイク原題:Marlowe(「マーロウ」)お薦め度「探偵マーロウ」★★★(60%)字幕翻訳:船越智子
2023.07.09
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Superintelligence (2020) (imdb.com)コメディ映画。頭の回転の良しを試されるような、早口というか語彙豊富というか、知的喜劇。アメリカ人の生態がわかっていないと入り込んで見ることが出来ないのかもしれない。私にとっては可もなく不可もなくというか、一般的欧米人の体型である主演女優を見ていて、興味を持てなかったこともあり、ロマンスに胸を熱くするということもなかった。AIが人類滅亡を企てて、その片棒を担がされたキャロル(メリッサ・マッカーシー)がその阻止に挑むことなく抵抗できないままなのに、その行動がAIを…。ボビー・カナベイル、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ジェームズ・コーデンと見知った俳優が出ているのでそれなりの作品なのだろうと思う。U-NEXTにて2020年/アメリカ/106分/監督:ベン・ファルコン脚本:スティーブ・マロリー出演:メリッサ・マッカーシー、ボビー・カナベイル、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ジーン・スマート、ジェームズ・コーデン原題:Superintelligence(「超知能」) お薦め度「スーパーインテリジェンス」★★★(60%)
2023.07.08
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エッセイ「人間50年、その後…」⑱ 夏まゆみさんが亡くなった。ガンとのこと。ご冥福をお祈りいたします。いろいろと思いあぐねて大みそかのNHK紅白歌合戦で特別枠にて夏まゆみさんを特集できないかな?と思った。ニュースでも取り上げられていたけれどモーニング娘。とAKB48に関与したことがあり、これらのグループを人気者に仕上げた立役者の一人が彼女でもあった。ゆえに、今のNHK紅白では見ることのなくなったモーニング娘。のハロープロジェクトとAKB48グループのコラボをして追悼していただければ、一世を風靡した時を知り、ともに過ごした大人たちは懐かしみ歓喜するのではないだろうか。病に倒れ亡くなってしまったけれど、その病のことを公表せずに立ち消えた。葬儀を終えて公表されたことはなんという矜持をお持ちの方だったかと。人間、物心がつくのはいつ頃からだろうか?早くて3歳?4歳から5歳くらいだろうか。その頃から徐々に人間に成長していって、人なりの人格が出来上がるのが10歳前後なのではと考える。私は10歳の頃に初恋をして(幼稚園児の時に手をつないで帰った女児はいたけれど)、いろいろな経験を重ねてきたが、それまでの子供=児童の頃の記憶はなかったりあいまいだったりする。人間として生きとし生きて50年を過ごせば60歳という気がする。そう思えば夏まゆみさんも”人間50年”で終えたとなるわけでシニアとしての生きざまを刻むことが出来なかったことは残念であるけれど、功績は遺せたのではないだろうか。NHK紅白の第二部21時開始のステージでモーニング娘。’23で2曲、AKB48で2曲とコラボしてくれたらとても嬉しく思うし、懐かしく元気に夏まゆみさんを偲ぶことが出来るだろう。人知れずこの世を去った彼女を元気よくお送りしたい。
2023.07.08
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オープニングの切実感…私は物語に引き込まれていた。第一部で隔靴掻痒のもどかしさを感じるストーカーの件。腑に落ちない警察の対応もそういうものなのかと思いつつ読み進めた。フィアンセの架(かける)が思う真美(まみ)への思いは焦燥を感じるものだった。第二部で東北が出てくる。震災復興の今が描かれる。現代の恋愛がどういうものなのか、シニアになってしまった私にわからないというよりも、大震災がありコロナ禍があり世の中が随分と変わってしまったと思える。この物語はまだコロナ禍以前であるので、大震災のことだけであるけれど…。評判作を読み終えて、読み応えは感じるものの、感情の高ぶりはあまりなかった。それぞれの人物がしっかり存在しキャラクターが描かれていることに感心した。傲慢と善良 (朝日文庫) [ 辻村深月 ]
