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さて今日は久々にPF概況シリーズです。 134位 8071 東海エレクトロニクス (名2、3月優待) ◎ PF134位は、電子材料、機器の専門商社で取扱商品は三菱電機系が多い東海エレクトロニクスです。 現在の株価は505円、PBR0.51、株主持分比率は57.6%で有利子負債は0、今期予想PER10.29、配当利回り3.6%(18円)、総合利回り3.8%(18+1=19円)で、優待は1000株保有で1000円相当のクオカードです。 東海エレクトロニクスは「割安株の宝庫、名証2部」らしい、十分な指標的な割安さを備えた銘柄です。大きく勝てるような銘柄ではありませんが、PFを静かに支える「縁の下の力持ち」的な良さはありますね。
Sep 29, 2014
さて今日もPF上位銘柄を紹介する幕内銘柄概況シリーズです。 42位 2418 ツカダ・グローバルホールディング (東1、6・12月優待) ○ PF時価総額42位は、欧米風邸宅での挙式・披露宴が主力で、ホテル運営も手掛けるツカダ・グローバルホールディング(旧:ベストブライダル)です。以前には主力の一角だったこともあるのですが、今は勝負を終えて保有コスト0分の恩株のみを残す状態となっており、色々と考えた末にこの位置に落ち着いています。 ↑ このホテル、以前に泊まった事があるのですが、上品で広々としていて物凄く良いホテルでした。朝食も美味しかったです。 現在の株価は910円、PBR1.74、株主持分比率は47.3%、今期予想PER10.61、配当利回り1.1%(10円)、総合利回り2.2%(10+10=20円、割引券の方はヤフオク平均落札価格が50~100円!なので0円で換算)で、優待は年2回、 100株保有で500円相当、200株保有で1000円相当のクオカード+ 自社グループ運営施設飲食・宿泊割引券1枚です。 ウェディング業界というのは、未だガリバー企業が無くたくさんの会社が天下統一を目指して戦い続けている戦国時代ど真ん中の楽しい業界です。そして2128ノバレーゼ、2196エスクリ、2198アイ・ケイ・ケイ、3607クラウディアなど、魅力溢れる優待バリュー株や優待グロース株が多いことでも知られています。 その中でもツカダ・グローバルホールディングは非常にタフな銘柄で、私が有価証券報告書で確認した範囲では、2004年の上場以来一度も赤字も営業CFのマイナスもなく確実に利益を積み上げてきています。そして2004年の上場時には145億円だった売上高は400億円を超え、24.5%だった株主持分比率は40%超まで上昇し、上場時には10倍前後だったPBRも今では1倍台になりました。そのため私は依然としてここは一定の魅力ある銘柄であると考えています。 その一方で、事業報告書での社長さんの髪型を含めた風貌から受ける印象や 最近のベストブライダルからツカダ・グローバルホールディングへの社名変更など、投資家としての直感で「うん!?」と感じる、何か心に引っ掛かるものがあるのも事実です。というのは、 社名に「グローバル」とか「ユニバーサル」のような壮大な言葉が入っている会社には何故か「極悪系」が非常に多い。 傾向があるからです。(笑) これは理由は良く分からないのですが、社長さんが専制君主的な性格が強い所が多いことが影響しているのかな?となんとなく感じています。本当のところはどうなんでしょうね?
Sep 28, 2014
さて今日はPF上位銘柄を分析する幕内銘柄概況シリーズです。 いよいよ大詰めが近づいてきました。 41位 5161 西川ゴム工業 (東2、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額41位の上位銘柄は、独立系で日本の全自動車メーカーに納入実績を持つドア用シール部品(ウエザーストリップ)のトップメーカーの西川ゴム工業です。ずいぶん昔には超主力の一角として戦ったこともあったのですが、今はその時の戦利品の恩株が1000株、PFの片隅に静かに眠るのみです。ただ、ここは依然として実に良い銘柄ですね。 現在の株価は1889円、PBR0.66、株主持分比率は60.9%とまずまず良好、今期予想PER8.03、配当利回り1.9%(36円)、総合利回り2.4%(36+10=46円)で、優待は100株保有で1000円相当、1000株保有で3000円相当、5000株保有で5000円相当の自社開発製品詰め合わせ(スキンケア商品等)です。 西川ゴム工業は優待株としてはあまりメジャーではないので優待品がどのような内容なのかご存じない方も多いでしょう。今日は過去4年分の1000株優待品(3000円相当)を改めて見ておきましょう。 まずは今年2014年の優待品です。 続いて2013年の優待品です。 続いて2012年の優待品です。 最後は2011年優待品です。 ↑ この年は上記の面白い形の歯ブラシを戴きました。まるで動物のカバさんの歯を磨く用の様に平べったくて面白い形をしていますが、実際に使ってみると結構磨きやすくて好きでした。この時「毎年貰えたらいいなあ。」と思ったのですが、残念ながらその後はこの「カバさん歯ブラシ」を戴いていません。 西川ゴム工業は優待内容はそこそこですが、バリュー株として見た場合には指標的に安いばかりか着実な成長力まであり、実に強力です。というか、自動車部品関連には異常なくらいに割安に放置されたままの優待バリュー株が目立ちます。パッと思いつくだけでも5184ニチリン、5185フコク、7212エフテック、7215ファルテック、7264ムロコーポレーションなどがありますが、このあたりの銘柄というのは、どれも主力で勝負している投資家の方がいても不思議ではないようなポテンシャルを秘めているように思います。そしてここ西川ゴムも本当に良い銘柄と思いますし、これからもPF上位でのんびりじっくりゆったりとホールドしていく予定です。
Sep 26, 2014
