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前回に引き続き、「SONY ZS-M5 MDラジカセ(発売日:1997/4/21)」の修理だ。 押下スイッチの全数交換により、誤動作は解消した。早速点検すると、CD/MDとも再生不可で、上部パネルは電源投入と伴に、勝手に開くことを確認。 上部パネルについては、開閉知スイッチの接点劣化が原因であったため、接点回復剤を用いて復旧した。 続いてCD。フレームから取外す。 CD光ピックアップは、滅多に見ない「SONY KSS-213B」。レンズに顕著な曇りがある。メカ共々クリーニング。 CD制御基板。チップコンデンサが使用されている。この故障を疑い、状態を測定。 2個のチップコンデンサに異常を認めたため、これを相当の電解コンデンサで代替交換。 CD再生を確認すると、TOCミスリードや音とびを確認。CD制御基盤にある4個のチップ半固定抵抗器で調整。これ自体にも接点劣化があったため、同復旧剤を使用。結果、CDは無事に復旧。 主基板上の電気二重層コンデンサに液漏れ故障を確認し、これを相当品で交換。メモリー保持用と思われる。 続いてMD。金属製のシールドでカバーされている。 ここまでカバーされていると、粉塵の侵入も少ない。 カバーを外す。やはりMD光学レンズに曇りがある。録音用磁気ヘッドと伴にクリーニング。 これでMDは復旧。 MD制御基板。ATRAC ICは裏面に位置し、シールドカバー設置のため未確認。 MD光ピックアップは、これも滅多に見ない「KMS-194D」。入手不可部品だ。 その他各部のクリーニング。エージングを実施し、作業完了。 (おわり) --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★整備済み「ラジカセ」や「ミニコンポ」のオークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、こちら!☆
2014年07月18日
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今回の修理は、「SONY ZS-M5 MDラジカセ(発売日:1997/4/21)」だ。 MD普及期にあって、素直でクリアな音響特性から、スタジオモニターに用いられた一台だ。コンパクトながら、高品質パーツを用いて丁寧に設計・制作されている印象だ。シンプルなデザインは、飽きなくて良い。現在でも人気のある機種だ。[SONY ZS-M5 MDラジカセ] ■主な故障と原因 電源投入すると上部パネルが勝手に開き、閉めてもまた開く → パネル開閉知スイッチの劣化押下スイッチのほとんどが誤動作 → 押下スイッチの劣化CD再生不可 → CD制御基板のコンデンサ劣化 MD再生不可 → MD光ピックアップのレンズ汚れ ■修理 この年代ほど古い機種は、正常に動作することはまずない。当該機も、押下スイッチがのほとんど全てが誤動作するため、動作確認すらできない。まずは押下スイッチの全数交換を行う。 スピーカー保護ネットは脱着式なので、手前に引けば外すことができる。 前面パネルを外す。 中央部に多くのユニットが集約設置されている。 上部パネルを取外す。 とにかく押下スイッチを交換。前面パネルにもスイッチが配されており、全38個ある。上部パネル開閉用の押下スイッチ(形状が異なる。問題なし)を除き、全て交換した。 つづく --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★整備済み「ラジカセ」や「ミニコンポ」のオークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、こちら!☆
2014年07月15日
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【6月初旬】取外した後、水洗いできれいになった既設のポリカーボネート波板を改めて設置していく。 「波板の張り方」にも、外せない多数の施工条件があり、設計段階で全ての値を決めておく必要があった。 例えば、「止め付けは、6山おき」、「重ね代は、2.5山」といった具合だ。設置場所の建屋や気象条件で変化する。 波板の止め付けには、若井産業の波板専用ビス「波座セット 木下地・アルミ兼用 トラス頭(仕様:Φ5×35mm:ポリカ製波座+EPDM製スポンジワッシャ+ラスパート表面処理の鉄ビス)」を選択した。 結果、止め穴は、(日射等による波板の伸縮を考慮して)ビス径よりも、1-2mm大きくする必要があると言う施工条件に従い、「Φ6.5mm」とした。これは穴あけに電動ドライバーに取り付けて使用できる「スターエム 六角軸波板キリ」の製品仕様でもある。 新規購入したこの波板キリは、刃先が滑らずに山に穴あけできて作業性が大変に良い。100箇所以上穴あけするので、買って損は無い一品だった。下穴なしでビスを直打ちするのは厳禁だ。遊びが無くなり、夏場に波板が波打つ原因になる。 既設の波板だったので、古い穴が開いていた。これを塞ぐべきか事前に思案た。もちろん古い穴から、雨水が漏れ入らないかが心配だったからだ。 結果的には、塞がずとも問題になる程の事態が無いことを、後日の雨天で実際に確認した。 一方、 風の吹き上げによる波板の「まくれ破損」を防止するため、棟先と軒先とには「押え縁」を設置した。この押え材は、専用部材の市販が無いようだった。よって、強度があり、薄くて耐食性に優れた材料を条件とし、他部材を流用することにした。 