2023.07.08
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(C)2016, Serendipity Point Films Inc.官能映画ということでドキドキしながら見始めたが、いきなりH!!!!!ベッドシーンから始まる映画には翻弄される。頭がエッチモードになって内容の把握よりもそのシーンやヌードに目を見張り、バクバクという心音が聞こえるほどにボーっとしてしまう。「チャタレイ夫人の恋人」なんていう映画を見た時もそうだけれど、ボーっとしてしまう。さて、この作品、一見美男子のように見える彼におっぱいがあることに驚く。ユニセックスモデルとして活躍するエリカ・リンダーという人らしい。女性だ。その彼が女子力高めのキャリア・ウーマンぽい女性をハントする。女だらけのクラブで…。話がまとまらずすれ違うと思えたが、状況が状況を作り出し、ことに及んでしまう。愛欲か性欲か、いや肉欲なのかもしれない。私の頭は暴発寸前だ。無修正の画像で㊙やイチモツが映し出されると、前張りつけてないんだなぁ、なんてことを思ったりする。クライマックスがきて、この状況だとこの結末になるしかないだろうなぁと思えるシーンを映し出して映画は終わる。これは一般映画と呼べるのだろうか。ちなみに原題が”below”下の方とあるので”under”真下では意味が微妙に違う。U-NEXTにて2016年/カナダ/92分/R18+監督:エイプリル・マリン脚本:ステファニー・ファブリッツィ出演:エリカ・リンダー、ナタリー・クリル、セバスチャン・ピゴット、メイコ・ニュイエン原題:Below Her Mouth(「彼女の口の下の方」) お薦め度「アンダー・ハーマウス」★★★(60%)
2023.07.06
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”逆ソクラテス”って何だろう?読んでも良くわからなかったので、というか忘れてしまったので戻って読み直して理解した。ソクラテスは「無知の知」が有名である。しかるに”逆ソクラテス”とは無知であることを知らない。知識はいっぱいあって無知という知識もあり、一周回って元の位置。つまり何も知らない人と同じ立ち位置。”無知”であることを知らない人と同じ。”無知”であるという自覚を持たないことなのだと思う。最初の位置から動かない人と一周回って最初に戻った人とどう違うのか見分けはつかないが、”無知”を知っていながら”無知”だと自覚しない人は何も知らない人と同じように見えて違うものなんだろうなぁ。さてこの物語。脈絡はあるけれど誰が主人公かわからなくなってしまい(読み手の私が良くないのか)、やや戸惑うがなんとか読み終えた。読み終えてみて当初感じていた先生の頼りなさ、小学生のふがいなさが顕著に描かれていて、それが良くないかのように思えるが作者自身はそんな風にはとらえていないような書き方で、最後まで読んでいくと、正直に行動したほうが良いということやバスケットボールの試合の最後の1分は永遠なんだということがわかる。読了後、大いに鼓舞されることも感銘を受けることもなかった本書について考えていると、本の内容は”お天道様が見ているぞ”ということなのかな、と思った。その昔、昭和の時代には”清く正しく美しく”や”早起きは三文の徳”や”お天道様が見ている(誰も見ていないと思って不正はするな)”などなど幾多の名言があった。みんなが貧しかった時には真面目で正直者であろうとしていた社会であるが、”悪い奴ほどよく眠る”や”勝てば官軍”など勝利第一主義や拝金主義がまかり通るようになると、ばれなきゃ何やってもいいみたいな風潮になってきているようである。スパルタ教育はだめでゆとり教育も成果をあげず、勉強第一主義の学校において小学校では勉強以外のことも教えるところであるという先生(作家)の考えを伝えるとすると、恐怖や恫喝や体罰などで言うことを聞かせるのではなくその者自らが他人への嫌がらせなどしない人になるようにするためにするには、本人自らが悟(さとる)しかないというようなことを書いている。わかったようなわからないようなあやふやで暖簾に腕押しのような感じの内容について考えあぐね理解したところ、私の場合は”お天道様が見ているぞ”という教えにいきついた。といったところでこの本を評価できるのかどうか、どうなのでしょうか。逆ソクラテス (集英社文庫(日本)) [ 伊坂 幸太郎 ]
