音響機器修理「京とんび」
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
全1件 (1件中 1-1件目)
1
今回の修理は、「Panasonic RX-ED50 CDラジカセ Wカセット(発売日:1999/10/1)」だ。MDデッキは搭載しない。CDデッキとノーマル(Type I/NORMAL)、クローム/ハイポジション(Type II/CrO2)、メタル(Type IV/METAL、再生のみ)テープ自動対応のダブルカセットテープデッキを搭載した、 カセットテープ派のための一台だ。 [Panasonic RX-ED50 CDラジカセ Wカセット][カセットデッキ1(左)は再生、デッキ2(右)は再生/録音] [乾電池での使用も可能] ■主な故障と原因 TAPE 1/2とも再生不安定 → ピンチローラーの劣化故障TAPE 2再生時、右ch出力レベルが極めて小さい → 再生/録音用磁気ヘッド劣化故障FM受信感度低い → ロッドアンテナとTUNER基板の内部接続不良 ■修理 筐体は、底側からねじを外し、上下に分解する。各パーツはほとんどが下側に設置され、作業性は良好だ。 この個体は内部の汚れが極めて少ない。 磁気ヘッド周辺やキャプスタン軸に、汚れや軽い錆が見られる。クリーニングして錆を落とす。可能な箇所にはスポット塗装を施し、防食とした。 再生/録音用の磁気ヘッド(下写真の左)は、磨耗劣化していた。 同社他機種の程度の良い磁気ヘッド(下写真の右)を探し、流用して交換。 TAPE 1/2ともピンチローラーが劣化により著しく硬化している。4個とも交換。一方、ゴムベルトは至って健全だった。これでデッキ部の物理修理は完了。 ベーシックなフルレンジスピーカーが搭載されていた。往年のバブルラジカセに搭載されていたような大口径のスピーカーは、この年台にはすっかり見かけなくなった。 主基板を外して点検すると、やはり半田付けの劣化が50箇所ほどあったので、これを補修。トランジスタやレギュレータなど、発熱の多い部品ほど半田付け劣化の発生が多い。 CDユニットも点検。 まったく問題なし。CDレンズや可動部をクリーニング。CD光ピックアップの型番は調査中、「Panasonic RXQ0633」または「同 RXQ0704」だ(2014/10/18追記)。 その他各部のクリーニング、組戻し、点検。TAPE1/2のアジマスと走行速度を調整。動作確認と修理後のエージングを実施し、作業完了。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★【オークション】整備済みラジカセ・ミニコンポ★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ・ミニコンポの【修理相談】はこちら!☆
2014年02月18日
コメント(14)