株を買うなら優待株。 時計を買うならロレックス。 このシンプルな原則に間違いはありません。何故なら両者共に、買った後のもしもの売却時に「分厚いアフターマーケット」の存在を担保とした、「高値買取保障エアバッグ」が付いているからです。 例えば株式投資で大きく勝った時にロレックスでなく代わりに高級車を買いたいと思う方もいらっしゃるでしょう。ただ車というのはそもそもが税金の塊ですし、保有するのには更に駐車場代やメンテナンスにかなりの費用がかかります。また5、6年も乗って売却しようとすると、アフターマーケットが十分に確立されていないので売却価格は驚くほど安いのが現状です。余程の人気車種でなければ買値の0%!、10%、20%しか付かない事もザラでしょう。 ところがロレックスの場合は保有しても税金がかかるわけではないですし、そもそも非常に頑健に作ってあるのでほとんど故障もなくメンテナンスにも大してお金はかかりません。また世界中で普遍的な人気があるために、分厚いアフターマーケットがしっかりと確立されていて流動性が高いという優位性があります。そして何よりもその圧倒的な実用性。貴方の腕元で黙って毎日輝きしっかりと仕事をしてくれます。そしてとてもちびっこいアイテムなので、物理的に保存も管理も簡単・お手軽そのものです。 そしてより具体的に言うと、優待株の場合は「低PBR&PERで指標的に十分に安く、かつ優待品に魅力があり同時に総合利回りが高い。」、ロレックスの場合はデイトナ、サブマリーナ、GMTマスター2などの、定価に対するアフターマーケットでの換金率の高い「スポロレ(スポーツ系のロレックス)」の「王道中の王道」のアイテムを選択すれば更に良いでしょう。 例えば私の愛機のグリーンサブマリーナ(116610LV)で言うと、 定価は874800円(8%税込)、一時期のクレイジーなまでの人気は沈静化してきており、良く見ているとたまに百貨店の店頭にも並ぶようになってきているので、高島屋などで株主優待カード(高島屋は使用限度額無制限!)を利用して10%引きで買えば787320円、それを中古で売却すると、完品で綺麗な個体なら700000円+α、そこそこ使用感があってやれていても650000円程度です。 そして今から5、6年経てば売却価格は今よりは多少下がるかも知れませんが、過去のデータ上では一般的には大しては下がりません。その一方で円安の進行などで正規定価が上昇したり、モデルが廃盤となる(ディスコン)等のことがあると、逆に売却価格はここから上がる可能性さえあります。総合的に考えれば、5、6年後でも定価の60%以上で売却できる可能性は極めて高いでしょう。ところが車を買った場合には仮にそれが超人気のポルシェカイエンなどだったとしてもそこまでの高額査定が出る可能性は0%です。こう考えてくると、ロレックスの素晴らしさというのは突出していないでしょうか? 自らが専門とする優待バリュー株投資の構造的な優位性と絶対的な安心感を背景として株式投資に日々精進し、大きく勝ったときには自分への極上の御褒美としてロレを買う。そしてコレクションを増やす。これからも「ズバッと勝ったらロレックス。」を合言葉に、無数の優待バリュー株でガチガチにディフェンスを固めた上で、チャンスの時には大きく張る鋭いカウンター狙いの投資で、「スィート・10ロレックス」を目指して頑張って行きたいと考えています。
Sep 25, 2014
私の超主力の一角、独立系ドラッグストアで岩手県が地盤の薬王堂が本日東証1部昇格を発表しました。 現在の株価は1227円、PBR0.83&PER8.32と指標的な割安感は濃厚なので、今回の東証1部昇格に伴ってある程度は上がるでしょうが、私は元々「優待新設→株主数を確保して東証1部昇格」というシナリオを描いていたので、今回の「非優待株のままでの静かな昇格」に、「なんだか、ちょっとスカッた感があるなあ。。。。」というのが正直なところです。(汗) ま、でも超主力株の東証1部昇格はやっぱり文句無くとても嬉しいことです。今回はおめでとう御座います。これからの東証1部銘柄としての更なる飛躍に期待しています。
Sep 24, 2014
しばらく前のことですが、以前から尊敬し愛読しているあつまろさんのブログで、ある年齢を境に投資力は衰える という記事がありました。以下にその1部を引用させて頂きます。 「ある年齢を境に投資スキルは低下する」という話が、2014/4/24の日経新聞夕刊「十字路」で取り上げられていました。 個人投資家としては、見逃せない興味深い記事です。 「投資力は衰える」 マイアミ大学のコーにオティス教授が証券会社の有する顧客データから投資パフォーマンスを検証した結果、投資パフォーマンスは20代以降に上昇し40代前半でピーク。その後は少しずつ低下し、70歳以降で急激に落ちるということがわかったそうです。 知識が向上する一方で、記憶や情報を処理するスピードなど認知能力が衰えるという見方をコラムニストはしています。 (引用終わり) これは本当に素晴らしい記事で私は頭をガツンと殴られたような衝撃を受けたのですが、それには2つの理由がありました。 1つ目は、未だ現役かつ才気の全く衰えない85歳のバフェット翁に代表されるように、「株式投資は体が衰えても頭さえ元気なら物凄く長い間、まさに人生を賭けて楽しめるゲームであり、それが本当に素晴らしいところ。」と自分は思っていたので、70歳以降で急激にパフォーマンスが落ちる、というデータがあることに落胆したこと。 そして2つ目は、今まで自分自身を含めて多くの投資家の長年の戦い振りを見てきた中で、「凡庸な成績で、アウトプットされている文章にも見るべきものが全く無い」と見ていた方が、急激に成績を上げて且つハッとするほど鋭い分析を連発するようになったり、逆に「ある時期は素晴らしかったのに、輝いていた頃がまるで嘘のように、そのパフォーマンスも書く文章の内容も著しく劣化している投資家」の両方がリアルに複数実在していることから、薄々と、「投資家の能力と言うのは不変ではない。蝋燭の炎のように揺らぎがあって増減するんだな。」ということを元々肌で感じていて、「あぁ、やっぱり投資家にもピークってあるんだ。!」と思い知ったからです。 そしてこのあつまろさんの素晴らしい日記を何度も読み返しているうちに私は、「実は投資家という稼業、意外に旬って短いんじゃないだろうか?」と思うようになってきたのです。