2023.07.05
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妹をなくしたエドガーにとって庇護すべき者はアラン。BLと思えるその関係性、心情は読む者の心にささる。家系に関係する人々がその生死を左右されるのはずっと生き続けるバンパネラのせいだけなのだろうか。よく理解するにはもう一度読まなければならないのかもしれない。
2023.07.04
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全三巻の二巻目。「メリーベルと銀のばら」でバンパネラの種族の成立、その集合体を理解し、シーラがバンパネラになった経緯もエドガーの妹思いも知り、エドガーやメリーベルがバンパネラになるということも知り、その思いその心を感じ取ることができ、かなり引き込まれました。すごい物語である。この本の巻末エッセイは宮部みゆきさん。
2023.07.03
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図書館で借りられたので読んで見た。時系列が順序だっていなくて、あちこちとぶのでちょっと混乱。バンパネラという種族が登場するのだけれどバンパイアとは違うものなのかなぁ…。読むにつれてその設定にも慣れていき…こういう物語なんだ、なと。この本で一番興味を持ったのは巻末エッセイの小池修一郎さんのタカラヅカに就職した経緯である。「ポーの一族」に魅せられてタカラヅカを選んだとは、しかも後年、舞台化したので、恐れ入った。
2023.07.02
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(C)2023 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.不覚だった。アントニオ・バンデラスのシーンを見逃してしまったらしい。寝てしまって起きると状況把握、わけわからないながらも大筋はわかり、クライマックス。アメリカの空爆にみまわれ敗走するナチス・ドイツ。列車での格闘の連続は見ものであった。そのオープニングから運命のダイヤルを手に入れるための追いつ追われつ展開…気が付けば洞窟探検で…そして、時空の切れ間から過去にさかのぼる。クライマックスはとてつもないスケールで繰り広げられる攻防。これほどの戦場絵巻を見せてくれるのならば、その戦場絵巻だけで一本の映画作品を見てみたい。それほどの醍醐味。きちんとすべてを見ていたならどう感じただろうか。2023年/アメリカ/154分/G監督:ジェームズ・マンゴールド脚本:ジェズ・バターワース、ジョン=ヘンリー・バターワース、デビッド・コープ、ジェームズ・マンゴールド出演:ハリソン・フォード、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、アントニオ・バンデラス、ジョン・リス=デイビス、トビー・ジョーンズ、ボイド・ホルブルック、イーサン・イシドール、マッツ・ミケルセン、シャウネット・レネー=ウィルソン、オリビエ・リヒタース原題:Indiana Jones and the Dial of Destiny(「インディアナ・ジョーンズと運命のダイヤル」)お薦め度「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」★★★☆(70%)字幕翻訳:戸田奈津子
2023.07.02
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NHK BSシネマで放送される映画の中からおすすめ作品を紹介します。7月おすすめ作品は「はじまりのうた」「フォレスト・ガンプ 一期一会」「プラトーン」「キャスト・アウェイ」「地獄の黙示録 ファイナル・カット」「ティファニーで朝食を」「阪急電車 片道15分の奇跡」「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」「パリで一緒に」「スパルタカス」「スラムドッグ$ミリオネア」の作品の中から選んだ5作品はこれら。一度ピックアップした「プラトーン」「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」「スラムドッグ$ミリオネア」を除外するとこうなった。