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さて今日は久しぶりに 「株式投資本オールタイムベスト」シリーズ をお送りします。第59位は、 富者の集中投資 貧者の分散投資 (フレデリック・R・コブリック著、パンローリング社) です。ビッグマネーを掴むには一握りの偉大な銘柄さえあればよい、という集中投資の大切さをアツく説いた一冊ですね。 最初に言っておくと、この本は全体としては非常に鈍長で読みにくく、総合的に見ればとても名著とは言えない一冊です。なにしろ大量の投資本を読み慣れている私が読了に非常に苦労したレベルでしたからね。(汗) ただし、 この本が発しているメッセージは、我々アクティブ投資家にとって決定的に大切で重要なもの であり、そこを最大限に高く評価して今回この位置で入賞させました。この「株式投資本オールタイムベストシリーズ」は減点法ではなく加点法で採点しています。何故なら、 我々が愛する実に不可思議な株式投資の世界では、マイナスを直してもプラスになることは決してないからです。つまり、この本には欠点を遥かに上回る極めて素晴らしい点が多くあるということなんですね。 私がこの本から得た最大のメッセージは、 偉大な会社には再現可能な「勝ちパターン」があり、成功を繰り返す。 ということでした。 そして最初にこの本を読んだ時に真っ先に脳裏に浮かんだのが、「食べ放題なのにクオリティが高い」というそれまでの「安かろう、悪かろう」の食べ放題業界の常識を打ち破って躍進を続けていた 3097物語コーポレーション のことでした。そして物語コーポは大成功を収めた「焼肉きんぐ」のノウハウを活かしてしゃぶしゃぶとお寿司の食べ放題業態である「ゆず庵」を手掛け始めており、 私は物語コーポのビジネスモデルに再現可能な勝ちパターンを見たのです。 次にフレデリック・R・コブリックの理論の根幹を成すBASMですが、具体的には、 B(Business Model―ビジネスモデル) A(Assumption-前提) S(Strategy-戦略) M(Management-経営力) のことです。 偉大な会社には再現可能な勝ちパターンがあり、何度も成功を繰り返すわけですが、私は3097物語コーポをBASMを持つ、修正力の高い傑出した銘柄の一例であると現時点では考えています。ちなみに他のBASMを持つと私が考えている銘柄としては、「同じ家は作らない」 というコンセプトの下で静かに成長を続ける、 3228三栄建築設計 があります。 またコブリックは「偉大な会社を1社見つければよい。1社で十分だ。100倍になる株を見つけてそれをホールドしていれば良い。それだけでビックマネーを掴める。」 と何度も繰り返し力説しています。この 正しく集中投資をすれば必ず大きな成功を手に出来る という彼のシンプルなメッセージは、我々アクティブ投資家が常に心の引き出しの最上段にしまっておかなくてはならない重要な考え方であると思っています。 また 「私が尊敬し、ともに働く人はだれも、マーケットタイミングを利用していない。」、「マーケットタイミングはギャンブルの一種だ。」 と、コブリックは明白に、 マーケットタイミングを測る投資法を否定 しています。 この歯切れの良さも印象深かったですね。 以上、この 富者の集中投資 貧者の分散投資 には、我々アクティブ投資家にとってハッとする様な、鮮烈でピュアで真っ直ぐで胸を突くメッセージが溢れています。間違いなく一読の価値がありますので、未読の方は是非。
Sep 30, 2017
いやあ9月が終わりました。 今月は市場環境が良好でしたね。私のポートフォリオも上位銘柄がほぼ満遍なく上昇し特に問題の無い1ヶ月でした。トータルでは対2016年末比で+19.7%となり、先月の+13.5%から較べると大きく上昇しました。 ただその一方で、「対TOPIX+20%」という毎年の基本目標には依然として程遠いですし、更に東証2部指数やJASDAQ指数と比較すると、今年は圧倒的に劣後する不甲斐ない成績が続いているのも事実です。その為、残りの3ヶ月で少しでもパフォーマンスを上積み出来るように、引き続き死力を尽くしていく所存です。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Sep 29, 2017
さて今日は 2017主力株概況シリーズ です。 24位 8591 オリックス (東1、3・9月優待) ◎◎ PF時価総額24位の主力は、総合リース国内首位のオリックスです。前回の9位からは順位を落としましたが、PF上位の一角の地位を保ってここで登場しました。 ちなみにオリックスが順位を落とした理由ですが、時価総額が大きい超大型株だからです。大型株は事業内容が多岐に渡るので私の様な個人投資家には分析しきれないし、機関投資家とまともに戦う羽目になるので情報面でも不利だし、なによりも、 大型株のパフォーマンスは歴史的に見て小型株に劣る からです。私は極力自分のポートフォリオを魅力的な小型株で埋め尽くしたいと考えており、オリックスはその自分の意図にそぐわない銘柄だったためにポジションを落としたという事です。 ただ オリックスは指標的な割安さ、成長力、優待力、高い総合利回りを兼ね備えた途轍もなく良い銘柄 であることには何の変りもなく、現在の総合戦闘力を考えると、「主力の一角の地位を与えざるを得ない。超大型株であるという減点材料があるとは言え、あまりにも良い銘柄過ぎる。」との判断の元で、この位置での登場となりました。 現在の株価は1813.5円、時価総額24013億円、PBR0.94、自己資本比率は22.3%、今期予想PER7.50、配当利回り2.9%(52.25~62円)で、優待は100株保有で年2回株主優待カード(ヤフオク平均落札価格は500円)+ 3月株主にのみ5000円相当の自社取引先取扱商品(カタログより選択。3年以上連続保有だと更に内容がランクアップ)です。そのため 総合利回りは6.2%(配当52.25円+優待カード10円+商品50円=112.25円)と大型株としては異例の高さ となります。 この「ふるさと優待」というまるで「ふるさと納税」の様な、若干謎のネーミングのカタログギフトですが、私はここ2年は「伊達の牛たん詰め合わせ」を選択しています。 控えめに言って、滅茶苦茶美味しかったです。 さてリース会社には8424芙蓉総合リース、8425興銀リース、8439東京センチュリーリース、8566リコーリース、8793NECキャピタルソリューションなど、指標的に割安で更に優待内容も良い銘柄がたくさんある訳ですが、オリックスはそのリース各社の中でも飛び抜けて良い銘柄であると思います。 その理由としては、 1. 業界最大手なのに総合利回りが一番高い。 2. 指標的に非常に安い上に成長力も高い。 の2つが上げられます。 これからも「超大型株であることだけが惜しまれる」最強の優待バリュー株であるオリックスを、PF上位で楽しくホールドしながら応援していく所存です。