何故かと言うと、株式投資を20代の頃に始めたとして、私自身もそうでしたがまずは種銭が絶望的に少ない、頭は若くて冴え冴えでどれだけとことん勉強したとしても、そしてどんなに指数に対して大勝ちしても利益の絶対額が全然足りない、またそもそもの前提として100%勝ち続ける投資家というのはいないし必ずどこかで大きな損失を出す取引もあるわけで、精神的にも経済的にもそういった山場を、経験が不足した苦しい状況の中で何度も乗り越えていかなくてはならない、またあまりにも株式投資に傾倒しすぎると、肝心の収入源の社会人としての大切なキャリア形成に悪影響を与えることもある、ということです。つまり未来溢れる若い投資家には実は意外にも様々な制約があり、それが投資家としての急成長を妨げる可能性があるということです。 じゃあ逆に60歳を過ぎてリタイアしてから株式投資を新しく始めれば良いのかといえば、投資家としての必須の能力である世の中の新しい変化に即応し続けることが全くできない、投資家にとっての基礎的書物である四季報も頭が既に硬直していて読みこなせない、そもそも老眼が進んでしまいワイドでない通常版では眼鏡なしには何が書いてあるのかもさっぱり分からない、ということになるでしょうから、砲弾行き交う戦場にスキップしながら、裸で虎の子の退職金をその緩んだ太鼓腹に巻きつけて進撃し、良くて大手証券会社のラップ口座で「高速回転売買で手数料ぶっこ抜きの刑」、悪ければ自力で盲目的に突撃し爆撃を受けて「市場の豚の餌として即死」、ということになりかねないでしょう。 私はこのような思索の積み重ねの中で、今の自分と言うのは10年以上の苦い経験の蓄積、幸運の助けもあり結果として生き抜いてきたことによる資金量の複利のマジックによる増大、継続的な勉強とこのブログを書くことを通しての膨大なアウトプットのフィードバックによる成長によって、マグロで言えば大トロとまでは言えないとしても中トロくらいの状態には恐らくなっているのであり、この投資家としてのピークの旬の時期を少しでも延ばし、良いパフォーマンスを継続して出していかなくてはならないのだと理解するようになりました。 人生は長いようで短い、そして投資家としての3種の神器、知力・体力・資金力の全てが充実した時期と言うのは本当に限られているのだと思います。自らが持つ能力、熱意の全てを専門とする優待バリュー株投資に結集し、「日々是戦場」の意識で毎日毎日を極限の努力の中で過ごして行こうと決意しています。
Sep 23, 2014
さて今日は久々にポートフォリオ上位を紹介する幕内銘柄概況シリーズです。 40位 4653 ダイオーズ (東1、9月優待) ◎ PF時価総額40位の上位銘柄は、国内とアメリカで事業所向けコーヒー・飲料水サービスを行っているダイオーズです。 現在の株価944円、PBR1.37、株主持分比率は75.6%と磐石、今期予想PER12.69、配当利回り1.6%(15~20円)で、優待は300株保有で100杯分のコーヒー、1000株で200杯分のコーヒー・日本茶です。コーヒー100杯は楽天市場で調べると大体時価3000円くらいのようです。なので総合利回りは2.6%(15+10=25円)となります。 今日は私が昨年戴いた1000株優待品の実際を見ておきましょう。 ダイオーズといえば優待族的には≒コーヒーという感じですが、優待のお茶も実はかなり美味しかったです。 ダイオーズは財務状態も優待内容も極めて良いですし、足元の業績も好調です。 ( 株主優待だけでもっと優雅な生活 より) これからも優待を楽しみにしながら、のんびりとホールドして応援していく予定です。
Sep 22, 2014
さて今日も通常のポートフォリオ概況シリーズです。 133位 5988 パイオラックス (東1、3月優待) ◎ PF133位は、自動車向けの精密ばねと工業用ファスナーが両輪で、医療機器も育成中のパイオラックスです。 現在の株価は5200円、PBR1.05、株主持分比率は82.2%と良好、今期予想PER13.09、配当利回り0.9%(45~55円)、総合利回り1.4%(45+30=75円)で、優待は100株保有で3000円相当のグルメギフト券です。 ↑ パイオラックスの優待グルメギフトはフルーツが非常に充実しているのが特徴ですね。 ↑ もちろん、それ以外の選択肢も充実しています。 このように豊富な選択肢の中から、私は毎回ほぼフルーツを選択しています。果物は抗酸化作用が強く、「元気で長生き」するのに欠かせないですからね。今日はその内の2つを御覧戴きましょう。 1つ目は2012年に選択した「新潟県産新高梨」です。 この梨、1玉1玉が物凄く大きいです。500円玉と比較してみると良く分かると思います。 とてもジューシーで美味しい梨でした。 2011年及び2013年は、岡山の「マスカットオブアレキサンドリア」を選びました。 大粒で瑞々しく、とっても美味しかったです。 パイオラックスは成長力も利益率も高いですし、指標的にもまずまず割安ですし、PF中位でホールドしていくのには何の不安感も無い非常に良い銘柄です。これからも優待を楽しみにのんびりとホールドしながら応援していく予定です。
Sep 20, 2014
さて今日も恒例のポートフォリオ概況シリーズです。 132位 1937 西部電気工業 (東1、3月優待) ◎ PF全509銘柄中の時価総額132位は、九州地区最大手の電気通信工事業者の西部電気工業です。 現在の株価は517円、PBR0.45、株主持分比率は60.4%、今期予想PER7.98、配当利回り2.9%(15円)、総合利回り3.3%(15+2=17円、優待は2000円で換算)で、優待は1000株保有でミネラルウォーター2.0リットル入り9本と引き換えできるギフト券1枚です。 西部電気工業の優待ミネラルウォーターの阿蘇の名水はかなり美味しいです。東日本大震災後の今となっては、「水優待」銘柄と言うのは輝いて見えますね。 西部電気工業は成長力が乏しいと言うかほとんど無いことと、総合利回りが今一歩なことから万年不人気ですが、手持ちの工事が高水準でこの数年で業績が飛躍的に良くなっています。 「西電工の業績が良くなるなんて、やっぱり日本の景気は良くなってきているのかもなあ?」と思いながら、のんびりとホールドを続けています。