(チラシ画像の下のリンクは画像の出展元を掲載)(C)2013 KILLIFISH PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED「はじまりのうた」2023年7月4日(火)午後1時00分~2時45分BEGIN AGAIN 2013 アメリカ「ONCE ダブリンの街角で」のジョン・カーニー監督が作り、全米公開スタート時は5館だった上映館が、クチコミの力で1300館で上映となった作品と知って、見てみたいなと思っていた。2015年2月21日に映画館にて鑑賞。マイライフ・マイシネマアルカディア「はじまりのうた」お薦め度★★★★(80%)映画.COM ALL TIME BEST(C)1994 by Paramount Pictures.All Rights Reserved.「フォレスト・ガンプ 一期一会」2023年7月5日(水)午後1時00分~3時23分FOREST GUMP 1994 アメリカ頭の回転が良くなくても、足がとんでもなく速いというだけで清い心の持ち主フォレストが成功していく物語。素敵である。お薦め度★★★★(80%)映画.COM ALL TIME BEST映画 ティファニーで朝食を ポスター - Bing images「ティファニーで朝食を」2023年7月17日(月)午後1時00分~2時56分BREAKFAST AT TIFFANY'S 1961 アメリカトルーマン・カポーティの原作からとは思えないヘップバーンの可憐さ素敵さ。お薦め度★★★★(80%)映画.COM ALL TIME BEST(C)2011 「阪急電車」製作委員会「阪急電車 片道15分の奇跡」2023年7月18日(火)午後1時00分~3時00分2011 日本出演者が中谷美紀、戸田恵梨香、谷村美月、有村架純ってすごくないか。それに芦田愛菜も出てるし、宮本信子、南果歩とベテラン勢。女優陣圧巻です。お薦め度★★★★(80%)映画 スパルタカス ポスター - Bing images「スパルタカス」2023年7月27日(水)午後1時00分~4時16分SPARTACUS 1960 アメリカ昔、民法の映画劇場でこの作品を見てジーン・シモンズの可憐な美しさに心ときめき、カーク・ダグラス演じるスパルタカスに鼓舞され意気軒高となった思い出がある。NHKBSで「スパルタカス」を見て(2007.9.23)お薦め度★★★★☆(90%)映画.COM ALL TIME BEST
2023.07.02
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(C)吉祥寺今昔写真館委員会/藪下雷太発想はおもしろいショートムービー。過去への戻り方がグー!後半の展開を期待するも終了。ああ、ショートムービー!U-NEXTにて2020年/日本/18分/監督:籔下雷太脚本:籔下雷太出演:佐々木春香、小池樹里杏、五頭岳夫お薦め度「吉祥寺ゴーゴー」★★★(60%)
2023.07.01
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(C)2022 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.なんとも理解不能な終末作品だ。宗教的なものとか啓示的なものがあるのかもしれないと思えるがそのことを否定しながら異様な物事が起きることを信じさせようというのは不思議すぎてついていけない。原作があり、作られたということも不思議だ。M・ナイト・シャマラン監督ら製作陣は理解し納得している内容なのだろうか。意味不明……U-NEXTにて2023年/アメリカ/100分/G監督:M・ナイト・シャマラン原作:ポール・トレンブレイ脚本:M・ナイト・シャマラン、スティーブ・デスモンド、マイケル・シャーマン出演:デイブ・バウティスタ、ジョナサン・グロフ、ベン・オルドリッジ、ニキ・アムカ=バード、クリステン・ツイ、アビー・クイン、ルパート・グリント原題:Knock at the Cabin(「小屋をノックする」) お薦め度「ノック 終末の訪問者」★★☆(50%)
2023.07.01