Sep 28, 2017
さて今日は通常の 2017PF概況シリーズ です。549位 4355 ロングライフホールディング (東JQS、10月優待) ◎ PF549位は、介護付き有料老人ホームを関西中心に展開し、富裕層向けである点に特徴があるロングライフホールディングです。 ここはPF下位なので、今、この日記の下書きを書くまでは正直に言ってちゃんと見たことがなかったのですが、ビジネスモデルがいいですし、成長力もありますし、かなり魅力的な銘柄と思います。今は株価急騰後でちょっと厳しい感じですが、チャンスがあればいつか大きく買いたいですね。 現在の株価は585円、時価総額64億円、PBR1.91、自己資本比率は21.2%、今期予想PER19.83、配当利回り1.4%(8円)、総合利回り3.1%(8+10=18円、優待品は私の独断で1000円で換算)で、優待は100株保有で自社グループ有料老人ホーム・グループホーム入居一時金・入園金10万円割引券1枚(0円換算)+自社子会社商品(カレー詰合せ、1000円換算)です。↑ 率直に言って、かなり美味しいと思います。 ちなみに優待族も私くらいに昏迷度が高まると、優待カレーだけでも「プチビジネス」が始められそうなくらいの、まるで小さなスーパーマーケットの様なパントリー(食料品貯蔵室)となります。(汗) さて、先ほど述べた様に、ここロングライフホールディングはかなり光る所のある銘柄と思います。PF上位で参戦できる日がいつか来たらいいな、と思いますが、どうなるでしょうね。?
Sep 27, 2017
さて今日は当ブログ一番人気の 2017主力株概況シリーズ です。 23位 8818 京阪神ビルディング (東1、3月優待) ◎◎ PF23位の主力株は、住友系でオフィスビル、データセンタービル、ウインズビルを手掛ける京阪神ビルディングです。「ここは実に非凡な銘柄だな。」と感じてかなり前に優待MAXとなる5000株までは買い増ししていたのですが、その後いろいろな角度から検討を重ね、「うん、主力として戦えるだけの十分な力がある。」という事で更に買い増ししたので、今回主力の一角に初登場することとなりました。 現在の株価は746円、時価総額403億円、PBR0.68、自己資本比率は49.1%、今期予想PER12.21、配当利回り2.3%(17~18円)、総合利回り2.9%(17+4.4=21.4円)で、優待は100株保有で1キロ分、1000株保有で5キロ分、5000株保有で10キロ分のお米券です。また2年以上継続保有の場合には更にお米券は上乗せされます。 京阪神ビルディングへの主力参戦の理由は以下の通りです。1. 空室率が低い=戦闘力の高い優良ビルをたくさん持っており、極めて利益率が高くてかつ手堅いビジネスをしている。2. 保有している賃貸用不動産に大きな含み益(約580億円)があり、元々低PBRではあるが実質的なPBRは更に低い。指標的に実に安い。(上記データは有価証券報告書P60より引用) 今後、主力の一角として京阪神ビルディングを楽しくホールドして応援していく予定です。
Sep 26, 2017
さて今日は株式投資本オールタイムベスト58位 スーパーストック発掘法(ジェシー・スタイン著、パンローリング社) の 最終回&最高潮 第9弾 です。いよいよ核心ですね。 今日はこの本の中でベストの章である 第10章 売りのスーパー法則 を見ていきましょう。この章、凄いですよ。。。 売りは市場で成功するためには不可欠な要素だ。これは避けて通ることは出来ない。 どこで売るかはどこで買うかよりも1000倍重要 なのだ。 買う技術よりも売る技術のほうがはるかに難しい。天井で確実に売る確かな方法はない。 売りの大切さと、その難しさを率直に語っています。 ジェシー・スタインの本書の魅力はこの「飾らなさ」にもある んですね。 最良の売り時は、センチメントが極端な状態になったとき である。つまり、 あなたのエゴが売るなと言っているとき である。。。すべてが素晴らしく思えるとき、すべてが軌道に乗っているとき、前方に障害物がないとき、買うたくさんの理由があり、売る理由がないときに売るのがベスト。 何か月かにわたって上昇していて、すべてが素晴らしく見え、あなたが数か月前に予測した素晴らしい決算報告が発表され、インベスターズ・ビジネス・デイリー紙があなたの株を特集し、 だれもがあなたの株の事を話し始めたら、すぐに「売れ」。 スーパーストックの上昇が止まるとき、劇的な形で止まる ことを忘れてはならない。。。スーパーストックが利益を根こそぎかっさらうのに、上昇するときの3分の1の時間しかかからない。音楽が鳴りやんだとき、瞬間的に売ることが重要 だ。 まず売れ、質問はそのあと でよい。売らなければならないときでなく、売れるときに売る。これが重要だ。 まず見ていくのはテクニカルな売りシグナルだ。 テクニカルな売りシグナルはファンダメンタルな売り基準よりもはるかに重要 だ。なぜなら、 テクニカルインディケーターはファンダメンタルな売り理由が現れる前にあなたに売れと言ってくる から だ。 ふー、素晴らしい。。。この 売り時はファンダメンタルよりもテクニカルが先に鋭敏に検出する。 売りの本質は飛び降り。 というのは 林則行さん も同じようなことを言っていましたね。 ブレイクアウトから9~15か月上昇した後で売れ。 放物線状に上昇したら売れ。 値幅が大きくなったら売れ。下のチャネルを下回った落ちるナイフで売れ。間違ったら売れ。 3回高値を更新したら売れ。 同じグループの株が弱まったら売れ。 リスク・リワードが不利になったら売れ。 二次売り出しや私募が発表されたらためらわずに売れ。 良い決算発表が続き、それが終わったら売れ。 株式分割したら売れ。 インサイダーが大量に売ったら売れ。 ニュースのヘッドラインで売れ。 掲示板が熱狂し始めたら売れ。 あなたが天才になったら売れ。 紛らわしい決算報告が発表されたら売れ。 広報活動が派手になったら売れ。 このスタインの「売りの法則」は凄いと思います。 その多くが人間の情緒的な本能に反しており、だからこそ深い説得力がある んですね。正直に言って、 この第10章だけで最低でも100万円の価値はある と思います。途轍もない名著ですね。 さて、長くなりましたが、これでこの本の紹介は終わりです。未読の方は間違いなく投資家人生を損していますので、今すぐに街の一番大きな本屋さんかアマゾンに猛ダッシュして買いましょうね。 (笑)