Sep 19, 2014
さてポートフォリオ概況シリーズをどんどんいきます。 131位 6848 東亜DKK (東1、9月優待) ○ PF時価総額131位は、環境計測器・工業用計測器メーカーの東亜DKKです。 現在の株価は578円、PBR0.93、株主持分比率64.6%、今期予想PER12.09、配当利回り1.9%(11~12円)、総合利回り2.8%(11+5=16円)で、優待は100株保有で500円相当、500株保有で1000円相当、1000株保有で2000円相当のQUOカードです。 東亜DKKは2011年7月29日の優待新設時のプレスリリースで、東証1部上場を志向していること、そのために株主数増加と売買高の確保を目的として株主優待制度を新設したことを明言していました。そして、 ついにはその待望の東証1部昇格を成し遂げました。目標達成後のこれからも、是非末永く株主優待制度を継続して欲しいと願っています。
Sep 17, 2014
さて、今日も恒例のポートフォリオ概況シリーズを続けます。 130位 9832 オートバックスセブン (東1、3・9月優待) ◎~◎◎ PF保有全504銘柄中の時価総額130位は、「オートバックス4兄弟」長男で自動車用品店国内最大手のオートバックスセブンです。 現在の株価は1705円、PBR1.06、株主持分比率は73.5%と鉄壁、今期予想PER22.55、配当利回り3.5%(60円)、総合利回り7.0%(60+60=120円、優待ポイントは額面の100%で換算)で、優待は100株保有で買物ポイント3000P付与を年2回です。以前は「買物1000円に付き300円分の優待割引券」だったのですが、現在は大幅にグレードアップし、ほぼ現金に等しいような素晴らしい内容となりました。 ポイントは2年間持ち越せるので、私はギリギリまで貯めて、タイヤ交換に使う予定です。 オートバックスセブンは、その知名度、規模、磐石の財務、非常に高い総合利回りなどを考えると、極めて魅力的な素晴らしい優待バリュー株です。ただその割には株価的には大して評価されていません。 長男からしてこのように低い評価なので、次男のG-7ホールディングス(7508、東1)、3男のアイエーグループ(7509、東JQS)、末弟のバッファロー(3352、東JQS)あたりは更に指標的には激安です。ただ、2男、3男はこの数年で優待を廃止してしまい、優待族としては寂しい限りです。 ま、優待族的にはオートバックスの優待というのは何かと重宝しますし、「鉄板銘柄」の1つと考えています。これからも優待を楽しみにしながらホールド継続の予定です。
Sep 15, 2014
こねこね、こねこね、こねこね。昨日は一日中自分のPFの集中的なメンテナンスをして上位銘柄に何か見逃しているネガティブな情報がないかを精査し、その後はたっぷりのストレッチとジョギング、温泉での歩行浴トレーニングをして心身をほぐし、夜はリラックスして再び自分のPFをぼんやりと眺め、「明日の主力株」を探していました。優待バリュー株投資に最適化した自らの脳と心からの直感が「降りてくる」のを、薫り高いハイボールの1杯を抱いて待っていました。 そしてツイッターを何となく眺めていると、鋭くて深いツイートを以前から連発している「パイナップル食べ太郎」さんが、 ここに載ってる銘柄は買いたくない 個人投資家ポートフォリオランキング(2014年8月末) というツイートをされていました。 そして私は、「↑ これは健全かつ大切な感覚。皆が口を揃えて素晴らしいと言う銘柄は、結果として非常に危険なことが多い。」というツイートをして、その後スヤスヤと眠りについたのですが、朝起きてから改めて考えてみると、これは非常に面白い問題だと思ったのでちょっと日記に書いてみることにしました。 まず前提としてここのランキングに出てくる銘柄というのは、日本中のブログをやっている、そして腕に覚えのある、名も無き多くの個人投資家の保有銘柄を集計したものに過ぎません。ところが以前からこのランキングに登場する銘柄と言うのは「見所のある、キラリと光る」銘柄であることが経験的に言って多く、私も常に注目していました。 そして今では カヲルの新世紀投資 さんのように、(以下同ブログより引用) 1. WEBサイト「個人投資家パフォーマンスランキング」で毎月公表されている 「ポートフォリオランキング」上位10銘柄をほぼ同額づつ買い付け。 2. 買付時の1銘柄当たりの保有ウエイトは運用資産の6~7%程度とする。 (※10銘柄合計で60~70%程度) 3. 翌月の「ポートフォリオランキング」にて、11位以下にダウンした銘柄は売却し、銘柄入替。 また併せて、継続保有銘柄については、部分売却 or 買い増し でリバランス。 という方針で、感情を廃した機械的な投資手法を模索 されている投資家の方まで現れています。 (引用終わり) そしてカヲルさんは年初来で+12.1%のパフォーマンスを上げられており、TOPIXなどのベンチマークに対して大幅に上回る成績をここまで残されてもいます。 つまり、全国の名も無き個人投資家たちの汗と努力の賜物である、この個人投資家PFランキングは、「マーケットの集合知」とでもいうべき「結晶化」の魔法がかかった、素晴らしいものになっているということなんですね。 ただ、だからといってこのランキングに登場している銘柄を、盲目的に信じる、無条件に買うというのは、非常に危険だと考えます。それはかつての 「ニフティ・フィフティ」 銘柄の愚 を現代に再現することになりかねないからです。 そして、その萌芽は既にこのランキングに現れていると思います。現在ランキング1位なのは、かつての不祥事から鮮やかな業績回復を遂げた3053ペッパーフードサービスですが、この銘柄、PBR17.33!!!&PER22.34と指標的に驚異的に高いからです。5を超えるような極端な高PBR銘柄の長期的なパフォーマンスが著しく悪いことは歴史が証明している通りですし、このような銘柄が最上位に登場するというのは非常に不健全な状態だと思います。 ではどうしてこのような事態になっているかと言えば、非常に良く勉強しているカリスマ的な個人投資家の方がこの銘柄を熱く語り、その余熱が、分かりやすい説得力が、他の個人投資家の方に伝播したその結果、ということなではないだろうか?