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さて今日は株式投資本オールタイムベスト58位
スーパーストック発掘法(ジェシー・スタイン著、パンローリング社)
の 最終回&最高潮 第9弾 です。いよいよ核心ですね。
売りは市場で成功するためには不可欠な要素だ。これは避けて通ることは出来ない。 どこで売るかはどこで買うかよりも1000倍重要 なのだ。
買う技術よりも売る技術のほうがはるかに難しい。天井で確実に売る確かな方法はない。
売りの大切さと、その難しさを率直に語っています。 ジェシー・スタインの本書の魅力はこの「飾らなさ」にもある
んですね。
最良の売り時は、センチメントが極端な状態になったとき である。つまり、 あなたのエゴが売るなと言っているとき である。。。すべてが素晴らしく思えるとき、すべてが軌道に乗っているとき、前方に障害物がないとき、買うたくさんの理由があり、売る理由がないときに売るのがベスト。
何か月かにわたって上昇していて、すべてが素晴らしく見え、あなたが数か月前に予測した素晴らしい決算報告が発表され、インベスターズ・ビジネス・デイリー紙があなたの株を特集し、 だれもがあなたの株の事を話し始めたら、すぐに「売れ」。
スーパーストックの上昇が止まるとき、劇的な形で止まる ことを忘れてはならない。。。スーパーストックが利益を根こそぎかっさらうのに、上昇するときの3分の1の時間しかかからない。 音楽が鳴りやんだとき、瞬間的に売ることが重要 だ。 まず売れ、質問はそのあと でよい。売らなければならないときでなく、売れるときに売る。これが重要だ。
まず見ていくのはテクニカルな売りシグナルだ。 テクニカルな売りシグナルはファンダメンタルな売り基準よりもはるかに重要 だ。なぜなら、 テクニカルインディケーターはファンダメンタルな売り理由が現れる前にあなたに売れと言ってくる から だ。
ふー、素晴らしい。。。 この
売り時はファンダメンタルよりもテクニカルが先に鋭敏に検出する。 売りの本質は飛び降り。
というのは
林則行さん
も同じようなことを言っていましたね。
ブレイクアウトから9~15か月上昇した後で売れ。 放物線状に上昇したら売れ。 値幅が大きくなったら売れ。下のチャネルを下回った落ちるナイフで売れ。間違ったら売れ。 3回高値を更新したら売れ。 同じグループの株が弱まったら売れ。 リスク・リワードが不利になったら売れ。 二次売り出しや私募が発表されたらためらわずに売れ。 良い決算発表が続き、それが終わったら売れ。 株式分割したら売れ。 インサイダーが大量に売ったら売れ。 ニュースのヘッドラインで売れ。 掲示板が熱狂し始めたら売れ。 あなたが天才になったら売れ。 紛らわしい決算報告が発表されたら売れ。 広報活動が派手になったら売れ。
このスタインの「売りの法則」は凄いと思います。
その多くが人間の情緒的な本能に反しており、だからこそ深い説得力がある
んですね。正直に言って、 この第10章だけで最低でも100万円の価値はある
と思います。途轍もない名著ですね。
さて、長くなりましたが、これでこの本の紹介は終わりです。未読の方は間違いなく投資家人生を損していますので、今すぐに街の一番大きな本屋さんかアマゾンに猛ダッシュして買いましょうね。 (笑)
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