Sep 25, 2017
さて今日は久々に2017主力株概況シリーズです。 22位 9324 安田倉庫 (東1、3月優待) ◎◎ PF時価総額22位の主力株は旧財閥系の倉庫準大手の安田倉庫です。理由は後でまとめて述べますが、総合戦闘力が非常に高いと考え、「優待株いけす」から見出され発掘されて、今回初めての主力昇進となりました。 アベノミクス初期には「含み資産関連」ということで人気化して株価が高騰したこともありましたが、今はその熱も冷め株価は定位置に戻ってきました。 現在の株価は834円、PBR0.40、自己資本比率は56.2%、今期予想PER14.89、配当利回り1.7%(14円)、総合利回り2.7%(14+8.8=22.8円)で、優待は100株保有で2キロ分のお米券です。 ちなみに「隠れ優待」と言うほどではないかもしれませんが、当社函館市内所有地に建っている「ラビスタ函館ベイ」の宿泊優待券も貰えます。私はホルダーになって以来6年連続で貰ったので、どうやら毎年戴けるようです。 以上の優待をまとめると下の写真のようになります。 安田倉庫は今の株価位置は激烈に安いと思います。その理由は以下の4点です。1. 賃貸不動産だけでも約170億円の含み益がある こと。 (上記データは2017年3月期有価証券報告書P64より引用)2. 保有する 3003ヒューリック株 だけで時価約360億円もあること。ちなみに安田倉庫の時価総額はたったの約250億円に過ぎません。(上記データは2017年3月期有価証券報告書P54より引用) 少し追加すると、このヒューリック株に関しては、1887年創業の名門で同じく安田系の毛並みの良い企業である 3302帝国繊維 も同じく大株主なのですが、エンゲージメント(友好的対話型)投資を標榜する帝国繊維大株主のスパークスが、「資本を有効に活用していない」として激おこで売却を要求 しています。このプレッシャーによって帝国繊維側に何らかのアクションがあった場合には、「玉突き事故」で安田倉庫にも影響が出る可能性があると考えています。なにしろ 安田倉庫は「自社の時価総額を超えるヒューリック株を保有している」という異常過ぎる状況 ですからね。3. 同業の倉庫業で優待付きの他の銘柄と比較した場合の相対的な割安感が濃厚である こと。具体的に他の銘柄も見ておくと、9305ヤマタネ (PBR0.58&PER8.52 ただしここは実に安い)9319中央倉庫 (PBR0.59&PER17.72)9322川西倉庫 (PBR1.10&PER47.77) 等があります。4. 現在横浜の山下ふ頭が「日本カジノの有力候補の1つ」とされているが、安田倉庫はその周辺に拠点を2つ持っており、 横浜カジノ構想が現実のものとなった場合には関連銘柄として脚光を浴びる可能性がある こと。(ただし現在 地元が反対姿勢 を強めており、実現可能性は低いかもしれません。なので、これはちょっとおまけ的な項目です。) ま、ここはのんびりと持っていればたまに「含み資産関連株」として吹くこともありますし、武運が無くて何もなくても、そもそも十二分に死ぬほど割安ですし、「ローリスク・ミドルリターン」のリスク・リワード比に優れた、 「プチ宝くじ」感覚で保有していける実に良い銘柄 であると考えています。 それにしても最近強く思うのは、「投資家は以前にも増してどんどんと短期目線になっており、減益予想の会社には全く見向きもしない。」という事です。実際安田倉庫の株価推移が軟調で相対的に安いのも今期が昨期に比べて減益予想だからです。そういった銘柄にはほとんどの投資家は1ミリも興味がないんですね。ただ、今期の減益予想は物流施設や横浜新ビルの竣工に伴う不動産取得税が重くのしかかっているためであり、これらは来期には「増益の種」となるものでもあるのです。 私はこういった市場の趨勢を逆手にとって、「今期は先行投資などで減益予想なので叩き売られているけれど、数年単位で見れば今の株価位置は実に安い。」と考える銘柄群を大量にPF上位に並べています。この投資行動が今年の私のパフォーマンスが振るわない主要因となっているのは事実ですが、自分の投資スタイルに極力忠実に、これからも日々精進していこうと考えています。2017主力株概況シリーズ 免責事項2017主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Sep 24, 2017
さて今日は通常の2017PF概況シリーズです。 548位 3598 山喜 (東2、3・9月優待) ◎ PF時価総額548位は、紳士用ドレス・カジュアルシャツ大手の山喜です。 現在の株価は288円、時価総額43億円、PBR0.60、自己資本比率は45.5%、今期予想PER28.80、配当利回り1.7%(5円)、総合利回り5.2%(5+10=15円、優待券はヤフオク平均落札価格の額面の50%で換算)で、優待は100株保有で年2回、1000円分の買い物券を1枚(自社グループ直営店およびインターネットショッピングサイトで利用可)などです。 私は優待券をインターネットショッピングサイトで使ったり、 実際のお店で買い物をしたり 楽しく使用しています。 山喜はこの数年の努力で利益剰余金もプラスに転じて、以前あった財務上の懸念も後退しましたし、総合利回りも十分に高いですし、何と言っても1単元が安いですし、PFの片隅で1枚ホールドしていくのには実に良い銘柄であると考えています。
Sep 23, 2017