と思います。ただし、ペッパーフードのことを徹底的に調べ尽くしている投資家の方だったら、現在の目の眩むような高PBRを許容できないような事態の変化が少しでもあれば瞬時にこの銘柄を捨てて次の銘柄に進むことになるでしょう。そしてその時には教祖を失ったペッパーフードは跡形も無くこのランキングから姿を消すでしょう。果たして1年後のリストにペッパーフードは存在するのでしょうか? 要は、どれほどこの「個人投資家PFランキング」が光輝くものだとしても、それぞれの投資家は、それを叩き台として、どうしてその銘柄がランキングに登場しているのか、その理由を深く考え徹底的に調べ直し、自分の腹の底にすとんと落ちた、深く納得した銘柄だけを買うようにしないといけない、ということです。 「必ず儲かる夢の投資法や銘柄リスト」 などどこにもありません。 それを信じた投資家は必ず海の藻屑と消えていくことになるのです。
Sep 14, 2014
さて今日は久々に幕内銘柄概況シリーズです。 39位 2796 ファーマライズHD (東2、11月優待) ○ PF時価総額39位は、門前薬局型を得意とする調剤薬局中堅で買収先を軸として西日本で勢力拡大中のファーマライズHDです。前回のPF367位からジャンプアップして、今回PF上位に登場しました。 現在の株価は540円、PBR1.05、株主持分比率は21.8%、今期予想PER24.32、配当利回り2.6%(14円)、総合利回り5.4%(14+15=29円、優待品は優待品のヤフオク平均落札価格の1500円で換算)で、優待は100株保有で、自社オリジナルアロマ製品または医療用サプリメントです。今日はまず昨年2013年の優待品の実際を見ておきましょう。 ちなみにその前年の2012年は自社オリジナルアロマセットでした。 実際に使ってみるとパソコンの周りがほのかに香り、確かにリラックスできました。 このファーマライズHDに関してですが、私は元々指標的な割安さ、成長力、まずまずの優待の3拍子揃ったかなり良い銘柄と評価していました。そして2014年1月24日に東証2部への昇格と同時に、公募及び第三者割当による新株式発行、自己株式の処分並びに当社株式の売出しを発表し株価が急落した時に、「これは東証1部への昇格を目指していることは明白だし、大きなチャンスだな。」と思って主力候補として集中して良く見ていました。 その後、大きな懸念材料だった2014年度調剤報酬改定が3月10日に決着し、今期の業績がある程度見通せる状況となった時に、私は「調剤報酬改定のダメージは限定的でそれほど大きくない。これは総合的に見て十分に主力で勝負できるポテンシャルがある。」と判断し、一気に買い増ししてPF上位の一角(最高時PF14位)にまで進出していました。 ところが、4月14日に突然前期業績の大幅下方修正の発表 があり、私は、「あっちゃー、完全にやっちゃった。これはとてもじゃないけど主力としては勝負できない。」ということで、持ち株の大部分を叩き売って大量損切りする結果となりました。 そしてガンガン売りながらも、同時に他のPF上位銘柄を横目で見て、「うん、ま、ファーマライズは東証1部昇格リーチなのは間違いないし、そこそこの総合利回りも出ているし、貴重な11月優待銘柄でもあるので、一定の魅力は残っている。えーと、この辺かな。」ということでPF40位前後まで順位が落ちたところで売るのをやめ、踏み止まって今に至ることになったのでした。。。 株式投資の世界では未来を完全に予測することは誰にも出来ないわけですが、私の今年前半のファーマライズHDの主力化は「結果としては大失敗」だったということになりました。これからも自らの予測の精度、確率を少しでも上げられるようにあらゆる努力を積み重ね、そして同時に自らが間違っていたことが明らかになった場合には、謙虚に迅速にミスを認めて退却する、きちんと損切りする、ことを徹底していきたいと考えています。
Sep 13, 2014
さて今日は通常のPF概況シリーズです。 129位 5956 トーソー (東2、3月優待) ◎ PF129位は、インテリア製造販売大手でカーテンレール首位のトーソーです。 現在の株価は523円、PBR0.54、株主持分比率は51.2%、今期予想PER10.38、配当利回り1.9%(10円)、総合利回り3.8%(10+10=20円)で、優待は100株保有で1000円相当、1000株保有で3000円相当のギフトカタログです。 トーソーへは昨年100株優待新設があったときに参戦(といっても1枚買っただけ)したのですが、今年の6月に「指標的に十分に安いし、そろそろ東証1部に昇格しそうだな。」と感じて9枚買い増ししたので、この順位にまで上がってきました。これからも優待と1部昇格を楽しみにしながらホールドしていく予定です。
Sep 12, 2014
さて今日の日記は個人的なメモ書きです。具体的には「これから買いたい優待株」のリストです。 ただ、現在の水準で確信を持って買えるのであれば当然既に買っているわけなので、このリストは「何らかの問題があって今は買っていないけど、チャンスがあれば買いたい。」というものになります。 今日は自分の頭の整理のために、欲しい理由や何故今の時点では買えないのか?などをメモしておきます。なお、これは気楽で直感的で私的なブレインストーミングのためのメモなので細かい間違いや事実誤認がある可能性がありますことを御了承下さい。またデータは2014年9月9日現在のものです。 1722 MISAWA あれ? 全然買えるよ、これ。早速買おう。→本日早速参戦しました。 1925 大和ハウス 業績好調で指標的にも安いが、1単元が凄く高いのと総合利回りが不十分。 2008 増田製粉所 買える水準なのだが、去年買い逃して以来どうも気分が乗らずウォッチ中のままとなっている。 2053 中部飼料 ここも改めて見ると全然買える。 2180 サニーサイド 大株主のヒデさんが日々加速度を付けて〇ー〇ーっぽくなっていくのがこのところ非常に気になる。ま、それはともかく、ちと指標的に高い。チャンスがあれば、いつかは。 