新 松磯山荘住人のつぶやき
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慌ただしく今年も過ぎゆこうとしています。北野天満宮と平野神社の境内を通り抜けて、お気に入りのフランスパンを買いに出かけました。神社の境内は、どこもお正月の準備で大忙し。真新しい注連縄、蕾が膨らみはじめた梅の枝に「おみくじを結ばないように」と注意喚起する短冊。大人たち十人ほどが、かけ声も高らかに可動式の建屋を設置していましたが、初詣客に御神酒をふるまうためのものでしょうか。ふと見まわしてみると、先日訪れたときよりも、どの梅も蕾が膨らんでいて、新しい年がすぐそこまで到来していることを告げるかのようでした。梅よりも早く開花する蝋梅の蕾、こちらはもうかなり大きく膨らんでいて、まだ黄色い葉が枝に沢山残っているのに、一輪二輪綻びはじめていました。決して派手ではないけれど、「寒空に一足先に花を咲かせ、芳香を漂わせる姿がいじらしい」と評した人の言の如く、花言葉は「先導」「慈愛」なのだそうです。平野神社の境内では、十月桜や寒桜が寒風にも負けず、小さな花弁を開かせていました。小さいけれど、開きはじめた花の美しさはえもいわれぬものがありました。景気も冷え込んでしまった年の瀬ですが、花木たちに少し元気をもらいました。新しい年に希望を託しつつ。
2008年12月28日