現在全国の書店で絶賛発売中の日経マネー2017年11月号 今月号の特集は、 億越えの王道 中小型株 腕利きの発掘法&銘柄リスト なのですが、 その中の巻頭序言の、 海外の重鎮も認める 小型株投資の優位性 楽しく大儲け 優待バリュー株発掘法 の2か所で編集協力させて頂いています。 また日経マネー編集部の方が私の投資基準である1. PBR×PER<11.25 (グレアムのミックス係数22.5の半分以下)2. 配当+優待の総合利回りが4.0%以上3. 時価総額が200億円以下 の3つを満たす14銘柄を抽出(私は全くタッチしていません)されているのですが、 その中には私のPF上位の銘柄がちゃっかりと7つも入っていました。(滝汗) 自分はそれだけ非常にシンプルな分かりやすい基準で銘柄を選択しているという事の、実に分かりやすい証明になっていますね。(笑) 今月号の日経マネーは、我々個人投資家にとっては非常に興味深い、そして同時に素晴らしい内容になっていると思いますので、皆様も良かったら本屋さんで見てみてくださいね。
Sep 22, 2017
さて今日も通常の2017PF概況シリーズです。ドンドン行きますよ。 547位 2796 ファーマライズHD (東1、11月優待) ○ PF547位は、調剤薬局中堅のファーマライズHDです。2014年の前半には最高でPF14位の主力として戦ったこともある銘柄ですが、残念ながら力を発揮することが出来ず、今は母なる「優待株いけす」へと戻りました。 現在の株価は581円、時価総額53億円、PBR0.99、自己資本比率21.7%、今期予想PER26.29、配当利回り2.4%(14円)、総合利回り4.1%(14+10=24円、優待品のヤフオク平均落札価格は700~1500円。ここでは1000円で換算)で、優待は100株保有で、自社製品などです。 ファーマライズHDは利益が伴っていないとはいえ成長意欲も高いですし、十分な総合利回りも出ていますし、PF下位としては実に良い銘柄であると評価しています。
Sep 21, 2017
さて今日は通常の2017PF概況シリーズです。 546位 6067 メディアフラッグ (東マ、6・12月優待) △ PF546位は、流通業の覆面店舗調査、消費財メーカー向けの店頭販売促進が収益柱のメディアフラッグです。 現在の株価は587円、PBR2.35、自己資本比率は25.6%、今期予想PER5.80、配当利回り0%(0~3円)、総合利回り1.7%(0+10=10円)で、優待は100株保有で12月株主に1000円相当の自社子会社商品(菓子詰め合わせ)などです。ちなみに100株株主には6月優待はありません。 メディアフラッグは指標的にはやや高いですが、優待のお菓子もおいしいですし、ま、PF下位としては許容できる銘柄かな?と考えています。
Sep 20, 2017
さて今日は株式投資本オールタイムベスト58位 スーパーストック発掘法(ジェシー・スタイン著、パンローリング社) の第8弾です。 今日は、最高の出来である 第9章 ローリスクの仕掛けのスーパー法則 を見ていきましょう。 長いベースを初めてブレイクアウトしたあと、株価の上昇の早い時期に買うのがよい。 高品質で平均的なモメンタム株はベースをブレイクアウトしたあと 9~12か月にわたって上昇するのが普通 だ。。。 早めに仕掛けることが重要 だ。 フレッシュモメンタムを獲得した銘柄は抜群に強い という、 アントナッチの超名著 が思い出されますし、名著 バリュー投資 での 株式投資のリターンの80%~90%は、全体のわずか2%~7%の投資期間に生み出される と言う名言も自然に想起されます。 そして大切なことは、我々バリュー投資家はどうしてもファンダメンタルズに基づいて売買をしてしまう訳ですが、いったん新しくモメンタム(勢い)を獲得した銘柄はとことん強いので、株価が力強く健全な歩みを続ける限りは一生懸命に我慢して売らず、利益の極大化を目指す必要があるということなんですね。 勝ちトレードは利を伸ばすことが重要だ。 。。投資は思っているほど簡単ではない。あなたの株の大部分は小さな損失になるため、 数少ない勝ちトレードに稼いでもらわなけらばならない。 勝ちトレードに利を伸ばさせることなく、大きな利益をつかみとることなど不可能 だ。 売りシグナルが出るまでけっして売ってはならない。 、、、素晴らしい。モメンタム投資の考え方が実に分かりやすく文章化されています。 株式投資で勝ち残るには、どうしてもこのモメンタム投資の考え方を自らの中に取り入れることが肝要 なんですね。(続く)
Sep 19, 2017
さて今日も2017PF概況シリーズです。545位 6325 タカキタ (東1、9月優待) 〇 PF545位は、飼料系農機が主のタカキタです。 現在の株価は580円、時価総額81億円、PBR1.25、自己資本比率は67.8%、今期予想PER13.78、配当利回り1.7%(10円)、総合利回り2.6%(10+5=15円)で、優待は100株保有で年1回500円相当のクオカードなどです。 タカキタは指標的な割高感も特にありませんし、財務状態も良いですし、PF下位としては十分に良い銘柄であると評価しています。
Sep 18, 2017
さて今日も2017PF概況シリーズです。544位 9835 ジュンテンドー(東2、2月優待) 〇 PF544位は、中国地方トップシェアのホームセンターのジュンテンドーです。尚、私はここへは2017年6月に新規参戦したばかりなので、まだ優待写真などはありません。 現在の株価は597円、時価総額50億円、PBR0.45、自己資本比率は31.3%、今期予想PER17.77、配当利回り1.7%(10円)、総合利回り3.4%(10+10=20円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードです。 ジュンテンドーは低PBRですし、まずまずの総合利回りが出ていますし、PF下位としては良い銘柄です。こういった「縁の下の力持ち」的な銘柄が私のポートフォリオを静かに支えてくれているんですね。
Sep 17, 2017