2281プリマハム 優待ハムは実に欲しいが、やや指標的に高いし、総合利回りも低い。 2686Gフット バスに完全に乗り遅れた。直感が「今からだともう全然遅いよ。他のにしなよ。」と言う。更に気持ち的にもグレてしまい、どうしても今から買う気になれない。 2819エバラ食品工業 優待は実に欲しいが、指標的にイマイチで総合利回りも低くどうも触手が伸びきらない。 2919マルタイ 優待の棒ラーメンがめちゃ食べたいが、大赤字で業績ズタボロ。福証銘柄としては高い。 4463日華化学 以前持っていたが株価急騰で優待を取らずに売却。指標的に安くすぐにでも買い戻せる水準ではある。ただ1単元が100万円近くと高く、純粋な優待株としてみるとちと厳しい。 4956コニシ 隠れ優待でアンケートの答えてもらえるボンドが欲しい。指標的にもまずまずでいつでも買ってよい水準。 5186ニッタ ここは欲しい。全体相場の暴落があればそのドサクサに紛れて拾いたいと言うイメージ。 5445東京鐵鋼 指標的には安いが優待が弱い。 6312フロイント産業 悪くは無いのだが、どうも全体に後一歩と言う感じ。 6498キッツ 優待の北澤美術館カレンダーが目茶欲しい。ただ優待獲得に必要な1000株買いたいかと言われると微妙で、長年ウォッチリストに入りっぱなしになっている。 6750エレコム 優待新設時に買うかどうかかなり迷った挙句に見送ったら、その後ジリジリと上がってしまいチャンスが無く非常に困っている。優待族なら誰にでもこんな銘柄があるのではないだろうか? 最近はここに限らず優待新設後の株価の動きが極めてトリッキーになってきており、仕込みに悪戦苦闘することが多くなった。 7228デイトナ いつかは欲しいが決め手に欠け、長年ウォッチリストの一角に留まる。ちなみに時計の方で言うと、メテオライト(隕石の文字盤)やイエローシェル(黄色い貝の文字盤)のが欲しいです。 7446東北化学 優待の生花、いつかは1度は手にしたい。 7522ワタミ ザ・リアルブラック。もちろん安ければ迷い無く欲しいが、今の位置では物足りない。 7613シークス 今改めてみると、買えるには買える。 7635杉田エース 指標的には安いのだが、1単元が高い。 8237松屋 優待カードが絶対に欲しいのだが、なかなかチャンスが無くて本当に困っている。 8244近鉄百貨店 アベノハルカスに行って優待カードを使いたいが、今の株価位置では手が出ない。 8298ファミリー 指標的には図抜けて安いが、カーディーラーは他にも2754東葛ホールディングスなど、こんなとこばっかりではある。長年の親友&投資家の方が何故か気になるみたいで「ねえねえ、ファミリーって凄く良くない?」と良く話題に出すので一応ウォッチリストに入れている。ちなみにこの会話は私が、「でもカーディーラーって、カタリスト皆無&バリュートラップの万年割安株ばっかりじゃん。勝てそうな感じが1ミリもしないんだけど。」と言うと、彼が「そんなことは100年前からみんな分かってるんだよ。(怒) じゃあ、もっと安くてすぐにドカンと上がる株、ユー、今すぐ1ダースほど言って見なよ。」みたいな流れになって、私が「そんな株が分かるなら、もうとっくに日本にいないよ。飼ってるデブ猫すぐにかばんに頭から突っ込んで、飛行機に飛び乗ってバンコクあたりで1日中マッサージ受けながら豪邸で転がってるよ。!」と切れ気味に返すと、「なんだよ、その言い方。俺達もう終わりだな。!」と言うような会話を、全く進歩無く、仲良く、もう数年も続けております。(笑) 9048名鉄 いつでも買えると言いながら、ついにここまで来てしまった。。。。 9534北海道ガス 好みのタイプの銘柄。いつかは買いたい。 9713ロイヤルホテル 優待はちょっと欲しいが、財務がズタボロでどうも買いたい感じがしない。 9783ベネッセHD チャンスがあればサルベージ買いしたいが、どうも思ったように下がってこない。 9934因幡電算 いつかは買おうと思ってのんびりしているうちに、いつの間にかこんなに上昇してしまった。。。(汗) うーん、こうして見ると買いたい優待株って本当に尽きることがないですね。これからも1つでも多くの素敵な優待バリュー株をPFに迎え入れたいと思っています。
Sep 10, 2014
さて今日もポートフォリオ概況シリーズです。 128位 2573 北海道コカ・コーラボトリング (東2、6・12月優待) △ PF時価総額128位は、北海道地盤のボトラーの北海道コカ・コーラボトリングです。 現在の株価は517円、PBR0.53、株主持分比率は76.2%で有利子負債は0と財務は鉄壁、今期予想PER54.42、配当利回り2.3%(12円)、総合利回り3.3%(12+5.2=17.2円、優待は額面の100%で換算)で、優待は1000株保有で年2回、2600円相当の自社商品詰め合わせです。 ここの優待は、毎回北海道限定の商品が入っているのが嬉しいですね。↓ ↑ これ、目茶目茶美味しかったです。 北海道コカは大日本印刷の子会社で、財務は鉄壁、低PBR、かつ株価水準も長期低迷しています。これは以前に親の3863日本製紙の株式交換による完全子会社化で上場廃止になった2578四国コカと同じ状況です。私は率直に言って、「いずれは北海道コカも株式交換による完全子会社化で上場廃止になるかもしれないな。でも、好みの低PBR銘柄だし、優待内容もいいし、その日が来るまで応援していこうかな。」と考えながら、のんびりとホールドを続けています。
Sep 9, 2014
さて今日は通常のポートフォリオ概況シリーズです。 127位 7640 トップカルチャー (東1、10月優待) △ PF時価総額127位は蔦谷書店を展開しているトップカルチャーです。 現在の株価は524円、PBR0.83、株主持分比率28.7%、今期予想PER78.21、配当利回り2.9%(15円)、総合利回り3.5%(15+3.3=18.3円、優待は図書カードを額面の100%で換算)で、優待は300株保有で2000円相当のレンタル優待券もしくは1000円相当の図書カードなどです。 トップカルチャーはかつて他のTSUTAYAチェーンの買収+店舗の大型化による急成長を目標としていたことがあり、その頃にはなかなか魅力的で面白い銘柄と評価していました。ただ実際のトップカルチャーはその計画した夢物語を結局実現することは出来ませんでした。 そして一時期はここを「準主力候補」として見ていた私も、結果としては「優待株いけす」から引き上げることはありませんでした。トップカルチャーは今までのところ「翼の折れたエンジェル」だったということですね。ただ、PF中位としては著しく実力が劣ると言うほどでもないですし、総合利回りもまずまず出ていますし、今のところはホールド継続の予定です。