材質はアルミに決定。だが、安価で気の利いたアルミ材がホームセンターなどには無い。特にアルミに穴あけすることは、手間なので避けたかった。八方探索した結果、産業用電装で使用される「DINレール(アルミ製)」を選択、設置した。 押え縁の威力は絶大。一山ごとにビスを打つよりも、固定効果が高いと思う。ゴミの引っ掛かりが、多少心配ではある。 これでようやく波板の張り替えが完了。 張り始めれば、1日ほどで仕上げられた。下地に追加した桧材が、透けて丸見え状態。接合部が2本取りとなっているため、見場は今一だが、仕上がりは上々。 下から見上げるとこんな感じ。 最後に雨樋に排水ホースを取り付けて完成。 後日、太陽の熱線を遮るため、波板裏には、断熱アルミシートを設置した(冬場にカーペットの下に敷くあれです)。 なお、以前設置していた「アルミプチ」は、この用途には不適切だったようで、既に撤去した。アルミ蒸着層がプチプチから剥がれてしまったためだ。おそらくは、風のあおりによるプチプチの繰り返し変形が、剥がれの原因と思われる(もちろんメーカー指定外の用途で、自己責任での設置である)。
2014年07月12日
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【6月初旬】注文した材料が届くまでの間に、これまで波板があって作業できなかった庇のトタン部を再塗装した。 ペンキは以前の残りだ。塗膜の劣化はあるものの、波板のお陰でかなり健全な状態だ。 再塗装後の状態。塗料は「アサヒペン スーパーコート 水性」。油性のようなツンとした異臭も無く、火気に注意する必要も無い。作業しやすく、家庭用塗料としては、耐久性も高い最強塗料の一つだ。 塗装直後は写真のようにギラついていて嫌らしい感じだが、1年も経過すれば、落ち着いたツヤ消し調になる(単に塗装表面が劣化だけですけどね)。 木下地の桧材が納品されてきた。 下地用途なので節や節抜けがあるため、木工パテで穴埋めする。次いで、学習机をDIYしたときに残ったオイル塗料(リボス244クノス)で塗装。オイル系塗料は、水ははじくものの、ペンキ(=プラスチック膜コーティング)とは異なり、木材自身の呼吸を妨げないのが長所。この塗装の有無で、桧材の劣化にどの位の差異が生じるかの屋外実地テストを兼ねた塗装だ。 翌日、塗装の乾燥を確認後、作業を再開。 車庫の既設アルミフレームと補強用の桧材とは、防食を考慮してラスパート表面処理のコースレッドで結合し、更に黄銅の針金で補強した。 端部は、ラスパート表面処理の板金用ビスで固定。 以上で補強のための木下地材の設置が完了。次は、いよいよ波板の設置だ。(つづく) 次回:【DIY】波板の張替え「ポリカ波板の設置」
2014年07月09日
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【5月下旬】 居間でくつろいでいた風の強い夜のこと、「ババッ、ババッーン」という屋外らの大きな音に家族全員が驚いた。 表に出て見ると、車庫の波板が、風にに飛ばされそうになりながらも、何とか留まっている。これは危ない! この車庫の波板、ここ5年ほどは「バタバタ」と鳴る度に、破損フックを取り替えてその場を凌いでいたのだが、ついに年貢の納め時が来たようだ。この状態では、今年の台風シーズンを乗り切れそうもない。 バタついた波板が、今夜の風で飛ばぬように応急処置をしながら、近々に波板を張り替える決断をした。 ■調査と現場確認 翌朝から現場調査を始める。各部の寸法と材料、破損状態を確認した後、波板を取外し、見えない箇所の状態も確認する。波板は耐侯性のポリカーボネート製波板であった。 アルミ製の主フレームが、派手に凹んでいる。中古で購入する以前、大屋根から波板に落雪の直撃があったためと思われる。できれば交換しいところだが、予算も無いのでこのままとする。 補強用にアルミの支柱を追加し、梁には鉄製アングルと木材が添えられていた。 波板フックには、「ワンタッチフック(プラスチック製だが材質不明)」が使われていた。ただし、耐侯性に劣る材質だったため、ご覧のようにボロボロで、ほとんど用を成していない状態だった。 全てのポリカ波板を取外す。点検したところ、材質には大きな劣化が無いことが判明。表面の汚れを洗浄し、そのまま再利用することにした。 樋には、びっしりと枯葉が詰まり、コケまで生えていた。 樋をきれいに清掃。 アルミフレームの歪みは、 屋根下地全体に広がっており、落雪時の衝撃の大きさを連想させる。■結果・考察と設計要件 思いのほか屋根下地のアルミ梁材が歪んでいる → 木材(桧材)を追加して下地を補強する波板を固定するワンタッチプラフックの劣化・脱落が、波板のバタつきや剥がれを助長する → 耐侯性に優れる波板専用ビス(仕様:ポリカ製波座+EPDM製スポンジワッシャ+ラスパート表面処理の鉄ビス)を使用する風にあおられ易い波板屋根の端部から破損が進行しやすい → 屋根端部に押え材(アルミ材)を設置する 翌日、以上の結果を元に、いつものように「簡単木工作図ソフト『もでりん V.3』」で設計し、図面化を行った。設計にあっては、「波板の張り方」で検索すると、有用な情報を得られた。 設計要件に合う材料を選定して注文した。木材は、いつもお世話にっている、地元の「近治材木店」に加工も含めて注文した。 (つづく) 次回:【DIY】波板の張替え「補強下地材の設置」
2014年07月07日
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