さて今日は通常の2017PF概況シリーズです。 このところこのシリーズが多めに登場していますが、「2巡目となるPF概況シリーズを最後までやり遂げる。」ことが現在の私の大きな目標となっていますので御了承下さい。 543位 7601 ポプラ (東1、2・8月優待) △ PF543位は、広島地盤の独立系コンビニのポプラです。 現在の株価は602円、時価総額71億円、PBR1.83、自己資本比率は25.5%、今期予想PER39.35、配当利回り0%(0円)、総合利回り3.3%(0+20=20円、優待券のヤフオク平均落札価格は額面の95%と激高。そのためここでは100%で換算。)で、優待は年2回100株保有で500円の買物優待券を2枚です。 優待券(1000円以上)は返送すると、同額相当の菓子珍味詰合せと交換することも出来ます。↑ このように、結構良いおやつやおつまみと交換して頂けます。 ♬ それにしてもコンビニ業界は大手による寡占化がこの数年で更に一気に進行してしまいました。その影響で中堅コンビニはどこも大手の系列に組み込まれ、かつ「閉店ラッシュ&悲惨な業績」に落ち込んでいます。そしてかつては「広島の勇者」だったポプラもその苛烈な運命からは逃れることが出来ず、ローソンによる追加出資&役員受け入れでその武運が尽きようとしています。 私は投資家として、数々の地方コンビニがある瞬間には光輝き、その後「資本の論理」の前で、無様に落ちぶれて敗走していく様をつぶさに見つめ続けてきました。 この「圧倒的なダイナミズム」が株式市場の残酷さであり、そして同時に根源的な魅力でもあるんですね。
Sep 16, 2017
さて今日は株式投資本オールタイムベスト58位 スーパーストック発掘法(ジェシー・スタイン著、パンローリング社) の第7弾です。 今日は、 第8章 あなたの有利になるように事を進めよ を見ていきましょう。 市場が大暴落する可能性があることを考えれば、こういったありふれた対象に投資すれば、月並みな結果しか出ないことを宣告されたも同然だ。 単刀直入に言えば、ETFの投資家はやるべきことをやりたがらない人たち だ。 あなたに有利になるように事を進めるには必要な仕事はやらなければならない。 これは当たり前のことですが実に大切なことを言っています。つまり 我々アクティブ投資家はインデックス投資家の何倍も、何十倍も努力をしなくてはならない ということです。 成功する投資は将来が全て。。。私の経験から言えば、キャッシュ残高の多い会社ほど、同業者に比べると業績が悪い。 キャッシュ残高が多いということは、その会社は成熟企業であり、キャッシュを投資する成長分野が無いことを意味する。 キャッシュを再投資して高いリターンを稼がない企業は長期的に見ると罰せられる。 キャッシュ残高の多い企業にのみ注目すれば「バリュートラップ」(割安に見えて長年株価が上がらない株)地獄に真っ逆さま だ。 ドキッ。 これはバリュー投資家の亜流である私には非常に痛い指摘です。 主力株はなるだけ「安全域」の大きな、グレアム・ドット流の古典的なディープバリュー株で固めたい。でも同時にいつまでも株価が全く上がらない「バリュートラップ銘柄」であっては大変に困る わけで、 だからこそ銘柄選択と言うのは本当に難しい んですね。(汗)
Sep 15, 2017
さて今日は通常の2017PF概況シリーズです。 542位 9995 ルネサスイーストン (東1、3月優待) △ PF時価総額542位は、半導体商社で2009年の合併でルネサス直系となったルネサスイーストンです。 現在の株価は646円、時価総額171億円、PBR0.72、自己資本比率は67.2%、今期予想PER18.30、配当利回り1.9%(12円)、総合利回り3.4%(12+10=22円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードです。 ルネサスイーストンは格別な指標的な割高感もありませんし、総合利回りもまずまずですし、PF下位としては特に問題の無い良い銘柄と思っています。
Sep 14, 2017
さて今日は株式投資本オールタイムベスト58位 スーパーストック発掘法(ジェシー・スタイン著、パンローリング社) の第6弾です。 今日は、 第6章 システムと簡易性 を見ていきましょう。 良いアプローチはたくさんあるが、あなたのスキル、才能、個性を最もうまく活用してエッジを創造し、それを持続できるトレードアプローチは1つしかない。。。 指紋と同じように、あなたの戦略はあなた独特のものでなければならない。 成功している人々から多くを学ぶことも重要だが、最終的にはあなた自身の戦略、他人の真似事ではないあなた独自の戦略を開発することがあなたの最優先課題である。 私は試行錯誤の末に、自分自身の能力と性格に完全にジャストフィットした 優待バリュー株投資法 を編み出しました。そしてそれを更に少しでもブラッシュアップするべく、日々努力を続けながら戦っています。貴方の、貴方だけの投資戦略とはどのようなものでしょうか? (続く)
Sep 13, 2017
さて今日は通常の2017PF概況シリーズです。541位 2173 博展 (東JQS、3月優待) △ PF541位は、企業や団体のイベント展示、販促を支援している博展です。 現在の株価は631円、時価総額24億円、PBR2.75、自己資本比率は16.8%、今期予想PER27.08、配当利回り2.2%(14円)、総合利回り3.0%(14+5=19円)で、優待は100株保有で年1回500円相当のクオカードです。 博展は指標的にはやや高いですが、その分成長力もありますし、 PF下位としては特に問題の無い銘柄であると考えています。
Sep 12, 2017
さて今日は株式投資本オールタイムベスト58位 スーパーストック発掘法(ジェシー・スタイン著、パンローリング社) の絶好調第5弾です。今日は、 第5章 良いトレーダーになるために を見ていきましょう。口座残高が下がり続けるのを見ると、「リベンジトレード」をしようと躍起になる。 リベンジトレードとは、失ったお金を取り戻そうとして、問題のある株式に普通以上に大きなポジションを取ること である。プロのトレーダーに聞いてみるとよい。 リベンジトレードは必ず失敗する と言うはずだ。 有名な投資家のベンジャミン・グレアムは次のように言ったー「知的な投資はテクニックというよりもメンタルな部分が大きい。」 私も 決して「リベンジトレード」をしない ように毎日強く注意しています。そして具体的には、 見込み違いで負けた場合には、ただ「静かに黙って去る」。「右の頬を打たれたら打ち返すのではなく、そのままズルズルと下がり、鼻水を垂らしすすり泣きながら後ろを振り返らずに一目散に逃げる。」 ことを心掛けています。(笑)
Sep 11, 2017