Sep 8, 2014
この日記がちょうど2500件目となります。今日はそれを記念して、いつかは書こう、必ず書かなくてはならない、そう思っていた1本です。若干生々しい内容ですが是非お付き合い下さい。 さて私のこのブログ運用の実際と言うのは、時間のあるときにどんどん先の下書きをしていくというものなのですが、この数日は近い将来に始める予定の「超主力株概況シリーズ」の下書きを書いていました。これは今やっている「幕内銘柄概況」シリーズが終わり次第アップする段取りなのですが、現在のこの幕内銘柄概況シリーズにはある「秘密の仕掛け」があって、その実現のためもう少しだけ続く予定です。 実はその超主力株概況シリーズを気合を入れて書く中で、順番が来たので6073アサンテのことを書いていました。アサンテは実は超主力の一角に進出していたんですね。ところが、このアサンテ、私にとっては「後悔してもしきれない。」、今年の前半戦の痛恨の一撃となった事例だったのです。そして、私はこの数ヶ月、このことを片時も忘れることが出来ずに苦しい毎日を過ごしていました。アサンテの日記の下書きを書いていた私は、「そうか、自分はこの事件の総括をせずには、やはり前に進めないんだな。」と感じたので、急遽その書きかけの原稿の一部をアップすることにしました。これは私の投資家としての慟哭の日記です。本来は全く皆様にお見せできるような内容ではないのですが、自分は投資家として、「今のステージに留まっていては決して市場で長生きは出来ないだろう。」と直感しており、これからの成長を期して恥を忍んで書くものです。 住宅用シロアリ防除トップのアサンテは、 現在の株価は1399円、PBR2.09、株主持分比率は67.7%と極めて良好、今期予想PER10.42、配当利回り2.3%(32円)、総合利回り3.7%(32+20=52円)で、優待は100株保有で年2回、1000円分の三菱UFJニコスギフトカードです。 アサンテは今年の3月12日に 優待新設 を発表しました。発表後一旦は株価が少し上がりましたが、その後発表前と同水準にまで下がったため、私は「アサンテは業種的な胡散臭さは否めないものの、成長力が高く総合利回りも悪くない。優待パワーが無かったことになっている今の株価水準はおかしいし、安い。」と考えて準主力参戦していました。その後4月17日には待望の 東証1部昇格 を果たし、そして 5月9日には前期決算を発表 したのですが、この中で配当を前期の25円から今期は32円へと増配するというニュースを見たときに、突然、 「アサンテは、総合利回り5.0%(配当32円+優待20円=52円)となる株価1050円以下は絶対に安い。サルベージ買いして今すぐに主力化すべきだ。!」 との直感が働き、買い増しして主力としました。そしてその後の株価上昇局面で更にピラミッディングをかけたため、今回超主力の一角に登場することとなりました。買い増しの実際の過程は一部下が切れていますが以下の通りです。 苦い後悔と自分への歯痒さ。 私はこのアサンテでの自分の戦い方は、「勇気が無く、情けなく、恥ずべきものだった。」と深く反省しています。 そのポイントは5月12日(月)にあります。5月9日(金)の好決算と今期の増配発表を受けてアサンテの株価は急騰しましたが、それでも私が「確信を持って買える」と判断した1050円前後で揉みあって推移していました。 私は決算発表後の週末の時間を使ってアサンテを多角度から分析し、洗い直し、そして上述の通りの「1050円以下は全部買い。」という結論を得ていました。成長力、高い利益率、新たな機関投資家の参入、住宅用シロアリ防除というニッチマーケットでの先導者としてのトップシェア、東証1部への昇格、そして何よりも10万円ちょっとという買いやすい1単元価格と現金性の高い年2回優待&魅力的な総合利回り。私の14年間の優待族としての経験をベースとした直感が、「アサンテはこの位置なら絶対にいける。踏み込め。最低でも10000株、出来れば20000株は追加。大きく買って超主力として勝負しろ!」と囁き続けていたのです。 それでは実際の私の投資行動はどうだったのでしょうか? 勝負どころの5月12・13日で僅かに5500株しか追加しなかったのです。あれほど確信があったのに、どうしてこのようなことになったのでしょうか? 私はアサンテの高PBRとネット上での悪評が多いことがどうしても最後まで引っ掛かり、それが自分の直感に忠実に従うことを妨げたのです。一言で言えば、怖かった、恐怖で身がすくんでしまい踏み込みきれなかったのです。 そして、その後自分の当初の確信どおりにアサンテが急騰していく中で、挫折感一杯の死んだ魚のような目で、戦いに負けた猫が尻尾を垂れ戦場を去っていくように、力なく形ばかりの機械的なピラミッディングをし、今に至ったと言うわけです。 株式市場では常に勝率を上げるための最大限の理性的な努力をした上で、最後は自らの直感という「精神的なショートカット機能をうまく利用する」ことが何よりも大切です。それは株式投資というのは最終的には、人間の複雑な感情を相手とする総合芸術、「理論+アートのゲーム」だからで、「+αの優位性」がどうしても必要な世界だからです。 私はアサンテで、自らが絶対の優位性を持っていると確信している優待バリュー株投資のその「ど真ん中の絶好球」を振り抜くことが出来ませんでした。 私は過去に多くの投資家の方の栄枯必衰をつぶさに見てきました。投資家の力量を評価する選択眼には絶対の自信を持っています。そんなもう一人の自分が、 「間違いない。こういうチャンスで踏み込めない投資家は絶対に勝てない。市場で生き残れない。恥を知れ ! 。」 と厳しく叱責します。私はこの数ヶ月、自分が絶好機で勇気を振り絞って戦えなかったことを情けなく思い、「次のチャンスでは、絶対に迷わない。深く踏み込む。」と決意して生きてきました。 「アサンテの陣」で自分に敗れた私ですが、その後も3097物語コーポレーションや3277サンセイランディックの超主力化や、逆に超主力だった6425ユニバーサルエンターテインメントからの撤退等の、大きな投資決断を迫られる局面が続きました。そしてこれらの場面では結果はともあれ、最大限の努力と分析の上で得られた直感を元に、迅速かつ大量の資金移動を伴っての行動をしました。 そして今後も当然私の戦いは続きます。 「アサンテの恥辱」 を胸に、これからも常に最大限の努力を前提として、自らの直感に正直に、勇気を持って戦っていこうと決意しています。