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「〈あの絵〉のまえで 」(幻冬舎文庫) [ 原田 マハ :著]の絵画短編「ハッピーバースデイ」ひろしま美術館・<ドービニーの庭>フィンセント・ファン・ゴッホ短編「窓辺の小鳥たち」大原美術館・<鳥籠>パブロ・ピカソ 短編「檸檬」ポーラ美術館・<砂糖壺、梨とテーブルクロス>ポール・セザンヌ短編「豊穣」豊田市美術館・<オイゲニア・プリマフェージの肖像>グスタフ・クリム短編「聖夜」長野県立美術館・<白馬の森>東山魁夷「さざなみ」地中海美術館・<睡蓮>シリーズ5点 クロード・モネ読書レビュー 「<あの絵>のまえで」原田マハ:著 幻冬舎文庫
2023.07.01
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原田マハさんの短編集は久々に読む。ひとつの絵、美術館に飾られている絵を鑑賞することについて書かれた短編小説。その連作。「ハッピーバースデイ」広島における母子家庭の娘が母子家庭の話。カープ女子でお好み焼き屋で働く母。女手ひとつで娘を育て東京の大学に送り出してくれた。娘は就職活動に安い一張羅のスーツで挑む……。【読んでみて】不覚にも泣いた。大きく泣いた。電車で読んでいて、涙をぬぐい電車で読むものではないなと泣いた恥ずかしさから思った。主人公が娘であった頃の経験と心と感情の高ぶりが大いに私の心を揺さぶった。そして現代の彼女の立ち位置、ラストは感嘆。友情に乾杯。総ての短編を読んで、この短編を思い出せなくて読み直して、また涙がにじんだ。作家原田マハは底知れぬ力量を持った作家だ。 =====ひろしま美術館・<ドービニーの庭>フィンセント・ファン・ゴッホ解説はひろしま美術館学芸員「窓辺の小鳥たち」【読んでみて】どんな内容だったか、さだかに思い出せず…。鳥と鳥籠の関係は記憶に残っていて、そのように見えるのか。思えるのか、絵を見てみたいと思えた。 =====大原美術館・<鳥籠>パブロ・ピカソ解説は大原美術館学芸員「檸檬」絵を描くことが好きで得意で、それなのに…。女子高生時代の思い出。会社に行きたくない時、逆のホームで会社とは逆方向へ行ってみるなんて。たどり着いたのがポーラ美術館…。【読んでみて】静物画に興味がないけれど、その静物画に思いをかけるセザンヌと檸檬を描く気持ちに近づけた気がした。 =====ポーラ美術館・<砂糖壺、梨とテーブルクロス>ポール・セザンヌ解説はポーラ美術館学芸員「豊穣」【読んでみて】どんな内容だったか、さだかに思い出せず…。作家の話だったのかと…。 =====豊田市美術館・<オイゲニア・プリマフェージの肖像>グスタフ・クリム解説は豊田市美術館学芸員「聖夜」【読んでみて】冬山には行かせなかったのに…冬山に行かせたので…後悔先に立たずと思ってしまう。会いたかった彼女、会えなかった彼女。息子を思う親の気持ちに辛くなる。 =====長野県立美術館・<白馬の森>東山魁夷解説は長野県立美術館学芸員「さざなみ」パワハラで倒れ、解雇、入院。病み上がりの彼女が訪れたのは瀬戸内海のアートアイランド。睡蓮の絵を見て、見続けて…。【読んでみて】美術館で出会った老人。めぐり逢いもいいと思える。 =====地中海美術館・<睡蓮>シリーズ5点 クロード・モネ”「<あの絵>のまえで」の絵画”もう一度読んで見たいと思う。しっかりと物語を心に刻みながら…。『<あの絵>のまえで』インタビューvol.1-原田マハ〈あの絵〉のまえで (幻冬舎文庫) [ 原田 マハ ]
2023.07.01
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(C)2021「決戦は日曜日」製作委員会宮沢りえが出演していることで見てみた。ストレート(選挙で当選したい!)という内容でなくて、アンビバレント(相反する感情)で”落選したい!”を描く作品。それはそれでもっとコミカルにおもしろく描けたと思うのだけれど、違った。真っ正直すぎる点でシニカル(皮肉・冷笑的)になっているんだけれど、冷徹さはなく。真摯にとらえている以外、おもしろみはないと思えた。川島ゆみ(宮沢りえ)のように一本気すぎるのもなぁ…。Amazon Prime Video にて2022年/日本/105分/G監督:坂下雄一郎脚本:坂下雄一郎出演:窪田正孝、宮沢りえ、赤楚衛二、内田慈、小市慢太郎、音尾琢真、たかお鷹、高瀬哲朗、今村俊一、小林勝也、原康義、石川武、松井工、久松信美、田村健太郎、駒木根隆介、前野朋哉 お薦め度「決戦は日曜日」★★★(60%)
2023.07.01
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