さて今日は株式投資本オールタイムベスト第58位 スーパーストック発掘法(ジェシー・スタイン著、パンローリング社) の好評第4弾です。 今日は実に歯切れが良くて面白い 第4章、ウォール街の最悪の秘密 を見ていきましょう。 秀でたトレーダーたちは自分たちにとってできるだけ有利な価格で仕掛けたり手仕舞ったりできるように市場を操作している ことは、ビジネスの世界では良く知られた事実だ。これはウォール街にとっては特に目新しいことではない。 はい、市場は操作されています。 私たち弱小個人投資家が戦っているのは、そういうおどろおどろしい魑魅魍魎の戦場 なんですね。そして だからこそ、我々はそれぞれの能力と性格にジャストフィットした「自分だけの武器」を持って戦わなくてはならない んですね。 ゴールドマンは、チャートが「買え」と叫んでいるときは評価を下げ、チャートが「売れ」と叫んでいるときは評価を上げる天才だ。彼らが「買い推奨」を出す目的は、彼らのトレード部門が売りポジションを建てているときにバカ者たち(一般投資家)に買わせることなのだ。 逆に、「売り推奨」を出す目的は、彼らが買いポジションを建て始めたときにバカ者たちに売らせることなのである。 ゴールドマンやほかのブローカーのこうした予測は計算され尽くしたもの なのだ。彼らは 一般投資家の利益などつゆほどにも考えていない。。。 金融街の人々はいつもウソをつく。 金融街の人々はいつもウソをつく。 これは本当にその通りだと感じますし、「投資の世界の不都合な真実」を射抜いた名言ですね。 そして、 これだけ率直に、同時に真っ直ぐな言葉で投資の世界のからくりを書いてくれている親切な本はなかなか世の中に無い とも思います。(続く)
Sep 10, 2017
さて今日は株式投資本オールタイムベスト第58位 スーパーストック発掘法(ジェシー・スタイン著、パンローリング社) の好評第3弾です。 今日は第3章、世界で最も良く効く薬 を見ていきましょう。 マスメディアは99%の一般投資家をわざと混乱させるように構成されている。一般大衆の貯蓄をメディアを操作している「スマートマネー」に静かに流し込むためだ。。。ニュースはお金儲けとはまったく関係がない。 「マスメディアが巨大な粗大ごみである」ということは、テレビや新聞の極端な偏向報道を見れば容易に理解できますね。そしてそれはもう昔からずっとそうなのです。最近の「ネット社会の発展」によってマスゴミの悪事がようやく我々一般大衆にも目に見えて分かるようになってきたという事なんですね。 この地球上のだれひとりとして、主流メディアで読んだことや見たことに従ってお金を一貫して稼げた人はいない。。。あなたの投資アイデアを無名のブログで見つけた時には、それは勝つアイデアになる可能性が高い。 あなたのアイデアが主流メディアに登場し始めたら、それは売り時だ。そしてあなたのアイデアが本に登場し始めたら、それは空売りする時だ。 私もある銘柄を主力化しようとした時に、「既にほかの投資家の手垢」が付いていないか?ということはかなり重要視します。そして最近では、 多くの個人投資家に人気の高い銘柄は「鮮度の落ちた魚」である可能性が非常に高いので、可能な限り避ける ようにしています。 市場で最も儲かるのは、だれもが話さないような株 だ。マスメディアはこうした株を初期段階で推奨してくる事は無い。ジャーナリストはプロのマネーメーカーではない。。。彼らは生活のために書いているだけなのだ。 私はこれまでもそうしてきたつもりですが、 これからも極力「だれもが話さないような、何だったら銘柄名を聞いただけで嫌がって、眉間に深いシワを寄せる様な株」でポートフォリオを組み上げて戦って行きたい と考えています。(続く)
Sep 9, 2017
さて今日も通常の2017PF概況シリーズです。 540位 7512 イオン北海道 (東1、2月優待) ◎ PF540位は、旧ポスフールで現在はイオンが子会社化しイオンの北海道事業を承継しているイオン北海道です。北海道スーパー業界の雄、9948アークスと血みどろの死闘を繰り広げていますね。♬ 現在の株価は619円、時価総額657億円、PBR1.75、自己資本比率は37.8%、今期予想PER15.67、配当利回り1.6%(10円)、総合利回り4.8%(10+20=30円、優待券はヤフオク平均落札価格の額面の80%で換算)で、優待は100株保有で100円分の優待券を25枚などです。 イオン北海道は指標的な割高感もありませんし、総合利回りも高いですし、PF下位としてはとても良い銘柄と思います。これからも現行の優待制度が続く限りはホールド継続の予定です。
Sep 8, 2017
さて今日は通常の2017PF概況シリーズです。 539 位 4826 CIJ (東1、12月優待) ◎ PF時価総額539位は、独立系2次請けシステム開発のCIJです。 現在の株価は629円、PBR1.03、株主持分比率は80.1%と良好、今期予想PER11.76、配当利回り2.2%(13円)、総合利回り3.1%(14+5=19円)で、優待は1年以上の保有を条件(2017年8月9日変更)として、100株保有で500円相当のクオカードなどです。 CIJは指標的な割高感もありませんし、財務状態は極めて良好、総合利回りもまずまず、1単元も6万円ちょっとで買いやすいと、優待族的には欠点のほとんど無い良い銘柄です。これからも現行の優待制度が続く限りはのんびりとホールドして応援していく予定です。
Sep 7, 2017
さて当ブログ みきまるの優待バリュー株日誌 は、本日 累計2000万アクセスを達成 致しました。 これからも皆様からのたくさんの御訪問を力に変えて、頑張って楽しく日記を更新していきますので、引き続きの御愛顧を何卒よろしくお願い致します。
Sep 6, 2017