Sep 6, 2014
さて今日は久々に幕内銘柄概況シリーズです。 38位 3166 OCHIホールディングス (東2、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額38位の幕内銘柄は、福岡を地盤にした住宅建材の中堅卸のオチHDです。前回はPF386位だったのですが、その日記を書いたときに「ここはあまりにも安すぎるな。準主力でも行けるんじゃないかな?」と感じて色々と調べ、手触りを確認しながらチビチビと買い増していました。ところがその最中に元々所属していた福証から東証2部へのサプライズ昇格を果たして株価が急騰してしまい、中途半端な買い増しで終わったために今のところはこの順位に留まることとなりました。 現在の株価は736円、PBR1.05、株主持分比率は21.5%、今期予想PER8.34、配当利回り1.4%(10円)、総合利回り2.8%(10+10=20円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードです。 OCHIホールディングスは指標的に割安で、今期は住宅着工数の減少が響き業績は今一歩ですが、中期的な観点から見れば依然として一定の成長力もありますし、未だに良い銘柄であり続けています。以前PF386位だった時に、「福証ではなくジャスダックへの上場だったら楽に今より2割増しくらいの株価で評価されているようにも思います。」と書いたのですが、東証2部へのサプライズ上場でそれは現実のものとなりました。またOCHIホールディングスは残念ながら東証に旅立ってしまいましたが、福証には今でも指標的に破格に安い優待バリュー株が多く存在します。そしてそれらの多くは流動性不足に起因する 「福証逆プレミアム」 に苦しみ続けてもいます。 私のPF100位以内の上位銘柄だけを見ても、養殖用飼料主力の2058ヒガシマル 主力の一角で、「伝説の工事用コーン優待」で知られる7533グリーンクロス 超主力の一角で、未だに福証に留まり続けていることが不思議なほどの実力株、そして優待クーポン券を様々な楽しい商品と交換することの出来る、9035第一交通産業 ご存知「日本一の低PBR優待株」、9866マルキョウ 九州地盤で、この数年で店舗戦闘力の回復したファミレスの9942ジョイフル など、魅力溢れる銘柄揃いです。 OCHIホールディングスの福証から東証2部への昇格とそれに伴う株価急騰は、 「福証銘柄がいかに割安であるか?」と言うことの逆接的な証明 となりました。これからも、福証を卒業したOCHIと、未だに福証に留まり続ける手持ちの銘柄達を愛でながら、楽しく毎日を過ごしていく予定です。
Sep 4, 2014
私の超主力の一角、6059ウチヤマHDの東証1部昇格が本日発表されました。 でもここがゴールではなく、ウチヤマにとってのスタートラインだと思っていますので、これからの更なる飛躍に期待しています。 東証1部昇格、本当におめでとう御座います。
Sep 4, 2014
さて今日もポートフォリオ概況シリーズをお送りします。 126位 9059 カンダHD (東2、3月優待) ◎ PF全502銘柄中の時価総額126位は、東京・神田の運送全社統合で発祥したカンダHDです。 現在の株価は529円、PBR0.44、株主持分比率34.2%、今期予想PER11.21、配当利回り2.3%(12円)、総合利回り3.2%(12+5=17円)で、優待は100株保有で500円相当のクオカード、1000株保有で1000円相当の図書カードです。 カンダHDの100株優待追加は、今年の7月16日に発表 されたわけですが、これを受けて株価は急騰しました。 僅か500円のクオカードでこの威力、これがまさに「優待パワー」 な訳ですが、同時に、 1. 株主数を増やして現在の東証2部から1部に上がりたい、という会社からの暗黙のメッセージを市場が感じ取った。 2. カンダHDは元々指標的に極めて割安だったため、今回の100株優待拡充が適正な株価水準まで上昇するきっかけとなった。 という側面もあると思います。 ま、いずれにせよ、カンダHDはPF中位としては特に不足のあるような銘柄でもないですし、これからものんびりとホールドして応援していく予定です。
Sep 2, 2014
さて今日もポートフォリオ概況シリーズを続けます。 125位 7514 ヒマラヤ (東1、2・8月優待) ◎ PF時価総額125位は、中部地盤の一般スポーツ・ゴルフ用品小売チェーンのヒマラヤです。 現在の株価は1038円、PBR0.99、株主持分比率33.8%、今期予想PER8.41、配当利回り1.9%(20円)、総合利回り3.5%(20+16円=36円、優待券はヤフオク平均落札価格の額面の80%で換算)で、優待は100株保有で年2回1000円相当の値引き券1枚、500株で3枚などです。 私は毎回値引き券を貯めて2回分を同時に使うことで色々な買物を楽しんでいます。 ヒマラヤは指標的にも割安ですし、地味で目立ちませんが実はまずまずの成長力もありますし、なかなか良い銘柄だと思います。これからも余程の株価急騰がない限りは、優待を楽しみにのんびりとホールドして応援していく予定です。
Sep 1, 2014
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