さて今日は株式投資本オールタイムベスト58位 スーパーストック発掘法(ジェシー・スタイン著、パンローリング社) の第2弾です。 今日はまずは第2章 あなたが平凡と決別するのは今日 の中から私が心を打たれた部分を見ていきましょう。 最も成功する長期の株式投資家は、計算された大きなリスクをとる高度な技術を習得した人々だ。 成功する投資家は高い自尊心と大きな自信をうまく使う。なぜなら、彼らはビッグトレードを得るためには失敗も覚悟の上だからだ。。。「怖がっていては勝てない」のである。 この 「怖がっていては勝てない。」というのはあまり言われる事は無いですが、「残酷な真実」 だと思います。兼業の方で仕事を辞めて専業になった途端に極端にパフォーマンスを落とす投資家の方を実に良く見ますが、これは「このお金は絶対に無くすことは出来ない。」という恐怖心から、今までと同じような大胆で創造性と遊び心のあるトレードが出来なくなるからだろうと考えています。 私が何年もかけて学んだことは、将来の大きなトレンドを見つける最良の方法は、集団思考の堕落した影響から離れて、完全に1人でトレードを行うこと。 世界の最も優れたトレーダーたちは、、、人から孤立し、孤独を愛し、他人の意見は無視する人たちだった。 これが市場の難しくかつ同時にとても面白い所ですね 。一般社会で生きていくために強く要求される協調性、集団思考といった物は、株式投資の世界では全く役に立たないばかりか、むしろ積極的に害がある ということなのです。実際、 私がS級・超A級と評価している投資家の方々と言うのは、どちらかと言うと「ちょっと変人」であることがとても多い んですね。(続く)
Sep 5, 2017
さて今日は 「株式投資本オールタイムベスト」シリーズ をお送りします。第58位は、 スーパーストック発掘法(ジェシー・スタイン著、パンローリング社) です。 28ヶ月で14972%のリターンを達成したジェシー・スタインによる珠玉の1冊ですね。 彼は、ジェシー・リバモアジェラルド・M・ローブニコラス・ダーバスウィリアム・オニールマーク・ミネルヴィニ らに連なる モメンタム投資家 です。 ちなみにモメンタム投資って何なん?と言う方や、過去の偉大なモメンタム投資家の系譜について知りたい方は、以前の人気記事 凄腕モメンタム投資家を見てみよう 2017年編 も併せて御覧頂けるとより理解が深まると思います。 さて、この本の特徴は著者自身の失敗談が豊富に書かれており、また飾らない本音満載の内容である所です。 監修者の長尾慎太郎氏は前書きで、 本書は、ニコラス・ダーバスの「私は株で20万ドル儲けた(パンローリング)」の現代版ともいえるナラティブな相場書。 と絶賛しました。 私も長尾氏の意見に1ミリも異論はありません。 株式投資の名著が多かった当たり年の2014年でも、1、2を争うほどの間違いのない超傑作 ですね。 この本は全体が素晴らしいですが、特に第2章、3章、4章、5章、6章、7章、8章、9章、10章が良いと思います。えへへ、ほとんど全部ですね。(笑) そして更に言うと、「売りのスーパー法則」を徹底解説した10章が特筆して良い と思います。 株で一番難しくかつ大切なのは何と言っても売り時です。何故ならそれが投資成績に最もダイレクトにかつ致命的な影響を与えるからです。 ところが、この株の売り時を分かりやすく徹底解説した本というのは滅多にありません。何故かというと、「複雑で確実なものがなく、曖昧で茫漠としており、言語化するのがとても難しい」からです。ところが、このジェシー・スタインの名著は株式投資の「肝の中の肝」である株の売り時について真正面から取り組んで解説してくれており、本当に最高の、奇跡の1冊となっています。 それでは次回から数回に分けて、スタインによる渾身の1冊の大トロの部分だけを一緒に見ていくことと致しましょう。(続く)
Sep 4, 2017
さて今日は2017主力株概況シリーズです。21位 3467 アグレ都市デザイン(東2、非優待株) ◎◎~◎◎◎ PF時価総額21位の主力株は、東京都下を地盤に、デザイン性高めた中価格帯の戸建て分譲を展開し、製販一貫体制を持つアグレ都市デザインです。 現在の株価は1295円、時価総額37億円、PBR1.70、自己資本比率は22.0%、今期予想PER8.18、配当利回り4.0%(52円)で優待はありません。 アグレ都市デザインは若い会社ですが、創業以来順調な成長を続けており、 また7月28日の東証2部昇格に満足することなく、将来の東証1部昇格を目指していることを社長さん自身が明言しています。 また動画インタビューを見ると、何と言うか 社長さんに良い意味での商人(あきんど)感が満ち満ちている のも、投資家としては実に好感が持てます。 私がアグレ都市デザインに主力参戦した理由は以下の4点です。1. 現在の東証2部から1部に昇格するには時価総額の上昇(現在37億円だが40億円が必要)及び株主数の増加(2017年3月は1089名だが2200名が必要)が必須であり、そのために 今後優待新設に踏み切ってくる可能性が高いと判断 した。何しろ社長さんは「商人(あきんど)の塊」の様な方である様に推察されるし、更にIRも「(株主優待新設は)検討事項」と述べているし、同業他社でも優待新設企業が続出している(3464プロパティエージェント、3475グットコムアセット、8885ラ・アトレなど)ことから、どうしても先回りして多めに買いたかった。2. 3228三栄建築設計 が建てる家をより上質&高価格にしたような、「高級既製服(プレタポルテ)」的な住宅を供給しているアグレのビジネスモデルが非常に魅力的 であり、かつ実際に建てている家も飛ぶように好調に売れているのをホームページで目視したことを高く評価した。IRの言う「他のパワービルダーよりちょっと高価格で、財閥系メーカー並みの品質とクオリティの家」を売るというアグレの戦略は実にクレバーでスマートだと思う。3. 更に前提としてもう一点付け加えると、土地を細切りしまくってペンシルビル的な、でもきちんと駐車場の付いた狭小住宅を建てまくり、それでいて木造住宅の低コストを生かして同条件のマンションよりも低価格で売るという今のパワービルダー業界の標準殺法は非常に戦闘力が高く、どこも業績が絶好調である。ところがそれとは裏腹に株価は低迷しているところがとても多い。 要は、パワービルダー業界には極めて魅力的な銘柄が多い。 具体的には既に先行して超主力の一角として戦っている3228三栄建築設計や3291飯田グループホールディングスなどが当てはまるが、アグレ都市デザインは超小型株であり、将来の伸びしろが大きい所が魅力的と考えた。4. 仮に優待新設が今後無かったとしても、 「指標的な割安さ、成長力、高い配当利回り」の「3種の神器」がキチンと揃っており、「八百長なしのガチンコの戦闘力だけでも十分にポートフォリオ上位で戦える銘柄」 であると感じた。 以上、フレッシュな魅力に溢れたアグレ都市デザインを、今後PF最上位の一角として楽しくホールドしながら応援していく予定です。2017主力株概況シリーズ 免責事項2017主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Sep 3, 2017
さて今日は 2017年主力株概況シリーズの中間総括 として、ここまでで紹介したポートフォリオTOP11~20位銘柄をまとめておきます。 尚、最初にお断りししておきますが、私は独自の「優待株いけす理論」を基として、常に総合戦闘力最強の頑健な銘柄のみでポートフォリオ最上位を組み上げることを目指しており、順位は常に変動しています。また今年も既に8か月が経過したため、今回紹介するTOP20銘柄の中には残念ながら状況の変化に伴って「力量不足」と判断され、既に順位を少し落とした子もいます。TOP20銘柄の「その後」の詳細については極一部はこの後触れますが、それ以外はまた来年の新しい 2018主力株概況シリーズ で是非御堪能頂ければと考えていますのでご了承ください。 まずは復習でTOP10銘柄です。 1~10位 それではいよいよ、11~20位を見ていきましょう。11位 3228 三栄建築設計12位 3277 サンセイランディック13位 8922 日本アセットマーケティング14位 3172 ティーライフ15位 6186 一蔵16位 6356 日本ギア工業17位 7533 グリーンクロス18位 4686 ジャストシステム19位 7264 ムロコーポレーション20位 7932 ニッピ では次に、TOP11~20位銘柄それぞれの現時点での最新コメントを個人的なメモとして残しておきます。11位 3228 三栄建築設計 「同じ家は作らない」という当社のコンセプトは本当に魅力的だし、日本のあちこちにありきたりでない素敵で緻密な街並みを作り出していると思う。また手堅い業績を誇るパワービルダーであり、創業以来一度も赤字もなくかつ最高益更新が続いている。IRへの取材でも担当者に「今後の更なる飛躍」への自信と気合が漲って(みなぎって)おり、現時点で「総合戦闘力最強の優待バリュー株」の1つと認識している。ブログ登場時からは更に大きく買い増ししたこと及び株価上昇から、現時点での最新の順位は当然のTOP10入りとなっている。それにしてもパワービルダーには良い銘柄が多い。12位 3277 サンセイランディック 権利関係が複雑な不動産の買取&再販のスペシャリストであり、同時に指標的な割安さと成長力を併せ持つ銘柄。創業以来40年で一度も赤字もないし、独自のノウハウを持つ経済的な堀を築けている銘柄でもあるので、本来もっと高く評価されて当然であるとずっと以前から思っている。13位 8922 日本アセットマーケティング ここは専門外の非優待株だが、なにしろ親の7532ドンキホーテHDが絶好調であり、その恩恵を最大限に受けることの出来る超低位株のJAMは、たまらなく魅力的であると考えている。14位 3172 ティーライフ 相変わらず良い銘柄だが、PF最上位の他の銘柄との徹底的な相互比較の中で、「やや割負けしてきているな。」との判断の元で少し順位を落とした。ただ現時点でもTOP25の地位はなんとかギリギリで死守している。15位 6186 一蔵 ここは実に安いとは思うのですが、今から考えると東証1部昇格で株価が急騰した段階で持ち株の一部は売却したらよかったかな?とちょっと感じる。実際BNF氏はそのタイミングで持ち株の8割をサクッと売り抜けているし、自分はやっぱり株式投資で最も大切な「株の売り時」に関して、もっともっともっと勉強していかなくてはいけないな、と感じている。16位 6356 日本ギア工業 ここは「おっとり優待族」の自分としては珍しく良いタイミングと株価位置で大きく買えた。 株は何と言っても買値が大切 であるという事を改めて実感した。それにしても東証1部昇格に関してのIRの「全く(それを)意識していないわけではないし、別に目指したくないという事でもない。」との表現は過去に経験がなく実に新鮮だった。「IR文学」と言うのは、時に本当に不可思議かつ難解なんですね。(汗)17位 7533 グリーンクロス 業績好調な福証銘柄。株価も好調で年初来高値更新が続く。前世紀の大投資家である ジェラルド・M・ローブ の 「一番成績の良い銘柄は最後まで残しておくこと。」 との言葉を思い出しながらのんびりとホールドを続けている。18位 4686 ジャストシステム 株価爆裂上昇で1年で3倍になった。指標的には既にクソ高いが、1年前に「これ ウィリアム・オニールのCAN-SLIM に完全にぴったりと当てはまる銘柄やん。」と思って買った時にも別に特に割安という訳でもなかった。前述のジェラルド・M・ローブは、「あなたの持っている株の多くが高値を更新していれば、現在の状況に置いて適切な銘柄を持っていると考えられる。(投資を生き抜くための戦い P214)」と語ったが、現時点ではジャストシステムは未だに「適切な」銘柄であると考えている。19位 7264 ムロコーポレーション 自動車部品関連銘柄は極めて不人気で、数年前には指標的に目が飛び出る程に割安なところが多かった。ここムロコーポもその1つだったが、現在はそれなりに評価されて株価も上昇した。他に5184ニチリンなどもそうだったが、市場では常に「局所的に異常に割安」なセクターが発生することがあるので、今後も積極的にそういったところを狙っていきたい。余談だが、現在でいうと「不動産関連銘柄(特に中古住宅販売とパワービルダー)と一部の地方スーパー銘柄」が異常に安いと思っている。20位 7932 ニッピ ま、日記を書いたばかりなので特に新しいコメントはないですが。 こういうほとんど株価が動かないニッピ的な銘柄をPF上位で持つのは精神的に健全で余裕がないと出来ない事なので、自分はこれからも「とにかく楽しく、面白く、にこやかに。」株式投資に取り組んでいきたいと思っている。(笑) 以上、2017年ポートフォリオTOP11~20位のまとめ でした。
Sep 2, 2017
いやあ9月になりましたね。 さて最近は毎月プロフィール画像を新しく更新しているのですが、今月は9月らしくグレープみきまる です。 その心は、瑞々しくて果肉たっぷり&ジューシーな「極上の巨峰」の様な珠玉の銘柄のみでポートフォリオを楽しく組み上げようというイメージを具現化したものです。(笑) それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Sep 1, 2017
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